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こじわ

Posted by 高見鈴虫 on 03.2008 嘗て知った結末
最近お前、小皺が増えたな、と言ったら、
馬鹿、あんたのせいじゃない、
そんなことにも気づかなかったの?だからよ、
と言われた。
きついおんなだ。

落ち込んで地下鉄に乗っている時に限って

Posted by 高見鈴虫 on 03.2008 ニューヨーク徒然
落ち込んで地下鉄に乗っている時に限って、
ふと気づくと好き好き光線を浴びている。
今日は、電車のドアに寄りかかってぼーっと外を見ていたら、
14丁目の駅にすべりこんで来たところで、
窓ごしにふと目が合ったゲイが、
そのままホームを走って追いかけてきた。
ドアが開いたとたんに、満面の笑顔で、ハイ!と言われたが、
そのまま突き飛ばして電車を降りた。
背中に受けるファックマーク。
割りと数名が爆笑していた。
俺も首をかしげて大苦笑。
この手、他の子に使えるな、と思っていた。

自分自身が一番絵になっている、と感じた一瞬

Posted by 高見鈴虫 on 03.2008 今日の格言
パリの出張から帰ってきた友人が、
仕事が終って、
トレンチコートのポケットから出したタバコに火をつけたとき、
ふと見上げるパリの街、
ああ、いまの俺、完璧に格好いい、
つまり、自分の思っている自分自身の最高の姿、
という奴を感じてしまった、と笑っていた。

自分自身が完全に絵になっている、
つまり、
自分自身の望む最高の姿、と言う奴に自分がなっている、
と思えてた瞬間、ってな話。

俺かあ、とふと思う。
そんな瞬間、俺にもあったな。

初めて新宿LOFTのステージに立ったときにそう感じた、のは16歳の春。
ああ、俺って格好いい、と心底酔いしれたが、その途端にとちったっけ。

日曜日の朝、都立大学の女の家から、
ジャージにサンダルのまま、女の毛皮のロングコートを肩に羽織って
スーパーのビニール袋から朝食のフランスパンを下げて歩いている時に、
ああ、こんな俺って割と格好よくないか?と思っていたが、
家についたら女は、あ、ごめん、これからちょっと人に会うんだ、
と早々に追い出されたっけ。

そして極めつけは、

クエッタからザヘダンへの砂漠行のバスの途中、
擦り切れたスリムのジーンズに安全靴、
ニューマンの紅色のジャケットの上から軍用のハーフコートを羽織って、
首に巻いたカーリー柄のクリシュナスカーフが風に靡くのを感じながら、
見渡す限りに広がる砂漠の夕焼け、
これはこれは、と。
思わず、ああ、この光景の中にいる俺こそが、
ずっとずっと望んでいた俺自身の姿なんだ、と唐突に実感した。
が、ふと後ろを振り返ると既にバスは出発した後。
おいおいおい、と。
自分最高の瞬間が死と隣り合わせなんて、実に格好いい、と思わず笑ってしまったっけ。

という訳で、
ああ、俺って超格好いい、と思った後には、
必ず悪いことが起こりますよ。

いいレストランで美味しいものを食べる時

Posted by 高見鈴虫 on 03.2008 今日の格言
いいレストランで美味しいものを食べる時、
ああ、大人になって本当に良かった、と思う。
あいつ、まだこういう味をまだ知らないんだな、可愛そうに、
とも思ってしまう自分がいる。
が、美味しいものなんて食べなくても十分に楽しめる、
というのも若さの特権のうち、なのかな、と、
これ、軽い嫉妬、なのだろうか。

そう、ガキはガキなりの快楽があり、苦労がある。
大人には大人の快楽があり、苦労がある。

ガキどもが、カレシが欲しい、セックスがしたい、と身をよじる時、
大人はローンの支払いと、風に乱された髪に剥げ始めた旋毛が覗くことを気にしてたり、と。

やはりある程度の棲み分けは必要なのだろうか、とかと思った。

お互いにアメリカ人だったら

Posted by 高見鈴虫 on 03.2008 嘗て知った結末
お互いにアメリカ人だったらよかったのにね。
自分のしたいことだけ、欲しいものだけで世の中が回っていれば、よかったのにね。
変に相手の身になって考えちゃって、気を回しちゃうから、
だから、変なところですれ違いばかりでさ。
愛って面倒くさいね。

大人の話って

Posted by 高見鈴虫 on 03.2008 日々之戯言(ヒビノタワゴト)
俺もさ、ガキの頃は、
なんでこうやって包み隠さずなんでも喋っちゃうのかな、
大人って話を選ぶから、謎めいていていいよな、
なんて思っていたけど、
あれって結局、本当に話したいことが話せないだけの話だったんだよね。
それはそれで辛い、ということ、割と実感しているってことは、
俺もちょっとは大人になったのかな。

