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いいよな、お前は、日本人で

Posted by 高見鈴虫 on 01.2013 ニューヨーク徒然   0 comments   0 trackback
改めて黒人の友人から、

いいよな、お前は、日本人で、

と言われた。

ワッダファック、である。

バブルの頃ならいざしらず、
今日び、日本人であることなんて糞の役にも立たねえぜ、

と言ったところ、まっさかあ、とベトナム人の女の子。

と言う訳でつまり、彼らが言うところのレイシズム、である。

黒人は事あるごとに、俺が黒人だから「差別」を受けている、
というのだが、俺は黒人ではないので、そのあたりのことは判らないし、
それってちょっと被害妄想なんじゃない?とも思うことも多いのだが、
まあ彼らに言わせるところ、黒人は黒人であるが為に確実に損をさせられている、
ということらしい。

この国ではな、色付きはみんな差別されている。

黒人、ラティノ、チャイニーズ、みんなそうだ。

が、しかし、日本人だけは別だ。

日本人が日本人であるからという理由で差別された、など聞いたことがない、
というのである。

つまりお前らは、名誉白人なんだ。

これはなんとなく、妙な言いがかりにも聞こえるが、
まあ確かに、それほどまでに損をさせられている、という気になる機会はあまりない。

という訳で、私らはなるべくチャイニーズに見られないように、って気を使ってる、
というベトナミーズの女の子。

という訳で、改めて日本人である。

回りを見渡す限り、俺も含めてそれほど優秀で魅力的な日本人ばかり、とも思えないが、
まあとりあえずのところ、
日本人であるから、という理由で、喧嘩を売られたり、石を投げられたり、
ということは経験したことがないな、と言ったところ、

それだけで十分だよ、と笑われた。

つまりアメリカでは、それが普通、であるらしい。

知らなかった、と言ったらまじで 中指を突き出された。

髪型こそが文明人のバロメーター

Posted by 高見鈴虫 on 01.2013 日々之戯言(ヒビノタワゴト)   0 comments   0 trackback
昔、中国残留孤児の方々の映像を見た際、
もっとも衝撃を受けたのは、その髪型であった。

なんだこいつら、この髪型、完全に爆発しているな。

その顔つき、そのスタイル、その物腰のあまりの貧乏臭さもさることながら、
その貧乏臭さのほとんど全てが、
この爆発した髪型に集約されている、と言っても良かった訳だ。

という訳で、改めて髪型である。

そう、文明人になればなるほど、その髪型は抜け目のないものになる。

あるいは、

髪型にまったく気を使わなくなった状態を、社会離脱者と定義される訳で、
逆に言えば、ホームレスであろうが、残留孤児であろうが、
髪型さえちゃんとしていれば、普通の人間とさして変わりはない訳である。

という訳で、改めて省みる俺の髪型。

はっきり言って、もうドライアーもムースも、使わなくなってから暫く経つ。

朝、そのすさまじい寝癖の上から、シャワーをぶっかけて、
濡れた髪をバスタオルでごしごしとやってそれで終わり。

あとは、思う存分その日のご機嫌を、ご頭髪さまに発揮いただくに任せる、
と言ったところである。

自分ではまったく気づいていないが、
俺ももしかして、世間の方々には、あの残留孤児を見たのと同じような目で
見られているのか、とも思うのだが・・・
だからどうした、とそれさえも気にならなくなっているところからして、
多分、完全にそういう人になっているのだろう、と確信を強める訳だ。

Across 110th Street

Posted by 高見鈴虫 on 01.2013 ニューヨーク徒然   0 comments   0 trackback
Bobby Womack - Across 110th Street


よおよお、どもども。

その後、身体の具合はどうでしょう。
ちょっと危惧しておったが、元気そうでなにより。

なんか随分と懐かしい曲だが、
昨日、ちょうどこの110丁目のあたりで飯を食っていた。

現在この地域はものすごい勢いで再開発が進んでいて、
ハーレムはいまや西東を問わず、高級住宅街。
おしゃれな店が立ち並んでいる。

改めてここ数年のニューヨークの沸騰ぶりは凄いものがある。

ハーレムだけに問わず、ブルックリンはいまやマンハッタンを凌ぐほどに地価が高騰。
クイーンズも既に安住と土地とは言えなくなり、
あのブロンクスでさえ高級ハイライズのコンドミニアムが乱立を始めている。

この地価高騰の立役者となているのが、
中国・ロシアを筆頭とする海外からのバブルマネーの流入。

その中でも中国人とロシア人の進出が目に余るものがあって、
日本バブルの頃の地上げ屋を彷彿とさせるやり方で、
まるでイナゴの大群のようにほとんど全ての物件を
キャッシュで買い占めてしまうわけだが、
投機目的である以上、買ったは良いが誰も住むものもなく、
マンハッタン内に灯りの点くことのないゴーストコンドが増えている。

という訳で、ニューヨークからゲットーが消えつつある。

街中のありとあらゆるところに監視カメラが設置され、
いつしかドラッグ・ディーラーもドラッグ・クイーンも、ホッカーもジャンキーも、
ヒッピーもパンクスもアーティストもすっかり姿を消した。

街が安全になり清潔になり人々がおしゃれになるのはとても良いことではあるのだが、
街のダイナミズムというかエネルギーそのものが消え去って行くような気もして、
ちょっと寂しいところはあるんだがな。

という訳で、
この狂乱家賃のニューヨーク。
我々のようなニューヨーカー、つまり普通のニューヨーク生活者。
投機目的の地価の高騰の煽りを食らって、
まさにどこにも住むところのない状態に陥りつつつある。

アッパーウエストサイドの我が家も家賃が鰻上り。
いまやワンベッドの貧乏アパートの家賃が30万を上回る。

だからと言ってその分、給料がどーんと上がった、なんて話も聞かない以上、
果たしてこんな状態で人々がどうやって暮しているのか、
とつくづく首を捻っているのだが、
なんだかんだ言いながらなんとか凌いでいるのだろう。
まさに現代の七不思議である。

オーストラリアンキャトルドッグという犬 その八

Posted by 高見鈴虫 on 03.2013 犬の事情   0 comments   0 trackback
オーストラリアン・キャトル・ドッグという犬種が、
日本でも名前が知れてきたのであろうか。

そしてこのオーストラリアン・キャトル・ドッグというとんでもない犬種が、
いったいどういった形で日本では紹介されているのだろう。

ちなみに俺は、我が家のブーと知り合うまで、
そんな犬種があることを知らなかったのだが、
犬種:オーストラリアン・キャトル・ドッグ・MIXと書かれた書類を前に、
アニマル・シェルターの係員から念を押された事がある。

もしもオーストラリアン・キャトル・ドッグと言う犬に興味がある人のために、
ブーを貰い受けた際、アニマル・シェルターで言われたことを書いておこうと思う。
参考にして頂ければ、とおもう。

まず、オーストラリアン・キャトル・ドッグは特殊な犬である。

確かに、このシェルターでも、まさにこれほど可愛い子犬は見たことがない、
と誰もがいう。
その姿は元気の塊。
問答無用にじゃれまくるそのいたいけな姿に
誰もがもうメロメロ。

が、しかし、その可愛さに騙されてはいけない。

確かにオーストラリアン・キャトル・ドッグは世界で最高の犬だが、
オーストラリアン・キャトル・ドッグが世界で最高の犬であるためには、
飼い主も世界最高の飼い主である必要がある。

果たして最高の飼い主とはなにか、

ベタベタと身体を撫で回すこと、
美味しいトリートをお腹いっぱい食べさせるうこと、
可愛らしい服を着せたり、一緒に寝てあげたりしてあげること。

そう思っているなら、まずはこの場でご辞退頂きたい。

オーストラリアン・キャトル・ドッグにとって最高の飼い主とは、
まさに、一緒に「運動」をしてくれる人、である。

オーストラリアン・キャトル・ドッグは他に例を見ないほどにアクティブな犬である。

そのタフさは並の人間ではとてもじゃないが付き合い切れない。

この犬はもともとオーストラリアの牧場で牛を追うために作られた犬である。

その強靭さ、運動能力、そして知性は他のどんな犬と比較しても群を抜いている。

そんなオーストラリアン・キャトル・ドッグを操るためには、
飼い主は、それ相応の覚悟が必要となる。

まずは運動である。

少なくとも、そう、最低でも一日4時間は、激しいトレーニングを必要とする。

その辺りをだらだら歩いているだけではダメだ。

走ったり、登ったり、何かを追いかけたり、そこまでクタクタになるまで運動をさせて、
初めて、オーストラリアン・キャトル・ドッグに満足を与えることができる。

と、そこまで、聞いて、さあ質問です。

あなたは、一日4時間、この犬の散歩をすることができますか?

そしてそれを、少なくとも、そう、少なくとも5年、10年、いや、15年、
ことによると20年間、

毎日毎日、続けてやることができますか?

この犬が幸せになるか、ならないかは、まさにその一点に集約されます。

一日4時間の散歩をしてやれるか。

もしそれが無理、と思うのであれば、悪いことは言わない。
いまのうちに諦めた方がよい。

さもなくば・・・・まさに・・・・とんでもないことになる・・・・

とんでもないこととは?

と思わず息を飲んで質問をすると、ふっと笑った係員。
まさに、とんでもないことよ。
つまりは、そう、ここに帰ってくることになるような・・

噛み付いたり、とかしますか?とうちのかみさん。

いいえ、と即座に係員。

飼い主は、そう、飼い主だけは、絶対に噛みません。

ただ・・・とむっと口をつぐんで、まあ、後のことはじゅうじゅう勉強してください。
本屋に行けば、この犬、そうオーストラリアン・キャトル・ドッグ向けの専門書が出ているぐらいだから。

さあ、心の準備ができましたか?
あるいは、二三日よく考えて、そして戻ってきても良いですが。

それまで、取っておいて貰えますか?と俺。

いや、その間に、飼い主として適切である、という方がいらっしゃったら、
その方にお譲りすることになります。

うーん、と思わず。
が、しかし、すでに心は決まっていた。
どんなことがあっても、この犬だけは離さない。

という訳で、この犬を飼うことができるのは、まさに本物のドッグ・ラバーだけ。
あなたは正真正銘のリアル・ドッグ・ラバーになる覚悟がありますか?

いいですか?一日4時間、この犬のためにだけに費やすんですよ?
それがなにを意味するか判りますか?

毎朝、祝祭日も関係なしに、毎朝必ず5時に起きて、
そして毎日、仕事が終わったとたんに家に飛んで帰って、
そして寝るまでの間はとにかく散歩。

雨の日も風の日も吹雪の日にも炎天下の日にも、
10年間15年間、さもなくば、20年間。
夜遊びもパーソナルライフもなにも無し。
つまり、あなたはほぼ全人生をこの犬に捧げることになるんですよ。

あなたはそこまでして、この犬のために尽くしてあげることができますか?

うーん、と思わず、かみさんと顔を見合わせて。

ちなみに、と別の係員。

この犬種は、別名クイーン・オブ・リターン、と言われているんです。

クイーン・オブ・リターン?

そう。一度貰い受けられて、そして帰ってくる率がとても高い。
キングはダントツにピットブルテリア。そしてこのオーストラリアン・キャトル・ドッグがダントツの2位。

それはなぜ?

そう、つまりは・・・

取り敢えずは元気過ぎて、
そのために毎日の運動が大変で。
毛が抜けたり。
ちょっと気難しいところがあって、
子供が苦手で、
喧嘩が多くて

そんなに大変な犬なんですか?

いやだから、と係員。

散歩さえしていれば大丈夫なんです。一日4時間の散歩さえちゃんとしていれば。

だが、それがなかなか・・毎日となるとね・・身が持たない・・・

で、ギブアップして・・・

でもね、ここに戻ってきたオーストラリアン・キャトル・ドッグは、もう既に、元のキャトル・ドッグではないのです。

それはなぜか?

