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玉音放送の夏、字幕付で再び

Posted by 高見鈴虫 on 05.2008 今日の格言
幼き頃、玉音放送のイントネーションがみょーに好きで、
夏になるとテレビであれを聞く機会が増えることが
夏休みの大きな楽しみの一つであった。
一度聞いたら忘れることのできないあのうねうねとした摩訶不思議な旋律。
野球をやってるときも缶蹴りをやってるときも、
プールで潜ってるときにも
水鉄砲で戦争をやってるときも、
小川でざりがにを取っているときも、
ちゃりんこにのってカブトムシ遠征に行って、
夜には近所で花火をやるときにも、
私はずっとあのうねうね言葉で話していたような気がする。
私の少年時代の夏休みは、
玉音放送のイントネーションに彩られていた、
と言っても過言ではない。

ただ問題は、あれはやはり夏の風物詩。
夏が終ると、はたと聞かれることはなかった訳で、
という訳で、かんとーだいしんさいの避難訓練の頃には、
せっかくマスターしたうねうね言葉も忘れ去ってしまった訳で。

しかしながら、21世紀、
いきなり玉音放送がいつでも聴けるようになった、
というのは驚きである。
しかも、字幕付!!なのである。
はっきり言って、昭和世代にこれは堪らない。

http://www.youtube.com/watch?v=r_6ZcwiDM8Y
http://www.youtube.com/watch?v=FQsxwXWLpAI&NR=1

正直申し上げあげて、
幼子心において、私は昭和天皇=ヒロヒトは、
ちょっと頭が足りないのではないか、と思っていた。
あのなまずのような顔で始終口をモゴモゴしながら、
あ、あ、あっそ、しか言わないニホンのテンノーというのは、
ちょっとこれは、かなーり危ない、
多分、たいしょーてんのーの、
見える見える梅毒テンテンのえいきょーで、
なんてことを真に受けながら、
しかし、なににもまして、
あの玉音放送のえもいえぬ奇妙な節回し、
あれを笑わずに喋れるなんて、アホか天才か、
そのどちらか、でも多分あっそしか言わないから最初のほう、
それこそが私の主張するヒロヒト白痴説の根拠になっていた訳なのだが、

今回、立派な大人になった私は、
改めてYOUTUBEにおいて字幕付玉音放送を拝見するにあたり、
いきなりだが、目から鱗がボロボロと落ちた。

当然のことながら私は、昔懐かしいあの玉音放送の全台詞を、
字幕を追いながら音読していった訳なのだが、
このスピード、まさに凄い、の一言である。
お前もやってみろ、
思わず、
ヒロヒト!読むの早すぎ!
と悲鳴を上げてしまう筈である。

まず、漢字が凄い。
画面に字幕が並んだ途端、
なんだこれわ、といきなり目をぱちくりである。
これは日本語か、象形文字か、という糞古文漢字が、
次から次へとつづれおりのように続く訳で、
これならお経のほうがまだましであられる。

しかもである。
われ思うに、
現在のようにワープロでぷりんとあうと、なんてことがなかった時代、
多分、それはもちろん手書き、
しかも、相手はかしこくも天皇陛下ヒロヒトであらせられる以上は、
多分、なんぞの書道家がしんとーめっきゃくして書き上げた大名作、
つまり、訳の判らないぐらいのれろれろの大達筆であった筈。
あの訳の判らない名文章が、
訳の判らないぐらいの達筆で書かれた原稿を、
ほい、と渡され、陛下、ご覚悟、じゃない、用意のほどは、
さーどうぞ、1-2-3、
とやられた日には、ふつーの人間ではたまったものではない。

しかも、である。
日本の一番ながい日、という日本で一番ながーい映画にあるように、
8月15日の終戦に向けて、
それを阻止せんと動く軍部との間に、
かなーり息を飲む攻防があった筈で、
つまり、
あの玉音放送収録時にも、
周囲はのっぴきならない緊張に張り詰めていた筈である。

そんな状態での一発本番の玉音放送、
♪なあにが日本のテンノーだ、なんにもしないでふざけるな♪
なんて歌っている場合じゃないそ、と。
改めてここに来て、
てんのー・ヒロヒト、まさに侮れん、と、
思わず感心してしまった訳である。

という訳で、愚民の皆様、
にほんのてんのーはアホじゃないぞ、
ほんとはすごい人であらせられたみたいだぞ。
改めて、てんのーへーかばんさい!あっそ、なのである。

ちょっとまじ、練習して玉音放送、空で言えたら、
カラオケの時、受けを取れるだろうか。

別れの夏 ~ SUMMER TIME BLUES

Posted by 高見鈴虫 on 07.2008 ニューヨーク徒然

夏本番、なんて言っているうちに、
はっと気がつけばもう八月。
夏の休暇どころか、
まだビーチにさえ行ってないって言うのに・・

ところでさ、
なんかこのところ、どどどどっと、別れの夏。

個人的な友人が二人、
それぞれの事情で街を離れることになって、
あれまあ、寂しくなるね、なんて言っていた矢先、
いきなり、会社で唯一心の拠り所だった大先輩の離職宣言。
ついでに、後ろの席の腐れ縁の相棒・浪速のネズミ男も
いきなりこの夏一杯で、なんて話で。

おいおいおい。

ついでを言えば、
勝手にまぶだちと思っていた朋友めらも、
なんか変な行き違いでどういう訳か気まずくなちゃって、

むむむむ・・と。

なあんかさ、ほんと、どうしちゃったの?って感じ。

まるで手品。
並べたトランプの縁をひょいとひっくり返したように、
たたたたたた、と目の前に並ぶスペードのロイヤル・ストレート・フラッシュ。

おいおいおい、もしかして俺、地雷踏んじゃったって奴?

普段から、他人なんて必要ないぜ、
ってな顔して生きているつもりの癖してさ。
なんかね、そう、なんか、柄にもなくおセンチモード。

おいおい、でもね、
そう、俺っちこう見えてもアウトローの端くれ、
寂しい、なんていわないよ。
そう、
ただつまらないだけ。
そう、ただ、つまらないだけ、なんだよって。

なんてことを言いながら、貧乏暇なし。
そうそうと感傷にばかり浸っている訳にも行かず、
とりあえずはとりあえずは、
とりあえずは、今日の仕事を終らせること、
それだけに四苦八苦しているうちに、だ、

昨日の夜になっていきなり相方から、
明日からしばらく旅行に出るから、の一言。

はあ?旅行?どこへ?誰と?なんの為に?

なんて言葉も今更聴く耳持たず、じゃ、おやすみ、と。

おいおいおい、おやすみじゃないでしょ、
とうろたえる俺を尻目にさも面倒くさそうに寝返り。
で、背中ごしに、
いきなりじゃないわよ、前から言ってたのにあんたが聞いてなかっただけ。
いいじゃない、あんたはそーやって安い給料で仕事ばかりやってなさいよ。
私は勝手に人生を楽しむから。
じゃね、みたいな。

あのなあ・・・と。
いやあ、さすがに、
さしもの俺もこれにはいささかぶっ飛んだ(爆

寂しいだ、つまらない、だ、なんてそんな次元の話じゃないみたい。
つまり、
これはね、立派な危機。
くらいしす・しちゅえーしょんって奴?もしかして。
今更ながら、おいおいおい、と。

という訳で、
はーい、夏本番、部屋に一人で、やることもなく。
やけに間の抜けたくらいしすしちゅえーしょん。

相方の残した冷凍ご飯をレンジで温めながら、
今更ながら、今更ながら・・・
俺の人生っていったい何?と(笑

茶番だよな。茶番。確かにね。
でもね、言わせて貰えば俺、なああにも悪いことしてないよ。
麻薬もやってないし、キャバクラのお姉さんに入れあげたりもしてないし、
博打に入れあげる訳でもなく、最近は人だって殴ってない。

そう、やっていたこと、と言えば、
テニスと、ドラムと、そして仕事・・・

あれれれ、そう、俺の人生、言っちゃなんだけどその程度。

ははは、そうか、それが問題だったのね、
と今更気づいても遅いのねんのねん。

という訳で、
これぞまさしく茶番。
しかしながらこの茶番、
言っちゃなんだけど、ぜんぜん面白くない!!

