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ダーティー・ジョブ ~ 忘れていた夕暮れを取り戻す
ミッドタウンの現場で仕事を終えた時、
目の前に夕暮れが広がっていた。
夕暮れ・・・・この夕暮れって、あの夕暮れのことなのか・・
空の明るいうちに仕事から解放される、
少なくともこの数年来、無かったことである。
このなんとも言えぬ欠落感。
この手持ち無沙汰の中に、妙な不安さえも感じながら、
そして転がり出たタイムズ・スクエア。
今週末に予定されているニューヨーク・シティ・マラソン、
それに向けた気の早いツーリストの群れの中に、
五時の退職時を迎えた人々が、どっと通りに溢れ出し、
街は一種のお祭り騒ぎさえ思わせる、大混雑に沸き返っている。
行き交う人並みの中、目障りな観光客たちへの舌打ちと同時に、
一日を生き延びた人々の、その華やいだ笑いが満ちている。
見上げた西の空に、夕焼けが赤く滲み、
斜めに差し込む光リの中で、摩天楼の側面が燃え上がるように輝く。
午後5時三十分。
ニューヨークという街が、一番ニューヨークらしく見える、この時間。
人波に流されながらブロードウエイを歩く。
仕事帰りの人々の集うカフェのテーブル。
同僚たちと膝を寄せながら、気の早いワインに頬を緩め、
通りの向こうでは新入社員たちが肩を並べながら、
瞬き始めたばかりのネオンの滲むスポーツバーの奥に消えていく。
化粧を直したばかりの女たちたが、ヒールの音を響かせながらいそいそとデートの約束へと急ぎ、
そして俺は、そんな染み入るような夕暮れの空の下に一人で取り残され、
まるでそんな当たり前の風景を前に、まるで夢でも見るように、
ただ呆然と立ち尽くすばかり。
人波に流されながらブロードウエイを歩く。
この人混み。この歓声、この活気、
なにもかもが昔のままのニューヨーク。
それはまるで、当たり前のニューヨークの光景でありながら、
俺はまるで旅先の、初めて訪れた街を歩くかのように、
その見飽きた筈のマンハッタンの光景にためらうばかり。
こんな風景が、この世にはまだ存在していたのか・・
そう、変わったのは世界でも、ニューヨークでもない。
変わったのは、俺。俺だけであったのだ。
浮ついた辺りの雰囲気に乗せられるように、
みるみると身体が軽くなっていくのが判った。
肩の荷が下りた、というよりは、
まさに身体中に滞っていた澱が洗い流されるような、そんな気分。
歩調を落とし、ゆっくりと空を見上げる。
夕焼けに滲んだ空。
深まる秋の気配の中に吹き抜ける乾いた風。
この一瞬の安息の中に、一日の疲労感が溶け出しては、洗われて行くような、
そんな、当たり前の夕暮れのひととき。
帰ってきたな、と思わず呟く。
俺はようやく、このニューヨークという街に帰って来たのだ。
この感覚、まさに、長く忘れ去っていたこの夕暮れ時の雑踏の風景。
そんな日常に帰りつけたことが、正直、涙が滲みそうなほどに嬉しかった。
途端に頭の中で、ベビーメタルの THE ONE が鳴り響く。
それはまるで、祝砲の飾られた鐘の音が鳴り響くように。
ニューヨーク、俺の街だ。
そして俺はまだ、このニューヨークに居る。
BABYMETAL - The One by lever-de-soleil
♪
金曜日に仕事を辞めた。
別になにか理由があったわけではない。
大した不満がある訳でもなく、
このまま黙っていれば、ずっとこのまま、
この暮らしが続くであろうか、
そんな呑気な夢さえも見はじめている、
そんな気もしていたのだ。
ただ、辞めると告げた時、まわりの同僚たちの、
なんとも微妙な表情。
その中に俺は、確実に安堵、の気配を感じ取った。
そうか、俺は邪魔者であったのだな、と改めて思い知った。
ルーティーンの日常に飽々としては苦渋を噛みしだく、
そんな人々の作り上げてきた、その陰鬱な花園。
俺の役どころは、
そんな鬱屈の囚人を開放すべく現れた救世主、
その筈が、
しかし、その苦渋と陰鬱に慣れきった人々にとっては、
鬱々とした日常の中を無神経に踏み荒らす、
厄介な乱入者に過ぎなかったのかもしれない。
ただそう、俺は俺で、やるべきことはやったのだ。
報告書を提出し、上層部からのサインを受取り、
そしてとりあえず、俺の役目は終わった。
深夜も近くなって、誰もいないオフィスに一人。
この一年あまりを費やしたその蓄積である資料の山を、
一挙にシュレッターに叩き込んだ。
そして俺は、この一年に渡ってさ苛まれ続けていた重荷から開放される。
あばよ、とひとり呟く。
退屈と徒労とルーティーンに満ちた日常、
そこにうず高く積った鬱病と低賃金と終わりのない愛憎の縺れ。
その爛れきった日常に敢えてしがみつくことでしか、
生きる術を見いだせぬ人々。
俺はこの職場に来て初めて、
座っていることだけが仕事、というタイプの人々を見た。
あるいは、立っていることだけが職務。
理由も、効率も、その目的さえも知らされぬまま、
ただその場所に座っている、あるいは、指示された場所に立っている、
それだけの人々。
そうやって生きることが、人生、となっている、
そんな人々が、この世には確かに存在するのである。
あるいは、夜勤という職。
ここ何年にも渡って陽の光に晒されたことのないその真っ白な肌。
血の気の失せた顔と、赤く濁った目。
そのいかにも吸血鬼を思わせる姿。
まったく生気を感じさせぬその姿は、
白々とした蛍光灯の灯りのなかで、
まるで影そのものを失ってしまったかのように、
ゆらゆらと揺らめきながらまっすぐに歩くことさえも忘れてしまったような、
まさに生きる屍。
何年にも渡って他人の目を徹底的に気にしなくなった、
まったくもってどうでも良い格好と相成って、
夜勤の人々に共通して漂うその投げやりな嫌世感は、
嘗て知ったホームレスの人々の持っていた、
社会そのものに対する後ろめたさ、
つまりは日の当たる場所に対する恐れ。
その姿はまるで穴蔵の中で怯える小動物を思わせた。
そんな夜勤の人達を見かけるたびに、
こいつら、うちの犬が見たら吠えかかられるだろうな、
と俺は人知れず薄くほくそ笑んでいたものだ。
犬に吠えかかられ、襲いかかられながらも、
しかし彼らは、抵抗する素振りさえも見せずに、
そのまま犬たちに噛み殺されることを望んでいるような、
そんな底なしの憐憫さえも漂わせていた。
そう、世の中には色々な人々がいる。
そして、どんな人々であったも、
この社会のどこかに居場所を見つけ、
あるものは悠々と泳ぎ回り、
あるものはまるで植物のように動く気配さえも見せず、
そしてあるものは、誰に気取られることもなく、
暗い洞窟の底のそのまた穴蔵の奥の奥で、
ひっそりと身を隠すようにしながら、
しかしこの社会にしっかりと根を張ってはは、
暮らし、あるいは、人生というものを、続けているのである。
そしてこの俺。
仕事というこの世で唯一の社会とのとっかかりも失い、
そして俺は、ようやく、独りになれた。
いったいこれからどうやって暮らして行けばよいのだろう。
まるで自分自身が、風に踊る塵やゴミ袋になったかのような、
そんな気さえもしたものだが、
その徹底的な投げやりこそが、
俺自身がもっとも望んでいたことでもあるのだ。
なあに、金はある、と呟く。
この糞仕事。
一年間、こうして身体が擦り切れるほどの激務の中にあっても、
一切の意義、あるいは、意味、を見出すことができなかった、
この徹底的な徒労の連続。
なにひとつとしてなにも得ることができなかったが、
だがしかし、唯一の言い訳を探すとすれば、
仕事の不毛さの割りに、あるいはその穴埋めとして、
金は悪くはなかったのかもしれない。
そう、金。だろ、金。
労働の目的は金だ。
どんな方法を使っても、金さえ掴めば良い、
その筈じゃなかったのか?
嘗ての失業時代に知り合った老人、
ニューヨーク・マンハッタンにいくつものビルを所有する、
その大金持ちの中国人の老人はそう言った。
金に意味を求めるのが愚行であるように、
労働に理由や目的を求めてはいけない。
労働の結果は金。まさに金。それだけ。
そして得られる金にはなんの色も匂いもない。
金は、金。それ以上でも以下でもない。
私は金が貰えるのなら犬の糞だって平気で食らう。
結果として採算が取れるのであれは人だって殺す。
金に善悪はない。美醜も無ければ、上も下も右も左もない。
人生に無駄な価値など見出そうとするな。
それは詭弁だ。
この不条理極まりない社会の、その不条理極まりない原則、
それを誤魔化すための詭弁、つまりはリップサービスだ。
真実は金。それだけ、それだけなんだ。
100%同意する訳ではないが、俺自身もそう思わないでもない、
そんなことを思う機会が増えた。
少なくとも、実際に金持ちである人々は、まさにこういうタイプが多いことも知った。
従業員たちを前に、あるいはメディアを前にしては、
もっともらしい人情論を繰り広げながら、
実際に出会った富豪と言われる人々は、
徹底的に孤独で、そして危ういほどにまで倫理観に乏しく、
そして潔いばかりの、結果主義者たちであった。
あるいはそう、その手のタイプ、
ともすると悪辣と言われる陰口を叩かれる、
一匹狼的な成功者達が、好んで俺のまわりに集まる、
そういうことなのかもしれない。
つまりは、俺にしても、そういう人々と、なにか似たものを共有している、
つまりはそういうことなのであろう。
それを受け入れてからというもの、俺はちょっと生きることが楽になった。
貧民救済も、プライドも、不平等是正も、民族開放も、正義の戦いも、
嘗て、確たる理由もないながらも、なんともなくこだわりを持っていた、
そんな青臭い義侠心が、見る見ると揺らめいては心もとなく、揮発を始める。
言っていることとやっていること、
あるいは夜更けに書き散らす、日記めいた駄文的散文。
そこに綴られる、世の中はこうあるべき、などという戯言が、
日が昇ったと同時に、いっさいが茶番化しては、
そして理想を見失ったままに、日々はつつがなく、
ただドサクサの中に押し流されては澱み、滞るばかり。
そしてすべてを投げうった深夜の街。
日々の鬱積の中からようやく一歩一歩と遠ざかりながら、
まるで身体中に、それこそこのまま山登り、
あるいは、そう、ホームレスのように路上生活でも始めるかのように、
この一年のうちに俺の持ち込んだ私物の山をぶら下げながら、
開放感というにはあまりにもやりきれない、
まさに徒労感、そして喪失感、そればかりが押し寄せてくる、
そんな夜を積み重ねてきた、この深夜の舗道。
さあこれからどうしよう、と呟く。
不思議なことに、怒りやあるいは怨念めいたものは、
一切浮かんでこなかった。
ただ、そう、思わず笑いだしてしまうほどの脱力感。
これから、と言われても、
正直、もうなにひとつとしてなにもやる気が起きなかった。
あるいはもう金輪際、人間という動物は見たくない、関わりたくもない、
そんなことを思うたびに、ちょっと自分自身でも怖くなるぐらいの、
徹底的な投げやりが押し寄せてくる、そんな気さえしていた。
唯一の望みは、いまも脳内に鳴り響いているベビーメタル。
THE ONE。
そう、祝祭の曲だ。俺はこの瞬間を、率先して祝うべきなのだ。
さあ、これからなにをしよう、と空を見上げた。
とりあえず・・・と呟く。
とりあえず、寝かせてくれ。俺が望むのはそれだけだ・・・
♪
そしてお望みどおり、土曜日曜と徹底的に寝て過ごした。
犬の散歩の時ばかりは、まるでドテラのようなダウンコートを頭からかぶったまま、
まるで寝床をそのまま引きずるように深夜の公園を彷徨い、
そして家についた途端に再び寝床に倒れ込んでは惰眠の続きを貪った。
日曜日の夜、ソファの上で頭からダウン・コンフォーターをかぶったまま、
見るともなしにフットボールを眺めていたところ、
古い友人から電話があった。
よお、とその友人は言った。
まあ、そんな訳で、金も出来たし、また暫くのんびりしながら、
いくつか資格試験でも受けてみようかと思ってな。
やれやれ、と友人が笑った。随分ご苦労なことで。
それだけこき使われて、挙句にかみさんに逃げられていたらまったく世話ねえよな。
で、いったいどんな理由で、そんな糞面白くない仕事をやっていたんだ?
金だろ、当然だろうが、と答える。
とりあえず、自分で納得行く額を稼ぐ、そう思っていただけじゃねえか。
それほど金に困ってるのか?無理なローンでも組んだのかよ。
バカ野郎が、と思わず。いくら稼げるか、こそが人間の真価だろうが。
この街の人間はみんなそうだろう。
互いの懐具合を探り合って、それで対応を変えていく。
稼いでいる金で、その人間のランクが決められていくんだよ。
やれやれ、と友人がまた笑う。
なんか昔と言ってることがまったく違うじゃねえか。
昔のお前はそれこそ、金なんざいらねえ。仕事もそこそこに。
テニスやってバンドやってドラムを叩いて、
始終若い女たちをちゃらちゃら侍らせては、
人生を謳歌してたんじゃなかったのか?
そういやあお前はいつもカネのことばかり言ってたよな。
この仕事がいくらで、あいつらの年収がいくらで、ボーナスがいくらで、
で、それに加えて、駐在員手当が、住宅手当が、
税金をこう誤魔化して、ここでなにして、あれをなにして。
そうだったよな。確かに。いまもまったくそのままだけどな。
俺達はまだこの業界のひよっこだった時代の同期であった。
中途入社の俺に比べ、専門分野の大学院まで出て友人との間には、
まさに越えるに越えられない壁がある筈だったのだが、
友人は敢えてそのアドバンテージを拒否した。
現場に行かせて欲しい、と大学院卒の同僚は言った。
現場で仕事を覚えたい。
事務職なら後でもできるが、現場を学べるのは今だけだ。
そうやって俺たちは、同じ現場作業員として、
日々これでもかと使い捨ての奴隷のように酷使されながら、
しかし確実に、この業界のイロハ、
そのドブの底の底の流儀を、身体に刻み込んでいったのだ。
互いに現場のリーダー格として仕事を任されるようになった頃、
友人は上級職への昇進を敢えて断り、そしてじきに会社を辞め、
その後、小さいながらも社長となっては、
そこで昔俺達がやっていた、ドブの底の底の、
それまた底の現場仕事を請け負っては、
顔を合わせる度に青色吐息で、と愚痴りながらも、
なんとかここ10年余りの荒波を生き抜いてきたのである。
そんなことをやってなにになるんだ?が友人の口癖であった。
この不良社員にも、ようやく上級職への昇進の話があった時にも、
部署が変わって大きなプロジェクトを任されるようになった時にも、
そして、大手米系企業からのヘッドハントを受けた時にも、
友人の言った言葉は、そんなことをやってなにになるんだ?であった。
なんだよ、おめでとうの一言もねえのかよ。
なにを祝って良いのかわけが判らねえな。
それでおまえはいったいなにがやりてえんだよ。
確かにそう。
現実問題として、社会は不条理に溢れている。
キャリアパスなどは全てが名ばかり。
働けば働くだけ実入りの減っていくそのシステム。
当初は時給であった給料が、年収になった途端に残業を削られ、
中間管理職になった頃から祝祭日の一切が仕事に埋められた。
チームを率いるようになってからは、管理職とは名ばかりで、
いつも欠員の補充のために自身が最も安価な兵隊として現場仕事に没頭せざるを得ず、
仕事上の赤字を隠すためには自身の身銭を切ることを余儀なくされ、
そんなこんなで疲れに疲れ切った頃、
まるで降って湧いたような米系企業からの誘い。
一も二もなく飛びついた俺は、
そこで新たな不条理の現状、
それを城壁の向こう側、つまりは、雲の上から、
これまでの奴隷労働者としての自分自身の姿を、
これでもか、と眺めさせられることになった。
その大企業を、俺は豪華客船と感じた。
九時五時のお役所的な時間割リの中、残業もなくノルマも無く。
ほとんどただ座っているだけ、という状態であるにも関わらず、
給料だけは嘗ての二倍、いや、三倍。
ともすると自身を貴族階級と自称する人々に囲まれながら、
その仕事ぶりと言えば、仕事という仕事はすべてアウトソーシングに丸投げ。
日々やることと言えば、
仕事を依頼した現場作業員の報告を聞いて上層部に報告する、それだけ。
時として、その報告書までを現場に押し付けては、
ハッピーアワーの時間ばかりを気にする、そんな人々。
労働そのものに対する恐ろしいほどの嘲弄。
あくせく働くことが、「はしたない」とでも言うような、
その徹底的なほどの浮世感。
既得権益のみで利潤の回ることを前提とした、
この絶望的なまでにあからさまなその格差。
コストパフォーマンスが叫ばれれば叫ばれるほど、
そのしわ寄せは、アウトソーシングされた現場にのみ集中し、
安い賃金で徹底的に酷使されては使い捨てられる現場労働者と、
自己保全のみが目的化した管理者たち。
その絶望的なまでの隔絶。
その不条理を、社会構造、と一言で割り切る、
そんな大企業の慢心の中に、
俺は確実に、不穏な気配を感じ取っていたのだ。
そして予想通り、二年も経たぬうちにその豪華客船が沈没。
再び世間の荒波の中に放り出されては、
救命胴衣代わりに投げ渡されたなけなしの退職金を元に、
ホームレスの群れる図書館に一人篭っては上級資格の取得を目指した一年。
そのあまりの茶番的なアップ・アンド・ダウンの中で、
ピューリタン的な労働倫理が根こそぎ朽ち果てるような、
そんな気さえしていたのだ。
そして辿り着いたこの日曜日の夜更け。
古い友人は、そんな俺の話をいちいち鼻で笑いながら、
で、を繰り返した。
で、お前はなにを学んだんだ?
学んだ?
そう、そのお前の言う、他人に恥ずかしくない給料とやらを稼ぎながら、
そこで、いったいなにを学んだ? そして、その代償に、なにを売り渡したんだ?
この野郎・・ 相変わらず、嫌なことをズケズケと言いやがる。
仕事回してやるよ、と友人がいった。
お前の満足行く金額ってのには、まったく程遠いかも知れねえが、
まあそう、その溜まりに溜まった垢を落とす意味だけでも、
もう一度、現場の糞仕事に出てみねえか?
現場?現場って、あの現場かよ。
そう、現場。現場の糞仕事。
つまりはドカチン。
つまりはそう、お前の言う、その壁の向こう側、
その底の底。
一日、安い賃金でこき使われ、
おまけになにかあった時には全ての責任を押し付けられてのスケープゴートの脚切り役。
その現代社会の不条理なしわ寄せがすべて吹き溜まった、
その、下の下の下の糞仕事。
つまりは現代の奴隷階級。
その現場の糞仕事とやら、損を損と知りながら、もう一度やってみるってのも、
いまのお前にとっては、必要なことなんじゃねえのか?
現場?この歳になっていまさら現場かよ・・笑わせるな。
まあそういう言うなって。
いまさらだから現場なんじゃねえのか?
そう、昔、俺達があれだけ泥噛んできた、あの現場の糞仕事。
仕事は現場に始まり、現場に終わるって、あれほど言っていたお前だろ。
その嘗て振り回していた、その現場至上主義ってのが、いったいなんなのか、
もう一度見つめ直してみるってのも、悪くはねえと思うんだがな。
資格試験もカリブにバケーションも放浪のマリファナ・ヒッピーも良いかもしれねえが、
今のお前にとって一番のリフレッシュになるのは、
もしかしたらそう、その嘗ての現場に、もう一度舞い戻ってみることなんじゃねえかって、
そう思ってるんだがな。
戻りたいんだろ?現場に。
ずっとそう思っていたんじゃねえのか?
その嘗て愛した現場と、その軋轢の中で、
一人で腹を立てていただけなんじゃねえのか?
そしてお前は、そのオフィス・モンキーたちとの泥仕合の中で、
仕事そのものの目的、つまりは、仕事そのものを楽しむ、
強いては、人生そのものの喜び、なんていう、
一番大切なものを、忘れちまったってだけの話、
なんじゃねえのか?
大丈夫、騙されたと思ってもう一度現場に出てみろ。
お前がなにを見失ってたのか、すぐに思い出せるさ。
♪
とそんな訳で、仕事を辞めたとたんにいきなり日雇いのアルバイト。
それも、現場のドサ仕事である。
業界のピラミッドで言えば、下の下の下の、奴隷仕事に逆戻り。
しかもそう、この降って湧いたような現場見習いの身分。
自分の息子のような年齢の奴らの、その下に付き、
一日中、これでもかとこき使われた。
当初は、この不穏な乱入者にぎくしゃくしていた奴らが、
午後も前になると、あからさまにおっさん扱いを始め、
うるせえ、と言い返した途端に、そら待ってました、とばかりに、
徹底的にいじくりまわされた。
だから、口ばっかり動かさねえで、さっさと手を動かせって。
口ではなにを言ってても手を止めなければいいんですよ。
そう、結果が全て。なにがあったって動けばいいんですよ、動けば。
さすがに殴る蹴るは無かったものの、その荒っぽい現場の流儀、
まさに水を得た魚のように、年甲斐もなくはしゃぎまくってしまった。
という訳で、三時を過ぎて本日の作業は全て完了。
最終確認の項目をひとつひとつ舐めながら、
ここに来てようやく心地よい弛緩が現場を包む。
フロアの上にべったりと腰を降ろしては、これでもかと足を投げ出し、あるいはそのまま寝転がり、
これが戸外であったら、タバコを回し飲みしては、ヤカンの口から水を浴びていただろう。
で、と改めて茶髪の少年が俺を振り返る。
で、おっさん、なんでまた、こんな仕事を始めちゃったわけ?
なんでまたって、失業したからだろ。いちいち言わせんなよ。
その前にはなにやってたんすか?
なに、って、まあ、色々だよ。
オフィスの仕事?
そう、オフィス・モンキーの飼育係みてえなもん。
飼育係か。辛そうっすねえ。
不毛だよな、草も木もどころか、毛一本も生えねえぐらいに、なんにもなかった。
という訳で改めて、やっぱ、現場でしょ、と。
そう、仕事の面白さ、人生の喜びは、すべて、この現場、現場にこそあり。
お前ら、まじ、幸せもんだよ。現場だよ、現場。現場なんだよ。
♪
という訳で、一日中、これでもか、と浸り続けた現場、つまりはダーティ・ジョブ。
そんな一日の終わった夕暮れ時。
飲みに行く、という若者たちの誘いを断って、
じゃあまた明日、と、一人歩みはじめたこの雑踏の中。
改めて見上げるこの夕陽である。
この一時を失った暮らしが、いったいどれだけの欠落感を俺自身に強いて来たのか、
改めて思い知らされる気がする。
いくら稼いだって、ストレスで命を削っているじゃ、しょうがねえじゃねえか。
人生金じゃねえ、とか聞いたようなことは言う気はねえが、
その他人に見栄を張れる金額を稼いでるってな腐ったプライドのために、
いったいどれだけのことを犠牲にしてきたのか。
そう、俺が犠牲にしてきたもの。
端的に言ってこの一日の達成感、
つまりは、この夕暮れ、
確信をこめてそう思った。
さあ、家に帰ろう。
まだ陽の残っているうちに家に帰って、
犬と一緒に、川沿いの公園に降りてみよう。
まだ夕陽の最後の片鱗に間に合うかもしれない。
帰ってきたな、と思う。
そして、一日が終わったんだな、と改めて思う。
ダーティ・ジョブ、なにが悪い。
人生を楽しむことに、きれいな仕事も、汚い仕事もねえだろう、と。
給料がいくらで、タイトルがなにで、上か下か、舐めた舐められた、
そんなことばかりを気を取られては、
いつの間にか夕陽を見る余裕さえも奪い去られていた、
そんな日々だった。
あのガキどもの間の抜けた面を思い出しながら、
捨てられずにおいた資格試験用の参考書、
この現場を離れる決心がついた時に、
すべてあいつらにくれてやろう、と思っている。
上を目指せ、など口が裂けてもいうつもりはないが、
そう、せいぜいジタバタとさせてやろう。
そのジタバタこそが人生の一番の勲章なのだ。
そして俺のこのジタバタ、
この歳になってようやく先が見えた、どころか、
ますます泥沼にはまりこんでいく気さえしているのだが。
ダーティ・ジョブ、なにが悪い、と繰り返す。
俺は現場の男だ、と思う。
たとえこれからなにがあったとしても、
俺は現場の男なのだ。
俺は一生、現場の流儀を忘れねえぞ。
現場こそが全て。すべてであるべきなのだ。
そう思った途端、夕暮れの風が、身体のど真ん中を吹き抜けていく気がした。
♪
そして月曜日の夜。
犬の散歩を終えたと同時に、
この現場仕事に身体中がきしみを上げ始めている。
寝落ちする前に早めにシャワーを浴び、
根際にふと手に取ったIPHONEに、
いつの間にか意外なメッセージが届いていた。
以前にお話した例のプロジェクト、
三年越しの巨大案件に遂にGOが出ました。
つきましては、突然ですが明日火曜日の朝九時、
ご担当者も含めてのキックオフ・ミーティングに参加されたし。
やれやれ、であった。
現場天国も一日だけで、またあの白い牢獄に逆戻り、という奴か。
今日一日、すっかりボランティアのタダ働きだったな、と笑う。
ただ、そう、得たものは多い、多すぎた。
その授業料として、このタダ働きの現場仕事。
余りあるものがあったのは言うまでもない。
という訳で、火曜日の朝、
よりによってこの記念すべき再就職一日目から、
全身に走る筋肉痛に呻き続けるばかり。
いやはや、現場も楽じゃねえな。
正直、この取り澄ました会議室の白壁に、
ちょっとほっと気がしたのは、言うまでもない。
目の前に夕暮れが広がっていた。
夕暮れ・・・・この夕暮れって、あの夕暮れのことなのか・・
空の明るいうちに仕事から解放される、
少なくともこの数年来、無かったことである。
このなんとも言えぬ欠落感。
この手持ち無沙汰の中に、妙な不安さえも感じながら、
そして転がり出たタイムズ・スクエア。
今週末に予定されているニューヨーク・シティ・マラソン、
それに向けた気の早いツーリストの群れの中に、
五時の退職時を迎えた人々が、どっと通りに溢れ出し、
街は一種のお祭り騒ぎさえ思わせる、大混雑に沸き返っている。
行き交う人並みの中、目障りな観光客たちへの舌打ちと同時に、
一日を生き延びた人々の、その華やいだ笑いが満ちている。
見上げた西の空に、夕焼けが赤く滲み、
斜めに差し込む光リの中で、摩天楼の側面が燃え上がるように輝く。
午後5時三十分。
ニューヨークという街が、一番ニューヨークらしく見える、この時間。
人波に流されながらブロードウエイを歩く。
仕事帰りの人々の集うカフェのテーブル。
同僚たちと膝を寄せながら、気の早いワインに頬を緩め、
通りの向こうでは新入社員たちが肩を並べながら、
瞬き始めたばかりのネオンの滲むスポーツバーの奥に消えていく。
化粧を直したばかりの女たちたが、ヒールの音を響かせながらいそいそとデートの約束へと急ぎ、
そして俺は、そんな染み入るような夕暮れの空の下に一人で取り残され、
まるでそんな当たり前の風景を前に、まるで夢でも見るように、
ただ呆然と立ち尽くすばかり。
人波に流されながらブロードウエイを歩く。
この人混み。この歓声、この活気、
なにもかもが昔のままのニューヨーク。
それはまるで、当たり前のニューヨークの光景でありながら、
俺はまるで旅先の、初めて訪れた街を歩くかのように、
その見飽きた筈のマンハッタンの光景にためらうばかり。
こんな風景が、この世にはまだ存在していたのか・・
そう、変わったのは世界でも、ニューヨークでもない。
変わったのは、俺。俺だけであったのだ。
浮ついた辺りの雰囲気に乗せられるように、
みるみると身体が軽くなっていくのが判った。
肩の荷が下りた、というよりは、
まさに身体中に滞っていた澱が洗い流されるような、そんな気分。
歩調を落とし、ゆっくりと空を見上げる。
夕焼けに滲んだ空。
深まる秋の気配の中に吹き抜ける乾いた風。
この一瞬の安息の中に、一日の疲労感が溶け出しては、洗われて行くような、
そんな、当たり前の夕暮れのひととき。
帰ってきたな、と思わず呟く。
俺はようやく、このニューヨークという街に帰って来たのだ。
この感覚、まさに、長く忘れ去っていたこの夕暮れ時の雑踏の風景。
そんな日常に帰りつけたことが、正直、涙が滲みそうなほどに嬉しかった。
途端に頭の中で、ベビーメタルの THE ONE が鳴り響く。
それはまるで、祝砲の飾られた鐘の音が鳴り響くように。
ニューヨーク、俺の街だ。
そして俺はまだ、このニューヨークに居る。
BABYMETAL - The One by lever-de-soleil
♪
金曜日に仕事を辞めた。
別になにか理由があったわけではない。
大した不満がある訳でもなく、
このまま黙っていれば、ずっとこのまま、
この暮らしが続くであろうか、
そんな呑気な夢さえも見はじめている、
そんな気もしていたのだ。
ただ、辞めると告げた時、まわりの同僚たちの、
なんとも微妙な表情。
その中に俺は、確実に安堵、の気配を感じ取った。
そうか、俺は邪魔者であったのだな、と改めて思い知った。
ルーティーンの日常に飽々としては苦渋を噛みしだく、
そんな人々の作り上げてきた、その陰鬱な花園。
俺の役どころは、
そんな鬱屈の囚人を開放すべく現れた救世主、
その筈が、
しかし、その苦渋と陰鬱に慣れきった人々にとっては、
鬱々とした日常の中を無神経に踏み荒らす、
厄介な乱入者に過ぎなかったのかもしれない。
ただそう、俺は俺で、やるべきことはやったのだ。
報告書を提出し、上層部からのサインを受取り、
そしてとりあえず、俺の役目は終わった。
深夜も近くなって、誰もいないオフィスに一人。
この一年あまりを費やしたその蓄積である資料の山を、
一挙にシュレッターに叩き込んだ。
そして俺は、この一年に渡ってさ苛まれ続けていた重荷から開放される。
あばよ、とひとり呟く。
退屈と徒労とルーティーンに満ちた日常、
そこにうず高く積った鬱病と低賃金と終わりのない愛憎の縺れ。
その爛れきった日常に敢えてしがみつくことでしか、
生きる術を見いだせぬ人々。
俺はこの職場に来て初めて、
座っていることだけが仕事、というタイプの人々を見た。
あるいは、立っていることだけが職務。
理由も、効率も、その目的さえも知らされぬまま、
ただその場所に座っている、あるいは、指示された場所に立っている、
それだけの人々。
そうやって生きることが、人生、となっている、
そんな人々が、この世には確かに存在するのである。
あるいは、夜勤という職。
ここ何年にも渡って陽の光に晒されたことのないその真っ白な肌。
血の気の失せた顔と、赤く濁った目。
そのいかにも吸血鬼を思わせる姿。
まったく生気を感じさせぬその姿は、
白々とした蛍光灯の灯りのなかで、
まるで影そのものを失ってしまったかのように、
ゆらゆらと揺らめきながらまっすぐに歩くことさえも忘れてしまったような、
まさに生きる屍。
何年にも渡って他人の目を徹底的に気にしなくなった、
まったくもってどうでも良い格好と相成って、
夜勤の人々に共通して漂うその投げやりな嫌世感は、
嘗て知ったホームレスの人々の持っていた、
社会そのものに対する後ろめたさ、
つまりは日の当たる場所に対する恐れ。
その姿はまるで穴蔵の中で怯える小動物を思わせた。
そんな夜勤の人達を見かけるたびに、
こいつら、うちの犬が見たら吠えかかられるだろうな、
と俺は人知れず薄くほくそ笑んでいたものだ。
犬に吠えかかられ、襲いかかられながらも、
しかし彼らは、抵抗する素振りさえも見せずに、
そのまま犬たちに噛み殺されることを望んでいるような、
そんな底なしの憐憫さえも漂わせていた。
そう、世の中には色々な人々がいる。
そして、どんな人々であったも、
この社会のどこかに居場所を見つけ、
あるものは悠々と泳ぎ回り、
あるものはまるで植物のように動く気配さえも見せず、
そしてあるものは、誰に気取られることもなく、
暗い洞窟の底のそのまた穴蔵の奥の奥で、
ひっそりと身を隠すようにしながら、
しかしこの社会にしっかりと根を張ってはは、
暮らし、あるいは、人生というものを、続けているのである。
そしてこの俺。
仕事というこの世で唯一の社会とのとっかかりも失い、
そして俺は、ようやく、独りになれた。
いったいこれからどうやって暮らして行けばよいのだろう。
まるで自分自身が、風に踊る塵やゴミ袋になったかのような、
そんな気さえもしたものだが、
その徹底的な投げやりこそが、
俺自身がもっとも望んでいたことでもあるのだ。
なあに、金はある、と呟く。
この糞仕事。
一年間、こうして身体が擦り切れるほどの激務の中にあっても、
一切の意義、あるいは、意味、を見出すことができなかった、
この徹底的な徒労の連続。
なにひとつとしてなにも得ることができなかったが、
だがしかし、唯一の言い訳を探すとすれば、
仕事の不毛さの割りに、あるいはその穴埋めとして、
金は悪くはなかったのかもしれない。
そう、金。だろ、金。
労働の目的は金だ。
どんな方法を使っても、金さえ掴めば良い、
その筈じゃなかったのか?
嘗ての失業時代に知り合った老人、
ニューヨーク・マンハッタンにいくつものビルを所有する、
その大金持ちの中国人の老人はそう言った。
金に意味を求めるのが愚行であるように、
労働に理由や目的を求めてはいけない。
労働の結果は金。まさに金。それだけ。
そして得られる金にはなんの色も匂いもない。
金は、金。それ以上でも以下でもない。
私は金が貰えるのなら犬の糞だって平気で食らう。
結果として採算が取れるのであれは人だって殺す。
金に善悪はない。美醜も無ければ、上も下も右も左もない。
人生に無駄な価値など見出そうとするな。
それは詭弁だ。
この不条理極まりない社会の、その不条理極まりない原則、
それを誤魔化すための詭弁、つまりはリップサービスだ。
真実は金。それだけ、それだけなんだ。
100%同意する訳ではないが、俺自身もそう思わないでもない、
そんなことを思う機会が増えた。
少なくとも、実際に金持ちである人々は、まさにこういうタイプが多いことも知った。
従業員たちを前に、あるいはメディアを前にしては、
もっともらしい人情論を繰り広げながら、
実際に出会った富豪と言われる人々は、
徹底的に孤独で、そして危ういほどにまで倫理観に乏しく、
そして潔いばかりの、結果主義者たちであった。
あるいはそう、その手のタイプ、
ともすると悪辣と言われる陰口を叩かれる、
一匹狼的な成功者達が、好んで俺のまわりに集まる、
そういうことなのかもしれない。
つまりは、俺にしても、そういう人々と、なにか似たものを共有している、
つまりはそういうことなのであろう。
それを受け入れてからというもの、俺はちょっと生きることが楽になった。
貧民救済も、プライドも、不平等是正も、民族開放も、正義の戦いも、
嘗て、確たる理由もないながらも、なんともなくこだわりを持っていた、
そんな青臭い義侠心が、見る見ると揺らめいては心もとなく、揮発を始める。
言っていることとやっていること、
あるいは夜更けに書き散らす、日記めいた駄文的散文。
そこに綴られる、世の中はこうあるべき、などという戯言が、
日が昇ったと同時に、いっさいが茶番化しては、
そして理想を見失ったままに、日々はつつがなく、
ただドサクサの中に押し流されては澱み、滞るばかり。
そしてすべてを投げうった深夜の街。
日々の鬱積の中からようやく一歩一歩と遠ざかりながら、
まるで身体中に、それこそこのまま山登り、
あるいは、そう、ホームレスのように路上生活でも始めるかのように、
この一年のうちに俺の持ち込んだ私物の山をぶら下げながら、
開放感というにはあまりにもやりきれない、
まさに徒労感、そして喪失感、そればかりが押し寄せてくる、
そんな夜を積み重ねてきた、この深夜の舗道。
さあこれからどうしよう、と呟く。
不思議なことに、怒りやあるいは怨念めいたものは、
一切浮かんでこなかった。
ただ、そう、思わず笑いだしてしまうほどの脱力感。
これから、と言われても、
正直、もうなにひとつとしてなにもやる気が起きなかった。
あるいはもう金輪際、人間という動物は見たくない、関わりたくもない、
そんなことを思うたびに、ちょっと自分自身でも怖くなるぐらいの、
徹底的な投げやりが押し寄せてくる、そんな気さえしていた。
唯一の望みは、いまも脳内に鳴り響いているベビーメタル。
THE ONE。
そう、祝祭の曲だ。俺はこの瞬間を、率先して祝うべきなのだ。
さあ、これからなにをしよう、と空を見上げた。
とりあえず・・・と呟く。
とりあえず、寝かせてくれ。俺が望むのはそれだけだ・・・
♪
そしてお望みどおり、土曜日曜と徹底的に寝て過ごした。
犬の散歩の時ばかりは、まるでドテラのようなダウンコートを頭からかぶったまま、
まるで寝床をそのまま引きずるように深夜の公園を彷徨い、
そして家についた途端に再び寝床に倒れ込んでは惰眠の続きを貪った。
日曜日の夜、ソファの上で頭からダウン・コンフォーターをかぶったまま、
見るともなしにフットボールを眺めていたところ、
古い友人から電話があった。
よお、とその友人は言った。
まあ、そんな訳で、金も出来たし、また暫くのんびりしながら、
いくつか資格試験でも受けてみようかと思ってな。
やれやれ、と友人が笑った。随分ご苦労なことで。
それだけこき使われて、挙句にかみさんに逃げられていたらまったく世話ねえよな。
で、いったいどんな理由で、そんな糞面白くない仕事をやっていたんだ?
金だろ、当然だろうが、と答える。
とりあえず、自分で納得行く額を稼ぐ、そう思っていただけじゃねえか。
それほど金に困ってるのか?無理なローンでも組んだのかよ。
バカ野郎が、と思わず。いくら稼げるか、こそが人間の真価だろうが。
この街の人間はみんなそうだろう。
互いの懐具合を探り合って、それで対応を変えていく。
稼いでいる金で、その人間のランクが決められていくんだよ。
やれやれ、と友人がまた笑う。
なんか昔と言ってることがまったく違うじゃねえか。
昔のお前はそれこそ、金なんざいらねえ。仕事もそこそこに。
テニスやってバンドやってドラムを叩いて、
始終若い女たちをちゃらちゃら侍らせては、
人生を謳歌してたんじゃなかったのか?
そういやあお前はいつもカネのことばかり言ってたよな。
この仕事がいくらで、あいつらの年収がいくらで、ボーナスがいくらで、
で、それに加えて、駐在員手当が、住宅手当が、
税金をこう誤魔化して、ここでなにして、あれをなにして。
そうだったよな。確かに。いまもまったくそのままだけどな。
俺達はまだこの業界のひよっこだった時代の同期であった。
中途入社の俺に比べ、専門分野の大学院まで出て友人との間には、
まさに越えるに越えられない壁がある筈だったのだが、
友人は敢えてそのアドバンテージを拒否した。
現場に行かせて欲しい、と大学院卒の同僚は言った。
現場で仕事を覚えたい。
事務職なら後でもできるが、現場を学べるのは今だけだ。
そうやって俺たちは、同じ現場作業員として、
日々これでもかと使い捨ての奴隷のように酷使されながら、
しかし確実に、この業界のイロハ、
そのドブの底の底の流儀を、身体に刻み込んでいったのだ。
互いに現場のリーダー格として仕事を任されるようになった頃、
友人は上級職への昇進を敢えて断り、そしてじきに会社を辞め、
その後、小さいながらも社長となっては、
そこで昔俺達がやっていた、ドブの底の底の、
それまた底の現場仕事を請け負っては、
顔を合わせる度に青色吐息で、と愚痴りながらも、
なんとかここ10年余りの荒波を生き抜いてきたのである。
そんなことをやってなにになるんだ?が友人の口癖であった。
この不良社員にも、ようやく上級職への昇進の話があった時にも、
部署が変わって大きなプロジェクトを任されるようになった時にも、
そして、大手米系企業からのヘッドハントを受けた時にも、
友人の言った言葉は、そんなことをやってなにになるんだ?であった。
なんだよ、おめでとうの一言もねえのかよ。
なにを祝って良いのかわけが判らねえな。
それでおまえはいったいなにがやりてえんだよ。
確かにそう。
現実問題として、社会は不条理に溢れている。
キャリアパスなどは全てが名ばかり。
働けば働くだけ実入りの減っていくそのシステム。
当初は時給であった給料が、年収になった途端に残業を削られ、
中間管理職になった頃から祝祭日の一切が仕事に埋められた。
チームを率いるようになってからは、管理職とは名ばかりで、
いつも欠員の補充のために自身が最も安価な兵隊として現場仕事に没頭せざるを得ず、
仕事上の赤字を隠すためには自身の身銭を切ることを余儀なくされ、
そんなこんなで疲れに疲れ切った頃、
まるで降って湧いたような米系企業からの誘い。
一も二もなく飛びついた俺は、
そこで新たな不条理の現状、
それを城壁の向こう側、つまりは、雲の上から、
これまでの奴隷労働者としての自分自身の姿を、
これでもか、と眺めさせられることになった。
その大企業を、俺は豪華客船と感じた。
九時五時のお役所的な時間割リの中、残業もなくノルマも無く。
ほとんどただ座っているだけ、という状態であるにも関わらず、
給料だけは嘗ての二倍、いや、三倍。
ともすると自身を貴族階級と自称する人々に囲まれながら、
その仕事ぶりと言えば、仕事という仕事はすべてアウトソーシングに丸投げ。
日々やることと言えば、
仕事を依頼した現場作業員の報告を聞いて上層部に報告する、それだけ。
時として、その報告書までを現場に押し付けては、
ハッピーアワーの時間ばかりを気にする、そんな人々。
労働そのものに対する恐ろしいほどの嘲弄。
あくせく働くことが、「はしたない」とでも言うような、
その徹底的なほどの浮世感。
既得権益のみで利潤の回ることを前提とした、
この絶望的なまでにあからさまなその格差。
コストパフォーマンスが叫ばれれば叫ばれるほど、
そのしわ寄せは、アウトソーシングされた現場にのみ集中し、
安い賃金で徹底的に酷使されては使い捨てられる現場労働者と、
自己保全のみが目的化した管理者たち。
その絶望的なまでの隔絶。
その不条理を、社会構造、と一言で割り切る、
そんな大企業の慢心の中に、
俺は確実に、不穏な気配を感じ取っていたのだ。
そして予想通り、二年も経たぬうちにその豪華客船が沈没。
再び世間の荒波の中に放り出されては、
救命胴衣代わりに投げ渡されたなけなしの退職金を元に、
ホームレスの群れる図書館に一人篭っては上級資格の取得を目指した一年。
そのあまりの茶番的なアップ・アンド・ダウンの中で、
ピューリタン的な労働倫理が根こそぎ朽ち果てるような、
そんな気さえしていたのだ。
そして辿り着いたこの日曜日の夜更け。
古い友人は、そんな俺の話をいちいち鼻で笑いながら、
で、を繰り返した。
で、お前はなにを学んだんだ?
学んだ?
そう、そのお前の言う、他人に恥ずかしくない給料とやらを稼ぎながら、
そこで、いったいなにを学んだ? そして、その代償に、なにを売り渡したんだ?
この野郎・・ 相変わらず、嫌なことをズケズケと言いやがる。
仕事回してやるよ、と友人がいった。
お前の満足行く金額ってのには、まったく程遠いかも知れねえが、
まあそう、その溜まりに溜まった垢を落とす意味だけでも、
もう一度、現場の糞仕事に出てみねえか?
現場?現場って、あの現場かよ。
そう、現場。現場の糞仕事。
つまりはドカチン。
つまりはそう、お前の言う、その壁の向こう側、
その底の底。
一日、安い賃金でこき使われ、
おまけになにかあった時には全ての責任を押し付けられてのスケープゴートの脚切り役。
その現代社会の不条理なしわ寄せがすべて吹き溜まった、
その、下の下の下の糞仕事。
つまりは現代の奴隷階級。
その現場の糞仕事とやら、損を損と知りながら、もう一度やってみるってのも、
いまのお前にとっては、必要なことなんじゃねえのか?
現場?この歳になっていまさら現場かよ・・笑わせるな。
まあそういう言うなって。
いまさらだから現場なんじゃねえのか?
そう、昔、俺達があれだけ泥噛んできた、あの現場の糞仕事。
仕事は現場に始まり、現場に終わるって、あれほど言っていたお前だろ。
その嘗て振り回していた、その現場至上主義ってのが、いったいなんなのか、
もう一度見つめ直してみるってのも、悪くはねえと思うんだがな。
資格試験もカリブにバケーションも放浪のマリファナ・ヒッピーも良いかもしれねえが、
今のお前にとって一番のリフレッシュになるのは、
もしかしたらそう、その嘗ての現場に、もう一度舞い戻ってみることなんじゃねえかって、
そう思ってるんだがな。
戻りたいんだろ?現場に。
ずっとそう思っていたんじゃねえのか?
その嘗て愛した現場と、その軋轢の中で、
一人で腹を立てていただけなんじゃねえのか?
そしてお前は、そのオフィス・モンキーたちとの泥仕合の中で、
仕事そのものの目的、つまりは、仕事そのものを楽しむ、
強いては、人生そのものの喜び、なんていう、
一番大切なものを、忘れちまったってだけの話、
なんじゃねえのか?
大丈夫、騙されたと思ってもう一度現場に出てみろ。
お前がなにを見失ってたのか、すぐに思い出せるさ。
♪
とそんな訳で、仕事を辞めたとたんにいきなり日雇いのアルバイト。
それも、現場のドサ仕事である。
業界のピラミッドで言えば、下の下の下の、奴隷仕事に逆戻り。
しかもそう、この降って湧いたような現場見習いの身分。
自分の息子のような年齢の奴らの、その下に付き、
一日中、これでもかとこき使われた。
当初は、この不穏な乱入者にぎくしゃくしていた奴らが、
午後も前になると、あからさまにおっさん扱いを始め、
うるせえ、と言い返した途端に、そら待ってました、とばかりに、
徹底的にいじくりまわされた。
だから、口ばっかり動かさねえで、さっさと手を動かせって。
口ではなにを言ってても手を止めなければいいんですよ。
そう、結果が全て。なにがあったって動けばいいんですよ、動けば。
さすがに殴る蹴るは無かったものの、その荒っぽい現場の流儀、
まさに水を得た魚のように、年甲斐もなくはしゃぎまくってしまった。
という訳で、三時を過ぎて本日の作業は全て完了。
最終確認の項目をひとつひとつ舐めながら、
ここに来てようやく心地よい弛緩が現場を包む。
フロアの上にべったりと腰を降ろしては、これでもかと足を投げ出し、あるいはそのまま寝転がり、
これが戸外であったら、タバコを回し飲みしては、ヤカンの口から水を浴びていただろう。
で、と改めて茶髪の少年が俺を振り返る。
で、おっさん、なんでまた、こんな仕事を始めちゃったわけ?
なんでまたって、失業したからだろ。いちいち言わせんなよ。
その前にはなにやってたんすか?
なに、って、まあ、色々だよ。
オフィスの仕事?
そう、オフィス・モンキーの飼育係みてえなもん。
飼育係か。辛そうっすねえ。
不毛だよな、草も木もどころか、毛一本も生えねえぐらいに、なんにもなかった。
という訳で改めて、やっぱ、現場でしょ、と。
そう、仕事の面白さ、人生の喜びは、すべて、この現場、現場にこそあり。
お前ら、まじ、幸せもんだよ。現場だよ、現場。現場なんだよ。
♪
という訳で、一日中、これでもか、と浸り続けた現場、つまりはダーティ・ジョブ。
そんな一日の終わった夕暮れ時。
飲みに行く、という若者たちの誘いを断って、
じゃあまた明日、と、一人歩みはじめたこの雑踏の中。
改めて見上げるこの夕陽である。
この一時を失った暮らしが、いったいどれだけの欠落感を俺自身に強いて来たのか、
改めて思い知らされる気がする。
いくら稼いだって、ストレスで命を削っているじゃ、しょうがねえじゃねえか。
人生金じゃねえ、とか聞いたようなことは言う気はねえが、
その他人に見栄を張れる金額を稼いでるってな腐ったプライドのために、
いったいどれだけのことを犠牲にしてきたのか。
そう、俺が犠牲にしてきたもの。
端的に言ってこの一日の達成感、
つまりは、この夕暮れ、
確信をこめてそう思った。
さあ、家に帰ろう。
まだ陽の残っているうちに家に帰って、
犬と一緒に、川沿いの公園に降りてみよう。
まだ夕陽の最後の片鱗に間に合うかもしれない。
帰ってきたな、と思う。
そして、一日が終わったんだな、と改めて思う。
ダーティ・ジョブ、なにが悪い。
人生を楽しむことに、きれいな仕事も、汚い仕事もねえだろう、と。
給料がいくらで、タイトルがなにで、上か下か、舐めた舐められた、
そんなことばかりを気を取られては、
いつの間にか夕陽を見る余裕さえも奪い去られていた、
そんな日々だった。
あのガキどもの間の抜けた面を思い出しながら、
捨てられずにおいた資格試験用の参考書、
この現場を離れる決心がついた時に、
すべてあいつらにくれてやろう、と思っている。
上を目指せ、など口が裂けてもいうつもりはないが、
そう、せいぜいジタバタとさせてやろう。
そのジタバタこそが人生の一番の勲章なのだ。
そして俺のこのジタバタ、
この歳になってようやく先が見えた、どころか、
ますます泥沼にはまりこんでいく気さえしているのだが。
ダーティ・ジョブ、なにが悪い、と繰り返す。
俺は現場の男だ、と思う。
たとえこれからなにがあったとしても、
俺は現場の男なのだ。
俺は一生、現場の流儀を忘れねえぞ。
現場こそが全て。すべてであるべきなのだ。
そう思った途端、夕暮れの風が、身体のど真ん中を吹き抜けていく気がした。
♪
そして月曜日の夜。
犬の散歩を終えたと同時に、
この現場仕事に身体中がきしみを上げ始めている。
寝落ちする前に早めにシャワーを浴び、
根際にふと手に取ったIPHONEに、
いつの間にか意外なメッセージが届いていた。
以前にお話した例のプロジェクト、
三年越しの巨大案件に遂にGOが出ました。
つきましては、突然ですが明日火曜日の朝九時、
ご担当者も含めてのキックオフ・ミーティングに参加されたし。
やれやれ、であった。
現場天国も一日だけで、またあの白い牢獄に逆戻り、という奴か。
今日一日、すっかりボランティアのタダ働きだったな、と笑う。
ただ、そう、得たものは多い、多すぎた。
その授業料として、このタダ働きの現場仕事。
余りあるものがあったのは言うまでもない。
という訳で、火曜日の朝、
よりによってこの記念すべき再就職一日目から、
全身に走る筋肉痛に呻き続けるばかり。
いやはや、現場も楽じゃねえな。
正直、この取り澄ました会議室の白壁に、
ちょっとほっと気がしたのは、言うまでもない。