大人がなぜ本当に話したい話を話せないのか

Posted by 高見鈴虫 on 03.2008 今日の格言
という訳で、
大人がなぜ本当に話したい話を話せないのか。
理由は、
本当に好きになってしまったおんなとは寝ることができないから、
なのかな、と思う。

女の捨て台詞

Posted by 高見鈴虫 on 03.2008 嘗て知った結末
最後に、
小皺の忠告ありがとう。
で、お返し。
小皺が増えたのはあなたのせいよ。
それにも気づかなかったでしょ?

この世でもっとも価値があり、そして糞の役にも立たないもの。

Posted by 高見鈴虫 on 07.2008 今日の格言
この世でもっとも価値があり、そして糞の役にも立たないもの。
それは人の気持ち。


いきなりですが動物占い

Posted by 高見鈴虫 on 09.2008 日々之戯言(ヒビノタワゴト)
はろはろ、元気?

いきなりですが動物占いだよーん。

質問:
あなたは5匹の動物とともに砂漠で遭難しました。
オアシスに辿り着くまでの間に、
一匹ずつ手放していかなくてはいけないとしたら
どの順番で手放しますか?

1 ライオン
2 ウシ
3 サル
4 ひつじ
5 ウマ


順番で答えてください、だって。

これ、知ってた?

百獣の王、ライオンの話

Posted by 高見鈴虫 on 11.2008 今日の格言
友人からアフリカのサファリに行ってきた話を聞いた。

草原で迎える夜、
闇の底に響く悲鳴から、
ジャッカルの舌なめずりの音から、
電気ができるまでの間、
夜がどれだけ恐ろしいものだったのか、
という話だった。

そんな中、
夜の恐怖とも飢餓への焦燥ともまったく無縁の動物が居る。
言わずと知れた百獣の王、ライオンである。

ライオン、まず態度がでかい。
誰の目もまったく気にすることなく、
一日中、でかい口を広げてあくびをしては、
股をおっ広げてゴロゴロ、
周囲に注意の目を光らす、という、
草食動物達が始終行っている動作がまったくないため
物凄く、徹底的に、のんびりやっている風に見える、らしい。

ああ、こいつらには不安が無いのか、
それが王者の条件なのだな、
と実感したそうだ。

ストレスの源泉は、恐怖、なのです。

Posted by 高見鈴虫 on 11.2008 今日の格言
続けて動物ねた、

そう言えば、と、フロリダでいるかと泳いだ時、

水中におけるイルカの徹底的な優勢、
それによって、
こいつらには、不安がない、恐怖がない、
つまり、ストレスが無いのだな、と改めて思った。

つまり、現代のストレスの殆どが、

忙しい、とか、プレッシャーだとか、
実存がどうの、管理社会がどうの、
と言われるが、

元を正せば、その源泉は、恐怖、なのである。
つまりびびり。
しかもそのほとんどが人間関係。
つまり、徹底的に草食動物的な世界。
つまり、いつもびくびくと怯え、
怯える元気もなくなった頃に、
群れから見捨てられ、闇に屠られる、
餌としての草食動物。
つまり徹底的な弱者。

ライオンの凄いところは、
恐怖がないことなんだよ、
恐怖がないと、誰の目も気にしないんだよ、
人前で平気でチンチン触りながら、乳繰り合いながら、
まったく臆する風もなくてさ、
いやあ、凄いな、人の目を気にしないって、
本当にまったく格好いいな、と思ったそうだ。

人間、道具も火気も手に入れたが、
やはりまだまだだな、と。

人類が恐怖から開放されるのはいつのことなんだろう。
或いは、恐怖から開放されてしまったら、
人間は人間ではなくなってしまう、ということなのか。

ライオンを見ていて、
つくづく情けないな、この人類という生物、と思ったそうだ。

中年は南米をめざす

Posted by 高見鈴虫 on 15.2008 旅の言葉
最近めっきりと腰が重くなって、
休みの予定を考えるたびに、
本気でちょっと憂鬱になったりする。

だってさ、旅行だって?
いまさらなんか、面倒くさくて、と。

そう、俺、むかし、旅人だったんだよね。
一生旅して暮らすんだ、って言ってたんだよね、実に。
それが、だよ、
行きたいところがどこにもない、なんて、
ちょっとまるで不思議な気がしてくるよ、まったく。