そんな糞面白くもない茶番劇を、
何ゆえに自ら進んで演じ続けているのか、
と自問しながら、相方の買っておいたお惣菜をかき込んで。

おいおいおい、一人で食べる飯、
これは食事じゃない、ただの餌だね、と苦笑い。
改めて、
あのなあ、俺の人生っていったいなに?と。

そう俺だって、人並みに、
麻薬に溺れたり、キャバクラのお姉さんにうつつを抜かして、
博打で派手に儲けて、文句言う奴には鉄拳を一発、
してみたい?
そう、してみたい! 思い切り!!

で、しないのは何故?と言われれば、
うぅぅぅん、と考えて、
そう、もしかしたら、
相方と居るほうが楽しいからかもしれない。

なんてことに、今更気づいても後の祭り。

という訳で、
今更ながら、夏本番。そして部屋に一人。

俺つくづく、相方がいないとやることがないみたいだね。
ついでに言わせて貰えば、
俺つくづく、相方がいないとなにをする気も起きないみたい。

という訳で、
夏本番、部屋にひとり。

頼みの綱のまぶだちからは、

ごっめん、今日もデートなんだ。
帰ったらまたメールするけど。
でも、もしかしたら、帰らないかも、むふふふ、
みたいな。

あのなあ。
そっちの茶番は随分と面白そうで・・

という訳で、夏本番、部屋に一人。
ジャックダニエルをラッパ呑み。
いきなりですがブルースを聴いています。

そう、ブルース。
男の男による男のためだけの音楽。

かねてから世の中には
何ゆえにこのやうなねちねちと辛気臭い音楽が存在するのか、
と疑問に思っていたブルース。
そうだよ、みんな明るく楽しくやればいいじゃねえかよ、と。
なんだよこの浪花節は、
なんて、鼻で笑って居た筈が。

そう、そのブルースが、
いまや、身体に染み込む様で。

ああ、どーすりゃいいのさ、サマタイブルース、ってな訳で、
ひとりタバコを咥えて、目がしばしば。

くそったれ、
かくなる上は、ダチを誘っていかれた観光客でもひっかけに行くか、
なんて、考えただけで苦笑い。
そう、
相方がいないと、浮気する元気も出やしないぜ、と。

という訳で、まったく洒落にならない夏本番、部屋にひとり、
別れのサマータイム・ブルースを聴いているのでありました。



            ~遠方の友に宛てたメールより



味の素の味

Posted by 高見鈴虫 on 09.2008 日々之戯言(ヒビノタワゴト)
妻が旅行に出て決定的に食べるものがない。

夜中にあんまり腹が減って、
はるか昔に買い置きして、
冷凍庫の中で凍結していた「牛丼のもと」、
なんて奴をレンジにかけて冷や飯にぶっかけて食べてみたのだが、
一口食ったとたんに、
おっと舌が焼けそうなぐらいに強烈なMSG=味の素の味。

オリンピックねた ~ その一

Posted by 高見鈴虫 on 13.2008 日々之戯言(ヒビノタワゴト)
オリンピックやってるね。
つくづく、日本ってもう駄目なんだ、と思う。
今更だけど。

だからどうした、とも思うけどさ。
ただ、
日本ってもう駄目なんだな、と。

日本って、もう駄目なのかな?

どう思う?

オリンピックねた ~ その二

Posted by 高見鈴虫 on 13.2008 ニューヨーク徒然
今更だけど、
アメリカ人ってほんと、オリンピック見ないよね。

スポーツバーでも、誰も見ていない。

という訳で、カウンターの隅の方の小さなモニターで、
細々って感じ。

最初は、これ、アメリカの国粋主義的な偏狭さの表れ、
みたいな気がしてたんだけど、
果たしてそうなのかな、と思い始めた。

と言うのも、
だんだん俺自身がオリンピックに冷め始めていて、
つまり、アメリカ化って奴。

オリンピック?国家の威信?
糞くらえだよ、と本気で思い始めている。

全世界からの人々の集合体であるアメリカで、
国ごとにメダル数を競う、なんてコンセプト、
それってもしかして、
アメリカで一番みたくないことなのではないのかな、と。

中国がメダル何個取った?
だからどうしたんだよ、と思ってしまうわけで。

つまり、お国自慢に疲れているのかな、と思う。

オリンピックねた ~ その三 ドメスティックニュース。

Posted by 高見鈴虫 on 13.2008 日々之戯言(ヒビノタワゴト)
仕事の待ち時間、
フリーウエイ沿いのマクドナルドで昼飯を食いながら、
中国系移民のトニーと、
ロシア人移民のイゴールと3人で、
なんとは無しにオリンピックの話になった。

IGGY POP&THE STOOGES

Posted by 高見鈴虫 on 15.2008 音楽ねた
金曜日の夜、
IGGY POP&THE STOOGESのLIVEに行って来た。

ところでお姉ちゃん、
IGGY POPって知ってる?

知らないよね。
そう、今の俺の生活の中で、IGGY POPを知ってる人、
まずいない筈。

言わせて貰えば、
知る人ぞ知る、知らない人は何も知らない、
パンクロックの大御所、と言うより、
この人がパンクロックを始めた、と言っても過言ではない、
まさにROCKの生き証人、みたいな人。

あんたの犬になりたい!
とか、
見つけ次第にぶち壊せ!
だとか、
NO FUN!つまらねえ!とか、

つまり、
セックス・ドラッグス・ロックンロール、
ANARCHY & DESTROY

ぶん殴れ、ぶっ殺せ、ぶっ飛んで、やっちまえ、

とか、
まあそんな感じ。
そういう類の歌を、
らぶあんどぴーすの60年代から、
ハードロック天国の70年代から、
まいけるじゃくそんとまどんなの80年代から、
ヒップホップとはうすみゅーじっくの90年代から、
そしてなんだか訳の判らない21世紀、と、
時代の変遷にも変化にもまるで関係なく、
ただひたすらに、
ぶん殴れ、ぶっ殺せ、ぶっ飛んで、やっちまえ、と、
永遠に歌い続けて、今に到る、
まさにROCK界の、と言うより、
ROCKという言葉が死後になってしまった今となっては、
アメリカ・POPカルチャー界のシーラカンス的な存在。

そんなIGGY POP、
当年とって61歳。
さすがにもう年貢の納め時か、
と思いながら、
噂に寄れば、まだやっている、らしくて、大苦笑。
つまり、
老年期にどっぷりと両足を突っ込んでいる筈なのに、
未だに、未だに、未だに、
現役バリバリのパンクロッカー。
今に生きるPUNK ROCKの巨人、
と言うより、
この時代PUNKなんてやってる人はもう誰もいないとすれば、
最初にして最期のPUNK ROCKER
IGGY POPとはつまりはそんな人。




IGGY POP&TheSTOOGES @ Terminal5 - NYC 8/8 2008

Posted by 高見鈴虫 on 15.2008 音楽ねた


おひさ。

なんかさ、そうそう、
取り急ぎこう見ても一応生きている以上は、
色々なことがあるわけで。
それがまた、一つが一つが割りと思いいれ深い分、
ご報告しなければ、
と思いながら、やはり追いつかない(笑
で、未消化のままにまた次のことが起こって、
とその繰り返し、と。

