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2006-01-03 終末を疾うに過ぎて

Posted by 高見鈴虫 on 03.2006 ニューヨーク徒然   0 comments   0 trackback
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あれまあ、なんてこったよ、
いつのまにやら2006年だってさ。

ってことはなんだ、
2004年やら2003年やらってのは、
もう終わってるって訳なんだね。

と言われても、
なにをやっていたのか
まったく思い出せないのは、
なんともいったいどういった訳なのかな。

そう言えば最近、
ますます時間が経つのが早くてさ、
こないだ夏の休暇が終わったと思ったら、
おっともう正月を過ぎてるってな具合だよ。

まるで猛スピードでまわる回転すしを前にして、
なす術もなく腹を減らしているような、
そんな悪い夢から醒めた一月初めの雨の朝、

はっと気が付けば、
終末を疾うに過ぎて、

1999年7月に世界が滅亡する、なんて、
ちょっとまじめに信じていたのは、
いったいいつの事なんだよ、
と37丁目の信号の前でふと考えてみるが、
すぐに忘れちまったよ、そんなこと。

っとまあ、鳥急ぎことよろってな感じでさ。

セントラルパークの馬車のお値段、知っていますか?

Posted by 高見鈴虫 on 12.2006 ニューヨーク徒然
クイズです。
セントラルパークの馬車のお値段、知っていますか?

あれに自分で乗ったことがある人を、俺は知らない。

雪国 ニューヨーク・モード

Posted by 高見鈴虫 on 23.2006 ニューヨーク徒然   0 comments   0 trackback
グランドセントラル駅からの長いトンネルを抜けると、そこはクィーンズであった。

Tバックのパンツ一年分

Posted by 高見鈴虫 on 10.2006 ニューヨーク徒然   0 comments   0 trackback
きのーの夜、
アパートの地下のランドリーで洗濯をしたのですが、
いつまでたっても洗濯物を取りにこない人がいて、
相談の上、えいやあ、と取出してしまったのですが、
洗濯機一杯に詰め込まれた塊の、
なんと全てがTバックのパンツ。

200や300では足りないぐらい莫大な量の
色とりどりの布きれが出て来る出て来る。
一日一枚としても優に1年分はありました。

布が小さいというのは省エネにもいいのだな、
と妙に納得しました。

そして辿り着いたニューヨーク

Posted by 高見鈴虫 on 05.2006 ニューヨーク徒然   0 comments   0 trackback
そして辿り着いたニューヨーク。
ミッドタウン47丁目。

見上げれば摩天楼の渓谷。
夜空一杯に広がる四角い星屑のその一つ一つに
それぞれの、しかし結局はみんな似通った、
愛と憎悪と欲望と絶望のドラマが繰り広げられているなんて、
ああ人間って、かくもおかしくも悲しく愛らしい動物なのか、
なんて、ちょっと無常観を感じてしまったのは俺だけではない筈。

まずはこの窓のどれか一つにでもしがみついて、
そこを足がかりに登って登ってバベルの塔。
まずはビバーク。
とりあえずは腹ごしらえ。
いつものようにスバロピザの紙皿に一枚のスライス。
頬張りながら改めて見上げる摩天楼の渓谷。
ここが世界の中心なのか、あるいは吹き溜まりか。
こうしている今も、
目の前をまるで鉄砲水の濁流のように流れて行く、人人人、人の群れ。
うかつに足を踏み出せば、
そのまま飲み込まれてしまいそうで。

あんたたち、
そんなどうでもいい顔をしていながら、
少なくともその誰もが、
取りあえずはどこかこの窓の一つに足がかりを持っている訳なんだね、
なんてさ。
ふと足元がなんとも寒々しい気がして。

ああこんな時、
柄にもなく誰かと話がしたいなんて思うのだが、
この街で知った人間は、
たった今面接を受けてきた某社某面接担当官、ただ一人。
ああ、見上げれば摩天楼の渓谷。
氷色をしたカレイドスコープのその中心。

生まれてから、
これほどに心細い思いをしたことがなかったな、
なんて、
食べ終わったピザの紙皿、
手の中に丸めてゴミ箱にシュート、
ナイス・イン、3ポイント!