つまり、キャトル・ドッグはともて飼い主への依存度が高い犬で、一度飼い主との信頼が崩れると、多いそれとは別の飼い主を信用しなくなってしまうんです。

はあ。

まるでこのこのように天使のように可愛かったキャトル・ドッグが、一度飼い主がギブアップしてシェルターに戻されてから、たった一人にさえも身体を触らせることを許さずに、そのまま餓死した例をいくつも見ています。

つまり、そう、一度パートナーと決めた飼い主には、一生の間、なにがあっても忠誠を尽くす。一度それが壊れると、もう誰にも手がつけられなくなってしまう、ということで。

ワン・オーナー・ドッグなんです。一人の飼い主以外には絶対になつかない。

本当に情が深い犬なんだよ。

それがオーストラリアン・キャトル・ドッグの魅力でもあり、そう厄介な点でもある。

つまり、そう、オーストラリアン・キャトル・ドッグはそういう犬なんです。

ただ、犬を飼う、という意味では、この犬にまさる犬種はありません。

もしあなたが心の底からこの犬を愛してあげれば、この犬はまさにあなたにとって最高の犬になる。

という訳で、

まったく問題がありません。こいつのためなら俺の人生なんていくらでもくれてやる。
一日4時間、まったく問題なし。死ぬまで散歩してやる。
もうこいつなしでは俺の人生はありえない。絶対に離せない。一生添い遂げてやる。

と言い切ってしまったのだが・・・・


そして4年が経った。

その間に起こったこと・・・

まずは引越し。そして転職。
始終腰痛に悩まされ、テニスもバンドもできず、
夜遊びはいっさいできず、友達も減り、愛人は去り、
まさに犬以外では、自分自身の生活はなにもなし。

それだけでも十分だろう。
という訳で、まったくこの犬が来てからというもの、本当にろくなことがない。

まさに、悪魔。悪魔の申し子ではあったわけだが・・

この犬の最も悪魔的なことと言えば、そう、
もうこいつ無しでは生きて行けない、こいつがいなくなったらもう生きていく気がまるでないだろう、
とまで思わせてしまうところなのである。

そんなことを書いている俺の、その頭の下で、枕代わりにされたブーが、うーん、と唸っている。
いや、もうちょっと待って、もうすぐ終わるから。
その代わりに、という訳で、また耳からほっぺたからを舐めまわすのだが。

という訳で、オーストラリアン・キャトル・ドッグ、
まさに、ベスト・バディ、ソウル・メイトそのもの。

どこに居る時も、いつなんどきでも一緒である。
いつでも一緒にいたい、片時も離れたくない、と心底思う。

どんな犬、おろか、どんな人間にだって、これほどまでに心を分かち合える存在を俺は他に知らない。

つまりはそういうことなのである。

という訳で、このオーストラリアン・キャトル・ドッグ。

日本ではどう紹介されているかは知らないが、まさにそういう犬なのである。

人間辞めますか?キャトル・ドッグを諦めますか?

覚悟されたし、と言わせてもらう。

オーストラリアン・キャトル・ドッグと言う犬。その九 「牧場には最適です」

Posted by 高見鈴虫 on 03.2013 犬の事情   0 comments   0 trackback
オーストラリアン・キャトル・ドッグという犬種が、
日本でも名前が知れてきたのであろうか。

という訳で日本のサイトをつらつら見ていたら、この記述。


オーストラリアン・キャトル・ドッグ

とても知的で、トレーニングも楽。飼いやすい犬種、とある。

馬鹿か、と思わず。

これ、何も知らない癖に知ったかぶって書いているとしたら、
馬鹿もほどほどに。今すぐ首を括りなさい。

知っていながら嘘をついているなら、まさにそこには悪意さえも感じる。

まさにこれ、悪魔の誤情報。

騙されたとたん、まさに、とんでもないことになるぞ、と。

改めて言うが、オーストラリアンキャトルドッグを飼う事は並のことではない。

なんと言っても、1日4時間の運動が必要なのだ。

一日4時間だぞ!まず普通の会社勤めをやっている人間では無理だ。

運動神経は抜群、なのだが、その分、
やれボール投げろだ、今日はフリスビーだ、
公園に連れていけ、リーシュを話して走らせろ、
と、その要求が半端ではない。

その身体はまるでシルクのような手触りの美しい毛皮に覆われていて、
とは言いながら、その毛が抜ける抜ける。
家中、床と言わずソファといわず、ベッドもクローゼットもどこもかしこも、
まさに犬の毛だらけ。

人の会話に熱心に耳を傾けては、ふっと思いついたように行動を先取りし、
あれえ、糞、バレたか、と舌打ちすることにもなる。
つまり、この犬の前では下手なことは言えないのである。

それに加えて、
妙に頭が良い分、気難しく、
余程に知った人間以外には決して心を許さず、
あら可愛いわねえ、と頭を撫でようとすると、するり、とその手をかいくぐってしまうし、
独立心が強く、うるさく絡んでくる輩、つまり、子供やら子犬やらが極端に嫌い。
挙動不審な人間、つまり、ホームレスやら酔っ払いを見れば問答無用に襲い掛かり、
防衛本能が半端ではなく、こと、かみさんと一緒に居るときは、
近づいてくる者は、人と言わず犬と言わず片っ端から脅し上げて追い払ってしまう。

というこの性格が災いして、
アニマル・シェルターでは、ピットブルについで二番目の収容率。
まさに、シェルターの常連犬であるのもそう言った理由。

つまり、並みの人間ではハンドルできない、ということ。

という訳で、おい、とかみさんに。

日本のサイトに、キャトルドッグが飼い易い犬種だとさ。

ははは、とかみさん。悪い冗談ね。でも本気にした人が可愛そう。

ひどいな。悪意を感じるよ。

ひどいね。犯罪に近い。

でもほら、とかみさん。

北海道とか、海の近くとかに住んでいる人ならいいんじゃない?

牧場とかな。

凄い田舎で、山を持ってたりとか。

そんな人が日本に居るのかな。

だからそう書けば良いのよ。

海や山のそばに住んでる人なら飼い易くて最高の犬ですって。

そこにも書いてあるんじゃない?すっごくちっちゃい字でさ、牧場には最適です、って。

ねえ、ブー君、と言った途端に、なにを間違えたかおもちゃ箱からボールを咥えて玄間に走って行く。

なんだよ、また散歩?さっき行ったばっかりだろ?

あんたが牧場とか言うからよ。ねえ、もう牧場も覚えたものね~。

という訳でブー君、家を出たとたんに、さあこっちだ、とセントラルパークへの道を突き進むのである。

まさに、牧場には最適の犬なのだがなあ・・

オーストラリアン・キャトル・ドッグと言う犬。その十 「「愛の代償」」

Posted by 高見鈴虫 on 03.2013 犬の事情   0 comments   0 trackback


ちょうど去年の今頃の時期、

土曜の朝のセントラルパークで、

さあ、ボール遊びでもやるか、
とはじめたところ、
おっと、いきなり目の前を、目にも止らぬ速さで走り抜けていく青い塊。
で、その後を、まさに気が触れたように追いかけるラブラドールからハスキーからドーベルマンから柴犬からの一団。
その先頭を走る子犬。まさに、ブッチ切りの早さである。

なんだあのすばしっこいのは、と見れば、それはまさに、オーストラリアン・キャトルドッグ。
まさにピンボール。ロケットドッグ。

おい、ブー、ほら、なんかお前の子供の頃みたいなのがいるぞ、と言った途端、
よし、俺も、と飛び出したブッチ。
あっという間に他の犬たちを抜き去って、で、そのロケットパピーと共に俺の元に帰ってきた。

で、挨拶もせぬうちから、いきなり飛び掛ってきたその子犬。
あっという間に胸の上に飛び乗って来て、あとは揉みくちゃ。
顔中を嘗め回してはシャツのすそをうんうんと引っ張り始めてと大奮闘である。

まさにこれ、子犬の頃のキャトルドッグ、そのもの。

で、ようやく追いついてきた犬たち。

へっへへ、と赤い舌を出しながら俺にご挨拶。

どうだ、可愛いだろ、キャトルドッグのパピーは本当に可愛いな。

さ、行っておいで、と行ったとたんに、ターボが爆発。

あっという間に丘の向こうに消えている。

という訳で、飼い主のジャネットさん。

ども~、とご挨拶した後、

いきさつを聞いてみればまさにうちと同じ。

土曜日の朝にジョギングの途中で雨に降られて、
雨宿り代わりにアニマル・シェルターに足を踏み入れた途端にこの子と目があって、
で、胸に抱いたらもうぜったいに離せなくなっちゃって。

そうそう、その通り。うちもそうだった。

で、家に連れて帰ってみたら、家中で大運動会。

そうそう、家中を滅茶苦茶にされて。

でももう、可愛くて可愛くて、とまるでとろけそうな笑顔。

でも、この犬、本当に大変ですよ、と思わず。

一日の運動時間、4時間ですよ。

知ってます、とジャネットさん。でも大丈夫。

私、ジョギングが趣味だし。いまでも朝晩そのぐらい走ってるから。ちょうど良いジョギング・パートナー。

まあ確かに、最初は俺もそう思っていたんですがね、と苦笑い。

聞くところによると、ウォールストリートのバリバリのキャリアウーマンであるジャネットさん。
96丁目のイーストリバー沿いのハイライズのコンドミニアムに一人暮らし。

え、じゃあ、ここには?
はい、走ってきました、とのこと。
この子に引っ張られてたら、あっという間ですよ。

がしかし、と思わず。
女一人暮らしでしかも激務の金融系。
それでキャトルドッグと暮らすのはちょっと無理じゃないのかな、
と懸念しながらも、そんな話を知ってから知らずか、
いきなりジャンプして胸に飛び込んできたキャトルドッグ。
5ヶ月のマックス君。

こいつこいつ、と俺の腕の中で無茶苦茶に暴れまわった挙句、
次はこっちだとばかりにジャネットさんに飛びつくや、
もう顔から首からを嘗め回し。

やめてやめて、こら、やめなさいって、
と悲鳴を上げながら芝生の上を転げまわって、
まさにアルファー派でひたひた状態。

ほらブー、お前も子供の頃はあんなだったんだぞ。

という訳で俺が交代。さあ、マックス君こっちおいで、
と言ったところ、
なにを間違えたかブー君、いきなりよいしょ、と俺の腹の上に座り込んでびくとも動かず。

ははは、嫉妬してるんだ。
いやあ、そんな筈ないですよ、男同士だし。

という訳で、ブー君をご紹介。
で、これまでにあったことをかい摘んで。

ああ、なんか本当に判ります。自転車ですか。判りました。
ボール遊びとフリスビー。アジリティですか、そうですね。そういうのが必要ですね。

まあ3年ですね。3年はこんな感じです。でもそのあと、
まるで魔が落ちたみたいに落ち着きますよ。だからあと3年、がんばってください。

という訳で、念のために、なにかあったら何でも聞いてください、とメアドを交換したのだが・・・

とそんなジャネットさんからメールが届いた。

すっかり青年犬に成長したマックス君の肩を抱き、
ショートヘアーになったジャネットさんが、
本当に幸せそうに微笑んでいる。

やはり仕事を変わったのだそうだ。

いまはなんと国連で働いている、とのこと。

やれやれ、犬のためにキャリアを変更ということだろうか。
どこかで聞いた話だな、と再び苦笑い。

という訳で、まあその間に何が起こったのか、大体想像もつくというもの。

お給料も下がって、部屋も小さいところに引っ越しましたが、
その分休みも増えて、マックスとの時間も十分に取れるようになりました、とのこと。

なので、マックスと一緒にいれてとてもハッピーな毎日です。

思わず・・・・そう、苦笑いしか出ない。

とりあえずこいつが3歳になってちょっと落ち着いたら、
改めて今後のキャリアパスを考えようかなと思ってます、で締めくくってあった。

という訳で、いやはやである。

これも愛の代償という奴か。

キャトルドッグとの出会いから、人生がひん曲がってしまったひと、割と多いのではないだろうか。

がしかし、とわが身と、そしてこのブーを振り返って。

悔い無し、と言わざるを得ないよな、と思わず苦笑い。

まさに愛の代償である。そして現世のしがらみを捨てて得たものはと言えば、

と、目が合ったとたん、おい、ボール投げろ、と鼻をしゃくられる訳だ。

まったくやれやれである。

理想のタイプは? 心の広い人!