うーん(笑

ってな訳で、まあ取り合えず、
これだけは言っておかなくてはいけない、
ってこと、

IGGY POP&The STOOGES @ Terminal5 - NYC 8/8

そう、IGGY POP。
言わずと知れたパンクロック界のGODFATHER。
俺が高校生の時からそう言われていた人で、
デビューが60年代だから、
当年とって61歳(爆

そして驚くことに、今もバリバリのパンクロッカー。

LUST FOR LIFE って曲がCMやら映画に使われたり、とか、
そう、無軌道な青春!のテーマ曲としてすっかり定着してる。

あなたの犬になりたい!
とか、
NO FUN!=くらだねえ!とか、
RAW POWER とか、SEARCH&DESTROY
とか
まあ、とりあえずは、SEX DRUGS & ROCK'N'ROLLで、
ROCKと言う音楽における暴力性とアバンギャルド性を、
極限まで追求してきた人。

で、IGGY POP、当年とって61歳。
で、まだやってる!!!(爆

これねえ、凄いよ。まじで。凄い。
十年二十年なんのその、
ぜんぜんパワーが落ちていない。

で、以下が俺の行った2008年8/8@TERMINAL5の映像。
やばい、俺が映ってるぜ(爆
http://jp.youtube.com/watch?v=RM1A-Na0zSU&feature=related
http://jp.youtube.com/watch?v=7Zqf2Lx5J54&feature=related
http://jp.youtube.com/watch?v=ZlxudKxNi3Y&feature=related

という訳で、IGGY POP。

そう、こいつさあ、懲りないって言うか、これしかできない、というか、
まあ、馬鹿なんだろうけどさ(笑
この馬鹿さ加減も、ここまで来たら凄い、というよりも、
もうただ単に偉大!の一言。

だってね、61歳でこの身体だよ。
これ見るだけで凄い!と思うよ。
日夜どれだけの鍛錬を続けているか、この肉体美を観ただけですぐに判る。
これはもう、狂気、と言うよりは、
「人間の意志の力」の極限を見せ付けられたような気がしてさ。

継続は力、なんて、そんな言葉では済ませられない。
だってね、この人、
いまだに、そう、いまだに、ステージに命張ってるんだよ。孫の居る身で(笑

一曲目からいきなり頭から観客席に飛び込む。
二曲目でジーンズ脱いで尻丸出し。
三曲目で客席にマイクぶち込んで、
四曲目に背中から客席に倒れこんで
五曲目で客がステージに雪崩込んで。
後はもう、
なにをやっていようがなにが起こっていようが、
とりあえず意識不明。滅茶苦茶。支離滅裂。
これこそジャングル、これぞケイオス、と。

いやあ、感動した。まじで。泣いた。

という訳で
寝不足も仕事疲れも筋肉痛もどこへやら。
最初から最期まで完全に意識不明。
ステージの真下で芋を洗うというよりは、
まるで洗濯機の中で揉みくちゃにされるように、
全身汗だく毛だらけ時として血みどろ。
挙句に調子こいて暴れてたらいきなりHYPEされて、
ふっと気がつくと目の前にIGGY。
おおおおお、あんたのこと好きやったあああ!!
と思わず抱きついたとたんに警備員に引き摺り下ろされ
着地失敗して右足を大捻挫したことは、この際、内緒にしておいてね。
(ステージの時には気づかなかったんだけどさ、
家に着いて改めて見てみたら、足首がテニスボールぐらいに腫れあがってたのだよ(爆爆)

でね、まじ、思ったこと。
自分に言い訳をしない、これに尽きる。
老化だ?疲労だ?円熟だ?落ち着くだ?冗談じゃねえ、と。
そう、IGGYのステージ。
やり続けることの凄みって奴を、まざまざと見せ付けられた、と。

いやあ、命の洗濯というにはあまりにも強烈な夜でした。


            ~遠方の友に宛てたメールより

みんなとりあえず食えることをやって暮らしている

Posted by 高見鈴虫 on 18.2008 今日の格言
夢だ、希望だ、
なんてそんな大それたことを言うつもりはないんだよ。
みんなとりあえず、
食えることをやって暮らしている訳でさ。
なにがやりたいとか、なにが食いたいとか、
よりも、
とりあえず、
できることをやって、食えるものを食って生きてるんだよ。
それがなにが悪い?
と開き直るところに中年性があるんだろうが、
そう言ってしまうと実も蓋も無い、
ということなのだろうが。

大丈夫、なにをやっても食っていくぐらいならできる。
何をやっても、だけどね。

ニューヨークの金融業界関係者と話していると、

Posted by 高見鈴虫 on 19.2008 ニューヨーク徒然
ニューヨークの金融業界関係者と話していると、
果たしてとことん胸糞が悪くなる。
その胸糞の悪さといえば、
思わず、相手の顔を掻き毟ってしまうか、
或いは、自分の耳の穴からダイナマイトを突っ込んで火をつけてしまいたい、
と言う風な、
まあ言って見れば、 
徹底的にやりどころのない苛立ちを感じる、ってところなのだろう。

まあ色々書いたが、結局は、けちでわがままで意地が悪い、つまり嫌な奴、というだけじゃないか

Posted by 高見鈴虫 on 19.2008 日々之戯言(ヒビノタワゴト)
さっきまで、アメリカの自称パワーエリート、
つまり、ニューヨークのきんゆーぎょーかいの人と話してた訳さ。

好きだ、というその一言が言いたかったのだけれど

Posted by 高見鈴虫 on 19.2008 嘗て知った結末
好きだ、というその一言が言いたかったのだけれど、
好きだ、というその一言を言った時点で終わる宿命の恋もある。

聞いたらおしまいと判っていながら

Posted by 高見鈴虫 on 19.2008 嘗て知った結末
聞いたらおしまいと判っていながら、
ついつい聞いてしまって
そして一番聞きたくないことを聞かされてしまったとき。
つまり自爆、ああやっちまった、と。
あの時、もう一呼吸がまんをして、
ふっと溜息をつくだけにしていれば、
と思いながら、
取り返しのつかないことを聞いてしまった以上、
引き返すことのできない現実が目の前にあって、
で、途方にくれているというわけです。

つくづく、女の子とおしゃべりをしていても勝ち目がないな、と思わない?

Posted by 高見鈴虫 on 19.2008 嘗て知った結末
つくづく、女の子とおしゃべりをしていても勝ち目がないな、
と思わない?
こっちが言いたいことがある時には、
こいつ、まったく関係ないことばかり喋り散らして、
と思いながら、それは実は言われないようにかわしているのであって、
たまに質問をふられてそれに答えていると、
なんのこっちゃ、と思いながらそれはしっかり誘導尋問。
調子に乗って自分の意見、なんて言おうものなら、
その裏にある本音の本音の部分にぴぴんと気づかれて、
ふい、と横を向かれてしまったり。

女の子の話、まさにキーワードのキラ星。
それがまるでジグゾーパズルのように散りばめられて、
ふと気がついた帰り道、なんだそういうことだったのか、と。

ねえ、なんであいつら、本当のことをストレートに言わないのだろう、
と気づいても後の祭り。

という訳で、なんだ、なんだ?と振り回されて一年、二年。

しかもしかも、その一年二年の間に喋ったこと、
しっかりと覚えてるんだよ、あいつらって。

まるで化け物だろ?
そう、心してかかれよ。
いやいや、
心してかかっても結果は同じ。
それならば、
ディフェンスに徹する、
つまりなにも語らないか、
あるいは、
もう無手勝流、
つまり、本当のことをしか言わないか、
のどちらか。

気をつけろよ、本当に。オンナは魔物、というよりも、おしゃべりの天才なんだからさ。

不眠症だなんて笑わせてくれる

Posted by 高見鈴虫 on 19.2008 日々之戯言(ヒビノタワゴト)
お得意様のひとりから、
最近眠れなくて、と言われた。
はあ、と聞きながら、
それで、ホーム・ドクターに睡眠薬を処方してもらって、
でも午後になると途端に眠くなって、
みたいな話を聞いた。