さあ立ち上がろう。
摩天楼ビバークの一日目。
この街で初めて俺に話し掛けてくる奴って、
いったいどんな奴なんだろうな、
と改めてコーラを啜る、
ニューヨークミッドタウン47丁目、午後9時。
右に行くべきか左に行くべきか。
旅立ちのテーマ曲は、
もちろん、WELCOME TO THE JUNGLE。
そう、そうこなくっちゃな。

PRINCEとCANALの落差は

Posted by 高見鈴虫 on 13.2006 ニューヨーク徒然   0 comments   0 trackback
地下鉄6番線、
PRINCE STREETと
CHINA TOWNのCANAL STREETの客層の落差は、

サンディエゴ ティアファナのボーダー、
或いは、
返還前の香港と羅湖の乗り換え口、に匹敵する、
といつも思う。

最初に辿り着いたのは

Posted by 高見鈴虫 on 05.2006 ニューヨーク徒然   0 comments   0 trackback
最初に辿り着いたのは、
20世紀も終わりに近づいた冬の終わり。
知人に聞いて書き殴ったメモを手がかりに
ようやく探し当てたアッパーウエストサイド
71丁目のウィークリーマンション、
って言うよりはボロボロの月極めアパート。
荷物を降ろしたとたんに眠りに落ちてしまって
ふと目を覚ました夜中の2時過ぎ。
しまった今夜は飯抜きか、と舌打ちしながら
窓から見下ろす通りにはまだかすかに人の気配があって、
ふと誘われるように足を踏み出した深夜の街、
角のピザ屋の灯りの中に吸い込まれると
ドアの向こうはなんと人で一杯。
タバコの煙りの立ち込める中、
店の隅の安いスピーカーから、
ルーリードのサテライトラブだか、
ジョンレノンのマインドゲームだかが流れていて、
カウンターの隅の流しの脇では、
暇を持て余したデリバリの少年が、
ゴミバケツに腰掛けてチューニングの外れたギターを爪弾いていて。
窓際の奥にようやくイスをみつけて、
紙皿からはみ出したピザの先端を一口齧ったとき、
意味も無く、じわーっと、
ああ、ニューヨークにやって来たんだな、
と実感が湧いてきて。
そう思わず涙がにじんでしまったけ。

どうかした?
いや、レッドペッパーかけすぎちゃって。
ああそういうこと。
この店、何時まで開いてるの?
24時間、いつでもオープン。
24時間いつでもパーティか。まるで夢のようだね。
いつ着いたの?
ついさっき。着いたばっかり。
どこから?日本から?
アメリカ南部の、ずっとずっと奥。夜8時過ぎると街中が墓場みたいに静まり返っちゃう街から。
ああ、判るわ。私もそうだったから。ニューヨークはどう?気に入った?
ああ、物凄くね。なんか、帰って来た、って感じがする。
いつまでいる予定?
決めてないんだよ。つまりそういうこと。まずは仕事を探さなくちゃと。
そう、そうね。みんなそう。
あと住むところも探さなくちゃ。
そう、そうよね。みんなそう。
どういうこと?
つまりはニューヨーカーってこと。いつでも職探し。いつでも宿探し。
とりあえず、時間があったらここに寄ればいいわ。
ボイスもあるしニューヨークタイムスもあるし、ね。
ああ、そうしてみる。
そう、みんなそうしてるんだから。そして多分、これからもずっとそうなんだから。
ニューヨークへようこそ。この珈琲を飲み終わった時にはあなたも立派なニューヨーカーよ。