Posted by 高見鈴虫 on 04.2013 今日の格言   0 comments   0 trackback
ぶっちゃけ、
日本に限らず、人々の抱える様々な問題は、
「心の狭さ」に起因していると思うのだがどうだろう。
皆がもっと「心を広く」持って、
物事に寛容で、大らかで、慎み深く、しかし大胆で、
そういう人格を目指したのなら、
もっともっと自由で優しい社会が出来上がる筈なのだ。

という訳で、「心の広さ」運動をしてみてはどうか、と。

がしかし、いくら学校の授業で「心の広い人になりなさい」

と言ってみたところで、

じゃあ具体的にどうすればよいのか、
というちゃぶ台返しにあって頓挫することは目に見えている。

あのなあ、もっとイマジネーション、使わんかい、と思うのだが、
このイマジネーションこそが心の広さのバロメーターである以上、
心の狭い人々に、イマジネーションを使え、というのが土台無理な話。

が、しかし、
人類がもっともイマジネーションを使うこととはなにか?

まさにそれは、恋人探しである。

恋ほど人にイマジネーションを使わせるものはない。

失敗すれば妄想に至るが、失敗すれば妄想に至る、
ことがみすみす判っていながら、
敢えて妄想に陥ってしまうのは馬鹿。
自ら進んで落とし穴に落ちるようなもの、
あるいは、犬のウンコを踏んづけるようなもの。

妄想に陥らず、落ち込まず、しかし自信過剰の罠にもはまらず、
そう、自分を、相手を、そしてライバルを、
より客観的に判断し、そして作戦をたて、
どうやってこの思いを伝えるか、に七転八倒を繰り返す。

あの子の言った、あの言葉の意味はなにか?
もしかして、彼氏がいるのかな?
彼氏ってどんな人なんだろう。
俺では駄目であろうか。
なぜ駄目なんだろう。
俺のなにが駄目か。
いや、あるいは、俺のなにを売り込むべきか。
が、しかし、俺はなんでこんなにあの子が好きなんだろう。
あの子の魅力とはなにか。
そして俺のなにがそんなあの子の魅力に反応するのだろうう。

誰でも覚えがあるだろう。

そう、恋こそがイマジネーションを育てる。

つまり、心、そして、人間を育てるのは、
まさにこの恋なのだ。

しかし、この恋の相手が、
実は取り繕っているのは見かけばかりで、
一皮向けば、まさにせこく打算的で
わがままな意地悪な相手であったらどうだろう。

そう、覚えがあるはずだ。
そう、まさにいま起こっていることとは、
まさにそれなのである。
つまり・・互いの心の狭さに対する幻滅なのだ・・

という訳でその悪のスパイラルを止めるためにも、
そこは嘘は方便、率先して世の中を善の方向に導く為に、
ひと肌脱いで欲しい。

理想のタイプは、と聞かれたら、
迷わず、「心の広いひと」と答えて欲しいのだ。

意味など判らなくてもいい。そのうち判る。
人は心だ。心は広い程よい。

金なんてあったって、次期になくなる。
いくら金を持っていたって、性格の悪い奴とでは一生幸せになれないし、
そんな人間との間にできた子供は、必ず性格が悪くなる。
どんな巨乳であったって、5年もすれば垂れる。
永遠に咲いている花は造花だけであるように、
生きとし生けるものはいつかはその色を失う。
失なうことを前提として考えることこそが、
まさにこの世のいろはにつながる、
我々日本人は、その無常感に基づいた深い深い理念を、
伝統として持ち続けてきたとても理知的な民族なのだ。

そんな日本人が育んできたもの。もっとも大切にしてきたもの、とは、
まさに、まごころ、なのである。
真心、つまりは、真の心、まことのこころな訳だ。

そしてそのまごころこそが、心の広さに通じる。

つまり、相手の心を重んじること、これに尽きる。

この世知辛いご時世、
なにもしなければ心は萎れ、狭くなるばかりだ。
あえて、このような辛い時節には、
せめて心だけでも広く持とうじゃないか。

こんな時勢だからこそ、

心の広いひとと一緒にいたい、と思わないか?

心の広い人から、心の広さを分けてもらおう、と思わないか?

「タイムズスクエアのネイキッド・ダンサーズ」

Posted by 高見鈴虫 on 04.2013 ニューヨーク徒然   0 comments   0 trackback



祝日の午後、ショッピングの帰り道に、
久々にタイムズスクエアを通ったのだが、
なんと、Tバック一丁の身体にボディ・ペイントを施しただけの
ダンサーのお姉さまがたがそこかしこに。


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さすがにB地区にはテープを貼っているものの、
まさに、昼の日中から公衆の面前ですっぽんぽんである。

さすがに驚いたブッチ。
吠えるのも忘れて、唖然としているばかり。
思わず、不覚にも頭を撫でられてしまったブッチ君。
実はちょっとご機嫌だったりもしたようだ。


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「トップレスになる権利」

Posted by 高見鈴虫 on 04.2013 ニューヨーク徒然   0 comments   0 trackback

そういえば、先日のニュースで、
女性が、トップレスになる権利、が認められた、と聞いた。

男が上半身裸になっても違法ではないのであれば、
女性だってそれが許されるべき、ということらしいのだが・・

まあ確かに、ヨーロッパとかに行くと、
割と公園の芝生の上でも、
おっぱいべろんちょのトップレスの方々を見かけたような。

ちょっと楽しみではあったりもしたのだが、
でも、ほら、そういう人って、レズビアンであったり、
あるいは、プロの人々であったりする訳で。

確かに、レズビアンの人々のあの挑発、というよりは、
社会規制そのものに挑むような挑戦的な裸姿は、
なんとなく、漁師さんの裸、のようでまったく色気がないし、
プロのダンサーたちの裸体も、なんとなく手垢にまみれて、というか、
すでに裸そのものが一種のコスチューム、
まるでシールドで防御されているような気もして、
余り惹かない気はするのだがな。

やっぱりね、裸は恥じらいがあってなんぼ、と思うわけだが、どうだろう。

「テニスプレーヤーの足」

Posted by 高見鈴虫 on 05.2013 日々之戯言(ヒビノタワゴト)   0 comments   0 trackback


そう言えば、テニスコートにおいては、
女性はスコート、つまりはミニスカ。
パンチラも当たり前であるし、
だからと言って、そのたびに、おおおお、と思わず欲情、
なんて話は聞いたことがない。

足、というよりも、まさにパンツぎりぎりまでを、
真っ黒に日焼けしてしまっている足。
その美醜よりは、おお、良い筋肉しているな、やら、
あるいは、そこにべったりと貼られたバンテージに、
あいつまた膝やったのか、可愛そうに、ぐらいしか思わないのだが。

まあ確かにその中にも似合う似合わないやら、
つまりは、美醜はあったりもするのだが、
その良し悪しに関わらず、
シーズン中はほとんど全てのテニサーたちは
ほぼ四六時中をそんな格好で過ごしている訳で、
普段からそんな人々に囲まれている関係上、
いまさらなんだ、という気がしないでもない。

見慣れてしまった、とかそういう問題ではなく、
まあ、そう、その希少価値というか、
つまり、隠して何ぼ、だと思うわけだ。

「冷めた料理」

Posted by 高見鈴虫 on 05.2013 嘗て知った結末   0 comments   0 trackback
オクテ、という訳ではないのだが、
いきなり向こうから誘われてしまうと、
思わず、おっと、と引いてしまうところがあって、
で、ひとたび、おっと、と引いてしまうと、
次のチャンスは永遠と訪れない、
というもの自明の事実。

誘ってやっているのに断わられたことに対して
それほど根に持っているのか、
あるいは、そう、まさに気まぐれ、なだけだったのであろうか、
なのである。

そうして、一度は誘ってきた女の子。
何となくそれとなく、
しかしいつしか頭の中はそればっかりになっちゃって、
ああくそ、こんなことならあの時にやってればよかったな、
と思った時には後の祭り。
再び会ってみると、そこにはまるでそっけない別人の顔をして、
え?なんのこと?なんて感じで素通りされてしまったりもするのだ。

上げ膳据え膳、頂く時にはその時点で頂くこと。
冷めてしまった料理はもう箸は付けられないのだ。

つまり、いつでも気持ちをレディにしておくべきなのだが、なかなかどうして。

という訳で、くっそう、逃した魚は大きい、とばかりに、
また、悶々とする日々が始まる訳なのだが。

という訳で種明かし。

やっぱさあ、駆け引きの主導権を取る為に、
ちょっとやらせてあげる、ような誘いを出しておいて、
で、向こうが一旦は引くものの、
次の日からそっけない態度をすれば・・・
必ず引っかかってくる、というのはまさに定則。

それも姑息な手のうちの一つ、と今になって確信を持ってそう言える。
そう、くそったれ、またしてもやられた、な訳である。
そんな姑息な小娘の小悪魔戦法に立ち向かうには、

ジャブが来た途端に本気のストレートを見舞うこと。

つまり、ちょっとという感じで誘われたら、
いきなり、いただきまーす!
とそのまま押し倒してしまうことなのであった。

目だけで惚れる

Posted by 高見鈴虫 on 05.2013 嘗て知った結末   0 comments   0 trackback


看護婦であった友人の話。

手術中、全身、頭も顔もすっかりと手術着とマスクに身を包んだ手刀医、
見えるものはまさに目だけ、であるのだが、
その目だけでも実に多くのことを語るそうである。

経験、自信、不安、怯え、尊大、プライド、媚び、性欲、

まあ目を見ているだけで大抵のことは判るね、という話。

新米のあの怯え切った目。
パニックに遠のきそうな意識に夢の中を彷徨い始めたら、
態とらしく咳払いをして目だけで笑いかけてやったりとか。
そういう奴は一生わたしに頭が上がらないね。

かと思えば、
手術中に鼻歌を歌っている医者もいれば、
うつろな目をして遠い思い出の中を旅しているものもいれば、
始終時計ばかりを気にしてこのクソ仕事の後の予定ばかり考えている奴。

下手をすると隣りの看護婦にボディータッチはできないので、肘で、あるいは、
目で犯す、なんて輩もいるそうである。

そういう医者にはつくづく掛かりたくない、とは思うが、
凄腕の奴に限ってそういうところがあるというのも事実。

という訳で、そんなちゃらんぽらんな医者どもの手綱を、
がっちりと握っているのが実は看護婦である、という話。

とそんな中に、まさに目、そう、目だけで思わず惚れてしまう人、
というのがいるらしい。
もうその目を見ただけで、ぞっこん。全てを捨てても良い、って気にさせちゃう、凄い人。

で、そんな人が、手術が無事終了後、はいお疲れ様でした、
とマスクを取った途端・・・

じぇじぇじぇじぇ~、なんだこの薄らハゲのおさん、と衝撃を受けることになる。

でもね~、と看護婦。

目だけで惚れた人、確かなんだよね、実は。
つまり、
ちゃらちゃらした服やら、いったい誰のつもりになってるやらの態度やら、
どうせ誰かの受け売りぐらいしか言うことの無い、下らないふかし、なんか聴かされてるよりは、
その目、目だけ見れば、大抵の男なんて判るのよ、ってな話でさ。

そう言えば、キムタク目線ではないが、
目だけで惚れさせてくれるような、目線のきまった男って、いないんだよね、ほんと、
という話であった。

真夏のうた そのいち ”SPEAK LOW”

Posted by 高見鈴虫 on 05.2013 音楽ねた   0 comments   0 trackback
"Speak low"

Kurt Weill / Ogden Nash

Speak low when you speak, love
Our summer day withers away too soon, too soon
Speak low when you speak, love
Our moment is swift, like ships adrift, we're swept apart, too soon
Speak low, darling, speak low
Love is a spark, lost in the dark too soon, too soon
I feel wherever I go that tomorrow is near, tomorrow is here and always too soon
Time is so old and love so brief
Love is pure gold and time a thief
We're late, darling, we're late
The curtain descends, ev'rything ends too soon, too soon
I wait, darling, I wait
Will you speak low to me, speak love to me and soon....