はあ、と。

あ、で、次の話題、「妻帰る」!(爆笑

Posted by 高見鈴虫 on 24.2008 ニューヨーク徒然


あ、で、次の話題、「妻帰る」!(爆笑

そうそう、かみさんが帰って来てさ。
本人言わせるところ、
家出と言うより、旅行だったらしいけど、
だったらなんで行き先とか言わないんだよ、と(笑
家出・放浪はガキの頃からの俺の専売特許だったのにさ。
まさか立場が逆になるとは思っても見なかった。

でね、帰り着いたかみさん
LAに行ってたんだと。何をしてたかは不明。聞きもせず(笑
いやあ、あそこには暮らせない、と一言。
どうもLA名物の大渋滞に巻き込まれたらしい。
この国、なんか間違ってるな、とつくづく思った、と(笑
でもね、そう言われてから既に30年が経ってて、
まだそのまま、と言うことは、結局それで良いんじゃないのかな、
と向こうの奴に言われたらしい。
つまり、そういうものなんだよ、と。

まあね、そう。
戦争も環境破壊も大渋滞も、つまりはそういうもの、と言う訳でさ。

と言うかみさん、実は、旅行から帰ってえらくふくよかになられていて、
あっちでアメリカ飯ばかり食べて車生活していたら、
いきなり10LBも太ったらしい。
いやあ、凄いねえ、凄いよ、アメリカ食の威力、と、思わず感心。

この国に普通に暮らしていると、自然と太ってしまう、
つまり、肥満はアメリカの風土病か、と。

なんかね、それも、そういうものなんだよ、で済まされてしまいそうだけどさ。

そう、それでは済まないんだよね、これが。
怖いよね、まじで。
一番怖いのって、つまり、
そーいうものなんだよ、って意識なんだな、とつくづく思った、と。

という訳で、NYC帰着後1週間。

その間、別にこれと言ったことをしていたようには見えないんだけど、
ただ、日本食に切り替えて、YOGA行ったりテニスやったり自転車乗ったり、
とやっているうちに、なんかかみさん、いつのまにか普通に戻っていた、と。

ははは。

なんかね、改めて、アメリカって身体に悪いんだな、とつくづく思った。

つまり、アメリカの言うことを信じてると、ろくなことにはならないぞ、
という、実例でした。


            ~遠方の友に宛てたメールより


「HAIR」 in the Central Park

Posted by 高見鈴虫 on 25.2008 読書・映画ねた


日曜の午後、テニスから帰ってシャワーの後、
濡れた髪を乾かしながらメールをチェックしてたら、
PUBLIC THEATERから大当たり!のメッセージ。
おおお、やった!「HAIR」のただ券が当たった!

そう、夏のセントラルパークの風物詩のひとつ、
PUBLIC THEATER主催の
SHAKESPEARE IN THE PARK

今年はここで大ヒット・ミュージカル「HAIR」
のリバイバルが始まっていまして、
これがどうにも大評判、らしい。

なのですが、このPUBLIC THEATER、
タダなのはいいのですが、
そのチケットが全て抽選!という曲者。

つまり、見たいのに買えない!ってがまた・・で。
で、去年まで、これを観る方法としては、
ひたすら並ぶしかなかったのが、
今年からなんとWEB抽選ってのが始まって、
午前中にPUBLIC THEATERのPAGEから、
申し込みをしておくと、
午後になって結果が届く、という仕組み。

なのですが、
ここのところ連日に渡ってまるで朝の日課のように
申請をしていたのにも関わらず、結果は決って残念賞。
うーん、と。
タダ、というのも時として困り物のようで。

しかしながらうちのかみさん、
どういう訳だか変にくじ運のいいところがあって、
自転車やらフライパンセットやら、
なんかちょくちょくと当てて来たりする。
で、今朝の早くからなんかもそもそやっているな、
と思っていたら、
なんだ、これの申し込みをしてたのか、と。

という訳で、行ってきましたよ、
「HAIR」~THE AMERICAN TRIBAL LOVE-ROCK MUSICAL

で、最初から感想、
いやああああ、良かった!!
まじで、凄く良かったよ。

俺、実は、ミュージカルも演劇も割りと食わず嫌いなところがあって、
これまでどういう訳かいつも外していたのだけれど、
いやあ、HAIR、良かった!凄く楽しめた。

で、この「HAIR」というミュージカル。

ストーリー的には、
ベトナム行きの決った若者が、出征前の僅かな休暇にNYCを訪れて、
そこでひょっこり、セントラルパークに暮らすヒッピーの奴らと出会ったことから、
LOVE&PEACEの世界に目覚めてしまって、という話。

初演は60年代の後半。
ちょうどベトナム戦争でアメリカ中が大騒ぎの時期、
その強烈な反戦メッセージに加えて、
ロックのビートに乗せて繰り広げられる
LSDトリップから乱交パーティから出演者一同の全裸シーンからと、
SEX DRUGS & ROCK'N’ROLLの世界を余すところ無く書ききった(笑
まあ、言って見れば超問題作。
これが世界的に大ヒットとなって、
言わばその後のフラワー・ムーブメントの象徴的な作品となっていった訳で。

という訳で、「HAIR」の30年振りのリバイバル。

まあ今の時代にそのまま当てはまるか、
と言われると、うーん・・・という部分はあるけど、
或いは、
この作品によって定義された数々のテーマ、
例えば脱社会やらドラッグからフリーセックスからコミューンからカルトから、
それら全てが後のアメリカを根源から揺さぶる、
下手をすると厄介な社会問題化していってしまった部分もあって、
つまり、手放しでは喜べない話ではあるんだけどさ。

なんてね、難しいことはこの際おいておいて。
そう、ロック・ミュージカルだよ。
そう、このHAIRと言うミュージカル。
その曲目のほとんどがスタンダード化しているぐらいで、
もう名曲の綴れ織。
AQUARIUSから始まってLET THE SUNSHINE INに到るまで、
本当に素晴らしい曲が次から次へと。
登場人物への思い入れも相まって、
思わず一緒に歌ってしまったり(笑

そう、柄にも無く昔話なんだけどさ、
日本で大学を出てバンドを辞めて長い旅に出て、
で、アジアを宛ても無くふらふらしてた時期、
割となんか、これと似たようなところがあってさ(笑
コミューンとかで暮らしながら、
世界中の気の合う連中と、愛だ平和だ神だ地球だ
みたいなことを朝から晩までみたいな(笑
でもね、そう、いつかやはり旅の終わりがやって来るもので、
仲間達からは、それでも日本に帰るのかよ、
ここまで判っていながらそれでもリーマン=企業戦士かよ、
みたいな。
そんな葛藤みたいなもの、
なんかさ、
ヘアーに描かれていたこと、と、
なあんか、割とだぶる部分があったな、なんてね(笑

という訳で、思わず思い切り感情移入。
ラストシーンなんて思い切り涙滲んじゃってさ(笑

でね、そう、今回のリバイバル。
トレードマークの全裸シーン。
リバイバルでも思い切り大公開(笑
で、やっぱりヘアーって言うぐらいだから、下の毛も思い切り(笑
いやあ、最近、こっちの女の子って剃ってる子多いでしょ?
なので、出演者の人々、多分、この公演の為に伸ばしてるんじゃないのかな、
とか変なことに気を使ってしまいましたがそれもご愛嬌と(笑

でさ、そうそう、
特筆すべき点として、バンドが上手い!
そう、ミュージカルのバックバンドなんて馬鹿にできない、
とにかく上手いぞ!はっきり言ってバンドだけでも乗れる。