シングル・ダディの夜は更けて
爺むさくも、またまたの健康ネタである。
嘗ては、鉄の胃袋の男、の異名を恣:ほしいままにした俺である。
何を、どれだけ食べても、びくともしないこの頑丈過ぎるほどの胃。
ねえ、これなんか、ちょっと臭いみたいなんだけど、まだ大丈夫かな、
なんていう冷蔵庫の忘れ物を、
大丈夫大丈夫、腹の中に入れてしまえば、こっちのもの。
そう、あのコレラとアメーバー性赤痢と肝炎の巣窟であるインド亜大陸において、
下痢をして痩せ細る、どころか、毎日安い飯をたらふく食らっては、
あろうことかインドから太って帰って来たのはまたに俺ひとり。
散々飲んだり食ったりを繰り返した宴会の後に、
食いきれずに残ってしまったつまみの山を、
だったら俺が、とばかりに、
バキュームカー宜しく全てその胃の中に流し込んでしまう、
そんな、まるでバケモノの的な胃を誇っていたこの俺が、
ついについに、ストレスと過労と、
そして、それが原因であろう軌道を逸した暴飲暴食、
その結果として、いきなり、胃潰瘍、どころか、
胃に穴の開く、胃穿孔の一歩手前。
という訳で、それまで愛してやまなかった珈琲から始まって、
ほぼ習慣化していた暴飲暴食も、
その生きる喜びの全てを諦めさせられることに相成った。
いままでのツケをいっぺんに払わされたって感じじゃない?
まだまだ若いつもりでいるのはこの世で自分一人。
そろそろ頭を切り替えた方がいいんじゃない?
良い薬になったわよ。
という訳で、そう、俺はそれ以来、鉄の胃袋、どころか、
まさに、健康オタク爺、に豹変をこいた訳だ。
という訳で、このあまりにも遅れてきた感のある後出し健康オヤジ。
日々の銀シャリは、臭い飯、つまりは、発芽玄米に変わり、
肉の代わりに魚、
炒め物の代わりに生野菜。
夜も8時を過ぎたら夕飯は抜き。
そして胃腸対策の極意たる、
朝起き抜けに水を三杯。
その掟を守りつつ、それに加えて、リンゴ酢。
大さじ一杯のりんご酢を、水、またはオレンジジュースと一緒に、ぐびっと一口。
あるいは、仕事から帰った後、はては犬の散歩の前後に、
きゅっと、一杯、一気飲みを決めて、
そう、このリンゴ酢。
これを飲み始めてから、腰痛から筋肉疲労から真夜中のチャーリーホース:こむらがえり、から、
嘗てあれほど悩まされた様々な厄介が、不思議なぐらいの改善を見せた訳だ。
それに加えて、信じられないことに、
かの、2016年6月10日、ベビーメタルのダウンロード・フェスティバルを前後して、
ユイちゃんのぎっくり腰騒動のデマを鵜呑みにした結果、
願掛けのつもりで、タバコを辞めて、腹筋はじめよう!
なんていう妙な誓いをたててしまって以来、
不思議なことにあれから、タバコも、すっぱり辞めてしまうことにもなった。
でそう、最近試していることに、湯シャン、がある。
かなり怪しくなり始めた、オデコ、そして、頭頂部。
今のうちになにか手を打たなくては、と焦れば焦るほどに、抜け始めて判る長い友達。
とそんな時、尊敬するタモさんご推薦の、湯シャン、つまりは、敢えてシャンプーで髪を洗わない、
お湯で流すだけ、ってな必殺技を試してみることになったのである。
数日の間は、痒いの痒くないの。思わずひと目を憚らずバリバリと頭中を掻きむしりたい、
そんな欲求に気も狂わんばかりであったのが、いつのまにかあら不思議、
その気になっていた匂いも、あるいは、その痒みも、ベタつきも不快感も欠落感も、
なんとなく、なにもが綺麗さっぱり、え?なんのこと?って感じ。
へえ、シャンプーって、使わない方が良かったのか。
だったらそう、いままでのあのCM、
髪の水分整えて、キューティクルの、朝シャンの、なんていう、
あの、夏の藪蚊の大群のようなキャッチフレーズ、あれはいったい何だったのか、と。
♪
という訳で、朝5時半に起きて犬の散歩に出かけ、
夜明けと同時に飛んで帰ってシャワーを浴びてヒゲを剃り、
ヒューゴ・ボスのネクタイの上からイッセイミヤケのコロンをぶっかけては地下鉄の人。
あっという間に一日が終わっては、
仕事が終わった途端、脇目もふらずに飛んで勝手は犬の散歩。
発芽玄米の臭い飯を良く噛んで噛みつくして、
そして食後にはデザート代わりに、
、大さじ一杯のりんご酢の水割りをきゅーっと一気飲み。
酒も飲まずタバコも吸わず、やっていることと言えば、
犬の散歩とベビーメタルを聴くこと、だけ。
元バンドマンが聞いて呆れるこの仙人のような暮らし。
ただ、そう、これはこれで、なんとなく充足できてしまっている、というが、
まさに、年の功、といういつやつなんだろうな、と妙に納得している訳だ。
あわよくばかみさんに帰ってきてもらえれば、
若い女にちょっかいを出そうか、ってな心の余裕もでてくるか、という物か。
という訳で今日も今日とて、
ようやく辿り着いたテレビの前、
ニュースでも見るか、とテレビのスイッチを入れた途端に、
寝落ちしていたりする訳である。
シングル・ダディの夜は更けて・・・
嘗ては、鉄の胃袋の男、の異名を恣:ほしいままにした俺である。
何を、どれだけ食べても、びくともしないこの頑丈過ぎるほどの胃。
ねえ、これなんか、ちょっと臭いみたいなんだけど、まだ大丈夫かな、
なんていう冷蔵庫の忘れ物を、
大丈夫大丈夫、腹の中に入れてしまえば、こっちのもの。
そう、あのコレラとアメーバー性赤痢と肝炎の巣窟であるインド亜大陸において、
下痢をして痩せ細る、どころか、毎日安い飯をたらふく食らっては、
あろうことかインドから太って帰って来たのはまたに俺ひとり。
散々飲んだり食ったりを繰り返した宴会の後に、
食いきれずに残ってしまったつまみの山を、
だったら俺が、とばかりに、
バキュームカー宜しく全てその胃の中に流し込んでしまう、
そんな、まるでバケモノの的な胃を誇っていたこの俺が、
ついについに、ストレスと過労と、
そして、それが原因であろう軌道を逸した暴飲暴食、
その結果として、いきなり、胃潰瘍、どころか、
胃に穴の開く、胃穿孔の一歩手前。
という訳で、それまで愛してやまなかった珈琲から始まって、
ほぼ習慣化していた暴飲暴食も、
その生きる喜びの全てを諦めさせられることに相成った。
いままでのツケをいっぺんに払わされたって感じじゃない?
まだまだ若いつもりでいるのはこの世で自分一人。
そろそろ頭を切り替えた方がいいんじゃない?
良い薬になったわよ。
という訳で、そう、俺はそれ以来、鉄の胃袋、どころか、
まさに、健康オタク爺、に豹変をこいた訳だ。
という訳で、このあまりにも遅れてきた感のある後出し健康オヤジ。
日々の銀シャリは、臭い飯、つまりは、発芽玄米に変わり、
肉の代わりに魚、
炒め物の代わりに生野菜。
夜も8時を過ぎたら夕飯は抜き。
そして胃腸対策の極意たる、
朝起き抜けに水を三杯。
その掟を守りつつ、それに加えて、リンゴ酢。
大さじ一杯のりんご酢を、水、またはオレンジジュースと一緒に、ぐびっと一口。
あるいは、仕事から帰った後、はては犬の散歩の前後に、
きゅっと、一杯、一気飲みを決めて、
そう、このリンゴ酢。
これを飲み始めてから、腰痛から筋肉疲労から真夜中のチャーリーホース:こむらがえり、から、
嘗てあれほど悩まされた様々な厄介が、不思議なぐらいの改善を見せた訳だ。
それに加えて、信じられないことに、
かの、2016年6月10日、ベビーメタルのダウンロード・フェスティバルを前後して、
ユイちゃんのぎっくり腰騒動のデマを鵜呑みにした結果、
願掛けのつもりで、タバコを辞めて、腹筋はじめよう!
なんていう妙な誓いをたててしまって以来、
不思議なことにあれから、タバコも、すっぱり辞めてしまうことにもなった。
でそう、最近試していることに、湯シャン、がある。
かなり怪しくなり始めた、オデコ、そして、頭頂部。
今のうちになにか手を打たなくては、と焦れば焦るほどに、抜け始めて判る長い友達。
とそんな時、尊敬するタモさんご推薦の、湯シャン、つまりは、敢えてシャンプーで髪を洗わない、
お湯で流すだけ、ってな必殺技を試してみることになったのである。
数日の間は、痒いの痒くないの。思わずひと目を憚らずバリバリと頭中を掻きむしりたい、
そんな欲求に気も狂わんばかりであったのが、いつのまにかあら不思議、
その気になっていた匂いも、あるいは、その痒みも、ベタつきも不快感も欠落感も、
なんとなく、なにもが綺麗さっぱり、え?なんのこと?って感じ。
へえ、シャンプーって、使わない方が良かったのか。
だったらそう、いままでのあのCM、
髪の水分整えて、キューティクルの、朝シャンの、なんていう、
あの、夏の藪蚊の大群のようなキャッチフレーズ、あれはいったい何だったのか、と。
♪
という訳で、朝5時半に起きて犬の散歩に出かけ、
夜明けと同時に飛んで帰ってシャワーを浴びてヒゲを剃り、
ヒューゴ・ボスのネクタイの上からイッセイミヤケのコロンをぶっかけては地下鉄の人。
あっという間に一日が終わっては、
仕事が終わった途端、脇目もふらずに飛んで勝手は犬の散歩。
発芽玄米の臭い飯を良く噛んで噛みつくして、
そして食後にはデザート代わりに、
、大さじ一杯のりんご酢の水割りをきゅーっと一気飲み。
酒も飲まずタバコも吸わず、やっていることと言えば、
犬の散歩とベビーメタルを聴くこと、だけ。
元バンドマンが聞いて呆れるこの仙人のような暮らし。
ただ、そう、これはこれで、なんとなく充足できてしまっている、というが、
まさに、年の功、といういつやつなんだろうな、と妙に納得している訳だ。
あわよくばかみさんに帰ってきてもらえれば、
若い女にちょっかいを出そうか、ってな心の余裕もでてくるか、という物か。
という訳で今日も今日とて、
ようやく辿り着いたテレビの前、
ニュースでも見るか、とテレビのスイッチを入れた途端に、
寝落ちしていたりする訳である。
シングル・ダディの夜は更けて・・・

ヒラリーをクソババアと言えるのもこれが最後になるかもしれない
いや、だから、別に誰もトランプを支持してるつもりはねえんだって。
疲れてんだよ、笑わせるなよって。
誰もトランプを支持してる訳じゃないんだが、
でも、だからと言って、ヒラリーを支持したいかってところに、
問題があるわけなんだよ。
いずれにしろ、この二人を好きな奴なんて、この世に一人もいないと思うんだよ。
で、どっちがましか、ってところが争点なんだが、
トランプを選んだら、それこそ、予想通り、最低最悪のことになるのは判ってるのだが、
だからと言って、ヒラリーを選んだら、もしかしたら、トランプなんかよりも、
もっともっとひでえことになるんじゃねえのかって考える人が、実にたくさんいるってことなんだよ。
まあ噂なんだが、このヒラリーの足を引っ張るようなことをした人々が、
不審な死を遂げている、
やら、
そんなヒラリーを秘密をリークしようとしたやつが、露骨に脅迫を受けた、
やら、
ぶっちゃけ、パナマ紙絡みでのスキャンダルが発覚しなかっただけマシなのだが、
それどころか、
あのウォールストリートのあのサメやらハゲタカやらから、
それこそヤマのような献金を、しらっとした顔して受け取ってる訳で、
で、おまけに、ハイチへの災害援助金をネコババしたやら、
浮気相手が自殺した、やらとまあ、この人のスキャンダル、
トランプに比べても負けず劣らず、ちょっとゾッとする闇な部分があまりにも多い。
で、これまでの経緯からして、例のメール問題に言及した人たち、
ひとたびヒラリーが大統領になったら、下手すれば大量粛清、どころか、
片っ端から不審死、扱いされてしまう、なんて可能性も、実は笑えないものがあって、
そうなんだよ、怖いんだよ、この婆あ。
トランプはまだ笑えるけどさ、
このヒラリー、ぜんぜん笑えないようなことを、それこそ平気でやりそうな、
そういう怖さを感じてるんだよね、実に。
このヒラリー、
そもそもこの人、大金持ちの家庭出身の超がつくぐらいのお嬢様で、
で、ビル・クリントンに知り合うまでは、バリバリのリパブリカン。
金持ちの金持ちによる金持ちのため政治、の中で思い切りワガママ一杯に育てられた人な訳で、
それが、デモクラットに転向した理由ってのも、
男優勢のリパブリカンからでは女の大統領候補は無理だから、と、ただそれだけ。
つまりはそもそもが、とんでもないぐらいのごーつくばりののとんでもないぐらいの権力の亡者。
それが、ビル・クリントンってな、田舎の秀才の尻を引っ叩いては、大統領に担ぎ上げ、
そんなヒラリーにつくづく嫌気の差したビル・クリントンが、よりによって、モニカ・ルインスキーなんていう、
これまたどうしようもない田舎臭い糞ブスなんかとちょめちょめやってたのがバレた時にも、
顔色人使えずに、あら、それがなにか?ってな感じで、おいおいおい、と。
そうやって、もう、やることなすこと、可愛げがねえというか、鉄の女、というか、
いや、つまりはそれよりも、なによりも、権力! 権力が欲しい、つまりは、エバリたい!それだけ、それだけの人。
で、俺、個人的には、ビル・クリントンの時の副大統領の、アル・ゴアやら、
あるいは、オバマの副大統領だった、ジョー・バイデンとか、すごく好きだったんだけど、
ひとたびヒラリーがしゃしゃり出てきたとたんに、みんな辟易しては、俺知らね、って横向いちゃうわけで、
そう、つまりはヒラリー、もう周りの人間をとことん、俺知らね、
あるいは、わーったわった、はいはい、じゃあ、勝手にしなさいよ、俺は帰ります、ってな気分にさせてしまう、
まあそう、良く居る、そういうタイプ、その権化、と。
別に女だからとか、仕事ができるできない、とか、そういうのではなく、
ただたんに、アメリカ人にかぎらず、どこの国のどんなやつだって、こういうタイプの人間は、好きではない、
そういう、人類共通に、こいつは嫌なやつだ、その典型的な人って感じがムンムンとする、
まさに、そういう人、と。
でまあ、これまでにも、デモクラットの支持者の人々からも、毛嫌いされてきたのも、
あの、高慢ちきな、まさに、筋金入りのリパブリカンでさえ辟易するぐらいの、思いきりの、超傲慢な態度。
思い切り世界を上から見下ろした態度で、なにが悪いの、と顎をしゃくりあげては、
目の前の人間すべてをせせら笑いながら、口ではきいたようなお題目ばかり。
で、ちょっとでも意見を言ったとたんにガチガチの理詰めでまくし立てては、
形勢不利となったとたんに、わたしが女だと思って舐めてるの?ってな調子で噛み付いてこられるもんだから、
もう誰もがこの人のこと、顔を見るのもイヤになってしまう。
つまりはそう、アメリカのスポイルされたビッチの典型。つまりは、コントロール・フリークのクソババア。
ワガママと嫉妬の暴走を自分でもコントロールできなくなった、まさに、バケモノのような我が我が人間。
誰もがヒラリーをそういう人格破綻者だ、って、感じ取っているからこそ、
この人はここまで有能でありながら、しかし、ここまで、嫌われつくされる、と。
という訳で、まあなんの根拠もない予感に過ぎないのだが、
このヒラリー、アメリカ史上前例のないほどの恐怖政治を敷く独裁者になるのでは、と思っている。
嘗てのイギリスの首相だった、元祖・鉄の女・サッチャーと比べる向きもあるが、
俺は、人格的には、真逆の人だと思っている。
サッチャーは、あれだけ憎まれ叩かれしながら、地下鉄での通勤を辞めなかった人。
つまり、思い切り身体を張って、命を張って、英国の復興のために身骨を捧げていたまさに、正真正銘の鉄の女。
ヒラリーがそこまでできるか?
まさか、である。
なんで私がそんなことしなくっちゃいけないの?と鼻で笑っては、隣のSPを横目でチラッと睨めつけて、
で、そんな余計なことを言ったやつのところに、夜更けになったら黒服の人々がお迎えがいらっしゃる、と。
そう、ヒラリーはまさに、政治家、つまりは、官僚の官僚による官僚の為の世界観、それにどっぷりと浸りきっては、
強いて言えば、それ以外の世界をまったく知らない人、である訳で、
つまりは、世界中を、ガチガチの官僚主義的な場所に作り変えることを良し、とする人なんだよ。
なので俺的には、そんな息苦しい世界になるぐらいなら、
馬鹿野郎のトランプ、いったいなにやってやがるんだよ、と文句を言いながらも、
大統領がバカで情けないから、俺たちアメリカ国民ががんばるしかねえな、
ってな、民衆パワーが盛り上がったほうが、アメリカの為にはずっと良いのではないか、と思っていたりもする。
と、そんなことを一言でも言った途端、
それはまさに、マシンガンというよりは、猿にスペKでもぶち込んだように、
いまにも噛みつかれて引っかかれそうなぐらいの勢いで、
あんた、ばか?いい加減にしなさいよ、トランプってのはね、ってな感じの罵声が始まる訳で、
そう、まさに、トランプと言う名前を聞いた途端に、
ナチ、あるいは、イスラエルのことを聞いたときと、まったく同じ、
あのヒステリックなかんしゃく玉が爆発する訳で、
そう、ヒラリーが勝った暁には、世界は欲求不満の女のヒステリーと高慢の中で、
これでもかと翻弄されることになる。
そういう世の中のほうが、楽しそうですか?
と、思ってるだけ、それだけのことなんだけどね。
という訳で、賭けても良い。
誰も投票には行かないと思うよ・笑
で、そう、投票率が何%以下だったら、選挙は無効、ってことにしないと、
この先、どんどんどんどん、投票率が下がり続けて、
まさに、アマゾンのレビューのような、あるいは、
そう、宗教関係の組織票だけ、それだけ、のような、そういうことになっていくだろうな、
と思っている訳だ。
それを民主主義と言うのだろうか?
いや、と改めて言いたい。
そもそもこんな世界、
世界の富を1%の大富豪が独占してしまうような状況を、
そんな金持ちから金を貰った大統領が、
そんな金持ちをより金持ちにさせるためだけに政治を悪利用する、
そんな世界を、あなたはまだ、民主主義と呼ぶことができますか、と。
少なくとも、アメリカ人の90%はそう思っている筈。
だからと言ってなにができるわけでもない、
なので、せめてもの抵抗のつもりで、誰も選挙にはいかない、それ以外になにができる?と。
という訳で、俺の戯言的な予想としては、
史上最低の投票率で辛くも大統領になったヒラリー、
でありながら、なにをやっても、まったく人気が出ず、やればやるほどに国民の反感を買い続けそっぽを向かれ、
そして、4年後の選挙には、ポール・ライアンあたりが、美味しいところをすべてかっさらう、とか、
あるいは、そんなポール・ライアンさえも含めて、ありとあらゆる人間を粛清し尽くしたヒラリーが、
いつの間にか、かのVフォー・ヴェンデッタに出てきた最低最悪の独裁者化。
世界中から、もうお願いだからこの人どうにかしてちょんまげ、と一言でも言う度にパクられては収容所送り、
あるいは税務署からこれでもかと嫌がらせを受け、
なんて時に、
ついについに世界のために立ち上がったのが、なにを隠そう、ヒラリーの実の娘である、チェルシー。
おかあさん、お願いだからもう辞めて、と、ワシントン・モニュメントの前で抗議の焼身自殺。
で、孫のエイダンから、このクソばばあ、死にやがれ、と撃ち殺されてめでたしめでたし、とかとか。
まあいずれにしろ、なにがどうあっても、米国大統領など、ただの絵に描いた餅。
誰がなろうが大した違いは無いわけで、つまりはそう、
世界は既にそんなところとはまったく関係ないところで勝手に回ってる、と。
そう、日本だってそうでしょ?
そうなんだよ、そう、これこそが、民主主義ってやつなのか、と。
なんかこんなこと書いているうちに、つくづくバカバカしくなってきたのだが、
正直、もう、ヒラリーとトランプの顔だけは観たくない、というか、
ヒラリーやらトランプという名前から連想される、
あるいは、それを聞いた途端にヒステリーを起こす人々、もう、なにもかもうんざり、
と思っている人がほとんど、ってことは、誰の目にも明らか。
どうせなら、大統領は不在、ってなことで、どこまでやれるかやってみない、って気もしているだが、
ただそうなると、本当にもう、情け容赦無く、
とことん無茶苦茶なことをやるご-つく張りがしゃしゃり出ることは目に見えていて、
つまりはそう、アメリカ大統領ってさ、
基本的に、そういうキチガイれべるの欲の亡者りたちを押さえ込むために存在している、
って、かんがえなくっちゃいけないんじゃないのかな、と思うがどうだ。
つまりそう、このヒラリーとトランプ、
このふたりとも、そんな大統領の本当のお役目からは、とことん遠い人々、と言えるわけで、
それこそが、この大統領選に誰も興味を持たない理由なんだよね、と。
ばかやろう、クソジジイもクソババアも、ともどもに死に腐れ、と思っているやつがほとんどだ、と。
あめりか、つくづく情けない国になっちまったんだな。
ってか、もう、これ、完全に終わってねえか?って。
と、そんな時、まさに、ブリキの太鼓のマーチに乗せて、
ファッショの軍靴の足跡が、ありありと聞こえて来る訳なのである。
疲れてんだよ、笑わせるなよって。
誰もトランプを支持してる訳じゃないんだが、
でも、だからと言って、ヒラリーを支持したいかってところに、
問題があるわけなんだよ。
いずれにしろ、この二人を好きな奴なんて、この世に一人もいないと思うんだよ。
で、どっちがましか、ってところが争点なんだが、
トランプを選んだら、それこそ、予想通り、最低最悪のことになるのは判ってるのだが、
だからと言って、ヒラリーを選んだら、もしかしたら、トランプなんかよりも、
もっともっとひでえことになるんじゃねえのかって考える人が、実にたくさんいるってことなんだよ。
まあ噂なんだが、このヒラリーの足を引っ張るようなことをした人々が、
不審な死を遂げている、
やら、
そんなヒラリーを秘密をリークしようとしたやつが、露骨に脅迫を受けた、
やら、
ぶっちゃけ、パナマ紙絡みでのスキャンダルが発覚しなかっただけマシなのだが、
それどころか、
あのウォールストリートのあのサメやらハゲタカやらから、
それこそヤマのような献金を、しらっとした顔して受け取ってる訳で、
で、おまけに、ハイチへの災害援助金をネコババしたやら、
浮気相手が自殺した、やらとまあ、この人のスキャンダル、
トランプに比べても負けず劣らず、ちょっとゾッとする闇な部分があまりにも多い。
で、これまでの経緯からして、例のメール問題に言及した人たち、
ひとたびヒラリーが大統領になったら、下手すれば大量粛清、どころか、
片っ端から不審死、扱いされてしまう、なんて可能性も、実は笑えないものがあって、
そうなんだよ、怖いんだよ、この婆あ。
トランプはまだ笑えるけどさ、
このヒラリー、ぜんぜん笑えないようなことを、それこそ平気でやりそうな、
そういう怖さを感じてるんだよね、実に。
このヒラリー、
そもそもこの人、大金持ちの家庭出身の超がつくぐらいのお嬢様で、
で、ビル・クリントンに知り合うまでは、バリバリのリパブリカン。
金持ちの金持ちによる金持ちのため政治、の中で思い切りワガママ一杯に育てられた人な訳で、
それが、デモクラットに転向した理由ってのも、
男優勢のリパブリカンからでは女の大統領候補は無理だから、と、ただそれだけ。
つまりはそもそもが、とんでもないぐらいのごーつくばりののとんでもないぐらいの権力の亡者。
それが、ビル・クリントンってな、田舎の秀才の尻を引っ叩いては、大統領に担ぎ上げ、
そんなヒラリーにつくづく嫌気の差したビル・クリントンが、よりによって、モニカ・ルインスキーなんていう、
これまたどうしようもない田舎臭い糞ブスなんかとちょめちょめやってたのがバレた時にも、
顔色人使えずに、あら、それがなにか?ってな感じで、おいおいおい、と。
そうやって、もう、やることなすこと、可愛げがねえというか、鉄の女、というか、
いや、つまりはそれよりも、なによりも、権力! 権力が欲しい、つまりは、エバリたい!それだけ、それだけの人。
で、俺、個人的には、ビル・クリントンの時の副大統領の、アル・ゴアやら、
あるいは、オバマの副大統領だった、ジョー・バイデンとか、すごく好きだったんだけど、
ひとたびヒラリーがしゃしゃり出てきたとたんに、みんな辟易しては、俺知らね、って横向いちゃうわけで、
そう、つまりはヒラリー、もう周りの人間をとことん、俺知らね、
あるいは、わーったわった、はいはい、じゃあ、勝手にしなさいよ、俺は帰ります、ってな気分にさせてしまう、
まあそう、良く居る、そういうタイプ、その権化、と。
別に女だからとか、仕事ができるできない、とか、そういうのではなく、
ただたんに、アメリカ人にかぎらず、どこの国のどんなやつだって、こういうタイプの人間は、好きではない、
そういう、人類共通に、こいつは嫌なやつだ、その典型的な人って感じがムンムンとする、
まさに、そういう人、と。
でまあ、これまでにも、デモクラットの支持者の人々からも、毛嫌いされてきたのも、
あの、高慢ちきな、まさに、筋金入りのリパブリカンでさえ辟易するぐらいの、思いきりの、超傲慢な態度。
思い切り世界を上から見下ろした態度で、なにが悪いの、と顎をしゃくりあげては、
目の前の人間すべてをせせら笑いながら、口ではきいたようなお題目ばかり。
で、ちょっとでも意見を言ったとたんにガチガチの理詰めでまくし立てては、
形勢不利となったとたんに、わたしが女だと思って舐めてるの?ってな調子で噛み付いてこられるもんだから、
もう誰もがこの人のこと、顔を見るのもイヤになってしまう。
つまりはそう、アメリカのスポイルされたビッチの典型。つまりは、コントロール・フリークのクソババア。
ワガママと嫉妬の暴走を自分でもコントロールできなくなった、まさに、バケモノのような我が我が人間。
誰もがヒラリーをそういう人格破綻者だ、って、感じ取っているからこそ、
この人はここまで有能でありながら、しかし、ここまで、嫌われつくされる、と。
という訳で、まあなんの根拠もない予感に過ぎないのだが、
このヒラリー、アメリカ史上前例のないほどの恐怖政治を敷く独裁者になるのでは、と思っている。
嘗てのイギリスの首相だった、元祖・鉄の女・サッチャーと比べる向きもあるが、
俺は、人格的には、真逆の人だと思っている。
サッチャーは、あれだけ憎まれ叩かれしながら、地下鉄での通勤を辞めなかった人。
つまり、思い切り身体を張って、命を張って、英国の復興のために身骨を捧げていたまさに、正真正銘の鉄の女。
ヒラリーがそこまでできるか?
まさか、である。
なんで私がそんなことしなくっちゃいけないの?と鼻で笑っては、隣のSPを横目でチラッと睨めつけて、
で、そんな余計なことを言ったやつのところに、夜更けになったら黒服の人々がお迎えがいらっしゃる、と。
そう、ヒラリーはまさに、政治家、つまりは、官僚の官僚による官僚の為の世界観、それにどっぷりと浸りきっては、
強いて言えば、それ以外の世界をまったく知らない人、である訳で、
つまりは、世界中を、ガチガチの官僚主義的な場所に作り変えることを良し、とする人なんだよ。
なので俺的には、そんな息苦しい世界になるぐらいなら、
馬鹿野郎のトランプ、いったいなにやってやがるんだよ、と文句を言いながらも、
大統領がバカで情けないから、俺たちアメリカ国民ががんばるしかねえな、
ってな、民衆パワーが盛り上がったほうが、アメリカの為にはずっと良いのではないか、と思っていたりもする。
と、そんなことを一言でも言った途端、
それはまさに、マシンガンというよりは、猿にスペKでもぶち込んだように、
いまにも噛みつかれて引っかかれそうなぐらいの勢いで、
あんた、ばか?いい加減にしなさいよ、トランプってのはね、ってな感じの罵声が始まる訳で、
そう、まさに、トランプと言う名前を聞いた途端に、
ナチ、あるいは、イスラエルのことを聞いたときと、まったく同じ、
あのヒステリックなかんしゃく玉が爆発する訳で、
そう、ヒラリーが勝った暁には、世界は欲求不満の女のヒステリーと高慢の中で、
これでもかと翻弄されることになる。
そういう世の中のほうが、楽しそうですか?
と、思ってるだけ、それだけのことなんだけどね。
という訳で、賭けても良い。
誰も投票には行かないと思うよ・笑
で、そう、投票率が何%以下だったら、選挙は無効、ってことにしないと、
この先、どんどんどんどん、投票率が下がり続けて、
まさに、アマゾンのレビューのような、あるいは、
そう、宗教関係の組織票だけ、それだけ、のような、そういうことになっていくだろうな、
と思っている訳だ。
それを民主主義と言うのだろうか?
いや、と改めて言いたい。
そもそもこんな世界、
世界の富を1%の大富豪が独占してしまうような状況を、
そんな金持ちから金を貰った大統領が、
そんな金持ちをより金持ちにさせるためだけに政治を悪利用する、
そんな世界を、あなたはまだ、民主主義と呼ぶことができますか、と。
少なくとも、アメリカ人の90%はそう思っている筈。
だからと言ってなにができるわけでもない、
なので、せめてもの抵抗のつもりで、誰も選挙にはいかない、それ以外になにができる?と。
という訳で、俺の戯言的な予想としては、
史上最低の投票率で辛くも大統領になったヒラリー、
でありながら、なにをやっても、まったく人気が出ず、やればやるほどに国民の反感を買い続けそっぽを向かれ、
そして、4年後の選挙には、ポール・ライアンあたりが、美味しいところをすべてかっさらう、とか、
あるいは、そんなポール・ライアンさえも含めて、ありとあらゆる人間を粛清し尽くしたヒラリーが、
いつの間にか、かのVフォー・ヴェンデッタに出てきた最低最悪の独裁者化。
世界中から、もうお願いだからこの人どうにかしてちょんまげ、と一言でも言う度にパクられては収容所送り、
あるいは税務署からこれでもかと嫌がらせを受け、
なんて時に、
ついについに世界のために立ち上がったのが、なにを隠そう、ヒラリーの実の娘である、チェルシー。
おかあさん、お願いだからもう辞めて、と、ワシントン・モニュメントの前で抗議の焼身自殺。
で、孫のエイダンから、このクソばばあ、死にやがれ、と撃ち殺されてめでたしめでたし、とかとか。
まあいずれにしろ、なにがどうあっても、米国大統領など、ただの絵に描いた餅。
誰がなろうが大した違いは無いわけで、つまりはそう、
世界は既にそんなところとはまったく関係ないところで勝手に回ってる、と。
そう、日本だってそうでしょ?
そうなんだよ、そう、これこそが、民主主義ってやつなのか、と。
なんかこんなこと書いているうちに、つくづくバカバカしくなってきたのだが、
正直、もう、ヒラリーとトランプの顔だけは観たくない、というか、
ヒラリーやらトランプという名前から連想される、
あるいは、それを聞いた途端にヒステリーを起こす人々、もう、なにもかもうんざり、
と思っている人がほとんど、ってことは、誰の目にも明らか。
どうせなら、大統領は不在、ってなことで、どこまでやれるかやってみない、って気もしているだが、
ただそうなると、本当にもう、情け容赦無く、
とことん無茶苦茶なことをやるご-つく張りがしゃしゃり出ることは目に見えていて、
つまりはそう、アメリカ大統領ってさ、
基本的に、そういうキチガイれべるの欲の亡者りたちを押さえ込むために存在している、
って、かんがえなくっちゃいけないんじゃないのかな、と思うがどうだ。
つまりそう、このヒラリーとトランプ、
このふたりとも、そんな大統領の本当のお役目からは、とことん遠い人々、と言えるわけで、
それこそが、この大統領選に誰も興味を持たない理由なんだよね、と。
ばかやろう、クソジジイもクソババアも、ともどもに死に腐れ、と思っているやつがほとんどだ、と。
あめりか、つくづく情けない国になっちまったんだな。
ってか、もう、これ、完全に終わってねえか?って。
と、そんな時、まさに、ブリキの太鼓のマーチに乗せて、
ファッショの軍靴の足跡が、ありありと聞こえて来る訳なのである。

ベビメタ・ロスの不穏な秋の宵
という訳で、ニューヨーク・シティ・マラソンである。
言わずとしれた、ニューヨークの晴れ舞台。
燃えるような紅葉に彩られたセントラルパーク。
このシティ・マラソンの時期こそが、セントラルパークの紅葉が一番のピークに達する時。
で、シティ・マラソンを最後の挨拶に、
ニューヨークは、辛く長い冬への坂道を転がり始めると。
という訳で、秋ですね。
みなさん、いかがお過ごしですか、なんちゃって。
で、そう、改めて、
なあ、すぅに逢いたいと思わないか?
いやあ、この秋、
この完璧なぐらいにまで美しい秋の風景の中、
改めて、ベビメタ・ロス、辛い!つらすぎる・・
俺はすぅに逢いたい。
まじ、すげえ逢いたいだけど。
たまにそう、日常のごくさりげない風景の中で、
深夜の地下鉄の中とか、
オフィスの窓から外眺めたりとか、
あるいは、退屈な会議の中でアクビを噛み殺すときとか、
そしてそう、この素晴らしく晴れ上がった秋の青空の下、
燃えるような紅葉に包まれた、そんな時。
ふと、なんかまるで、魔が刺すように、穴に落ち込むように、
いきなり、押し寄せてくるこの熱情。
ああ、たまらない。
身が引き絞られるみたいに、
ちょっと涙が滲んでくるぐらいに、
いきなりすぅちゃんに会いたくてたまらなくなるんだけどさ。
で、この東京ドームのDVD、いつ出るの?
で、それまでの間、どうやって過ごすつもり?
昔の海賊盤、全部見直したり、とか?
例えば、こんなの?
2013年だってさ。
これ、すぅちゃん、いくつの時?
思わず笑っちゃうよね。
なんか、首が妙に短く見えたり。
声も幼い感じがして、
でも、改めて、かわいいよね、すぅちゃん。
やたらと可愛くて、可愛くて。
抱きしめたい、といよりも、頭なでなでしたくなる。
ああ、ダメだダメだダメだ、
こんなの見ると、もう、火に油を注ぐようだ。
という訳で、おい!
教えて欲しい、どうやって過ごしたらいいの?こういう、待ち時間・・
なんかアイデア送ってくれよ。みんなで知恵絞って、乗り切ろうぜ、このベビメタ・ロス。
そうでもしないと、ちょっと、不穏な気分にさえなってくる、この秋の宵。
で、そう、こういう時って、すぅちゃん自身、なにやってんだろうね、とか考えながら、
もしかして、ニューヨークとかにいたりしないかな、なんて、
犬の散歩できょろきょろしたりしてる俺って、まったく挙動不審・・・
ああ、彼は舞い散る色づく街並み。
思わず、涙の滲む、ベビメタ・ロスのニューヨーク。
こばさん、どうでもいいけど、ベビメタ、露出少なすぎるぜ!
間が持たねえじゃねえか、と思わず八つ当たり。
で、そう言えば、あの、ぴあなんちゃらの、インタビュー、読んだ人いる?
さすがに、これはニューヨークでは売ってない・笑
なんか入手方法、アイデアあったら教えてちょんまげ。

潰しのきかないベビーメタル ~ ベビメタ以外はなにもない THE ONE
そう、そう、そうなんだよ、そうなんです、いやあ、もろに言い当てて頂きました。
そう、このベビメタ・ロス、これがどうしてこんなにつらいのか、って言うと、
ベビメタに代わる音楽で、お茶を濁す、ってことが、で・き・な・い!んだよね、まったく。
そう、ベビメタ・ロスの一番ひどいところっていうか、まあ、そう、それがベビメタの凄さの証明なんだけど、
一旦、ベビメタに嵌っちゃうと、他の音楽、可笑しくて聞いてられないわけよ、スッカスカでさ。
なにを聴いても、んだこれ、ふざけてやってんのか、って思わず腹立って来ちゃったり。
そう、それだけベビメタのクオリティが高すぎる、ぶっちぎりで高すぎちゃって、他と比べものにならなすぎるんだよね。
で、そう、ベビーメタルはなにゆえここまで、これほどまでに世界をぶっちぎってしまったのか、
まあそう、これまでにも色々書いてきたけどさ、そう、色々な要因やら、そして偶然やらが重なって、ってのあるんだけど、
いや、もう今になってはっきり言えるよ。すぅちゃん、だよ、すぅちゃんなんだよ。
やはりこのベビーメタルっていうムーブメント、その台風の目、その中心にいるのは、誰がなんといってもすぅめたる、
この人の存在が、ずば抜け過ぎてるんだよ。
ただそう、ベビーメタルは三人でひとつ。
すぅが、このすぅである為には、やはり、ユイと、最愛が必要な訳で、ユイと最愛あってのすぅ。
その依存、というよりは、とてつもない相乗効果の賜物な訳でさ。
いまだにベビーメタルを、AKBやら、もーこ、やらのアイドルグループと同一視してる人も多いと思うんだけど、
違うんだよ、根本的に、その存在の根ざすところが、あまりにも違いすぎる。
で、改めて、すぅに逢いたい。
いや、もしかすると、ニューヨークにお忍びで?なんて噂があるらしくて、えええ、もし犬の散歩の最中にすぅにあっちゃったら、
俺はもしかすると、ひれ伏す!土下座をして、へへえええ、と参勤交代を見送るどん百姓のように、地べたにひれ伏してしまうやもしれず。
会えない時間が愛育てる、というよりも、このベビメタ・ロスの状態の中で、
すぅちゃんの存在がどんどんどんどん、ドンドンドンドン大きくなっていくのを、もはや止めることができない。
そうか、このロス状態も、コバちんの作戦である訳なんだな。
そうとは知りながら、くっそお、ハマりまくっているな。
くっそおお、すぅに逢いたい!逢いたい、逢いたい、逢いたい!
という訳で、いま、改めてウェンブリーを聴いていたら・・・・ なんとあろことか、ユイの笑顔に鼻血が出た・・
そう、このベビメタ・ロス、これがどうしてこんなにつらいのか、って言うと、
ベビメタに代わる音楽で、お茶を濁す、ってことが、で・き・な・い!んだよね、まったく。
そう、ベビメタ・ロスの一番ひどいところっていうか、まあ、そう、それがベビメタの凄さの証明なんだけど、
一旦、ベビメタに嵌っちゃうと、他の音楽、可笑しくて聞いてられないわけよ、スッカスカでさ。
なにを聴いても、んだこれ、ふざけてやってんのか、って思わず腹立って来ちゃったり。
そう、それだけベビメタのクオリティが高すぎる、ぶっちぎりで高すぎちゃって、他と比べものにならなすぎるんだよね。
で、そう、ベビーメタルはなにゆえここまで、これほどまでに世界をぶっちぎってしまったのか、
まあそう、これまでにも色々書いてきたけどさ、そう、色々な要因やら、そして偶然やらが重なって、ってのあるんだけど、
いや、もう今になってはっきり言えるよ。すぅちゃん、だよ、すぅちゃんなんだよ。
やはりこのベビーメタルっていうムーブメント、その台風の目、その中心にいるのは、誰がなんといってもすぅめたる、
この人の存在が、ずば抜け過ぎてるんだよ。
ただそう、ベビーメタルは三人でひとつ。
すぅが、このすぅである為には、やはり、ユイと、最愛が必要な訳で、ユイと最愛あってのすぅ。
その依存、というよりは、とてつもない相乗効果の賜物な訳でさ。
いまだにベビーメタルを、AKBやら、もーこ、やらのアイドルグループと同一視してる人も多いと思うんだけど、
違うんだよ、根本的に、その存在の根ざすところが、あまりにも違いすぎる。
で、改めて、すぅに逢いたい。
いや、もしかすると、ニューヨークにお忍びで?なんて噂があるらしくて、えええ、もし犬の散歩の最中にすぅにあっちゃったら、
俺はもしかすると、ひれ伏す!土下座をして、へへえええ、と参勤交代を見送るどん百姓のように、地べたにひれ伏してしまうやもしれず。
会えない時間が愛育てる、というよりも、このベビメタ・ロスの状態の中で、
すぅちゃんの存在がどんどんどんどん、ドンドンドンドン大きくなっていくのを、もはや止めることができない。
そうか、このロス状態も、コバちんの作戦である訳なんだな。
そうとは知りながら、くっそお、ハマりまくっているな。
くっそおお、すぅに逢いたい!逢いたい、逢いたい、逢いたい!
という訳で、いま、改めてウェンブリーを聴いていたら・・・・ なんとあろことか、ユイの笑顔に鼻血が出た・・

幸せって実はお金で買える、そう実感した秋の夕暮れ
金曜日の夜、同僚の一人から、
ちょっと、ビールでも飲んでいきませんか、と誘われた。
普段であったら、いや、あの、
実は、事情があって帰らなくてはならなくて・・
と、やんわりと、断っている、その筈が、
ああ、もちろん、と二つ返事でにっこり。
ああだったら、他のチームの人たちも呼びましょう。
ご紹介しますよ、みな良い奴らです。
ここで顔を繋いでおけば、これからも絶対に力になってくれる筈です。
あるいはそう、
六時を過ぎて、さあそろそろ引き上げようか、と思った矢先、
あのこれ、ちょっと目を通しておいてください、
と資料の山を渡される。
はあ、でも、この資料、持ち出し禁止なのでは?
もちろん、と返される。
だから、そう、明日までに。午後の会議までに一通り・・・
そんな時、普段であれば、いきなりブチ切れ、はさすがにないにしても、
いや、あの、と思わず絶句。
こいつ、人の気も知らないで・・・
だがしかし、俺はハイ、とひとこと。
わかりました。今晩中に目を通して、会議までに要点をまとめておきましょう。
助かります、と満面の笑み。
いや、これから人と会わねばならなくてね、弱っていたんですよ。
そうして頂けると非常に助かります。恩にきます。
お安い御用ですよ、と俺はにっこりと笑う。
このぐらいの資料なら二時間もかからずに目を通せる筈だ。
このぐらいのことで恩を売れるなら、安い買い物である。
という訳でいまさらながら、この心の余裕、な訳である。
そう、俺はそんなさまざまなものに、いつもにっこりと微笑んで、お安い御用、を繰り返している。
失業からその後、現場仕事の強烈な洗礼の後に転がり込んできたこの仕事。
世間の世知辛さが身に沁みて、ついに心をいれかえたのか、というと、実はそんなことではない。
そう、この仕事が決まってから、遂に、ドッグ・ウォーカーを雇い入れたのである。
♪
ことの起こりは、火曜日の夜。
新しい仕事も早々に切り上げて飛んで帰った夜。
前日のなれない現場作業のアルバイトで身体中がガタガタのところを持ってきて、
そしていきなり始まったこの新しい職場。
ただ、そう、仕事が見つかったのは本当に嬉しいのだが、
もしかしてこの仕事、まともにやっていたら、犬はいったいどうなってしまうのであろうか・・
とそんな時、かみさんの友人から電話がかかってきたのである。
そのご婦人。
もちろんその方も超がつくぐらいのドッグ・ラヴァーで、
よく一緒に散歩をしていた、かみさんのお散歩友達。
で、事情も聞かないうちから、
ああ、そう言ったことであるのならお安い御用。
でしたらうちの犬と一緒にお散歩してあげますよ、と。
その一言、まさにその一言に、いきなり膝が砕けて泣き崩れそうなほどに、
まさに天の恵み、神の御慈悲、そのもの。
え、まさか、まさかまさかまさか、と絶句する俺を前に、
あら、いいのよ、と、いかにも軽いお言葉。
ほら、うちのもお友達とお散歩できるほうが嬉しいに決まっているし、
ぜんぜん問題ないわよ。
という訳で、夕方近く、そのご婦人にうちの犬を連れ出してもらっては、
とりあえずおしっこだけでも、とお散歩を引き受けて頂いた訳で、
このいかにも何気なくもさりげないご行為が、
果たしてどれだけ、俺の心の重圧を取り除いてくれたのであろうか。
そう、嘗ての職場に置いて、あの苦渋を噛み殺した奥歯の間から、
胃液がこぼれ落ちるほどのあのストレス。
あのストレスの元凶こそは、まさにこの犬。
早く帰って犬を散歩に連れ出さねば、その重圧であったことに間違いはない。
正直なところ、嵩む仕事を投げ打って、あるいは、事もあろうに長引く会議をそのままブッチして、
そんなことも一度や二度ではなかった。
馬鹿野郎、やってられねえよ。
その舌打ちが、その投げやりが、実はすべて、この犬への重圧、その賜物であったのだ。
という訳で、いきなりのドッグ・ウォーカーさんである。
このドッグ・ウォーカーさん、この方が、30分でも15分でも、おしっこだけでも済ませて頂ける、
たったそれだけで、たったそれだけ、それだけだけで、俺の心はまさに、一陣の風が吹き込むように、
晴れ渡ってしまったのである。
そうか、心の余裕って、実はそんな親切、あるいはそう、お礼として包むことになるであろう、そのお金。
そう、シングル・マザーの切羽詰まった心労のほとんどは、
実は周囲のちょっとした好意、あるいは、お金で、解決してしまったりもするのである。
そうか、幸せって、実はお金で買えたりもするんだよな・・
という訳で、ドッグ・ウォーカー、まさに、様様、さまさまさま、とさまがいくつついてもつけきれないぐらいに、
まさに、俺の人生が、これほどまでにドラマティックな展開を迎えようとは、思ってもみなかった訳だ。
仕事の早く終わった夕暮れ時、思わずダウンタウンの駅を降りては、
夕飯の買い物、あるいは、もしかしたら、このままちょっと映画でも、
あるいは、もしかしたら、イニシエのジャズ・バーなんてところに、顔なんて出してみたりして・・
これぞまさに人間の暮らし、まさに、そう、人生を取り戻した、その瞬間なのである。
そうか、シングル・ダディ、その心労って、実はこんなに簡単に解決できてしまえるものだったんだな。
改めて、幸せ、とは言わないが、少なくとも、心の安静は、お金で買える。
そんなことを実感する、ドッグ・ウォーカー様さまサマ、なのであった。
ちょっと、ビールでも飲んでいきませんか、と誘われた。
普段であったら、いや、あの、
実は、事情があって帰らなくてはならなくて・・
と、やんわりと、断っている、その筈が、
ああ、もちろん、と二つ返事でにっこり。
ああだったら、他のチームの人たちも呼びましょう。
ご紹介しますよ、みな良い奴らです。
ここで顔を繋いでおけば、これからも絶対に力になってくれる筈です。
あるいはそう、
六時を過ぎて、さあそろそろ引き上げようか、と思った矢先、
あのこれ、ちょっと目を通しておいてください、
と資料の山を渡される。
はあ、でも、この資料、持ち出し禁止なのでは?
もちろん、と返される。
だから、そう、明日までに。午後の会議までに一通り・・・
そんな時、普段であれば、いきなりブチ切れ、はさすがにないにしても、
いや、あの、と思わず絶句。
こいつ、人の気も知らないで・・・
だがしかし、俺はハイ、とひとこと。
わかりました。今晩中に目を通して、会議までに要点をまとめておきましょう。
助かります、と満面の笑み。
いや、これから人と会わねばならなくてね、弱っていたんですよ。
そうして頂けると非常に助かります。恩にきます。
お安い御用ですよ、と俺はにっこりと笑う。
このぐらいの資料なら二時間もかからずに目を通せる筈だ。
このぐらいのことで恩を売れるなら、安い買い物である。
という訳でいまさらながら、この心の余裕、な訳である。
そう、俺はそんなさまざまなものに、いつもにっこりと微笑んで、お安い御用、を繰り返している。
失業からその後、現場仕事の強烈な洗礼の後に転がり込んできたこの仕事。
世間の世知辛さが身に沁みて、ついに心をいれかえたのか、というと、実はそんなことではない。
そう、この仕事が決まってから、遂に、ドッグ・ウォーカーを雇い入れたのである。
♪
ことの起こりは、火曜日の夜。
新しい仕事も早々に切り上げて飛んで帰った夜。
前日のなれない現場作業のアルバイトで身体中がガタガタのところを持ってきて、
そしていきなり始まったこの新しい職場。
ただ、そう、仕事が見つかったのは本当に嬉しいのだが、
もしかしてこの仕事、まともにやっていたら、犬はいったいどうなってしまうのであろうか・・
とそんな時、かみさんの友人から電話がかかってきたのである。
そのご婦人。
もちろんその方も超がつくぐらいのドッグ・ラヴァーで、
よく一緒に散歩をしていた、かみさんのお散歩友達。
で、事情も聞かないうちから、
ああ、そう言ったことであるのならお安い御用。
でしたらうちの犬と一緒にお散歩してあげますよ、と。
その一言、まさにその一言に、いきなり膝が砕けて泣き崩れそうなほどに、
まさに天の恵み、神の御慈悲、そのもの。
え、まさか、まさかまさかまさか、と絶句する俺を前に、
あら、いいのよ、と、いかにも軽いお言葉。
ほら、うちのもお友達とお散歩できるほうが嬉しいに決まっているし、
ぜんぜん問題ないわよ。
という訳で、夕方近く、そのご婦人にうちの犬を連れ出してもらっては、
とりあえずおしっこだけでも、とお散歩を引き受けて頂いた訳で、
このいかにも何気なくもさりげないご行為が、
果たしてどれだけ、俺の心の重圧を取り除いてくれたのであろうか。
そう、嘗ての職場に置いて、あの苦渋を噛み殺した奥歯の間から、
胃液がこぼれ落ちるほどのあのストレス。
あのストレスの元凶こそは、まさにこの犬。
早く帰って犬を散歩に連れ出さねば、その重圧であったことに間違いはない。
正直なところ、嵩む仕事を投げ打って、あるいは、事もあろうに長引く会議をそのままブッチして、
そんなことも一度や二度ではなかった。
馬鹿野郎、やってられねえよ。
その舌打ちが、その投げやりが、実はすべて、この犬への重圧、その賜物であったのだ。
という訳で、いきなりのドッグ・ウォーカーさんである。
このドッグ・ウォーカーさん、この方が、30分でも15分でも、おしっこだけでも済ませて頂ける、
たったそれだけで、たったそれだけ、それだけだけで、俺の心はまさに、一陣の風が吹き込むように、
晴れ渡ってしまったのである。
そうか、心の余裕って、実はそんな親切、あるいはそう、お礼として包むことになるであろう、そのお金。
そう、シングル・マザーの切羽詰まった心労のほとんどは、
実は周囲のちょっとした好意、あるいは、お金で、解決してしまったりもするのである。
そうか、幸せって、実はお金で買えたりもするんだよな・・
という訳で、ドッグ・ウォーカー、まさに、様様、さまさまさま、とさまがいくつついてもつけきれないぐらいに、
まさに、俺の人生が、これほどまでにドラマティックな展開を迎えようとは、思ってもみなかった訳だ。
仕事の早く終わった夕暮れ時、思わずダウンタウンの駅を降りては、
夕飯の買い物、あるいは、もしかしたら、このままちょっと映画でも、
あるいは、もしかしたら、イニシエのジャズ・バーなんてところに、顔なんて出してみたりして・・
これぞまさに人間の暮らし、まさに、そう、人生を取り戻した、その瞬間なのである。
そうか、シングル・ダディ、その心労って、実はこんなに簡単に解決できてしまえるものだったんだな。
改めて、幸せ、とは言わないが、少なくとも、心の安静は、お金で買える。
そんなことを実感する、ドッグ・ウォーカー様さまサマ、なのであった。

トランプ勝利、の悪夢が、正夢になった夢を見た
明日はちょっとした出張に出る関係で、
ちょっとオフィスにお残りである。
明日の予定の確認やら、やることリストの整理、
そして不在中のことも合わせて、と色々と慌ただしい。
そんなわけで、八時を過ぎて帰り着いた我が家。
ドッグ・ウォーカー様のお陰で、おしっこの心配はないものの、
ドアの開いたとたんに走り出てきては、腹減ったああ!と大騒ぎである。
という訳で、取るものもとりあえず犬の食事を用意して、
はいできたよ、と差し出した途端、息もつかずにがっつくその姿に、
思わず今日も一日が終わったな、と両肩がずるずると下がり落ちる気がする。
という訳で、食事を終えたとたんに、食った食った、もっとくれ、と飛びかかってくる犬、
そのおねだり大作戦の始まる前に、すかさず点けたテレビ。
えっ!? トランプが勝っている・・・
そう、今日は待ちに待ったエレクション・デイ、つまりは、選挙の日。
待ちに待った、と言っても、別に大統領選が楽しみであるわけでなく、
ただたんに、ああこれで、テレビを点けるたびにあの老醜極まりない、
このアメリカ史上、最低最悪の二人の面を見せられることも、もうなくなるのだな、
とそれだけが嬉しい、つまりはこの日を待ちに待っていた訳だ。
という訳で、へえ、八時を過ぎた時点で、トランプ、絶好調である。
ありえない、と思わず。
いや、予想はしていた。
先の駄文で予言をしていたように、こうなることは判っていたのだ。
ヒラリーは戦法を完全に見誤った。
トランプを、そしてそんなトランプを支持する人々を、舐めすぎたのである。
アル・ゴアとブッシュのあの抱腹絶倒のいかさま選挙、
あの時とまったく同じ図式である。
その敗因は、まさに、インテリの高慢、である。
そしてあろうことか、このヒラリーは、その鼻持ちならない高慢に加え、独善、という冠が加わる。
改めて、独善の独善たるものは、他人の意見に耳を傾けない、ということである。
そう、ヒラリーは他人の声、つまりは、民衆の声に耳を傾けていない。
改めて民衆の声とはなにか。
それはまさにく、2008年からの大恐慌の中で、家を失い、路頭に迷い、
着の身着のまま、なし崩し的に生きさらばえてきた、そんなルーザーな人々のことである。
徹底的なパワーエリートとして、その権力の座に執着するばかりで、
ヒラリーはそんなアメリカの民衆に目を向けること無く、
ウォール・ストリートのハゲタカ連中と、
そして、おべんちゃらばかりをまくし立てるお取り巻きの耳障りの良いでっちあげ以外、
まったく感心を示そうとはしなかった。
そして同じ民主党の候補であったかのバーニー・サンダーズの支持者たちからも完全にそっぽを向かれ、
同じように共和党内から蛇蝎のごとく嫌われているトランプ同様に、
通常であったら頼みの綱となる筈のサポーターたちの援助がまったく期待できないのである。
この地盤を失った、つまりは、嫌われ者の候補者二人。
どっちがなろうが知ったことではない、というのがほとんどの人々の共通認識、
とは言いながら、
こうしていざ、トランプが勝つかも、というニュースを目の前にして、改めて開いた口が塞がらない。
言わずとしれたトランプ。
その旋風とまで言われた、トランプのムーブメント。
そのトランプの象徴するものとは、ぶっちゃけ、悪意、なのである。
罵倒に罵倒を重ね、暴言に暴言を重ね、
そんなトランプこそは、まさにアメリカという国の悪徳の象徴。
金で落ちねえ女はいない、とばかりに、女と見れば片っ端からその胸元に札をねじ込み、
ありとあらゆることを、思いつきででっち上げる、この虚言症のアルツハイマー的不良老人。
果たしていったいどんな人間が、このトランプがアメリカの顔となることを望んでいるのか。
つまりは悪意、である。つまりは悪徳、なのである。
まったくトランプ、最低最悪のゲス野郎、
ヒステリーに喚きまくるユダヤ人のご婦人たち。
あるいは、馬鹿馬鹿しい、
これだから無学な田舎者の貧乏人は、と手鼻でもかむように吐き捨てる、
コスモポリタンのハイソサエティなタイクーンたち。
だがそんなニューヨーカーは気が付かない。
トランプの支持者たち、その無学な田舎の貧乏人たちは、
ニューヨーカーがトランプを見るのとまったく同じように、
ヒラリーこそが、悪意の象徴、悪徳の塊り、と目に映るのである。
あの悪魔のように高慢ちきな顔。
まさに嘘、嘘、嘘の塊り。
そしてそんなヒラリーの支持者達。
あのゴキブリのようなメキシコ人たちから始まって、
ユダヤ人と、中国人と、黒人と、あろこことか、イスラム教のテロリストや、
ジーザスさえも信じないような、そんな、悪魔のような移民たち。
神様お願いです、あの罪深き異邦人たちに、正義の審判をお下しください。
今回の選挙、一部の都市部と、それ以外のまったくもって救いようもないような茫漠たる荒れ地。
そんなどうしようもないぐらいのギャップが、ますます広がるばかり、どころか、
あろうことかこの二人は、それを煽ることで選挙の出汁にしていたのである。
そう、だがしかし、俺は既にもうそんなことは知ったことではない。
そう、良い意味でも悪い意味でも、俺は日本人なのである。
いついかなる時にも、やはりどうしても、日本の利益、というものを考えてしまう、
それを止めることは誰にもできない。
果たして、日本にとって、ヒラリーとトランプ、どちらが宜しいのか。
つまりそう、ご指摘頂いたように、最も気になるのは、ぶっちゃけ、かの虫国に対する姿勢の差、なのである。
言わせてもらえばトランプ御大。
その正義は、と言えば、ぶっちゃけ、金。それ以外にはなにもない、そんな人である。
それが証拠に、
嘗ては、あのリバーサイドの超高級コンドミニアム群、
トランプ・パレス、と名付けられたこのコンプレックスが、
完成してからもまったく売れずに完全にシースルーの閑古鳥、
どころか、もはやスラム化を始めていた、そんな矢先、
いきなりその売れ残りのコンドミニアムが、
一瞬のうちに、完売したのである。
その顧客は、と言えば、まさに、人民中国人。
トランプはこの売れ残りでスラム化の始まっていた高級コンドミニアム群の全てを、
いきなり中国人に叩き売ってしまったのである。
そう、トランプには政治思想などまるでない。
金さえ持っていれば、それが共産中国人であろうが、テロリストのアラブ人であろうが、
まったく気にもしない、どころか、その売上パーティには、あろうことかチャイナ服、
あるいは、アラビア人の扮装で余興を買う、そんなことまでしてしまう筋金入りの商売人なのである。
そんなトランプが、他国の国境紛争や、
あるいは、アジアの情勢など、知った事か、
と鼻で笑うことは目に見えている。
とにかく金をもってこい、とトランプは言うだろう。
金こそが正義。金を積んだ奴の主張こそが正しいのである。
そう、トランプはたぶん、アジアを中国に売り渡すだろう。
大挙としてアメリカに逃れてくる日本人たちには、
金持ちか、あるいは、若い女以外は、入国禁止、などと宣うかもしれない。
そして、そう、言わせてもらえば、そんなトランプのところに、
噂に寄れば日本から様々な方々が、ご機嫌伺いに駆けつけている、
なんて話を聞いたんだが・・・
やれやれ、というかなんというか。
日本を問わず、どこの国にしても、
政治家なんて結局はそんなものなんだろうな。
ただしかし、このニューヨークにおいては、
ちょっとそんな、あまりにも浅ましい様が、
なんとなく話題になっていたりもした、
ただそれだけのことなんだが。
という訳で、まあそう、大方の予想通り、
アイオワだ、アイダホだ、
なんていう鳥の糞みたいなところで圧勝していた筈のトランプが、
一夜明けて大票田の都市部の開票が終わった頃には、
ひと夜の悪夢から覚めた人々が、
安堵とも辟易ともつかぬ溜息を、
そっと漏らすことになるのであろうが・・・
で、改めて、トランプかヒラリーか?知った事か。
俺は犬の散歩に行かなくてはいけないのである。
ちょっとオフィスにお残りである。
明日の予定の確認やら、やることリストの整理、
そして不在中のことも合わせて、と色々と慌ただしい。
そんなわけで、八時を過ぎて帰り着いた我が家。
ドッグ・ウォーカー様のお陰で、おしっこの心配はないものの、
ドアの開いたとたんに走り出てきては、腹減ったああ!と大騒ぎである。
という訳で、取るものもとりあえず犬の食事を用意して、
はいできたよ、と差し出した途端、息もつかずにがっつくその姿に、
思わず今日も一日が終わったな、と両肩がずるずると下がり落ちる気がする。
という訳で、食事を終えたとたんに、食った食った、もっとくれ、と飛びかかってくる犬、
そのおねだり大作戦の始まる前に、すかさず点けたテレビ。
えっ!? トランプが勝っている・・・
そう、今日は待ちに待ったエレクション・デイ、つまりは、選挙の日。
待ちに待った、と言っても、別に大統領選が楽しみであるわけでなく、
ただたんに、ああこれで、テレビを点けるたびにあの老醜極まりない、
このアメリカ史上、最低最悪の二人の面を見せられることも、もうなくなるのだな、
とそれだけが嬉しい、つまりはこの日を待ちに待っていた訳だ。
という訳で、へえ、八時を過ぎた時点で、トランプ、絶好調である。
ありえない、と思わず。
いや、予想はしていた。
先の駄文で予言をしていたように、こうなることは判っていたのだ。
ヒラリーは戦法を完全に見誤った。
トランプを、そしてそんなトランプを支持する人々を、舐めすぎたのである。
アル・ゴアとブッシュのあの抱腹絶倒のいかさま選挙、
あの時とまったく同じ図式である。
その敗因は、まさに、インテリの高慢、である。
そしてあろうことか、このヒラリーは、その鼻持ちならない高慢に加え、独善、という冠が加わる。
改めて、独善の独善たるものは、他人の意見に耳を傾けない、ということである。
そう、ヒラリーは他人の声、つまりは、民衆の声に耳を傾けていない。
改めて民衆の声とはなにか。
それはまさにく、2008年からの大恐慌の中で、家を失い、路頭に迷い、
着の身着のまま、なし崩し的に生きさらばえてきた、そんなルーザーな人々のことである。
徹底的なパワーエリートとして、その権力の座に執着するばかりで、
ヒラリーはそんなアメリカの民衆に目を向けること無く、
ウォール・ストリートのハゲタカ連中と、
そして、おべんちゃらばかりをまくし立てるお取り巻きの耳障りの良いでっちあげ以外、
まったく感心を示そうとはしなかった。
そして同じ民主党の候補であったかのバーニー・サンダーズの支持者たちからも完全にそっぽを向かれ、
同じように共和党内から蛇蝎のごとく嫌われているトランプ同様に、
通常であったら頼みの綱となる筈のサポーターたちの援助がまったく期待できないのである。
この地盤を失った、つまりは、嫌われ者の候補者二人。
どっちがなろうが知ったことではない、というのがほとんどの人々の共通認識、
とは言いながら、
こうしていざ、トランプが勝つかも、というニュースを目の前にして、改めて開いた口が塞がらない。
言わずとしれたトランプ。
その旋風とまで言われた、トランプのムーブメント。
そのトランプの象徴するものとは、ぶっちゃけ、悪意、なのである。
罵倒に罵倒を重ね、暴言に暴言を重ね、
そんなトランプこそは、まさにアメリカという国の悪徳の象徴。
金で落ちねえ女はいない、とばかりに、女と見れば片っ端からその胸元に札をねじ込み、
ありとあらゆることを、思いつきででっち上げる、この虚言症のアルツハイマー的不良老人。
果たしていったいどんな人間が、このトランプがアメリカの顔となることを望んでいるのか。
つまりは悪意、である。つまりは悪徳、なのである。
まったくトランプ、最低最悪のゲス野郎、
ヒステリーに喚きまくるユダヤ人のご婦人たち。
あるいは、馬鹿馬鹿しい、
これだから無学な田舎者の貧乏人は、と手鼻でもかむように吐き捨てる、
コスモポリタンのハイソサエティなタイクーンたち。
だがそんなニューヨーカーは気が付かない。
トランプの支持者たち、その無学な田舎の貧乏人たちは、
ニューヨーカーがトランプを見るのとまったく同じように、
ヒラリーこそが、悪意の象徴、悪徳の塊り、と目に映るのである。
あの悪魔のように高慢ちきな顔。
まさに嘘、嘘、嘘の塊り。
そしてそんなヒラリーの支持者達。
あのゴキブリのようなメキシコ人たちから始まって、
ユダヤ人と、中国人と、黒人と、あろこことか、イスラム教のテロリストや、
ジーザスさえも信じないような、そんな、悪魔のような移民たち。
神様お願いです、あの罪深き異邦人たちに、正義の審判をお下しください。
今回の選挙、一部の都市部と、それ以外のまったくもって救いようもないような茫漠たる荒れ地。
そんなどうしようもないぐらいのギャップが、ますます広がるばかり、どころか、
あろうことかこの二人は、それを煽ることで選挙の出汁にしていたのである。
そう、だがしかし、俺は既にもうそんなことは知ったことではない。
そう、良い意味でも悪い意味でも、俺は日本人なのである。
いついかなる時にも、やはりどうしても、日本の利益、というものを考えてしまう、
それを止めることは誰にもできない。
果たして、日本にとって、ヒラリーとトランプ、どちらが宜しいのか。
つまりそう、ご指摘頂いたように、最も気になるのは、ぶっちゃけ、かの虫国に対する姿勢の差、なのである。
言わせてもらえばトランプ御大。
その正義は、と言えば、ぶっちゃけ、金。それ以外にはなにもない、そんな人である。
それが証拠に、
嘗ては、あのリバーサイドの超高級コンドミニアム群、
トランプ・パレス、と名付けられたこのコンプレックスが、
完成してからもまったく売れずに完全にシースルーの閑古鳥、
どころか、もはやスラム化を始めていた、そんな矢先、
いきなりその売れ残りのコンドミニアムが、
一瞬のうちに、完売したのである。
その顧客は、と言えば、まさに、人民中国人。
トランプはこの売れ残りでスラム化の始まっていた高級コンドミニアム群の全てを、
いきなり中国人に叩き売ってしまったのである。
そう、トランプには政治思想などまるでない。
金さえ持っていれば、それが共産中国人であろうが、テロリストのアラブ人であろうが、
まったく気にもしない、どころか、その売上パーティには、あろうことかチャイナ服、
あるいは、アラビア人の扮装で余興を買う、そんなことまでしてしまう筋金入りの商売人なのである。
そんなトランプが、他国の国境紛争や、
あるいは、アジアの情勢など、知った事か、
と鼻で笑うことは目に見えている。
とにかく金をもってこい、とトランプは言うだろう。
金こそが正義。金を積んだ奴の主張こそが正しいのである。
そう、トランプはたぶん、アジアを中国に売り渡すだろう。
大挙としてアメリカに逃れてくる日本人たちには、
金持ちか、あるいは、若い女以外は、入国禁止、などと宣うかもしれない。
そして、そう、言わせてもらえば、そんなトランプのところに、
噂に寄れば日本から様々な方々が、ご機嫌伺いに駆けつけている、
なんて話を聞いたんだが・・・
やれやれ、というかなんというか。
日本を問わず、どこの国にしても、
政治家なんて結局はそんなものなんだろうな。
ただしかし、このニューヨークにおいては、
ちょっとそんな、あまりにも浅ましい様が、
なんとなく話題になっていたりもした、
ただそれだけのことなんだが。
という訳で、まあそう、大方の予想通り、
アイオワだ、アイダホだ、
なんていう鳥の糞みたいなところで圧勝していた筈のトランプが、
一夜明けて大票田の都市部の開票が終わった頃には、
ひと夜の悪夢から覚めた人々が、
安堵とも辟易ともつかぬ溜息を、
そっと漏らすことになるのであろうが・・・
で、改めて、トランプかヒラリーか?知った事か。
俺は犬の散歩に行かなくてはいけないのである。