そんなこんなでその翌日、
そんな安アパートで知り合った奴、
ひょんなことから昔の友達と人間違えしたことから始まった縁から、
とりあえずと散歩に出たセントラルパークで、
オアハカ産の種無しガンジャの販売ルート開拓を画策している、
なんておかしなラスタファに知り合って、
下手なガットギターに合わせて一緒にボブマレーを歌っていたら、
いつの間にか連れて行かれたダウンタウンのパーティで、
まるで街中の無法者全員に面通し状態。
その後、
夜な夜なこの街で一番妖しいゲイクラブなんてのを探して彷徨ったり、
潰れかけたジャズクラブを乗っ取って朝までジャムセッションしたり、
ポットとクラックとエックスとコークと
ハウスとジャズとテクノとサルサの間に揉まれ揉まれて、
騙し騙されひっかけひっかかり登って降りて上がって下がって、
なんてことをやっているうちにあっと言う間に1年2年3年。
いつのまにかこの街で知らないものはない、
なんて気になっていたっけかね。

そんなこんなでいったいどれだれけの水が流れたことか。
不思議なことにあの9-11から、
まったく記憶がないのはいったいどうしたことなのかな。
という訳で未だに記憶喪失状態。
地下鉄の駅からの階段を上って、南の空にワートレの影を見ないと、
いきなり方角を見失った気になってしまう、
そんな記憶喪失状態がこの先どれだけ続くのだろう。

ニューヨークの夢と現実

Posted by 高見鈴虫 on 06.2006 ニューヨーク徒然   0 comments   0 trackback
所詮俺達は蛾みたいなものでさ。
きらきらとまばゆいネオンサインに引き寄せられて、
摩天楼のビルの壁面にへばりついた
つまりは蛾みたいなもんよ。
己のどぶ色の羽根の上に
きらきらと煌めく原色のネオンが反射する様を
まるで自分自身が輝いているいるような
錯覚に陥っているうちに、
そしていつしか風が吹き始め、
必死の思いで壁にへばりつきながら
雨に打たれそれはやがて雪にかわり、
足は萎え爪は折れ羽根は破れ、
いつしか既に飛び立つ力さえなくしていて、
そしていつの日にか
よく晴れた凍てついた冬の朝、とかに、
誰に気取られることさえもなく、
ぽとり、と舗道に落ちて、
そして風に飛ばされ車に飛ばされ
やがて排水溝に吹き溜まった紙くずの中にまみれて
そして名も無い貧しいただのどぶ色の蛾として、
そっと消えて行くのだよ。

ついてすぐに知り合ったニューヨークのセンパイ、
とやらから言われた言葉。

まあ三年ってところだな。
そう、三年は楽しめるよ。
最初の三年は天国だよね。
観るもの聞くもの触るものすべてが珍しく、
街はハプニングに溢れ、きらきらと輝いて、
振り返るとそこかしこで
幸運の女神がウインクしているような気がしてさ。
見上げる窓はまるで宝石箱。
あの窓の一つ一つに秘密の扉が隠されていて、
その中に宝物が埋まってるなんて気がしてさ。
ああ、俺は自由だ、とかね。
ああこの街でついに俺はやりたいことをやるんだ、とかさ。
本当になりたかった本当の自分って奴に
ようやくなれるんだ、なんてね。
そうだれもがやることなんだけどさ。
なんというか、
透明人間感覚というかね。
身体中が透き通って、きらきらと輝いて、
誰でもない自分になれる、なんてさ。
で、とっかえひっかえファッションショー。
外面も内面、つまり人格さえもね。
そう。望みさえすれば何にでもなれる。なんでも手に入る、なんて、
錯覚するわけなんだよ。

それでも三年の間は幸運が続く。
ビギナーズラック、というか、
まあお客様だからね。誰もが親切にしてくれる。
まあ自分自身、ころっと騙されているわけだ。

それが三年経つとそろそろ知恵もついてきて、
あちらさんとてそうそうともう甘い顔ばかりはしてくれない。
金を落とさないならさっさと帰れ、と来る訳だ。
凄いぜ。その豹変。
まるで手のひらを返したようにね。
パタパタパタ、とさ。
誰もが冷たくなりきつくなり意地悪になり、
はっと気づくと騙され毟られる踊らされ歌わされたばかりであった
と、はたと気づくわけだ。
くっそう、そう言うことだったのか、
と気づいてしまったが最後、という奴。
つまり、玉手箱、ぱかりと開いて。
まあそこからが本番だな。
つまりまあ、それが本音の付き合いというかね。
本気の付き合いというかさ。
ニューヨーカーの本領発揮。面目躍如ってところだよな。