そうだよね、ロック・ミュージカルでバンドがへたってたら
台無しだものね。いやあ、まさに職人芸。いい音だしていましたね。

ってな感じで、

「HAIR」 IN THE CENTRAL PARK
公演は9月14日まで。
月曜を除く毎日。開演は8時から。

そう、物は試しにちょっと観て見てください。
なんてったってタダだしさ(笑

以下申し込み方法。

PUBLIC THEATER : Shakespeare in the Park のページから
http://www.publictheater.org/content/view/126/219/
REGISTRATIONを済ませた後、毎朝せっせと申し込みをして、
で、午後1時を過ぎてもう一度LOGINすると、結果が判る、と。

みんな会社帰りとかを狙ってると思うので、
土日は割りと狙い目かも知れないです。

ではでは。



            ~遠方の友に宛てたメールより


アメリカの幽霊が怖くない、その訳

Posted by 高見鈴虫 on 27.2008 アメリカ爺時事
疲れ切って帰宅した夜更け過ぎ。
晩飯を食ったとたんに意識が途切れて、
歯も磨かないうちにソファで昏睡状態。
で、ふと目覚めた夜更けの部屋。
淀みきった意識の中で、
あれ、なんか変だぞ、と身を起して。
ふと気づくと、部屋中に満ち満ちた不穏な空気。
誰かが見ている。
暗い天井から
半開きのドアの奥から
薄明かりの窓の外から。
あれ、なんか、誰かいるんじゃないのかな、と、気づいた途端、
耳元でかすかに、ふふふ、と女の笑い声。
思わず飛び起きて、
思わず、背筋がぞぞぞぞ、と。

息を殺して待つことしばし、
ふと再び眠りの浅瀬に浮かびはじめて、
はっとして目が覚めると、おやおや、
部屋はいつもの汚い部屋。
皹だらけの天井と薄汚れたカーテンと、
脱ぎ捨てた靴の挟まった染みだらけのドア。

なんだ行っちまったのか、と溜息を一つ。

ああ、暗闇が怖いと思ったことなんて、実に本当に久しぶりだな、
なんて、
柄にもなく苦笑い。
こんな感覚、本当の本当に久しぶり、
重ねていうと、ちょっと懐かしい、なんて気もして。

そう、
いまでこそ、こんなにふてぶてしいおさーんになってしまったものの、
こんな俺にだって子供の頃、というものは確かに存在したわけで。

そんな子供時代、
俺ってそう言えば、凄く臆病な奴だったんだよな、
と改めて思い出して。

真夜中の暗闇や、
外から響く救急車のサイレンや、
寝静まった廊下も、
ひんやりとした夜更けのトイレも。
ひとりで机に向かっている時、
なんかいつも誰かが後ろに立っている気がして、
そう言えば、閉め忘れた雨戸の向こう、
薄く開いたドア、
カーテン越しのベランダにも、
誰かが覗き込んでいる気がして。

そう、子供時代、夜の世界は恐怖に満ちていた気がする。
そんな感覚、いつのまにか忘れていたよね、と。

暗闇で煙草に火をつけて、
そして、つくづく、どうして俺は暗闇が怖くなくなってしまったのか、
とふと考えてみた。

だってさ、現実の方がずっと怖いし、というのがその結論。

目が覚めたらいきなり黒人が立っていた、とか、
ドアを開けたらいきなりずどん、とか、
窓から人が入って来た、とか、
あるいは、寝ているうちから毛布の上からバットで滅多打ち、とかとか・・

そう、そんなこと考えたら、
幽霊ぐらいで済んで本当に良かった、と。
背筋がぞぞぞぐらいで済むなら、それに越したことはないじゃないか、と。
つまりそれがアメリカの現実。
アメリカの幽霊が怖くない理由。

アメリカに来てからというもの、
暗闇で目を覚ますと同時に、
なんだこの野郎、と思っている。
やるならやるぞ、といつのまにか身構えている。
こんなところで出会った以上、情け容赦はしないぞ、と、
暗闇で目を覚ましたとたんに完全に臨戦態勢。
てめえ、殺すぞ、と呟いている、という訳で。

そんなこんなで現実の恐怖に怯えているうちに、
暗闇の魔はいつのまにか俺を見限ってしまったような。

なんてことを思っていたら、
やにわに開く寝室のドア。
まさか、と思った途端、寝巻きがわりのTシャツ一枚のかみさん。
薄明かりの中に白く伸びた足に思わず目が行って。
トイレの奥から、あれ、起きていたの?と寝ぼけた声。
ああ、と気のない返事。
水の流れる音が響いて消えて、ゆらゆらと亡霊のように歩いてきたかみさん、
どすんと隣りに腰を下ろして身体を預けてきて。

どうしたの?
いや、別に。
怖い夢でもみたの?とふふふと笑う。
馬鹿やろう、ガキじゃあるまいし、と苦笑い。
あのさ、でも、と改めて、
この部屋なんか居るよな、と
まさか、とウンザリしたかみさんのくぐもった声。
ガキじゃあるまいし、と俺の口調を真似て。
絡んだ膝に手を伸ばして、なんてやっているうちに、
だめよ、お風呂入ってないでしょ、
お前は入ったの?
入ったわよ、あんたが寝ちゃってから。
偉いね。
当然でしょ、おんなのこだもん
あ、本当だ。
やめてよ、汚い手で触らないで。
なんてやりながらいつのまにか。

ねえ、引っ越す?
とぼそりと一言。
引っ越すってどこに?
そうなのよね。これ以上安いところ、あんまりないものね。
ああ、家賃安いよな。異様に。
だったらそれぐらいのことはあるかとは思ってたけど。
やっぱり感じるのか?
感じたからどうだっていうの、今更。
そうなんだよな。その通り。
頼むから邪魔しないで、とは思ってる。
ああ、邪魔するならぶっ殺すぞ、と思った。
もう死んでるって。
ああ、もう死んでるんだから別にいいか、と。
死人に口なし家賃もなし。
おばけのおかげで家賃が安いんだとしたら立派な同居人だよな。
そう、ルーミーみたいなものでしょ。
もうちょっと騒げばもっと安くなるかな。
やってみれば?私は嫌だけどね。これ以上の揉め事。
これ以上の揉め事、か。ああ確かにな。もううんざりだ、
と、深い溜息。

これ以上の揉め事が、
おばけぐらいで済んでくれたら、
それに越したことはねえなあ、と心底思っている自分。
おばけでもなんでもいいから助けてくれよ、まったくさ、
と苦笑い。

という訳で、
そんな暮らしを続けているうちに、
夜更けの暗闇に怯えていた頃は、
本当にのどかで良かったよな、
とつくづく思ってしまった夜半過ぎの出来事であった。

USOPEN2008 世界幾千万のテニス馬鹿の頂点に立つ者

Posted by 高見鈴虫 on 27.2008 テニスねた


という訳で、USOPEN2008遂に始まりましたねえ。

実はね、俺的にはUSOPENは既に始まっていて、
と言うのも、
開催に先駆けて一週間前からのQualifying Match、
ランキング外の無名プロ選手、或いは、まだまだ無名の新人さん、
或いは、元は一流選手ながら、
歳を取り、或いは負傷に泣いてランキングからずり落ちていった元有名選手、
或いは、
世界津々浦々、テニスコートというテニスコートに一人は存在するであろう、
我こそはと奢る草テニスの王、みたいな人々、
つまりは、
世界中からの俺達みたいなテニス馬鹿の猛者どもが、
一堂に会して、
もしやもしやの予選枠獲得の為にしのぎを削る、と言う、
まさにテニス下克上の最前線って感じ。
つまりは、だよ、
もしももしも、何の間違いでか、
もしかしたら来年、あるいはその次の次の次の年あたり、
もしもこの予選枠を勝ち抜けば、もしかしたら、そう、もしかしてもしかしたら、
俺でも、USOPENに出場、アワヨクバ、優勝!
なんてことも、有り得る訳、ないか(爆

そう、その、ない!という事実を思い知る意味でも、
等身大で観戦するこのQualifying Match、
とてもとても重要なのでした(笑

という訳で、USOPEN開始に先駆けて、
行って参りましたQualifying Match。しかも無料!