すぅメタルがニューヨークのアイコンとなる時
秋の夜更け、
改めてすぅのことを考えている。
どうしてなんだろう、ここ数日、突如にベビメタ・ロスが大悪化。
自分でもおかしなぐらいに、すぅのことばかりが思い浮かぶのだが・・
これ、もしかしてもしかして、
すぅちゃん、俺の近くにいたりするの?
えっ!?ってことは、
もしかして、すぅちゃん、
いまニューヨークにいたりするって、
もしかしてもしかして、本当の話?
で、俺のベビメタ・ロスとすぅのオーラが、
このニューヨークの空気を通して、感応してるのか、と。
そう言えば嘗てのインタビューにおいて、
これまでに訪れた街で一番好きな街は?との質問に、
すぅちゃんが真っ先に、
ニューヨーク!の名前を上げてくれた時、
まあ、台本通り、なのかもしれないが、
まじ、ちょっと、本気で嬉しかった。
そう、今更ながら、ベビーメタル、
ニューヨークの街角に不思議なぐらいにフィットする。
そして、すぅメタル、
中元すず香、というその人が、
実はこのニューヨークという街に、
実に実に似合っている、
そう断言して憚らないのである。
で、あらためてこのニューヨーク。
世界人種のサラダボールであり、
世界金融の中心地であり、
世界の文化の中心であり、
そして世界一のパーティ・タウン。
そこはまさに、24時間眠らない摩天楼の虚城。
街中の全てが宝箱。
まるで、カレイドスコープの中、そのもの。
今をときめくセレブ達が世界一のシャンパンのグラスを傾けている、
その窓の下を、
靴さえも失ったホームレスが、
タクシーのクラクションに、くそったれ、と悪態を叫ぶ、
まさにそんな街。
美と醜が、善と悪が、富と貧が、
なんの不思議もなく、そのまますれ違う街角。
通りのひとつひとつに個性があり、世界があり、匂いがあり、
そのストリートを越えた途端にまた別の世界の街角が転がり出る、
そのドアの一つ一つ、その窓灯りのひとつひとつに、
いったいどんなドラマが展開されているのか、
そんな想像が限りなく湧き出てくる、まさに、夢の玉手箱。
このニューヨーク、
ある人々にとっては、まさに富と名声に溢れた夢の都。
ある人々にとっては、コンクリートの城壁に囲まれた監獄。
ある人々にとっては、悪徳と邪悪の渦巻くお化け屋敷。
ある人々にとっては、誰一人として他人を省みることのない、冷酷な氷の牙城。
このニューヨーク、人により、あるいはその日の気分により、
まったく別の顔に七変化を繰り返す、、
まさに気まぐれな性悪女そのもの。
熱しやすく冷めやすく、
嘘つきで意地悪な浮気女。
移り気で不埒で、近づけば近づくほどに遠のき、
しかし一度その元を離れた途端に寂しくていられなくなる。
ある時は思い切り妖しく危なっかしく、
しかし時として、
いきなり天使のように悪戯な微笑みを浮かべては、
信じられないぐらいの幸運を、ほい、と無造作に投げ寄越す、
そんな不条理な気まぐれの中で、
人々の運命をこれでもかと弄ぶ、
そう、ニューヨークはそんな街。
この世で一番性悪で、この世で一番愛しい、まさに悪女、そのもの。
都市という空間の持つ魅力を凝縮させたような、
ニューヨークとはまさに、そんな街なのである。
よく言われることだが、この街に着いて、人々は一度生まれ変わる。
世界津々浦々の人々の犇めき合う、
この末期的な雑踏の中で、
誰一人として知るもののいない、
そんな絶望的な孤独の中で、
しかし人間は、まるで砂漠の真ん中にたった一人取り残されたかのように、
自分、というもの、その存在を、改めて噛みしめるのである。
その救いようもないぐらいの徹底的な孤独。
それに恐怖を感じる人間もいる。
その襲いかかるような人の群れの中で、
思わずパニックを起こして泣き叫びたくなる、
そんな人もいる。
と同時に、
その徹底的な孤独の中に、生まれて初めての、手放しの自由、
ああ、この街では、なにをやっても自由なのだ。
そう思っては、人々の行き交う交差点の真ん中で、
思わず両手を広げて、ディヴァイン!と叫んでしまう、
そんなつむじ曲がりのお調子者も、いるにはいる。
そう、この街ではなにもかもが自由。
過去という轍から抜け出して、
他人の目、という拘束から逃れたいま、
この街においては、徹底的に自分の好きなことを、好きなように押し通すことも可能なのだ。
この街は、一年中がハロウィン・パーティのようね。
なりたい自分になれるのよ。
なににでもなれる。誰にでもなれる。
なにをどうしようが、なにからなにまで私の自由。
そして果たして、と人々は改めて思う。
私のなりたい自分って、いったい、なんだったのだろうか・・
そうやって、己の願望の、あるいは欲望の、その想像の限界を掘り下げながら、
そうやって人々は、この街において、本物の自分、
その虚像の果てを、見極めようとするのである。
そしてこの街には、齢六十を過ぎても尚、
ギンギラギンのボディコンのピッタピタのスパッツで、
これ見よがしに尻を振りながら闊歩する還暦ダンサーが、
世の悪徳の全てを嘗め尽くして来た在日朝鮮人の株屋が、
金のためなら糞も喰らえば人だって殺める、と虫も殺さぬ顔をして笑う大富豪から、
デッサンひとつしたこともない癖に格好ばかりはアーティストを気取るパフォーマーや、
ハサミの使えないヘアーデザイナーから、本一冊読み切れたことのない詩人もいる代わりに、
四十を過ぎても尚、見果てぬ夢を追い続ける、筋金入りの元パンクロッカーが、
七三の横分けに黒縁のメガネをかけては、ジャパニーズ・ビジネスマンを装っていたりするのである。
そんな人々に共通する言葉、なあに、ここはニューヨーク、なんでもありさ。
そう、ここニューヨークでは、まさしく、なんでもあり、なのだ。
こんななんでもありのニューヨークであるからこそ、
嘘もはったりも、詐欺もペテンもやり放題、
でありながら、
そんな街だからこそ、本物を見抜く眼力が、と同時に、
嘘を嘘と知って許容する、その寛容が、尊ばれたりもするのである。
そう、ニューヨークはそんな街である。
虚像と虚栄の交錯する、心の底から乾ききるような殺伐を抱えながら、
心の底のその一滴だけのこされた情という名の愛の欠片、
時として知らない者同士が手に手をとって縋り合う、
まさにそんな街。
この見渡す限り、アスファルトとガラスの塔ばかりの立ち並ぶコンクリート・ジャングル。
現代文明の辿り着いた砂漠の果ての、
都市という空間に吹き溜まっては閉じ込められた籠の鳥たちの、
憩いのオアシス、であったりもするのだ。
そしてこのニューヨークという特異な空間の中、
他人のことには一切干渉しない、というその冷酷な投げやりの恩恵か、
世界中のどんなセレブであっても、決して振り返えられることがない、
その、徹底的な無関心、と同時に、
メディアやパパラッチたちから解放される、唯一の駆け込み寺であったりもする。
そう、ここニューヨーク、犬も歩けばセレブに当たる、というぐらいに、
犬の散歩の途中でも、次から次へとどこか「知った顔」とやらとすれ違う。
いや、俺が知らない、気づかないだけで、
それこそ、四六時中、次から次へと、そんなセレブたちとすれ違っているのであろう。
ふと座ったカフェのテーブル、あるいは、公園のベンチ、なんてところで、
ふと見れば、あれ、この人・・・ なんてことは、まさに日常茶飯事。
さすがにミック・ジャガーだ、ドナルド・トランプだ、なんてのはないにしても、
その辺りのハリウッド女優、あるいは、スーパーモデル、
それこそ、ありとあらゆる有名人たちが、まるで素知らぬ顔をしては、
目があった途端になにげなくも会釈を返され。
ただニューヨーカー達は、そんな出来事に、しかし決して表には出すようなヘマはしない。
そう、この街の連中は、セレブを振り返らない。
そんな街の連中にしたって、嘗ては、あるいは、これから、
ちょっと人に騒がれたこともあるんだぜ、
そんな妙なプライドを持っている輩ばかりなのである。
実は俺の犬の散歩仲間が、
実はアメリカ人であれば誰でも知っている、
往年の大大女優であったり、
あるいは、テレビをつければいつでも登場する、
大人気のニュース・キャスターであったり、
あるいはマフィアが腰を抜かすような辣腕弁護士、
あるいはそう、嘗ての日本ではちょっと有名であった、
芸能記者が聞いたら座り小便を漏らしそうな、
そんな伝説のなんちゃら、なんてのが、実は、掃いて捨てるほどいたりもする。
そんな街に暮らしていながら、
セレブのひとりやふたり、いちいち驚いていられるかっていうんだよ、
そんな妙なこだわりが、このニューヨークと街の、一種の流儀でもあるわけだ。
そう、このニューヨーク・シティ、
世界に名だたるゴータム・シティ。
邪悪な悪徳の都、世界の汚濁の吹き溜まり、
そんな街でありながら、しかし今なお、
世界中からの人々を魅了して止まないのは、
まさにこの、自由。
都市という、この末期的な人の洪水の中で、
初めて手にすることのできる、開放感、であったりもするのである。
という訳で、この街に迷い込んできた人々、
有名、無名を問わず、
金持ち、貧乏人を問わず、
全ての人々が一様に突きつけられる一つの問い。
さあ、あなたは、この街で、いったいなにになりたいのですか?
この徹底的な開放感を、孤独、と感じるのか、あるいは自由、と感じるのか。
そして、その徹底的な疎外感の中で、向き合った自分自身と、いったいどんな対話を繰り広げるのか。
そう、この街はある意味、鏡、であったりもするのである。
YOU ARE MY MIRROR。
そしてあなたが、自分自身というもの、その願望と、欲望と、その虚栄と虚像のすべてをはぎっ取った時、
いったい、なにが見えるのか、そしてその、裸一貫の状態から、いったいあなたはなにを始めるつもりなのか、
ニューヨーク・シティは、その時を、自分自身の真価に気づく、その時を、待っているのである。
改めて、すぅめたるという人は、
このニューヨークという街で、ひとりの中元すず香、という自分に立ち返った時、
いったいなにを見るのだろう。
そして、改めて、すぅめたる、という鎧を脱ぎ捨てて、
一人の人間としての中元すず香に向かい合った時、
いったい、どんな自分に気がつくのだろうか。
いつの日か、ベビーメタルがまさに世界のアイコンとして頂点を極めた後、
その人気の絶頂において突如の失踪を遂げたすぅめたるが、
いつの間にかコロンビア大学の中庭のベンチで、
カート・ボネガットの短編を読み耽っていたり、
あるいは、
場末の居酒屋のカウンターの隅にちょこんと座って、
あの、この、広島風お好み焼き、プリーズ、と不器用な英語でメニューを指差す、
そんな姿が、ちょっと目に浮かんだりもするのである。
すぅちゃん、いつでもニューヨークに来たらいい。
この街は、ある種の人々にとっては、限りなく優しい、まるで、命の泉のような場所でもあったりする。
そして賭けても良い、あなたもきっと、そのある種の人間の、そのひとり。
一度あなたが、この街に足を踏み入れた途端、
街中の人々が、ベビーメタルとしてではなく、
ひとりの、中元すず香という人間として、
あるいは、その名前さえ知らなくても、
不格好なニットキャップに、どでかいトンボメガネをかけたおかしな女の子として、
そのままの姿のあなたを、心からの愛で包んでくれる筈である。
そう、俺がそうだったのだ。
そして、俺の周りで暮らす、このニューヨーカーという人々、
その全ての人々が、
そうやってふと迷い込んだこの街に、いきなり受け入れられ、抱かれ、癒され、
そしてこれ以上なく、愛されて来たのだ。
この街に25年住んで、この街ほど優しい街は、
世界中どこを探しても見つけることはできない、と断言できる。
そしてそう思えば思うほど、この街を離れることができなくなるのである。
秋の夜更け、寝静まった公園で見上げる空に摩天楼の窓明り。
この徹底的なまでの孤独の中に、身体中が溶けてしまいそうなほどの、安息を感じながら、
改めて、ああ、俺はこの街に愛されている、としみじみと感じ入るのである。
ふと、歌を口ずさむ。
幾千もの夜をこえて 生き続ける愛があるから。
改めて、すぅのセンチメンタルな歌声は、
この街の殺伐に実に良く似合う。
そして、すぅめたる、というアイコンは、
この街に凄まじいぐらいにフィットする、
あるいはそう、ニューヨーカーが、
そんなニューヨーカーだからこそ、
すぅの歌声に癒やされることを切望している、
それだけは確かだ、と断言できる。
そしてそんなすぅめたる、こと、中元すず香さんが、
いつしかこの街を代表するアイコンになる、
そんな気がしているのである。
すぅちゃん、ニューヨークは君を待っている。
改めてすぅのことを考えている。
どうしてなんだろう、ここ数日、突如にベビメタ・ロスが大悪化。
自分でもおかしなぐらいに、すぅのことばかりが思い浮かぶのだが・・
これ、もしかしてもしかして、
すぅちゃん、俺の近くにいたりするの?
えっ!?ってことは、
もしかして、すぅちゃん、
いまニューヨークにいたりするって、
もしかしてもしかして、本当の話?
で、俺のベビメタ・ロスとすぅのオーラが、
このニューヨークの空気を通して、感応してるのか、と。
そう言えば嘗てのインタビューにおいて、
これまでに訪れた街で一番好きな街は?との質問に、
すぅちゃんが真っ先に、
ニューヨーク!の名前を上げてくれた時、
まあ、台本通り、なのかもしれないが、
まじ、ちょっと、本気で嬉しかった。
そう、今更ながら、ベビーメタル、
ニューヨークの街角に不思議なぐらいにフィットする。
そして、すぅメタル、
中元すず香、というその人が、
実はこのニューヨークという街に、
実に実に似合っている、
そう断言して憚らないのである。
で、あらためてこのニューヨーク。
世界人種のサラダボールであり、
世界金融の中心地であり、
世界の文化の中心であり、
そして世界一のパーティ・タウン。
そこはまさに、24時間眠らない摩天楼の虚城。
街中の全てが宝箱。
まるで、カレイドスコープの中、そのもの。
今をときめくセレブ達が世界一のシャンパンのグラスを傾けている、
その窓の下を、
靴さえも失ったホームレスが、
タクシーのクラクションに、くそったれ、と悪態を叫ぶ、
まさにそんな街。
美と醜が、善と悪が、富と貧が、
なんの不思議もなく、そのまますれ違う街角。
通りのひとつひとつに個性があり、世界があり、匂いがあり、
そのストリートを越えた途端にまた別の世界の街角が転がり出る、
そのドアの一つ一つ、その窓灯りのひとつひとつに、
いったいどんなドラマが展開されているのか、
そんな想像が限りなく湧き出てくる、まさに、夢の玉手箱。
このニューヨーク、
ある人々にとっては、まさに富と名声に溢れた夢の都。
ある人々にとっては、コンクリートの城壁に囲まれた監獄。
ある人々にとっては、悪徳と邪悪の渦巻くお化け屋敷。
ある人々にとっては、誰一人として他人を省みることのない、冷酷な氷の牙城。
このニューヨーク、人により、あるいはその日の気分により、
まったく別の顔に七変化を繰り返す、、
まさに気まぐれな性悪女そのもの。
熱しやすく冷めやすく、
嘘つきで意地悪な浮気女。
移り気で不埒で、近づけば近づくほどに遠のき、
しかし一度その元を離れた途端に寂しくていられなくなる。
ある時は思い切り妖しく危なっかしく、
しかし時として、
いきなり天使のように悪戯な微笑みを浮かべては、
信じられないぐらいの幸運を、ほい、と無造作に投げ寄越す、
そんな不条理な気まぐれの中で、
人々の運命をこれでもかと弄ぶ、
そう、ニューヨークはそんな街。
この世で一番性悪で、この世で一番愛しい、まさに悪女、そのもの。
都市という空間の持つ魅力を凝縮させたような、
ニューヨークとはまさに、そんな街なのである。
よく言われることだが、この街に着いて、人々は一度生まれ変わる。
世界津々浦々の人々の犇めき合う、
この末期的な雑踏の中で、
誰一人として知るもののいない、
そんな絶望的な孤独の中で、
しかし人間は、まるで砂漠の真ん中にたった一人取り残されたかのように、
自分、というもの、その存在を、改めて噛みしめるのである。
その救いようもないぐらいの徹底的な孤独。
それに恐怖を感じる人間もいる。
その襲いかかるような人の群れの中で、
思わずパニックを起こして泣き叫びたくなる、
そんな人もいる。
と同時に、
その徹底的な孤独の中に、生まれて初めての、手放しの自由、
ああ、この街では、なにをやっても自由なのだ。
そう思っては、人々の行き交う交差点の真ん中で、
思わず両手を広げて、ディヴァイン!と叫んでしまう、
そんなつむじ曲がりのお調子者も、いるにはいる。
そう、この街ではなにもかもが自由。
過去という轍から抜け出して、
他人の目、という拘束から逃れたいま、
この街においては、徹底的に自分の好きなことを、好きなように押し通すことも可能なのだ。
この街は、一年中がハロウィン・パーティのようね。
なりたい自分になれるのよ。
なににでもなれる。誰にでもなれる。
なにをどうしようが、なにからなにまで私の自由。
そして果たして、と人々は改めて思う。
私のなりたい自分って、いったい、なんだったのだろうか・・
そうやって、己の願望の、あるいは欲望の、その想像の限界を掘り下げながら、
そうやって人々は、この街において、本物の自分、
その虚像の果てを、見極めようとするのである。
そしてこの街には、齢六十を過ぎても尚、
ギンギラギンのボディコンのピッタピタのスパッツで、
これ見よがしに尻を振りながら闊歩する還暦ダンサーが、
世の悪徳の全てを嘗め尽くして来た在日朝鮮人の株屋が、
金のためなら糞も喰らえば人だって殺める、と虫も殺さぬ顔をして笑う大富豪から、
デッサンひとつしたこともない癖に格好ばかりはアーティストを気取るパフォーマーや、
ハサミの使えないヘアーデザイナーから、本一冊読み切れたことのない詩人もいる代わりに、
四十を過ぎても尚、見果てぬ夢を追い続ける、筋金入りの元パンクロッカーが、
七三の横分けに黒縁のメガネをかけては、ジャパニーズ・ビジネスマンを装っていたりするのである。
そんな人々に共通する言葉、なあに、ここはニューヨーク、なんでもありさ。
そう、ここニューヨークでは、まさしく、なんでもあり、なのだ。
こんななんでもありのニューヨークであるからこそ、
嘘もはったりも、詐欺もペテンもやり放題、
でありながら、
そんな街だからこそ、本物を見抜く眼力が、と同時に、
嘘を嘘と知って許容する、その寛容が、尊ばれたりもするのである。
そう、ニューヨークはそんな街である。
虚像と虚栄の交錯する、心の底から乾ききるような殺伐を抱えながら、
心の底のその一滴だけのこされた情という名の愛の欠片、
時として知らない者同士が手に手をとって縋り合う、
まさにそんな街。
この見渡す限り、アスファルトとガラスの塔ばかりの立ち並ぶコンクリート・ジャングル。
現代文明の辿り着いた砂漠の果ての、
都市という空間に吹き溜まっては閉じ込められた籠の鳥たちの、
憩いのオアシス、であったりもするのだ。
そしてこのニューヨークという特異な空間の中、
他人のことには一切干渉しない、というその冷酷な投げやりの恩恵か、
世界中のどんなセレブであっても、決して振り返えられることがない、
その、徹底的な無関心、と同時に、
メディアやパパラッチたちから解放される、唯一の駆け込み寺であったりもする。
そう、ここニューヨーク、犬も歩けばセレブに当たる、というぐらいに、
犬の散歩の途中でも、次から次へとどこか「知った顔」とやらとすれ違う。
いや、俺が知らない、気づかないだけで、
それこそ、四六時中、次から次へと、そんなセレブたちとすれ違っているのであろう。
ふと座ったカフェのテーブル、あるいは、公園のベンチ、なんてところで、
ふと見れば、あれ、この人・・・ なんてことは、まさに日常茶飯事。
さすがにミック・ジャガーだ、ドナルド・トランプだ、なんてのはないにしても、
その辺りのハリウッド女優、あるいは、スーパーモデル、
それこそ、ありとあらゆる有名人たちが、まるで素知らぬ顔をしては、
目があった途端になにげなくも会釈を返され。
ただニューヨーカー達は、そんな出来事に、しかし決して表には出すようなヘマはしない。
そう、この街の連中は、セレブを振り返らない。
そんな街の連中にしたって、嘗ては、あるいは、これから、
ちょっと人に騒がれたこともあるんだぜ、
そんな妙なプライドを持っている輩ばかりなのである。
実は俺の犬の散歩仲間が、
実はアメリカ人であれば誰でも知っている、
往年の大大女優であったり、
あるいは、テレビをつければいつでも登場する、
大人気のニュース・キャスターであったり、
あるいはマフィアが腰を抜かすような辣腕弁護士、
あるいはそう、嘗ての日本ではちょっと有名であった、
芸能記者が聞いたら座り小便を漏らしそうな、
そんな伝説のなんちゃら、なんてのが、実は、掃いて捨てるほどいたりもする。
そんな街に暮らしていながら、
セレブのひとりやふたり、いちいち驚いていられるかっていうんだよ、
そんな妙なこだわりが、このニューヨークと街の、一種の流儀でもあるわけだ。
そう、このニューヨーク・シティ、
世界に名だたるゴータム・シティ。
邪悪な悪徳の都、世界の汚濁の吹き溜まり、
そんな街でありながら、しかし今なお、
世界中からの人々を魅了して止まないのは、
まさにこの、自由。
都市という、この末期的な人の洪水の中で、
初めて手にすることのできる、開放感、であったりもするのである。
という訳で、この街に迷い込んできた人々、
有名、無名を問わず、
金持ち、貧乏人を問わず、
全ての人々が一様に突きつけられる一つの問い。
さあ、あなたは、この街で、いったいなにになりたいのですか?
この徹底的な開放感を、孤独、と感じるのか、あるいは自由、と感じるのか。
そして、その徹底的な疎外感の中で、向き合った自分自身と、いったいどんな対話を繰り広げるのか。
そう、この街はある意味、鏡、であったりもするのである。
YOU ARE MY MIRROR。
そしてあなたが、自分自身というもの、その願望と、欲望と、その虚栄と虚像のすべてをはぎっ取った時、
いったい、なにが見えるのか、そしてその、裸一貫の状態から、いったいあなたはなにを始めるつもりなのか、
ニューヨーク・シティは、その時を、自分自身の真価に気づく、その時を、待っているのである。
改めて、すぅめたるという人は、
このニューヨークという街で、ひとりの中元すず香、という自分に立ち返った時、
いったいなにを見るのだろう。
そして、改めて、すぅめたる、という鎧を脱ぎ捨てて、
一人の人間としての中元すず香に向かい合った時、
いったい、どんな自分に気がつくのだろうか。
いつの日か、ベビーメタルがまさに世界のアイコンとして頂点を極めた後、
その人気の絶頂において突如の失踪を遂げたすぅめたるが、
いつの間にかコロンビア大学の中庭のベンチで、
カート・ボネガットの短編を読み耽っていたり、
あるいは、
場末の居酒屋のカウンターの隅にちょこんと座って、
あの、この、広島風お好み焼き、プリーズ、と不器用な英語でメニューを指差す、
そんな姿が、ちょっと目に浮かんだりもするのである。
すぅちゃん、いつでもニューヨークに来たらいい。
この街は、ある種の人々にとっては、限りなく優しい、まるで、命の泉のような場所でもあったりする。
そして賭けても良い、あなたもきっと、そのある種の人間の、そのひとり。
一度あなたが、この街に足を踏み入れた途端、
街中の人々が、ベビーメタルとしてではなく、
ひとりの、中元すず香という人間として、
あるいは、その名前さえ知らなくても、
不格好なニットキャップに、どでかいトンボメガネをかけたおかしな女の子として、
そのままの姿のあなたを、心からの愛で包んでくれる筈である。
そう、俺がそうだったのだ。
そして、俺の周りで暮らす、このニューヨーカーという人々、
その全ての人々が、
そうやってふと迷い込んだこの街に、いきなり受け入れられ、抱かれ、癒され、
そしてこれ以上なく、愛されて来たのだ。
この街に25年住んで、この街ほど優しい街は、
世界中どこを探しても見つけることはできない、と断言できる。
そしてそう思えば思うほど、この街を離れることができなくなるのである。
秋の夜更け、寝静まった公園で見上げる空に摩天楼の窓明り。
この徹底的なまでの孤独の中に、身体中が溶けてしまいそうなほどの、安息を感じながら、
改めて、ああ、俺はこの街に愛されている、としみじみと感じ入るのである。
ふと、歌を口ずさむ。
幾千もの夜をこえて 生き続ける愛があるから。
改めて、すぅのセンチメンタルな歌声は、
この街の殺伐に実に良く似合う。
そして、すぅめたる、というアイコンは、
この街に凄まじいぐらいにフィットする、
あるいはそう、ニューヨーカーが、
そんなニューヨーカーだからこそ、
すぅの歌声に癒やされることを切望している、
それだけは確かだ、と断言できる。
そしてそんなすぅめたる、こと、中元すず香さんが、
いつしかこの街を代表するアイコンになる、
そんな気がしているのである。
すぅちゃん、ニューヨークは君を待っている。

ハロウィンを疾うに過ぎて ~ 世界の変わった瞬間に、日本やばいぞ、のメッセージが届いた
雨の水曜日、ニューヨーク中を沈黙が包んでいる。
普段はあれほど、罰当たりなまでに騒がしいニューヨーカーたちが、
今朝のこの地下鉄の中、
むっつりと口をつづんだまま、眠そうな目をこすりこすり、
そして、誰もがそっと息をひそめては、
互いの視線を曖昧に受け止めて、
あるものはふっと苦笑いをして肩をすくめ、
あるものは一心不乱に新聞を読みふけり、
あるものはそう、つとめて何事もなかった、という風を装いながらも、
そこには確実に、一種の当惑、あるいは、不安の影が潜んでいる。
この不穏な静けさ。
それはまさに、嵐の前に、迫り来る雷雲をみつめる、
怯えた小動物の眼差しをも思わせて、
そんな宙ぶらりんな沈黙が、ニューヨーク中を包んでいる。
なにを今更、と、嘯く者もいる。
だから言っただろ、彼女は傲慢過ぎたんだよ・・・
まったく、あの、無教養の貧乏人のホワイト・トラッシュどもめ。、
あんな奴らが同じアメリカ人だなんて、信じたくもない・・・
ただ、そんな怒りの矛先をいったいどこに持っていって良いのか。
そのやるせなさ。
宙に浮いた言葉が、行く宛もなくふわふわと漂っているばかり。
思い起こせば、あのブッシュの再選した選挙の時・・・・
などと、言うことに事欠いては、2004年、
いまから十年以上も前のことを持ち出す輩もいる。
アメリカ中があれほどまでにヒラリーを望んでいた、その時、
あの女は、その声を無視したんだ。
もっと確実に大統領になれる時まで待つために。
そして見ろよ、このザマだ。
あんな最低最悪のクソ野郎を相手にしてだ、
これだけの好条件、そのお膳立てを全て整えて貰ってだ、
それでもこのザマ、なんだぜ。
そもそも、あの女は・・・
そんな言葉、誰も聞いてやしないのは、本人だって十分に承知している。
ただ、そう、この朝の地下鉄。
この不穏な沈黙の理由の、その矛先が、違うのである。
人々の陰鬱、その不安の源泉が、
民主主義の崩壊?
ファシズムの到来?
まさかまさか。
人々のその恐怖の元、
なんてことはない、
ただ、株価、であったりしたんだよね。
♪
改めて、昨夜の衝撃。
全米中で、誰一人として予想だにしなかったこの展開。
だって考えても見ろよ。
全米中のメディアというメディア、その殆どが、
あからさまに、ヒラリーの支持を謳い上げ、
当選確実、どころか、
当のヒラリーに至っては、ニューヨーク随一の巨大コンベンション・センターを丸々と借り切って、
盛大な祝賀会用に花火を上げる用意まで済ませていたのだ。
そう、この結果、全米で、誰一人として予想していなかった。
当のトランプサポーターは愚か、ドナルド・トランプ自身でさえ、
まさかこんなことが本当に起こるなど、予想さえしていなかった筈である。
そして、なんの用意すらしていなかったその勝利者宣言、
隣りのファースト・レディの、そのあまりにも眠そうな顔。
何言ってるよの、あたし嫌よ、ファースト・レディなんて。
そこまであなたの冗談につきあってられないわよ。
元モデル、どころか、ポルノ女優でさえあったこのファースト・レディ。
その不満げな顔が、まさしく、この誰も予想さえしていなかった結果のへの、
トランプ自身の当惑を物語っているようだ。
ただ、そう、心配はいらない。
誰もあなたになど、なにも期待などしていないのだから。
そう、人々のこの不穏な沈黙。
その、不安の理由とは、まさに、株価、な訳である。
これまで、あれほどまでにヒラリー圧勝、が予想されていた選挙である。
遅ればせながら、とばかりに、なけなしのタンス貯金を、
どころか、これほどまでにボロい出来レースも見当たらない、とばかり、
全財産を株に突っ込んだ、そんな人々である。
だって、ほら、見ろよ、どこのなにを見たって、ヒラリーの圧勝、って書いてあるじゃないか。
そう、人々はヒラリーの勝利を信じて疑わなかった。
トランプ当人でさえ、こっそりと、ヒラリーの株に金を突っ込んでいたであろうとさえ思う。
そんな人々に、俺が不安要素を上げる度に、
人々は途端に態度を豹変させては罵倒の限りを尽くしては、
これ以上なくヒステリックに騒ぎたて始める。
あんた、バカ?
空からお金が降ったって、ニューヨークにガッジーラが現れたって、
トランプが勝つ、なんてことは、絶対に絶対に有り得ないのよ。
なんてたって、あのクソ野郎。
あいつがなにを言ってるか、あなた知ってるの?
あんな最低最悪のクソ男が合衆国大統領?
絶対の絶対にありえないわよ。
ねえ、あんたさあ、なにも知らない癖に、
そんな好い加減なこと言うの本当に止めたほうがいいわよ。
バカ、って言われるわよ、バカって。友達だと思って忠告して上げるけど、
二度とそんなことを口にしたらあたしだってあなたの正気を疑うことになるからね。
実は俺がトランプの勝利を確信したのは、
なにを隠そう、そんなヒラリー・サポーターたちに見る、
その傲慢、あるいは、慢心から、なのである。
虫の知らせ、というよりは、デジャヴを見るように、
俺はそんな、慢心しきったヒラリー・サポーターたちの姿に、
アル・ゴア 対 ブッシュ の、あの史上空前のペテンによって、
世界の運命の捻じ曲げられた、あの悪夢の再現を感じていたのだ。
という訳で、悪夢は正夢になった。
そして、人々は、改めて、来るべき嵐の予感に息を殺しながらも、
実は最も心配しているのが、株価の暴落、であったりもするのである。
という訳で、この全米が一挙に持って行かれたいかさま博打。
その親の総取りとなった、親、とはいったい誰だったのだろう、と考える時、
あのトランプの悪意を演出した影の黒幕の、そのどす黒い思惑に、
思わず戦慄を隠し得ない。
という訳でトランプ氏。
その暴言に飾られた公約を実行に移すのだろうか。
メキシコとの国境に壁を作れ。
イスラム教徒はすべて隔離して強制送還にしろ。
移民二世の子どもたちから国籍を取り上げろ。
そしてそう、在日米軍の費用をすべて日本に払わせろ、から、
中国、そして、ロシアとの、親密な関係の構築。
これを真に受けたとしたら、
なにからなにまでが、ちょっと笑い事では済まされない、
世界中をそんな疑惑が渦巻いているはずである。
こうしているいまも、全米の各都市で、反トランプのデモ行進が始まっている。
そのあまりにもやるせない光景に、全米の人々が怒り、は愚か、
恥辱をも含めた絶望の中に凹みまくっているのである。
という訳で、世界の変わったその第一日目。
夜更けのドッグランに足を踏み入れた途端、
いきなり犬どもに囲まれた。
ドッグランの暗がりの下、
飼い主たちは自身の犬もそっちのけで、
互いに肩を落としては身を寄せ合って、
ひそひそと陰鬱な会話を続けているからだ。
そうか、お前らも色々と苦労が耐えないな。
そんな中から、ようやく俺の姿を認めた人々。
あんたの予言が現実になったわね・・・
わたし、本気でカナダに移民しようかしら・・・
ねえ、みんなで日本に移住ってよくない?・・・
そんな脳天気なことを言っている人々。
あのなあ、と思わず。
このトランプ・スランプ、本当の本当にやばいのは、その日本、なんだぜ。
あらなんで?と首を傾げる人々。
おまえら、徹底的に判ってねえんだな、と思わず吐き捨ててしまう。
そう、洒落にならないのはアメリカ人ではない。
そう、メキシコ、そして、中南米の人々。
つまりは、衛星国の国々である。
そして、そのしわ寄せが一挙に、極東に向けられることになる、
そうなった時、いったいなにが起きるのか。
その筋書きのあまりの邪悪さに、
思わず言葉を失っては深い溜息をついてしまう。
たぶん、日本の人々もまだ気付いてはいないだろう。
これは下手をすると、まじでとんでもないことになる。
安倍首相がトランプとのご機嫌伺い会談を申し込んだらしいのだが、
その予定が、中国との会見に押しやられていきなりドタキャン、
なんてことにならないことを、祈るばかり。
という訳で、これまでご指摘を頂くたびに、はぐらかしてきたその最悪のシナリオ。
そろそろ現実味を以って検討する時期に来ているのかもしれない、
そんなことを思う秋雨のドッグラン。
という訳で、今更ながら、シン・ゴジラの中のこのセリフ。
「先の大戦では、旧日本軍の希望的観測、こうあってほしいという願望により、国民に三百万人もの犠牲者が出ました」
その希望的観測、そして、こうあって欲しいという願望、その暴走。
その元凶となるのが、なにか、と言えば、まさに、情報力、であるわけだろう。
先の大戦で、希望的観測ばかりが暴走した理由は、
端的に言って情報不足。
あるいは、当事者たち、政治家や、そして軍人の、
その情報収集能力の欠如、
ぶっちゃけ、誰ひとりとして、独自に情報を収集する、
あるいは、敵国の言語を理解する、
あるいは、敵の関係者と腹を割って話す、
そのコミュニケーション能力の徹底的な欠如、によるものではなかったのかな?
それは諜報、というのではない。
他国の文化をしっかりと理解する、という謙虚さ、つまりは、知性、である。
正直なところ、これまでご指摘頂いた様々な脅威論。
そのほとんどのお言葉の中に、
徹底的な知性の欠如、
まさに、敵を見ずして敵の影に怯え、
空元気に希望的観測を振り回す、あの先の大戦の大間違い、
その同じ轍をひしひしと感じてしまっていた。
こいつら、また同じ間違いを犯してはドツボることになるな、
というのが俺が、これまで、そのご意見をはぐらかしてきたその理由である。
改めて言わせて頂ければ、今回の大統領選の愚を見るまでもなく、
依頼して提出されたデータはすべて、
依頼者の趣旨に迎合した詭弁のでっちあげに過ぎない。
もしもヒラリーが、
そのヤブ蚊のようにつきまとうお取り巻きのふりまく幻想の霧を抜け出して、
自らの足で、自分の目で、米国中西部の現状を見る機会があったのなら、
あるいは、トランプ・サポーター、あるいは、バーニー・サンダーズのサポーター、
その人々の輪の中にひとりで飛び込んで、
膝を合わせて腹を割って、話し込むような度量があれば、
まさかこんな不様な醜態を晒すことはなかっただろう。
治世者を、お取り巻きに囲まれたお友達サークルの中に密閉してはいけない。
そのお友達同志の高笑いの中にこそ、希望的観測の暴走が生まれるのだ。
シン・ゴジラにもあったように、若き官僚たちのその情報能力とは、
つまりはそのところどころで覗き込む、手元のIPHONE。
それを使えない老醜たちと、その情報のフィルター能力に長けた若き官僚たち、
その運命の差はまさに歴然としていた筈だ。
いま時、英語が喋れない、タイプが打てない、自力でグーグル検索ひとつできない、
そんな人間は、カタワ、である。
盲の唖の聾、そんな輩が日本の中枢に巣食っては、
与えられたでっちあげのデータだけを鵜呑みにしては、
希望的観測の妄想を暴走させ、
ゴリラを相手に、気合と根性で丸腰で立ち向かうような愚行の中に、
引きずり込まれることになるのだ。
そんな茶番じみた妄想の中で、勇ましい脅威論を唱える人たち。
本気で国を憂う気があるのなら、いますぐに敵国に飛べ。
そこで、ガイドブックにも、メディアの戯言にも乗っていない、
本当の民衆の姿を、
その敵国のパワーの源と、そして、その限界と弱点を、
自身の目と、自身の足と、その肌で、学んでくるべきだ、と俺は思う。
長文のおっさん、トランプの勝利を予測したのはあんただけだよ、さすがだな、
そんな、おべんちゃらとも、冷笑ともつかぬお褒めの言葉を頂いたようだが、
ありがとよ、のお礼の言葉の代わりに、
おまえらなあ、そんなこと言ってる場合かよ、の罵倒の言葉を、
と同時に、
ささやかなお礼の意味も込めて、
昨夜、俺の「邪悪系」の情報筋から届いたメッセージを共有させて頂く。
日本、やばいぞ。
国籍、取ったのか?
ハロウィンを疾うに過ぎて、
今更になって、ちょっとまじめに、
背筋がぞっとする思いに駆られている、
そんな秋の夜更けである。
普段はあれほど、罰当たりなまでに騒がしいニューヨーカーたちが、
今朝のこの地下鉄の中、
むっつりと口をつづんだまま、眠そうな目をこすりこすり、
そして、誰もがそっと息をひそめては、
互いの視線を曖昧に受け止めて、
あるものはふっと苦笑いをして肩をすくめ、
あるものは一心不乱に新聞を読みふけり、
あるものはそう、つとめて何事もなかった、という風を装いながらも、
そこには確実に、一種の当惑、あるいは、不安の影が潜んでいる。
この不穏な静けさ。
それはまさに、嵐の前に、迫り来る雷雲をみつめる、
怯えた小動物の眼差しをも思わせて、
そんな宙ぶらりんな沈黙が、ニューヨーク中を包んでいる。
なにを今更、と、嘯く者もいる。
だから言っただろ、彼女は傲慢過ぎたんだよ・・・
まったく、あの、無教養の貧乏人のホワイト・トラッシュどもめ。、
あんな奴らが同じアメリカ人だなんて、信じたくもない・・・
ただ、そんな怒りの矛先をいったいどこに持っていって良いのか。
そのやるせなさ。
宙に浮いた言葉が、行く宛もなくふわふわと漂っているばかり。
思い起こせば、あのブッシュの再選した選挙の時・・・・
などと、言うことに事欠いては、2004年、
いまから十年以上も前のことを持ち出す輩もいる。
アメリカ中があれほどまでにヒラリーを望んでいた、その時、
あの女は、その声を無視したんだ。
もっと確実に大統領になれる時まで待つために。
そして見ろよ、このザマだ。
あんな最低最悪のクソ野郎を相手にしてだ、
これだけの好条件、そのお膳立てを全て整えて貰ってだ、
それでもこのザマ、なんだぜ。
そもそも、あの女は・・・
そんな言葉、誰も聞いてやしないのは、本人だって十分に承知している。
ただ、そう、この朝の地下鉄。
この不穏な沈黙の理由の、その矛先が、違うのである。
人々の陰鬱、その不安の源泉が、
民主主義の崩壊?
ファシズムの到来?
まさかまさか。
人々のその恐怖の元、
なんてことはない、
ただ、株価、であったりしたんだよね。
♪
改めて、昨夜の衝撃。
全米中で、誰一人として予想だにしなかったこの展開。
だって考えても見ろよ。
全米中のメディアというメディア、その殆どが、
あからさまに、ヒラリーの支持を謳い上げ、
当選確実、どころか、
当のヒラリーに至っては、ニューヨーク随一の巨大コンベンション・センターを丸々と借り切って、
盛大な祝賀会用に花火を上げる用意まで済ませていたのだ。
そう、この結果、全米で、誰一人として予想していなかった。
当のトランプサポーターは愚か、ドナルド・トランプ自身でさえ、
まさかこんなことが本当に起こるなど、予想さえしていなかった筈である。
そして、なんの用意すらしていなかったその勝利者宣言、
隣りのファースト・レディの、そのあまりにも眠そうな顔。
何言ってるよの、あたし嫌よ、ファースト・レディなんて。
そこまであなたの冗談につきあってられないわよ。
元モデル、どころか、ポルノ女優でさえあったこのファースト・レディ。
その不満げな顔が、まさしく、この誰も予想さえしていなかった結果のへの、
トランプ自身の当惑を物語っているようだ。
ただ、そう、心配はいらない。
誰もあなたになど、なにも期待などしていないのだから。
そう、人々のこの不穏な沈黙。
その、不安の理由とは、まさに、株価、な訳である。
これまで、あれほどまでにヒラリー圧勝、が予想されていた選挙である。
遅ればせながら、とばかりに、なけなしのタンス貯金を、
どころか、これほどまでにボロい出来レースも見当たらない、とばかり、
全財産を株に突っ込んだ、そんな人々である。
だって、ほら、見ろよ、どこのなにを見たって、ヒラリーの圧勝、って書いてあるじゃないか。
そう、人々はヒラリーの勝利を信じて疑わなかった。
トランプ当人でさえ、こっそりと、ヒラリーの株に金を突っ込んでいたであろうとさえ思う。
そんな人々に、俺が不安要素を上げる度に、
人々は途端に態度を豹変させては罵倒の限りを尽くしては、
これ以上なくヒステリックに騒ぎたて始める。
あんた、バカ?
空からお金が降ったって、ニューヨークにガッジーラが現れたって、
トランプが勝つ、なんてことは、絶対に絶対に有り得ないのよ。
なんてたって、あのクソ野郎。
あいつがなにを言ってるか、あなた知ってるの?
あんな最低最悪のクソ男が合衆国大統領?
絶対の絶対にありえないわよ。
ねえ、あんたさあ、なにも知らない癖に、
そんな好い加減なこと言うの本当に止めたほうがいいわよ。
バカ、って言われるわよ、バカって。友達だと思って忠告して上げるけど、
二度とそんなことを口にしたらあたしだってあなたの正気を疑うことになるからね。
実は俺がトランプの勝利を確信したのは、
なにを隠そう、そんなヒラリー・サポーターたちに見る、
その傲慢、あるいは、慢心から、なのである。
虫の知らせ、というよりは、デジャヴを見るように、
俺はそんな、慢心しきったヒラリー・サポーターたちの姿に、
アル・ゴア 対 ブッシュ の、あの史上空前のペテンによって、
世界の運命の捻じ曲げられた、あの悪夢の再現を感じていたのだ。
という訳で、悪夢は正夢になった。
そして、人々は、改めて、来るべき嵐の予感に息を殺しながらも、
実は最も心配しているのが、株価の暴落、であったりもするのである。
という訳で、この全米が一挙に持って行かれたいかさま博打。
その親の総取りとなった、親、とはいったい誰だったのだろう、と考える時、
あのトランプの悪意を演出した影の黒幕の、そのどす黒い思惑に、
思わず戦慄を隠し得ない。
という訳でトランプ氏。
その暴言に飾られた公約を実行に移すのだろうか。
メキシコとの国境に壁を作れ。
イスラム教徒はすべて隔離して強制送還にしろ。
移民二世の子どもたちから国籍を取り上げろ。
そしてそう、在日米軍の費用をすべて日本に払わせろ、から、
中国、そして、ロシアとの、親密な関係の構築。
これを真に受けたとしたら、
なにからなにまでが、ちょっと笑い事では済まされない、
世界中をそんな疑惑が渦巻いているはずである。
こうしているいまも、全米の各都市で、反トランプのデモ行進が始まっている。
そのあまりにもやるせない光景に、全米の人々が怒り、は愚か、
恥辱をも含めた絶望の中に凹みまくっているのである。
という訳で、世界の変わったその第一日目。
夜更けのドッグランに足を踏み入れた途端、
いきなり犬どもに囲まれた。
ドッグランの暗がりの下、
飼い主たちは自身の犬もそっちのけで、
互いに肩を落としては身を寄せ合って、
ひそひそと陰鬱な会話を続けているからだ。
そうか、お前らも色々と苦労が耐えないな。
そんな中から、ようやく俺の姿を認めた人々。
あんたの予言が現実になったわね・・・
わたし、本気でカナダに移民しようかしら・・・
ねえ、みんなで日本に移住ってよくない?・・・
そんな脳天気なことを言っている人々。
あのなあ、と思わず。
このトランプ・スランプ、本当の本当にやばいのは、その日本、なんだぜ。
あらなんで?と首を傾げる人々。
おまえら、徹底的に判ってねえんだな、と思わず吐き捨ててしまう。
そう、洒落にならないのはアメリカ人ではない。
そう、メキシコ、そして、中南米の人々。
つまりは、衛星国の国々である。
そして、そのしわ寄せが一挙に、極東に向けられることになる、
そうなった時、いったいなにが起きるのか。
その筋書きのあまりの邪悪さに、
思わず言葉を失っては深い溜息をついてしまう。
たぶん、日本の人々もまだ気付いてはいないだろう。
これは下手をすると、まじでとんでもないことになる。
安倍首相がトランプとのご機嫌伺い会談を申し込んだらしいのだが、
その予定が、中国との会見に押しやられていきなりドタキャン、
なんてことにならないことを、祈るばかり。
という訳で、これまでご指摘を頂くたびに、はぐらかしてきたその最悪のシナリオ。
そろそろ現実味を以って検討する時期に来ているのかもしれない、
そんなことを思う秋雨のドッグラン。
という訳で、今更ながら、シン・ゴジラの中のこのセリフ。
「先の大戦では、旧日本軍の希望的観測、こうあってほしいという願望により、国民に三百万人もの犠牲者が出ました」
その希望的観測、そして、こうあって欲しいという願望、その暴走。
その元凶となるのが、なにか、と言えば、まさに、情報力、であるわけだろう。
先の大戦で、希望的観測ばかりが暴走した理由は、
端的に言って情報不足。
あるいは、当事者たち、政治家や、そして軍人の、
その情報収集能力の欠如、
ぶっちゃけ、誰ひとりとして、独自に情報を収集する、
あるいは、敵国の言語を理解する、
あるいは、敵の関係者と腹を割って話す、
そのコミュニケーション能力の徹底的な欠如、によるものではなかったのかな?
それは諜報、というのではない。
他国の文化をしっかりと理解する、という謙虚さ、つまりは、知性、である。
正直なところ、これまでご指摘頂いた様々な脅威論。
そのほとんどのお言葉の中に、
徹底的な知性の欠如、
まさに、敵を見ずして敵の影に怯え、
空元気に希望的観測を振り回す、あの先の大戦の大間違い、
その同じ轍をひしひしと感じてしまっていた。
こいつら、また同じ間違いを犯してはドツボることになるな、
というのが俺が、これまで、そのご意見をはぐらかしてきたその理由である。
改めて言わせて頂ければ、今回の大統領選の愚を見るまでもなく、
依頼して提出されたデータはすべて、
依頼者の趣旨に迎合した詭弁のでっちあげに過ぎない。
もしもヒラリーが、
そのヤブ蚊のようにつきまとうお取り巻きのふりまく幻想の霧を抜け出して、
自らの足で、自分の目で、米国中西部の現状を見る機会があったのなら、
あるいは、トランプ・サポーター、あるいは、バーニー・サンダーズのサポーター、
その人々の輪の中にひとりで飛び込んで、
膝を合わせて腹を割って、話し込むような度量があれば、
まさかこんな不様な醜態を晒すことはなかっただろう。
治世者を、お取り巻きに囲まれたお友達サークルの中に密閉してはいけない。
そのお友達同志の高笑いの中にこそ、希望的観測の暴走が生まれるのだ。
シン・ゴジラにもあったように、若き官僚たちのその情報能力とは、
つまりはそのところどころで覗き込む、手元のIPHONE。
それを使えない老醜たちと、その情報のフィルター能力に長けた若き官僚たち、
その運命の差はまさに歴然としていた筈だ。
いま時、英語が喋れない、タイプが打てない、自力でグーグル検索ひとつできない、
そんな人間は、カタワ、である。
盲の唖の聾、そんな輩が日本の中枢に巣食っては、
与えられたでっちあげのデータだけを鵜呑みにしては、
希望的観測の妄想を暴走させ、
ゴリラを相手に、気合と根性で丸腰で立ち向かうような愚行の中に、
引きずり込まれることになるのだ。
そんな茶番じみた妄想の中で、勇ましい脅威論を唱える人たち。
本気で国を憂う気があるのなら、いますぐに敵国に飛べ。
そこで、ガイドブックにも、メディアの戯言にも乗っていない、
本当の民衆の姿を、
その敵国のパワーの源と、そして、その限界と弱点を、
自身の目と、自身の足と、その肌で、学んでくるべきだ、と俺は思う。
長文のおっさん、トランプの勝利を予測したのはあんただけだよ、さすがだな、
そんな、おべんちゃらとも、冷笑ともつかぬお褒めの言葉を頂いたようだが、
ありがとよ、のお礼の言葉の代わりに、
おまえらなあ、そんなこと言ってる場合かよ、の罵倒の言葉を、
と同時に、
ささやかなお礼の意味も込めて、
昨夜、俺の「邪悪系」の情報筋から届いたメッセージを共有させて頂く。
日本、やばいぞ。
国籍、取ったのか?
ハロウィンを疾うに過ぎて、
今更になって、ちょっとまじめに、
背筋がぞっとする思いに駆られている、
そんな秋の夜更けである。

