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子出陰

Posted by 高見鈴虫 on 28.2012 ニューヨーク徒然
って訳で、咳が止まらず、
くっそお、眠れねえ、と思っていたら、
案の定、かみさんからも、
心配するのもうんざり、という具合に、
その咳、うるさい!!
と文句を言われて、
その隣りで犬さえもが、
おっさん、えーかげんにしいな、
ってな顔して渋面作ってやがる。

って訳で、うっしゃあ、そっちがそうならこっちだって、とばかりに、
ここで咳止めが登場する訳だ。

咳止め、と聞いたところで、ちょっと気の利いた奴なら、
おいおいおい、と思うだろうが、
そう、この咳止めってやつには、実は「子出陰」という
字面からだけでも十分に淫靡なブッシツが含まれていて、
淫靡であるぶん、これが医薬品とは言いながら、実はとても気持ちがよい訳だ。

前回、そう、あの胃潰瘍でぶっ倒れた時にも、
噂に聞いた「杜姫」様なんていうちょっとすさまじい方のお世話になった訳だが、
あの時には、
いやあ、噂には聞いていたが、
ろーへがドラッグの王様だとしたら、杜姫様はまさしく女王様、
ってな具合で、
ERのベッドで点滴ぶっ刺されたまま、
できればもうずっとこの場に寝ていたい、と思っていたものなのだがな。

うーん、医薬品、侮れん!

という訳で、まあ今回のこの「子出陰」、
まあ先の杜姫様とかに比べれば、オトソぐらいのものなのだが、
いやあ、まじ、わりとこう、なんというか、飲まなくてもいいのについつい
チビチビとやってしまったりして、オトソ気分でなんか景気がいいぞ、クリスマス早々。

なんてことを書いてはいるが、
断っておくが、俺はもういっさい厄はやってないんだよ。

ワシントンやらコロラドやらで、草なんてものが合法化されたらしいが、
いまさらどこの誰がそんなものやりたがるのか、とつくづく不思議に思ったぐらい、
俺はもうそういう世界とはまったくぜんぜん関わりもなく、興味も嗜好もぜんぜんない訳だ。

昔あれだけ愛して止まなかった旅も、
なぜかポロリと魔が落ちるというより、鱗が落ちるように、
ある日突然、まったくぜんぜんどうでも良くなってしまったわけなのだ。

という訳で、そういうたぐいのものは、病気にでもならない限りお世話になることもないのだが、
いやあ、久しぶりのそのたぐいのものもの、
いやあ、実にいいじゃないですか、と思わずむふふふとすけべ笑いだ。

久しぶりに、ジミヘンやらドアーズやらでも聴いてみようか、なんて気にさえなってくる。

が、しかし、ここで元雀鬼流は元雀鬼流さんらしさが出たり入ったりしてきてしまう訳だ。

つまり、咳止めなんかのために咳止めを飲んでしまっては勿体無いじゃないか、と。
なので、今回の咳止めはなるべく咳を我慢して、
で、残った咳止めは咳止めが必要なくなってからしっぽりと咳止め以外でお楽しみ用にとっておかないか、
なんてどうしようもないことを考えてだ。

という訳で、かみさんと犬から、うるさいぞ、と文句を言われながら、
うっせええ、咳ぐらいがなんだ、咳ぐらいのことでこの大切な子出陰様を無駄遣いするわけにはいかんのだ、
と、なんかどうしよもなくどうでも良い方向に向かっているが、おれは大丈夫だろうか。
ゲホゲホ
  

プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾歳月
世界放浪の果てにいまは紐育在住
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

©終末を疾うに過ぎて...
無断丸々転載・そのまま転写はご勘弁ちょんまげ

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