真夏の情事、というか。。
隠微さむんむんだな。
これは、ガキには判るまい。
あるいは、過ぎ去ってみないと判らないというか。。
しかし、実は女は判ってるんだよね。
それが判ってしまった男は。。おさんなんだね。。。。

という訳で、BEST TAKEを探してみた。

これほど、歌い手によって印象の変わる曲も珍しいな。

それぞれの恋への想いが伝わってくるようだ。


まずは、若手のお色気むんむん派から。

Carme Canela - Speak Low



お上手系の双璧と言ったらこの人でしょう、サラ・ヴォーン。
Sarah Vaughan - Speak Low


やっぱ、この手の曲は、この人がぴかいち。いやらし過ぎ、という気も。。
Carmen McRae - Speak Low


なんと、あのPEGGY LEEが。。この人も私生活ではいろいろあったのね、と。
Speak Low : Peggy Lee


まだ若くて生意気盛りの頃のマリサもなかなかいけてる。

Marisa Monte - Speak Low



俺的には、このアニタ・オデイが想い入れ大賞。。。ああ、切なかった恋の思い出が走馬灯のように。。
Anita O'Day - Speak Low


極めつけはこいつ。やっぱCHET BAKERか。。
Speak Low - Chet Baker & Gerry Mulligan

「ハンサム・パピー」

Posted by 高見鈴虫 on 06.2013 犬の事情   0 comments   0 trackback
連休中の朝のセントラル・パークの入り口で、
観光バスを降りたばかりの若い女性の一団から、
いきなり、OMG!(オーマイガッ!)の連発を浴びるブッチ。

こんなハンサムなパピーは見たことがないわ、
とばかりに写真を撮り捲られている。

ハンサム?ブッチが?

犬にもハンサムとか、そういうのあるのだろうか?



IMG_0055.jpg


が、そう、そう言えば、
ドッグランで会う人々の中にも、
そういうことを言う人も居ないではない。

が、そう、我がブッチ君。
知らない人にはあまり友好的ではないところがあって、
いくらラブコールを浴びても、
つん、と横を向いて、頭を撫でさせたりなどしない訳で。

そのおつんな所がまた良い、とも言われているのだが。

IMG_4285.jpg



そう、そういえば、
同じキャトルドッグのミニー。
実はブッチの憧れの姫君。

飼い主の目を盗んでうんこばかり食っているじゃじゃ馬娘ではあるのだが、
その顔立ちだけを見れば、
人間の俺から見ても、なんとなく気品があるというか、
まあ美人だなあ、と思ったりもする。

あるいは、同じアパートにするサイベリアン・ハスキーのワイリー。
うん、あいつは本当にきりっとした良い顔をしているな。

確かにな、犬の顔立ちにも美醜はあるようだ。

が、しかし、だからと言ってブーが他の犬にモテモテなんて話も聞かないので、
多分、犬同士はそれほど面食いではないのだろうな。

宝の持ち腐れ、という奴か。

まあハンサムであろうがなんであろうが、
元気で居てくれればそれで良い訳なのだが。


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「生臭い曲」

Posted by 高見鈴虫 on 06.2013 嘗て知った結末   0 comments   0 trackback

週末の午後、犬の散歩の途中、
公園の芝生の上で居眠りをしていると、
久々にバンド仲間の悪ガキからメールが来た。

で、なんとなくMAILはとろいんでMSGに切り替えて、
で、いつしかテキスト・メッセージでチャット状態。

こんなことなら電話すればいいのに、とも思うが、
なんとなく電話は面倒くさくて。
ちかちかとテキストを打ちながら、
ぼーっと辺りのビキニのお姉さんとか眺めている、
その間が良い訳だ。

という訳で、
音楽のことやら最近の動向やらとか
チコチコと打って送りをしていたのだが、
で、オンナとかは?という話にもつれ込んだとたん、
まってました、とばかりに最近のアクティビティねた。

おっと、なんか割りと楽しい人生送ってんじゃんかよ、

ってな話しにもなるのだが、
あれ、でもおまえ、本カノのナナちゃんと一緒に住み始めたんじゃなかったっけ?
と言えば、最近ぜんぜんしてねえしってな話。

で、一緒に住んでいる本カノほったらかして
で、他のオンナとそんなに遊びまわってる訳?
と、まあそういえば俺もそうだった気もするのだが、
ここに来てカタギのリーマン面をし始めてからは、
めっきりご無沙汰の俺。
なんとなく、うへえ、とちょっと気押しされる気分。

だってさあ、(本かの)つまんねえんだもん、
という衝撃的に率直なご意見。

だってさあ、新しいオンナの方が面白いのきまってんじゃん、と。
まさしくいちいちその通り過ぎる訳で。

んだよ、いまだにそんなことばかりやってる訳?

そうそう。そんなのばっか。なんかここの当りが多くてさ。
百発百中どころか、時には二人三人とか。
ってな話で、やれやれ、こいつ本当に心の底からバンドマン。

で、どうやってゲットする訳?と聞けば、まあてきとー、と予想通りの回答。

もう最近せっそーなくてさ。イベントからライブから飲み行った時とかでも、
暇そうにしてる子みたら、ちーっすって声かけて、
てきとーに話合わせてるうちに、じゃあちょっと出ない?って言えば大抵は付いて来る、
ってな話で、まあそうそう、そんなもんだよな、と思わずうんうん。

確かにナナの方がいい女なんだけどさ。でもずっと同じオンナと面付きあわせてると喧嘩になるでしょ?
だからまあガス抜きは必要でさ、まあそれもこれもふたりのためって訳でさ。
といういちいちもっともらしい言葉でもあるわけなのだが。

という訳で、それからずーっと、
どこに行った時にどんな格好したどんなオンナがいて、
それにどう言ったらどう返して、で、どこに行って、
で、ホテルがいくらで、ってな詳細情報が津波の様に。

で、どんなパンツ履いてて、脱がそうとしたらこう言って、
で、おぱいがどうで臍がどうであそこがどうで匂いがどうで、
したら何したらこうしてどうしたらああして、
で、で、で、で、で、で。。。
とまさにリアルなディテールの嵐。

最近めっきり犬の散歩以外なにもしていない俺的にはかなり刺激が強すぎて、
まさにタジタジ。思わず辺りを見回してしまったりもする訳だ。

という訳で、そう、見知らぬオンナなのである。

出会ったばかりの名前も知らないオンナと
ぎこちない会話をしながらぎこちなくアパートの階段を上がって。
で、見知らぬ部屋の見知らぬベッドの上で、
見知らぬ服と見知らぬ下着。
なんとなく違和感のある肌触りと髪の質と唇の固さと舌の感触と。
まだなんとなくまだ固さの残る身体を解きほぐしながら
そして汗に湿った下着とかあそこの色から毛の生え方から、
そして包まれるぎこちなくも新鮮な、
まさにあの見知らぬあの匂いな訳である。

シャワーとかはいんないでそのまま脱がせるじゃん。
それがまた良くてさ。で、むわっと来て手マンでこね回してさ。
で一回目はそのままやっちゃって。
で、またシャワー入ってよく洗ってもらって。
で、そのあと、まあねっとり系っていうか、
嘗め回しながらバイブつかったりとかでフェラさせて立ってきたらもう一発。
だいたいそうだな、3回ぐらいかな。おんな?さあ、まあ人それぞれだけど、
四五回は行ってんじゃない?たいていは延長するけど泊まりはさすがにやばいしさ。
なんか、生臭いな。
そうそう、生臭いんだよ、知らない女ってさ。その生臭さが良いんだよなあ。
こないだやってる最中に別の女から呼ばれてさ。
だったらここに来て一緒にやんない?とかなってさ。
ホテル代?オンナが割り勘にしてくれてさ、俺ってホスト?って感じでさ。
ねえ、ねえ、俺もしかして、このままホストでやっていけるかな?
それならそれで良いような気もすんだよねえ。

あのなあ、と思わず。
てめえ、そんなことばっかやってねえでさっさと曲作れよと。

はいはい。大丈夫、曲は作ってるから、と。
やりながらでもずっと考えてるよ。
やってる最中に思いついたのそのまま録音したりとかしてるしさ。

なんか生臭い曲になりそうだな。

だろ?そういうの好きそうかなと思ってさ。

まあ確かにな。生臭い曲、いいんじゃね?

だろ?だろ?だろ? だからさ、オンナもバンドのためにやってやってるって部分もあるわけでさ。

という訳で、言ってることもやってることも無茶苦茶ながら、
うん、こいつ、少なくともバンドマンとしての素質だけは十分、
と思わずますます好きになってしまう訳だ。

「WEEKEND DOGS」

Posted by 高見鈴虫 on 06.2013 犬の事情   0 comments   0 trackback


日曜日のDOGRUN。

あまりに気が進まないのだが、
ブーがどうしてもと言い張るが為に
寄ってみることになるのだが・・

案の定、DOGRUNは普段見かけないWEEKEND DOGS達で一杯である。

このWEEKEND DOGS。一見してとにかく元気が良い。

まさにDOGRUNが楽しくてたまらないというところ。

がしかし、この陽気さに騙されてはいけない。

つまり、普段からろくに運動をさせて貰っていない犬たちが、
たまの休日に連れてきてもらったドッグラン。
嬉しくて嬉しくて溜まらずに、
ここぞとばかりにはしゃぎまわっているケースがほどんどで、
そんなドッグランの素人たち。
当然のことながらドッグランのルールも知らなければ、
基本的な躾もかなり曖昧な輩が多いのである。

という訳で、ブーに急かされてボール遊びを始めた途端、
待ってましたと飛び込んできたラブラドール。

いきなりブーに飛び掛って来ては、ブーの咥えたボールを、
そのまま齧りついて毟り取ろうとする訳だ。

おっとっと、と思わず止めに入るのが早いか、
電光石火、何すんだこの野郎、とブーの反撃に遭って目を白黒。

子犬同士だったらいざ知らず、口元からボールを毟り取ろうとする行為。
これはまさに人の持ち物をそのままふんだくるのと同じで、
当然のことながらご法度行為。

なんだよ、なにすんだよ~、と尻尾を丸めて逃げ帰るのであるが、
それを見ていきなり飛び出してきた飼い主。
これも良く知らぬ顔。
なにすんだよ!と大激昂である。
お前の犬はなんだ、ぜんぜん躾ができていないじゃないか、
こんな狂犬はドッグランに連れて来るな!とまくし立て始めるのだが。

という訳で、しぶしぶボールを放したブー。
恨めしげな目つきで俺を睨みながら、まったくねえ、と苦笑いを返すしかない。

がしかし、そう、この躾のできていないWEEKEND DOGS。

ひとたびボールをゲットしたが最後、逃げ回るばかりで絶対に手放そうとしない。
で、飼い主さん、ボールを返してください、となる訳だが、
呼べど怒鳴れど、後を追い掛け回しても、
やだよーん、へへへーん、と言う訳で自身の犬におもちゃにされるばかり。

と言う訳で、常時用意している二つ目のボール。
ブー、あんな馬鹿犬放っておいて、こっちで遊ぼう、となる訳なのだが。。

が、しかし、ここで気を抜いてはいけない。
まるっきりドッグランのルールが判っていないのはなにも犬に限ったことではない。
このWEEKENDの方々、どういう訳か、ドッグランのおもちゃは全て共有物、
ときめつけているところがあって、つまり借りたボールを返さない。
そのあたりにうっちゃってしまう、ならまだ良いのだが、
下手をするとそのまま持って帰ってしまったり。

まあ俺も、誰も居ないドッグランに置き忘れれていたボールをブーが見つけてきて、
今日はこれで遊ぼう、なんていう時には、いったん持ち帰って綺麗に洗って返す、
ぐらいのことはしないではないのだが。。

と言う訳で、いやはやまったく週末のDOGRUNはろくなことがない、
と思ったとたんにまた喧嘩である。
犬同士の喧嘩ならまだ止めがいもあるのだが、
これがたいていは人間同士。

犬同士のじゃれあいのその加減が判らないことから、
やりすぎてしまう犬が多いの確かなのだが、
その止め際がわからないが為に、たちまち大喧嘩、
あるいは、大したことも無いのに飼い主本人が過剰反応を起こして金切り声。
HELP HELP!誰か助けて!うちの犬が噛み殺されてしまう!と大騒ぎである。

と言う訳で、いまさらそんな馬鹿ないざこざに首を突っ込むのも面倒くさく、
大騒ぎを尻目にボール遊びを続けるのではあるが、
ブーはブーで、そんな喧嘩には見向きもせず。

下手をすれば、大騒ぎの真っ最中のその真ん中を突っ切って、
そこ、どけ、馬鹿ども、とばかりに、蹴散らしてしまったりもする。

あのなあブー、こんなことになると判っていながら、
なんでわざわざ週末までドッグランに来なくてはいけない訳?

