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21世紀の戦争は全てがリモート操作

Posted by 高見鈴虫 on 03.2015 日々之戯言(ヒビノタワゴト)
21世紀の戦争は全てがリモート操作。

ヘッドセットでモニター睨みながらジョイスティックにマウスでクリック。

兵隊が兵隊らしくある必要など何もないわけかい。

そうやって繰り出される雨あられのミサイルの下で
死にゆく人々はただスコアとしてカウントされるばかり。

海の向こうで戦争が始まる。

ゲーム気分で抹消(デリート)される人々にも心があるなど誰も気付きはしまい。

俺たちはそういう時代に生きている。

そうやって人を殺しそうやって人が死に、
そしていつかそうやってデリートされるのだろう

BLANCA LI 「ROBOT」 ~ いずれ至るのは瓦礫の山

Posted by 高見鈴虫 on 09.2015 読書・映画ねた

友人の一人がプロモーションに関わっていた関係から、
ブルックリンBAMに招かれ、フランスのダンス・カンパニーである
BLANCA LI' の 「ROBOT」を鑑賞してきた。



おじさん怖かったの~小話集 そのにじゅうご 「オープンハウスの怪 そのいち」

Posted by 高見鈴虫 on 12.2015 大人の語る怖い話

嘗て、このあたりでコンドミを購入しようってなことを考えて、
で、売りに出た物件のオープンハウスとやらに足繁く通っていた。

でまあ、探しているのはペットOKの部屋な訳で、
どうせならうちの犬も連れて、散歩がてら一緒に部屋さがし、
とやっていた訳なのだが、

おじさん怖かったの~小話集 そのにじゅうろく 「オープンハウスの怪 そのに」

Posted by 高見鈴虫 on 12.2015 大人の語る怖い話


もう数年前になるが、ここアッパーウエストを震撼させた大事件。

裕福なご家族、テレビ局に勤務するご主人と、
弁護士資格を持つ美人の奥さん。
幼稚園に通うふたりの娘に、とまさに絵に描いたようなリッチなファミリー。

その家族に住み込みで働いていたお手伝いさん。
ラテン系の信心深い世話焼きのおばあさん。

このふたりの娘が生まれた頃からのお手伝いさんで、
まさに子どもたちに取っては、実の母親以上に懐いていた筈のこのお手伝いさんが、
こともあろうにその二人の娘を、バスタブの中で切り刻んでしまったのである。

おじさん怖かったの~小話集 そのにじゅうなな 「オープンハウスの怪 そのさん」

Posted by 高見鈴虫 on 12.2015 大人の語る怖い話


そう言えば、例の911の時期。

あの時代、ワートレの近辺にはいまだにきな臭い臭気が立ち込め、
やれ戦争だ、アフガンだイラクだテロリスト警戒だ、と、
ニューヨークどころか、アメリカ、
あるいは世界そのものの未来さえもが完全に黒雲に包まれていた時代。

おじさん怖かったの~小話集 そのにじゅうはち 「オープンハウスの怪 そのよん」

Posted by 高見鈴虫 on 12.2015 大人の語る怖い話


アッパーウエスト 80丁目近くのとあるアパート。
まあウォークアップではあるものの2ベッドルーム。
真ん中にあるリビングを挟んで、西と東にひとつづつの寝室があって、
まさにシェア仕様。

ああ、これならもうあなたに勉強の邪魔をされることもない、とご満悦のかみさん。

がそう、犬の機嫌がすぐれない訳だ。

ニューヨークの潮時

Posted by 高見鈴虫 on 17.2015 ニューヨーク徒然
知人である日本人ご夫妻からまた急なご帰国を宣言された。

突然でなんだが、日本に帰ることにした。

えええっ!と思わず。

米系企業のばりばりのエグゼクティブであった筈のご主人が
いとも簡単にアーリーリタイアメントを決断してしまったという訳か。

なんでなんでなんで?と首を傾げるに、つまりはそう、金であろう、と思い知る。



かみさんの里帰り

Posted by 高見鈴虫 on 23.2015 犬の事情
またまたいきなしかみさんが里帰りをすることになった。

あんなあ、俺が失業中というこの危機的状況の中で、
どういう訳で里帰りなんてことができるわけか、
と言えば、
だって、あんたの仕事が始まっちゃったらそれこそ家を開けられなくなるでしょ?