なんてことを考えながら、
寝静まった廊下をヒタヒタと下りて、
唇にぶら下げたタバコを持て余しながら、
玄関の前の階段に座ってタバコを一服。
ああ、俺も歳を取ったんだな、と。
そしてこのまま、こうやって老いぼれて行くんだな、と。

そんな時、ふと、ああ、このまま南に向かって走り出してしまおうか、
なんて、ふと、思ってみたりもして。
車に乗るたびに、ちゃりんこに乗ってでさえ、
ああ、このままアクセルを踏み続けていれば、
いつかは南につくんだな、なんて、
なんて、不穏な気持ちに駆られたりもしていたんだけど。


南南西に進路を取れ

Posted by 高見鈴虫 on 15.2008 旅の言葉
ぶっちゃけ、
そう、死ぬ前に一度でいいから、
南米のオンナと、やってやってやってやってやりまくって、
が夢である。

ベッドサイドにコケインの山、
天井のセリングファンが白く霞むぐらいにマリファナをふかして、
頭から身体中からラム酒からワインからをぶっ掛けては、
前から後ろから上から斜めからやりまくって、
シーツが汚れることも、声が外に漏れることも、
ヤクの匂いに警察に踏み込まれることも、
音楽がうるさいと壁を叩かれることも、
なああんにも気にしないで、
もうひたすらに酒池肉林、ひたすらにセックスドラッグス&ロックンロール。

そう、実はタイでそんなことやってたこともあったんだけど、
でもさ、タイだぜ。
タイ娘?あの浅黒くてゴムみたいにべちべちした肌の、
骨ばったぷりぷりとした子豚ちゃんたち?

そう、それはそれでよかったけど、
でもやっぱり俺のイメージじゃない。

なにがイメージじゃないって、やっぱり、ロックじゃない、っていいうか、
そう、なんか、二番煎じと言うか、なんか、パロディー、というか、
なんか、似たようなことを、まねっこして、で、悲しく満足してるというか、
つまりなんか、アジアのロックって感じで。

そう、俺的にはやっぱり南米のオンナ。
思い切りセクシーで思い切り貪欲で、
そう、つまりは南米のオンナ。

あああ、青年よ荒野を目指せ、中年よ南米を目指せ、
いざ行かん、南南西に進路を取れ。

というわけで、ごめん、やっぱり君とは行けない。




この世で最も幸せな自殺者

Posted by 高見鈴虫 on 22.2008 嘗て知った結末
日本で自殺が相次いでいると聞いて、
正直、馬鹿かこいつら、と言うか、
ああ、可愛そうに、御託はともかく、
ただ退屈なだけなんだろう、と思っていた。
そう、つまり、
ぜんぜん他人事、
というか、
そう、まあ言ってしまえば、どうでも良かったわけで、
死にたければ死ねば、と。
別にとめることもないんじゃないのか、
ぐらいにしか思っていなかった。
世間がどうの社会がどうのと泣き言を言うぐらいなら、
死にたくならない世間やら社会やらに自分から移動すればいいじゃないか、と。
つくづく腰の重たい奴らだ、とか。
はい、判ってます、俺、ぜんぜん当事者意識がなかった訳で。

が、しかし、そう、
今日の夜、いきなり、
そう、夕暮れ迫るイーストリバーをちゃりんこで疾走しながら、
いきなりだが、あまりにも唐突に、
そう、稲妻に打たれるというよりは、
まるで穴に落ちるようにして、
ひとつの核心に触れてしまった訳で。

果たしていまのおれの人生は、生きるに値するのか?と。


テニスコートさえあれば世界のどんな僻地ででも幸せに暮らせたりするかもしれない

Posted by 高見鈴虫 on 27.2008 テニスねた
かみさんが九州の田舎の人で、
老後は九州に帰ると良く言っているが、
歳をとってからそんな場所に移った自分の姿が、
どうも想像ができないな、とは思っていた。
が、
ふと、
もしかしてテニスコートある?と。
もしテニスコートがあって、
そして、もしかして、物凄いいい打ち手がいたら、
もしかしたら九州どころか、
世界中のどんなところでも、
割と満足して暮らしてしまうかもしれない。

ジャズ・ドラムとテニスと釣り、
これは一生かかっても極めきれないなにかがある、
と今でも思っているが、
つまりは、とてもナスティーな罠であったりもするのかな、と。

一生を棒に振るのに、
ジャズドラムとテニスと釣りがあれば十分。
つまり、人生はそんなもの、と思い始めている。
  

プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

©終末を疾うに過ぎて...
無断丸々転載・そのまま転写はご勘弁ちょんまげ

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