悪魔を憐れむ歌 ~ ドナルド・トランプのアメリカ、その最低最悪のシナリオ
あの・・・
まずはちょっと、頭からいきなり暴言になりますが、
なんか、誤解してねえか?
俺は、トランプが勝ちそう、とは言ったが、
だからと言って、俺がトランプを政治家として支持したことなど一度もねえし、
ヒラリーとトランプを比べれば、トランプのほうがまだマシ、とは言った、が、
だからと言って、トランプが好き、などというつもりはまるでねえ、と。
と同時に、
実は個人的なさまざまな情報筋、
実際にトランプという人と身近に接していたことのある方々から、
ドナルド・トランプの外面、
つまりは、かつての、アプレンティスにおける辣腕社長、
そして、今回の選挙戦における、いかれたファシストもどき、
なんてのは、実は全て、悪ふざけ的冗談にもならないただの虚像。
実際のトランプは、実はそんなでっちあげ演技とはまったく似ても似つかない、
冷静沈着な、まさにビジネスマン。
と同時に、ゲストを楽しませることに長けた接待上手であり、
そして、筋金入りの、ストーンズ・フリーク。
そう、ドナルド・トランプは、なんといっても、ストーンズ。
ローリング・ストーンズの美学を体現しようとした人。
ただ、ストーンズが、エンターテイメント、
そして、音楽、という芸術を創作する職人であったのに対し、
トランプはその方法論を、政治、なんてところに使ってしまった、
あるいはトランプ自身が、政治なんてエンターテイメントに過ぎない、
と、割り切って、あるいは、バカにしきっていた、というところなんだよね。
まあそんな風だから、
トランプは相対する人によって、その人格がコロコロと入れ替わる、
そんな策士でもあったりする訳で、
つまり前にも書いたが、彼は鏡。
相対する人間のその様を受けて、
自身の姿を豹変させてしまう、つまりは典型的なポピュラリスト。
で、そう、ドナルド・トランプは、ストーンズの悪魔を憐れむ歌、
それを体現しようとした、だけなんだよ。
俺が最初にトランプと会ったのがストーンズのコンサートであった、
というもあるのだが、
このローリング・ストーンズという存在を考えると、
今回のドナルド・トランプ、その様が、実にまざまざと理解できる訳でさ。
なので、ストーンズを知らないやつが、
どれだけトランプを論じてもなにも判ってはこない。
そう、トランプはストーンズになろうとしたんだよ。
ただそれだけの話だったんだよね、その発端は。。
♪
という訳で、
前にも、なんか同じようなことを書いた覚えがあるが、
ー> ドナルド・トランプ ロックンロール・スター
俺は個人的には、トランプ、その本人に対して、
愛も尊敬もない代わりに、憎しみも嫌悪も、なにもない。
俺達は同じストーンズ・フリークスなのである。
で、ストーンズ・フリークスの見地から言うと、
彼のやったことは小気味の良いばかりのストーンズ魂、そのもの。
つまりは、毒を持って毒を制す、
不良の王道、と。
そう、彼はたた、ロックンロール・スターを気取ってみたかった、
それだけの話なんだよ。
因みに、ドナルド・トランプ、
出身はニューヨークはクイーンズ。
このクイーンズという場所。
日本で言えば、埼玉、というよりは、
アダチク、あら、タイトーク、ってな感じで、
お世辞にも裕福な地域とは言えない地域。
ぶっちゃけ、クイーンズはいまも昔も移民たちの糞溜まりで、
摩天楼どころか、ペンペン草と、空港跡地、なんてのが広がる、
一種のゲットー、にさえなりきらない再開発地域、なのである。
そう、トランプはクイーンズの産まれなんだよ。
あの超がつくほどの成金趣味も、
実はそんな貧民街からのし上がってきた、そのコンプレックスの賜物。
で、このトランプ、
STUDIO 54の常連だった、夜遊び人ニューヨーカーのその典型、
あるいはそう、ニューヨークの夜遊び人の、その一つのアイコンともなった人。
改めて、ドナルド・トランプは筋金入りのニューヨーカーなんだよ。
この人種の坩堝のコスモポリタン、
このニューヨークという街を、愛して愛してやまなかった人。
で、ニューヨークという街とはなにか、と言えば、
まさに、そう、夢と希望とと背徳の都、であると同時に、
世界中からの人々の集まる人種のサラダボール、
そしてこの街、筋金入りの、デモクラット:民主党の牙城。
トランプは産まれてからこれまでずっとずっと、
実は筋金入りの民主党のサポーターで、
セックス・ドラッグス・ロックンロールの大好きな、
そんな典型的な、超がいくつついても足りないぐらいのパーティー・フリーク、
つまりは洒落男。
今回の大統領選に出たその目的からして、
大手を振って共和党、ぶっちゃけ、憎きブッシュ・ファミリーの奴らを、
こてんぱに叩き潰すことが目的、ただそれだけで、
実はぶっちゃけ、大統領になろう、などとは本人だって考えていなかった筈。
だって、ほら、大統領、給料安いし・・笑
そう、あの、ファースト・レディさんの、あの超ウルトラ不機嫌な顔、
あれこそが、トランプの困惑をもろに象徴している、と。
銭儲けして、派手に遊んで、しか考えていなかったトランプが、
大統領?んなものおかしくやってられねえよ、ってのが、
実は正直なところなのではないだろうか、と。
ただ、このトランプは、ニューヨーカーであると同時に、
筋金入りのストーンズ・フリークなのである。
そう、そこを間違えてはいけない。
このストーンズ魂というのがなにを意味するが、
それを今更ごたくを並べるのはあまりにも面倒くさいので、
まあ、昔書いた駄文で検索でもかけてくれ。
なにを隠そうこの俺も、ベビーメタルに出会うまでは、
まさに、このストーンズ・フリーク、という奴であった訳で、
よって、そう、
どこのバカがなにを勘違いしたか、
トランプを、レイシストのKKKKの、ファシストの、とか、妙な偶像を見ているようだが、
そう、彼は実は、そういう美意識はぜんぜん持ってはいない。
因みに、ドナルド・トランプがそのテーマ曲としてずっと使い続けていた、
ローリング・ストーンズのブラウン・シュガー、
あの曲の歌詞ってのからして、
南部の農場主が、奴隷の筈の黒人娘とのおまんこに溺れに溺れて骨抜きにされて、
と、実はそんな歌。
ぶっちゃけ、セックスの前に、人種もクソもあるか、と言う、
物凄くえげつない博愛主義の歌であったりもする訳で、
ブラウン・シュガー、コクジン娘、と同時に、
オピュームからヘロインの精製過程にできる粗悪なダウナー系ドラッグで、
安くて即効性があるがやたらと習慣性が高い、
それを引っ掛けた、
つまりは、セックス・ドラッグス・ロックンロールの賛歌、
であったりもする訳でさ。
そんな曲をかけていることからして、この人がファシスト?笑わせる、と。
なので、間違ってもらっては困る。
彼は政治家でも、ファシストでも、KKKのレイシストでもなんでもない。
あるいは実は、その真逆の人、であったりもする訳だ。
改めて繰り返す、
ドナルド・トランプは大統領になりたかった訳ではぜんぜんない。
ただただ、ロックンロールスターをやってみたかった、それだけの話なんだよ、と。
で、この、ロック、という概念、
あるいは、ストーンズ魂、
これを抜きにしては、ドナルド・トランプという人は語れない訳だ。
なのでそう、ネオナチを気取って妙な勘違いをしてるバカ、
いい加減にしろ。
俺たち、ロッカー、あるいは、ストーンズフリークスは、
バカなファシストの、お尻舐めて舐めて、なんていう、変態マゾのオカマ、とはわけが違う。
俺達は、筋金入りの自由主義者なんだよ。
人につべこべ言わせねえ為には、自分が一番強くなるしかねえ、
そう思った、まさに、不良の中の不良の鑑、それだけの話さ、と。
♪
Street Fightin' Man The Rolling Stones
Ev'rywhere I hear the sound of marching, charging feet, boy
Cause summer's here and the time is right for fighting in the street, boy
But what can a poor boy do
Except to sing for a rock 'n' roll band
Cause in sleepy London town
There's just no place for a street fighting man
No
Hey! Think the time is right for a palace revolution
But where I live the game to play is compromise solution
Well, then what can a poor boy do
Except to sing for a rock 'n' roll band
'Cause in sleepy London town
There's no place for a street fighting man
No
Hey! Said…
♪
ただ、と、改めて、そう、これも前にも書いたことなのだが、
そんな似非ファシストに祭り上げられてしまったドナルド・トランプ、
正直なところ、ヤバ、と思っているだろうな、とは思う。
なにに対してヤバ、と思っているか、というと、ぶっちゃけそう、
これも、ストーンズと同じ失敗を犯してしまった訳だが、
まさに、あの、オルタモントの悲劇、な訳である。
1969年、オルタモントでのフリーコンサートにおいて、
ストーンズはそのガードマン役に、よりによって、ヘルス・エンジェルス、という、
極悪非道の暴走族を雇ってしまった訳だ。
で、コンサートにおいてそのヘルス・エンジェルスが大暴走をした末に、
黒人の観客の一人をステージの目の前でなぶり殺しにしてしまった、と。
で、ストーンズ自身も、ヘルス・エンジェルスからの暗殺予告に晒された訳で、
そう、このヘルス・エンジェルスの役回りに相当するのが、
今回、このトランプをここまで担ぎ上げた、あのお茶会。
その紐付きであるマイク・ペンス。
こいつのバックが、実はまじ、洒落にならない。
このマイク・ペンス、見かけはニートなハンサム男、
家族第一主義の敬虔なキリスト教徒で、
かの読捨新聞などは、なにを血迷ったか、
議会とトランプを結びつける政権安定のキーマンに期待、
とか書いているが、馬鹿か、と。
このマイク・ペンス、ガチガチ、どころか、キチガイ、とも言える
超ウルトラ右派のジーザス・フリークである。
まあそう、このマイク・ペンスのサポートするお茶会ってのがどんな奴らか、
それをちょっとググるだけ、OoPS、
ケイケイケイから始まって、エヌアールエーから、
アメリカのありとあらゆる暗部の総出演ともなる訳で、
このマイク・ペンス、
トランプのあの暴言王的なスキャンダルの影に隠れてながら、
地味に見立たずニヒルな吸血鬼面を披露していた訳だが、
このマイク・ペンスこそが、ブッシュ時代のディック・ちんぽこ・チェイニー同様、
今後のアメリカを狂気に導く原動力になりうる、ってのが俺の予想。
ストーンズ・フリークのトランプと、お茶会のペンス、
この実はまったく水と油の二人が、いったいこの後、どんなことになるのか、
で、一番の懸念が、ついこのあいだ、このお茶会の奴らのやらかしたあのテロ事件、
その標的に、トランプが選ばれる、という可能性、なのである。
これはつまりは、トランプ亡き後、
このお茶会のマイク・ペンスが大統領の座をゲットする、
ということも意味していて、
それこそがまさに、世界にとっての最悪のシナリオにもなりうる、と。
と同時に、トランプ自身こそが、この真の狂気の集団であるお茶会から、
アメリカを守る最後の砦にもなりうる、と。
という訳で、
アメリカ史上、最低最悪のシナリオ、
大衆の門前で、公開処刑にされるトランプの姿、
そんな悪夢の映像の中で、
改めて、ストーンズの悪魔を憐れむ歌の歌詞が蘇る。
誰がケネディを殺したかって?
それは、結局、お前と、俺さ・・・
ドナルドくん、今度ばかりはちょっと、冗談が過ぎた、では済まされない、
そんな予感がしているのである。
まずはちょっと、頭からいきなり暴言になりますが、
なんか、誤解してねえか?
俺は、トランプが勝ちそう、とは言ったが、
だからと言って、俺がトランプを政治家として支持したことなど一度もねえし、
ヒラリーとトランプを比べれば、トランプのほうがまだマシ、とは言った、が、
だからと言って、トランプが好き、などというつもりはまるでねえ、と。
と同時に、
実は個人的なさまざまな情報筋、
実際にトランプという人と身近に接していたことのある方々から、
ドナルド・トランプの外面、
つまりは、かつての、アプレンティスにおける辣腕社長、
そして、今回の選挙戦における、いかれたファシストもどき、
なんてのは、実は全て、悪ふざけ的冗談にもならないただの虚像。
実際のトランプは、実はそんなでっちあげ演技とはまったく似ても似つかない、
冷静沈着な、まさにビジネスマン。
と同時に、ゲストを楽しませることに長けた接待上手であり、
そして、筋金入りの、ストーンズ・フリーク。
そう、ドナルド・トランプは、なんといっても、ストーンズ。
ローリング・ストーンズの美学を体現しようとした人。
ただ、ストーンズが、エンターテイメント、
そして、音楽、という芸術を創作する職人であったのに対し、
トランプはその方法論を、政治、なんてところに使ってしまった、
あるいはトランプ自身が、政治なんてエンターテイメントに過ぎない、
と、割り切って、あるいは、バカにしきっていた、というところなんだよね。
まあそんな風だから、
トランプは相対する人によって、その人格がコロコロと入れ替わる、
そんな策士でもあったりする訳で、
つまり前にも書いたが、彼は鏡。
相対する人間のその様を受けて、
自身の姿を豹変させてしまう、つまりは典型的なポピュラリスト。
で、そう、ドナルド・トランプは、ストーンズの悪魔を憐れむ歌、
それを体現しようとした、だけなんだよ。
俺が最初にトランプと会ったのがストーンズのコンサートであった、
というもあるのだが、
このローリング・ストーンズという存在を考えると、
今回のドナルド・トランプ、その様が、実にまざまざと理解できる訳でさ。
なので、ストーンズを知らないやつが、
どれだけトランプを論じてもなにも判ってはこない。
そう、トランプはストーンズになろうとしたんだよ。
ただそれだけの話だったんだよね、その発端は。。
♪
という訳で、
前にも、なんか同じようなことを書いた覚えがあるが、
ー> ドナルド・トランプ ロックンロール・スター
俺は個人的には、トランプ、その本人に対して、
愛も尊敬もない代わりに、憎しみも嫌悪も、なにもない。
俺達は同じストーンズ・フリークスなのである。
で、ストーンズ・フリークスの見地から言うと、
彼のやったことは小気味の良いばかりのストーンズ魂、そのもの。
つまりは、毒を持って毒を制す、
不良の王道、と。
そう、彼はたた、ロックンロール・スターを気取ってみたかった、
それだけの話なんだよ。
因みに、ドナルド・トランプ、
出身はニューヨークはクイーンズ。
このクイーンズという場所。
日本で言えば、埼玉、というよりは、
アダチク、あら、タイトーク、ってな感じで、
お世辞にも裕福な地域とは言えない地域。
ぶっちゃけ、クイーンズはいまも昔も移民たちの糞溜まりで、
摩天楼どころか、ペンペン草と、空港跡地、なんてのが広がる、
一種のゲットー、にさえなりきらない再開発地域、なのである。
そう、トランプはクイーンズの産まれなんだよ。
あの超がつくほどの成金趣味も、
実はそんな貧民街からのし上がってきた、そのコンプレックスの賜物。
で、このトランプ、
STUDIO 54の常連だった、夜遊び人ニューヨーカーのその典型、
あるいはそう、ニューヨークの夜遊び人の、その一つのアイコンともなった人。
改めて、ドナルド・トランプは筋金入りのニューヨーカーなんだよ。
この人種の坩堝のコスモポリタン、
このニューヨークという街を、愛して愛してやまなかった人。
で、ニューヨークという街とはなにか、と言えば、
まさに、そう、夢と希望とと背徳の都、であると同時に、
世界中からの人々の集まる人種のサラダボール、
そしてこの街、筋金入りの、デモクラット:民主党の牙城。
トランプは産まれてからこれまでずっとずっと、
実は筋金入りの民主党のサポーターで、
セックス・ドラッグス・ロックンロールの大好きな、
そんな典型的な、超がいくつついても足りないぐらいのパーティー・フリーク、
つまりは洒落男。
今回の大統領選に出たその目的からして、
大手を振って共和党、ぶっちゃけ、憎きブッシュ・ファミリーの奴らを、
こてんぱに叩き潰すことが目的、ただそれだけで、
実はぶっちゃけ、大統領になろう、などとは本人だって考えていなかった筈。
だって、ほら、大統領、給料安いし・・笑
そう、あの、ファースト・レディさんの、あの超ウルトラ不機嫌な顔、
あれこそが、トランプの困惑をもろに象徴している、と。
銭儲けして、派手に遊んで、しか考えていなかったトランプが、
大統領?んなものおかしくやってられねえよ、ってのが、
実は正直なところなのではないだろうか、と。
ただ、このトランプは、ニューヨーカーであると同時に、
筋金入りのストーンズ・フリークなのである。
そう、そこを間違えてはいけない。
このストーンズ魂というのがなにを意味するが、
それを今更ごたくを並べるのはあまりにも面倒くさいので、
まあ、昔書いた駄文で検索でもかけてくれ。
なにを隠そうこの俺も、ベビーメタルに出会うまでは、
まさに、このストーンズ・フリーク、という奴であった訳で、
よって、そう、
どこのバカがなにを勘違いしたか、
トランプを、レイシストのKKKKの、ファシストの、とか、妙な偶像を見ているようだが、
そう、彼は実は、そういう美意識はぜんぜん持ってはいない。
因みに、ドナルド・トランプがそのテーマ曲としてずっと使い続けていた、
ローリング・ストーンズのブラウン・シュガー、
あの曲の歌詞ってのからして、
南部の農場主が、奴隷の筈の黒人娘とのおまんこに溺れに溺れて骨抜きにされて、
と、実はそんな歌。
ぶっちゃけ、セックスの前に、人種もクソもあるか、と言う、
物凄くえげつない博愛主義の歌であったりもする訳で、
ブラウン・シュガー、コクジン娘、と同時に、
オピュームからヘロインの精製過程にできる粗悪なダウナー系ドラッグで、
安くて即効性があるがやたらと習慣性が高い、
それを引っ掛けた、
つまりは、セックス・ドラッグス・ロックンロールの賛歌、
であったりもする訳でさ。
そんな曲をかけていることからして、この人がファシスト?笑わせる、と。
なので、間違ってもらっては困る。
彼は政治家でも、ファシストでも、KKKのレイシストでもなんでもない。
あるいは実は、その真逆の人、であったりもする訳だ。
改めて繰り返す、
ドナルド・トランプは大統領になりたかった訳ではぜんぜんない。
ただただ、ロックンロールスターをやってみたかった、それだけの話なんだよ、と。
で、この、ロック、という概念、
あるいは、ストーンズ魂、
これを抜きにしては、ドナルド・トランプという人は語れない訳だ。
なのでそう、ネオナチを気取って妙な勘違いをしてるバカ、
いい加減にしろ。
俺たち、ロッカー、あるいは、ストーンズフリークスは、
バカなファシストの、お尻舐めて舐めて、なんていう、変態マゾのオカマ、とはわけが違う。
俺達は、筋金入りの自由主義者なんだよ。
人につべこべ言わせねえ為には、自分が一番強くなるしかねえ、
そう思った、まさに、不良の中の不良の鑑、それだけの話さ、と。
♪
Street Fightin' Man The Rolling Stones
Ev'rywhere I hear the sound of marching, charging feet, boy
Cause summer's here and the time is right for fighting in the street, boy
But what can a poor boy do
Except to sing for a rock 'n' roll band
Cause in sleepy London town
There's just no place for a street fighting man
No
Hey! Think the time is right for a palace revolution
But where I live the game to play is compromise solution
Well, then what can a poor boy do
Except to sing for a rock 'n' roll band
'Cause in sleepy London town
There's no place for a street fighting man
No
Hey! Said…
♪
ただ、と、改めて、そう、これも前にも書いたことなのだが、
そんな似非ファシストに祭り上げられてしまったドナルド・トランプ、
正直なところ、ヤバ、と思っているだろうな、とは思う。
なにに対してヤバ、と思っているか、というと、ぶっちゃけそう、
これも、ストーンズと同じ失敗を犯してしまった訳だが、
まさに、あの、オルタモントの悲劇、な訳である。
1969年、オルタモントでのフリーコンサートにおいて、
ストーンズはそのガードマン役に、よりによって、ヘルス・エンジェルス、という、
極悪非道の暴走族を雇ってしまった訳だ。
で、コンサートにおいてそのヘルス・エンジェルスが大暴走をした末に、
黒人の観客の一人をステージの目の前でなぶり殺しにしてしまった、と。
で、ストーンズ自身も、ヘルス・エンジェルスからの暗殺予告に晒された訳で、
そう、このヘルス・エンジェルスの役回りに相当するのが、
今回、このトランプをここまで担ぎ上げた、あのお茶会。
その紐付きであるマイク・ペンス。
こいつのバックが、実はまじ、洒落にならない。
このマイク・ペンス、見かけはニートなハンサム男、
家族第一主義の敬虔なキリスト教徒で、
かの読捨新聞などは、なにを血迷ったか、
議会とトランプを結びつける政権安定のキーマンに期待、
とか書いているが、馬鹿か、と。
このマイク・ペンス、ガチガチ、どころか、キチガイ、とも言える
超ウルトラ右派のジーザス・フリークである。
まあそう、このマイク・ペンスのサポートするお茶会ってのがどんな奴らか、
それをちょっとググるだけ、OoPS、
ケイケイケイから始まって、エヌアールエーから、
アメリカのありとあらゆる暗部の総出演ともなる訳で、
このマイク・ペンス、
トランプのあの暴言王的なスキャンダルの影に隠れてながら、
地味に見立たずニヒルな吸血鬼面を披露していた訳だが、
このマイク・ペンスこそが、ブッシュ時代のディック・ちんぽこ・チェイニー同様、
今後のアメリカを狂気に導く原動力になりうる、ってのが俺の予想。
ストーンズ・フリークのトランプと、お茶会のペンス、
この実はまったく水と油の二人が、いったいこの後、どんなことになるのか、
で、一番の懸念が、ついこのあいだ、このお茶会の奴らのやらかしたあのテロ事件、
その標的に、トランプが選ばれる、という可能性、なのである。
これはつまりは、トランプ亡き後、
このお茶会のマイク・ペンスが大統領の座をゲットする、
ということも意味していて、
それこそがまさに、世界にとっての最悪のシナリオにもなりうる、と。
と同時に、トランプ自身こそが、この真の狂気の集団であるお茶会から、
アメリカを守る最後の砦にもなりうる、と。
という訳で、
アメリカ史上、最低最悪のシナリオ、
大衆の門前で、公開処刑にされるトランプの姿、
そんな悪夢の映像の中で、
改めて、ストーンズの悪魔を憐れむ歌の歌詞が蘇る。
誰がケネディを殺したかって?
それは、結局、お前と、俺さ・・・
ドナルドくん、今度ばかりはちょっと、冗談が過ぎた、では済まされない、
そんな予感がしているのである。

改めて、俺は不良だから、と繰り返させて頂く
なに?ストーンズがよく判らない?
あぁ、ははは、そう、確かにね、
ただストーンズが判らないからといって、心配するこたねえよ。
つまりそれは、あんたがまともな人間だ、ってことの証明なんだから。
このローリング・ストーンズって人たちは、
不良にしか判らないんだよ。
ただ、不良には判る。
不良、その資質を持っている人々は、
このストーンズが流れ始めるとあら不思議、
猫がまたたびにやられたように、
身体が反応し、感応し、がっっはは、と笑いながら、
さりげなく、裏乗りのビートを刻み始める。
そう、あの、グリム童話の無法者のクマさんのように、
笛の音につられて思わず踊りだしてしまいました、
という、あの状態。
そう、ストーンズは不良のリトマス紙。
どんな国で、どんな格好をして、なにをやっているか、
そんなものはすべてぶっ飛ばして、
世界中の、不良、という不良、たちが、
ストーンズというバンドに魅せられる、そういう不思議な不良力を持った人たち。
なので、良い子からすると、さっぱり判らない、
なのに、不良ばかりが、異様にこのバンドを愛してしまう、
その不思議な現象が、ストーンズの特徴であった訳でさ。
ただ、このストーンズ・フリークス、
実はジャズやってる奴でも、メタルやってるやつでも、
クラッシックでも、民謡やってる奴であっても、
普段からロックなどは聞かないが、
どういうわけだかストーンズだけは昔から好きだ、
なんて奴が、実は沢山いる。
あるいは、どこの国に行っても、何人であっても、
金持ちでも貧乏人でも黒人も白人も、
イスラム教徒も、ゾロアスター教徒も、
良い子づらした奴も、悪い子ぶった奴でも、
そういう、外面的な敷居をすべてかっ飛ばして、
俺さ、なんか、どう言うわけかストーンズが好きで・・
それはなんというか、和食よりも雑食、とか、
太った巨乳よりも、微乳でもスレンダー、とか、
青よりも赤、とか、まあそういう、潜在的な美意識によるもの。
ただそう、そんな潜在的な不良性を持った奴、
世を欺いては変装して過ごしている輩が、
一度このストーンズを聴いた途端、
その潜在的不良的性向に日が着いて思わず腰が膝が揺れ始め、
なんだよ、そうか、お前もそうか、と。
つまりはそう、なんだ、やれやれ、あんたも実はやっぱり、不良ってことなんだよね、と。
そういう隠れストーンズってが、人種やら住んでる世界やらを問わず、
実は世の中には沢山いる。
そして、ストーンズ・フリークってのが、
もうそういう世間体をかなぐり捨ててしまって、
自他ともに認める不良の中の不良ってのに開き直ってしまった人々。
それは、ぼーそうぞくでブイブイやってた、らや、組のダイモンがやら、
やら、あるいは、美術部の生徒会長の、やら、
あるいは、会社の社長の、MITでサイバーセキュリティの研究の、やら、
株屋やら、ダンス婆やら、そんなものすべてとっぱらって、
ストーンズが好き、というだけで、なんだ俺たち、不良仲間、と。、
そういう不良、その根本とは、絶対に権力にまつろわない、
この世の中のなによりも、セックス・ドラッグス・ロックンロール、
つまりは、自分自身を愛する、自由こそが全ての基本。
ストーンズの好きな奴というほは、
そういう筋金入りのバカ野朗、と、まあそういうこと。
なので、ストーンズが判らない、ということに疑問など持つ必要はまるでない。
逆に、ストーンズが判らない、素晴らしいじゃないか。
つまり君は不良じゃないんだよ、安心したらいい。
ちょっと羨ましいぜ、という気もしないでもない。
ちなみにそういう俺は、
まさにストーンズを子守唄で育った人で、
三歳ぐらいのときから、ストーンズで踊っていたらしい。
そう、俺はそういう人で、そして俺の人生そのものが、
ストーンズを好きか、嫌いか、それだけで選別されてきた、
つまり、俺はストーンズの好きな不良、としか、つくあったことがなかった、
そういう、まったくもって、どうしようもない輩。
ただそんな俺が、
窮屈で退屈でバカばかり、と思っていた日本を飛び出し、
ひとたび世界にでたとたん、世界中からの不良たちが、
よおよおよお、兄弟、お前もストーンズ・フリークか、
まったくどうしようもねえな、はっはは、と迎え入れてくれた訳で、
で、そんなストーンズ・フリークの、一番のたまり場が、
なにを隠そうこのここニューヨークであった、と。
なのでそう、これは趣味やら、価値観やら、そういう問題じゃないんだと思ってる。
生まれながらの不良、ただそれだけ、と。
そんな不良の刻印を背負ってしまった以上、
それを良いの悪いのいうつもりもなければ、言われても気にしない。
そう、俺はそういう人。
そうでない人がなにを言おうが気にしない気にしない。
なので、ストーンズが判らない良いこのおぼっちゃん、
俺ら不良のことなど気にせず、そこで大人しく座ってなさい、と。
♪
で、はい、冒頭の話題の、トランプさん。
自他ともに認める、筋金入りのストーンズ・フリーク。
つまりは、潜在的不良。
改めてそんなトランプさんが、
お茶会なんていう、狂信的なジーザス・ゾンビの滅私カルトに囲まれて、
さぞや、居心地の悪い思いをしているのではないか、と思う。
いずれにしろ、ストーンズの美学と、このお茶会の奴ら、
その潜在的な美意識そのものが根本的に食い違う。
つまり、トランプは完全に蚊帳の外、神輿に担がれているだけで、
周り中から、悪意に満ちた愛想笑いに囲まれて、
こいつ、いつ始末してやろうか、
そういう奴らに囲まれて生きることになってしまった、と。
という訳でトランプさん、
まわりを埋めたお茶会の変態SM的カルト集団の中で、
いったいどうやって太刀打ちするのだろうか。
できねえな、と思ってる。
つまり、トランプやべえな、と。
まあ身から出た錆なのだろうが、本人もいまになって、
ちょっとやりすぎたな、とは思っているのではないだろうか。
トランプ暗殺の可能性、
ってなことを、ドッグランの連中に話したら、みんなどーんと沈黙してしまった・・
殺すことはないだろうが、
つまりは、そう、木偶人形のように完全につんぼ桟敷におかれて、
ぶっちゃ、あのジョージ・W・ブッシュと同じ状態になるだろう、と。
で、ディック・チンポコ・チェイニーが、軍産複合体の傀儡であったように、
マイク・ペンス、このお茶会のひとびと、なにをやろうとしてるのか?
洗脳、だろ?
人々が移民を考えているのは、そんな時代の予感におびえているからなんだよね。
どう?ちょっとはぞっとしてくれた?
ただ、悪い、俺は不良なので、そういうこともあまり気にしない。
世界がどうあろうか知った事か、俺はストーンズを聴いている、
じゃなかった、そう、いまの俺は、
世界がどうあろうと知った事か、俺はベビーメタルを聴いている。
邪魔だけはするなよ、それだけだ、と。
では、犬の散歩にいってまいる。
あぁ、ははは、そう、確かにね、
ただストーンズが判らないからといって、心配するこたねえよ。
つまりそれは、あんたがまともな人間だ、ってことの証明なんだから。
このローリング・ストーンズって人たちは、
不良にしか判らないんだよ。
ただ、不良には判る。
不良、その資質を持っている人々は、
このストーンズが流れ始めるとあら不思議、
猫がまたたびにやられたように、
身体が反応し、感応し、がっっはは、と笑いながら、
さりげなく、裏乗りのビートを刻み始める。
そう、あの、グリム童話の無法者のクマさんのように、
笛の音につられて思わず踊りだしてしまいました、
という、あの状態。
そう、ストーンズは不良のリトマス紙。
どんな国で、どんな格好をして、なにをやっているか、
そんなものはすべてぶっ飛ばして、
世界中の、不良、という不良、たちが、
ストーンズというバンドに魅せられる、そういう不思議な不良力を持った人たち。
なので、良い子からすると、さっぱり判らない、
なのに、不良ばかりが、異様にこのバンドを愛してしまう、
その不思議な現象が、ストーンズの特徴であった訳でさ。
ただ、このストーンズ・フリークス、
実はジャズやってる奴でも、メタルやってるやつでも、
クラッシックでも、民謡やってる奴であっても、
普段からロックなどは聞かないが、
どういうわけだかストーンズだけは昔から好きだ、
なんて奴が、実は沢山いる。
あるいは、どこの国に行っても、何人であっても、
金持ちでも貧乏人でも黒人も白人も、
イスラム教徒も、ゾロアスター教徒も、
良い子づらした奴も、悪い子ぶった奴でも、
そういう、外面的な敷居をすべてかっ飛ばして、
俺さ、なんか、どう言うわけかストーンズが好きで・・
それはなんというか、和食よりも雑食、とか、
太った巨乳よりも、微乳でもスレンダー、とか、
青よりも赤、とか、まあそういう、潜在的な美意識によるもの。
ただそう、そんな潜在的な不良性を持った奴、
世を欺いては変装して過ごしている輩が、
一度このストーンズを聴いた途端、
その潜在的不良的性向に日が着いて思わず腰が膝が揺れ始め、
なんだよ、そうか、お前もそうか、と。
つまりはそう、なんだ、やれやれ、あんたも実はやっぱり、不良ってことなんだよね、と。
そういう隠れストーンズってが、人種やら住んでる世界やらを問わず、
実は世の中には沢山いる。
そして、ストーンズ・フリークってのが、
もうそういう世間体をかなぐり捨ててしまって、
自他ともに認める不良の中の不良ってのに開き直ってしまった人々。
それは、ぼーそうぞくでブイブイやってた、らや、組のダイモンがやら、
やら、あるいは、美術部の生徒会長の、やら、
あるいは、会社の社長の、MITでサイバーセキュリティの研究の、やら、
株屋やら、ダンス婆やら、そんなものすべてとっぱらって、
ストーンズが好き、というだけで、なんだ俺たち、不良仲間、と。、
そういう不良、その根本とは、絶対に権力にまつろわない、
この世の中のなによりも、セックス・ドラッグス・ロックンロール、
つまりは、自分自身を愛する、自由こそが全ての基本。
ストーンズの好きな奴というほは、
そういう筋金入りのバカ野朗、と、まあそういうこと。
なので、ストーンズが判らない、ということに疑問など持つ必要はまるでない。
逆に、ストーンズが判らない、素晴らしいじゃないか。
つまり君は不良じゃないんだよ、安心したらいい。
ちょっと羨ましいぜ、という気もしないでもない。
ちなみにそういう俺は、
まさにストーンズを子守唄で育った人で、
三歳ぐらいのときから、ストーンズで踊っていたらしい。
そう、俺はそういう人で、そして俺の人生そのものが、
ストーンズを好きか、嫌いか、それだけで選別されてきた、
つまり、俺はストーンズの好きな不良、としか、つくあったことがなかった、
そういう、まったくもって、どうしようもない輩。
ただそんな俺が、
窮屈で退屈でバカばかり、と思っていた日本を飛び出し、
ひとたび世界にでたとたん、世界中からの不良たちが、
よおよおよお、兄弟、お前もストーンズ・フリークか、
まったくどうしようもねえな、はっはは、と迎え入れてくれた訳で、
で、そんなストーンズ・フリークの、一番のたまり場が、
なにを隠そうこのここニューヨークであった、と。
なのでそう、これは趣味やら、価値観やら、そういう問題じゃないんだと思ってる。
生まれながらの不良、ただそれだけ、と。
そんな不良の刻印を背負ってしまった以上、
それを良いの悪いのいうつもりもなければ、言われても気にしない。
そう、俺はそういう人。
そうでない人がなにを言おうが気にしない気にしない。
なので、ストーンズが判らない良いこのおぼっちゃん、
俺ら不良のことなど気にせず、そこで大人しく座ってなさい、と。
♪
で、はい、冒頭の話題の、トランプさん。
自他ともに認める、筋金入りのストーンズ・フリーク。
つまりは、潜在的不良。
改めてそんなトランプさんが、
お茶会なんていう、狂信的なジーザス・ゾンビの滅私カルトに囲まれて、
さぞや、居心地の悪い思いをしているのではないか、と思う。
いずれにしろ、ストーンズの美学と、このお茶会の奴ら、
その潜在的な美意識そのものが根本的に食い違う。
つまり、トランプは完全に蚊帳の外、神輿に担がれているだけで、
周り中から、悪意に満ちた愛想笑いに囲まれて、
こいつ、いつ始末してやろうか、
そういう奴らに囲まれて生きることになってしまった、と。
という訳でトランプさん、
まわりを埋めたお茶会の変態SM的カルト集団の中で、
いったいどうやって太刀打ちするのだろうか。
できねえな、と思ってる。
つまり、トランプやべえな、と。
まあ身から出た錆なのだろうが、本人もいまになって、
ちょっとやりすぎたな、とは思っているのではないだろうか。
トランプ暗殺の可能性、
ってなことを、ドッグランの連中に話したら、みんなどーんと沈黙してしまった・・
殺すことはないだろうが、
つまりは、そう、木偶人形のように完全につんぼ桟敷におかれて、
ぶっちゃ、あのジョージ・W・ブッシュと同じ状態になるだろう、と。
で、ディック・チンポコ・チェイニーが、軍産複合体の傀儡であったように、
マイク・ペンス、このお茶会のひとびと、なにをやろうとしてるのか?
洗脳、だろ?
人々が移民を考えているのは、そんな時代の予感におびえているからなんだよね。
どう?ちょっとはぞっとしてくれた?
ただ、悪い、俺は不良なので、そういうこともあまり気にしない。
世界がどうあろうか知った事か、俺はストーンズを聴いている、
じゃなかった、そう、いまの俺は、
世界がどうあろうと知った事か、俺はベビーメタルを聴いている。
邪魔だけはするなよ、それだけだ、と。
では、犬の散歩にいってまいる。

民主主義の敗因? 馬鹿か、と。
だから、違う違う、
今回のヒラリーの敗戦の理由は、
政策の是非やら、主義主張の違いやら、
そんな勿体ぶった次元ではぜんぜんない。
ましてや、共和党が力をつけてきた、やら、
トランプが優れていた、なんてわけでもぜんぜんないんだよ。
ぶっちゃけ、その敗因は、この投票率の低さ、であって、
つまり、誰も投票に行かなかった、それだけの話。
いこーる、同じ民主党の人々が、
ヒラリーの為に投票など行くか、と、
そうやってつむじを曲げた結果だろ、と。
ただまあ、この投票をボイコットするってのは、
これはまあいわゆる一種のサイレント・プロテスト、
と言えないこともないのだが、
もしその、抗議、が理由であったとすれば、
その次元が、
だって、あの婆あ、嫌な奴なんだもの、とかいう、
極個人的な感情的な理由であったり、
と同時に、
トランプの為に投票に行った人々も、
同じように、ヒラリーなんて奴に勝たせてたまるか、
あるいはそう、これが真相なのだろうが、
「調子に乗っているやつらに意地悪がしたい」
なんていう、まさに、そう、いかにも子供じみた悪意、
それこそが、トランプの原動力。
つまりなんていうか、B層なんてのにさえも至らない、
まったく思考停止、というよりは、
感情と直感でしかものを判断できない、
そんな動物並の人々が、
やはり相変わらず徹底的に脳停止していた、
ただそれだけ、と。
なのでそう、
改めてヒラリーは作戦を間違えた。
あるいは、トランプとそれを主張する反知性主義を舐めすぎていた。
具体的に、反知性主義の氾濫がどんな状況を生むのか、
つまりは投票に行かないととんでもないことになるぞ、
という、危機感に対して、まるで備えがなかった、その結果、と。
改めて、
この民主主義の社会において、
投票に行く、あるいは、行くことができる、ってのは、
唯一絶対の権利の主張、その土壇場なんだぜ。
投票に行かない、ってことは、
つまり、俺はなにをされても結構なので、そちらで好きにしてください、
っていう、自分自身の人権の放棄、ともなるわけでさ。
なので、ほとんどの人々が選挙に行かなかった。
で、カルト集団に後押しされた世界最悪のクズ男たちが政権を握って、
で、後はそのキチガイの奴らが好きに仕切ってしまう、
なんてことになるのも、当然のことだろ。
そうさせないために選挙権があるのに、それを放棄したのだから、
それは望まれた結末以外のなにものでもない、と。
でまあ、このニューヨークは民主党の牙城なわけで、
必然的に俺のまわりにも民主党支持の奴ら、
選挙前から、そしてその後も、
毎日毎日、顔を合わせればトランプへの怨念ばかりを並べている訳だが、
そんな民主党員は、この惨敗を受けても尚、
最も大切なところから顔をそむけている。
ぶっちゃけ、黒人が投票に行かなかったこと、
つまり、奴隷出身の奴らが、
いまだに奴隷の身分に甘んじて、
奴隷のおこぼればかりをせがんでいる、
そのレベルにとどまり続けているばかり、
これが、最大の理由なんじゃねえのか、と。
で、俺の友達の黒人たち。
普段からあれだけ不平不満を並べているにも関わらず、
で、おまえ、選挙行ったのかよ?
いや、いかなかった。
なんで?
だって。。
黒人だから?
まあ、そう、そんなものかな。。
そう、その程度、なんだよね。
なので、選挙人制度の見直しとか、よりも、
投票率何%以下の場合は、選挙は無効、
あるいは、税金を無理やりむしり取られるのと同じように、
半強制的にでも選挙に参加させる、
で、参加した上で、どちらも選ばない、という欄を設ける、
としないと、
世界は、カルトな宗教集団を固定票とした人たちに牛耳られてしまう。
そう、同じことが、イギリスで、米国で、そして、日本でもそうだっただろ?
つまり、誰も投票に行かない、民衆の政治に対する無関心、
あるいは、言いたくはないが、
そう、今回のトランプに如実に現れていたように、
大衆はバカだ、
そんなバカな大衆は、自らがバカであることを前提にされることを望んでいる、
っていうことを前提とした戦略こそが、最も現実的な対策なのであって、
そう、日本でもイギリスでも、そしてアメリカでも、起こったのはそれ。
で、日々、愚痴ばかり言ってる民主党の奴らが、
実は一番懸念していること、
民主主義の倒壊?
ファシズムの到来?
知性の敗北?
違うだろ。
ただ、バカに合わせた世界ってのが気に入らないだけ、
それだけの話だろ、と。
という訳で、お前らつくづく学んでねえな、と。
民主主義の概念そのものさえも理解できないゴリラ並の脳停止人にとっては、
高学歴のインテリこそは、憎悪の対象なんだよ。
そしてそんなゴリラ並の人々にも選挙権が与えられている限り、
バカをバカにすればするほど、そのしっぺ返しを食らうことになる、
世界で起こっているのはまさにそれだろ、と。
つまり、バカをバカだ、と攻めるような、
そのインテリの質の低下、こそが、この惨劇の理由なんだよ、と。
と、そんな時、だったらあんたは、腹立たないの?と言われて、
思わず、
いや、俺は、馬鹿だからな、と答えている。
そう、俺はバカだからさ。
幸か不幸か、インテリが気に入らない、なんてコンプレックスも無いが、
だからと言って、バカがバカであるから悪い、なんていう独善もバカバカしいと思う。
なぜかと言えば、
俺はもともとそんな馬鹿な奴らに囲まれて育った。
俺はそんな筋金入りのバカだから、
バカがなにを考えているかよく判る。
なので、俺はそんなバカの見地から、
ああ、これはもう、ヒラリー完全に外しているな、
と気付いていた。
あるいはそう、トランプのサポーターを、バカバカ、とバカにするあんたら、
その姿勢こそが、トランプサポーターの原動力に逆利用されている、
そのトリックにも気が付かなかった訳だろ?
大衆のほとんどが理知的な常識人?そうあるべき?
まさか。
あのなあ、賭けても良い。
世界人口とは言わない、このアメリカでだって、
生まれてこの方、本の一冊も読み切ったことの無いやつ、
その程度の知性しか持っていないやつが、ほとんど、とは言わないが、
まあ、ゴマン、といる訳だよ。
WEBのヨタ記事の情報を切り貼りして、物知り顔になった奴らとかが、
あいつらはバカだバカだ、と吹聴している訳なんだろうが、
そういう奴らだって、本なんて読んじゃいない。
右翼が左翼を憎悪する理由は、
左翼が右翼を蔑む理由は、
実は政治思想でも国体保持でも憲法改正でもなんでもない。
つまりはこの、知性、というものに対する感情的な反応、に過ぎない、と。
ただ、バカにだって、バカなりに幸せに暮らす権利があるし、
そんなバカであることを、無闇にバカバカ、と馬鹿にする権利は誰にもない。
俺はリコウではないが、実は本読みなので、
本を読んでない人間は全てバカ、と思うことにしている。
そういううがった見地から言えば、
俺のダチの奴らは徹底的にバカばかりだった。
ただ、俺はそういう状態に慣れているんだよ。
つまり、バカに囲まれて生きてきたバカだからな。
そして俺は、そんなバカな奴らがとてもとても好きだった。
つまり俺にとって、バカであることは勲章でもあるんだよ。
なのでそんなバカな俺にはよく判る。
あるいは俺自身がそんなバカの筆頭。
そんなバカに対して、
インテリのエリート面のいけすかねえブサヨクが、
なにを言っても聞く耳は持たない。
だって俺たちバカ、なんだから。
だったら、ストリートの定説において、
バカに腹をたてて説教をくれるよりは、
バカを騙してカモるぐらいしか、
バカに利用価値などない、と割り切っている、
と言うのが、バカ世界における流儀。
という訳で、どうするか?
馬鹿野郎、このバカを利用して、逆張りで儲ける、
それしかねえだろ、と。
はい、前回の日本の選挙の時に申し上げた、
そして、これからの世界が進む方向です。
つまり、徹底的な弱肉強食が歯止めを失って暴走します、
で、その弱肉強食の定理に、徹底的に綺麗事、
つまりは、いでおろぎい、やら、人権、やら、
そして、長期的展望、なんてものは排除される、筈。
で、その参謀役たる副大統領、
前回のブッシュ時代のディック・ちんぽこ・チェイニーが、
軍産複合体のスポークスマンであったのと同じように、
今回のマイク・ペンス、こいつの裏が、
ティーパーティだ、ってことを踏まえた上で、
で、そう、今回のトランプ旋風、
そのスポンサーであったティーパーティの黒幕達。
そいつらが、今回仕掛けてくるヤマってのがなんなのかな、と。
俺はそれを、洗脳、としてみている。
洗脳を目的とした、洗脳作業。
今回のトランプ支持者達、
あの、B層からもこぼれ落ちた、
なんの役にも立たない、ただのウルトラバカ、
つまり、脳停止どころか、脳みそ使ったこともないようなバカ、
つまりはそう、かのパトリック・ヘンリーではないが、
そういうゾンビーのような徹底的なジーザスバカを大量生産することによって、
人間の資源化を促進しようと、ただそういうことなんじゃね?
もうそういうバカから、税金を徴収して、なんて考えてないんだよ。
ミンチにしてオイルを絞ったり、髪の毛でゴザを編んだり、
肌を剥がしてランプシェイドにしてみたり、
その程度にしか利用価値の無い奴らを、
安い維持費で徹底的にこき使う、つまりは奴隷化すること。
そう、奴隷。
世は奴隷を求めてる、ただそれだけの話、と。
で、それにどうやって立ち向かうか?
あるいはそう、改めて聞きたい。
その必要がどこにある?
俺はストーンズ・フリーク、つまり、筋金入りの自由主義者。
よって、組織、あるいは集団に帰属することに、
なんの必要も感じず、喜びも感じない。
大きな集団に囲まれると安心する、どころか、
逆に組織なんてものに取り込まれると、
こんな奴らにケツの毛抜かれて大丈夫だろうか、と不安を感じたりする
そんな輩である。
なので、そう、この洗脳の強要される世界ってのは、
ちょっとさすがに、かなり窮屈に感じるだろうな、という気はしているのだが、
だとすれば、四の五の言わずにさっさとずらかるのみ。
ただしかし、だったらどこにずらかるか、と考える上で・・・
改めて、この怒涛のような反知性の激流、
その権化のような人々、
つまりはそんな洗脳と大衆扇動の中で、
怒涛のような混乱を続けてきた国・・・
そんな、バカな馬鹿力を唯一の原動力にしてきた、
そんな、筋金入りのバカ大国、なんて奴らを前に、
果たして、世界が自制を失ってしまった時、
いったいなにが起こるのか、
それを最も望んでいる人々がいったい誰なのか、
良く考える、どころか、
はっきり言って状況は、
そんな希望的観測のシュミレーション・ゲームをやっている場合ではない。
既に状況は、具体的な方法論、つまりは作戦を検討する時に来ている、
と思うのだがな。
まあそう、不良の俺には知ったことじゃないが、
と言ってられる状態が、ちょっと、危うくなってきたな、とは思っている。
今回のヒラリーの敗戦の理由は、
政策の是非やら、主義主張の違いやら、
そんな勿体ぶった次元ではぜんぜんない。
ましてや、共和党が力をつけてきた、やら、
トランプが優れていた、なんてわけでもぜんぜんないんだよ。
ぶっちゃけ、その敗因は、この投票率の低さ、であって、
つまり、誰も投票に行かなかった、それだけの話。
いこーる、同じ民主党の人々が、
ヒラリーの為に投票など行くか、と、
そうやってつむじを曲げた結果だろ、と。
ただまあ、この投票をボイコットするってのは、
これはまあいわゆる一種のサイレント・プロテスト、
と言えないこともないのだが、
もしその、抗議、が理由であったとすれば、
その次元が、
だって、あの婆あ、嫌な奴なんだもの、とかいう、
極個人的な感情的な理由であったり、
と同時に、
トランプの為に投票に行った人々も、
同じように、ヒラリーなんて奴に勝たせてたまるか、
あるいはそう、これが真相なのだろうが、
「調子に乗っているやつらに意地悪がしたい」
なんていう、まさに、そう、いかにも子供じみた悪意、
それこそが、トランプの原動力。
つまりなんていうか、B層なんてのにさえも至らない、
まったく思考停止、というよりは、
感情と直感でしかものを判断できない、
そんな動物並の人々が、
やはり相変わらず徹底的に脳停止していた、
ただそれだけ、と。
なのでそう、
改めてヒラリーは作戦を間違えた。
あるいは、トランプとそれを主張する反知性主義を舐めすぎていた。
具体的に、反知性主義の氾濫がどんな状況を生むのか、
つまりは投票に行かないととんでもないことになるぞ、
という、危機感に対して、まるで備えがなかった、その結果、と。
改めて、
この民主主義の社会において、
投票に行く、あるいは、行くことができる、ってのは、
唯一絶対の権利の主張、その土壇場なんだぜ。
投票に行かない、ってことは、
つまり、俺はなにをされても結構なので、そちらで好きにしてください、
っていう、自分自身の人権の放棄、ともなるわけでさ。
なので、ほとんどの人々が選挙に行かなかった。
で、カルト集団に後押しされた世界最悪のクズ男たちが政権を握って、
で、後はそのキチガイの奴らが好きに仕切ってしまう、
なんてことになるのも、当然のことだろ。
そうさせないために選挙権があるのに、それを放棄したのだから、
それは望まれた結末以外のなにものでもない、と。
でまあ、このニューヨークは民主党の牙城なわけで、
必然的に俺のまわりにも民主党支持の奴ら、
選挙前から、そしてその後も、
毎日毎日、顔を合わせればトランプへの怨念ばかりを並べている訳だが、
そんな民主党員は、この惨敗を受けても尚、
最も大切なところから顔をそむけている。
ぶっちゃけ、黒人が投票に行かなかったこと、
つまり、奴隷出身の奴らが、
いまだに奴隷の身分に甘んじて、
奴隷のおこぼればかりをせがんでいる、
そのレベルにとどまり続けているばかり、
これが、最大の理由なんじゃねえのか、と。
で、俺の友達の黒人たち。
普段からあれだけ不平不満を並べているにも関わらず、
で、おまえ、選挙行ったのかよ?
いや、いかなかった。
なんで?
だって。。
黒人だから?
まあ、そう、そんなものかな。。
そう、その程度、なんだよね。
なので、選挙人制度の見直しとか、よりも、
投票率何%以下の場合は、選挙は無効、
あるいは、税金を無理やりむしり取られるのと同じように、
半強制的にでも選挙に参加させる、
で、参加した上で、どちらも選ばない、という欄を設ける、
としないと、
世界は、カルトな宗教集団を固定票とした人たちに牛耳られてしまう。
そう、同じことが、イギリスで、米国で、そして、日本でもそうだっただろ?
つまり、誰も投票に行かない、民衆の政治に対する無関心、
あるいは、言いたくはないが、
そう、今回のトランプに如実に現れていたように、
大衆はバカだ、
そんなバカな大衆は、自らがバカであることを前提にされることを望んでいる、
っていうことを前提とした戦略こそが、最も現実的な対策なのであって、
そう、日本でもイギリスでも、そしてアメリカでも、起こったのはそれ。
で、日々、愚痴ばかり言ってる民主党の奴らが、
実は一番懸念していること、
民主主義の倒壊?
ファシズムの到来?
知性の敗北?
違うだろ。
ただ、バカに合わせた世界ってのが気に入らないだけ、
それだけの話だろ、と。
という訳で、お前らつくづく学んでねえな、と。
民主主義の概念そのものさえも理解できないゴリラ並の脳停止人にとっては、
高学歴のインテリこそは、憎悪の対象なんだよ。
そしてそんなゴリラ並の人々にも選挙権が与えられている限り、
バカをバカにすればするほど、そのしっぺ返しを食らうことになる、
世界で起こっているのはまさにそれだろ、と。
つまり、バカをバカだ、と攻めるような、
そのインテリの質の低下、こそが、この惨劇の理由なんだよ、と。
と、そんな時、だったらあんたは、腹立たないの?と言われて、
思わず、
いや、俺は、馬鹿だからな、と答えている。
そう、俺はバカだからさ。
幸か不幸か、インテリが気に入らない、なんてコンプレックスも無いが、
だからと言って、バカがバカであるから悪い、なんていう独善もバカバカしいと思う。
なぜかと言えば、
俺はもともとそんな馬鹿な奴らに囲まれて育った。
俺はそんな筋金入りのバカだから、
バカがなにを考えているかよく判る。
なので、俺はそんなバカの見地から、
ああ、これはもう、ヒラリー完全に外しているな、
と気付いていた。
あるいはそう、トランプのサポーターを、バカバカ、とバカにするあんたら、
その姿勢こそが、トランプサポーターの原動力に逆利用されている、
そのトリックにも気が付かなかった訳だろ?
大衆のほとんどが理知的な常識人?そうあるべき?
まさか。
あのなあ、賭けても良い。
世界人口とは言わない、このアメリカでだって、
生まれてこの方、本の一冊も読み切ったことの無いやつ、
その程度の知性しか持っていないやつが、ほとんど、とは言わないが、
まあ、ゴマン、といる訳だよ。
WEBのヨタ記事の情報を切り貼りして、物知り顔になった奴らとかが、
あいつらはバカだバカだ、と吹聴している訳なんだろうが、
そういう奴らだって、本なんて読んじゃいない。
右翼が左翼を憎悪する理由は、
左翼が右翼を蔑む理由は、
実は政治思想でも国体保持でも憲法改正でもなんでもない。
つまりはこの、知性、というものに対する感情的な反応、に過ぎない、と。
ただ、バカにだって、バカなりに幸せに暮らす権利があるし、
そんなバカであることを、無闇にバカバカ、と馬鹿にする権利は誰にもない。
俺はリコウではないが、実は本読みなので、
本を読んでない人間は全てバカ、と思うことにしている。
そういううがった見地から言えば、
俺のダチの奴らは徹底的にバカばかりだった。
ただ、俺はそういう状態に慣れているんだよ。
つまり、バカに囲まれて生きてきたバカだからな。
そして俺は、そんなバカな奴らがとてもとても好きだった。
つまり俺にとって、バカであることは勲章でもあるんだよ。
なのでそんなバカな俺にはよく判る。
あるいは俺自身がそんなバカの筆頭。
そんなバカに対して、
インテリのエリート面のいけすかねえブサヨクが、
なにを言っても聞く耳は持たない。
だって俺たちバカ、なんだから。
だったら、ストリートの定説において、
バカに腹をたてて説教をくれるよりは、
バカを騙してカモるぐらいしか、
バカに利用価値などない、と割り切っている、
と言うのが、バカ世界における流儀。
という訳で、どうするか?
馬鹿野郎、このバカを利用して、逆張りで儲ける、
それしかねえだろ、と。
はい、前回の日本の選挙の時に申し上げた、
そして、これからの世界が進む方向です。
つまり、徹底的な弱肉強食が歯止めを失って暴走します、
で、その弱肉強食の定理に、徹底的に綺麗事、
つまりは、いでおろぎい、やら、人権、やら、
そして、長期的展望、なんてものは排除される、筈。
で、その参謀役たる副大統領、
前回のブッシュ時代のディック・ちんぽこ・チェイニーが、
軍産複合体のスポークスマンであったのと同じように、
今回のマイク・ペンス、こいつの裏が、
ティーパーティだ、ってことを踏まえた上で、
で、そう、今回のトランプ旋風、
そのスポンサーであったティーパーティの黒幕達。
そいつらが、今回仕掛けてくるヤマってのがなんなのかな、と。
俺はそれを、洗脳、としてみている。
洗脳を目的とした、洗脳作業。
今回のトランプ支持者達、
あの、B層からもこぼれ落ちた、
なんの役にも立たない、ただのウルトラバカ、
つまり、脳停止どころか、脳みそ使ったこともないようなバカ、
つまりはそう、かのパトリック・ヘンリーではないが、
そういうゾンビーのような徹底的なジーザスバカを大量生産することによって、
人間の資源化を促進しようと、ただそういうことなんじゃね?
もうそういうバカから、税金を徴収して、なんて考えてないんだよ。
ミンチにしてオイルを絞ったり、髪の毛でゴザを編んだり、
肌を剥がしてランプシェイドにしてみたり、
その程度にしか利用価値の無い奴らを、
安い維持費で徹底的にこき使う、つまりは奴隷化すること。
そう、奴隷。
世は奴隷を求めてる、ただそれだけの話、と。
で、それにどうやって立ち向かうか?
あるいはそう、改めて聞きたい。
その必要がどこにある?
俺はストーンズ・フリーク、つまり、筋金入りの自由主義者。
よって、組織、あるいは集団に帰属することに、
なんの必要も感じず、喜びも感じない。
大きな集団に囲まれると安心する、どころか、
逆に組織なんてものに取り込まれると、
こんな奴らにケツの毛抜かれて大丈夫だろうか、と不安を感じたりする
そんな輩である。
なので、そう、この洗脳の強要される世界ってのは、
ちょっとさすがに、かなり窮屈に感じるだろうな、という気はしているのだが、
だとすれば、四の五の言わずにさっさとずらかるのみ。
ただしかし、だったらどこにずらかるか、と考える上で・・・
改めて、この怒涛のような反知性の激流、
その権化のような人々、
つまりはそんな洗脳と大衆扇動の中で、
怒涛のような混乱を続けてきた国・・・
そんな、バカな馬鹿力を唯一の原動力にしてきた、
そんな、筋金入りのバカ大国、なんて奴らを前に、
果たして、世界が自制を失ってしまった時、
いったいなにが起こるのか、
それを最も望んでいる人々がいったい誰なのか、
良く考える、どころか、
はっきり言って状況は、
そんな希望的観測のシュミレーション・ゲームをやっている場合ではない。
既に状況は、具体的な方法論、つまりは作戦を検討する時に来ている、
と思うのだがな。
まあそう、不良の俺には知ったことじゃないが、
と言ってられる状態が、ちょっと、危うくなってきたな、とは思っている。