まあ、そう、そう言われて見ればそのとおり。

というわけで、ブッチ君と俺はお留守番。
かみさんが押入れのスーツケースを出して荷造りを始めたところ、
おろおろとその周りをうろついているかと思えば、
なにがあってもかみさんのそばを片時も離れようとはしない。
としたところ、いきなりクンクンと鼻を鳴らし始めたかと思えば下痢で大騒ぎ。

大丈夫かな。あんまり具合悪そうだったら病院に連れて行ってね、
と言いながらも、そう原因はわかっている。
つまり、そういうことなのだ。

出発当日、早朝に迎えに来た黒塗りのリムジン。
じゃね、とかみさんが乗り込んだ途端にその隣りの席に乗り込んでしまい、
ようやく引き戻せば、走りだしたリムジンの後を追いかけようと無我夢中。
まったく、意地らしいものだ。

でいつものようにパークを散歩して、家に帰って来てからすっと姿が見えない、
と思ったら、玄関のドアの前。
つまりそうやってかみさんの帰りを待つ!ということなのだろうか。

やれやれ、毎度ながらまったく世話が焼けるものだ、
と、空っぽになった部屋の中で途方に暮れている訳である。

この世でもっとも醜悪なツラ

Posted by 高見鈴虫 on 26.2015 日々之戯言(ヒビノタワゴト)
前々から思っていたのだが、
このひゃくたってタコ坊主。
この世でこれほど醜悪な面はないってぐらいな醜さなのだが、
俺さ、まじ、こいつのツラみると、まさにヘドや怒り、の前に、
いきなし恐慌状態に陥りそうなぐらいに、嫌いなんだよねえ。
嫌悪感ってよりは拒絶反応。
下手をすれば殺意さえ覚えるほどに、このひとのツラ、まじ大嫌いというかさ。
そういえば、あのソチオリンピックの時にしゃしゃり出てきたあのカマキリみたいなメンヘラ面の小僧。
あいつにも同じことを感じていたなあ、とか。

このタコ坊主と例のカマキリ小僧。
共通するのは妖怪変化って訳で、
こいつら、まじでなにかに憑かれているな、と俺の妖怪レイダーがビンビンと鳴り響く訳で、
おもわず、
おのれこの妖怪変化、天に変わって成敗いたす、とばかりに、
悪霊退散の呪文を唱えながら斬り捨てたくもなってくるというもの。

がしかし、もしかして、俺がこれほど嫌いなこのタコ坊主を、
実はそう思っていない人ってのが、世の中にはいるようだ、
って思ったとたん、
これはまさに絶望的な断絶。
なにがあってもどうしても越えることのできない深い深いギャップを感じてしまう訳だ。

とそんなことを思いながら、日本のニュースを見ていた訳だが、
そういえば、これと同じことを日夜思っていたことがあるなあ、と。


無意味で不必要な努力くらい人間を消耗させるものはないのだ 

Posted by 高見鈴虫 on 27.2015 読書・映画ねた
かみさんの里帰り中、
溜まりに溜まった古本の山をブッコフにでも持っていくか、
と思い立って、ふと手にしてしまった
村上春樹 ねじまき鳥クロニクル。

出版されたばかりに読んだ覚えはあるのだが、
その内容、一切合切になにも覚えていないわけで、
とふと読み始めてしまった訳だ。

ちゅうわけで、
ふむふむ、
無意味で不必要な努力くらい人間を消耗させるものはない。

割りと日夜感じ続けていることを、いかにもさらっとお書きいただいている訳なのだが、
だからと言って、
この無意味で不必要な努力の集積された、
このやっかいな「日常」という不毛な轍から、
いったいどうやって逃れればよいのか、
ってことに関しては、
この本には一切書いてないんだろうな、
ってこともなんとなく判ってしまうわけで(笑