とほとほとうんざりの俺の前で、へへっへと笑うブー。
頼むから喧嘩だけは勘弁してくれよな、とちょっとびびり顔の俺を省みて、
大丈夫、大丈夫、あんな奴らに負ける俺じゃないから、
と余裕のニカニカ笑いであるが、はい、ならもう帰ろう、
とすたすたと自分から出口の方へと歩いて行く。

やれやれ、と後にしたドッグラン。
あ、しまった、あの赤いボール、あの馬鹿犬に取られたままだ。

と気がついたのだが、わざわざ引き返してまたあの飼い主が、
おたおたと自分の犬を追い回すのを待つにはちょっと気分が悪すぎる。

と言う訳で、週末のドッグランには近づかない方が幸いなのだ。

「安全基地になってやること」

Posted by 高見鈴虫 on 06.2013 犬の事情   0 comments   0 trackback


週末のドッグラン、
足を踏み入れたとたんにまた大喧嘩の前兆。

熱く焼けた砂埃を舞い上げながら、グルグルと本気唸りを繰り返す犬たちの中で、
悪童どもにしつこく追い回されてすっかりパニックになったコッカスパニエル。
ヒステリックな吠え声を響かせながら鼻の頭に皺を寄らせてこれでもかと牙をむき出している。

そんな騒ぎの中、よりによって飼い主は写真なんかを取っているわけで、
まったくやれやれである。

はいはい、判った判った、はい、ちょっと休憩!
と割って入ったとたんに、きょとんとした顔の犬ども。

で、窮地を救われたコッカスパニエル。ここぞとばかりに逃げ回るのだが、
それを面白がってまた追い回されて。

と言う訳で、やれやれ、と空いたベンチに座って、
おい、ブー、今日は混んでいるから早めに引き上げよう、
とは言うのだが、いや、ボールをやるまでは帰らない、
とがんばり続けられて。

そうこうするうちにさっきからのコッカスパニエル。
ベンチの下に潜り込んで防戦一方。
追い回す犬たちも思わずエキサイトして威嚇の歯をカチカチと鳴らし始め。

おい、うるせえぞ、てめえら、と思わず日本語。
うるせえ!好い加減にしろ!

突端、なんだなんだ?と振り返った犬たち。

うるせえって言ってんだよ、ともう一声怒鳴ってから、
こっちこい、とやると、みな、一斉にしゅんと肩を落として挨拶にやってくる。

なんだよお前ら、やり過ぎたら駄目だぞ。あんな子犬相手にして何やってんだよ。

と言う訳で、みんな並べて座らせて、頭を撫で撫で。
ついでに頭にちゅっちゅとキスをしていけば、みんなお友達と大喜び。

さあ、遊んでおいで、と送り出してから、ふと見れば、ベンチの下に隠れていたコッカスパニエル。
いまがチャンスだ、と走り出すや、一目散に俺のところに飛び込んで来て、
膝の上によじ登ってくる。

いやあ、助かりました。いやあ、ありがとう、とばかりに顔中を舐め舐め。

はいはい、判った判った、と撫で回してあげて、どうだ、ちょっとは落ち着いたか?
と顔を覗き込めばすっかり笑顔が戻っている。

はい。もう大丈夫。また遊んでおいで、と送り出したとたん、
なにを思ったかさっきの悪童たちの下に、キャンキャンと吠えながら飛び掛って行く。

なんだ、こいつ、まだやるのか?と途端に追回し始める悪童たちを、
へへん、捕まえられるもんならやってみろ、とばかりに逃げ回って、
いよいよやばい、と思うと一目散に俺の膝の上に飛び込んで来る。

はい休憩、と悪童ども、荒い息に身体を揺らしながら、
一人一人が俺の顔に鼻を寄せてキスキスの挨拶。
はいはい、良くできました、

とまあ、これが永遠に続く訳だ。

と言う訳でブー。

ねえ俺のボール遊びは?と一人でむくれている。

判った判った、はい、じゃあ行くよ、と始めた途端、
いきなり俺の足元に駆け寄ってくる小型犬たち。
だっこだっこ、とおねだりしては、膝に乗せたとたんに顔中舐め舐め。
これが一匹二匹から、どさくさにまぎれて大きいのから小さいのからと
いきなりの大騒ぎである。

これ、まさに安全基地だな、と。

そう言えばブーが子犬の頃も、ドッグラン中を滅茶苦茶に暴れまわっては、
いざやばいとなるといきなり俺の足元に逃げ帰ってきて、
いきり立って押し寄せてきた大型犬たち。
なんだなんだお前ら、と思わず俺が目を白黒。

はい、お座り。はい、お手。はい、キスキス、と繰り返す。
ねえ、おやつないの?とねだられては、
やばいな。ドッグランでトリートは禁じ手なんだがなあ。
飼い主に言うなよ、とはい、どうぞ、と分け与えているうちに、
いつしかドッグラン中の犬が俺の顔を覚えてしまったという次第。


まあ、しかし、うちのブーがやられるよりはましだがな、
と一人で納得しながら、いまとなっては、ドッグランに来る犬で俺を知らないものはいない、状態。

という訳で、ボール投げから喧嘩の仲裁から、
マッサージから虫歯のチェックからを、俺がやらされる羽目になった訳であるのだが。

という訳でそう、全ての飼い主に言いたい。

自身の犬の安全基地になってやること。

やばくなった時に逃げ帰ってこれる場所があれば、
犬たちも安心して遊べる訳なのだ。

どうすれば安全基地になってやれるか、といえば、
全ての犬に対して変わらぬ愛情を持ってやることである。

追う方も追われる方も可愛い可愛い犬な訳である。

追われる犬を庇ったのなら、追う犬にもしっかりと愛情を分けてやらねばならない。

こと、フェアな精神に敏感なこの犬という生き物。

しっかりとすべての犬に愛情を分けてあげれば、そうそうと無茶だってしなくなるというものだ。

自身の犬の安全基地になってやること。ご留意されたし、というところなのだが。。。
そこまでわかっている人、実はあんまりいないんだよねえ。

という訳で、今日も俺がドッグランに顔を出したとたん、
ドッグラン中の犬たちが俺の元に駆け寄ってくる、という次第。

大丈夫、俺が居る限りお前らは安全だよ。なにがあっても俺が守ってやるから。だから思う存分遊んで来なさい。

72丁目のドッグウィスパラーは実にそういう人なのである。

「見かけぬ無法者」

Posted by 高見鈴虫 on 06.2013 犬の事情   0 comments   0 trackback


夕暮れ時のドッグラン。
川沿いの公園に行った帰りにまた寄ってみたのだが、
どうも犬たちの様子が変だな、と思っていたら、
その中心に見知らぬ顔のムク犬が一頭。

見るからにわがままそうな横柄な態度。

ブーもそいつを見た途端、ぴくりと反応して、くそったれ、気に居ならないな、
という顔をしながらも、見て見ぬ振り。

で、ふとみるとそのむく犬。楽しく遊んでる犬たちにいちいちにじりよっては、
そのおもちゃを毟り取っては、抗議されて吠えられると、グルグルグルと白い牙を剥いて本気脅し。

なんだあいつ、いやな奴だな、とは思いながらも、
まあ気にしないことだ、とボール遊びを始めた途端、
思ったとおりやってきたそのむく犬。
おい、それ俺に寄越せ、とにじり寄ってはうなり始める。

んだよ、この野郎、とブーとしばしの睨みあい。
毛がモコモコしているのもあるが、それを取ってもブーよりもふた回りはでかい。
黒い舌をべろべろとやりながらいかにも凶悪そうな顔つきである。
でその凶悪なむく犬。
よりによってブーに向けてグルルルと牙を剥くむき始めてまさに一触即発。

おい、ブー、やめろ、相手にするな、と言うのだが、
ブーを押さえに入った途端に、たぶんこの犬は襲い掛かってくるな、
と嫌な予感。
あのー、こいつの飼い主誰ですか?と声をかけるが・・・
とうの飼い主。たぶんあのベンチの下でドッグランにはそぐわない格好をした女性とお戯れ中。

おい、馬鹿、ブーやめろ!と怒鳴りつけたブー。
クソッたれ、俺はこいつが世界で一番嫌いだ、という顔をしながらも、
恨めしげに俺の顔を見ては、しぶしぶと引き下がる。

がしかし、このむく犬。そんなブーに対してかさにかかって、おい、そのボール寄越せ、
とやってくる訳で。

あのなあ、むく犬、頼むから向こうに行ってくれないか、と幾ら言っても聞く耳持たず。

だんだん俺も腹が立ってきて、こいつ、もしも噛んで来やがったら。。。腹蹴り上げてやろうか、と俺もなんとなく嫌なムード。

としたところ、いきなりそのむく犬の背後から、さらに巨大なサイベリアン・ハスキーのワイリー。

そんなむく犬の存在などまったく目に入らぬ風で、おいどけ、とばかりに俺に飛びついて来て、顔中舐め舐め。

こいつ、おまえ、本当にまた一回りでかくなったな。下手するとおまえ、本家の狼よりもずっとでかくなっちまうぞ。

という訳で、むく犬のことなど忘れて思わずヘッドロック。で身体中撫で撫で攻撃。
溜まらずに身をくねらせて踊りまくるワイリー。まさにいまにも押し倒されそうである。

こいつ、ちょっと前まではドッグランで苛められるたびに俺の元に逃げ戻って来ては、
ブーの後ろをまるで弟みたいにくっついて回っていたのに。

半年もたたないうちにまさに狼、いやそれ以上である。

で、ご挨拶もそこそこ、ふとしたところ、あれ、こいつだれ?と見下ろすそのむく犬。

ふと見詰め合った二頭。

で、いきなり、ワイリーがその巨大な右手を、
まるでお手でもするかのようにむく犬の頭にぽんと乗せた。

しばしそのままの姿勢で動かぬ二頭。
まるでダライラマが信徒の額に手をかざしているようでもあるのだが、
ワイリーの顔つき、またいつものように、ヘラヘラと笑っているばかりである。

が、しかし、
ふとすると、そのむく犬。さっきまでの威勢はどこへやら。
いきなりがっくりと肩を落としてすごすごとドッグランの隅へと引き上げて行く。

ワイリー、なんだよ、今のは、と言った途端に振り返ってにかっと笑う。

で、いきなり走り始めるや、
さあ、みなさん、無法者は私がやっつけました、みんなで遊びましょう!