世界がゴキブリに覆われる日 ~ どうか俺の悪夢を消し去ってくれ
あ、で、そう、実は、言いたかったのは、
悪ふざけ王・トランプ氏の運命やいかに、
なんて、そんなことぢゃあない。
ってか、まじ、知ったことではない。
だったらなにが言いたかったのか、とは誰も聞いてくれないので・・
くどいな。確かに。
なので、面倒くせえ、トランプ当選祝いだ、
この際なので、暴言の限り、とやらを繰り広げてみたい。
ただこれは俺のスタイルではない。
俺はストーンズ・フリークなのである。
なので、痩せても枯れても、じゃない、
太っても、頭が禿げても、
やはりどうしても、軟派の不良、
つまり、女の子に嫌われるようなことからは、
本能的に身を遠ざける、
そういう習性を持っている人なのである。
なので、以下に綴ることは、かみさんには内緒、
あるいは、誰にも内緒、である。
最初で最後の心情吐露的妄想の暴露、そう願いたい。
悪ふざけ王・トランプ氏の運命やいかに、
なんて、そんなことぢゃあない。
ってか、まじ、知ったことではない。
だったらなにが言いたかったのか、とは誰も聞いてくれないので・・
くどいな。確かに。
なので、面倒くせえ、トランプ当選祝いだ、
この際なので、暴言の限り、とやらを繰り広げてみたい。
ただこれは俺のスタイルではない。
俺はストーンズ・フリークなのである。
なので、痩せても枯れても、じゃない、
太っても、頭が禿げても、
やはりどうしても、軟派の不良、
つまり、女の子に嫌われるようなことからは、
本能的に身を遠ざける、
そういう習性を持っている人なのである。
なので、以下に綴ることは、かみさんには内緒、
あるいは、誰にも内緒、である。
最初で最後の心情吐露的妄想の暴露、そう願いたい。
♪
思い起こせば、数週間前のこと、
まだ世界が少なくとも理性の存在を信じていた、
そんな時代、つまりは、2016年10月の末、
いつものように犬の散歩にセントラルパークに行った際、
どういう訳かまたうちのバカ犬王子さま、
またまた理由も言わずに、こっちだこっちだ、
とお散歩ルートの無理強いを始め、
そしてたどり着いたのが、なんと、五番街。
つまりはそう、
ユニクロにあるガラス張りのエレベーターに乗りたい、
とまあそういうことなのだが、
その五番街のユニクロに向かう途中、
いきなりの通行止めの大混乱ってのに巻き込まれた。
ほら、お前、言わんこっちゃない、と我が犬を恨々めしく睨みつけながら、
そう言いながらも、
田舎者の観光客にみすみす我が犬の足を踏んづけられてはたまらない。
という訳で、この巨大な犬を胸の中に抱え上げては、
その重さにうめき声を上げつつ、
てめえら、この百姓、どきやがれ、とやっていた訳なのだが、
で、この五番街の大混乱のその原因、ってのが、
言わずとしれたトランプ・タワー、な訳である。
改めて、このトランプ・タワー、
五番街の中心にある、この金持ち専用の白亜、というよりは、金歯ギラギラの黄金の塔。
その前に、アンチ・トランプ、そして、トランプ・サポーターの大群衆が、
大通りを遮断しては、罵声を浴びせ合う、とうい最悪の状態が
連日に渡って繰り広げられていた訳で、
おいおいおい、と思わず大苦笑。
因みに俺には嘗て、この金歯ギラギラのトランプ・タワーに住む友人がいて、
ともにテニスをする度に、このトランプ・タワーでダラダラしていた、そんな経験があって、
つまりはこの金持ちだけのサンクチュリアであるトランプ・タワーの窓から、
いったい外界のゴミどもがどう見えるのか、それを疑似体験していた。
とまあそんな経験もあって、
改めてこの、トランプ・タワーの前の大混乱、
その取り澄ました住人たちに対して、心の底から、ざまあみろ、と。
なにもかもが、てめえらが自分で蒔いた種なんだからな、などという、
最低最悪の悪態をつきながらも、
その茶番的な大騒ぎを鼻で笑っていた訳である。
そう、あの当時、俺はそれを予感はしていたものの、
まさかあの暴言王が、本当の本当に、アメリカの大統領になる、など、
やはりどうしても信じられなかった訳だ。
そんなことになったら、それこそ本当に世界の終わりではないか。
その楽観が、全ての間違いであったのだが・・
♪
とまあそんな訳で、俺は俺なりに俺の流儀、
つまりは、世の中で何が起きようが、俺は俺の道を行く、
ぶっちゃけ、混乱整備のおまわりの制止を無視して、
そのデモ隊の人混みの真っ只中を、
てめえら、頭が高い!
ブッチ様のお通りだ!
ぶん殴られたくなかったら、あるいは、噛みつかれなかったら、
さっさとその道を避けやがれ、
と問答無用の強行突破にでたわけだが、
とそんな中、そのデモ隊の最前列に、え? なんと以外な集団。
なんと、トランプ・タワーのその真ん前に陣取った、
トランプ・サポーターののぼり旗のその中心に、
以外や以外、赤い旗・・・
この五番街、あるいは、トランプ・タワー、という象徴から、
似ても似つかない、どころか、世界中でこれほどまでに遠い存在もない、
ってな、その妙な集団、
ぶっちゃけ、赤い五性劫旗の東洋人 なんてものが、目に飛び込んで来たわけだ。
そのプラカードにははっきりと、CHENISE FOR TRUMP とある。
人民虫国が、トランプをサポート? まさか・・・・
ああ多分、と思った。
そう、台湾系の人々には、実は共和党支持者が多い。
つまり、狂産虫国への布石として、共和党の米軍系ロビーストを焚き付けて、
とやっていた訳だからなのだが、
つまりはそう、その台湾系の人々、とは思いながら、
しかし、そうであれば、
そんな台湾系の人々がよりによって赤い旗を掲げることはまずありえない。
で、聞いてみた。
あんたら、いったい何者?
英語の判らぬ虫国人たちが、ひたすらにバカのひとつ覚え、
虫国はトランプを支持する、と繰り返している。
狂産主義の人民虫国が、共和党のトランプを支持する?ありえねえ・・・
その光景こそは、まさに、この21世紀の不条理の象徴であった。
という訳で、そうこうするうちに現代のゲシュタポであるNYPDの機動部隊が投入されては、
てめえら、うだうだ訳の判らねえこと言ってるとぶっ放すぞ!
この史上最強のヤクザもの軍団の登場により、一瞬のうちに政治思想もイデオロギーも沈黙。
という訳で、その混乱に乗じて、そら、逃げろ、とばかりに五番街を斜めに横断、ならぬ大縦断。
ユニクロの店内に逃げ込んでは改めて、なんだよあの、虫国人たち、とその衝撃に思わず苦笑い。
まったくもってこの虫国人、なにからなにまで訳がわからねえな、と。
♪
という訳で、虫国人である。
なにかにつけてファナティックな人海戦術を拠り所にするこの遅れてきた大消費軍団。
その金にものを言わせては、ニューヨーク中の不動産物件を、キャッシュで買い叩く、
なんてことを続けていた訳で、
事実、俺達が住むアッパーウエストサイドにおいても、
空き物件の一般公開:オープン・ハウス、なんてのがある度に、
いきなり、両手にドュアン・リード:ニューヨークの街角のどこにでも目にするドラッグ・ストア・チェーン、
の大袋に札束を詰め込んだ虫国人たちが押し寄せては、
ドアが開いた途端に、アイ・バイ、アイ・バイ: 俺買う、俺買う、と言ってはその札束をぶちまける、
そんな一時期の地上げ屋めいたことが、実際に行われていたのである。
そう、このニューヨークの末期的な狂乱地価、
その原因となったのが、まさにこのチャイニーズ・マネーの流入である。
ニューヨーク中のありとあらゆる不動産物件を買い叩くこのチャイニーズ・マネー。
いやあもう、この街中がチャイニーズに買い取られてしまいそうだ、
なんてことをイタリア人の友人に言ったところ、
あら、それはヨーロッパだってそうよ、と。
ローマからフィレンツェからトスカーナから、
イタリアの高級物件を片っ端からチャイニーズ・マネーが買い占めている、らしい。
ロンドンでもパリでも、イタリアでもスペインでもそうよ。
チャイニーズ・マネーが世界中の地価を高騰させては、お金持ちはウハウハ。
その煽りを食った一般庶民は、物価の高騰に目を白黒させては青色吐息。
ただ、金に美醜がないように、金にイデオロギーも関係ない。
例えそれが、ごま油と八角の匂いの染み込んだ汚れきった札束であろうが、
金は金、と割り切ってしまうのが、この21世紀の原理。
つまり・・・
つまりそう、世界はまさに、チャイニーズに買い取られつつある、ということ。
そして、行政者たち、あるいは、経済界は、それに懸念を示すどころか、
それを率先して、ある意味では、扇動しながら、依存を続けている、と。
やばいな、と思わず呟く。
もちろん、と誰もが返す。
ただ、やばい、やばい、と思いながら、
目の前に札束を積まれた途端、そんな懸念も吹き飛んでしまう訳でさ。
虫国人に文句を言っているのは、その恩恵に預かれない貧乏人ばかり。
金持ち達は、口ではなんとでも言いながら、実際にはそんな虫国人を騙してすかして、
泡銭を稼ぐことに躍起になっている。
それを、虫国人は高笑いを響かせては、煽り続けている、と。
つまり、と思わず。
そう、メディアに騙されちゃだめ。
この世の中、正論が正論としてまかり通ったことなんて一度もなかったでしょ?
口ではなんと言おうと、その胸のうちでなにを思おうと、
実際には、虫国、なのよ。
騙されたと思って、虫国に賭けなさい。
金持ちの連中はみんなそう言ってるわ。
♪
改めて繰り返すが、
俺が初めて見た外国、というのが、
実はまさにこの虫国であった。
別に虫国に行きたかった訳ではない。
本当に行きたかったのは、もちろんニューヨーク、
あるいはロンドン、そして、我がイニシエの初恋の人の待つイタリア、
であった訳で、
なにが悲しくて虫国なんてところに行かなくてはいけないのか。
ただそう、当時、世間のバブル景気を尻目に、
爪に火を灯すような極貧生活に身をやつすバンドマン暮らしを続けていた俺が、
なんと、海外旅行、なんてものに行ける、
しかも、物価の安い彼の地では、なにを食っても食い放題、ってぐらいに飯が食える、
そう聞いては一も二もなく飛びついたこの決死隊のアルバイト。
当時、自由旅行解禁直後であった虫国。
そこに足を踏み入れた旅行者たちが、
帰路の手段を閉ざされて幽閉の危機にある中、
それを救出すべき決死隊として派遣された、
まさに神風添乗員の役どころであった。
先陣として派遣された虫国語を専攻する大学生が、
一も二もなく撃退されては瀕死の果てに帰国することになり、
問題は言語にあらず。まさに、パワーと順応性なり。
その作戦転換から、この日本で最も虫国の現状に適応した人材、
としてこの俺に白羽の矢があったのである。
とにかくすごいんだ、と帰国した虫国語野郎がいった。
まさに怒涛のような大混乱で、どこもかしこも・・ああ、思い出したくもない。
という訳で、右も左もどころか、虫国語など一言も判らぬまま、
いきなりこの虫国という怒涛の大陸に叩き込まれた俺。
そこはまさに、この世の地獄と言ったら閻魔様に怒られそうな、
まさに、これほどのこ汚い混乱というのがこの世にあるのか、
というぐらいの末期的な状態。
駅前の広場、見渡す限りを埋め尽くした難民もどきのホームレスの群れ。
通りを歩けば、たちどころに、まるでハエのように絡みついてくる物乞いの子供たち。
四方八方から飛んでくる手鼻、痰唾、そして火の着いた吸い殻。
砂埃が煙幕のように立ち上る街頭、
歩道を占拠する屋台と物売りたち、天秤棒を担いた老婆、
排気ガスを吹き上げるポンコツの車が、信号などあってないものと人混みの真ん中につっこみ、
その合間を、自転車とそして群衆がみっしりと埋め尽くしては犇めき合う。
バスに乗れば、走り続けるドアから蹴り落とされ、引きずり降ろされ、
道端を埋めたゴミを避ければいきなり自転車がぶつかり、
倒れた人のその真上を車がなんの躊躇もなく通り過ぎ、
この世の終わりとばかりに、憎悪の塊りのような鬼の形相で、
人々が怒鳴りあい、罵り合い、掴み合い、時として、公然と殴り合う。
そんな悪夢のような雑踏の中、呆然と立ち尽くす日本からの人々。
地獄だ、と人々は言った。
なんだよ、朝日新聞の言っていたことと、ぜんぜん違うじゃないか・・・
ただ、そう、俺はこういう状況に慣れていた。
そう、俺は、パンクロッカーだったのである。
その末期的な雑踏こそは、新宿ロフトにおけるパンクロックのギグ、その再現でもあった訳だ。
おもしれえ、と俺は思った。
そこはまさにパンクロック。つまりは不良天国。
この場所では、なんでもありだ、と勝手に自己判断し、
やられたことはきっちり倍返し、のモットーを盾に、
問答無用の現地化を敢行。
つまり、手鼻には手鼻を。痰唾には痰唾を。
押されれば押し返し、蹴られれば蹴り返し、
怒鳴られれば怒鳴り返し、どつかれればどつき返し、
自転車に跳ねられればそれを追いかけて引きずり降ろして、
そしてその自転車を強奪するに至った。
という訳で、虫国はまさにパンクだった。
その見渡す限りのケイオス。
戦後というよりは、いまだに、街中が爆撃直後、というような、瓦礫の山。
止めどもなく押し寄せてくる避難民のような大群衆。
俺はそんな地獄の底で、まさに水を得た魚のようにはしゃぎまわり、
そして時として、混乱期の激動にあった虫国の人たちの、
そのなけなしの善意を鼻で嘲笑いながら踏みにじる、
そんな蛮行に及んでいたのだった。
♪
だがしかし、さすがのパンクロッカーと言えども人の子であった。
正直なところ、虫国から帰って後、
俺は悪夢に苛まれていた。
あの怒涛の中で、老いた両親を、
そして、友の、あるいは恋人の、
その姿を探してはもみくちゃにされながら、
その末期的な混乱の中で、
断末魔の叫びを上げながら途方に暮れている、
そんな夢である。
あるいはそう、あの親の仇のような罵声を浴びせかけて来た、
あの憎悪に満ち満ちた表情。
その憎悪の根源がいったいどこにあるのか、
その謎について考え続けてもいた。
こうして虫国への旅は俺の中でトラウマと化した。
そのトラウマの癒えぬうちから、再び虫国へと舞い戻る形となり、
よりによってその際には、俺は会社側の帰国要請をぶっちし、
そのまま虫国奥地への旅へと出発してしまったのだが・・
そう、俺はこの胸に抱えたトラウマの処理に困りきっていた。
そのトラウマを解消すべく、
つまりは、人間に共通する筈の人権、あるいは平等、
あるいは、良心という最後の砦、
虫国大陸にその片鱗を探すべく旅にでたのだが、
当初の悪い予想通り、その旅は、いまも悪夢にうなされるほど、
最低最悪の経験となっては、
トラウマの上に新たなトラウマを重ねる結果になった。
正直なところ、その後いろいろな土地を旅したが、
この当時の虫国ほど、人間という存在の、
その生命、というものの、そのあまりの希薄さを
思い知らされたことはなかった。
いかなる理由においても、人間が人間をここまで苛む、
その事実が信じられなかった。
人間がここまで、野獣でさえ目をそむけるほどに、
限りなくあさましく、限りなく醜く、限りなく憎み合う、
その必然性がどうあっても理解できなかった。
その後、俺は、さまざまなソースから、
戦後の虫国で起こったこと、
大躍進政策の失敗から、
そして、文化大革命。
鉄のカーテンに閉ざされたその内側で、
いったいなにが起こっていたのか、
その片鱗を知るに至った。
人が人を食らうという、この世で最もおぞましい地獄。
あるいはそう、隣人が隣人をなぶり殺しにし、
家族が家族同志で殺し合い、食らい合う。
その地獄絵図を演出したもう沢山。
悪魔、どころか、偉大なる魔王の如く、
その地獄の様を見つめ続けたこの二十世紀最大の傑人。
そのあまりに凄まじいばかりの狂気を前に、
抗うどころか、ひれ伏したくなるほどの、
その徹底的なまでの怪人ぶり。
果たしてこのもう沢山という人は、
そして彼を公私に渡って支え続けた臭怨来という人は、
いったいなんであったのか。
虫国という国を旅行して抱え込んだトラウマ、
そのトラウマの傷を癒やす為に、
俺は虫国史を追い続け、そして追えば追うほどに、
人間というこの生物の、その心の闇に引きずり込まれることにもなった。
そしてそう、あの俺の見た虫国。
そこで暮らす人々こそは、この人間という生物の底の底、
その地獄の沙汰を生き抜いた、まさに勝者、であった訳だ。
あの人間の常識を逸脱した憎悪の塊の様は、
つまりはそれが理由であったのか。
♪
そしてあれから、どれだけの日が流れたのだろう。
バブルに浮かれ騒いだ時代の後に、
東西の壁が崩れ、憎きソビエトが倒壊し、
そして天安門事件の姿が世界を席巻し、
その後、冷戦の終結から日も浅い中、
世界は再び、第一期イラク戦争へと突入、
それを契機に日本のバブルがはじけ飛び、
そしていつしか西側の文明はすっかりと、
消費、という原動力が飽和状態に達するに至った。
もう誰もなにも求めてはいなかった。
人々は贅沢にも、喧伝にも、成長にも、
もはや夢を抱いてはいなかった。
あれだけ踊るに踊らされた後、
そしてやってきたこの夢の後の焼け野原。
そう、日本は太平洋戦争の敗戦の後、
再びこの、バブルの崩壊という出来レースにひっかかり、
改めて、焼け跡の風景に叩き込まれることになったのだ。
俺がよく言う、二度の敗戦、とはまさにこの事を示す。
このバブルの崩壊を俺は敗戦、と定義している。
そう意味で、日本は二度戦争に負けたのである。
そしてその傷跡から、いまだに立ち直ることができないでいる。
そんな中、あの虫国こそが、失速した資本主義の唯一の希望となり得た。
もう誰になにも買わなくなってしまった西側社会。
しかし、ものを作り続け売り続けない限り、資本主義は機能しないのである。
虫国というこのあまりにも遅れた社会。
そこに、資本主義の概念を教え込み、そして消費をさせるため、
新たなカモを求めて、世界中のヤマ師たちが虫国に殺到した。
虫国は資本主義の洗礼、その百年以上にも渡る蓄積を、その毒を、
僅か数年の間に一挙に叩き込まれることになった。
虫国が世界の工場と化し、
その内部で行われている恐怖政治、その全てに目を瞑りながら、
資本主義は虫国を担ぎ上げ、おだてあげ、騙し尽し利用しつくし、
そしていつしか、この虫国という国に依存までするようになっていたのである。
国内にまさに煮えたぎるマグマのような矛盾と、不条理と、
そして、憎悪と劣等感に裏打ちされた、
資本主義へのいたいけな憧れを抱え込んだ、
このあまりにも遅れてきた半文明人たち。
この虫国人たちこそはまさに二十一世紀の徒花。
その後進性をこれでもかと嘲笑いながらも、
そんな虫国なしには資本主義が立ち行かない、
そんな歪んだ相互依存関係がついこの間までの現実であった筈だ。
しかしながら、虫国はこの西側の資本主義というものを、
黙って受け入れた訳ではない。
狂産主義が建前の虫国にとって、
この資本主義は表向きは敵にあたる訳で、
よって虫国は、この資本主義に対抗するために、
その弱点を研究しつくし、利用するべきところを利用し尽くす、
それを建前とする、そんなあざといダブル・スタンダードを持ち続けている。
つまりは、いつでもちゃぶ台返しの自爆を匂わせては、
不条理な強硬策を無理強いする、
そんな交渉術を連発し始める訳である。
改めていう。
虫国の中にあるのは、その歴史に対する根源的な憎悪である。
あの悪意に満ちた大陸。
その姿をいまもありありと思い浮かべることのできる俺にとって、
その後の虫国という国の歩んだ道のりの中には、しかし、
あの、人が人を喰らい、家族同士が殺し合う、
そんな地獄の中を生き抜いた、生き抜かざるを得なかった、
そんな人間としての極限の地獄を見たしたたかさが垣間見えるのである。
あの虫国の姿が、
そしてあそこまでの地獄を見ながら、しかしいまなお生き続ける、
このゴキブリのような生命力、
それを知れば知る程、このなりふりを構わずに生き抜く、
その生命力の源こそが、この国の狂気の源泉なのだ。
この国はなんでもやる。
あれほどの地獄を見た人々である。
恥も外聞も、見栄も衒いもなく、
欲しいものをがむしゃらに奪い去っては、
そこになんの理性も心情も、憐憫さえも残さぬままに貪り喰らい、
嘆き悲しむ人々に、手鼻の一つもぶつけては、
猿のように前歯を剥き出しては、
憎しみの限りを尽したあの三白眼で、メイヨーと吐き捨てるであろう。
あの人々に日本人の相互依存の村社会的な共存性はみじんもない。
なにからなにまで、徹底的に日本の馴れ合い的な親近性からはすれ違う人々である。
真心、に代表される心情の慈しみ、彼らはそれを、弱さ、と定義するに違いない。
忘れてはいけない。
彼らは隣人同志で食らい合い、家族同士で殺し合ってきた、
その地獄の沙汰を生き延びた人々の末裔なのだ。
彼らの根本は憎悪と闘争である。
そこには相互依存も懐柔という定義もない。
そんな歴史は少なくとも日本には無かった。
日本人にはそんな状況で生き延びてきた経験がなにひとつとしてないのである。
つまり、まともに喧嘩をしても勝てる相手ではない、ということなのだ。
虫国狂産党という第一党が虫国に君臨を続ける限り、
虫国人はその地獄の記憶から逃れるすべはない。
そして彼らは、必ずやそれを、近隣国に押し付けてくる筈である。
我々の体験した地獄をお前らにも味あわせてやる。
そのおぞましい悪意の記憶を、俺は拭い去ることができないのである。
♪
この複雑怪奇な二十一世紀。
敵の敵は味方、が二十世紀の原理であったとすれば、
二十一世紀は、敵も味方もない、グローバリゼーションという下克上である。
その修羅の無法地帯の中で、
地獄の沙汰を生き抜いたゴキブリ精神をモットーとする虫国人は、
まさに独壇場である。
民主主義という建前にも、人権という轍も、
博愛主義という最後の拠り所さえ、メイヨーの一言で切り捨てる、
地獄の餓鬼、のような人々である。
どんな理屈も説得も、彼らの前にはなんの意味もなさない。
食うか食われるか、それだけが彼らの行動原理の全てである。
そしてそんな虫国人は、民主主義という概念を尊重するどころか、
彼らにとってそれは、敵、なのである。
つまりは、米軍という占領軍に、父親的な像を夢見ては、
自ら率先して騙され続けた、
戦後民主主義の甘い幻影に骨抜きにされてきた日本人にとって、
この虫国という国の一種の野蛮とも言える生命力は、
まさに、理解不能な、脅威そのものである。
そしていま、そんな狂気の暴走マシーンが、
その憎悪の吐き出し口を、世界に向け始めたのである。
世界がそんな虫国を心の底から疎んじ始めている。
そこには、嫌悪、そして、侮蔑、そして、恐れ、がある。
動物的な本能に生きる虫国人は、そんな西側の国々の恐れを、敏感に感じとっている。
そしていま、同じような動物的本能に貫かれた覇権主義をモットーにしてきた、
アメリカという超大国、その拘束を解かれようとしている虫国。
ドナルド・トランプという、虫国人でさえあざ笑うほどに民度の低い男が大統領に選ばれた、
そこに、アメリカという国の明らかな弱体、を見た筈である。
虫国という野獣がこの機を逃すはずがない。
日本の本当の危機が、いま刻一刻と迫っている、それが俺の私感なのである。
♪
という訳で、
その胸になにがあっても、虫国に賭けなさい、
富豪連中からそんなふざけた助言を耳元で囁かれながら、
俺は改めて、
虫国という国が覇権を握った国々の、その底なしの絶望を感じざるを得ない。
嘗てのヒッピー仲間の一人が、最近になって再び、アジアの国々を回って帰ってきた際、
ひとこと、暗い、と呟いた。
暗かったよ。
暗い?
そう、暗い。アジアがすっかりと暗くなっていた。
暗いというのは?
いや、ただたんに、暗かった、それだけなんだけどね。
つまり?虫国の影?
まあ端的に言ってそうだな。どの国も、表面上はなんと言っていたとしても、
その懐的には、すっかり虫国からの融資に骨抜きにされている。
その大嫌いな奴らに飯を恵んでもらっている、その後ろめたさが、
アジアの国の隅々にまで広がっている。
そう、世界を虫国というゴキブリの大群が食い荒らし、
どこを見てもゴキブリだらけ。
噛んだり刺したり、そんな危害を加えることがないことは知っているのだが、
この見渡す限りのゴキブリの様、
どう考えても気持ちのよいものでもない。
ただ、それをどうやって駆除するのか、誰もその解決策が掴めないまま、
ゴキブリたちが見る見ると床を壁を天井を這い回っては埋め尽くしていく。
♪
という訳で、そう、トランプの暴言にやられた訳ではないのだろうが、
普段からの俺の持論、ヤケクソ気味のグローバリゼーション賛美、
あるいは、投げやりとも言える博愛主義も、
既に、心底嫌気が刺し始めた。
本音で語ってしまえば、俺は虫国という国が、死ぬほど嫌いである。
これは憎しみ、やら、嫌悪、やらとは違う次元である。
強いて言えば、ゴキブリ、に対する感情ににている。
俺はそう思っていたからこそ、虫国脅威論を唱える人々が不思議でならなかった。
ゴキブリを相手に、脅しをかけたり説得を試みてもなんになるっていうのだ。
ただそんなゴキブリのような人々が、一度、虫国狂産党の轍を抜けると、
あら不思議、いつのまにかすっかりと真人間、
それも、日本人そっくりの、慈悲と真心に満ちた、有効的な人々に成り代わってしまう、
という事実も知っているつもりだ。
そう、あの虫国史の拭い去れぬトラウマである、大躍進も文化大革命も、
虫国狂産党という狂気の演出した悪夢に過ぎなかった。
つまりは、諸悪の根源が、この虫国狂産党という組織、そのものなのだ。
それから開放された時、虫国人は初めて人間として生まれ変わることができる、
俺は実はそう信じているのである。
という訳で、そんなゴキブリのような悪夢に拘束された人々に、
なんの正論も、説得も無駄、である。
ただ、悪戯にその巣窟を叩くと、それこそ、何万何億という死に物狂いのゴキブリが、
一挙に海を渡って日本に雪崩込んでくることにもなりうる。
生かさず殺さず密閉し幽閉しながら、気長に躾けを続けながら、
世代交代を待つ以外に、方法はない。
つまりは虫国大陸そのものが、人民という病原体を抱えた壮大な病床なのである。
賭けても良い、あの国はいずれは自滅することになる。
いまこの時にも、国中をこれまで資本主義を蝕んできた負の遺産の全てが、
一挙にぶち巻かれている筈である。
つまりは肥満、つまりはエイズ、つまりは格差、そして、ドラッグ、である。
そしてあの末期的なまでの社会矛盾、その有無を言わさぬほどの不条理、
その全てにおいて、肥満とエイズとドラッグがこれでもかと蝕んで行くはずである。
その中で、経済格差と社会不正義に業を似やした人々がテロを連発。
このまま行けばいずれにしろ人民虫国という組織はお終いの筈である。
虫国狂産党はその断末魔を、どうやって切り抜けるか。
そう思った時、その唯一の解決策は、他国への侵略、以外にありえない。
つまり虫国は、今後、アメリカ、あるいは、ローマ帝国の陥ったのとまったく同じ、
覇権主義というどツボの中を突き進んでいく筈である。
そしてそのあまりにもあからさまな狂気から、いかにして逃げ回るのか、
それこそが、日本という国の死活問題なのである。
その断末魔の覇権主義の中にある虫国という国を、
まともな国家として見ることからして間違いなのである。
つまりは、彼らのちゃちな恫喝に乗ってはいけない。
それこそがキチガイに刃物を振り回させる、口実を与えることにもなりうる。
憲法改正も、靖国問題も、戦争責任のすべてが、そしてあの尖閣諸島問題も、
実はこの、断末魔の覇権主義への、口実を導き出すブラフに成りうる。
アメリカという拘束の弱まりつつあるいま、虫国の覇権主義者にとって、
今後、ベトナム、カンボジアから始まり、タイからミャンマーからネパールからそしてフィリピン、
あるいは、アフリカ諸国、そして、南米。
その全てが、大中華帝国というイニシエの覇権主義の標的に入っている訳で、
そんな中、日本という国はまさに目の上のたんこぶ。
迂闊に手を出せばどんなしっぺ返しが来ないとも限らず、
がしかし、欲しくて欲しくてたまらない、まさに宝の箱、である。
そんな野獣の舌なめずりを前に、日本はしかし、決して視線を合わせること無く、
その悪魔が病魔に朽ち果てるまで、待ち続ける以外に方法はない。
短絡的な解決策は禁物である。
それこそが、奴らの思う壺である。
一夜にして、徹底的且つ完璧な核武装を実現する、
そんな夢のようなことがない限り、
日本の命運は、世界との連携を深め、あるいは、その依存性を再確認させることで、
日本のハイテク産業を武器としたバーターの取引を中心に、
日本の世界での位置をアピールし続ける、それ以外にはない。
日本の技術無くしては世界は成り立たない、
そこまでになって初めて日本の存在が確保されるのである。
改めて、これは死活問題である。
憲法改正なんていうちゃちなドメスティックなところで、
堂々巡りを続けているべきではないのである。
あるいは、日本はすごい、などという、
オカマが鏡に見惚れるような、くさったナルシズムの中に浸りきってる場合でもない。
日本人の命運は、日本人の頭脳にかかっている。
それを国策として掲げるべきである。
ただそう、それをやるには、あまりにも時間がない。
♪
正直なところ、トランプが勝って以来、
日本中がゴキブリだらけにされる、
その悪夢が今日も俺を苛んでいる。
どうかご賢明な諸氏、俺の悪夢を取り去ってくれ。
曖昧な、日本はまだまだ大丈夫ですよ、なんていう、お茶にごしではない。
それこそ、自分勝手な楽観的論に陶酔しては国中を破滅させた、
あのバカな軍国頭たちの二の舞いである。
あの腐り切った断末魔のゴキブリ大国の汚染からどうやって身を守るのか。
ぶっちゃけ、あのゴキブリの大群が一挙に日本に雪崩込んだ時、
日本はいったいどうやってそれを防ぐのか、
その現実的かつ具体的なアイデアをお伺いしたい、
そう切に願う訳である。
♪
改めて、基地の街で育ち、そしていまこうして米国に暮らし、
米国人のメンタリティをちょっとは肌で感じられる立場から言わせて頂ければ、
日本に駐留する米国軍、その目的は、
日本を守る為、などでは、まるでない。まあ当然な話。
つまり、米軍は、米国の利益の為にそこに居座っているのであって、
日本を守る、というよりは、日本にある米国の資産を守る、というのがその目的の主たるところ。
なので、シン・ゴジラではないが、もしも日本の存続と米国の利益が相反した場合、
米軍は迷わず、日本を捨てて米国の利益を選択する。
まあそう、それも言うまでもなく当然の話。
という訳で、ぶっちゃけ、虫国と米国が、日本の頭を越えて勝手に握手をされてしまった場合、
日本は丸腰、となってしまう訳なのだが、それが誰でも理解しているだろう、と。
では日本をどうやって守るのか?
そうなってくると、憲法改正だ、議会だ、なんてものは、はっきりいってぜんぜんどうでもよくなる。
強いて言えば、あべしゅしょーの対面など、誰が気にするであろうか。
誰にも知られないうちに一夜にして核武装を成し遂げる、などということができるはずもなく、
だが、いまそう、こうしている時にも、あのゴキブリの大群のような人民軍がどこぞの国境を超える、
なんてことが、まさに、いま、目前にしているわけじゃないのか?
今後、トランプなんていう大馬鹿ものが大統領になってしまった以上、
米国は混乱を極める。そして確実に弱体化する。
米国という障壁を無くした虫国がどこまで正気を保っていられるのか、
正直なところ、俺はそれを、思い切り悲観的に考えている。
いまは御託や言い訳や、根拠のない楽観を並べている場合ではない。
気分はもうシン・ゴジラ、という状態にあってようやくバランスが取れる、
そんな状態にあるのではないのかな。
という訳で、思い浮かぶのは田中角栄である。
キッシンジャーの暗躍から、いきなり米中の首脳会談を実現されてしまった日本が、
その存続を賭け、首相自らが捨て身で敵の懐の中に飛び込んだ、その快挙である。
ありとあらゆる虫国向けのチャンネルを使い、
それは民死ん党だ、狂産党だ、あるいは、創蚊楽会だ、に限らず、
とりあえずは、右から左から、民間から役人から研究者から、
下手をすればあの宇宙人・鳩山を捨て石に使ってでも、
日本人の上から下までを総動員して、
虫国側、そして世界各国との交渉を開始するべきである。
アメリカはもう頼れない。その事実がなにを意味するのか。
これまで、ジャパンハンドラーの言いなりであった性話会の人々が、
米軍の存在しない極東の情勢の中で、どうやって立ち振る舞うのか、
日本人がその頭脳の全てを振り絞って、考え抜くべきである。
彼らが行動に移してからでは遅い。
右だ左だ、上だ下だ、など、そんな子供じみたことにこだわっている場合ではない。
いま日本は完全な丸腰にされようとしている。
それが、海の向こうから見た日本の姿である。
改めて、賢明なる諸氏、
俺の納得いく論法で、悪夢を取り去ってくれ。
心からお願いしたい。
という訳で、第一問、
虫国にとって、日本という場所は、それほどまでに魅力的な国であるのだろうか?
それはなぜ?
それを手に入れる為に、虫国はいったい、どんな手を使ってくるのだろうか。
武力ではないはず、というのが俺の考えである。
せっかくの宝の箱も壊れてしまってはもともこもない。
だったらどうやって?
対虫国政策の専門家の方々はどんなシュミレーションを練ってきたのだろうか。
日本のメディアがその問題を上げないのが、なによりも不気味である。
いったいどうなっているのだろう・・・
という訳で、いやはや、パニクってるな。
恥ずかしい限りである。
全てが馬鹿げた妄想であったと望むばかりである。
思い起こせば、数週間前のこと、
まだ世界が少なくとも理性の存在を信じていた、
そんな時代、つまりは、2016年10月の末、
いつものように犬の散歩にセントラルパークに行った際、
どういう訳かまたうちのバカ犬王子さま、
またまた理由も言わずに、こっちだこっちだ、
とお散歩ルートの無理強いを始め、
そしてたどり着いたのが、なんと、五番街。
つまりはそう、
ユニクロにあるガラス張りのエレベーターに乗りたい、
とまあそういうことなのだが、
その五番街のユニクロに向かう途中、
いきなりの通行止めの大混乱ってのに巻き込まれた。
ほら、お前、言わんこっちゃない、と我が犬を恨々めしく睨みつけながら、
そう言いながらも、
田舎者の観光客にみすみす我が犬の足を踏んづけられてはたまらない。
という訳で、この巨大な犬を胸の中に抱え上げては、
その重さにうめき声を上げつつ、
てめえら、この百姓、どきやがれ、とやっていた訳なのだが、
で、この五番街の大混乱のその原因、ってのが、
言わずとしれたトランプ・タワー、な訳である。
改めて、このトランプ・タワー、
五番街の中心にある、この金持ち専用の白亜、というよりは、金歯ギラギラの黄金の塔。
その前に、アンチ・トランプ、そして、トランプ・サポーターの大群衆が、
大通りを遮断しては、罵声を浴びせ合う、とうい最悪の状態が
連日に渡って繰り広げられていた訳で、
おいおいおい、と思わず大苦笑。
因みに俺には嘗て、この金歯ギラギラのトランプ・タワーに住む友人がいて、
ともにテニスをする度に、このトランプ・タワーでダラダラしていた、そんな経験があって、
つまりはこの金持ちだけのサンクチュリアであるトランプ・タワーの窓から、
いったい外界のゴミどもがどう見えるのか、それを疑似体験していた。
とまあそんな経験もあって、
改めてこの、トランプ・タワーの前の大混乱、
その取り澄ました住人たちに対して、心の底から、ざまあみろ、と。
なにもかもが、てめえらが自分で蒔いた種なんだからな、などという、
最低最悪の悪態をつきながらも、
その茶番的な大騒ぎを鼻で笑っていた訳である。
そう、あの当時、俺はそれを予感はしていたものの、
まさかあの暴言王が、本当の本当に、アメリカの大統領になる、など、
やはりどうしても信じられなかった訳だ。
そんなことになったら、それこそ本当に世界の終わりではないか。
その楽観が、全ての間違いであったのだが・・
♪
とまあそんな訳で、俺は俺なりに俺の流儀、
つまりは、世の中で何が起きようが、俺は俺の道を行く、
ぶっちゃけ、混乱整備のおまわりの制止を無視して、
そのデモ隊の人混みの真っ只中を、
てめえら、頭が高い!
ブッチ様のお通りだ!
ぶん殴られたくなかったら、あるいは、噛みつかれなかったら、
さっさとその道を避けやがれ、
と問答無用の強行突破にでたわけだが、
とそんな中、そのデモ隊の最前列に、え? なんと以外な集団。
なんと、トランプ・タワーのその真ん前に陣取った、
トランプ・サポーターののぼり旗のその中心に、
以外や以外、赤い旗・・・
この五番街、あるいは、トランプ・タワー、という象徴から、
似ても似つかない、どころか、世界中でこれほどまでに遠い存在もない、
ってな、その妙な集団、
ぶっちゃけ、赤い五性劫旗の東洋人 なんてものが、目に飛び込んで来たわけだ。
そのプラカードにははっきりと、CHENISE FOR TRUMP とある。
人民虫国が、トランプをサポート? まさか・・・・
ああ多分、と思った。
そう、台湾系の人々には、実は共和党支持者が多い。
つまり、狂産虫国への布石として、共和党の米軍系ロビーストを焚き付けて、
とやっていた訳だからなのだが、
つまりはそう、その台湾系の人々、とは思いながら、
しかし、そうであれば、
そんな台湾系の人々がよりによって赤い旗を掲げることはまずありえない。
で、聞いてみた。
あんたら、いったい何者?
英語の判らぬ虫国人たちが、ひたすらにバカのひとつ覚え、
虫国はトランプを支持する、と繰り返している。
狂産主義の人民虫国が、共和党のトランプを支持する?ありえねえ・・・
その光景こそは、まさに、この21世紀の不条理の象徴であった。
という訳で、そうこうするうちに現代のゲシュタポであるNYPDの機動部隊が投入されては、
てめえら、うだうだ訳の判らねえこと言ってるとぶっ放すぞ!
この史上最強のヤクザもの軍団の登場により、一瞬のうちに政治思想もイデオロギーも沈黙。
という訳で、その混乱に乗じて、そら、逃げろ、とばかりに五番街を斜めに横断、ならぬ大縦断。
ユニクロの店内に逃げ込んでは改めて、なんだよあの、虫国人たち、とその衝撃に思わず苦笑い。
まったくもってこの虫国人、なにからなにまで訳がわからねえな、と。
♪
という訳で、虫国人である。
なにかにつけてファナティックな人海戦術を拠り所にするこの遅れてきた大消費軍団。
その金にものを言わせては、ニューヨーク中の不動産物件を、キャッシュで買い叩く、
なんてことを続けていた訳で、
事実、俺達が住むアッパーウエストサイドにおいても、
空き物件の一般公開:オープン・ハウス、なんてのがある度に、
いきなり、両手にドュアン・リード:ニューヨークの街角のどこにでも目にするドラッグ・ストア・チェーン、
の大袋に札束を詰め込んだ虫国人たちが押し寄せては、
ドアが開いた途端に、アイ・バイ、アイ・バイ: 俺買う、俺買う、と言ってはその札束をぶちまける、
そんな一時期の地上げ屋めいたことが、実際に行われていたのである。
そう、このニューヨークの末期的な狂乱地価、
その原因となったのが、まさにこのチャイニーズ・マネーの流入である。
ニューヨーク中のありとあらゆる不動産物件を買い叩くこのチャイニーズ・マネー。
いやあもう、この街中がチャイニーズに買い取られてしまいそうだ、
なんてことをイタリア人の友人に言ったところ、
あら、それはヨーロッパだってそうよ、と。
ローマからフィレンツェからトスカーナから、
イタリアの高級物件を片っ端からチャイニーズ・マネーが買い占めている、らしい。
ロンドンでもパリでも、イタリアでもスペインでもそうよ。
チャイニーズ・マネーが世界中の地価を高騰させては、お金持ちはウハウハ。
その煽りを食った一般庶民は、物価の高騰に目を白黒させては青色吐息。
ただ、金に美醜がないように、金にイデオロギーも関係ない。
例えそれが、ごま油と八角の匂いの染み込んだ汚れきった札束であろうが、
金は金、と割り切ってしまうのが、この21世紀の原理。
つまり・・・
つまりそう、世界はまさに、チャイニーズに買い取られつつある、ということ。
そして、行政者たち、あるいは、経済界は、それに懸念を示すどころか、
それを率先して、ある意味では、扇動しながら、依存を続けている、と。
やばいな、と思わず呟く。
もちろん、と誰もが返す。
ただ、やばい、やばい、と思いながら、
目の前に札束を積まれた途端、そんな懸念も吹き飛んでしまう訳でさ。
虫国人に文句を言っているのは、その恩恵に預かれない貧乏人ばかり。
金持ち達は、口ではなんとでも言いながら、実際にはそんな虫国人を騙してすかして、
泡銭を稼ぐことに躍起になっている。
それを、虫国人は高笑いを響かせては、煽り続けている、と。
つまり、と思わず。
そう、メディアに騙されちゃだめ。
この世の中、正論が正論としてまかり通ったことなんて一度もなかったでしょ?
口ではなんと言おうと、その胸のうちでなにを思おうと、
実際には、虫国、なのよ。
騙されたと思って、虫国に賭けなさい。
金持ちの連中はみんなそう言ってるわ。
♪
改めて繰り返すが、
俺が初めて見た外国、というのが、
実はまさにこの虫国であった。
別に虫国に行きたかった訳ではない。
本当に行きたかったのは、もちろんニューヨーク、
あるいはロンドン、そして、我がイニシエの初恋の人の待つイタリア、
であった訳で、
なにが悲しくて虫国なんてところに行かなくてはいけないのか。
ただそう、当時、世間のバブル景気を尻目に、
爪に火を灯すような極貧生活に身をやつすバンドマン暮らしを続けていた俺が、
なんと、海外旅行、なんてものに行ける、
しかも、物価の安い彼の地では、なにを食っても食い放題、ってぐらいに飯が食える、
そう聞いては一も二もなく飛びついたこの決死隊のアルバイト。
当時、自由旅行解禁直後であった虫国。
そこに足を踏み入れた旅行者たちが、
帰路の手段を閉ざされて幽閉の危機にある中、
それを救出すべき決死隊として派遣された、
まさに神風添乗員の役どころであった。
先陣として派遣された虫国語を専攻する大学生が、
一も二もなく撃退されては瀕死の果てに帰国することになり、
問題は言語にあらず。まさに、パワーと順応性なり。
その作戦転換から、この日本で最も虫国の現状に適応した人材、
としてこの俺に白羽の矢があったのである。
とにかくすごいんだ、と帰国した虫国語野郎がいった。
まさに怒涛のような大混乱で、どこもかしこも・・ああ、思い出したくもない。
という訳で、右も左もどころか、虫国語など一言も判らぬまま、
いきなりこの虫国という怒涛の大陸に叩き込まれた俺。
そこはまさに、この世の地獄と言ったら閻魔様に怒られそうな、
まさに、これほどのこ汚い混乱というのがこの世にあるのか、
というぐらいの末期的な状態。
駅前の広場、見渡す限りを埋め尽くした難民もどきのホームレスの群れ。
通りを歩けば、たちどころに、まるでハエのように絡みついてくる物乞いの子供たち。
四方八方から飛んでくる手鼻、痰唾、そして火の着いた吸い殻。
砂埃が煙幕のように立ち上る街頭、
歩道を占拠する屋台と物売りたち、天秤棒を担いた老婆、
排気ガスを吹き上げるポンコツの車が、信号などあってないものと人混みの真ん中につっこみ、
その合間を、自転車とそして群衆がみっしりと埋め尽くしては犇めき合う。
バスに乗れば、走り続けるドアから蹴り落とされ、引きずり降ろされ、
道端を埋めたゴミを避ければいきなり自転車がぶつかり、
倒れた人のその真上を車がなんの躊躇もなく通り過ぎ、
この世の終わりとばかりに、憎悪の塊りのような鬼の形相で、
人々が怒鳴りあい、罵り合い、掴み合い、時として、公然と殴り合う。
そんな悪夢のような雑踏の中、呆然と立ち尽くす日本からの人々。
地獄だ、と人々は言った。
なんだよ、朝日新聞の言っていたことと、ぜんぜん違うじゃないか・・・
ただ、そう、俺はこういう状況に慣れていた。
そう、俺は、パンクロッカーだったのである。
その末期的な雑踏こそは、新宿ロフトにおけるパンクロックのギグ、その再現でもあった訳だ。
おもしれえ、と俺は思った。
そこはまさにパンクロック。つまりは不良天国。
この場所では、なんでもありだ、と勝手に自己判断し、
やられたことはきっちり倍返し、のモットーを盾に、
問答無用の現地化を敢行。
つまり、手鼻には手鼻を。痰唾には痰唾を。
押されれば押し返し、蹴られれば蹴り返し、
怒鳴られれば怒鳴り返し、どつかれればどつき返し、
自転車に跳ねられればそれを追いかけて引きずり降ろして、
そしてその自転車を強奪するに至った。
という訳で、虫国はまさにパンクだった。
その見渡す限りのケイオス。
戦後というよりは、いまだに、街中が爆撃直後、というような、瓦礫の山。
止めどもなく押し寄せてくる避難民のような大群衆。
俺はそんな地獄の底で、まさに水を得た魚のようにはしゃぎまわり、
そして時として、混乱期の激動にあった虫国の人たちの、
そのなけなしの善意を鼻で嘲笑いながら踏みにじる、
そんな蛮行に及んでいたのだった。
♪
だがしかし、さすがのパンクロッカーと言えども人の子であった。
正直なところ、虫国から帰って後、
俺は悪夢に苛まれていた。
あの怒涛の中で、老いた両親を、
そして、友の、あるいは恋人の、
その姿を探してはもみくちゃにされながら、
その末期的な混乱の中で、
断末魔の叫びを上げながら途方に暮れている、
そんな夢である。
あるいはそう、あの親の仇のような罵声を浴びせかけて来た、
あの憎悪に満ち満ちた表情。
その憎悪の根源がいったいどこにあるのか、
その謎について考え続けてもいた。
こうして虫国への旅は俺の中でトラウマと化した。
そのトラウマの癒えぬうちから、再び虫国へと舞い戻る形となり、
よりによってその際には、俺は会社側の帰国要請をぶっちし、
そのまま虫国奥地への旅へと出発してしまったのだが・・
そう、俺はこの胸に抱えたトラウマの処理に困りきっていた。
そのトラウマを解消すべく、
つまりは、人間に共通する筈の人権、あるいは平等、
あるいは、良心という最後の砦、
虫国大陸にその片鱗を探すべく旅にでたのだが、
当初の悪い予想通り、その旅は、いまも悪夢にうなされるほど、
最低最悪の経験となっては、
トラウマの上に新たなトラウマを重ねる結果になった。
正直なところ、その後いろいろな土地を旅したが、
この当時の虫国ほど、人間という存在の、
その生命、というものの、そのあまりの希薄さを
思い知らされたことはなかった。
いかなる理由においても、人間が人間をここまで苛む、
その事実が信じられなかった。
人間がここまで、野獣でさえ目をそむけるほどに、
限りなくあさましく、限りなく醜く、限りなく憎み合う、
その必然性がどうあっても理解できなかった。
その後、俺は、さまざまなソースから、
戦後の虫国で起こったこと、
大躍進政策の失敗から、
そして、文化大革命。
鉄のカーテンに閉ざされたその内側で、
いったいなにが起こっていたのか、
その片鱗を知るに至った。
人が人を食らうという、この世で最もおぞましい地獄。
あるいはそう、隣人が隣人をなぶり殺しにし、
家族が家族同志で殺し合い、食らい合う。
その地獄絵図を演出したもう沢山。
悪魔、どころか、偉大なる魔王の如く、
その地獄の様を見つめ続けたこの二十世紀最大の傑人。
そのあまりに凄まじいばかりの狂気を前に、
抗うどころか、ひれ伏したくなるほどの、
その徹底的なまでの怪人ぶり。
果たしてこのもう沢山という人は、
そして彼を公私に渡って支え続けた臭怨来という人は、
いったいなんであったのか。
虫国という国を旅行して抱え込んだトラウマ、
そのトラウマの傷を癒やす為に、
俺は虫国史を追い続け、そして追えば追うほどに、
人間というこの生物の、その心の闇に引きずり込まれることにもなった。
そしてそう、あの俺の見た虫国。
そこで暮らす人々こそは、この人間という生物の底の底、
その地獄の沙汰を生き抜いた、まさに勝者、であった訳だ。
あの人間の常識を逸脱した憎悪の塊の様は、
つまりはそれが理由であったのか。
♪
そしてあれから、どれだけの日が流れたのだろう。
バブルに浮かれ騒いだ時代の後に、
東西の壁が崩れ、憎きソビエトが倒壊し、
そして天安門事件の姿が世界を席巻し、
その後、冷戦の終結から日も浅い中、
世界は再び、第一期イラク戦争へと突入、
それを契機に日本のバブルがはじけ飛び、
そしていつしか西側の文明はすっかりと、
消費、という原動力が飽和状態に達するに至った。
もう誰もなにも求めてはいなかった。
人々は贅沢にも、喧伝にも、成長にも、
もはや夢を抱いてはいなかった。
あれだけ踊るに踊らされた後、
そしてやってきたこの夢の後の焼け野原。
そう、日本は太平洋戦争の敗戦の後、
再びこの、バブルの崩壊という出来レースにひっかかり、
改めて、焼け跡の風景に叩き込まれることになったのだ。
俺がよく言う、二度の敗戦、とはまさにこの事を示す。
このバブルの崩壊を俺は敗戦、と定義している。
そう意味で、日本は二度戦争に負けたのである。
そしてその傷跡から、いまだに立ち直ることができないでいる。
そんな中、あの虫国こそが、失速した資本主義の唯一の希望となり得た。
もう誰になにも買わなくなってしまった西側社会。
しかし、ものを作り続け売り続けない限り、資本主義は機能しないのである。
虫国というこのあまりにも遅れた社会。
そこに、資本主義の概念を教え込み、そして消費をさせるため、
新たなカモを求めて、世界中のヤマ師たちが虫国に殺到した。
虫国は資本主義の洗礼、その百年以上にも渡る蓄積を、その毒を、
僅か数年の間に一挙に叩き込まれることになった。
虫国が世界の工場と化し、
その内部で行われている恐怖政治、その全てに目を瞑りながら、
資本主義は虫国を担ぎ上げ、おだてあげ、騙し尽し利用しつくし、
そしていつしか、この虫国という国に依存までするようになっていたのである。
国内にまさに煮えたぎるマグマのような矛盾と、不条理と、
そして、憎悪と劣等感に裏打ちされた、
資本主義へのいたいけな憧れを抱え込んだ、
このあまりにも遅れてきた半文明人たち。
この虫国人たちこそはまさに二十一世紀の徒花。
その後進性をこれでもかと嘲笑いながらも、
そんな虫国なしには資本主義が立ち行かない、
そんな歪んだ相互依存関係がついこの間までの現実であった筈だ。
しかしながら、虫国はこの西側の資本主義というものを、
黙って受け入れた訳ではない。
狂産主義が建前の虫国にとって、
この資本主義は表向きは敵にあたる訳で、
よって虫国は、この資本主義に対抗するために、
その弱点を研究しつくし、利用するべきところを利用し尽くす、
それを建前とする、そんなあざといダブル・スタンダードを持ち続けている。
つまりは、いつでもちゃぶ台返しの自爆を匂わせては、
不条理な強硬策を無理強いする、
そんな交渉術を連発し始める訳である。
改めていう。
虫国の中にあるのは、その歴史に対する根源的な憎悪である。
あの悪意に満ちた大陸。
その姿をいまもありありと思い浮かべることのできる俺にとって、
その後の虫国という国の歩んだ道のりの中には、しかし、
あの、人が人を喰らい、家族同士が殺し合う、
そんな地獄の中を生き抜いた、生き抜かざるを得なかった、
そんな人間としての極限の地獄を見たしたたかさが垣間見えるのである。
あの虫国の姿が、
そしてあそこまでの地獄を見ながら、しかしいまなお生き続ける、
このゴキブリのような生命力、
それを知れば知る程、このなりふりを構わずに生き抜く、
その生命力の源こそが、この国の狂気の源泉なのだ。
この国はなんでもやる。
あれほどの地獄を見た人々である。
恥も外聞も、見栄も衒いもなく、
欲しいものをがむしゃらに奪い去っては、
そこになんの理性も心情も、憐憫さえも残さぬままに貪り喰らい、
嘆き悲しむ人々に、手鼻の一つもぶつけては、
猿のように前歯を剥き出しては、
憎しみの限りを尽したあの三白眼で、メイヨーと吐き捨てるであろう。
あの人々に日本人の相互依存の村社会的な共存性はみじんもない。
なにからなにまで、徹底的に日本の馴れ合い的な親近性からはすれ違う人々である。
真心、に代表される心情の慈しみ、彼らはそれを、弱さ、と定義するに違いない。
忘れてはいけない。
彼らは隣人同志で食らい合い、家族同士で殺し合ってきた、
その地獄の沙汰を生き延びた人々の末裔なのだ。
彼らの根本は憎悪と闘争である。
そこには相互依存も懐柔という定義もない。
そんな歴史は少なくとも日本には無かった。
日本人にはそんな状況で生き延びてきた経験がなにひとつとしてないのである。
つまり、まともに喧嘩をしても勝てる相手ではない、ということなのだ。
虫国狂産党という第一党が虫国に君臨を続ける限り、
虫国人はその地獄の記憶から逃れるすべはない。
そして彼らは、必ずやそれを、近隣国に押し付けてくる筈である。
我々の体験した地獄をお前らにも味あわせてやる。
そのおぞましい悪意の記憶を、俺は拭い去ることができないのである。
♪
この複雑怪奇な二十一世紀。
敵の敵は味方、が二十世紀の原理であったとすれば、
二十一世紀は、敵も味方もない、グローバリゼーションという下克上である。
その修羅の無法地帯の中で、
地獄の沙汰を生き抜いたゴキブリ精神をモットーとする虫国人は、
まさに独壇場である。
民主主義という建前にも、人権という轍も、
博愛主義という最後の拠り所さえ、メイヨーの一言で切り捨てる、
地獄の餓鬼、のような人々である。
どんな理屈も説得も、彼らの前にはなんの意味もなさない。
食うか食われるか、それだけが彼らの行動原理の全てである。
そしてそんな虫国人は、民主主義という概念を尊重するどころか、
彼らにとってそれは、敵、なのである。
つまりは、米軍という占領軍に、父親的な像を夢見ては、
自ら率先して騙され続けた、
戦後民主主義の甘い幻影に骨抜きにされてきた日本人にとって、
この虫国という国の一種の野蛮とも言える生命力は、
まさに、理解不能な、脅威そのものである。
そしていま、そんな狂気の暴走マシーンが、
その憎悪の吐き出し口を、世界に向け始めたのである。
世界がそんな虫国を心の底から疎んじ始めている。
そこには、嫌悪、そして、侮蔑、そして、恐れ、がある。
動物的な本能に生きる虫国人は、そんな西側の国々の恐れを、敏感に感じとっている。
そしていま、同じような動物的本能に貫かれた覇権主義をモットーにしてきた、
アメリカという超大国、その拘束を解かれようとしている虫国。
ドナルド・トランプという、虫国人でさえあざ笑うほどに民度の低い男が大統領に選ばれた、
そこに、アメリカという国の明らかな弱体、を見た筈である。
虫国という野獣がこの機を逃すはずがない。
日本の本当の危機が、いま刻一刻と迫っている、それが俺の私感なのである。
♪
という訳で、
その胸になにがあっても、虫国に賭けなさい、
富豪連中からそんなふざけた助言を耳元で囁かれながら、
俺は改めて、
虫国という国が覇権を握った国々の、その底なしの絶望を感じざるを得ない。
嘗てのヒッピー仲間の一人が、最近になって再び、アジアの国々を回って帰ってきた際、
ひとこと、暗い、と呟いた。
暗かったよ。
暗い?
そう、暗い。アジアがすっかりと暗くなっていた。
暗いというのは?
いや、ただたんに、暗かった、それだけなんだけどね。
つまり?虫国の影?
まあ端的に言ってそうだな。どの国も、表面上はなんと言っていたとしても、
その懐的には、すっかり虫国からの融資に骨抜きにされている。
その大嫌いな奴らに飯を恵んでもらっている、その後ろめたさが、
アジアの国の隅々にまで広がっている。
そう、世界を虫国というゴキブリの大群が食い荒らし、
どこを見てもゴキブリだらけ。
噛んだり刺したり、そんな危害を加えることがないことは知っているのだが、
この見渡す限りのゴキブリの様、
どう考えても気持ちのよいものでもない。
ただ、それをどうやって駆除するのか、誰もその解決策が掴めないまま、
ゴキブリたちが見る見ると床を壁を天井を這い回っては埋め尽くしていく。
♪
という訳で、そう、トランプの暴言にやられた訳ではないのだろうが、
普段からの俺の持論、ヤケクソ気味のグローバリゼーション賛美、
あるいは、投げやりとも言える博愛主義も、
既に、心底嫌気が刺し始めた。
本音で語ってしまえば、俺は虫国という国が、死ぬほど嫌いである。
これは憎しみ、やら、嫌悪、やらとは違う次元である。
強いて言えば、ゴキブリ、に対する感情ににている。
俺はそう思っていたからこそ、虫国脅威論を唱える人々が不思議でならなかった。
ゴキブリを相手に、脅しをかけたり説得を試みてもなんになるっていうのだ。
ただそんなゴキブリのような人々が、一度、虫国狂産党の轍を抜けると、
あら不思議、いつのまにかすっかりと真人間、
それも、日本人そっくりの、慈悲と真心に満ちた、有効的な人々に成り代わってしまう、
という事実も知っているつもりだ。
そう、あの虫国史の拭い去れぬトラウマである、大躍進も文化大革命も、
虫国狂産党という狂気の演出した悪夢に過ぎなかった。
つまりは、諸悪の根源が、この虫国狂産党という組織、そのものなのだ。
それから開放された時、虫国人は初めて人間として生まれ変わることができる、
俺は実はそう信じているのである。
という訳で、そんなゴキブリのような悪夢に拘束された人々に、
なんの正論も、説得も無駄、である。
ただ、悪戯にその巣窟を叩くと、それこそ、何万何億という死に物狂いのゴキブリが、
一挙に海を渡って日本に雪崩込んでくることにもなりうる。
生かさず殺さず密閉し幽閉しながら、気長に躾けを続けながら、
世代交代を待つ以外に、方法はない。
つまりは虫国大陸そのものが、人民という病原体を抱えた壮大な病床なのである。
賭けても良い、あの国はいずれは自滅することになる。
いまこの時にも、国中をこれまで資本主義を蝕んできた負の遺産の全てが、
一挙にぶち巻かれている筈である。
つまりは肥満、つまりはエイズ、つまりは格差、そして、ドラッグ、である。
そしてあの末期的なまでの社会矛盾、その有無を言わさぬほどの不条理、
その全てにおいて、肥満とエイズとドラッグがこれでもかと蝕んで行くはずである。
その中で、経済格差と社会不正義に業を似やした人々がテロを連発。
このまま行けばいずれにしろ人民虫国という組織はお終いの筈である。
虫国狂産党はその断末魔を、どうやって切り抜けるか。
そう思った時、その唯一の解決策は、他国への侵略、以外にありえない。
つまり虫国は、今後、アメリカ、あるいは、ローマ帝国の陥ったのとまったく同じ、
覇権主義というどツボの中を突き進んでいく筈である。
そしてそのあまりにもあからさまな狂気から、いかにして逃げ回るのか、
それこそが、日本という国の死活問題なのである。
その断末魔の覇権主義の中にある虫国という国を、
まともな国家として見ることからして間違いなのである。
つまりは、彼らのちゃちな恫喝に乗ってはいけない。
それこそがキチガイに刃物を振り回させる、口実を与えることにもなりうる。
憲法改正も、靖国問題も、戦争責任のすべてが、そしてあの尖閣諸島問題も、
実はこの、断末魔の覇権主義への、口実を導き出すブラフに成りうる。
アメリカという拘束の弱まりつつあるいま、虫国の覇権主義者にとって、
今後、ベトナム、カンボジアから始まり、タイからミャンマーからネパールからそしてフィリピン、
あるいは、アフリカ諸国、そして、南米。
その全てが、大中華帝国というイニシエの覇権主義の標的に入っている訳で、
そんな中、日本という国はまさに目の上のたんこぶ。
迂闊に手を出せばどんなしっぺ返しが来ないとも限らず、
がしかし、欲しくて欲しくてたまらない、まさに宝の箱、である。
そんな野獣の舌なめずりを前に、日本はしかし、決して視線を合わせること無く、
その悪魔が病魔に朽ち果てるまで、待ち続ける以外に方法はない。
短絡的な解決策は禁物である。
それこそが、奴らの思う壺である。
一夜にして、徹底的且つ完璧な核武装を実現する、
そんな夢のようなことがない限り、
日本の命運は、世界との連携を深め、あるいは、その依存性を再確認させることで、
日本のハイテク産業を武器としたバーターの取引を中心に、
日本の世界での位置をアピールし続ける、それ以外にはない。
日本の技術無くしては世界は成り立たない、
そこまでになって初めて日本の存在が確保されるのである。
改めて、これは死活問題である。
憲法改正なんていうちゃちなドメスティックなところで、
堂々巡りを続けているべきではないのである。
あるいは、日本はすごい、などという、
オカマが鏡に見惚れるような、くさったナルシズムの中に浸りきってる場合でもない。
日本人の命運は、日本人の頭脳にかかっている。
それを国策として掲げるべきである。
ただそう、それをやるには、あまりにも時間がない。
♪
正直なところ、トランプが勝って以来、
日本中がゴキブリだらけにされる、
その悪夢が今日も俺を苛んでいる。
どうかご賢明な諸氏、俺の悪夢を取り去ってくれ。
曖昧な、日本はまだまだ大丈夫ですよ、なんていう、お茶にごしではない。
それこそ、自分勝手な楽観的論に陶酔しては国中を破滅させた、
あのバカな軍国頭たちの二の舞いである。
あの腐り切った断末魔のゴキブリ大国の汚染からどうやって身を守るのか。
ぶっちゃけ、あのゴキブリの大群が一挙に日本に雪崩込んだ時、
日本はいったいどうやってそれを防ぐのか、
その現実的かつ具体的なアイデアをお伺いしたい、
そう切に願う訳である。
♪
改めて、基地の街で育ち、そしていまこうして米国に暮らし、
米国人のメンタリティをちょっとは肌で感じられる立場から言わせて頂ければ、
日本に駐留する米国軍、その目的は、
日本を守る為、などでは、まるでない。まあ当然な話。
つまり、米軍は、米国の利益の為にそこに居座っているのであって、
日本を守る、というよりは、日本にある米国の資産を守る、というのがその目的の主たるところ。
なので、シン・ゴジラではないが、もしも日本の存続と米国の利益が相反した場合、
米軍は迷わず、日本を捨てて米国の利益を選択する。
まあそう、それも言うまでもなく当然の話。
という訳で、ぶっちゃけ、虫国と米国が、日本の頭を越えて勝手に握手をされてしまった場合、
日本は丸腰、となってしまう訳なのだが、それが誰でも理解しているだろう、と。
では日本をどうやって守るのか?
そうなってくると、憲法改正だ、議会だ、なんてものは、はっきりいってぜんぜんどうでもよくなる。
強いて言えば、あべしゅしょーの対面など、誰が気にするであろうか。
誰にも知られないうちに一夜にして核武装を成し遂げる、などということができるはずもなく、
だが、いまそう、こうしている時にも、あのゴキブリの大群のような人民軍がどこぞの国境を超える、
なんてことが、まさに、いま、目前にしているわけじゃないのか?
今後、トランプなんていう大馬鹿ものが大統領になってしまった以上、
米国は混乱を極める。そして確実に弱体化する。
米国という障壁を無くした虫国がどこまで正気を保っていられるのか、
正直なところ、俺はそれを、思い切り悲観的に考えている。
いまは御託や言い訳や、根拠のない楽観を並べている場合ではない。
気分はもうシン・ゴジラ、という状態にあってようやくバランスが取れる、
そんな状態にあるのではないのかな。
という訳で、思い浮かぶのは田中角栄である。
キッシンジャーの暗躍から、いきなり米中の首脳会談を実現されてしまった日本が、
その存続を賭け、首相自らが捨て身で敵の懐の中に飛び込んだ、その快挙である。
ありとあらゆる虫国向けのチャンネルを使い、
それは民死ん党だ、狂産党だ、あるいは、創蚊楽会だ、に限らず、
とりあえずは、右から左から、民間から役人から研究者から、
下手をすればあの宇宙人・鳩山を捨て石に使ってでも、
日本人の上から下までを総動員して、
虫国側、そして世界各国との交渉を開始するべきである。
アメリカはもう頼れない。その事実がなにを意味するのか。
これまで、ジャパンハンドラーの言いなりであった性話会の人々が、
米軍の存在しない極東の情勢の中で、どうやって立ち振る舞うのか、
日本人がその頭脳の全てを振り絞って、考え抜くべきである。
彼らが行動に移してからでは遅い。
右だ左だ、上だ下だ、など、そんな子供じみたことにこだわっている場合ではない。
いま日本は完全な丸腰にされようとしている。
それが、海の向こうから見た日本の姿である。
改めて、賢明なる諸氏、
俺の納得いく論法で、悪夢を取り去ってくれ。
心からお願いしたい。
という訳で、第一問、
虫国にとって、日本という場所は、それほどまでに魅力的な国であるのだろうか?
それはなぜ?
それを手に入れる為に、虫国はいったい、どんな手を使ってくるのだろうか。
武力ではないはず、というのが俺の考えである。
せっかくの宝の箱も壊れてしまってはもともこもない。
だったらどうやって?
対虫国政策の専門家の方々はどんなシュミレーションを練ってきたのだろうか。
日本のメディアがその問題を上げないのが、なによりも不気味である。
いったいどうなっているのだろう・・・
という訳で、いやはや、パニクってるな。
恥ずかしい限りである。
全てが馬鹿げた妄想であったと望むばかりである。