という訳で、感想です。
いやあ、驚いた(笑
そう、驚くよね、普通。
ははは、そして冷や汗。

地下鉄7番線からSHEA STADIUMの駅を降りて、
USOPENの会場のFLUSHING MEADOWSへの桟橋を下っていくと、
会場入り口を囲む公園に公営のテニスコートが並んでいて、
そこでは普段なら誰でもプレイできる一般人向けの公共コート。
で、たまに友達とそこで打ち合ったりとかしてるんだけど、
USOPEN開催中は、その公共コートが試合を控えた選手用の練習コートに早代わり。
で、つまり、俺達が普段使っている公共コートに、
試合を前にした選手達が真剣な面持ちで汗を流してるんだけど、
まだ幼さの残る少年少女たちが、
いたいけな頬っぺたを強烈な陽射しに真っ赤に染めながら、
まさに、口あんぐりの物凄い球をバスンバスンと打ち合っている、と。
あのさ、言わせて貰えばそこのコート、
普段は凄い風で、砂とか小石とか落ちてるし、太陽は眩しいし、
つまり、全然行けてない、筈、なんだけどさ、
いやあ、弘法筆を選ばず、と言うかなんと言うか、
凄いよ、ほんと、凄い、物凄い!
当たったら骨が折れそう、どころか、
近くを通っただけで血が出そうなぐらいに強烈な球が、
ベースラインの手前でまるで魔法のようにストンと落ちるや、
バックネットの金網を目掛けて唸りを上げて跳ね上がる、と。
まさに、まさに、これは神業以外の何物でもない、と。
思わず、アワヨクバ、なんて考えていた自分がつくづく情けない。

あのなあ、と。
アワヨクバどころか、俺はこの予選枠どころか、
その下の下の下の下の下の、
つまり、ああ、神様、どこまで突き落とせば気が済むの、と。

という訳で、やいやいやい、そこの小僧、そこの小娘、
言わせて貰えば俺はなあ、
お前らが生まれるずっと前からテニスやってるんだど、と。
それをなんだよ、と。馬鹿にするのもいい加減にしろよ、
と思いながら、いやあ、上手い!上手すぎるぞ予選選手達(笑
いまにも足元に平伏してしまいそう、
と思いきや、
あれあれ、なんか、その向こうにいるあの人、
なんかその中でも一際に物凄い球を打ってるぞぞぞぞ、
と目を凝らして見るや、
おっと、それは、Elena Dementieva!!!
つまり、ついこのあいだ北京オリンピックで金メダルを取ったロシアのトップ選手。
え!?まさか、と思いながら、
ふと目の前を見ると、おっと、そこの東洋人のお姉さん、
あなたはもしかして、ナ・リーさん?
そう、こないだの北京オリンピックでビーナス・ウイリアムスに勝った人?

そう、俺達の普段使っている公営コートに、
まさかまさか、世界のトップ・プレーヤー達が次々と参上しては、
予選選手達に混じって思い切り本ちゃん練習を繰り広げている、と。

そう、これ、これこそがNYCのテニス狂いにはたまらないところ。
つまりは、等身大のトップ・プロ達。
いやあ、違うな、と。あまりにも違いすぎるな、と。

という訳で、会場に入る前からがっくりとうな垂れながらFlushing meadows。
その中心となる、Arthur Ashe Stadium、
それを取り囲むようにならんだ地べたコート、通称ナンバー・コート、
その全てを使って繰り広げられるQualifying Match=下克上マッチ。
そのほとんどが名も知らぬ選手達。
コートサイドからの家族の友達の仲間達の声援を浴びながら、
あるものは緊張に震え、あるものは火事場の馬鹿力で神業プレーを連発し、
運に泣く人笑う人、歯を食いしばり力尽き、泣く人はしゃぎまくる人、
一堂に会して、夢の片鱗を追い求めていく、と。

そんな中、ふと見上げるArthur Ashe Stadium,
それまさに、空に聳える不落の孤城のようで。
こうしてみると、あのスタジアム、
あまりにも遠すぎる。あまりにも高すぎる。あまりにも巨大すぎる。

という訳で、
熱気、というよりは殺気に満ちたナンバーコートを抜け出して、
開催を前にした本番用のコート、
ARMSTRONGとGRAND STADIUM、
ここは開催中は、海外からの招待選手や中堅どころが激突する
まさに修羅場となるSTADIUM。
いまどうなっているのかな、とちょっとのぞきこんだところ、
あれ、誰かが練習している、と目を凝らすや、
David FerrerとTommy Robredo。
どちらもスペイン系の中堅ランキング選手。
思わずコートサイドの席まで駆け下りて。
普段テレビで見る限りでは、
まああんまりぱっとしない中堅どころ、
ってな印象の両選手。
それがそれが、
暑い日差しの中、シャツを脱いで半裸のまま、
汗を滴を飛び散らせて練習試合の真っ最中。
全身に浮き上がった筋肉。まったく無駄な贅肉のない研ぎ澄まされたニクタイ美。
ホモではないけれど、もう惚れ惚れって感じ。
と言う訳で、
改めて見るトップ・プロ、いやあ、格好良い。格好良過ぎる!!

予選期間中、これらのスタジアムはトッププロ達の公開練習が行われていて、
聞いた話では、昨日ここにフェデラとナダールが来てたんだよ、と、
まるで信じられない話。

やってくれるなあUSTA、と思わず嬉し涙。

なまじっか高い金払ってスタジアムの一番上の席で一流選手の試合を見るよりも、
こうやって無料で練習風景を見ているほうがある意味ずっと面白かったりして。

という訳で、
ふと見ると、Fernando Gonzalez、ふと見るとAndy Murray、
ふと見ると、Gael Monfils、ふとみると、杉山愛さん、
まさに、垂涎的な憧れの選手達が次から次へと参上しては、
あるものは剃刀のような真剣な表情で、
あるものは観客と冗談を交えながら、
コーチとともに黙々と練習をこなして行く、と。

という訳で、トッププロ達の練習風景。

いやあ、言わせて貰えば、
うん、そう、これが現実なんだろうけどさ、
違いすぎる、残酷なことに。

あの殺気に満ちた無名の選手達に比べて、
このトッププロの方々。
存在自体の輝きからして、あまりにも違い過ぎて。
そしてそのプレイ。
凄い球だ、とか、フォームが綺麗で、とか、
もうそういった次元じゃないんだよね。

まるで別世界。まるでサーカス。

つまり、あのナンバーコートと、この中小スタジアムの差、と言うか、
つまり、ランキングにのる、ということが、いかに壮絶な道のりなのか、
その現実をまざまざと見せ付けられる気がして。

そして再び見上げるArthur Ashe Stadium、
空に聳える絶対不落の城
あまりにも気高く、あまりにも巨大で、あまりにも崇高過ぎる。

という訳で、今日も今日とて、
世界中の草テニスコートで、
世界中の学校の校庭で、
世界中のテニススクールで、
来る日も来る日もテニス馬鹿達が
四角いコートを駈けずり回っては、INだOUTだ、勝った負けた、とやりながら、
あいつに勝って、次にあいつに勝って、次にあいつに勝って、
その次に、その次に、その次に、と日夜シノギを削りながら、
そんな世界の幾千、幾万、幾億のテニス馬鹿たちの、
勝った負けたの集大成、
その頂点に立つUSOPEN Arthur Ashe Stadium。
9月の7日、その頂点の座、
不落の城の天守閣に登るのは一体誰になることやら。

そう考えると、つくづく凄いなUSOPEN。
なんて感じで、帰り道、
思わず来週を思って胸を時めかせながら乗り込んだ地下鉄7番線。

ふと見ると向かいの席にテニスウエアに身を包んだお姉さん。
見るからに運動選手。見るからにテニス選手。
もしや、と思うと、ああ、この人、
さっきの予選に出ていたなんとかさん。
勝ったのかな、負けたのかな、なんて観るともなしに、
7番線の車窓の向こう、
遠ざかってゆくArthur Ashe Stadiumの遠影を睨みながら、
きつくきつく唇を噛み締めている少女の横顔を見て、
あああ、と思わず溜息。

改めて遠いな、と。
改めて遠すぎるぞ、Arthur Ashe Stadium。

最後に、
無敵だった頃のフェデラに、手も足も出ずに惨敗したAndy Roddick。

記者からの、どうして負けたんだ、次の試合で勝てるつもりはあるのか、
それについてなにか対策を考えているのか、となじられて、

今だってできる限りのことはやってるんだ。
そう、毎日毎日、これ以上できないぐらいにできる事は全てやっている。
それでも結果を見れば、そう、惨敗だよな。
でもね、そう、できることは全てやっている。
そして、明日も明後日も、それを続けていくだけ。
もちろん勝つまでやるさ。それ以外になにができる?