とまさにウィニング・ラン。

とやったとたんに、まさにぱっと顔を輝いた犬たち。
そんなワイリーの後を追いかけてわーい、と走る走る。

そんな犬たちの大はしゃぎを、へん、なんだよ、と隅のほうから上目遣いに見つめるむく犬。

ワイリーすっかり大きくなっていまやすっかりボス気取りだな、と思えば、
ふと見るとブッチ。まだ気にいらない風でそのむく犬を睨んでいて、
俺の目を放した隙に、ちょっと行って話し付けて来る、と言った風情。

あのなあ、ブッチ。もう話は済んだんだから、と俺もちょっと困ってしまう。

という訳で一走りして戻ってきたワイリー。また飛び掛ってきて舐め舐め攻撃。
判った判った、と抱きかかえて、そろそろお前、そのジャンプやめないと拙くないか?
とは思いながら、思わず抱きしめて身体中を撫で撫でである。

という訳でワイリー。ブーにはいつものようにご挨拶。
なんだよこいつ、とブーが飛びついた途端、
いきなりごろんと横になって胸の中にブー君を抱え込んでご満悦。

こいつ、その見た目の野性味とは対照的に、本当に性格の良い犬になったな。
と思わず惚れ惚れである。
という訳で、今日もドッグランは平穏なのであった。

全英オープン2013 雑感 「鋼鉄の疫病神の時代、再び」

Posted by 高見鈴虫 on 07.2013 テニスねた   0 comments   0 trackback
今年のウィンブルドン、

出だしからナダールが一回戦負け。
で、フェデラとシャラポが二回戦敗退、
とまさに波乱の幕開け。

なんだよ、いきなりつまらねえな、
とは思いながら、
その焦点は次第に、
アンディ・マレーがウィンブルドンを取れるか、
というところに集中して来たのだが。

という訳で、アンディ・マレー、
おめでとう、という奴だ。

できすぎ、と言ったらまさにでき過ぎ過ぎて、
なんだよ、ブラック魔王・ジョコビッチは、
まさか、全英テニス協会から金でも積まれて
わざと負けしたのではないか、
と思わせるほどの精彩を欠いたプレーで、
まさかのストレート負け。

まあ確かにな、
あのセミファイナル、
デル・ポトロとの壮絶な死闘の後では、
テニスやる気力も体力もほとほと潰えてしまったというのも頷ける。




という訳で、アンディ・マレー、

英国人としては実に77年ぶりのウィンブルドン制覇。
この77年間は場所貸しだけ。
海外からの選手たちに、
ただただ好き放題遊んでもらう状態に
に甘んじていたウィンブルドン。
ついについにユニオンジャックが翻ることになった訳で、
77年かあ。前回の優勝者を覚えているのは
もうエリザベス女王ぐらいではないのか、
というぐらいに、長い長い年月であった訳だな、はい。


「サービスドッグ」

Posted by 高見鈴虫 on 07.2013 犬の事情   0 comments   0 trackback

この夏を過ぎれば5歳になるブッチ。
いやはや、すでにもうそれだけの月日が流れたのか。
人間で言えばそろそろ三十を越える訳で、
まあ確かに、昔に比べればちょっとはおとなしくもなったか、
とも思うのだが、しかしながら、そこはキャトル・ドッグ。
大人しくなって馬鹿な喧嘩が減ったのはいいのだが、
その代わりという風に次から次へと新たなる難題をふっかけてくる訳だ。

と言う訳で、ここのところ、ドッグランでもちょっとしたボス気取りのブー君。
で、居並ぶ犬どもを引き連れて親分面をしているかと思えば全然そんなことはない。
むしろ、なんとなく、犬という生き物そのものをちょっと見下している風さえも見える。

なんというか、そう、お馬鹿な犬を迷惑がる、のではないが、
そう、やはり、ちょっと見下しているのか、近寄ってくる犬ども、
じーっと睨みつけては、こいつはアホだ、と見るや、
ぷい、と横を向いてまったくそばに寄せ付けようともしない。

が、仲の良い犬、を改めて見渡し見れば、
うん、確かにこれみなちょっと賢そうな顔をしていて、
ボール遊びの時の共有感覚であるとか、
あるいは、互いの飼い主に対する礼儀というか、
まあそういうのがきちっとできている奴らが多い。

そしてその分、と言ったらなんなのだが、
どうも人間さまの暮らしに興味が出始めてしまったようで、
こいつ、もしかし俺達の話が全部わかっているのではないか、
というぐらいに、なにからなにまでが筒抜けなのである。

パークから、ドッグランから、図書館から、APPLE STOREから、
FAIRWAYから、PET CENTRALから、UNIQLOからと、
普段良く行く店は名前を告げただけで、はいはい、
とそっちの方向にすたすたと歩き初め、
一度行った店、レストランからCAFEからグローサリーから、決して忘れない。

で、たまにはブッチを置いてお出かけを、なんて時には、
もう必ず、先に抜け駆けしてしっかりと玄関の前に陣取っては、
餌で釣っても、怒ってもあやしてもてこでも動かない。

で、しかたがないこいつも連れて行くか、ということになるのだが。

で、先日、どうしても34丁目まで出かける用事があった際、
いや、もう、今日は駄目だって。絶対に駄目。
この暑さの中をあんなところまで歩いたらそれこそ熱中症でぶっ倒れてしまう、
ってな時、
いや、絶対に一緒に行く、と言い張られてついに根負け。

で、タクシーに乗って出かける羽目になったのだが、
どうもそのタクシーがよほどお気に召したと見えて。。。

今となってはタクシーを見れば本当に自分から手を上げそうな勢いで、
はい、タクシー乗りましょう、とうきうきモードな訳だ。

えええ、タクシー?でどこに行くの?
と聞けば、本当に、はい、32丁目のBWAYまで、と自分から行き先を告げそうな具合。

まあニューヨークのタクシー。本来なら犬はご法度な筈なのだが、
そこは金次第。TIPを沢山あげることを前提の紳士協定が出来上がっていて、
犬連れと見るや、逆に頂きまーすとばかりに率先して止ってくれる
なんてところもあって、まあ銭食い虫と言ったその通り。

と言う訳で、タクシーを覚えてしまったブー君。
もはや、どこに行くときにも絶対に抜け駆けを許さん、という強行姿勢。

だから、タクシー拾えばいいじゃないか!と言い張って、
ガンとして玄関の前を動かず。

だから、タクシーは高いんだって。それにいまから行くところは犬は入れないよ。

犬じゃない。それに俺でも入れる場所を探してくれればいいじゃないか!

そんなこと言うなら、お前、自分でちゃんとサービスドッグの資格ぐらい取れよ、そしたらどこでも入り放題。地下鉄もバスも乗り放題になるのに、と言いたいところである。

犬用の参考書とか売っていれば、普段から勉強しておいて欲しいものなのだが。。

ブー君、サングラスどこかな?

Posted by 高見鈴虫 on 07.2013 犬の事情   0 comments   0 trackback
と言う訳で最近ますます小賢しくなったブッチ君。

先日、ボール投げ用の手袋、
ポケットに入れたはずがどこかで落としたらしい。
で、なんだよ、と思わず八つ当たり。
お前、知ってるんならちゃんと言ってくれればいいのに、
と愚痴れば、
あ、はいはい、とばかりにいきなり後戻り。
で、こっちだこっちだ、と言われるままに歩いて行けば、
はい、ここに、と落ちた手袋。
咥えて、ブルブルと振って、はいどうぞ、と手渡してくれた。

なんだよ、お前、賢いな、と頭を撫でれば、
喜ぶかと思えばそんな風もなし。
はい、次行こう、とばかりにあっさりと素通り。

で、そんなことがあった翌日、

ねえ、あたしのサングラス見なかった?と騒ぎはじめたかみさん。

あれえ、どこ置いたかなあ、ブー君知らない?
と言ってみたところ、
ちょっと待ってね、とふがふがやり始めたかと思えば、
これ?と持ってきたのが、俺のパンツ。
あ、違う違う。サングラス。あの赤い縁取りの奴、
と言えば、よし来た、とまたふがふがとやり始めて、
これ?と持ってきたのはしばらくかたっぽが消えていた熊さん模様のスリッパ。
あれ、これ探してた。どこにあったの?
でも違う。私の探しているのはサングラス。サングラスほら目にこうして当てる奴。
判る?
とやれば、あ、それならこっち、と走り出したところ、駆け込んだのはトイレ。
ほら、ここ、とやってみれば、俺の読みかけの文庫本の下から、
まさにそのサングラス。
ええええ!と思わず大驚愕。
なんで?と、かみさん。
なんでサングラスがこんなところにあるのよ!とおかんむり、ながら、
いや、それより、なんでお前がこれがここにあるって知ってるんだよ、と。

と驚く俺達を前に、ドヤ顔のブッチ。はっはっは、とまさに大笑顔。

まあ偶然だろ、とも思うのだが。。。
なんともちょっと気味が悪いというよりも、末恐ろしいばかりである。

お前こそ

Posted by 高見鈴虫 on 08.2013 犬の事情   0 comments   0 trackback
あのなあ、俺はお前が、喧嘩ばかりしてようが、
散歩連れてけ、とそればかり言ってこようが、
あるいは、おやつ頂戴と始終隣りにはりついて、
やることなすことにいちいちちょっかいを出すことにも、
実はそれほど腹を立てている、という訳でもないんだよ。

ただ、俺としては、ただただお前に元気で居て欲しい、
まさにそれだけ、それだけなんだよ。

とかなんとか言ってたら・・・
そのうち本当に、お前こそタバコやめんかい、
と口に咥えたタバコを叩き落とされそうな気がして怖い。。

あなた本当に人間の言葉が判るの?

Posted by 高見鈴虫 on 08.2013 犬の事情   0 comments   0 trackback
この間のドッグラン、
ベンチの隣に座ったエレンから、
ねえ、ブッチ、ちょっとうちのチェスを連れてきて、
といわれたブッチ。
ねえ、ブー、エレンさんがチェスを呼んできてだって、
とかみさんが言えば、
いきなり走り始めたブッチ、
で、暫くして、なんと本当にチェスを連れて帰ってきた。

あれまあ、とみな唖然。

この子、本当に人間の言葉が判るの?
まあ日本語オンリーだろうけどね、と苦笑い。

で、ちょっと困惑げなかみさん
ねえ、ブー、あのボール取って、とやれば、
はいはい、と持ってくるブッチ。

ねえ、ブッチっていつもこんな感じ?
と聞かれて、まあ俺の靴下取ってきたりとか、
自分の散らかしたおもちゃを自分で片付けたり、
ぐらいなら。。。

で改めて顔を見渡す面々。。。

ただ、とかみさん。

言われていることは判ってるんだけど、
いやだ、って言われることが多くて、と苦笑い。

お散歩中もそっちは行かない、とか、こっちに行くとか言い張って。
あと、私達が出かけようとすると、すぐに玄関の前でがんばって、
一緒に連れて行けって。

あれまあ、と。

あなた本当に人間の言葉が判るの?