まあ五年が限度だな。

その先は辛くなるばかり。
辛さも半端じゃないぜ。
つまりそれが判っているなら、
早いところで出ていった方が身のため。
ここはまあ、そういう街なんだからさ。
そう、いいの悪いの言う前に、
ここはそもそもそういう街なんだよ。
大丈夫。
この街は去る者は追わない。徹底的に追わない。
来るものも拒まない。金を落としているうちはね。
そういうこと。そういうことだったんだよな。
そう、知っては居たんだけれど。
気づいてはいたんだけど、ね。
まんまと騙されたよな。
ああ、判っていたのにね。
という訳でさ、ここの飲み代、授業料ってことで、
ま、せいぜいがんばってよ。
4年経って、まだその元気が残っていたら、
今度は俺がおごってやるからさ。
ってな訳で、それまでの貸り、ってことかな。

では友よ、また会おう。健闘を祈る、と。

と着いた年に言われたよね。
言われたときには、ああこいつは負けたんだな、と思った。
同時に、俺は負けねえ、とも思った。
でも今から思うと、
あのひとは実は、心の底から本当のことを、
思いっきりの本音で言ってくれたんだな、
と身に沁みて思う。

つまり、あの頃の俺に、昔の自分を見ていたんだろう。

という訳でこの教訓を胸に、
幸か不幸か俺はとりあえずまだ生き抜いている。
この先どうなるかぜんぜん判らないけれど、
とりあえず、生き抜いていることだけは確か。
この腐れ毒蛾、ちょっとやそっとじゃへたばらねえぞ、
とたまに思ったりもしている。

007 どくのはお前だ

Posted by 高見鈴虫 on 04.2006 ニューヨーク徒然   0 comments   0 trackback
ニューヨークを歩く時には、
必ず歩道の真中を歩きましょう。
思い切り胸を張って顎を上げ肩を怒らせ、
そして前から来る奴の目を直視しながら、
心の中で、007のテーマを流しましょう。
007 どくのはお前だ
大丈夫、
相手がニューヨーカーであるなら、
ああ、ぶつかる、と思った瞬間、
あら不思議、ふっと肩をすかす
魔法のようなタイミングで
衝突を避けてくれる筈。
そんな時は一瞬にやりと笑い合って、
そして再び前を向き直り、
007 どくのはお前だ、と。
そう、
つまり基本的には日本となにも変わりはない、と。

米国人の肥満度は是即ち貧困度

Posted by 高見鈴虫 on 28.2006 ニューヨーク徒然   0 comments   0 trackback
GAPの黒のスリム、
やっぱりだめだったみたいね(爆

あのさあ、
いったいぜんたい、
米国中これだけどこを見てもデブばかりだって言うのに、
いったいどれだけのアメリカ女が、
ぴちぴちの黒のスリムなんか履けると思ってるんだよ。

アメリカにおいて肥満度とはすなわり貧困度。
特にGAP買うような貧民層の肥満度って言ったら、
90%を越えていると思われ(笑

ねえ、
いつかきっと、
人類が食うに困らない時代がやってくるんだよ、
と目を輝かして言ったあいつ。

食うに困ることがなくなったら、
真の幸せな社会って奴が可能になるんだ、と。

見ろよ、このアメリカ。

食うに困らなくなった貧乏人たち。
生活保護のフードスタンプで買い込んだ、
チップスとコーラと缶詰で尻も腹も胸も太腿も、
パンパンのぶよんぶよんで歩行も困難ってな具合だぜ。

これが真の幸せな社会って奴なんだろ?
  

プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

©終末を疾うに過ぎて...
無断丸々転載・そのまま転写はご勘弁ちょんまげ

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