何故テニス選手がこれほどまでに美しいのか、
その理由が、すべてこの言葉に集約されていると俺は思う。

みんながんばれ。
David FerreもTommy RobredoもEllena Dementievaも
Fernando GonzalezもAndy MurrayもGael Monfilsも、
FedererもRafaもRoddickもVenusもSerinaもDjokoもSafinaもナ・リーも杉山愛さんも、
そしてそして、
Qualifingの夢を掴んだ無名の選手達も、
みんながんばれ。本気でがんばれ。

思わず思わず満身の力を込めて、
改めて「がんばれ」の一言を送ります。

という訳で、
パンパカパーン、USOPEN2008。

戦う選手が死ぬ気なら観戦するこちらも死ぬ気で見物させて頂きましょう。

という訳で、USOPEN観戦TIPです。

1.まだチケットを取られていない人、
例えTICKETMASTERで売り切れとなっていたとしても、
ほとんど大抵のチケットは、当日早朝から窓口に並べば手に入ります。
早朝がどのくらい早朝を指すのか、は不明ですが(笑
死ぬ気で並んでください。きっと手に入ります!

2.昼のチケットをお持ちの人、
とりあえず暑いです。選手の味わっている地獄を疑似体験する、
と言う意味では最高ですが、下手をすると選手と心中、ということになります。
日傘はさすがに迷惑ですが、日焼け止めと帽子と日避けの薄手のシャツはお忘れなく。

3.ずうううっと上の方の席しか入手できなかったひと、
割と勝手にずんずん前の方に攻め込んで空いてる席に座ってしまいましょう。
なあに、人が来たらどけばいいだけの話で(笑
わりとみんな、普通にそれをやっています。
で、
ここだけの話、客入りの悪い中堅どころ試合、とか、或いは夜遅くの試合とか、
会場係員の人に、ちょこちょこっと鼻薬!をきかせると、
ウインク一発、そこそこっと中に入れてくれたりするのですよ。
で、ここでもまたちょこちょこっと鼻薬を効かすと、
まるで魔法のようにコートサイドにご案内、なんてことも起こったりします。
全てはテニスの発展・繁栄の為。そんなところも割りと大らかなUSTAに大感謝。

ではでは、会場でお会いしましょう!



            ~遠方の友に宛てたメールより



乗り遅れた人たちのための「USOPEN」観戦ガイド

Posted by 高見鈴虫 on 31.2008 テニスねた


先週から始まったUSOPEN=全米テニス・トーナメント、
ニューヨーク中がテニスで一色。

地下鉄の広告からバス停の待合からビルの壁から、
そこかしこにテニス選手たちのポスターがでかでかと。

テニスにまったく興味がない人でも、
なんでこんなテニス系のEVENTが多いのか、
とちょっと不思議がってるだろうけど、
そう、全米OPEN。
NEW YORKのテニス好きには、もうまるで年に一度のお祭り気分。

会場は地下鉄7番線で30分。
終点の一つ手前のシェア・スタジアム駅。
まあ、車窓からUSOPENのスタジアムが丸々見えるのですぐに判る、と。

チケットは通常、www.ticketmaster.com で買うんだけど、
手数料取られるのと、今から見るとほとんどが売り切れ状態。

でもね、大丈夫!
会場の入り口の脇にBOX OFFICEがあって、
そこに必ず、そう、必ず、当日席が用意されている。
なので、根性を入れて並ぶつもりなら、必ず手に入りますよ。
NEW YORKのテニスの神様=つまり、USTAは割りと寛容でいらっしゃるのです。

あとね、
もしもスタジアムに入れなくても、
FLUSHING MEADOWSの会場内の特設モニターの前の公園にテーブルが並んでいて、
フードコートで買ったつまみを食べながら、ビール片手に試合観戦、
なんてのも割りと通好みでGOODです。

下手をすると、会場から出てきたばかりの人々から、
ねえ、もう帰るんだけど、このチケット要らない?
と、入場チケットをタダでGET!!なんてことも、
実は割りとちょくちょくある話。


あとね、耳寄りの情報。

もしもチケットを買い忘れちゃった人、
時間が無くてぜんぜん追えない人。

23丁目とBROADWAYのMADISON SQUARE PARKに、
特設のモニターを設置して、そこで芝生に座って、観戦ができるのです。
家で一人で騒いでるよりもずっと臨場感があってGOOOOD,です。
会社帰りにちょっと覗いてみたらどうでしょう。




            ~遠方の友に宛てたメールより


USOPENファッション考 ~ USOPENの群集の中での真のテニサーを見分ける方法

Posted by 高見鈴虫 on 31.2008 テニスねた

で、このUSOPEN,
いったいどんな格好で行くのか、
と言うのがまあ割りと考え物。

だってさ、そう、せっかくのこの連休、
炎天下の観客席に仕事着、というのはさすがに暑苦しい。
で、普段どおりの格好、つまり普段着、となるわけだけど、
スミマセン、
俺、普段着からしてテニス用の運動着だったりして
(間違ってもウエアじゃないですよ(笑
普段からテニスウエア着ている男がいたらそれはただのオタク(爆)

でもさ、テニスのお祭りである以上
なんかこう、そう、なんか考えても良さそうなものじゃないか、とも思うわけで。

なので、うーん、悩むなあ、と(笑

まず1、として、
テニスを観に行くのだからテニスの格好して行こう、
と言う奴。
でもさ、これ、似合わない人がやるとハロウィンの仮装行列、
或いは、
練習コートから直行!して来ました、みたいな。
え!?ってことはシャワー浴びてないの?なんて、実はめっちゃ恥ずかしい。

でもさ、リアルテニサー、
つまり、普段テニスウエアばかりで生活している人にとっては、
逆に、この日ぐらいは普通の人の格好をしてみたい!
みたいな、逆欲求とかあって(笑

という訳で、
らしくないテニサーもどきと、普段着に変装した隠れテニサーの交錯する風景、
なのでした。

でね、ここでちょっと、
別に知っていたからってどうってことないんだけどさ、
USOPENの群集の中での真のテニサーを見分ける方法。


1.まずは日に焼けていること。
そう、色白のテニサーはいない。
テニサーはことごとく必ず日焼けしているのです。

2.足に日焼け跡の靴下を履いている。
裸足でテニスはできないので、
テニサーは必ず靴下を履きますが、
靴下を脱ぐと、その日焼けの跡がくっきり。
で、サンダル、なんかになったりすると、
まるで生白の靴下を履いたように、
そこだけまるで生まれたばかり!のように無防備に見えるのでした。

3.手首にハンドタオルの跡。
これも恥ずかしい!ので、なるべく跡が残らないように、
テニスしてない時は極力そこだけ(!)日焼けしよう、
と考えていたりするけど、中には恥知らず、
両手首にくっきり真っ白のハンドタオル日焼け跡、
残しているひとがいます。