ただまあ、一人寝の退屈しのぎにはちょうど良いかもしれず。

伽藍の虚城

Posted by 高見鈴虫 on 27.2015 日々之戯言(ヒビノタワゴト)
ふとしたことで、アップステートの、
すっげえお金持ちとやらの大邸宅に招かれたのだが、

これがフェラーリ、あっちがポルシェ、
その壁にあるのがピカソでウォーホールで、もちろん原画。
で、この壁にあるのが、じゃじゃーん!
キース・リチャーズのフェンダー・テレキャスター。
もちろん本物サイン入り。
どうだ、うやらましいか!


伽藍の虚城 そのに

Posted by 高見鈴虫 on 27.2015 日々之戯言(ヒビノタワゴト)
最近、知人宅を訪ねるにあたって、
まるでモデルルームのように整然とした部屋が増えたな、と思っていたのだが、
果たしてそんな小綺麗な部屋と我が家の差というがなにか、と言えば、
ぶっちゃけ、本、な訳である。

日頃から常々、我が愚妻がぶりぶりと文句ばかりを垂れているこの古本の山。

あんたねえ、こんな古本、いつ読むかも知れないでさ。
なにが悲しくてわざわざ高い家賃払いながらこんな古本に埋もれて暮らさなくっちゃいけないわけ?
つまり、この古本の占める面積にいくら家賃を払ってるかってことなのよ。
ねえ、判ってるの?

というわけで、
改めて、本、こそが21世紀的な表層生活の大敵。
まさに、前世紀、昭和の時代の悪しき遺産、という訳なのであらう。

ねじまき鳥再読 ~ かみさんの里帰りした時に読むにはうってつけの本

Posted by 高見鈴虫 on 28.2015 読書・映画ねた
失業中でかみさんが里帰り。
空虚な部屋に犬と共に残されて、というこの状況、
なんかどっかで見たことがあるぞ、と思ったら、
あ、そっか、そのシチュエーションって、ねじまき鳥クロニクルじゃないか、
と思い当たって、そう思うとなぜか無性に読みたくなって、
結果、
かみさんが帰るまでのその空虚な時間をまさにまるまる、
思い切り持って行かれていた(笑





弱気の風

Posted by 高見鈴虫 on 29.2015 とかいぐらし
信じられないことにウィンブルドンが始まった。
ってことは、おいおい、失業からすでに一年とプラス一ヶ月。

お前、こんなことしてたら立派な廃人。
もうちょっと普通人への復帰は無理じゃねえのか、
なんて声がにわかに信憑性を帯びてくる。

なあに、その時には、ドッグウォーカーでもデイトレーダーでも、
あるいは、ゴミ食ったって気にはしねえぜ、とは言ってはいたが、
いざそれが現実問題として影を結び始めた今、
こんな俺でさえ、ちょっとした弱気の風に吹かれ始めている。

とそんな中、
おいおい、お前って奴はつくづくついてねえな、内なる声が囁く。

あれだけドブの底を這いずりまわった末に
ようやく転がり込んできたチャンスからもあっさりとふるい落とされて、
そしてあれだけ苦労して取った資格も、こうなってはただの絵に描いた餅。

つくづくついてねえ。
あるいは、この世には神も仏もいねえのかよ、
とそして、
つまり、そう、
この世の中、
もう徹底的に正義やらフェアーなんて概念は、
とっくの昔に茶番と成り果てたってことなんだろ、と。
いまさらながら、
壁をぶん殴る気にもなれねえほどにへたりきっているって訳かよ。


というわけで、俺の敗因とはなにか、と考えてみる。

つまりそれは、許す、ということなのではないか、と思い当たる。

  

プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

©終末を疾うに過ぎて...
無断丸々転載・そのまま転写はご勘弁ちょんまげ

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