と振り返れば、妙に人間臭い顔でへらへらと笑うブッチ。

そういえばねえ、昔から、人の話しているのを良く聞いていたわよねえ。
こうやって、こうやって、首かしげなが。

ああ、それ、子犬の頃から、というか、こいつを貰い受けた時からそうだった。

まさに生まれつきなのねえ。

人の顔じーっと見てさ。ほんと、いつ話し始めるんだろうって思うことあるわよ。

わたしはこの子は人間の言葉が理解できていると思っているわよ。
だって、ほら、見てよ、この顔。ほら、ねえ、聞いてるわよねえ。
何はなしているか判る?あなたがすごく賢いって話。

といわれたブッチ、いきなり、膝の上にぽんと手を置いて、にかっと大笑い。

あひいい、と驚く人々。

ほらね、この子、ちゃんと判ってるのよ。わたし昔からそう思ってたわよ。

と言う訳で、他の人々からもそのように思われていたブッチ。

果たして、どこまでわかっているのやら。

できれば・・・昼のお留守番中に掃除洗濯とかしておいてくれるとか。

家で掃除しておいてくれる犬?きゃはは、と笑う面々。

どう、ぶっち、家でお掃除しておいてくれる?お皿洗ったりとか、洗濯してくれたり、とか。

それを聞いて、なによ、とアリーン。
そんなことはナニーに任せておけば良いのよ。わざわざ犬にやらせることじゃないわ。
つくづくこの人らしい発言。

としたところ、いきなりブー君、
そんなアリーンのほっぺたに、ちゅっと、キス。

あれまあ、と思わず大爆笑。

偶然が重なっているにしてもあまりにも出来過ぎていたぞ、ぶー。

アッパー・ウエスト・サイドの侮れぬおババたち

Posted by 高見鈴虫 on 09.2013 ニューヨーク徒然   0 comments   0 trackback
アッパーウエストのドッグランで顔を合わせるおババたち
もうそろ60に手が届くか、あるいは、既に、という御人たち。
なかなか言うことをきかない犬たちに手を焼いて、
で、ちょくちょくと俺に電話をしてきては、
一緒に散歩に行かない?と言って来るわけで、
まあ、体の良いドッグ・トレイナー代わり。
あるいは、なにかあったときの火消し役、と言う訳なのだが。

で、このおババ達。

ただのおババと侮っていると、そこはニューヨーク。
実は実は、話を聴いてみれば、なんとなんとな元豪傑ばかり。

超猛犬サリーの飼い主であるジェニーは、
ブロードウエイの伝説的舞台女優であった、ってのはまあ有名な話。
毎年彼女のアパートで開かれるクリスマス・パーティには、
それこそ、え!?というような、
映画やテレビでも有名なあの人かの人がまさに目白押し。
アカデミー賞授賞式の壇上で見たあの人が、まさにその辺でハムを食いちぎったり、
テレビでよく見るあの女優さんが、ワインを零してティッシュを取って!と叫んでいたり。
で、聞くところによれば、コロンビア大学出身である彼女、
あの映画「いちご白書(原題:The Strawberry Statement)」にも描かれた
コロンビア大学のロックアウト運動の、まさにその真っ只中に居たとのこと。
えええ、いつか君と行った、映画がまた来る、のいちご白書?
俺はあの歌、はそれほど好きではなかったが、あの映画の、
実はサントラに入っていたニール・ヤングが大好きで、
なので名画座になんども足を運んでは、
夜更けの高田馬場を駅で、
ドドンパ、ドンドンパ、と安全靴の踵を鳴らしては、
All we are saying is give peace a chance! とがなったり、
あるいは、雨上がりの舗道を
And go round and round and round In the circle game
なんてスキップしてみたり、
なんて恥ずかしい思い出があったのだ。

と言う訳で、えええ、あの映画の中にあなたも居た訳?
とすると、下手をすれば、もしやあの映画のヒロイン:リンダは、
実はこの人がモデルであったのでは、という気がしないでもなく。

そんな俺に、ふん、と大して面白くもなさそに鼻をならして、
あんた、時代間違えてんじゃないのかい?
なんでそんな古い話をあんたの口から聞かなくっちゃいけないんだ、
と苦笑い。

と言う訳で、あの時代のニューヨークをまさにど真ん中で駆け抜けたこのジェニーさん。

ウッドストックどころか、ストーンズもジミ・ヘンドリックスもドアーズも、
グレートフル・デッドもジャニス・ジョップリンもヴェルベット・アンダーグラウンドでさえ、、
ああ、まあねえ、確かに見たことは見たけどね、
まああの時代だったからねえ、となんともさらりと言ってのけてしまうのである。

つまり、なに、らりっててなにがなんだか、判ってなかったとか?
まあ、らりっててってよりも、まあ、色々と忙しかったんだよ、あの頃は、
という話で、その朴とつさがまさにリアリティそのものなのである。

かと思えば、
かの超野生児こと気違いプードル・レミーの飼い主のアリーン。
この人は、いまでこそただのしわくちゃ婆な訳なのだが、
実はその昔は列記とした映画女優、兼、フォークシンガー。
ジョーン・バエズとともにツアーを回った、やら、
ボブ・ディランのアパートに遊びに行ったときね、
なんて話をすらっとしてしまうあたり、
おっとこの人、実際なにもの、と目を見張るのだが、
絶対に絶対に言わない、とは言いながら、彼女の出演していた映画が、
復刻版なつかしのDVDとかで今も販売されているらしい。
と言う訳でそんな彼女。
同じアパートに、かのベラ・フレックの家族が住んでいて、
ええ、あの、ベラ・フレック、俺からしたらまさに神!と言って見たところ、
ベラのお母さんにその話したらとても喜んで、と新作のDVDを貰ったりもした。
と言う訳で、いまとなってもいまだにまったく現実感の感じられない超お嬢様育ちのアリーン。
生まれてから一度も自分で皿を洗ったことが無い、というだけあって、
だってなにからなにまでナニーがやってくれるので、
自分ではそういうことはしちゃいけない、と思っていた、
と言い切っていしまうおババなのである。

まあ確かに彼女の亡夫であるピーターさんは、
知る人ぞ知るの大作家であったらしく、
元はと言えば某オランダの大貴族であったところの末裔。
ナチスに追われてオランダを飛び出す際に持ち込んだ芸術品の山が、
いまだに部屋中に陳列されていて、
トイレで小便をしている時にふと目の前にあるリトグラフ。。
あれええ、これもしかして・・原画?
と思わず大声を上げてしまうほどに、家中がまさに珍品名品の数々。
この家ごと売ったらビリオンは下らない、とため息をつけば、
売らないわよ。そんなはした金の為に、
とさらっと言い切ってしまうあたり、まさに只者ではない、というところなのだが。
亡夫のピーター氏がこのあたりの民主党員の取りまとめ役だった人。
まあ本人はそれほどがりがりの政治オタクでもないのだが、
選挙が近づくたびにやれビルがヒラリーがというのは
もちろんあのクリントンご夫妻のこと。
まさに米国政治の中枢が実に目と鼻の先で馬鹿犬に手を焼いていたりもする訳で、
下手なことは言えないなあ、というまさにそんなお嬢ちゃん婆ちゃん。

で、そう、そんな中で、一番現実味のある、と思っていたエレン。
現在も現役バリバリの辣腕エディターな訳であるが、
ふとした折、そういえば今、JOHN CAGEの本を読んでいて、
と言われて、なに?JOHN CAGE?あの現代作曲家の?
と聞き返したところ、JOHN CAGEって、他にもいるの?と聞き返される始末。
で、あなたのような(おばあちゃん)がなにゆえにJOHN CAGE?
と話しているうちに、実はこの人、ここ50年来の強烈なJAZZおたくであることが発覚。
実はね、大学生の時に、初めてのデートで連れて行かれた店で、
なんとあのJOHN COLTRANEに遭遇。まるで稲妻に打たれたみたいにねえ、
もうそれから、毎日毎晩、JAZZというJAZZには必ず顔を出してね。
と言う訳で、JOHN COLTRANEからMILESから、
あの辺の大抵の人たちは知ってるわよ。
となんとも凄いことを実にさらりと言ってしまう訳である。
まさかサイン入りのLPとか持ってたりするの?と言えば、
サインなんか貰わなかったけど、直筆の手紙とか、うふふふ、
まだ取ってあったりするかもね、なんていう実に微妙なご回答。

その他にも、いつもRSPで二匹のオーストラリアン・シェパードを連れてジョギングをしているカレンさん。
彼女がさりげなく着ていたブロンディのTシャツが懐かしくて、
おお、デボラ・ハリー、昔好きだった、と言えば、
ええ、本当に?こんど言っておくわよ、とまじかよ発言。
だって、、あたし、あのあたりの人々、っていうか、
そう、まさにマックス・カンサスシティに住んでたようなもんだから、と。
え?ジョニー・サンダース?なんで?なんでジョンのことなんか知ってるの?
と怪訝な顔をするかと思えば、じゃあこんど面白いもの見せてあげるわよ。
パティ・スミスに貸してた本。返してくれたらすっごい落書きが沢山してあって、
あの時には、ひどい!って怒ってたんだけど、いまとなっては年代物よね。
ミュージアムにでも寄付しようかしら、なははは、じゃね。

と言う訳で、そう、ここはニューヨークなのである。

そのあたりに普通の顔をして暮しているおじさんおばさんじいさんばあさんが、
実は、とんでもない過去を通りすぎながら、
なんともあっけらかんという顔をして生きていたりするわけである。
この町の人々、本当にどいつもこいつも、まったく隅に置けない訳である。

とどのつまりは、マネーマシーン

Posted by 高見鈴虫 on 09.2013 日々之戯言(ヒビノタワゴト)   0 comments   0 trackback
世の中、下手な能書きは片っ端から宗教団体の勧誘の甘口に絡め取られていく、
みたいなとこない?
つまりまあ、実質の伴わない観念論はすべておなじ井戸の底に引きずりこまれる訳だよね。

かねてから政治関連の洗脳目的の能書きとかが凄く嫌いであったのだが、
いまやすっかりその手の説明的な論調は宗教団体、あるいは、
それに関連する政治団体の手垢に汚れきっている気がするわけだよ。

ちゅう訳で最近のWEBの書き込み、
この宗教関連者の戯言がうざすぎてさ。。
YAHOOとかはもう見るたびにまさに暗澹たる気がしてき、
まじ吐き気さえしてくるのだが、どう?

宗教かあ。。。まるで、ジャングルだよな。
あの中に入り込んだら自力では二度と出てこれない訳で。
が、しかし、そう、ジャングルが実は密閉された砂漠である、
ということも事実。
ボートから落ちればワニに食われて死ぬ訳で、
水はあっても飲めず植物はあっても手が届かず、
動物は居ても見つけられないという訳で。
まさにジャングル、そのものだな。

と言う訳で、宗教に洗脳された人々の独善的且つヒステリックな論調を見るたびに、
悲しいなあ、と思うわけだ。

MIXIもYAHOOの2CHもこれにやられたんだろ?
まさに伝染病、ペストのような奴らだな。

例のねとねとうよいよも実は裏にはしっかりと教祖様がいる訳で、
まあそう、とどのつまりは、マネーマシーンな訳だよね。

はいはい。

信じられるのはマリちゃんだけ

Posted by 高見鈴虫 on 10.2013 日々之戯言(ヒビノタワゴト)   0 comments   0 trackback
と言う訳で、
ふと、俺も宗教のようなものに嵌ってはいないかな?
というスクリーニングをしてみたのだが。

確かに、上がってみて判ったがROCKは宗教だったな。
まあXなんとか、みたいに、もろに宗教かぶってるやつもいるぐらいだし。
サー残繰り返して過労死する奴らも、
それを言ったら、なんでもそうだ、と進めてしまうと、
信じられるのはマリちゃんだけ、なんてことにもなってくる訳だが、
ヤクでさえ今ではただの薬物反応な訳で、
いまやすっかり薬品業界に乗っ取られた感のあるアメリカのTVCM。
幸せとはつまりは薬=薬物反応、ってな訳で、
いやあ、アメリカ的短絡のパワーは凄い、と思ってしまうわけだ。

オーストラリアン・キャトル・ドッグ教

Posted by 高見鈴虫 on 10.2013 犬の事情   0 comments   0 trackback
と言う訳でなんだ、俺の信じるもの。あるいは、妄信盲従するもの。
俺的には「犬」。つまりは犬教というやつか、と思う。

犬神様、ではないが、そう、まさに、犬教、なわけで、
教祖はまさに、我が家のオーストラリアン・キャトル・ドッグ。

そのうち、妙なお告げでもし始めて、

尻尾が上がれば「吉」、下がれば「凶」
やら、
へらへら出した舌の色合いで、運勢を占う、
やら、
さあ、この株、買いか、売りか!?
ワンワン、おおお、売りですか、はいはい、
みたいなね。