トランプだ?ファシズムだ?知った事か、 俺たちにはベビーメタルがいる!
え?それ本当の話?
ニュース・ソースは?
なんて、追いかけまわすつもりもないんだけど、
まあそう、確かに気になると言った気になったりもして、
で、へえ、すぅちゃん、やっぱニューヨークに居たのか。
ひとりで?
まあスタッフの人達とだろうけど。
で、ユイと最愛は?
ってことは、と思わずゲスの勘ぐりを入れると、
ウェンブリーの最終ミックスダウン、なんてのに、
すぅちゃんが参加することもないだろうから、
つまりは、もしかすると、先の東京ドーム、
その、マスターリングをSTERLING SOUNDのTed Jensenで?
で、あの補正をどうするのかな、ってところで、
ニューヨークのスタジオで被せも含めてってことだったのだろうか?
とそんな時、実はちょっと嫌な予感・・・
そう、俺、こう見えても実は筋金入りの小心者のペシミスト、
自分自身のことなど、てんでどうでも良い、
とその半面、
こと、うちのかみさんのことやら、我がバカ犬王子のことやら、
そして、我が愛しのベビーメタルのことになると、
ついつい、心配性が重なって重なって・・
でそう、
今回ちょっと小耳に挟んだ、すぅちゃんがニューヨークに来ていた?
なんて話から、
つまり、なんというか、
俺的には、すぅちゃんがひとりで、っていう状況が、
どうもなんとか、しっくりこない、というか・・・
妙な違和感を感じてしまったわけなんだが・・
♪
だってさ、ベビーメタルってやっぱり、
すぅユイ最愛、の三人でひとつの THE ONE なわけでさ。
なので、すぅちゃんがこの遠い異国の地:ニューヨークで、
ひとりでスタジオに缶詰にされて、
お釜:ヘッドフォン被ってマイクに向かって、
ってな状況を想像するに、
ふと思うのが、金魚鉢の中にいったい誰がいたのか、と。
つまり、すぅは、そのスタジオの中で、いったい誰に向かって歌っていたのかな、と。
とそんな状況を想像した時、
そこに、ユイ最愛が、いるか、いないか、
それで、すぅちゃんの声って、
抜本的に変わってきちゃうんじゃないのかな、と。
そう、ベビーメタルは三人でひとつのTHE ONE。
いついかなる時も、例えその時に、音入れ、なんていう、
ユイ最愛のダンスが必要がない、と思われるときであっても、
ユイ最愛はすぅと一緒にいてあげないと、
すぅはいつもの実力が出せない、
下手をすると、まるで別の人になってしまう、
つまりはあのヘリウム声のような、
ちょっと頼りない、泣きそうな声、
なんてのになっちゃうんじゃないのかな、と。
なので、ベビーメタルの音入れには、
必ず、ユイ最愛も一緒に参加、ってのが、
ベビーメタル・パワーの秘訣なんじゃないのかな、
と思ってるんだが・・・
え? そんな無駄な経費、使いたくないって?
冗談言っちゃいけない。
それは、判っていない。
芸術はコスパで測れない唯一のもの。
そして、ユイ最愛と一緒のベビーメタルと、
そして、すぅちゃんだけの音入れは、基本的に違うもの、
と考えて貰わなくては困ります。
そうなんだよ、ベビーメタルのパワーの秘訣は、
すぅと、そして、ユイ最愛、
この三人のパワーが結集して初めて、なんじゃない?
そして、無駄な私感を重ねさせてもらえば、
すぅちゃんがひとり立ちするのは、まだ早い。
あるいは、その必要はない。
いこーる、すぅと、ユイ最愛を切り離して考えてはいけない。
いついかなる時にも、この三人は一緒、
一緒であって初めてベビーメタルなんだよ。
そんなの、ステージ見てれば判るじゃないか。
すぅは、ユイ最愛がいて初めてのすぅめたる、
そして、あの超絶的な歌声は、
観客の人たちに向けてと同時に、
ユイ最愛と一緒にステージに立てる、その喜びの賛歌、なんだよ。
ユイ最愛のいないステージでは、
すぅの火事場の馬鹿力を導き出すことはできない。
ユイ最愛がいるからこそ、
すぅはあの超絶の神がかりなパフォーマンスが可能になるわけでさ。
なので、お願いです。
三人を引き離さないで欲しい。
いついかなるときに、三人は一緒。
それがベビーメタル、なの DEATH!
♪
で、構わず極論的私論を重ねさせて頂ければ、
俺的に一番気に入ってる音、ってのが、
実は、あのNHKのドキュメンタリー、
「BABYMETAL革命~少女たちは世界と戦う」
このスタジオ・ライブの音。
テレビ嫌いの俺的にはあるまじろに、実はこの時のスタジオの音、
なにげに、すごく気に入っていたり。
まあこのテレビ用音源が、
ブルーレイやらDVDに耐えられるのかってのは、
プロの方々の判断なので、素人が口出す問題でもないのだろうけど。
で、改めて、最近ずっと聞いている東京ドームの海賊盤、
あの、会場バージョンと、LIVE VIEWINGのテイクをオーバーダブした特製版、
って奴なんだけどさ。
改めて、そう、この東京ドームのライブを聴いてしまうと、
それまでのベビーメタルの影が薄くなってしまう、
それぐらいに、ガンガンに神がったライブであった、
ってのを実感する訳で、
まさにライブのたびにアップグレイドされるベビーメタル、
であるわけなんだけどさ、
で改めてこの東京ドームの海賊盤を聴きながら、
ベビーメタルのその衝撃度ってのにつらつらと感じいるに、
ベビーメタル、
すぅの歌声はまあ、別格として、
最初に驚くのはやはり、ドラム、
あの、凄まじいばかりのツーバスの音圧ではあるのだけれど、
あのベビーメタル・サウンド、その神バンドの演奏に、
まさに、凄み! を与えているのが、
実は、BOHさんのベースである!
と思っている俺としては、
この東京ドームでの海賊盤、非常に残念なことに、
このBOHさんの、燻し銀の壮絶な武士道的プレーが、
実にまったく拾えていない・・・(泣
そう言った意味で、このNHKでのスタジオ版、
これにおけるBOHさんのそのフィンガリングの凄まじさ、
これはもう、涙なみだもの、だと思うんだよね。
まあそう、普通の人にとっては、ドラム、あるいは、ベースの音なんて、
ぜんぜん気にしちゃいないけどね、ってぐらいなものなんだろうけど、
そう、そこはバンドマン、
例え素人衆などにはそれこそ誰にも知られないところで、
しかし、
この、青山さんの、水も漏らさぬJUST!なタイミングと、
そして、BOHさんの、あの、ベースの常識を逸脱しているとさえ思える、
メロディアス且つ、剃刀のようにシャープなピッキング、ならぬ、フィンガリング。
これこそが、ベビーメタルのあのビート、
あの狂気を秘めたような錐揉みビートの核になっている、と確信を込めて言い切れる。
なので、この東京ドームのマスターリング、
LIVE VIEWINGを凄まじいパワーでぶっ飛ばした青山さんのドラムに加え、
BOHさんのベース、この絡みが、いったいどこまで刻み込めるのか、
まじ、本当に楽しみでならない。
♪
という訳で、すぅちゃん、いまはオーストラリア?
ええ、オーストラリアでなにやってるの?すぅちゃん。。。
いきなりまたポンコツパワーを発揮して妙なことをしでかさないようにと祈るばかり。。
♪
で、そう、そうこうするうちに、ええ、もうあと一ヶ月?
東京ドームの頃には、まさに、遥か未来の話、に思えていた、
レッチリとのジョイントのライブ・ツアーが、
実はもう、準備も本腰状態なんだよね、これが。
いやはや、月日の経つのは早いもの、というか、なんというか・・・
で、実は、そう、この小心者のペシミストである俺としては、
当初から、実はちょっと、このレッチリとのジョインとに、
いやーな予感、なんてものがあって、
それは、姫様の純血が、なんていう、まあそんなことは冗談としても・・・
とそれが、実はわりと、冗談でなかったりしたりして・・
で、改めて・・
姫様!
ドラッグは、ドラッグだけは、なりませぬぞ!
そもそも姫様が常人とは思ってはおりませぬが、ドラッグ、これはもう、犬畜生にも劣る、
最低最悪の無限地獄への入り口、どころか、
これまでの、そして、これからの、全てを失うことにもなりますぞ!
因みに、このドラッグ、
マリファナ、は、まあ、あんなもの麻薬のうちにも入りませぬが、
あら不思議、音楽が実に生々しくも、ありありと聞こえて来たり、
なんていう、音楽家にとっては猫にまたたびのような効果があったり、
その樹脂であるハッシシ、これはもう、キラーですな。
音楽家でこれが嫌いな人はあまりおりません。
いやはや、そう、まあそういうことではまりますが、
で?なんですと?
ああ、そうそう、エックス。
これは、まあ、そう、あれも割りと、音楽の肥やしにもなったりしますが、
あれはもう、問答無用になんでもOKとなってしまうところがあって、
バッドトリップがない分、精神性の鍛錬とは程遠い。
で、コークはまあ、そう、音楽には直接作用しませぬが、
シャブってのは、あれは、粗悪な模造品、ですからな。即効ですが習慣性が高いので、
まあ、助平な田舎者の気付け薬、のようなもの。
まあその似たようなもので、クラックというものもありますが、
あれはもう、なんというか、チープもチープな粗悪品の中の粗悪品。
コケインをベイキングソーダで膨らませてそれに殺虫剤をかけただけ、なんていう、
まあそう、子供の遊びみたいなもの。
LSDなんていう、24時間、極彩色のお化け屋敷に監禁される、
なんていうとんでもないものもありますが、帰ってきた後にひたすら虚しくなりますから、
これもあまりお薦めはできませぬ。
で、そう、マジックマッシュ、あれはまあ、魔術用でごじゃりますな。
うまくはまれば神様とお話ができたり、地球を月から眺めたり、
なんていう音楽とちょっと別の次元、
ペヨーテとなるとこれはもう、八百万の神々が総出演、
なんてことになると、これはまさしくあの世の三途の川状態。
ただそんなものは、いずれは死んだ時に嫌でも見せられる光景でしょうから、
わざわざ生きているうちに覗き見することもないか、と。
ただ、そう、これだけは言っておかなくてはなりません。
ヘロイン、これは、これだけは、絶対に、近づいてはなりませぬ!
誰がなんと言っても、絶対に、絶対に、これにだけは、ご注意くださいませよ。
はい、これこそが、麻薬、つまりは、悪魔の薬、でごじゃります。
一度このヘロインという悪魔に魅せれて、生きて帰って来れたのは、
まさしく、あの生きる屍、キース・リチャーズ、ただひとり。
ただ、キース・リチャーズはああいう人ですからな。
ヘロインでもなければとっくの昔に刑務所に幽閉されているような、
まさにパワーの塊り、のような人であったからこそ、
悪魔さえも蹴散らすことが出来た訳なのですが、
ただ、常人には、それは絶対に無理!でごじゃります。
この薬は、天国、あるいは、母体回帰、なんてものを創出してくれる。
よって、己の内面の中への陶酔、ぶっちゃけ、その甘い甘い羊水の中で、
生まれる前の自分に戻れる、なんていうとんでもない陶酔感を味わえますが、
と同時に、この世に生まれてそして神様に与えられたもの、
その一番大切なものを、奪い去ってしまうのでごじゃります。
これまで、数々の天才と言われたアーティストが、
実はこの、ヘロインによって、すべてを奪われて屍と化しました。
ドラマーはリズムを失い、そしてボーカリストは声の張りを失い、
そしてパフォーマーは、情熱を失ってしまいます。
それによって、ジャズやらブルースやらに渋みが増す、
なんていうバカな戯言に騙されて、一度その洗礼を受けてしまったが最後・・・
はい、恥ずかしながらこの爺や、それで、十年間を無駄にいたしましたでごじゃります・・・
なので、そう、ドラッグ、ぶっちゃけ、ヘロイン以外のものは麻薬に非ず。
ただ、すべてのドラッグは、この悪魔の薬、ヘロインへの、登竜門となるのでごじゃります。
全てのドラッグは、その王道である、ヘロインに通じるの、それをしかとお心得くだされ。
なのでそう、
いま、日本で騒がれている、脱糞ハーブやら、しゃぶしゃぶステーキやら、
メイスやらエックスやら、そんなものは、ただの子供の遊び、のようなものでごじゃります。
ただ、このヘロイン、まさに、いま世界を席巻、どころか、氾濫してごじゃります。
ここニューヨークでも、普通にパーティードラッグとして乱用がされている訳で、
嘗て、あの炙り、銀紙に乗せてはライターを翳せば、たちまちゆらゆら立ち上る紫の煙り、
あるいは、スプーンに水滴を垂らしてポンプの先からちゅっちゅっちゅ、
なんていう、面倒くさいシキタリはもう要らないのでごじゃります。
つまりは、まさに、咳声喉に龍角散、
それをさりげなくも、鼻からつっっと、吸い込むだけで、
いきなり悪魔の手のひらにハイタッチ!
そんなとんでもない世界に突入しているのであります。
嘗て、ロックの世界でドラッグをやらないのは、
オリンピックにでて運動など疲れるだけ、馬鹿馬鹿しいのでやめましょう、
と言うに等しい、
というぐらいにまで、ロック=ドラッグ、という摂理が、定番化していた時代がごじゃります。
そのドラッグの魔力が、いつのまにかあまりにも普通になりすぎて、
いまや、チアリーダーがヘロイン漬け、やら、
大学生が試験勉強の眠気覚ましに鼻をグズグズ、
なんていう時代に突入しているのでごじゃります。
なのでそう、ツアー中にも、
バックステージの至る所で、この、妙な香りとやらが漂ってくる、
あるいは、ご挨拶にお伺いした楽屋、
そのドアを開けたとたんに、むんむんむん!の、なななんだ、この臭い煙は、
そんな状態がまさに目に見えるようでごじゃります。
そう、ロックの世界とドラッグは、いまもって、切っても切れない相互依存関係。
あるいは、ドラッグのちからなしには、ステージは成り立たない、
そんな生きる亡者となった人々の独壇場なのでごじゃります。
そして姫様、
そのあまりにも愛らしいお姿、
その姫様方に、おもしろおかしく、
あの、ねんねえに、ドラッグを教えこんで、無茶苦茶に汚してやりてええ、
なんていう、とんでもないことを考える輩が、世界中で虎視眈々と、
姫様方の純血を狙っている、そんなことを考えてしまうのでごじゃります。
そう、確かに、遊びは芸の肥やし、とも申します。
18歳でドラッグの深淵を垣間見た悪魔のような少女が、
世界を魔境へと誘い込む、なんていう図式も確かに、ドラマチックだとは思いますが、
が、が、が、しかし、
そう、爺やは姫様が愛おしいのでごじゃります。
すぅめたる、あるいは、ベビーメタルの成功、
それよりもやはり、
姫様の、中元すず香としての、その人間としての幸せが、
優先されるべき、と思っているヘタレなのでごじゃります。
なのでそう、
爺やは、そんな時代をまさに、身を持って経験したものとして、
姫様には、ぜったいに、ぜったいに、ぜったいに、それは許しませぬ!
爺やはまさに、命に代えてでも、姫様をドラッグから護る、
それこそが至上命令と存じております。
そしてそれは、世界津々浦のベビーメタル・メイトの人々、
そして、日本の人々、あるいは世界の人類、すべての願いなのでごじゃります。
姫様はもう、姫様だけの存在ではごじゃりません。
いまや、トランプ、なんていうブタ野郎が大統領なんてのものになってしまったこの時代、
姫様だけが人類の最後の希望、となりつつある、そんな時代なのでありますぞ。
それを、なにとぞ、なにとぞ、お心に深く刻まれよ!
♪
改めて、各々方。
海外の不良、と長く接してきた拙者の考えでは、
この海外での不良は、まさに、日本などは及びも付かない、
まさに、悪魔の化身のような輩がうようよしてごじゃりますぞ。
ドラッグ、はもちろんのこと、なにかと言えばすぐにナイフを抜く狂犬もどきのパープーから、
目についたものはなにからなにまでかっぱらってしまう、歩く盗癖のような輩から、
男もオンナも犬も羊も関係なく、穴という穴を見るとがむしゃらに腰をふりはじめる、
そんな、畜生以下のような、餓鬼が右往左往してごじゃります。
そしてそう、対バン潰しの為には手段を選ばぬヤクザ連中、
楽屋に忍び込んでステージ衣装を切り刻み、
本番寸前にケーブルをぶっちぎり、
あるいは、本番中に電源を落とし、
挙句の果てに、機材車ごと、まるまるかっぱらわれて・・・
一度、日本という国を出れば、ロックという世界はまさにそんな連中の巣窟でありまする。
そう、拙者もそんな話を、耳からタコがぞろぞろと這い出てくるぐらいに聞かされておりました。
今回は、これまでの欧州ツアーと違い、ツアーバスを仕立てて、一種の軟禁状態の隔離作戦、
という必殺技が使えなくなるかとも存じておりまする。
あるいは、今後の、メタリカ、
あるいは、ジューダス、あるいは、行く行くは、レディガ、マドンナ、そしてテイラー・スウィフト、
なんていう、海外の猛者も猛者、のような人々との戦いを控え、
この、海外という魔境の洗礼、これからどうやって身を防ぎ、そして安定着陸を目指すか、
それが今回のツアーにかかっている、あるいは、予行練習にもなるかと存じまする。
姫様たちの戦いは、まさに、チーム・ベビーメタルの戦い、その総力戦でごじゃります。
真面目に一生懸命やっていれば世間が喜んでくれる、というのは、日本だけのこと。
この邪悪な無法者たちの土壇場であるロックという世界、
その中で生き抜くための術を、チーム・ベビーメタルが一丸となって学び、そして戦い抜く、
その意気込みが必要になるかとぞんじまするぞ。
改めて、これは革命でごじゃります。
改めて、
革命とは、
宴会でもなければ、文章をひねることでも、
絵を描くことでも、刺繍をすることでもない。
そんな上品で、悠長で、優雅で、感傷的で、
心やさしく、礼儀正しく、寛大で控え目なものではないのだ。
革命とは暴力行為であり、反逆なのである。
この真理を胸に刻み、このベビーメタル革命、そのものが、
既存の音楽界、そして、世界に対する戦い、時として、反逆なのだ、
という事実をしっかり、心得えられよ。
そう、これは戦いでごじゃります。
ジョイント・ライブと言えども、ひとたびそれがロックという世界であれば、食うか食われるか。
構うことはござらぬ。
レッチリであろうが、なんであろうが、徹底的に食って食って食いまくり、
ぶっ飛ばすだけぶっ飛ばしては、
自爆状態の瀕死のレッチリからクビを食らったのち、
そのまま独自でアリーナツアーを敢行した、
そんな伝説こそ、まさにベビーメタル冥利に尽きる、
というものでござる。
改めて、これは戦いでごじゃる。
ロック界に蔓延した邪悪な悪魔、
麻薬と、セックスと、そして、妨害工作、
その全てに立ち向かう、総力戦でごじゃる。
その気苦労を、姫様がたに気取らせない為には、
おのおのがた、チーム・ベビーメタルが一丸となって、
その邪悪の全てに立ち向かう、その決意が必要になるのでごじゃりますぞ。
改めて、姫様をお頼み申しましたぞ。
ベビーメタルなしには、人生は無、
そんな困ったメイトたちが、世界中にわんさかいるのでごじゃります。
その者たちの命運は、まさに、姫様、
そして、それを護る、チーム・ベビーメタルにかかっているのでごじゃりますぞ。
おのおのがた、しかと心得よ!
♪
あ、で、そう、実はさ、
ちょっと気になっていたことがあって、
このレッチリとのコラボ、
まさか、あのドラフォーみたく、三姫だけ、なんてこと、まさか、無いよね?
つまり、神バンドはいりません、なんてことになったり、
したら、どうするの?
いや、そんなこと、ねえだろ、とは思うのだが、
で、ベビーメタルにレッチリのフリーが乱入して、ってのはありとしても、
例えば、レッチリのライブにベビーメタルがゲスト出演、
なんてことになった時、言わせてもらえば、
ぶっちゃけ、レッチリのメンバーには、ベビーメタルの曲はプレイできない。
そう、レッチリの演奏技術では、ベビーメタルは物理的に演奏できないんだよね。
だったら、ベビーメタルがレッチリの曲を歌う、ということになるのか、と。
で、改めて、だったらどの曲?となる訳で、
そう、ジューダスと違って、レッチリはほら、パンク・ファンク、だからさ。
メタルとは全然違う。
ジャンルもファン層も、そして演奏技術も、演奏方法も、なにからなにまで違う、筈。
で、そのギャップを、いったいどうやって埋めようとしているのか。
まあそんな要らぬ危惧など、
いざ蓋を開ければ、全ての人々が、ベビーメタルの前にひれ伏すことになるのは判っている。
なので、このライブ前のヒヤヒヤどきどきこそが、ベビメタ・メイトのファン冥利に尽きる、
ってことでもあるのだが、
ただ、そう、いままでのドフラフォーとのコラボ、あるいは、こないだの、ジューダスとのコラボ、
ってのとは、ちょっと、このレッチリ、あまりにもギャップがありすぎるかな、とも思わないでもない。
チーム・ベビーメタルの知恵のひねり用、そのお手並み、まさに拝見ってことなんだが。
♪
という訳で、
ウェンブリーのDVD発売から、そんで、なに?歌舞伎町でLIVE VIEWING?
それすげえな。
是非とも、その光景、周りの人々も込みで、お送り頂ければ・・笑
そう、来年にはそれを、タイムズスクエアの巨大スクリーンで、
なんてことが、起きるのももう秒読みですな。
我らがベビーメタル、その戦いは果てしなく続く、と。
メイトとしても、そんなベビーメタルを死ぬ気で応援、その覚悟が世界中に広まっていると。
という訳であらためて、トランプだ?ファシズムだ?知った事か、
俺たちには、ベビーメタルがいる!
ニュース・ソースは?
なんて、追いかけまわすつもりもないんだけど、
まあそう、確かに気になると言った気になったりもして、
で、へえ、すぅちゃん、やっぱニューヨークに居たのか。
ひとりで?
まあスタッフの人達とだろうけど。
で、ユイと最愛は?
ってことは、と思わずゲスの勘ぐりを入れると、
ウェンブリーの最終ミックスダウン、なんてのに、
すぅちゃんが参加することもないだろうから、
つまりは、もしかすると、先の東京ドーム、
その、マスターリングをSTERLING SOUNDのTed Jensenで?
で、あの補正をどうするのかな、ってところで、
ニューヨークのスタジオで被せも含めてってことだったのだろうか?
とそんな時、実はちょっと嫌な予感・・・
そう、俺、こう見えても実は筋金入りの小心者のペシミスト、
自分自身のことなど、てんでどうでも良い、
とその半面、
こと、うちのかみさんのことやら、我がバカ犬王子のことやら、
そして、我が愛しのベビーメタルのことになると、
ついつい、心配性が重なって重なって・・
でそう、
今回ちょっと小耳に挟んだ、すぅちゃんがニューヨークに来ていた?
なんて話から、
つまり、なんというか、
俺的には、すぅちゃんがひとりで、っていう状況が、
どうもなんとか、しっくりこない、というか・・・
妙な違和感を感じてしまったわけなんだが・・
♪
だってさ、ベビーメタルってやっぱり、
すぅユイ最愛、の三人でひとつの THE ONE なわけでさ。
なので、すぅちゃんがこの遠い異国の地:ニューヨークで、
ひとりでスタジオに缶詰にされて、
お釜:ヘッドフォン被ってマイクに向かって、
ってな状況を想像するに、
ふと思うのが、金魚鉢の中にいったい誰がいたのか、と。
つまり、すぅは、そのスタジオの中で、いったい誰に向かって歌っていたのかな、と。
とそんな状況を想像した時、
そこに、ユイ最愛が、いるか、いないか、
それで、すぅちゃんの声って、
抜本的に変わってきちゃうんじゃないのかな、と。
そう、ベビーメタルは三人でひとつのTHE ONE。
いついかなる時も、例えその時に、音入れ、なんていう、
ユイ最愛のダンスが必要がない、と思われるときであっても、
ユイ最愛はすぅと一緒にいてあげないと、
すぅはいつもの実力が出せない、
下手をすると、まるで別の人になってしまう、
つまりはあのヘリウム声のような、
ちょっと頼りない、泣きそうな声、
なんてのになっちゃうんじゃないのかな、と。
なので、ベビーメタルの音入れには、
必ず、ユイ最愛も一緒に参加、ってのが、
ベビーメタル・パワーの秘訣なんじゃないのかな、
と思ってるんだが・・・
え? そんな無駄な経費、使いたくないって?
冗談言っちゃいけない。
それは、判っていない。
芸術はコスパで測れない唯一のもの。
そして、ユイ最愛と一緒のベビーメタルと、
そして、すぅちゃんだけの音入れは、基本的に違うもの、
と考えて貰わなくては困ります。
そうなんだよ、ベビーメタルのパワーの秘訣は、
すぅと、そして、ユイ最愛、
この三人のパワーが結集して初めて、なんじゃない?
そして、無駄な私感を重ねさせてもらえば、
すぅちゃんがひとり立ちするのは、まだ早い。
あるいは、その必要はない。
いこーる、すぅと、ユイ最愛を切り離して考えてはいけない。
いついかなる時にも、この三人は一緒、
一緒であって初めてベビーメタルなんだよ。
そんなの、ステージ見てれば判るじゃないか。
すぅは、ユイ最愛がいて初めてのすぅめたる、
そして、あの超絶的な歌声は、
観客の人たちに向けてと同時に、
ユイ最愛と一緒にステージに立てる、その喜びの賛歌、なんだよ。
ユイ最愛のいないステージでは、
すぅの火事場の馬鹿力を導き出すことはできない。
ユイ最愛がいるからこそ、
すぅはあの超絶の神がかりなパフォーマンスが可能になるわけでさ。
なので、お願いです。
三人を引き離さないで欲しい。
いついかなるときに、三人は一緒。
それがベビーメタル、なの DEATH!
♪
で、構わず極論的私論を重ねさせて頂ければ、
俺的に一番気に入ってる音、ってのが、
実は、あのNHKのドキュメンタリー、
「BABYMETAL革命~少女たちは世界と戦う」
このスタジオ・ライブの音。
テレビ嫌いの俺的にはあるまじろに、実はこの時のスタジオの音、
なにげに、すごく気に入っていたり。
まあこのテレビ用音源が、
ブルーレイやらDVDに耐えられるのかってのは、
プロの方々の判断なので、素人が口出す問題でもないのだろうけど。
で、改めて、最近ずっと聞いている東京ドームの海賊盤、
あの、会場バージョンと、LIVE VIEWINGのテイクをオーバーダブした特製版、
って奴なんだけどさ。
改めて、そう、この東京ドームのライブを聴いてしまうと、
それまでのベビーメタルの影が薄くなってしまう、
それぐらいに、ガンガンに神がったライブであった、
ってのを実感する訳で、
まさにライブのたびにアップグレイドされるベビーメタル、
であるわけなんだけどさ、
で改めてこの東京ドームの海賊盤を聴きながら、
ベビーメタルのその衝撃度ってのにつらつらと感じいるに、
ベビーメタル、
すぅの歌声はまあ、別格として、
最初に驚くのはやはり、ドラム、
あの、凄まじいばかりのツーバスの音圧ではあるのだけれど、
あのベビーメタル・サウンド、その神バンドの演奏に、
まさに、凄み! を与えているのが、
実は、BOHさんのベースである!
と思っている俺としては、
この東京ドームでの海賊盤、非常に残念なことに、
このBOHさんの、燻し銀の壮絶な武士道的プレーが、
実にまったく拾えていない・・・(泣
そう言った意味で、このNHKでのスタジオ版、
これにおけるBOHさんのそのフィンガリングの凄まじさ、
これはもう、涙なみだもの、だと思うんだよね。
まあそう、普通の人にとっては、ドラム、あるいは、ベースの音なんて、
ぜんぜん気にしちゃいないけどね、ってぐらいなものなんだろうけど、
そう、そこはバンドマン、
例え素人衆などにはそれこそ誰にも知られないところで、
しかし、
この、青山さんの、水も漏らさぬJUST!なタイミングと、
そして、BOHさんの、あの、ベースの常識を逸脱しているとさえ思える、
メロディアス且つ、剃刀のようにシャープなピッキング、ならぬ、フィンガリング。
これこそが、ベビーメタルのあのビート、
あの狂気を秘めたような錐揉みビートの核になっている、と確信を込めて言い切れる。
なので、この東京ドームのマスターリング、
LIVE VIEWINGを凄まじいパワーでぶっ飛ばした青山さんのドラムに加え、
BOHさんのベース、この絡みが、いったいどこまで刻み込めるのか、
まじ、本当に楽しみでならない。
♪
という訳で、すぅちゃん、いまはオーストラリア?
ええ、オーストラリアでなにやってるの?すぅちゃん。。。
いきなりまたポンコツパワーを発揮して妙なことをしでかさないようにと祈るばかり。。
♪
で、そう、そうこうするうちに、ええ、もうあと一ヶ月?
東京ドームの頃には、まさに、遥か未来の話、に思えていた、
レッチリとのジョイントのライブ・ツアーが、
実はもう、準備も本腰状態なんだよね、これが。
いやはや、月日の経つのは早いもの、というか、なんというか・・・
で、実は、そう、この小心者のペシミストである俺としては、
当初から、実はちょっと、このレッチリとのジョインとに、
いやーな予感、なんてものがあって、
それは、姫様の純血が、なんていう、まあそんなことは冗談としても・・・
とそれが、実はわりと、冗談でなかったりしたりして・・
で、改めて・・
姫様!
ドラッグは、ドラッグだけは、なりませぬぞ!
そもそも姫様が常人とは思ってはおりませぬが、ドラッグ、これはもう、犬畜生にも劣る、
最低最悪の無限地獄への入り口、どころか、
これまでの、そして、これからの、全てを失うことにもなりますぞ!
因みに、このドラッグ、
マリファナ、は、まあ、あんなもの麻薬のうちにも入りませぬが、
あら不思議、音楽が実に生々しくも、ありありと聞こえて来たり、
なんていう、音楽家にとっては猫にまたたびのような効果があったり、
その樹脂であるハッシシ、これはもう、キラーですな。
音楽家でこれが嫌いな人はあまりおりません。
いやはや、そう、まあそういうことではまりますが、
で?なんですと?
ああ、そうそう、エックス。
これは、まあ、そう、あれも割りと、音楽の肥やしにもなったりしますが、
あれはもう、問答無用になんでもOKとなってしまうところがあって、
バッドトリップがない分、精神性の鍛錬とは程遠い。
で、コークはまあ、そう、音楽には直接作用しませぬが、
シャブってのは、あれは、粗悪な模造品、ですからな。即効ですが習慣性が高いので、
まあ、助平な田舎者の気付け薬、のようなもの。
まあその似たようなもので、クラックというものもありますが、
あれはもう、なんというか、チープもチープな粗悪品の中の粗悪品。
コケインをベイキングソーダで膨らませてそれに殺虫剤をかけただけ、なんていう、
まあそう、子供の遊びみたいなもの。
LSDなんていう、24時間、極彩色のお化け屋敷に監禁される、
なんていうとんでもないものもありますが、帰ってきた後にひたすら虚しくなりますから、
これもあまりお薦めはできませぬ。
で、そう、マジックマッシュ、あれはまあ、魔術用でごじゃりますな。
うまくはまれば神様とお話ができたり、地球を月から眺めたり、
なんていう音楽とちょっと別の次元、
ペヨーテとなるとこれはもう、八百万の神々が総出演、
なんてことになると、これはまさしくあの世の三途の川状態。
ただそんなものは、いずれは死んだ時に嫌でも見せられる光景でしょうから、
わざわざ生きているうちに覗き見することもないか、と。
ただ、そう、これだけは言っておかなくてはなりません。
ヘロイン、これは、これだけは、絶対に、近づいてはなりませぬ!
誰がなんと言っても、絶対に、絶対に、これにだけは、ご注意くださいませよ。
はい、これこそが、麻薬、つまりは、悪魔の薬、でごじゃります。
一度このヘロインという悪魔に魅せれて、生きて帰って来れたのは、
まさしく、あの生きる屍、キース・リチャーズ、ただひとり。
ただ、キース・リチャーズはああいう人ですからな。
ヘロインでもなければとっくの昔に刑務所に幽閉されているような、
まさにパワーの塊り、のような人であったからこそ、
悪魔さえも蹴散らすことが出来た訳なのですが、
ただ、常人には、それは絶対に無理!でごじゃります。
この薬は、天国、あるいは、母体回帰、なんてものを創出してくれる。
よって、己の内面の中への陶酔、ぶっちゃけ、その甘い甘い羊水の中で、
生まれる前の自分に戻れる、なんていうとんでもない陶酔感を味わえますが、
と同時に、この世に生まれてそして神様に与えられたもの、
その一番大切なものを、奪い去ってしまうのでごじゃります。
これまで、数々の天才と言われたアーティストが、
実はこの、ヘロインによって、すべてを奪われて屍と化しました。
ドラマーはリズムを失い、そしてボーカリストは声の張りを失い、
そしてパフォーマーは、情熱を失ってしまいます。
それによって、ジャズやらブルースやらに渋みが増す、
なんていうバカな戯言に騙されて、一度その洗礼を受けてしまったが最後・・・
はい、恥ずかしながらこの爺や、それで、十年間を無駄にいたしましたでごじゃります・・・
なので、そう、ドラッグ、ぶっちゃけ、ヘロイン以外のものは麻薬に非ず。
ただ、すべてのドラッグは、この悪魔の薬、ヘロインへの、登竜門となるのでごじゃります。
全てのドラッグは、その王道である、ヘロインに通じるの、それをしかとお心得くだされ。
なのでそう、
いま、日本で騒がれている、脱糞ハーブやら、しゃぶしゃぶステーキやら、
メイスやらエックスやら、そんなものは、ただの子供の遊び、のようなものでごじゃります。
ただ、このヘロイン、まさに、いま世界を席巻、どころか、氾濫してごじゃります。
ここニューヨークでも、普通にパーティードラッグとして乱用がされている訳で、
嘗て、あの炙り、銀紙に乗せてはライターを翳せば、たちまちゆらゆら立ち上る紫の煙り、
あるいは、スプーンに水滴を垂らしてポンプの先からちゅっちゅっちゅ、
なんていう、面倒くさいシキタリはもう要らないのでごじゃります。
つまりは、まさに、咳声喉に龍角散、
それをさりげなくも、鼻からつっっと、吸い込むだけで、
いきなり悪魔の手のひらにハイタッチ!
そんなとんでもない世界に突入しているのであります。
嘗て、ロックの世界でドラッグをやらないのは、
オリンピックにでて運動など疲れるだけ、馬鹿馬鹿しいのでやめましょう、
と言うに等しい、
というぐらいにまで、ロック=ドラッグ、という摂理が、定番化していた時代がごじゃります。
そのドラッグの魔力が、いつのまにかあまりにも普通になりすぎて、
いまや、チアリーダーがヘロイン漬け、やら、
大学生が試験勉強の眠気覚ましに鼻をグズグズ、
なんていう時代に突入しているのでごじゃります。
なのでそう、ツアー中にも、
バックステージの至る所で、この、妙な香りとやらが漂ってくる、
あるいは、ご挨拶にお伺いした楽屋、
そのドアを開けたとたんに、むんむんむん!の、なななんだ、この臭い煙は、
そんな状態がまさに目に見えるようでごじゃります。
そう、ロックの世界とドラッグは、いまもって、切っても切れない相互依存関係。
あるいは、ドラッグのちからなしには、ステージは成り立たない、
そんな生きる亡者となった人々の独壇場なのでごじゃります。
そして姫様、
そのあまりにも愛らしいお姿、
その姫様方に、おもしろおかしく、
あの、ねんねえに、ドラッグを教えこんで、無茶苦茶に汚してやりてええ、
なんていう、とんでもないことを考える輩が、世界中で虎視眈々と、
姫様方の純血を狙っている、そんなことを考えてしまうのでごじゃります。
そう、確かに、遊びは芸の肥やし、とも申します。
18歳でドラッグの深淵を垣間見た悪魔のような少女が、
世界を魔境へと誘い込む、なんていう図式も確かに、ドラマチックだとは思いますが、
が、が、が、しかし、
そう、爺やは姫様が愛おしいのでごじゃります。
すぅめたる、あるいは、ベビーメタルの成功、
それよりもやはり、
姫様の、中元すず香としての、その人間としての幸せが、
優先されるべき、と思っているヘタレなのでごじゃります。
なのでそう、
爺やは、そんな時代をまさに、身を持って経験したものとして、
姫様には、ぜったいに、ぜったいに、ぜったいに、それは許しませぬ!
爺やはまさに、命に代えてでも、姫様をドラッグから護る、
それこそが至上命令と存じております。
そしてそれは、世界津々浦のベビーメタル・メイトの人々、
そして、日本の人々、あるいは世界の人類、すべての願いなのでごじゃります。
姫様はもう、姫様だけの存在ではごじゃりません。
いまや、トランプ、なんていうブタ野郎が大統領なんてのものになってしまったこの時代、
姫様だけが人類の最後の希望、となりつつある、そんな時代なのでありますぞ。
それを、なにとぞ、なにとぞ、お心に深く刻まれよ!
♪
改めて、各々方。
海外の不良、と長く接してきた拙者の考えでは、
この海外での不良は、まさに、日本などは及びも付かない、
まさに、悪魔の化身のような輩がうようよしてごじゃりますぞ。
ドラッグ、はもちろんのこと、なにかと言えばすぐにナイフを抜く狂犬もどきのパープーから、
目についたものはなにからなにまでかっぱらってしまう、歩く盗癖のような輩から、
男もオンナも犬も羊も関係なく、穴という穴を見るとがむしゃらに腰をふりはじめる、
そんな、畜生以下のような、餓鬼が右往左往してごじゃります。
そしてそう、対バン潰しの為には手段を選ばぬヤクザ連中、
楽屋に忍び込んでステージ衣装を切り刻み、
本番寸前にケーブルをぶっちぎり、
あるいは、本番中に電源を落とし、
挙句の果てに、機材車ごと、まるまるかっぱらわれて・・・
一度、日本という国を出れば、ロックという世界はまさにそんな連中の巣窟でありまする。
そう、拙者もそんな話を、耳からタコがぞろぞろと這い出てくるぐらいに聞かされておりました。
今回は、これまでの欧州ツアーと違い、ツアーバスを仕立てて、一種の軟禁状態の隔離作戦、
という必殺技が使えなくなるかとも存じておりまする。
あるいは、今後の、メタリカ、
あるいは、ジューダス、あるいは、行く行くは、レディガ、マドンナ、そしてテイラー・スウィフト、
なんていう、海外の猛者も猛者、のような人々との戦いを控え、
この、海外という魔境の洗礼、これからどうやって身を防ぎ、そして安定着陸を目指すか、
それが今回のツアーにかかっている、あるいは、予行練習にもなるかと存じまする。
姫様たちの戦いは、まさに、チーム・ベビーメタルの戦い、その総力戦でごじゃります。
真面目に一生懸命やっていれば世間が喜んでくれる、というのは、日本だけのこと。
この邪悪な無法者たちの土壇場であるロックという世界、
その中で生き抜くための術を、チーム・ベビーメタルが一丸となって学び、そして戦い抜く、
その意気込みが必要になるかとぞんじまするぞ。
改めて、これは革命でごじゃります。
改めて、
革命とは、
宴会でもなければ、文章をひねることでも、
絵を描くことでも、刺繍をすることでもない。
そんな上品で、悠長で、優雅で、感傷的で、
心やさしく、礼儀正しく、寛大で控え目なものではないのだ。
革命とは暴力行為であり、反逆なのである。
この真理を胸に刻み、このベビーメタル革命、そのものが、
既存の音楽界、そして、世界に対する戦い、時として、反逆なのだ、
という事実をしっかり、心得えられよ。
そう、これは戦いでごじゃります。
ジョイント・ライブと言えども、ひとたびそれがロックという世界であれば、食うか食われるか。
構うことはござらぬ。
レッチリであろうが、なんであろうが、徹底的に食って食って食いまくり、
ぶっ飛ばすだけぶっ飛ばしては、
自爆状態の瀕死のレッチリからクビを食らったのち、
そのまま独自でアリーナツアーを敢行した、
そんな伝説こそ、まさにベビーメタル冥利に尽きる、
というものでござる。
改めて、これは戦いでごじゃる。
ロック界に蔓延した邪悪な悪魔、
麻薬と、セックスと、そして、妨害工作、
その全てに立ち向かう、総力戦でごじゃる。
その気苦労を、姫様がたに気取らせない為には、
おのおのがた、チーム・ベビーメタルが一丸となって、
その邪悪の全てに立ち向かう、その決意が必要になるのでごじゃりますぞ。
改めて、姫様をお頼み申しましたぞ。
ベビーメタルなしには、人生は無、
そんな困ったメイトたちが、世界中にわんさかいるのでごじゃります。
その者たちの命運は、まさに、姫様、
そして、それを護る、チーム・ベビーメタルにかかっているのでごじゃりますぞ。
おのおのがた、しかと心得よ!
♪
あ、で、そう、実はさ、
ちょっと気になっていたことがあって、
このレッチリとのコラボ、
まさか、あのドラフォーみたく、三姫だけ、なんてこと、まさか、無いよね?
つまり、神バンドはいりません、なんてことになったり、
したら、どうするの?
いや、そんなこと、ねえだろ、とは思うのだが、
で、ベビーメタルにレッチリのフリーが乱入して、ってのはありとしても、
例えば、レッチリのライブにベビーメタルがゲスト出演、
なんてことになった時、言わせてもらえば、
ぶっちゃけ、レッチリのメンバーには、ベビーメタルの曲はプレイできない。
そう、レッチリの演奏技術では、ベビーメタルは物理的に演奏できないんだよね。
だったら、ベビーメタルがレッチリの曲を歌う、ということになるのか、と。
で、改めて、だったらどの曲?となる訳で、
そう、ジューダスと違って、レッチリはほら、パンク・ファンク、だからさ。
メタルとは全然違う。
ジャンルもファン層も、そして演奏技術も、演奏方法も、なにからなにまで違う、筈。
で、そのギャップを、いったいどうやって埋めようとしているのか。
まあそんな要らぬ危惧など、
いざ蓋を開ければ、全ての人々が、ベビーメタルの前にひれ伏すことになるのは判っている。
なので、このライブ前のヒヤヒヤどきどきこそが、ベビメタ・メイトのファン冥利に尽きる、
ってことでもあるのだが、
ただ、そう、いままでのドフラフォーとのコラボ、あるいは、こないだの、ジューダスとのコラボ、
ってのとは、ちょっと、このレッチリ、あまりにもギャップがありすぎるかな、とも思わないでもない。
チーム・ベビーメタルの知恵のひねり用、そのお手並み、まさに拝見ってことなんだが。
♪
という訳で、
ウェンブリーのDVD発売から、そんで、なに?歌舞伎町でLIVE VIEWING?
それすげえな。
是非とも、その光景、周りの人々も込みで、お送り頂ければ・・笑
そう、来年にはそれを、タイムズスクエアの巨大スクリーンで、
なんてことが、起きるのももう秒読みですな。
我らがベビーメタル、その戦いは果てしなく続く、と。
メイトとしても、そんなベビーメタルを死ぬ気で応援、その覚悟が世界中に広まっていると。
という訳であらためて、トランプだ?ファシズムだ?知った事か、
俺たちには、ベビーメタルがいる!