4.おでこに鉢巻バンダナの跡。
この人、これでどうやって仕事してるのかな、
と言うぐらいに、くっきりと鉢巻バンダナの跡、
している馬鹿がいますよね。
うーん、ここまで来るとまるで刺青。

5.LIVESTRONGの黄色い腕輪。
LVESTRONG、ちょっとしたブームになったのがもう5年も前だから、
そう、この流行の足の早いご時世、
普通の人はそんなものとっくの昔に忘れ去っているだろうけど、
あれあれ、不思議なことに、
テニサーでこれをし続けているいる人、実は凄く多い。
と言うか、
俺の周りに凄く多い(笑
流行遅れのものを身に着けることを恥ずかしいと思わないタイプが多いのか、
或いは、
本気でこの腕輪が気にいているのか、
つまり本気でLIVESTORONG。毎日LIVESTORNGしているぞ、という意味で。

タイブレークの時とかに、ああ、このサーブ外したらちょっとやばいかな、なんて時、
ふと見ると黄色い腕輪。LIVESTORNG。
うっし!と。ここまできたら強気で行くしかない、と、勇気が湧いてくる、と。

あ、でもさ、

そう、本ちゃんのテニサーって、
実は自分でやるばっかりで、
つまり人のこと、あんまり気にしないやつばかり。
つまり、
プロの試合を眺めているよりは、自分でやりたい、
と言う感じだから、
下手をするとプロのプレーヤーのこと、
何一つとして知らず、なんてことも多い。
つまりは、
そいつこそが真の真のテニサーであったりするわけなんだけどね。

という訳で、
最後にラケットを持っている人(笑

ラケット持っててテニサーじゃない訳がない、けれど。

でもね、実はこれありえない。
なぜかと言うと期間中は会場はラケットは持ち込み禁止。
なぜか、
多分、観客席に飛び込んだボールを打ち返す奴、とか多そうだし、
おしゃべりの後ろ頭を小突いたりするやつも出てきそうだし、
下手をすると通路で壁うち、或いは、ちゃんばら、
なんてことにもなりかねない、から(笑
という訳で、
つまりラケット持っている人は選手か、選手の関係者、か、ということで。

という訳で、
テニスをやってる人にとっては、テニスはライフなので、実はたまに重荷(笑
或いはただ単に開き直り。

で、テニスに憧れている人ほどそこにファッション性を見出している、
という傾向は変らないようで。

でもさ、なんかそれ、音楽にも凄く言えることだね。
ファッションの決ったやつに限って、楽器の演奏は下手、みたいな。
でも、顔を観ただけで、後姿を観ただけで、
実はどのくらい上手いかすぐに判ってしまう、みたいな。

テニスも同じ。
ずっと見で、どのくらいの実力か、実はすぐに判ってしまうのでした。

そうそうそう言えば、公開練習を観にいったとき、
選手やらコーチやら関係者やらが、
なんか妙にはしゃいだ顔で、今年のUSOPEN記念Tシャツとかを着ていたの、
凄く可愛らしかった。

なので、会場に着いたらすぐにUSTAのブースに行って、
そこで気に入ったTシャツを買ってその場で着てしまう、
のが一番一番正しいやり方、という気がしますがどうでしょうか(笑

で、最後に、
昨日ちょっと感動した風景。

グランドコートの隅の方の、目立たない関係者席の前で、
いかにも今の今まで試合をしていました、みたいな若いロシア系の女の子、
どでかいテニスバッグ担いだままてんぷらソバ食べていた(笑
あれも選手でしょうか(笑
テニスに天婦羅ソバ、似合わねええ!!!
とは思いながら、
この似合わなさが実は本気でテニサーと言う気がしたのでした。

という訳で、
プロの選手も、半分の選手も、ジュニアも観客も観客もどきも、
とりあえず、楽しみましょう、年に一度のお祭りなんだから。

ではでは、本日も行ってまいります!

あ、そうそう、くどいようですが、暑いよ!
なんてったって、観客席は日陰がぜんぜんなし!

なので、
1.サングラス
2.日焼け止め
3.帽子
4.薄手のシャツ
5.日傘(かなりヒンシュク)

をお忘れなく!

では、USTAでお会いしましょう!



            ~遠方の友に宛てたメールより


USOPEN 2008 速報 ~ スター誕生!その名は錦織圭 NISHI-KORI!!

Posted by 高見鈴虫 on 31.2008 テニスねた




いやあ、いまUSOPENから帰ってきました。

いやあ、良かったよお、今日の試合。

なんてったって、
日本のNISHIKORI=錦織圭が、
世界ランキング4位の曲者:DAVID 鶴太郎 FERRERを、
5セットの死闘の末に倒して4回戦進出を果たのでした。

指でOK 指でOK 指でOK 指でOK

これ、日本男子としては71年ぶりの快挙。
と言うか、
これまで日本のテニス、正直言って弱すぎ、しょぼ過ぎ。
USTAで応援してても、なんかわりと、虚しい、というか、寂しいと言うか。
もうほんと、杉山愛さんだけが唯一の拠り所状態。

そんな低迷を続けていた日本テニス界において、
今日というこの日、これはまさに歴史的な瞬間!であったのでした。

という訳で試合、

最初から飛ばしまくった錦織、そのままとんとんと2セットを先取、
応援しているこちらからして、ええええ、まさか、と口あんぐりの大活躍。
ただ、3セット目4セット目と疲れが見えてきたのか、
ファーストサーブの威力が落ち始めて、ああ、スタミナ切れか、と。

最近の試合はほとんど2セットマッチだから、
5セットのフルセットマッチなんて経験なんかある筈ない。
と言うことは、
試合が長引けば長引くほどに
経験と実力に勝るDAVID FERRERに益々分がある、と言うことで、
ああ、やっぱりこれはちょっとやっぱり駄目かな、
でもまあ、18歳、ここまでやれただけでも大満足、
なんて思っていたところ、
いきなり、メディカル・タイムアウト!の申請。
おおお、なんとなんと、
こいつなかなかやるなあと思わず感心。

という訳で、心機一転して5セット目、
よし、その調子、行け行け、がんばれ!と大声援に包まれて、
しまいには大WAVEが会場中を包んで、と大騒ぎ。

いやあ、NISHIKORI、ストロークも安定しているし、
球の威力もなかなかのもの。
カウンターパンチャーとしても相当なもので、
当たりそこねの糞ボールが不思議なぐらいにラインの内側に吸い込まれて、
とか、かなーりラッキーな一面があったとしても、
その後、ぎりぎりに追い詰められた局面でも、
安定した球捌きで、軽くいなしながら、
落ち着いてチャンスを待ち、となかなかの勝負上手。
挙句にベテランのFERRERがラケット叩きつけて大激昂なんてシーンもあって、
おいおいおい、これってわりとわりと。

という訳で、最後の最後に18歳が、
世界ランキング4位を倒してしまったのだぞ、と。
これはねえ、凄いよ、まじで。
そう、これって本当の本当に凄いことなんだから。

いやあ、あのタフな試合に勝つなんて、
NISHIKORI、まじめにまじめに期待できそうです。
いや、この人、BEST10入りも夢じゃない、
とマッケンロー先生のお墨付きも頂いて、
男子テニスが益々面白くなりますねえ。

という訳で、
本日のKEI NISHIKORI VS DAVID FERRER(4)戦、
結果スコア:6-4、6-4、3-6、2-6、7-5

いやあ、テニス観戦でこれほど興奮して、
これほど感動したことは無かったです。
完全に声が枯れてしまいましたが、
こんなに嬉しいこともないです。

取り急ぎ、ご報告でした。




            ~遠方の友に宛てたメールより


  

プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

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