が、上座の金糸の座布団の上に鎮座まします我が家の駄犬、
その姿を思い起こしただけでもちょっと面白かった。

いまでも十分傅かせて貰っているつもりだが。


へらへら笑ってばかりいる犬

Posted by 高見鈴虫 on 10.2013 犬の事情   0 comments   0 trackback
この連休を利用してまたちょっと獣医さんに行ってきた。

というのも、最近妙に、スクーティングを繰り返していて、
さては肛門腺か、とも思うのだが、
で、おい、ちょっと尻の穴、見せてみろ、とやると、
妙に嫌がるのである。

もしや、妙な寄生虫にでも憑りつかれたのか、
と気を揉んで、のこと。

という訳で、散歩の途中にさりげなくも進路変更。

お、なんだなんだ、と喜び勇んで付いてくれば、

ええええ、なに?病院?
と判ったところでいきなり足を踏ん張り始めるブー。

駄目だよ。今日だけはどんなに頑張っても駄目!
抱えてでも連れて行くぞ!と言えば、
諦めきった表情ですごすごとついて来るわけだが。

という訳で獣医さん。
いつもの中国系の女医さん。
とは言うものの、長らくアニマル・シェルターで専属医をやっていた強者で、
その顔つきからしてまさにピットブル。
が、その腕はまさに確かで、
なにより、この犬にビビらずにちゃんと診察できるのはこの人だけ。

という訳で診察室に先生が登場した途端、
さすがのブーもそのヘラヘラ笑いがそのまま凍りついている。

毎度ながら、このブー。

普段からいつどんな時でもヘラヘラ笑いを浮かべているウツケのような奴なのだが、
まさにこの獣医の診察台に至っても、
その顔を引き攣らせて、ただでさえでかい目をこれでもかとひん剥きながら、
しかしそのヘラヘラ笑いだけは決して引っ込めることがない。

と、そんなブッチ。
はあい、今日はどうしました~?とやりながら、
いきなり尻の穴に体温計をぶすっ。

おっと、とさすがにびっくり仰天。
ながら、その驚いた顔を俺に見られるのが癪、とばかりに、
へっへっへ、なにしやがんだよ、ははは、と照れ笑い。

が、その精一杯の痩せ我慢も、
いきなり尻の穴に、今度は指を突っ込まれてぐりぐり、
された日には、まさに、すわ!これは一大事!
となるわけなのだが・・・

このブッチ、しかしどんなテンパった時でも、そのヘラヘラ笑いだけはやめようとしない。

おおおおお、なんだなんだ、とやりながら、
その引き攣った顔が可笑しくて、思わず写真を撮っていると、
へっへっへ、なんか大変なことになっているようで~、と精一杯の照れ笑い。

改めてこの犬、いったいなにを考えてこんな時にヘラヘラ笑っているのか、
とつくづく不思議になる訳で。

それがオーストラリアン・キャトル・ドッグという犬種なのか、
あるいは、やはり、ちょっとアホが入っているのだろうか?
少なくとも日本に居た犬で、
こんなに一日中ヘラヘラ笑っている犬は会ったこともなければ見たこともない。

が、しかし、
とにかく、
いついかなる時にもどんな時にも、そのヘラヘラ笑いだけはやめたことがないブッチ。

はい、終わりです、とやられた途端に、そのヘラヘラ顔のまま飛びついて来て、
顔中を舐める舐める。
それはまさに、ブー君のびっくりダンスなわけで、
びっくりしたことがあると必ずこれをやるわけだ。

判った判った、びっくりしたな、はいはい。

という訳で、先生からのご説明。

はい、肛門腺がちょっと炎症を起こしてますね。
なので、抗生物質を用意しますので、10日ぐらい毎日夕食の際に飲ませてください。
すぐに良くなりますよ。
もしそれでもスクーティングをしているようなら、この瓶にうんちのサンプルを持ってきてください。
帰省中は検査ですぐに判りますから。

とかなんとか、大事な説明を聞いている側から、
一刻も早くこの場所から逃げ出したいブー。
ドアの前に陣取って、また満面にヘラヘラ笑いを浮かべては、
ねえ、早く帰ろうよ、と俺の膝を引っ掻いている。

という訳で、お世話になりました。お大事に~の挨拶の際、

ねえ、先生、なんでうちの犬はこんなにいつもヘラヘラ笑っているんでしょうね?
と聞いてみた訳だ。

もしかして・・ちょっと頭が緩いのではないかと・・・

と言われて改めて見るブッチ。

ん?なに?なに?とやりながら、ははは、なんだよ、なんでみんなして俺のこと見るわけ?

とまたヘラヘラ笑い。

でそんなブーの笑いに釣られて、思わず、皆が大爆笑。

釣られてブーもガハハハ。

まあいいじゃないですか、幸せそうで、と看護婦さん。

犬も笑いますよ、と先生。それは人間も一緒です。幸せな人はいつも笑ってるでしょ?
つまりブー君はいつもにこにこ。幸せ一杯ってことですよ、
と嬉しいお言葉。

なあんだ、馬鹿じゃなかったのか。

という訳で、お大事に、と診察室を出た途端、
それいけとそのままリーシュを引っ張るだけ引っ張って、
一目散に表に駈け出して行ったブー君。

馬鹿、おまえ、まだお金払ってないし、薬も貰わなくっちゃ。。
と言うのだが、いや、もう沢山だ。ここには二度と来ないぞ、と決死の表情。

あのなあ、このまま逃げたら、おまえ、トンヅラと同じことになっちまうだろうが。
という訳で、再び獣医に戻った時には、すっかり肩の上に抱え上げてのこと。

その肩の上で、おっ、高い高い!とまさにガハハハ笑いのブー。

という訳で、今回の治療費、10分足らずの診察でまさに140ドル。。。

あのなあ、と。。。。

お前が笑えば笑うほど、俺の苦労の皺が増えていく訳で、と溜息を付けば、
まあ幸せならいいじゃないですか、と耳を舐められる訳だ。

地下鉄のスケボー野郎に正義の鉄拳を。。

Posted by 高見鈴虫 on 11.2013 ニューヨーク徒然   0 comments   0 trackback
残業の末に乗り込んだ深夜の地下鉄。

おっ、空いてる!ラッキー、と思ったところ、
ラリったガキが電車の中でスケボーをやってやがった。

仕事がはかどらずに超不機嫌なところで
このクソガキどもの馬鹿騒ぎにムカつきまくり。

他の乗客たちもあからさまにど迷惑顏で、
いつとばっちりを食らうかとビクビクしながらガキどもの動向を見据えている。

そんな時、嘗ての俺であれば、
うるせえてめえら!
とすぐさまに文句を言っていたはず。

ガキががたがた言ってきたらその時はその時。
そんな時用に、この鋼鉄入りのブーツ、ケツには飛び出しナイフ、
鋲付きのメリケンサックもポケットの中に。。。。

あり?

そう。そんなものはもう持っていないのである。

いまや俺はもうそういう人ではない。

こうして一流企業で高給待遇を受けるいま、そんな詰まらないことに巻き込まれて、失うものも多い訳である。
なにより俺がいなくなったらあのバカ犬の面倒は誰が見るのか、
なわけである。

とは思いながら、いままさにこの瞬間にも、
はっと気がついたときには
てめえら~、いい加減にしやがれ!
の一言が口から飛び出していて...

なんだとてめえ、とやって来たガキども。
いやはや、しまったなあ、と舌打しながら、
まあ来ちまったものはしょうがねえ。

おい、おっさん、いま何て言った!?

の一言も言わせぬうちに、
そらよ、といきなし向こう脛を安全靴で蹴り上げて、
いてててと屈んだところを顔にチョウパン!
おいてめえ、と掴みかかって来たもう一人の鼻先に、
振り返りざま内側からえぐりこむようなジャブ。
いって、と顔を覆ったところを、
そのまま後ろ髪をひっつかんで、
顔に向けて膝蹴りを一発二発三発。。。

糞ガキが、喧嘩ってのはこうやってやんだよ。




真夏の最中のちょっとしたハートブレイク

Posted by 高見鈴虫 on 12.2013 ニューヨーク徒然   0 comments   0 trackback
俺に取ってはまさしく本当にどうでもいいことなのだが、
このアパートには美人が多い。

アッパーウエストサイドには珍しく、賃貸専用の巨大アパートなのだが、
さすがにアッパーウエストサイドとだけあって、
一人用の小部屋、と言っても30万は下らない。

が、そんなところに一人で住めるぐらいだから、
余程の高級取りか、余程の良家のお嬢様か、
あるいはそのどちらも。

そんな独身貴族の若いお嬢様方。

さすがにタトゥーとピアスの臍だし行け行け、という雰囲気ではなく、
芸能人で言えば、グイネス・パルトロウ、
もうちょっと若めで、レイトン・ミースター
あるいは、テイラー・スウィフト。

つまりは、白人系で、ちょっとお転婆なお嬢様、というタイプ。

ま、そんなお嬢様達。

朝の出勤時ともなれば、まさに水も漏らさぬような、
完璧なセクシー系ビジネスウエアに身を固めた彼女達、
まるで見つめられるだけで切れそうな程にキリリとした面持ちで
朝のニューヨークに散っていく訳なのだが、
夜のブーのお散歩時ともなれば、
すっかりリラックスしたコンビニ・ウエア、
あるいは完全にパジャマ代わりのタンクトップにガバガバの短パン、
なんて格好で、ほろ酔い気分のままでアパートのロビーをウロウロしている訳で、
思わず目のやり場に困ってしまうことも多いのだが。

が、しかし、そこはブーである。

どういう訳か犬を連れていると、そんなお嬢様からも好感度120%。

あっらああ、かっわいい~、と黄色い声を出すお嬢様に、
ブーの奴、またいつもの奴で、大きな瞳をくりくりさせながら、
満面の笑みで、お手、なんてしてしまうものだからもう大変である。

下手をするとそのまま抱きつかれそうな勢いで、
うーん、このお嬢様達、普段はどんなに着飾っていても、
やはり一人暮らし、暇を持て余すことも多いのだろう。

という訳で、その中でも何人か、
うは、これは、もう、女優か、モデルか、それでなかったら、魔女か妖怪か、

というぐらいまでの、完璧な超S級美女。

そのうちの何人かは、俺はともかく、ブーの大ファンで、

ブーの姿を見かける度に、ぶっちー!と叫びながら駆け寄って来る、
なんてことも起きるわけだ。

で、どちらへ?ああ、そこのドッグランまで。
ああ、よかった、私も角のデリまで買い物なんです。一緒に行きましょうよ、
と、つまり、ブーと一緒に歩きたい、ということな訳で、
はいどうぞ、と手綱を渡してあげると、それはもう大喜び。

で、思わずそのままデリでアイスなどを買って、外のベンチでデート気分。

私もわんちゃん大好きで。。ホントなら私も飼いたいんだけど、一人暮らしなのでなかなかそういう訳にもいかなくて。。

と、ちょっと寂しそう。

なんならいつでもお貸ししますよ。あるいはこのまま連れて行ってください。飽きたら返してくれればいいし。

ええ、うそ、ほんと!?まさかあ、ああ、でもブッチ君みたいなパートナーがいてくれたらな、って、いつも思うんです。オーストラリアン・キャトル・ドッグって言うんでしょ?私、ネット調べたんです。可愛いですよねえ。でもなかなか大変な犬種のようで。。ははは、私も欲しいなあ。でも無理だな、いまの暮らしじゃあ・・

という訳で、そんな一人暮らしのお嬢様たちの何人か、実はブッチを餌に裏の公園をお友達デート。

もしやもしや、そのうち、ちょっと寄って行きません?なんて声がかかるかかからないか、
まあね、が、しかし、所詮はこんな犬のおじさん風情、
どう見たって高根の花。お話をさせて貰っただけでもみっけもの、
と思っていたのだが・・・・


  

プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

©終末を疾うに過ぎて...
無断丸々転載・そのまま転写はご勘弁ちょんまげ

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