白昼堂々天下往来のベビーメタル
昔、アパートの向かいに住んでいたお嬢さんが、
いきなりタイムズスクエアの空、
その大広告に大写しになっているのを見て、
思い切りぶったまげたことがある。
あれええ、これ、イヴォンヌじゃねえのか?
JCREWだか、カルヴァン・クラインだかDKNYだか、
まあヴィクトリアン・シークレットでなかっただけは確かなのだが、
そう、日常において普段から見慣れているご近所さんが、
いきなり街の真ん中で大写し、
それも下着姿で、なんて、あれええ、なんでえ、と。
日常がいきなり天下往来に晒された時の、その衝撃。
なんとなく、すっげええ異次元的であったりもするわけで、
という訳で、この新宿の空にいきなし登場したベビーメタル。
おおお、これかあ!
普段から、そればっかり、というベビーメタル・メイトの方々にとっては、
喜ぶ、どころか、なんとなく、身内の、どころか、
ともすれば、その胸のうちをえぐられるような、
下手をすれば、パンツの中を覗かれたような、
そんなこっ恥ずかしさ、とか、
感じでいなかったのだろうか?
あるいは、ふと通りかかった社用車の窓から、
思わず、あ、君、ちょっと停めてくれたまえ、と。
あの、部長、いかがなさいましたか、の問いに答えることなく、
ただただ、じっと睨みつける新宿の空、
ベビーメタル?
部長、もしかして、ベビーメタルのファンでいらっしゃったんですか?
いやしかし、ここでニヤけたら武士のすたれと、
むっつりと苦虫を潰した渋面を崩すこと無く、返事も返さず。
ただただ、あわーあわーあわだまフィーバー、と心で歌うベビーメタル。
そう、ベビーメタル、誰にも言えないボクだけの宝物。
あるいはタクシーの運ちゃんが、
お客さん、ちょっと待っててくださいね、といきなりの急停車。
あの、急いでるんですが・・
は?だったらとっとと降りてくんねい。
金なんざいらねえぜ、ベビーメタルは金じゃ買えねえんでい、
といきなりのべらんめい、とか、困ったもんだ。
出前のおにいさんが、途中で立ち止まってすっかりラーメン伸びちゃったりとか、
通学途中のバスを途中で降りちゃったり、とか、
前の人にぶつかったりとか、
あるいはいきなり、赤信号見落として・・なんて危ない危ない。
ただそう、これ、なにも知らなかったら、たしかに驚いたと思う。
うっぷす、もしかして、IPHONEの音、外にでてたの?とか、
まさに、ちょっと頭蓋骨が割れるような衝撃を受けては、
あれえええ、俺のベビメタが、なんであそこに居るわけ?
とまるで悪い冗談、ドッキリカメラにでもひっかかったかのような、
そんな気さえもする、天下往来のベビーメタル。
いやあ、ニューヨークでもそうだけどさ、
ベビーメタル、ぜんぜん宣伝やんないからさ。
多分、日頃からお付き合いのある方々の中にも、
ベビメタのファンって、実は沢山居るはずなんだろうけどさ、
でも、仕事中にわざわざそんな話しないしさ。
なのでそう、こういう天下往来ベビーメタル、
え?あなたも?なんていう意外な出会いが、
新宿の雑踏の中に繰り広げられているなんて、
素敵過ぎる!!
ただこんなものやられた日には、そのまま全ての予定をぶっちして、
夜まで見ちゃったり、なんて、おいおい・・
♪
そう言えば、ビートルズがビルの屋上でいきなり、GET BACK を始めたり、
あるいは、
ストーンズがトラックの荷台をステージにして、ブラウン・シュガー!
とブロードウエイを練り歩いたり、
なんていう、ゲリラ的なハプニング・ライブってさ、無茶苦茶格好良いよね。
新宿で、渋谷で、銀座原宿六本木、いきなりのベビーメタル、
世界中のメイトから、TOKYO って格好良い!
と 羨望の眼差しを受けること必至。
という訳で、
これを、これを、これを、早く、タイムズスクエアで、
あるいは、マジソン・スクエアで、観てみたい!
と切に切に切に、願うばかり・・・
いきなりタイムズスクエアの空、
その大広告に大写しになっているのを見て、
思い切りぶったまげたことがある。
あれええ、これ、イヴォンヌじゃねえのか?
JCREWだか、カルヴァン・クラインだかDKNYだか、
まあヴィクトリアン・シークレットでなかっただけは確かなのだが、
そう、日常において普段から見慣れているご近所さんが、
いきなり街の真ん中で大写し、
それも下着姿で、なんて、あれええ、なんでえ、と。
日常がいきなり天下往来に晒された時の、その衝撃。
なんとなく、すっげええ異次元的であったりもするわけで、
という訳で、この新宿の空にいきなし登場したベビーメタル。
おおお、これかあ!
普段から、そればっかり、というベビーメタル・メイトの方々にとっては、
喜ぶ、どころか、なんとなく、身内の、どころか、
ともすれば、その胸のうちをえぐられるような、
下手をすれば、パンツの中を覗かれたような、
そんなこっ恥ずかしさ、とか、
感じでいなかったのだろうか?
あるいは、ふと通りかかった社用車の窓から、
思わず、あ、君、ちょっと停めてくれたまえ、と。
あの、部長、いかがなさいましたか、の問いに答えることなく、
ただただ、じっと睨みつける新宿の空、
ベビーメタル?
部長、もしかして、ベビーメタルのファンでいらっしゃったんですか?
いやしかし、ここでニヤけたら武士のすたれと、
むっつりと苦虫を潰した渋面を崩すこと無く、返事も返さず。
ただただ、あわーあわーあわだまフィーバー、と心で歌うベビーメタル。
そう、ベビーメタル、誰にも言えないボクだけの宝物。
あるいはタクシーの運ちゃんが、
お客さん、ちょっと待っててくださいね、といきなりの急停車。
あの、急いでるんですが・・
は?だったらとっとと降りてくんねい。
金なんざいらねえぜ、ベビーメタルは金じゃ買えねえんでい、
といきなりのべらんめい、とか、困ったもんだ。
出前のおにいさんが、途中で立ち止まってすっかりラーメン伸びちゃったりとか、
通学途中のバスを途中で降りちゃったり、とか、
前の人にぶつかったりとか、
あるいはいきなり、赤信号見落として・・なんて危ない危ない。
ただそう、これ、なにも知らなかったら、たしかに驚いたと思う。
うっぷす、もしかして、IPHONEの音、外にでてたの?とか、
まさに、ちょっと頭蓋骨が割れるような衝撃を受けては、
あれえええ、俺のベビメタが、なんであそこに居るわけ?
とまるで悪い冗談、ドッキリカメラにでもひっかかったかのような、
そんな気さえもする、天下往来のベビーメタル。
いやあ、ニューヨークでもそうだけどさ、
ベビーメタル、ぜんぜん宣伝やんないからさ。
多分、日頃からお付き合いのある方々の中にも、
ベビメタのファンって、実は沢山居るはずなんだろうけどさ、
でも、仕事中にわざわざそんな話しないしさ。
なのでそう、こういう天下往来ベビーメタル、
え?あなたも?なんていう意外な出会いが、
新宿の雑踏の中に繰り広げられているなんて、
素敵過ぎる!!
ただこんなものやられた日には、そのまま全ての予定をぶっちして、
夜まで見ちゃったり、なんて、おいおい・・
♪
そう言えば、ビートルズがビルの屋上でいきなり、GET BACK を始めたり、
あるいは、
ストーンズがトラックの荷台をステージにして、ブラウン・シュガー!
とブロードウエイを練り歩いたり、
なんていう、ゲリラ的なハプニング・ライブってさ、無茶苦茶格好良いよね。
新宿で、渋谷で、銀座原宿六本木、いきなりのベビーメタル、
世界中のメイトから、TOKYO って格好良い!
と 羨望の眼差しを受けること必至。
という訳で、
これを、これを、これを、早く、タイムズスクエアで、
あるいは、マジソン・スクエアで、観てみたい!
と切に切に切に、願うばかり・・・

観ずに死ねるかベビーメタル ~ ベビメタの素朴な質問に対する勝手な解答
よおよお、そうそう、
いま、ブルーノートで、チック・コリアの回顧展・笑 やっててよ。
で、今週末だったかな、
金曜が、ブラッド・メルドゥと、
で、土曜日が、なんと、ハービー・ハンコックと、
ピアノ・ドゥオ、だってさ。
当然のことながら売切れなんだが、
もしもリッチーが居てくれたらこっそりタダで見れたのにな、
と今更ながら、惜しい人をなくしたよな、と。
と、しかしながら、
そう、実は俺、前売りチケット買わなかったのには理由があってよ。
なんか、それどころじゃねえってか、なんというか、
ぶっちゃけ、もう、そういうのどうでも良いかな、とか・笑
ってか、うーん、まあ、正直なところ、
前に話した、ベビーメタル。
そのお熱がいまだに続いていて、どころか、悪化の一途。
もう完全に、全てをぶっち切り。
チック・コリア?ハービー・ハンコック?
知ったこっちゃねえ、
俺には、ベビーメタルがいる、ってなぐらいでさ。
そう、正直な話、
チック・コリアであろがハービーであろが、
どんな大御所も、大先生も、
ベビーメタルに比べたら、ただの歴史的産物、
ふるさと伝統民謡のうたげ、ぐらいの興味しか持てねえな、って感じで・笑
という訳で、改めて、ベビーメタルなんだよ、まじで。
全盛期のストーンズ、あるいは、ロス・バンバンに匹敵する、と思ってる。
つまりは、世界、どころか、音楽史上、最高、と。
という訳で、こないだの宿題だったな。
質問に答えてやるから、心して聞け、と。
♪
「ベビーメタルの成功の理由、とはなにか」
ベビーメタルがなぜ成功したのか?できたのか?
ぶっちゃけ、負けなかったからだろ。
つまり、重要なライブで必ず勝ってきたから。
ウィンブルドンだって高校野球だってニューヨーク・シティ・マラソンだって、
どんなに無名な選手、あるいはチームであっても、
男でもオンナでも、
それがたとえ、16歳の少女であっても、
勝負に敗けなければ、世界一になれるわけでさ、
そう、ベビーメタルは勝ってきた。
勝ち抜いて来た。負けなかった。
で、ライブにおける勝ち負けとはなんぞや、なんて、今更言わないけど、
とりあえずなにがあっても、
最後の最後には会場の全員が汗だくで大笑い、あるいは大泣き。
うわあああああ、面白かったぁぁぁ!って笑顔満面でハイタッチ。
このバンド、最高じゃねえかあ、また見たい、もっと見たい、
明日も明後日も、ずっとずっと観ていたい。
そう思わせるなにか、だろ。
このベビーメタル、
すべての勝負、つまりは、ライブにおいて、
観客の全てにそう思わせてきた。
つまりはそう、勝ち抜いてきた。
ぶっちゃけ、感動を与えて来た、と。
そう、ベビーメタルのライブは、まさに感動なんだよ。
判るかな~ 判んねえだろ~な~。
ぶっちゃけ、まじで感動するんだよ、ベビーメタル。
本当の本当に、涙ちょちょ切れちゃうんだよ、まじで。
たださ・・・
現実問題として、絶対に敗けない選手、あるいはチーム?
ひところのロジャー・フェデラでもあるまいし、
そんな選手、そうそうとザラと居るものじゃねえ、ぞ、と。
ただ、そう、ベビーメタルの凄さはまさに、そこ。
こいつらは敗けない。絶対に滑らない。
まさしく、ライブ必勝のベビーメタル。
どう?すごいでしょ?
「ベビーメタルのなにがすごいか」
いやほら、俺も最初のきっかけは、神バンド、ってか、
ぶっちゃけ、青純さんの息子がドラム叩いてるっていうんで(笑
で、のこのこ観に行ったら、
なんとしたことか、歌がさ、上手かったんだよ。すっごく。
で、そのライブ、
いつものやつで、ステージの真ん前にがっついて、
てやんでえ、とっくり生音を聴いてやらあ、
ド素人さんは騙さても、この背中に咲いた遠山桜、
とかやって頑張っていたんだが、
いやはや、その生音って奴、
正直、もうドラムなんかぜんぜん、ぶっち切られ過ぎちゃって、
お話にもなにもならねえ、ってか、次元が違いすぎる、と・笑
ただね、そう、見てたのはドラムじゃなくて、
実は、もう、歌の女の子ばっかり、でさ。
まさに、そのボーカルの女の子、もう目が釘付けって感じ。
その子、すっごく痩せててさ。
手足と首がすっごく長くて、小顔のモデル体型。
世界中、誰もが認める絶世の美女、って感じでもないんだろうけど、
その存在感っていうかさ、物凄かったよ、その輝きが。
いや、リアーナとかビヨンセとかみたく、
いまにも取って喰われそうな野獣の迫力、
って言ったらそういうのとは全然違って、
ともすれば、まさに日本の女の子。
本当に、絵に描いたような可憐な美少女って感じで、
押し寄せる観客にいまにも押しつぶされそうになっちゃうところを、
必死でがんばってます! みたいな精一杯の健気さがさ。
思わず、頑張れ!支えて上げたい、応援しなくっちゃ、
俺がこの子を守らずして、誰がこの子を守ってやれるか、
この野獣どもめが、しゃらくせえや、束になってかかってきやがれ、
ってな気にさせられちゃってさ、柄にも無く・笑
その子、すぅめたる、っていうんだけど、
いやはや、上手いんだよ、歌が。
その説得力っていうかさ、表現力っていうかさ、
思わず涙滲んじゃうぐらいに、凄い!
で、この子、すぅめたる、
特筆すべきはそのステージ度胸!
あの華奢な身体に、可愛い少女のまんまの顔に、全然似合わず、
本当に、とんでもないぐらいの肝っ玉しててさ。
まさに、度胸の塊り、って感じ。
海外のロックフェスから、アンチ派の大群衆、
んだよこのふざけた奴らはってな、冷やかし半分の馬鹿野郎とか、
あるいは、
超満員の東京ドーム相手にして、
いきなり、かかってこいやぁ! だぜ。
凄いよ、凄すぎるよ、この子の糞度胸。
惚れ惚れするっていうか、
もう、そんな姿を見ただけで惚れきっちゃうよね。
で、この子、
ライブを滑らない。敗けない。絶対に。
歌が上手い、やら、顔が可愛いやら、手足が長い、やら、
そんなことより、
とにかく、滑らない。
ライブを落とさない。
このプロ根性っていうか、入り方、というか、
つまりはその、糞度胸、
その本気さ、っていうのか、心意気っていうか、
とんでもない物がある、と。
そう、そのすぅめたるのステージ度胸、
それこそが、ベビーメタルの凄さ、その真髄、と。
「神バンドのなにが凄いか」
神バンド、そう、あの、てるてる坊主みてえな、
白塗りのバックバンド・笑
まあ見ても判るとおり、完璧だよな。まじで。
あれ全曲、もうシーケンサー、どころか、
ステージの最初から最後まで、
マニュピレーターでガチガチにプログラミングされてる訳でさ。
構成間違えない、とか、音外さない、走らないもたらない、とか、
そういう次元じゃねえっていうかさ。
だってもう、最初から全部が全部プログラミングされちゃってんだもん。
一度始まったら最後、くしゃみもできねえ、鼻の頭もかけねえ、
そんなガチガチきめきめの構成の中で、
完璧、どころか、うねりだしちゃうんだぜ。
神懸ってるってより、やっぱり、プロ。プロ根性の塊りなんだよな。
まあそう、アドリブ力とか、フレーズの、やら、
クリエイティビティの、火事場の馬鹿力的な、とか、
味の、渋みの、とか、そういう素人臭い次元じゃなくて、
まさに、全てを完全にこなす、
完璧なバックバンド。究極のハコバン、っていうかさ。
あれでギャラいくら貰ってるか知らねえけど、
ここまで、打ち込みと、完全にシンクロできるってだけでも、
ここまで、機械と相乗効果を出せるってだけでも、
まったくもっての超人軍団。
その技量たるや、テクニック的にも、メンタル的にも、
まさに鉄人てるてる坊主。
いやはや、物凄いものがあると思うんだよね。
でそう、ぶっちゃけ、これ見ちゃうとさ、
もうマニュピレーターなしの音とか、ぺらぺらで聞けなくなるぜ。
まさに、そう、バンド極道を極めた鉄人の鉄人による、
その進化系、って感じ。
「どの子もおんなじに見えるんだが」
そうそう、俺も最初そうだった・笑
特に、ダンスやってる左右の子。
どっちがどっちかまるで判らず。
だって、衣装から髪型から、動きから、全部同じで、完全にシンクロ・ダンス、
あれ、ちょっとひどいよな、とは思ったよ。
せめて髪型変えるとか、色変えたり、番号ふったりとかしてくれないと、
まるで見分けがつかねえってかさ。
まじ、双子、あるいは、クローン?
あるいはもう、細胞分裂、分身の術、って感じで。
ただ、お陰様で最近はようやく見分けだけはつくようにはなった。
つり目の方がユイちゃん。タレ目の子が最愛ちゃんっていうんだけどさ。
よくよく見ると、見れば見るほど、まじで可愛いんだよ、この二人。
で、それも、いまばりばりの高校生。
育ち盛りだからさ、もうみるみるうちにどんどん綺麗になってくっていうか、
まさに美少女七変化、それもステージの上でどんどん成長を続けてる訳でさ。
凄いだろ?凄いんだよ。この子たちも。
で、
その道の奴から言わせると、このユイちゃん、
正統派の美少女おすまし美人系、
この子のダンスってのがまじで凄いらしい。
で、最愛ちゃん、
この子、ダンスはもちろん、インタビューとかの語りがまじ面白い。
そのまま吉本でGO ってぐらい、天性の万能アイドル系。
そう、キャラ揃ってんだよ、この子たちも。
で、そうそう。
その真ん中で歌をやってるのが、ご存知・すぅめたる。
俺はもう、この子ばっかり。
なにがいいか?
うーん、改めてそう言われるとなあ。
顔が良いか、とか、造形、とか、ディテールを上げろ、
とか言われると困るが、
強いて言えば、表情だろうか。
この子は本当に綺麗だよ。その存在感っていうかさ。
もうステージの上で輝きまくっている、っていうかね。
そのステージ姿、もう、涙が出るぐらいにカッコイイぜ。
まあそう、ガタガタ言わずに、DVD良く見てみなよ。
すっごいよこのこ、まじで、百年にひとり、千年にひとりの逸材。間違いない。
「これがメタルか?」
いや、俺は正直、そうは思わねえっていうか、だったらメタルってなによ、と逆に混ぜ返す。
確かにね、ボーカルはアイドルってより、これ、正統派のシュガーポップだからな。
で、そのバックがスラッシュ・メタル・笑
ほら、日本人ってさ、前のめりの軽いビートの方が乗りが合ってるだろ?
そう言った意味では、Xのやってた、あの軽い、歌謡曲的なメタルビートを周到、というか。
でもほら、このドラム、メタルと言いながら、ガチガチにスネア入ってるし、だからビートが流れない。
さっすが、一打入魂の青純さんのご子息、ってかんじなんだけどさ。
実は昔、もう一人ドラムの人がいて、前田遊野って人だったんだが、
その人の方が、ガチガチにスネアぶち込んでてさ、
俺的にはこっちの人の方が面白かったんだけどさ。
ただ、まあそう、そうそう、そのとおり。
そのスタイルだと、どうしても当たり外れのムラがでて、
で、ボーカルやら、ダンスやらとぶつかっちゃうんだよね、そのとおり。
なので、無難、というよりは、そのあたりのところも完璧にカバーできる、
いまのドラム、青山英樹ってんだけど、その人に落ち着いている、らしい、と。
「これがアイドルか?」
いや、俺は正直、アイドルってのがなにか判らない。
歌謡曲か?と言われれば、うーん、
でも、歌謡曲だって、ジュリーだってバックは井上堯之やらエキゾチックスだし、
それ言ったら、チャーだって出てきた時は歌謡曲だったしな。
テレビに出るのが歌謡曲なら、Xだって、ラルクだって歌謡曲っことだろ?
ただ、そう、俺はほら、テレビ見ねえ人だから、
モーニングなんちゃらやらとか、AKBやら、とか、
あるいは、SPEEDとか、あと小室ファミリーとか、
なにひとつとしてなにも知らない訳なんだが、
改めて、聴きたいんだが、
このベビーメタル、
ここまで歌の上手い、アイドル歌手ってのが今までにいたのか?ってのと、
ここまで本気でダンスに打ち込んだ、そんなアイドルって、いままでに居たわけかよ、と。
俺、あの、パフュームってひとたちも、ぜんぜん知らなかったんだけど、
どうもあのパフュームと事務所が同じで、で、振り付けも同じ人がやってるらしい。
という意味では、パフュームの正当な後継者ってことらしいんだが、
そこに突然変異的に、この物凄いボーカリストがのっかっちゃった、
と、まあそういうことらしいのだが、
ぶっちゃけ、それまでのアイドル界って、
作り事、を前提としてた訳で、
可愛いだけが取り柄で、あとは二の次、
歌が下手で当然、踊りがヘタで当然、それが可愛いんだから、とか、
凄く、甘やかされたというよりも、そのヘタウマ的な可愛さで逆に人気を煽ってた、
ってな一面があると思うんだが、
そこに出たのがこのベビーメタルで、
なにからなにまで、本ちゃんもぶっ飛ぶ本格的実力派。
それまでの、可愛いばかりの虚像が前提のアイドル界に、
いきなりその作り事を、本気の本気で、思い切りやりきってしまう、
そういう世代がでてきたんだぞ、みたいなね。
ストーンズが不良の真似してスタイルを作ったら、
それ見て育った連中が、本気の本気でパンクやって、
で、21歳でおっ死んで、ざまあみやがれ、みたいなさ。
そう、マジ、なんだよ、まじ。
ベビーメタルはそのマジさこそが、凄さの秘訣、と。
「すぅめたるのなにが凄いか」
まあそう、ぶっちゃけ、俺の独断で言い切れば、
このすぅめたる。
これほどのボーカリスト、
いままで、ここまでやり切ってくれる人、いなかったんじゃねえかな、と。
ただ、そう、これを、メタル、やら、ロック、やらという意味から見れば、
だったらこのボーカルはロバート・プラントより凄えのかとか、
ジャニス・ジョプリンとはどうだ、やら、
ミック・ジャガーが、アレサ・フランクリンが、アクセル・ローズが、
とか言われると、うーん、とも思うが、
ただ、そう、個性、という意味で言えば、
少なくとも、この人を真似できる奴はいない、ってのだけは確か。
で、なにがすぅめたるの個性か。
ぶっちゃ、ここまで、地声、それだけで押し通してきた人って、いままで居なかっただろ、と。
ビブラートもファルセットも、こぶしも、シャウトさえもなく、
ただただ、ストレートに地声で歌う、っていうこのスタイル。
そう、これ、子供の歌、なんだよな、と。
つまりなんというか、フェイクがまったくない、飾りがまったくない。
もろに、ストレートに、自分のままをさらけ出しちゃう、みたいなさ。
こういう人、いなかっただろ?
普通、ここまで地:自をさらけ出しちゃうと、照れちゃうじゃん、おとなは普通。
特にロックとかさ、世の中を斜に見てきたやつばっかりだしさ、
つまり、厚化粧というか、虚勢はったり張りまくっては、
基礎力のないのを誤魔化して作り込んで、
それが、ロックだ、パンクだ、とか、言い訳してる、みたいだったところに、
いきなり、この地声一発、だろ?
児童唱歌ってんじゃないけどさ、ほら、子供ってさ、思い切り歌うじゃん。
声の限りを尽くして、思いっきり、もしもしカメよ~カメさんよ~、とか、歌っちゃうじゃね?
もしかして、このすぅめたるって、あれの発展系なんじゃねえのかな、とか思ってたんだけどさ。
なので、ロックってより、コーラス部ってより、オペラとか演歌とか、
そういう、なんていうか、大人になって、本心を隠すことを学んで、
それにテクニックを被せて、どうだ上手いだろう、とか、
そのずっとずっと、以前の段階、あるいは、プリミティブなところで、
思い切り大声で、咲いた咲いた、を歌い続けて、ここまで来たら、
その完成を見ちゃった、みたいなさ。
どう?逸材でしょ?そう、真似できないんだよ、このひと。誰にも。
私生活では、ちょうウルトラに天然、というか、不器用というか、
下手すると、自転車乗れなかったり、靴紐結べなかったり、なんて人らしいんだが、
ご存知のように、俺の身近にはそういう輩多いしさ・笑
そう、その超ウルトラ不器用さ、それこそが、
この地声オンリーの歌いっぷり、そのものなんじゃねえか、と。
そういうところからしても、他人とは思えん、と。まあそんな感じ。
「ベビーメタルのお薦めの曲」
俺的には、ギミチョコから入ったな。
あれ、リフとかビートとか、パンクっぽいしさ。
で、KARATEってのが世界的に売れたんだけど、
このうねり、まじ凄いぜ。
で、
すぅメタルの歌で言えば、代表曲は、紅月:アカツキ、ってのがあって、
これはもう、普通な意味で、ロック史上に残る名曲。
バラード調の ONE とか、
あと、スラッシュ系では、ロード・オブ・レジスタンスとかが代表曲なんだが、
お薦めは、ライブ盤の、シンコペーション。
このギターのリフは絶対に気に入る筈。
まあそう、まだ二枚しかCD出してないんだが、全曲、割と凄いよ。
嘗てのブライアン・エプスタインじゃねえけど、
デモテープの山から、良いところばっかり切り貼りしてかき集めた、
みたいな、そのアイデアの凝縮度が凄い、っていうか。
ぶっちゃけ、17秒の法則の、その17秒だけを切り貼りして一曲に詰め込んだ、
ってぐらいに、とてつもなくキャッチーなメロからリフからが綴れ織り、と。
で、普通ならそんなことやったら、とっちらかっちゃって、無茶苦茶になるところが、
この神バンドの演奏力で、なんの違和感もなく、すーっと、流しちゃう、みたいなさ。
で、その切り貼り、錐揉み、のビートの上から、
すぅメタルの歌、これだけはもう、のびのびと、朗々と、
なんの疑問もなく、全音符、というか。
まさに、全部をくまなく、すっぽりとカバーしちゃうだけどさ。
なので、ボーカルが煽って、バンドが支えて、ってより、
バンドが煽って、ボーカルがそれを包み込むっていうスタイルなんだけど、
そういうのって、言われてみると今までなかったよな、と改めて気付かされた、というか。
まあそう、それも、
あの構成でなおかつ、煽れるバンド、その超絶なテクニックと、
それだけの煽りを、すべて包み込めるっていう、
あのすぅめたるのボーカルがあって始めてなんだけどな。
なので、そう、お薦めの曲、まさに、全曲、と。
まじ、一曲もハズれないぜ、このバンド。
凄いっしょ?
「ベビーメタルから盗めるもの」
ぶっちゃけ、あのボーカルがいないと、ベビーメタルにはならない。
つまり、あのボーカルが居ない限りは、どれだけベビーメタルの手法を真似しても
まったく意味をなさない。
ってのは置いておいて・笑
そうだな、俺がいまからやるとしたら、
スラッシュ・ビートとか、メタルのアイドルのってより、
やっぱ、あの、マニュピレーション。
あの、全てガチガチに作り込んだ上から、ゴリゴリの生音を被せて、どこまで煽れるか、
ってのはやってみたい気がする。
そう、シークエンサーのピコピコやら、効果音、とか、そういう次元じゃなくて、
全ての音を、完璧なまでに作り込んじゃって、それに生バンドでガチンコでかぶせる、と。
ただ、そう、昔ほら、ハウス・ミュージックに合わせて、
とか、ドラムンベースそのまま、とか、DJとジョイント、とかやったけどさ、
このベビメタとか、どこまでが生音でどこまでが作り込みか、
その見分けがぜんぜんつかない、なんてところまで行っちゃってる訳で、
そう、マニュピレーターに合わせるっていっても、
そこまでシンクロできて初めて、ってところで、
改めて、この合わせられる、というか、マニュピレーターに溶け込めるだけのテクニック、
ってのがねえ。
ただ、もうベビーメタルがここまでやりきってしまった以上は、
これからの音楽はマニュピレーターと合わせて当然、機械に溶け込めて当然、
ってところから始めないと、まったく太刀打ちできねえ、ってことなんだよね。
まあそれを確認する意味でも、嘗ての生音至上主義の完全に逆を行く、
テクノロジーと完全なシンクロ、ぐらいなところまで絡めて、
そのうえで、なんかやってみてえ、って気はしてる。
なにを?
もちろん、JUJUでしょ。ブードゥ。そう、そのテーマだけは変わっていない、と。
そうそう、俺、ベビーメタル見た時、これ、JUJUだろ、って思ったんだよな。
そう、これ、まさに、神降ろしだろって。
あの前の三人娘、あれ、バリ島の、サンヒャンドゥダル だろ?
お狐様、とかさ。
あのボーカルの子の入り方、とか、まさに、神降ろしの依り子、だしさ、
で、神バンドの錐揉みビート、あれ、下手すれば、キューバのサンテリア、じゃねえか、と。
マイルスの言った、すべての音楽はブードゥに至る、じゃねえけど、
ジェームス・ブラウンも、パーラメンツも、
ストーンズも、ロス・バンバンも、
ジャズもファンクもハウス・ミュージックも、
結局、至ったところはJUJU、つまりはブードゥだったしさ・笑
で、このベビーメタル。
そう、至るべきところは、JUJU:ブードゥ、なんだよ、やっぱり。
神様呼んで始めてでしょ、と。音楽ってやっぱりその為のものなんだからさ。
で、その、ステージに神降ろしのできるバンドが、ようやくまたでてきてくれた、と。
で、このベビーメタル、その確率、というか、ステージに神様が降りてくる可能性、
まさに、100%、と。
凄いだろ?凄いんだよ、ベビーメタル。
ライブに必ず神様が降りてくる。
信じられないけど、それ本当のことなんだよね。
♪
という訳で、百聞は一見にしかず。
まあ次のライブ、もし見れる機会があったら行ってみてくれよ。
絶対に損はしない。賭けても良い。
なんか12月からレッチリのサポートでイギリス廻るらしんだけど、
なにが悲しくてあんなレッチリなんていう出がらしの糞バンドか、
とか、俺はちょっとかなり不満なんだが、
まあそう、これを踏み台にして世界制覇、ってことなんだろうけどね。
という訳で、日本はおろか、世界中探しても、
現存のバンドでこのベビーメタルに勝てるやつはまずいない、と思うよ。
レディガであろうが、リアーナであろうが、ビヨンセであろうが、
まともに対バンであたったら、間違いなく喰われると思うね。
なんといっても、本気度が違うからさ。
エンターテイメント、なんかじゃないんだよ、
まさに、神降ろし、なんだからさ。
勝ち目ねえよ、金で音楽やってるような奴らじゃさ。
という訳で、まあ、そう、この歳になってなにをとち狂ったか、
ってところなんだろうが、
バカにしたいなら好きなようにバカにしてくれても良い。
が、俺的には、このベビーメタル、信じている。
というか、もう、人生を賭けている。
こいつらが世界を取るまで死ねねえな、と。
ただ、ベビーメタルの世界征服、そう遠い話でもない気がするけどね。
改めて、勝ち目ないよ、この人達には。
ただ・・ いつ、その魔が落ちるのか、っていう心配もあって、
ツアー中に、ぽろっと、スマッグでも食わされて、
あらら、玉手箱開いちゃった、なんてことにならないことを祈るばかり、と。
では。
観ずに死ねるか、ベビーメタル DEATH!

ベビーメタルよりも和楽器バンド? ~ ジャパン・パワーに見る日本の美の真髄とは
ここニューヨークの日本人界隈において、
BABYMETALのことを口に出すと決まって聞かれる言葉がある。
和楽器バンド。
特に割りとお年を召した方々からも好評のようで、
日本の美を海外に伝える、非常に誇らしいバンド、
であるらしい。
という訳で、BABYMETALと交換、という訳ではないが、
ちょっと、これ、聴いてみて、絶対に気にいるから、と、
その和楽器バンドとやらのPVを押し付けられることになった。
この和楽器バンド、
WIKIPEDIAに寄れば、八人組ロックバンド。
ボーカル・鈴華ゆう子の
「伝統芸能をよりポップに世界へ広げたい」
という思いからの呼びかけで、
鈴華ゆう子with和楽器バンドを結成。
尺八・筝・三味線・和太鼓の和楽器に、
ギター・ベース・ドラムの洋楽器を加え、
詩吟の師範がボーカルを担当するという編成。
各動画サイトで、数々のVOCALOID楽曲をカヴァーしたミュージックビデオが
数百万再生を稼ぐなどデビュー前から人気を集め
YouTubeにアップロードされた「千本桜」の再生数は
4962万回(2016年11月時点)を突破している、とのこと。
つまりはそう、最近のこの、ジャパン・パワー。
海外で評価された日本人バンド、
ベビーメタルと並んで、その筆頭に上げられているのが、
なにを隠そうこの和楽器バンド、であるらしい、のである。
という訳で、その頂いたPVのリンク、
さっそくご拝見仕る、ということになったのだが・・・
正直なところ・・・
我がベビーメタルと比較する中で、ちょっと、言葉に詰まってしまった。
♪
いや、あの、ここだけの話、そう、内緒ないしょのここだけの話なのだが・・・
この、和楽器バンド、正直ちょっと・・・ 唖然とした・・
なぜか?
そう、まあ、百歩譲って、個人的な趣味、と言わせて頂ければ、
和楽器バンド、
これほどまでに、嫌いな要素の詰まったバンドというのを、見たことがない、
というか、なんというか・・
挙げ連ねれば切りがない。
詩吟だか浪曲だか知らないが、ボーカルのこのコテコテの和声が受け付けない。
そしてなにより、この和楽器というものの調べ、
ぶっちゃけそのプリミティブさ、あるいは、こもった音が、俺はどうも好きではない。
この嘗てのたけのこ族というか、田舎ドキュンの成人式のような格好やらも、
なんとなく、知性に欠けすぎるというか、なんというか。
そしてなにより、この、あからさまなほどの和文化強調の姿勢である。
そもそもが、日本の伝統芸能を世界に伝えたい、
というコンセプトそのものが、世界、を相手にしている訳で、
つまりは、既にその伝統芸能をふるさとの調べとして知り得ている日本人は、
そのターゲットに含まれていない、ということなのだろうが、
ぶっちゃけ、欧米人にぶら下がっている日本オンナ達、
あのジャパセン狂いのバカ女たち
あの一種のバタ臭さというか、なんというか、
あのとってつけたようなピロートーク仕込みの、舌っ足らずのなんちゃって英語、
あの嫌ったらしさを思い出してしまうような、ぶっちゃけこれ、菊池凛子だろう、と。
あのイニシエのパンパン、と言われた人たち。
つまりは、ヤンキーさんオンリーの娼婦たちの、あの悲しいほどの媚へつらい、
と同時に、あたいはもう、日本人なんか相手にしないんだからね、
という、その自虐的な開き直りにみるあさましさが、
どうにもこの和楽器バンドに集約されてるような、そんな気がするのである。
という訳で改めて、これ、違うだろ、と。
♪
改めて長く海外での生活の続いた俺である。
日常生活の中で、普通に接しているのはつまりはガイジン、ばかりである。
そんなこれまで海外の人々との交流にどっぷりと浸りきった中で、
ジャパンの文化のオススメはないのか?とのご要求を頂いた際、
日本が世界に誇る、やら、海外でも通用する音楽、
それを考えれば考える程、選ぼうとすればするほどに、
日本人の俺が日本人として愛している音楽と、
そして、海外向け、つまりは、ガイジン受けする音楽、
その間に、越えるに越えられぬ溝、
それはまさに、断崖、とも言える大きな隔たりがあることには気付いていた。
ぶっちゃけ、ガイジンたちのごった返すバーで、
あるいは、野外のオープン・スペースで、
あるいは、窓を全開にしたフリーウエイで、
思い切りの大音響でかけるに値する、日本の音楽、
それはまさに、胸に秘めたその心の奥底をぶちまけるような、
強いては、パンツの中を公然とひと目に晒すような、
そんな照れ臭さ、あるいはそう、恥のようなものさえ感じてしまったものだが、
嘗て若かりし頃、
日本においてあれほどまでに愛した日本を代表するアーティストたち、
例えば、矢沢永吉が、たとえは、吉田拓郎が、
例えば、ジョニー・ルイス・アンド・チャーが、萩原健一が、
しかし、その予備知識の何もない海外の人々の眼前に晒される時、
そのうーん、という微妙な反応を前にして、
そこには明らかに、バックグラウンドなくてしは成立できない、
つまりは、歌詞に込められたストーリーの刷り込み無くしては、
その魅力を発揮しきれない、
その音楽だけのクオリティについて、
つくづくと考えさせられることにもなった。
日本のロック、所詮は真似事、あるいは、二番三番四番煎じ。
と同時に、この日本人の限界を打破する上で、
思い切りに開き直っては、ちょんまげバンド、やら、
そしてそう、お琴、あるいは、三味線、そして和太鼓を取り入れて、
嘗ては日本人の一種、恥を思わせる陰部であったところの和文化を、
思い切り全面に押し出して、という企画、考えなかった訳ではない。
そう、海外に出た日本人たちが、海外を相手に勝負をかける、
その悶絶的悪戦苦闘の中、その浅知恵の最もたるものであったのが、
このファッション、つまりは、和服、あるいは、チョンマゲ、
扇子に花魁のファッションをアピールし、
そして、楽器、つまりは、三味線、和太鼓、などの、和楽器を見世物にして、
とまあそういう企画というのが、これまでに何度となく繰り返されてきたのである。
が、しかし、とは思っていた。
これで、本当に良いのか?なのである。
♪
嘗て、ヒッピー旅行者として海外の異郷の地、
それも辺境どころか、秘境のような土地を彷徨っていた際、
そこの安宿、あるいは、ビバークをともにする海外津々浦々からの人々との交流の中、
そんな土地を目指す人々に共通していた美意識であるところの、極める、という原理主義的な求道性。
その文化の、最もピュアな部分を掘り下げていく極道性の中において、
日本の美、その究極とは、との真理を追い求めていた時期がある。
例えば矢沢永吉が、日本の美の代表であろうか?
あるいは、松田聖子が、モーニング娘が、AKBが、
イニシエの日本の万葉の美学、その全てを包括する象徴となりうるものであろうか。
だったら、ハッピーエンドは、サディスティック・ミカ・バンドは、四人囃子は、
バウワウはラウドネスはXJAPANは、
アナーキーはスターリンは町田町蔵はBOØWYは、
伊福部昭、冨田勲、あるいは、
それこそ、既に日本の専売特許となった、キタロウ・・・
果たしてどうなのか、これが本当に日本の音なのか、
などと、妙なところを彷徨っていた際、
毎夜毎夜繰り返される全人種混合のマリファナ・パーティの席において、
金髪のヒッピーのひとりから、
これ、聴いてみてくれよ、凄いんだぜ、と流されたその音色。
それこそはまさに、ジャパン・バンブー・フルート、
つまりは、尺八の独演によるものであったのだが。
そこにはまさに、日本の山。
その風のそよぎから、木々のざわめきから、
蝉しぐれから、胸に染み入る青臭い香りまで。
その全てが、一瞬のうちに脳裏に広がっては、
これぞ、まさに、日本の原風景、
その全てを包括した音、
その極意の凄まじさを知り得るに至った。
その、シャクハチ・バンブー・フルートを紹介した、ヨーロッパからのツーリスト。
実は、嘗て、ピンク・フロイドの世界ツアーに参加した経歴のある、
バリバリの世界的フルート奏者であったのだが、
日本をくまなく歩いたが、そこに見たのは落胆の嵐。
限りないばかりの汚染された文化、その陳腐さばかり。
俺の求めている日本とはそんなものじゃない。
そしてたどり着いたのが、このバンブー・フルート。
お前たち、日本人、なにかを徹底的に間違えてはいないか?
その、日本の原風景を完全に包括した尺八の音色の中に、
俺はまさに、日本文化の粋となるところの、その核心を突きつけられる気がしたものだ。
凄いだろ、日本の音。凄いんだよ、とそのフルート奏者は繰り返した。
高橋竹山のシャミセン・ギターを見た友人が居てな、いやはや、物凄かったぜ、と。
クィーンのブライアン・メイが、チクザンのプレーを参考にして、
あのサウンドを作り上げたというのは有名な話。
そしてこの、高橋竹山を模したブライアン・メイのプレーが、
その後のロック、あるいはメタル界、
そのギタープレイの定番的なスタイルとして多大な影響を与えていくことになる。
改めて、首振り三年ころ八年に象徴される、日本の伝統芸能の凄まじさ、その極道性。
POPSとの融合など、まったく必要のない、とてつもない完成度、なのである。
あるいはそう、融合、などを目指せば目指すほどに、それは陳腐化し、そして本質を見誤る。
その陳腐化の象徴的なものを、俺はこの、和楽器バンドに見てしまったような気がするのだ。
ファッションだ?和楽器だ?ふざけるな、である。
その浅知恵において、表層をなぞればなぞるほど、それは、陳腐化し、そして本質から遠のく。
刺し身にタルタル・ソースをかけてしまったら、それは、タダの生魚を素材にしただけの、別の料理に変わってしまう。
和楽器をPOPSアレンジをしてしまった時点で、それは、和楽の本質を完全に踏み外した、別物、である筈のものなのだ。
♪
しかしながら、我が敬愛する、細野晴臣氏、
そして、細野氏の深い理知を受け継いた、世界の坂本たる、坂本龍一先生。
この方々の作り上げた、YMO、これこそが、西洋文化に毒されきった現代日本の、その陳腐さの粋をかき集めた、
まさに徒花、と言われるものであった訳なのだが、敢えて音色を無視した電子音楽、敢えてグルーブを排除したリズム、
その、神をも恐れぬ大いなる開き直り。
がしかし、それが何故に可能であったか、と言えば、
それまで細野晴臣氏の手がけた、まさに、日本人の日本人による日本人のための西洋音楽、
ハッピーエンドにおける、夏なんです
あの一曲の中に凝縮された、まさに、日本の夏、その全て。
その究極の叙情性、それを極めに極めきった末に行き着いたYMO、
このあまりにも壮大なちゃぶ台返し。
そこに至るまでの細野晴臣の葛藤のさま、それを理解せずしてYMOの美学は語れないのである。
そして、そんな細野晴臣氏の長くからの盟友であった坂本龍一先生。
その叙情性の真髄、そのコアを生々しく切り取ったかのような、
まさに、日本の原風景を現出せしめたピアノ曲。
嘗て、煮詰まりきった練習スタジオにおいて、
ああ、ロックもジャズももう使い古し過ぎ、飽々してゲロが出そうだ。
もう、音楽なんて聴いてられねえ、とまでに、くたびれきった俺達が、
ふと、癒し系の極限たる楽曲としてこの、坂本龍一先生のピアノ曲をスタジオ一杯に流した時、
俺達は、まさに、言葉を失った。
日本・・・ このピアノ曲の中には、日本の全てがある・・・
とそんな時、妙なことに、スタジオ中の人間たちがわらわらと虫が湧くように集まって来たのである。
な、な、なんだ、これは・・・
俺はいま、生まれ育ったテネシーの山々を思い出していた。
俺の目の前にはカリブ海の夕暮れが広がっている。
サハラ砂漠の砂丘が、パリの街角が、タイムズスクエアの雑踏が、
そして千歳船橋駅前のあの夕暮れの風景が・・
全人類の、その、原風景を抉り出すほどの旋律・・・
そして俺たち、スタジオ中に集った、その、全人種全人類、
その中から選りすぐられた、音楽に人生の全てをかけた人々、
そんな音楽人のすべての心をとりこにした、この坂本龍一の旋律。
音楽に国境はない、のである。
和楽器だ、ちょんまげだ、花魁だ、
そんなところに、音楽を、あるいは、芸術を、あるいは文化を、落とし込んではいけない。
音楽がその世界標準たるクオリティに達した時、
日本も、西洋も、東洋も、アジアもアフリカもなく、
人々は一つの核心に至る。
それこそは、原風景、なのである。
音楽が現出せしめるその深層心理の中の最もピュアな映像、
それこそが、全人類が愛して止まない、音楽、あるいは、芸術、というもののひとつの真髄なのだ。
♪
という訳で、和楽器バンド?勘弁して欲しい、と思う。
和楽器を使わず、花魁の格好などせずしても、日本人が日本人による日本人のための、
そして、世界中の全人類の原風景を現出せしめること、それを目指さずしてなにが音楽家だ。
馬鹿野郎、舐めるのもいい加減にしろ、である。
という訳で、俺はこの和楽器バンド、俺の嫌いなものの集大成、というのはまさにそう、
俺達が誤り続けた、そのもっとも陳腐な浅知恵的なところを露呈せしめた、まさに恥辱的バンド、と唾棄させて頂く。
こんなものが海外に評価されたからといってなんなのだ。
あるいは、こんなものを評価する音楽家は、最初からものの本質が見えていない。
あるいは、似たような浅知恵の輩が浅知恵どうして傷を舐めあっている、
そんな程度のものだろう、と思うがどうだろうか。
♪
という訳で、最後の最後に、思い切りのちゃぶ台返し、
そのメガトン・パンチを喰れさせて頂く。
言わずと知れたベビーメタル。
日本が世界に誇る、まさに、超ウルトラ級バンド。
アイドルとメタルの融合。
ゴシック・ロリータ・コスチュームに身を包んだ三人の美少女と、
そして、白塗りのバックバンドで固めた、
この、徹底的に訳の分からないちんどん屋バンドである。
がしかし、そこには、日本を象徴する、和楽器、的なアイテムは何一つとしてない。
敢えて言えば、最近の日本のアイドル界、であるのだろうが、
世界の人々はそんなもの知ったことではないのである。
俺達が見ているのは、まさに、そのクオリティ、である。
全人種、全人類が、音楽に求めるそのクオリティ。
俺がベビーメタルをこれほどまでにノックアウトされた理由は、
三姫のその黒髪の見事さ、あるいは、アイドルの、コスプレの、ジャパニメの、
そんな現代の日本のコンテンポラリー・アート、その真髄、
であることは確かにそうなのだが、
あるいは、アイドルと、そして、メタルを融合したその斬新なアイデア。
まあ、そう、それはそれとして、ではあるのだが、
だがしかし、先述したように、そんなものは既にいくらでもある。
そう、和楽器バンドに見られるその表層的な和文化の押し売り、
あるいは、アイドルとメタル、あるいは、ジャズとパンク、
あるいは、伝統芸能と西洋楽曲の融合、
そんな陳腐な混ぜ合わせ、
おせちもいいけどカレーもね、
納豆飽きたからちょっとマヨネーズを加えてみようか、
そんなえげつない試行錯誤は世界中の音楽スタジオで、
いまも繰り返されている浅知恵の中の浅知恵。
その中から、何故にこのベビーメタルが世界に評価されるに至ったのか。
ベビーメタルのその特異性、その真髄となるべきものは、
日本の文化?日本人の日本人による日本人の為の?
違うだろ、と。
ただたんに、ベビーメタルの奏でる楽曲が、音楽的に優れていた、
そして、ライブにおける神バンドの演奏技術が、
そしてなにより、ボーカリストであるすぅめたるのその歌唱力、
そして、テクニカルな、と同時に、メンタルな意味も含めたそのパフォーマーとしての力量、
その脇を固める、ユイ最愛の存在のその必然性、
そこに見るのは、まさに、技を極めた、
その限りないばかりの音楽、あるいはパフォーミングに対する真摯さ、
つまりはその、極道性なのである。
その辛辣なまでの求道性に貫かれたこのベビーメタルの技の美、
その全てが、全人類の評価基準である、そのクオリティを完全に凌駕していた、
つまりはそう、日本人であろうが、韓国人であろうが、インド人であろうが、
優れているものは優れている、つまり、良いものは良い、それに尽きる、と。
そこにあるのはまさに、全人類の音楽極道に共通する、技の美、その尊厳なのである。
ベビーメタルに見るその凄まじいまでの真面目さ。
つまりはプロ根性。
まさに、伝統芸能を極める修験者のその求道性を持って、
アイドル、そして、メタルの音楽性を追い求める、
その一切の妥協を廃した真摯さ。
ベビーメタルが評価されているのは、
まさに、その極道性に貫かれた、美のクオリティ。
日本の美の真髄、
その伝統芸能を守り続けてきた、
そのプライドの全てをかけた修験者たちに共通するその辛辣さ。
技の美の尊厳に対する限りないまでの実直さ、
その日本文化の真髄たるき真面目さ、真摯さこそが、
このベビーメタルを支える真髄。
そう、和楽器を用いず、扇子も花魁もないベビーメタルが、
しかし、日本のプライドを象徴し得るのは、
まさに、その、大和なでしこの魂の真髄を体現する、
その凛とした極道性なのである。
♪
友人の中に、トルコ人のジャズ・ピアニストがいる。
技量的なものはもちろんのこと、
そして、そう、それにプラスして、得も言えぬ、叙情性に溢れた素晴らしいピアノを弾く。
友人のひとりに、フィリピン人のベーシストがいる。
イスラエル人のギタリストもいれば、そして、日本人のドラマーもいる。
そんな全人類、全人種を超越した音楽極道を自称する人々が、
ベビーメタルを、日本からのアイドル、あるいは、メタル、
そんなもの、知った事か、という次元で、
そんな刷り込みを全て超越したところで、
ベビーメタルは凄い、と手放しの賞賛をして憚らない。
ともすれば、メタルだ、ジャズだ、クラッシックだ、そんなジャンルの障壁さえも取り去って、
この、ベビーメタルという存在、
ぶっちゃけ、シュガーポップと、デス・メタル、
その融合の中で繰り広げられる、前人未到の壮絶なパフォーマンス、
そのあまりのクオリティの高さを、
純然たる音楽家として、、
あるいは、パフォーマーとして、心から評価している、のである。
改めて言わせてもらう。
ベビーメタルの魅力とは、日本人の、アイドルの、
あるいは、メタルの、コスチュームの、ロリコンの、ジャパニメの、
あるいは、海外で評価された、やらやらやら・・・
そんな、取ってつけたようなト書きは、全て表層である。
つまりは、音楽、あるいは、パフォーマンス、そのもの、その真髄を評価する力のない、
ド素人の人々に向けた、戯言でしかない。
ベビーメタルが評価された理由、は、坂本龍一先生が世界に評価された理由と、まったく同じ、である。
つまり、音楽的に、優れていたから、それこそが、最も重要なこと、なのである。
つまりは、ベビーメタルは、ジャンルを問わず、パフォーミング・アーツの究極の目的とした一つの真理、
観客に感動を与える、その全ての芸術の目的に達し得たスーパー・バンド。
そしてそのアイコンとなったのが、ガラパゴス大国・日本の、ポニーテールの女の子、
その人類史上稀に才能に裏打ちされた、その力量、なのである。
という訳で、和楽器だ?扇子だ、花魁ファッションだ?笑わせる。
あるいは、ベビーメタルがそのコスチュームを脱ぎ去って、文金高島田、
あるいは、ターバンを巻いても、腰ミノをつけても、
そのパフォーマンスのクオリティには揺るぎはない、筈である。
という訳で、ベビーメタルよりも、和楽器バンド?
あのなあ、と。
海外で評価された、なんてところで、
この和楽器バンドとベビーメタルを一緒くたにされては困る、のである。
お前ら、つくづく判ってねえなあ、つまりは、表層人、と。
バカタレが、いまに見ていろ、と思っている。
このベビーメタルのクオリティ、そのパワーに、
世界中がひれ伏す、そんな時代がもうすぐ目前である。
AKBと、パフュームと、あるいは、和楽器バンドと、
このベビーメタルが比べられていた、なんて、信じられないけどね、
と、全ての人々が苦笑いを浮かべる、そんな時代が、すぐにでもやってくる筈である。
なぜかと言えば、そう、ベビーメタルが本物、であるから、なのだ。
人類の目は節穴ではない。
正義は勝つ、ではないが、本物と偽物、
その違いが判らない、そんなバカばかりではない、ということだ。
俺はそれを、信じている。
という訳で、いつの日には、もしかして、ベビーメタルと和楽器バンドが、フェスティバルで共演、
なんてことになった日には・・・
和楽器バンドの面々が我を忘れてベビーメタルに踊り狂う、そんな風景が目に浮かぶようである。
改めて、ベビーメタルを舐めるな。
あるいは、音楽を、芸術を、舐めんじゃねえ。
ベビーメタルこそは、本物、なの DEATH
それに気づけぬ奴とは、正直、口をきく気にもなれねえ、
という訳で、俺は今日も、犬の散歩ばかりしている訳である。
BABYMETALのことを口に出すと決まって聞かれる言葉がある。
和楽器バンド。
特に割りとお年を召した方々からも好評のようで、
日本の美を海外に伝える、非常に誇らしいバンド、
であるらしい。
という訳で、BABYMETALと交換、という訳ではないが、
ちょっと、これ、聴いてみて、絶対に気にいるから、と、
その和楽器バンドとやらのPVを押し付けられることになった。
この和楽器バンド、
WIKIPEDIAに寄れば、八人組ロックバンド。
ボーカル・鈴華ゆう子の
「伝統芸能をよりポップに世界へ広げたい」
という思いからの呼びかけで、
鈴華ゆう子with和楽器バンドを結成。
尺八・筝・三味線・和太鼓の和楽器に、
ギター・ベース・ドラムの洋楽器を加え、
詩吟の師範がボーカルを担当するという編成。
各動画サイトで、数々のVOCALOID楽曲をカヴァーしたミュージックビデオが
数百万再生を稼ぐなどデビュー前から人気を集め
YouTubeにアップロードされた「千本桜」の再生数は
4962万回(2016年11月時点)を突破している、とのこと。
つまりはそう、最近のこの、ジャパン・パワー。
海外で評価された日本人バンド、
ベビーメタルと並んで、その筆頭に上げられているのが、
なにを隠そうこの和楽器バンド、であるらしい、のである。
という訳で、その頂いたPVのリンク、
さっそくご拝見仕る、ということになったのだが・・・
正直なところ・・・
我がベビーメタルと比較する中で、ちょっと、言葉に詰まってしまった。
♪
いや、あの、ここだけの話、そう、内緒ないしょのここだけの話なのだが・・・
この、和楽器バンド、正直ちょっと・・・ 唖然とした・・
なぜか?
そう、まあ、百歩譲って、個人的な趣味、と言わせて頂ければ、
和楽器バンド、
これほどまでに、嫌いな要素の詰まったバンドというのを、見たことがない、
というか、なんというか・・
挙げ連ねれば切りがない。
詩吟だか浪曲だか知らないが、ボーカルのこのコテコテの和声が受け付けない。
そしてなにより、この和楽器というものの調べ、
ぶっちゃけそのプリミティブさ、あるいは、こもった音が、俺はどうも好きではない。
この嘗てのたけのこ族というか、田舎ドキュンの成人式のような格好やらも、
なんとなく、知性に欠けすぎるというか、なんというか。
そしてなにより、この、あからさまなほどの和文化強調の姿勢である。
そもそもが、日本の伝統芸能を世界に伝えたい、
というコンセプトそのものが、世界、を相手にしている訳で、
つまりは、既にその伝統芸能をふるさとの調べとして知り得ている日本人は、
そのターゲットに含まれていない、ということなのだろうが、
ぶっちゃけ、欧米人にぶら下がっている日本オンナ達、
あのジャパセン狂いのバカ女たち
あの一種のバタ臭さというか、なんというか、
あのとってつけたようなピロートーク仕込みの、舌っ足らずのなんちゃって英語、
あの嫌ったらしさを思い出してしまうような、ぶっちゃけこれ、菊池凛子だろう、と。
あのイニシエのパンパン、と言われた人たち。
つまりは、ヤンキーさんオンリーの娼婦たちの、あの悲しいほどの媚へつらい、
と同時に、あたいはもう、日本人なんか相手にしないんだからね、
という、その自虐的な開き直りにみるあさましさが、
どうにもこの和楽器バンドに集約されてるような、そんな気がするのである。
という訳で改めて、これ、違うだろ、と。
♪
改めて長く海外での生活の続いた俺である。
日常生活の中で、普通に接しているのはつまりはガイジン、ばかりである。
そんなこれまで海外の人々との交流にどっぷりと浸りきった中で、
ジャパンの文化のオススメはないのか?とのご要求を頂いた際、
日本が世界に誇る、やら、海外でも通用する音楽、
それを考えれば考える程、選ぼうとすればするほどに、
日本人の俺が日本人として愛している音楽と、
そして、海外向け、つまりは、ガイジン受けする音楽、
その間に、越えるに越えられぬ溝、
それはまさに、断崖、とも言える大きな隔たりがあることには気付いていた。
ぶっちゃけ、ガイジンたちのごった返すバーで、
あるいは、野外のオープン・スペースで、
あるいは、窓を全開にしたフリーウエイで、
思い切りの大音響でかけるに値する、日本の音楽、
それはまさに、胸に秘めたその心の奥底をぶちまけるような、
強いては、パンツの中を公然とひと目に晒すような、
そんな照れ臭さ、あるいはそう、恥のようなものさえ感じてしまったものだが、
嘗て若かりし頃、
日本においてあれほどまでに愛した日本を代表するアーティストたち、
例えば、矢沢永吉が、たとえは、吉田拓郎が、
例えば、ジョニー・ルイス・アンド・チャーが、萩原健一が、
しかし、その予備知識の何もない海外の人々の眼前に晒される時、
そのうーん、という微妙な反応を前にして、
そこには明らかに、バックグラウンドなくてしは成立できない、
つまりは、歌詞に込められたストーリーの刷り込み無くしては、
その魅力を発揮しきれない、
その音楽だけのクオリティについて、
つくづくと考えさせられることにもなった。
日本のロック、所詮は真似事、あるいは、二番三番四番煎じ。
と同時に、この日本人の限界を打破する上で、
思い切りに開き直っては、ちょんまげバンド、やら、
そしてそう、お琴、あるいは、三味線、そして和太鼓を取り入れて、
嘗ては日本人の一種、恥を思わせる陰部であったところの和文化を、
思い切り全面に押し出して、という企画、考えなかった訳ではない。
そう、海外に出た日本人たちが、海外を相手に勝負をかける、
その悶絶的悪戦苦闘の中、その浅知恵の最もたるものであったのが、
このファッション、つまりは、和服、あるいは、チョンマゲ、
扇子に花魁のファッションをアピールし、
そして、楽器、つまりは、三味線、和太鼓、などの、和楽器を見世物にして、
とまあそういう企画というのが、これまでに何度となく繰り返されてきたのである。
が、しかし、とは思っていた。
これで、本当に良いのか?なのである。
♪
嘗て、ヒッピー旅行者として海外の異郷の地、
それも辺境どころか、秘境のような土地を彷徨っていた際、
そこの安宿、あるいは、ビバークをともにする海外津々浦々からの人々との交流の中、
そんな土地を目指す人々に共通していた美意識であるところの、極める、という原理主義的な求道性。
その文化の、最もピュアな部分を掘り下げていく極道性の中において、
日本の美、その究極とは、との真理を追い求めていた時期がある。
例えば矢沢永吉が、日本の美の代表であろうか?
あるいは、松田聖子が、モーニング娘が、AKBが、
イニシエの日本の万葉の美学、その全てを包括する象徴となりうるものであろうか。
だったら、ハッピーエンドは、サディスティック・ミカ・バンドは、四人囃子は、
バウワウはラウドネスはXJAPANは、
アナーキーはスターリンは町田町蔵はBOØWYは、
伊福部昭、冨田勲、あるいは、
それこそ、既に日本の専売特許となった、キタロウ・・・
果たしてどうなのか、これが本当に日本の音なのか、
などと、妙なところを彷徨っていた際、
毎夜毎夜繰り返される全人種混合のマリファナ・パーティの席において、
金髪のヒッピーのひとりから、
これ、聴いてみてくれよ、凄いんだぜ、と流されたその音色。
それこそはまさに、ジャパン・バンブー・フルート、
つまりは、尺八の独演によるものであったのだが。
そこにはまさに、日本の山。
その風のそよぎから、木々のざわめきから、
蝉しぐれから、胸に染み入る青臭い香りまで。
その全てが、一瞬のうちに脳裏に広がっては、
これぞ、まさに、日本の原風景、
その全てを包括した音、
その極意の凄まじさを知り得るに至った。
その、シャクハチ・バンブー・フルートを紹介した、ヨーロッパからのツーリスト。
実は、嘗て、ピンク・フロイドの世界ツアーに参加した経歴のある、
バリバリの世界的フルート奏者であったのだが、
日本をくまなく歩いたが、そこに見たのは落胆の嵐。
限りないばかりの汚染された文化、その陳腐さばかり。
俺の求めている日本とはそんなものじゃない。
そしてたどり着いたのが、このバンブー・フルート。
お前たち、日本人、なにかを徹底的に間違えてはいないか?
その、日本の原風景を完全に包括した尺八の音色の中に、
俺はまさに、日本文化の粋となるところの、その核心を突きつけられる気がしたものだ。
凄いだろ、日本の音。凄いんだよ、とそのフルート奏者は繰り返した。
高橋竹山のシャミセン・ギターを見た友人が居てな、いやはや、物凄かったぜ、と。
クィーンのブライアン・メイが、チクザンのプレーを参考にして、
あのサウンドを作り上げたというのは有名な話。
そしてこの、高橋竹山を模したブライアン・メイのプレーが、
その後のロック、あるいはメタル界、
そのギタープレイの定番的なスタイルとして多大な影響を与えていくことになる。
改めて、首振り三年ころ八年に象徴される、日本の伝統芸能の凄まじさ、その極道性。
POPSとの融合など、まったく必要のない、とてつもない完成度、なのである。
あるいはそう、融合、などを目指せば目指すほどに、それは陳腐化し、そして本質を見誤る。
その陳腐化の象徴的なものを、俺はこの、和楽器バンドに見てしまったような気がするのだ。
ファッションだ?和楽器だ?ふざけるな、である。
その浅知恵において、表層をなぞればなぞるほど、それは、陳腐化し、そして本質から遠のく。
刺し身にタルタル・ソースをかけてしまったら、それは、タダの生魚を素材にしただけの、別の料理に変わってしまう。
和楽器をPOPSアレンジをしてしまった時点で、それは、和楽の本質を完全に踏み外した、別物、である筈のものなのだ。
♪
しかしながら、我が敬愛する、細野晴臣氏、
そして、細野氏の深い理知を受け継いた、世界の坂本たる、坂本龍一先生。
この方々の作り上げた、YMO、これこそが、西洋文化に毒されきった現代日本の、その陳腐さの粋をかき集めた、
まさに徒花、と言われるものであった訳なのだが、敢えて音色を無視した電子音楽、敢えてグルーブを排除したリズム、
その、神をも恐れぬ大いなる開き直り。
がしかし、それが何故に可能であったか、と言えば、
それまで細野晴臣氏の手がけた、まさに、日本人の日本人による日本人のための西洋音楽、
ハッピーエンドにおける、夏なんです
あの一曲の中に凝縮された、まさに、日本の夏、その全て。
その究極の叙情性、それを極めに極めきった末に行き着いたYMO、
このあまりにも壮大なちゃぶ台返し。
そこに至るまでの細野晴臣の葛藤のさま、それを理解せずしてYMOの美学は語れないのである。
そして、そんな細野晴臣氏の長くからの盟友であった坂本龍一先生。
その叙情性の真髄、そのコアを生々しく切り取ったかのような、
まさに、日本の原風景を現出せしめたピアノ曲。
嘗て、煮詰まりきった練習スタジオにおいて、
ああ、ロックもジャズももう使い古し過ぎ、飽々してゲロが出そうだ。
もう、音楽なんて聴いてられねえ、とまでに、くたびれきった俺達が、
ふと、癒し系の極限たる楽曲としてこの、坂本龍一先生のピアノ曲をスタジオ一杯に流した時、
俺達は、まさに、言葉を失った。
日本・・・ このピアノ曲の中には、日本の全てがある・・・
とそんな時、妙なことに、スタジオ中の人間たちがわらわらと虫が湧くように集まって来たのである。
な、な、なんだ、これは・・・
俺はいま、生まれ育ったテネシーの山々を思い出していた。
俺の目の前にはカリブ海の夕暮れが広がっている。
サハラ砂漠の砂丘が、パリの街角が、タイムズスクエアの雑踏が、
そして千歳船橋駅前のあの夕暮れの風景が・・
全人類の、その、原風景を抉り出すほどの旋律・・・
そして俺たち、スタジオ中に集った、その、全人種全人類、
その中から選りすぐられた、音楽に人生の全てをかけた人々、
そんな音楽人のすべての心をとりこにした、この坂本龍一の旋律。
音楽に国境はない、のである。
和楽器だ、ちょんまげだ、花魁だ、
そんなところに、音楽を、あるいは、芸術を、あるいは文化を、落とし込んではいけない。
音楽がその世界標準たるクオリティに達した時、
日本も、西洋も、東洋も、アジアもアフリカもなく、
人々は一つの核心に至る。
それこそは、原風景、なのである。
音楽が現出せしめるその深層心理の中の最もピュアな映像、
それこそが、全人類が愛して止まない、音楽、あるいは、芸術、というもののひとつの真髄なのだ。
♪
という訳で、和楽器バンド?勘弁して欲しい、と思う。
和楽器を使わず、花魁の格好などせずしても、日本人が日本人による日本人のための、
そして、世界中の全人類の原風景を現出せしめること、それを目指さずしてなにが音楽家だ。
馬鹿野郎、舐めるのもいい加減にしろ、である。
という訳で、俺はこの和楽器バンド、俺の嫌いなものの集大成、というのはまさにそう、
俺達が誤り続けた、そのもっとも陳腐な浅知恵的なところを露呈せしめた、まさに恥辱的バンド、と唾棄させて頂く。
こんなものが海外に評価されたからといってなんなのだ。
あるいは、こんなものを評価する音楽家は、最初からものの本質が見えていない。
あるいは、似たような浅知恵の輩が浅知恵どうして傷を舐めあっている、
そんな程度のものだろう、と思うがどうだろうか。
♪
という訳で、最後の最後に、思い切りのちゃぶ台返し、
そのメガトン・パンチを喰れさせて頂く。
言わずと知れたベビーメタル。
日本が世界に誇る、まさに、超ウルトラ級バンド。
アイドルとメタルの融合。
ゴシック・ロリータ・コスチュームに身を包んだ三人の美少女と、
そして、白塗りのバックバンドで固めた、
この、徹底的に訳の分からないちんどん屋バンドである。
がしかし、そこには、日本を象徴する、和楽器、的なアイテムは何一つとしてない。
敢えて言えば、最近の日本のアイドル界、であるのだろうが、
世界の人々はそんなもの知ったことではないのである。
俺達が見ているのは、まさに、そのクオリティ、である。
全人種、全人類が、音楽に求めるそのクオリティ。
俺がベビーメタルをこれほどまでにノックアウトされた理由は、
三姫のその黒髪の見事さ、あるいは、アイドルの、コスプレの、ジャパニメの、
そんな現代の日本のコンテンポラリー・アート、その真髄、
であることは確かにそうなのだが、
あるいは、アイドルと、そして、メタルを融合したその斬新なアイデア。
まあ、そう、それはそれとして、ではあるのだが、
だがしかし、先述したように、そんなものは既にいくらでもある。
そう、和楽器バンドに見られるその表層的な和文化の押し売り、
あるいは、アイドルとメタル、あるいは、ジャズとパンク、
あるいは、伝統芸能と西洋楽曲の融合、
そんな陳腐な混ぜ合わせ、
おせちもいいけどカレーもね、
納豆飽きたからちょっとマヨネーズを加えてみようか、
そんなえげつない試行錯誤は世界中の音楽スタジオで、
いまも繰り返されている浅知恵の中の浅知恵。
その中から、何故にこのベビーメタルが世界に評価されるに至ったのか。
ベビーメタルのその特異性、その真髄となるべきものは、
日本の文化?日本人の日本人による日本人の為の?
違うだろ、と。
ただたんに、ベビーメタルの奏でる楽曲が、音楽的に優れていた、
そして、ライブにおける神バンドの演奏技術が、
そしてなにより、ボーカリストであるすぅめたるのその歌唱力、
そして、テクニカルな、と同時に、メンタルな意味も含めたそのパフォーマーとしての力量、
その脇を固める、ユイ最愛の存在のその必然性、
そこに見るのは、まさに、技を極めた、
その限りないばかりの音楽、あるいはパフォーミングに対する真摯さ、
つまりはその、極道性なのである。
その辛辣なまでの求道性に貫かれたこのベビーメタルの技の美、
その全てが、全人類の評価基準である、そのクオリティを完全に凌駕していた、
つまりはそう、日本人であろうが、韓国人であろうが、インド人であろうが、
優れているものは優れている、つまり、良いものは良い、それに尽きる、と。
そこにあるのはまさに、全人類の音楽極道に共通する、技の美、その尊厳なのである。
ベビーメタルに見るその凄まじいまでの真面目さ。
つまりはプロ根性。
まさに、伝統芸能を極める修験者のその求道性を持って、
アイドル、そして、メタルの音楽性を追い求める、
その一切の妥協を廃した真摯さ。
ベビーメタルが評価されているのは、
まさに、その極道性に貫かれた、美のクオリティ。
日本の美の真髄、
その伝統芸能を守り続けてきた、
そのプライドの全てをかけた修験者たちに共通するその辛辣さ。
技の美の尊厳に対する限りないまでの実直さ、
その日本文化の真髄たるき真面目さ、真摯さこそが、
このベビーメタルを支える真髄。
そう、和楽器を用いず、扇子も花魁もないベビーメタルが、
しかし、日本のプライドを象徴し得るのは、
まさに、その、大和なでしこの魂の真髄を体現する、
その凛とした極道性なのである。
♪
友人の中に、トルコ人のジャズ・ピアニストがいる。
技量的なものはもちろんのこと、
そして、そう、それにプラスして、得も言えぬ、叙情性に溢れた素晴らしいピアノを弾く。
友人のひとりに、フィリピン人のベーシストがいる。
イスラエル人のギタリストもいれば、そして、日本人のドラマーもいる。
そんな全人類、全人種を超越した音楽極道を自称する人々が、
ベビーメタルを、日本からのアイドル、あるいは、メタル、
そんなもの、知った事か、という次元で、
そんな刷り込みを全て超越したところで、
ベビーメタルは凄い、と手放しの賞賛をして憚らない。
ともすれば、メタルだ、ジャズだ、クラッシックだ、そんなジャンルの障壁さえも取り去って、
この、ベビーメタルという存在、
ぶっちゃけ、シュガーポップと、デス・メタル、
その融合の中で繰り広げられる、前人未到の壮絶なパフォーマンス、
そのあまりのクオリティの高さを、
純然たる音楽家として、、
あるいは、パフォーマーとして、心から評価している、のである。
改めて言わせてもらう。
ベビーメタルの魅力とは、日本人の、アイドルの、
あるいは、メタルの、コスチュームの、ロリコンの、ジャパニメの、
あるいは、海外で評価された、やらやらやら・・・
そんな、取ってつけたようなト書きは、全て表層である。
つまりは、音楽、あるいは、パフォーマンス、そのもの、その真髄を評価する力のない、
ド素人の人々に向けた、戯言でしかない。
ベビーメタルが評価された理由、は、坂本龍一先生が世界に評価された理由と、まったく同じ、である。
つまり、音楽的に、優れていたから、それこそが、最も重要なこと、なのである。
つまりは、ベビーメタルは、ジャンルを問わず、パフォーミング・アーツの究極の目的とした一つの真理、
観客に感動を与える、その全ての芸術の目的に達し得たスーパー・バンド。
そしてそのアイコンとなったのが、ガラパゴス大国・日本の、ポニーテールの女の子、
その人類史上稀に才能に裏打ちされた、その力量、なのである。
という訳で、和楽器だ?扇子だ、花魁ファッションだ?笑わせる。
あるいは、ベビーメタルがそのコスチュームを脱ぎ去って、文金高島田、
あるいは、ターバンを巻いても、腰ミノをつけても、
そのパフォーマンスのクオリティには揺るぎはない、筈である。
という訳で、ベビーメタルよりも、和楽器バンド?
あのなあ、と。
海外で評価された、なんてところで、
この和楽器バンドとベビーメタルを一緒くたにされては困る、のである。
お前ら、つくづく判ってねえなあ、つまりは、表層人、と。
バカタレが、いまに見ていろ、と思っている。
このベビーメタルのクオリティ、そのパワーに、
世界中がひれ伏す、そんな時代がもうすぐ目前である。
AKBと、パフュームと、あるいは、和楽器バンドと、
このベビーメタルが比べられていた、なんて、信じられないけどね、
と、全ての人々が苦笑いを浮かべる、そんな時代が、すぐにでもやってくる筈である。
なぜかと言えば、そう、ベビーメタルが本物、であるから、なのだ。
人類の目は節穴ではない。
正義は勝つ、ではないが、本物と偽物、
その違いが判らない、そんなバカばかりではない、ということだ。
俺はそれを、信じている。
という訳で、いつの日には、もしかして、ベビーメタルと和楽器バンドが、フェスティバルで共演、
なんてことになった日には・・・
和楽器バンドの面々が我を忘れてベビーメタルに踊り狂う、そんな風景が目に浮かぶようである。
改めて、ベビーメタルを舐めるな。
あるいは、音楽を、芸術を、舐めんじゃねえ。
ベビーメタルこそは、本物、なの DEATH
それに気づけぬ奴とは、正直、口をきく気にもなれねえ、
という訳で、俺は今日も、犬の散歩ばかりしている訳である。

ベビーメタルの守護神たち ~ ジャパン・パワー N.S.M の真髄に迫る
あんなあ、おさん、
たかがそんなしょーもない似非バンドごときにトサカに来よってからに、
いったいなに考えとんねん。
ええか、ベビメタの底力は、そんなもんやないで。
しゃあないな、せやったら、
ベビメタ・ロスの特効薬、くれたるわい。
これでも聴き晒せ、
とばかりに頂いた、な、な、な、なんだ、これわ・・・
これは、これわこれわこれわ、カツコイイ!!!
いきなしのこれ、まさに、ベビーメタルの先祖返り。
という訳で、今更ながら、この上田剛士。
言わずと知れた、ベビーメタルの世界制覇のその先陣となった、
ギミチョコの生みの親である。
ベビーメタルのライブに見るあの神憑り的な錐揉み状態。
その真髄が、実はこの上田剛士の THE MAD CAPSULE MARKETS にあった、と。
♪
という訳で、
そう、ベビーメタルの力量とは、まさに、チーム・ベビメタ、とも言える、
その、あまりにも豪華な、裏方さん、
ならぬ、親衛隊、あるいは、守護神とも言える、
その強力なラインナップ。
まさしく、世界をぶっ飛ばす、ジャパン・パワー!
その本ちゃんの本ちゃん、その選りすぐりの本物どころ、
なのでありましょう。
海外がなんぼのもんぞ。
そう、本物の日本のパワー、聴き晒せ、
どうじゃ、日本人の才能、凄いんじゃぁ!
改めて、その日本の音楽界の底力、
そのプライドの結晶であるベビーメタル。
このベビーメタルの大ブレイクを契機にして、
神バンドの面々は言うに及ばず、
ベビーメタルを支えるこの凄まじいまでの才人たちが、
一挙に世界の脚光、どころか、世界を完全制覇する、
その日も近いぜ、馬鹿野郎、と。
という訳で、
ベビメタ・ロスに悶絶をこくこの苦行の中、
このいきなりの先祖返り。
いやあ、久々にぶっ飛んだぜ。
改めて、目から鱗のジャパン・パワー。
和楽器バンド?笑わせる。
本物とは、こういうものを言うんじゃい、と。
これぞ、日本のプライド、
これぞまさに、N S M = 日本、凄えよ、まじで!
それこそが、ベビーメタルの底力、と。
先生、いきなし目が醒めました!
♪
改めて、ベビーメタルの評価を支えてきた、その壮絶なまでの名曲の数々。
まさに、一曲たりともハズレがない、その凄まじさである。
その秘密たるところが、このベビーメタルの楽曲を提供してきた、
チーム・ベビーメタル、その守護神たちである。
まさに、ベビーメタルの種明かし、と言ったところ。
そう、ベビーメタルの三姫はまさに依り子。
そんな守護神達の才能を誘発し、結晶させ、昇華させる、
まさに偶像:アイドル、なのである。
♪
で、実は前にもちょっくら、匂わせて見たことがあるのだが、
かの、ビートルズ、その、マネージャーというよりは、
ぶっちゃけ、仕掛人であったところの、ブライアン・エプスタイン。
そのブライアン・エプスタインが、
世界津々浦々のスタジオやら地方ラジオ曲やらに連絡を取っては、
ヒットの続かぬままに一発屋のままで終わった、
そんな地方のヒーローたちの珠玉のドーナッツ盤、
あるいは没テイクのオープンリールを、
せっせと買い漁っていた、というウソのような本当の話。
その世界中からのありとあらゆる一発屋的な才能のその切り貼り、
あるいは、焼き直し、ともすると、逆回転、なんてものの中から、
あの、ビートルズ、
まさに、ヒット17秒の法則の綴織りのような楽曲が生み出されていく、と。
つまりそう、全てのクレジットがレノン・マッカートニーとなっているのは、
実はその主旋律の歌メロの部分、のみ。
アレンジからリフから、そのレノン・マッカートニーの名曲を彩るアイデアの多くが、
実はそんな売れずに終わった世界中の才能の、その寄せ集めであった、と。
ただ、改めて繰り返せば、
そうやってかき集めたアイデアの全てを、ただ羅列したままではただ切り貼り。
そのパッチワークを一つのカラーの中に包括せしめる、そのカリスマ性こそが、
バンドの全て、と成りうる。
あるいは、そんな才人達の狂気を秘めた情熱の全てを、
支えることできるその度量が、スーパースターの条件である、と。
という訳で、世界を席巻するジャパン・パワー、
その筆頭たるベビーメタル。
あの可憐な三姫、そして、超絶テクニックを誇る神バンド、
ただしかし、そんなステージの上の面々を支えているのは、
この上田剛士に代表される、日本中の才能、
その、技の美。
理知と、技術と、情熱と、あるいは、怨念、ともすれば狂気、
その集大成、なのではないだろうか。
という訳で、ベビーメタルの大躍進を支える、この日本音楽界の生き神達。
この人達の支えがあって、初めてベビーメタルが、チーム・ベビーメタルに成りうる、と。
はい、仰る通りでございます。
THE ONE その真髄とは、まさしく、それ、ですな。
今更ながら、筆力の及ばなかったこと、お詫び申し上げながら、
改めて、ベビーメタルの守護神たち、そのあまりにも強烈な面々。
そうか、次は、ゆよゆっぺかあ、恐れ多いな・・・笑
これぞまさに、N S M = 日本、凄えよ、まじで!
と、ニューヨークの空から、限りないエールを送らせて頂く次第である。

N S M=日本 すっげえ、まじで、その新たな神降ろしの瞬間
N S M = 日本 すっげえ、まじで、
なんてこと言っておちゃらけていたら、
ちょっと、まじ、本ちゃんで凄えの、送って貰っちゃった。
この映像、ちょっと俺ひとりで抱え込むには、あまりにも恐れ多い。
あるいは、全てのミュージシャン、その、予備軍、
と同時に、その愛好家、信奉者の方々に見て頂きたい。
ので、えいやあ、と、共有させて頂くことにした。
二階堂和美 という方のパフォーマンスであるらしい。
この赤裸々なファンカム映像の中に、
音楽のパワー=凄み、と、そして、
ミュージシャンとしての、至福の瞬間、
それを克明に記録した、ドラマを見みました。
なんてこと言っておちゃらけていたら、
ちょっと、まじ、本ちゃんで凄えの、送って貰っちゃった。
この映像、ちょっと俺ひとりで抱え込むには、あまりにも恐れ多い。
あるいは、全てのミュージシャン、その、予備軍、
と同時に、その愛好家、信奉者の方々に見て頂きたい。
ので、えいやあ、と、共有させて頂くことにした。
二階堂和美 という方のパフォーマンスであるらしい。
この赤裸々なファンカム映像の中に、
音楽のパワー=凄み、と、そして、
ミュージシャンとしての、至福の瞬間、
それを克明に記録した、ドラマを見みました。
♪
まあ、ベビーメタル以外は音楽じゃねえ、
という、ベビメタ・メイトに共通する極度の狭視状態に落ちいっている方々、
改めて、ジャンルの好き嫌い、やら、声質の、あるいは、顔の、造形の、
なんていうちゃちな表層ねたは、上げれば上げるほど切りがない。
ただ、こと、音楽、あるいは、そこに本物、が加われば尚更なこと、
ジャンルを問わず、その外面を問わず、その規模を問わず、
ことの本質を見極める目、には変わりはない筈。
その、音楽、あるいは、パフォーマンスの原初的本質を、
先のMADの、
そして、この映像の中に、共有させて頂ければ嬉しい。
改めて、この二階堂和美さん、という方。
まさに、おんな一人、ギター一本、米国武者修行、という奴なのだろうか。
改めて、物凄い度胸である。
そう、異国の地で、日本語を解せぬ観衆を前に、
たった一人、バーの三角ステージで生ギターひとつ。
このアウェイ感、半端ではない。
思わずそこに、あのソニスフィアでのすぅめたるの、
あの、孤立無援の姿を見るようでもある。
そして、ご存知、すぅめたるの食らわせた、
あの、前代未聞の大逆転劇。
そしてこの、二階堂和美さんが繰り広げた、
痛快なまでの倍返しj、そのドラマ。
音楽の凄み、あるいは、ミュージシャンの度量の、
その土壇場の姿。
これこそが、音楽の持つパワー、その真髄。
そして、それが成功し得た時、ミュージシャンは、
そして、それを同時体験した観客たちは、
ともに、感動を共有する、のである。
それこそが、ライブの素晴らしさ、その珠玉の瞬間である。
このラストシーン、二階堂和美さんの浮かべたこの会心の笑顔。
音楽というパワーを身につけた、人間の強さ、そして、素晴らしさ、
その、究極の表情を見る思いである。
ミュージシャンは美しい、ライブは、かっこよい!
音楽は、MUSICは、素晴らしい!
いやあ、大変貴重な映像をいただきました。
ありがとうございます。
♪
改めて、この、アウェイにおけるステージ。
観客がまるでステージに感心を払っていない、
あるいは、露骨に嘲りを匂わせた蔑視、
ともすれば、敵意を持ってステージの睨めつけている、
そんな劣悪な状況において、
そんな観客を掌握せしめる、
これを、俺達の言葉で、ぶっ飛ばす、と言う。
さあ、思い切りぶっ飛ばしてやるぜ、
この啖呵こそが、まさに、ミュージシャンの正念場、
あるいは、土壇場の勝負どころである。
そう、全てのミュージシャンのアマチュア時代は、
全てのステージがこのアウェイでの戦いである。
俺自身、はこれまでどれほど、
そんな絶体絶命のアウェイの戦い続けてきただろうか。
勝ったこともある。負けたこともある。
この東洋人のクソ野郎と、いまにもビール瓶を投げつけそうな、
そんな脅迫的な面構えで囲まれながら、一曲が終わった途端に大歓声、
お調子者がステージに駆け上がりそうになり、
女たちがTシャツの裾をまくり上げてフラッシュ!
そんなことも、あったかなかったか。
改めて、この二階堂和美さんの、この珠玉の時のその記録。
イニシエのバンドマン時代の、
あの、抱腹絶倒のアウェイの戦いの日々を、
その興奮を、思い出させて頂いた。
♪
という訳で、蛇足ながら、
この、ミュージシャンの土壇場における、神降ろしの瞬間。
嘗て、俺はその神憑り的な瞬間を幾度も目にしてきた。
真夏のテキサスの野外ステージにおける、パコ・デ・ルシア。
酔っぱらいがだみ声を張り上げては、爆音を響かせるハーレーが走り回り、
パトカーのサイレンと、そして、犇めき合った観客たちが、
いまにも殴り合い、あるいは暴動を巻き起こしかねない、
そんな最低最悪の状況において、
一度、ギター一本を手にしたパコ・デ・ルシアが、
たったの一言も発することもないままに、
その一音、を、指先で爪弾いただけで、
あたりを埋め尽くしていた修羅のような騒動が、
一瞬のうちに凍りついたのである。
動きを封じられた人々の間に風が流れ、世界の色が変わっていた。
そんな神がかりの一撃。
映像において、最も有名なのは、
チェット・ベイカーの、LETS GET LOST であろう。
それまで社交辞令の挨拶や、嬌声に沸き返っていたパーティ客が、
チェット・ベイカーの歌声に吸い込まれては、身体中がめろめろに溶け出してしまう、
そんな魔術のような瞬間が赤裸々に記録されている。
セントラルパークの野外ステージにおいて、
ジョン・マクラフリンがステージに姿を現しただけで、
場内の空気が、まるで世界が色眼鏡を外したかのように、
まったく違う色に塗り替えられては、木々のざわめきから、
通りの向こうを走る抜けるタクシーのクラクションから、
空の彼方を飛ぶ飛行機のジェット音からが、
全て、音楽の中に、絡め取られ、溶け込んでしまう、
そんなとてつもない瞬間を目にしたこともある。
深夜にまでずれ込んだ野外パーティのそのステージで、
ブラッフォード・マルサリスと、ジェフ・テイン・ワッツのとてつもないグルーヴの中で、
男も女も、どころか、老人から子供までがステージに押し寄せて踊り狂う、
そんな凄まじい集団憑依にも似た情景も目にしてきた。
そしてそう、その絶体絶命の土壇場から、
会心の一大逆転劇、
その最もたるものは、まさに、
BABYMETALのソニスフィア、あの三十分の奇跡、であろう。
BABYMETAL - Sonisphere Festival 2014 by J-Shock
この超絶なほどの大逆転劇、
この衝撃が世界を駆け巡り、その感動が世界を満たし、
ベビーメタルの運命が、
と同時に、日本の音楽界そのものが、
強いては、世界のロック、あるいは、音楽、
その全てが、このたかだか三十分のドラマの中に、
見事に覆った、のである。
音楽って凄い。芸術って凄い。
そこには、怒声や、あるいは、暴力や、あるいは、権力の無理強いや、
脅しや恫喝や、媚びや諂いや、
そんなものの一切を跳ね飛ばし、洗い流してしまう、
なによりも、強く、なによりも確かな、パワー、
その真髄が存在する、そう、信じている。
♪
という訳で、世界中のミュージシャンの方々、
そのジャンルは違えど、スタイルも、場所も、規模も違えども、
そこに音楽がある限り、それを求め、それを信じる気持ちがある限り、
音楽の神様は、必ず降りて来てくれる。
そう信じよう。それを信じて、戦い続けよう。
音楽の神様は、俺達の味方だ。そして、俺達は、そんな神様の、一部、なのだ。
神は内在する、のである。
そして俺達は、その内在する神を、共有する、の DEATH
まあ、ベビーメタル以外は音楽じゃねえ、
という、ベビメタ・メイトに共通する極度の狭視状態に落ちいっている方々、
改めて、ジャンルの好き嫌い、やら、声質の、あるいは、顔の、造形の、
なんていうちゃちな表層ねたは、上げれば上げるほど切りがない。
ただ、こと、音楽、あるいは、そこに本物、が加われば尚更なこと、
ジャンルを問わず、その外面を問わず、その規模を問わず、
ことの本質を見極める目、には変わりはない筈。
その、音楽、あるいは、パフォーマンスの原初的本質を、
先のMADの、
そして、この映像の中に、共有させて頂ければ嬉しい。
改めて、この二階堂和美さん、という方。
まさに、おんな一人、ギター一本、米国武者修行、という奴なのだろうか。
改めて、物凄い度胸である。
そう、異国の地で、日本語を解せぬ観衆を前に、
たった一人、バーの三角ステージで生ギターひとつ。
このアウェイ感、半端ではない。
思わずそこに、あのソニスフィアでのすぅめたるの、
あの、孤立無援の姿を見るようでもある。
そして、ご存知、すぅめたるの食らわせた、
あの、前代未聞の大逆転劇。
そしてこの、二階堂和美さんが繰り広げた、
痛快なまでの倍返しj、そのドラマ。
音楽の凄み、あるいは、ミュージシャンの度量の、
その土壇場の姿。
これこそが、音楽の持つパワー、その真髄。
そして、それが成功し得た時、ミュージシャンは、
そして、それを同時体験した観客たちは、
ともに、感動を共有する、のである。
それこそが、ライブの素晴らしさ、その珠玉の瞬間である。
このラストシーン、二階堂和美さんの浮かべたこの会心の笑顔。
音楽というパワーを身につけた、人間の強さ、そして、素晴らしさ、
その、究極の表情を見る思いである。
ミュージシャンは美しい、ライブは、かっこよい!
音楽は、MUSICは、素晴らしい!
いやあ、大変貴重な映像をいただきました。
ありがとうございます。
♪
改めて、この、アウェイにおけるステージ。
観客がまるでステージに感心を払っていない、
あるいは、露骨に嘲りを匂わせた蔑視、
ともすれば、敵意を持ってステージの睨めつけている、
そんな劣悪な状況において、
そんな観客を掌握せしめる、
これを、俺達の言葉で、ぶっ飛ばす、と言う。
さあ、思い切りぶっ飛ばしてやるぜ、
この啖呵こそが、まさに、ミュージシャンの正念場、
あるいは、土壇場の勝負どころである。
そう、全てのミュージシャンのアマチュア時代は、
全てのステージがこのアウェイでの戦いである。
俺自身、はこれまでどれほど、
そんな絶体絶命のアウェイの戦い続けてきただろうか。
勝ったこともある。負けたこともある。
この東洋人のクソ野郎と、いまにもビール瓶を投げつけそうな、
そんな脅迫的な面構えで囲まれながら、一曲が終わった途端に大歓声、
お調子者がステージに駆け上がりそうになり、
女たちがTシャツの裾をまくり上げてフラッシュ!
そんなことも、あったかなかったか。
改めて、この二階堂和美さんの、この珠玉の時のその記録。
イニシエのバンドマン時代の、
あの、抱腹絶倒のアウェイの戦いの日々を、
その興奮を、思い出させて頂いた。
♪
という訳で、蛇足ながら、
この、ミュージシャンの土壇場における、神降ろしの瞬間。
嘗て、俺はその神憑り的な瞬間を幾度も目にしてきた。
真夏のテキサスの野外ステージにおける、パコ・デ・ルシア。
酔っぱらいがだみ声を張り上げては、爆音を響かせるハーレーが走り回り、
パトカーのサイレンと、そして、犇めき合った観客たちが、
いまにも殴り合い、あるいは暴動を巻き起こしかねない、
そんな最低最悪の状況において、
一度、ギター一本を手にしたパコ・デ・ルシアが、
たったの一言も発することもないままに、
その一音、を、指先で爪弾いただけで、
あたりを埋め尽くしていた修羅のような騒動が、
一瞬のうちに凍りついたのである。
動きを封じられた人々の間に風が流れ、世界の色が変わっていた。
そんな神がかりの一撃。
映像において、最も有名なのは、
チェット・ベイカーの、LETS GET LOST であろう。
それまで社交辞令の挨拶や、嬌声に沸き返っていたパーティ客が、
チェット・ベイカーの歌声に吸い込まれては、身体中がめろめろに溶け出してしまう、
そんな魔術のような瞬間が赤裸々に記録されている。
セントラルパークの野外ステージにおいて、
ジョン・マクラフリンがステージに姿を現しただけで、
場内の空気が、まるで世界が色眼鏡を外したかのように、
まったく違う色に塗り替えられては、木々のざわめきから、
通りの向こうを走る抜けるタクシーのクラクションから、
空の彼方を飛ぶ飛行機のジェット音からが、
全て、音楽の中に、絡め取られ、溶け込んでしまう、
そんなとてつもない瞬間を目にしたこともある。
深夜にまでずれ込んだ野外パーティのそのステージで、
ブラッフォード・マルサリスと、ジェフ・テイン・ワッツのとてつもないグルーヴの中で、
男も女も、どころか、老人から子供までがステージに押し寄せて踊り狂う、
そんな凄まじい集団憑依にも似た情景も目にしてきた。
そしてそう、その絶体絶命の土壇場から、
会心の一大逆転劇、
その最もたるものは、まさに、
BABYMETALのソニスフィア、あの三十分の奇跡、であろう。
BABYMETAL - Sonisphere Festival 2014 by J-Shock
この超絶なほどの大逆転劇、
この衝撃が世界を駆け巡り、その感動が世界を満たし、
ベビーメタルの運命が、
と同時に、日本の音楽界そのものが、
強いては、世界のロック、あるいは、音楽、
その全てが、このたかだか三十分のドラマの中に、
見事に覆った、のである。
音楽って凄い。芸術って凄い。
そこには、怒声や、あるいは、暴力や、あるいは、権力の無理強いや、
脅しや恫喝や、媚びや諂いや、
そんなものの一切を跳ね飛ばし、洗い流してしまう、
なによりも、強く、なによりも確かな、パワー、
その真髄が存在する、そう、信じている。
♪
という訳で、世界中のミュージシャンの方々、
そのジャンルは違えど、スタイルも、場所も、規模も違えども、
そこに音楽がある限り、それを求め、それを信じる気持ちがある限り、
音楽の神様は、必ず降りて来てくれる。
そう信じよう。それを信じて、戦い続けよう。
音楽の神様は、俺達の味方だ。そして、俺達は、そんな神様の、一部、なのだ。
神は内在する、のである。
そして俺達は、その内在する神を、共有する、の DEATH

ぶっちぎれ日本人! ~ 開き直りこそが N S M の真髄なり!
んだよおい、N S M とか言った途端に、
山のように押し寄せる、これでも聴き晒せ、の鉄砲水。
あんまりにも面白すぎて、
思わず、連投で共有させて頂く!
これぞ、N S M 日本の底力だ、ばかやろう!
♪
まずは、トップ・バッター
んだこの、画に描いたような糞ガキは。
まるで、昔の俺たちを見るようである。
これで、通行人に賽銭を強要したら・・・
立派なカツアゲ、あるいは、強盗であらう。
がしかし、賽銭を強要できるぐらいにならないと、プロではやっていけない!
なにもかもが、紙一重、なのである。
かまうこたあねえ、ぶっちした奴の勝ちだ。
ただ・・下手は踏むなよ、と。
♪
ただ・・・
いちおしとしては、こいつら。。
ずば抜け過ぎ!
八十八ヶ所巡礼 「攻撃的国民的音楽」
このMVの監督は、もしかして、あの世の鈴木清順か!!
で、ライブ、すっげええ、ぞ、まじで!
ドラム、怖ええ、ぞ、じゃねえ、上手いぞ!
てめえら、格好良すぎだ!
♪
で、口直しに・・
なにもかもが紙一重のこの奇人、ならぬ、偉人。
はいだしょうこ
天才とは大いなる欠落、その凄まじいまでの実例
♪
ただ。。こいつら、徹底的に食えなそうだよな。。。
だが、まあ、それを割り切ったところに、この大いなる開き直りがあるのだろうが。
そう、開き直りこそが私情最凶の武器、
日本人が開き直った時にこそ、この N S M の真髄、
スーパーパワーが生まれるのである。
という訳で、いま日本で一番開き直ったこの人。
さああ、お待ちかねだぜ、べいびい
にゃんごすたー 紅 LIVE IN 青森・・・・
覆面レスラーではないが、んだこの人・・・
面白すぎる。
最近、妙に話題の人のやうだが、
やはり、この人の魅力、
この、最果てようなアウェイ感、
であらう。
笑い過ぎた、まじで・・・
♪
で、後半は、ちょっと、まじ、シビア、路線。
んだ、これ、青葉市子!!!
いきなり、世界トップクラス!!
このこの弾き語り+美声
パンクロッカーであった俺的には、
あれほど小馬鹿にしくさりきった四畳半フォークソング研究会、のような奴らも、
いつのまかにか、
まさに、日本の美、その極意に達しつつあるのだな。
そう言えば、SALYUとか、なにげに好きだったんだが、なにをしてるのだろう。
ああ、止まらない・・・
そう、実は俺、なにげに、女性ボーカルおた、でもあったりしたのか、と。
で、個人的には、N S M の女神、
もう、これぞ究極の神降ろし
このテイク、今更ながら・・
ああ、完全別の世界はいっちまったな。
♪
で、はい、最後に、お詫び、あるいは、立証を込めて、
この世界最高のジャズ、とっくりと堪能してくれ。
LIVE 鈴華ゆう子 Suzuhana Yuko】
(%クリックは自己責任でおねがいします)
あのさあ、
あらためて、こんな個人ブログで、
りんごは好きだが、バナナは嫌い、とか、
そういうことが、なにゆえに下劣であるのか、と。
しかもこのバナナ、腐ってんじゃん、とか・笑
あるいは、腐っちゃったのか、糠味噌と一緒に。。
改めて音楽を舐めるな!
実力で太刀打ちできないなら
それに、画を書いて、飾りをつけて、和風バナナ、
あるいは、電気をつないで、電動・・・
なんてものにしてどうでしょう♥!?
なんていうその姿勢に、
場末のパンパン・キャバレーのような、
紐付き、の、あさましさ、が見え見えだぞ、と。
もっと音楽を 音学、音の学問、
あるいは、音道、音の道、として、
しっかり、勉強、あるいは極道せんかい、と。
自身の経験も含めて、
おまえ、ぜったいに、後悔するぞ、と、言わせて頂いている、
そういう俺を、下劣というなら、それでも結構。
ただ、俺は、日本のバンドのクオリティを信じている、
あるいは、音楽というものを、愛している、
あるいは、企画もののポッと出で、一時的にはしごに載せられた奴らが、
その後、どんな末路をたどるか、その実例が・・・
まさに、俺のまわりはそんなのば・つ・か・り。
つまりは、経験則。それだけの話だろが。
ただそんな経験則を、
ものの良し悪しも判らねえド素人風情が、
本当のこと、を言う人間をおしなべて、正論で押しつぶす、
そういう姿勢が下劣でないならいったいなんなんだ、と混ぜ返させて頂く。
全員そろって一等賞、
そういう茶番は、幼稚園には良いが、
少なくとも大人が本気でやる勝負の世界の言葉ではない、と、
そう言ってるだけだろが。
お後がよろしいようで、と、
おいおい、こんなので終わらせる訳にはいかねえぜ、と。
♪
改めて、N S M にほん、すげええよ、まじで、
これ、洒落にならないぐらいに、
日本の音楽、面白い! おもしろ過ぎる!
無理して世界に出る、必要なんかねえな。
日本だけで、十分に面白い、クオリティ、一撃でぶっ飛ばしている。
で、そして、
日本を訪れた海外からのメイトたちが、日本滞在中、そこかしこで、
こんな、珠玉の日本の音を、体験しまくる、なんてことが出来たら、
どんなに素晴らしいだろう。
たださ、ほら、
むかし日本には、ライブハウスに出るのに、チケットのノルマ、とかあって、
実はなかなかライブができなかった。
で、俺は、とにかくライブに出たかったので、
ー>だってそれが、唯一の、実力をつけるための本当の道だから。
なので、
米軍キャンプからはじまって、どこぞのエキストラから、
それこそ、ジャズから、パンクから、あるいは、フォークソング研究会、
なんてのまで、ライブの出れる機会があれば、なんであっても、
どんな音楽であっても、あるいは、どんな人たちであっても、
とにかく、出た。
そんなあさましさが、ついには、ノルマのないバンド、
つまりは、事務所の紐付きの方々、
いつかは武道館でやらせてやるから、
そんな甘い声にほだされては、スカウト、されてしまったのだが・・・
行き着いた先が・・ おいおいおい、と。
いまさらながら、もしかしたら、それが失敗だったのかもな、とは思っている。
まあそう、それはそれで面白かった。
そう、後悔なんてはしていない、のではあるが・・・
ただ、そう、できることなら、
ストリートでもなんでも、信じた音楽を、信じた奴らと、やりつづけて、よじ登って、
それこそが、正しいありかた、であったのだな、と、思わない訳ではない。
で、改めて、
日本、凄えよ、まじで!
商業的成功やら、まあ、そう、たしかに、金が無いのは、本当に辛いが、辛いのではあるが、
なんとか、この、冒頭に上げた才人達、ゴミ食いながらでも、頑張って欲しい、
そして、
メディアの評価が、テレビの露出度が、そんなものではなく、
こいつらに、がんばって欲しい、そう思った奴らを、サポートしてやってください。
殆どの才人たちが、食えない、その金銭的なところで、潰えていくのだから。
♪
実はいまになっても、俺は、ヒューゴ・ボスのスーツの内ポケットに、
常時、1ドル、5ドル、そして、10ドル札を忍ばせている。
なに?カツアゲ対策?
ではない。
そう、ストリート・ミュージシャンへの、お賽銭の為である。
いまになって、俺にできることなどそれぐらいしかないが、
音楽、あるいは、芸術を、潰えさせてはいけない。
音楽は、芸術は、人々が、育てるものだ。
それを、民度、と言う、のである。
そして確かに、日本の民度、凄え、まじで、すげえ。
そして、これから、もっともっと凄くなる!
ファシズムがなんだ! 憲法改正がなんだ! 虫国の脅威がなんだ!
俺たちには、音楽が、ある の DEATH!
ガキども、かまうことはねえ、やっちめえ!
死んでもやめねえぞ、こら! その心意気だ!

ベビーメタルのアンフェア ~ その最低最悪の八つ当たり
そっか、そういうことか。
つまり、そう、WEMBLEY だったんだよな。
そうそう、その通り。
今更ながら、なんだお、BABYMETAL
来日記念、だとか、
「LIVE AT WEMBLEY」 だとか、
WORLD TOUR 2016 kicks off
だとか言いながら、
世界同時発売ぢゃ、ないんだね。
え!? もしかして、英国では23日に売り出していたの?
ってことはもしかして・・・
もう、こんな、トランプ、
なんていう輩が大統領をやってる国なんて、
だれも相手にしてくれなくなっちっち、と、
そおゆうこと、なの?
改めてこの LIVE AT WEMBLEY
日本においても、レコード屋さんの店頭には並んでは居ない、
と聞きますが、本当の話?
嘗ては日本の街角、
どこぞで聴き覚えたメロディを、
商店街のレコード屋の店員さんにむけて、いっせのせ、で大合唱、
ああ、それはね、と、そんな、シャザーム、のようなことが、
実際に行われていたわけなのですが、
街角にはもう、そんな長閑な光景は、見ることはできない、
という訳なんですね。
で、まあそう、WEB、つまりは、インターネットの通販、
これを基調にしている、というのであれば、
世界どこでもおんなじこと、なんじゃね?
となりまして、
で、そう、こちら米国からでも、確かに購入は可能、なのでありまするが、
果たしてその送料が、やら、あるいわ、
これって、もしかして、本物?
なんていう、うがった考えも出てきまして、
なので、思わず、摩天楼の空に向けて、キビシ~!
びえぇぇぇん、日本に帰りたい!
と、チビ丸の号泣を響かせてしまう、という訳なのです。
あ、で、あの、既に内容をごご拝見された方々に、
あらためてごごご質問なのですが、
実はこの、WEMBLEY の映像、
WOWWOW の放送分として、ちょっくら拝見したことがある、のですが、
まあ、そう、いつもの奴で細切れ、
それも、えええ、なんで!? っていう、
いっちゃん見たいところ、
それを、カット! し腐った映像なわけで、
おみゃあら、まったく、なに考えとんじゃ。
まったくなにも、わかっちゃいねえんだな、
なんていうため息と同時に、
ああつまり、これは予告編
で、完全盤は、公式BR/DVDをお待ちください、
と、まあ、そういう商法なわけなのかい?
とも思っていたわけなのではありますが、
で、つまりは、今回のBR/DVDって、
あの、WOWWOW放送分の、その残された完全収録盤、
ってことなんでしょうか?
あの・・・・
もし、そうだった、とすると、
何故に、いまになって、
つまりは、実際のライブから半年以上も経っての発売なのでしょうか?
いやあの、そう、素朴なギモンとして、
あのWOWWOWで放送したのと同じもの、であるのなら、
なんで半年以上もかかったの?と。
ぶっちゃけ、このタイミングだと、まさに、あの、TOKYO DOME のライブ、
そのDVDが発売されたとしたら、もう、値段、など、いくらであろうと、
どんな方法を使ってでも、手に入れた筈、と思っているのですが・・・
果たしてこの、時間差攻撃の意味って、いつたい、なんなんでしょう、と。
つまり、なんというか、そこまで待たせる理由があったのかい?と。
クオリティ重視、ってのも判るんだけどさ、でも、ほら、また、なんちゃら限定、とか出すぐらいなら、
ライブの後にさっさと出すだけ出しちゃって、で、本ちゃんのクオリティ志向の方々は、
この限定版なんちゃらBOX盤、を買ってちょんまげ、って形でも、よくないか?と。
そう、こんなことをうじゃうじゃ言っているのは、つまりは、WEMBLEY、もたしかにそうだけど、
俺的には、もう、早く早く早く、東京ドームの映像が観たい! とそれだけ、なんだよね、実に。
で、あっそうか、と。
東京ドームも、そしてこのWEMBLEYも、実は、LIVE VIEW、あるいはそう、
今回の WEMBLEY に関しては、まさに、ピカデリー、つまりは、映画館なんてところで、上映会、なんてやってる訳で。
えええ、なんでえ、!?!? と。
その上映会こそは、ここニューヨークで、あるいは、ランダンで、やるべきものじゃないのかよ、と。
そうなんだよ、いや、別に文句言ってる訳じゃなくて、ただただ、一刻もはやく観たいんだよ、それだけ、なんだよ。
だってさ、世界のベビーメタル、なんだろ? 来日記念盤、なんだろ?
だったら、どこから、来日したわけかよ、と。
とゆうわけで、このあまりにも醜悪な暴言、なんか似たようなのを聴いたことがあるぞ、と。
そう言えばあの東京ドームにおいて、
アリーナ席参戦された古参の筋金入りメイトの方々から、
一斉に寄せラられたあの怨念の数々・・・
観えなかったの・・・ステージが高すぎて・・・
くっしょおお、もう、メイトなんかやめちゃる!
なんていう、声を聴くたびに、
まあまあまあ、旦那方、勝負は時の運、ライブは水物と申しまして、
まあ確かに、東京ドーム、五万五千人の全ての人達全員を満足させるのは、
並大抵のことじゃござんせん。
そうそうと、ワガママにならず、我らが姫君、ベビーメタルの晴れ舞台、
温かい目で見守ってやっておくなせえよ、
それが、我ら、本物の親衛隊の、そのサダメ、でごじゃろうが。
なんていう、太っ腹ぶりっこ、なんてものを感じていたわけでもあるのだが・・・
いやあ、そう、改めて、この ベビーメタルの不公平、それを我が身に食らうたびに、
思わず、呪いの言葉、ねええ、コバさん、これ、いったい、どういう訳???
ただ・・・恐れ多くも姫さまがたには、そんな言葉、一言でも言える訳がなく、
だったら、とばかりに、八つ当たり、裏方の方々に向けて、
おどりゃ、なにさらしとんねん、ファン辞めたるど、なんていう暴言が、口元まで出かかっては、
いやいやいや、こんな言葉が姫様の元に届いてしまっては、いかんいかんいかん、
なにはなくとも、ベビーメタルが居なくなったら、いちばん困るのは、この俺、この俺自身、なのでごじゃる。
なのでそう、こう言う時こそ、秘密の呪文じゃ。
短気は損気、短気は損気、短気は損気・・・
幼き頃から、頭に来たらそう唱えろ、
それでも収まらなければ手のひらに書いた後にそれをぺろりと舐めろ、
と言い聞かせられてきたこの呪文、
短気は損気、短気は損気、短気は損気、でごじゃりますな、姫様、と。
ただただ、うん、どれだけこの妙に塩辛い手のひらを舐めても、
WEMBLEY 観たい 超観たい!その気持ちは収まりもせず。
という訳で、うーん、だったらどうしよう、という訳で、
よりによって、とりあえずは当たれるところであればどこにでも。
まるで狂犬のような田舎ドキュン、そのままに、
これから最初にすれ違った奴、それが誰であってもぶん殴る、
そんなとんでもない、街角ロシアンルーレット、なるものを繰り広げてもしまいたくなる、
そんな、シンコペーション、ならぬ、フラストレーション。
で、いきなし、
おい! NHK!
なんだよ、紅白。
なんで、ベビーメタルを紅白に出さねんだよ!
ってか、もしかして、まだまだ、NHK のそのご威光だけで、
日本中の国民、その全てがただただ、理由も無くひれ伏す、とでも、思ってるのか?
あるいは、その、ディレクターの辣腕の、その御威光、
俺の好き嫌いで世界がまわるんだよ、がはははは、
と、そんな、蛆虫頭をのさばらせることを、
それもこれも、天下泰平の為の必要悪、
などと、悪代官面をぶらさげては、
騙して透かしておべんちゃらの全てを使い切っては、
ブタもおだてりゃ木に登る、的な棚からぼた餅を期待する太鼓持ち商法、
そんなところで、ぐるぐるぐるぐる廻ってばかり、
それを、世間、というものさ、
などと言っているだけの、そんなどうしようもない腐った浮世社会、ならぬ、
どこぞの工作員の悪巧みたる、「愚者の心得」
その論法に騙され切った戦後民主主義の汚濁、
つまりはそう、田2と、そして、事務所、その力関係と、
なるべくなら、どこにも波風立てず、事なかれ主義の減点法的出世論の中で、
間違いだけは犯したくない、と、まあそんな、みみずの小便的な処世術からの人選、
ってことになるのだろうが、
つくづく、だ・め・な・や・つ・ら、なんだな、と、思わず大脱力。
そう、まあ、んなもの出なくなって、ベビーメタルにとっては痛くも痒くもない。
痛くも痒くもない、のではあるのだが・・・
例えば、いまだにベビーメタルのお姿を、
ご覧になる機会のないかわいそうな僻地在住の方々に対し、
これが、日本史上初めて、世界の檜舞台の頂点を極めた方々でごじゃります、
少年少女、この人達を目標に、心して励め!
その、未来への啓蒙、その志がなくて、なにが、国民放送ぞ、と。
結局そう、紅白、あるいは、NHKが、日本中に喧伝しているのは、
ぶっちゃけ、努力の報われない社会
子供が努力しないのは、努力が報われない社会だから。
子供が勝負しないのは、負けたら終わりの社会だから。
子供が信用しないのは、裏切るのが当然の社会だから。
子供が挑戦しないのは、夢を馬鹿にされる社会だから。
子供が成長しないのは、責任を押し付ける社会だから。
(無断引用すまそ)
と、そういうこと、な訳かい?
つまりは、お家柄がよろしくない雑種の雑魚どもは、
なにをやっても、無駄、だから、お願いだから、
この既得権益に、汚い手で触れないで、と、
そうういうことなのか、この、腐れ公家どもが、と。
確かに、姫様方がご多忙にあられる。
この年末からの、レッチリとの全英アリーナ・ツアーである。
もしかしたら、紅白、なんていう、ドメスティックなお茶の間演芸会になど、
気をやっている暇さえもない、かもしれない。
がしかし、国民放送よ、
このベビーメタル、この人たちこそは、
そんな、努力が報われないことを言い訳として、
ヘタレにへたれきってしまった日本という国の、
唯一の希望ともなりえる、
まさに、唯一絶対のONE 希望の北極星、
で、おわせられるのだぞ、と。
無理に無理を重ねても、どうかその御威光の、片鱗だけでも、
この迷える日本のお茶の間の方々に、お披露目いただけませんでしょうか、と、
三つ指ついてでも頼み込む、それが、国民放送としての義務、ではなかったのか?
その天啓から完全に逸脱した妖怪変化ラスプーチン共の巣窟。
それが、日本という国の実情なのではないか、と。
なにがシン・ゴジラだ、笑わせる、とは思いながら、
そういう老害をすべてまっさらにしてくれる、まさに、ゴジラ待望論、
なんてものが、出てきてしまった暁には、
それってまじで、このアメリカ、そのもの、じゃねえか、と。
という訳で、ああ、紅白、そして、NHK、今年も滑ったな、
つまりは、ゆく年くる年の来年も、ろくなことにはならねえんだろうな、
いや、つまりは、日本がどうなろうが、自身の既得権益を守り続ける、
そういう、どうしようもない、妖怪変化が、まだまだのさばっている、
という、ことな訳で、そんなものを年末早々見せられる人々、たまったものじゃない。
果たしてこの国、本当にシン・ゴジラが現れたら、いったいどうなってしまうのだろう。
多分、みんななにもせず、逃げもせず、戦いもせず、
ただただ、かったるいし、と死ぬのを待つばかり、
つまり、あの原発のときのように、なるのだろうな、というのは、この間の地震のときに立証済み、と。
そんな日本に「喝!」を入れてくれる、唯一の存在であるところのベビーメタル。
ただ・・・そうか、NHKはやはり、ベビーメタルを出演させることはできなかったんだな・・・
まったく、だめな、奴らだ、と、思わず、膝の折れるような脱力を感じる次第。
という訳で、
いやはや、この不条理な八つ当たり、このままにしてるとどこまで飛び火をするやら、
自分でも怖くなってくるばかり。
それもこれも、そう、俺は、WEMBLEYが、そして、東京ドームが、観たい!すぐに観たい!
それ、つまりは、それだけ、なんだよ。
そんな不条理なアンフェア感に悶絶を続ける人々の、
その怒れる魂を鎮める唯一の方法であったベビーメタル。
そうか、NHKは、つまり、日本の国民放送は、
この、唯一の救いであった筈のベビーメタルを取り逃がした様、
思わず一言、ブザマじゃ、の一言を、呟いてしまった訳なのであった。
という訳で、
いや、そう、あの、TPPをワヤにされた途端に、
またまた、その隠蔽工作、ならぬ、恥の上塗り的に、
太鼓持ち報道ばかりが羽虫のように飛び回る巨大メディア。
いや、あの、実は、と改めて。
実はそういうことじゃなくて、このTPPちゃらは、はじめのいーっぽ。
これがなにを意味するかってのは、つまりは、このトランプ政権は、
アジアでなにが起ころうが、俺達はなーんにも、しったことじゃねえ、と、
まさにそれ、それだけ。
で、そんなトランプを妙に信奉しているようなおばかさん。
確かに、心情的には、っていうか、トランプを指示するアメリカのトラッシュと、
そして、ねとうにょ、と言われる人々、そのレベルが非常に似ている、なんてことから、
妙なシンパシーを感じているところもあるのだろうが、それは逆、だよ逆。
つまり似たような次元で、ねとうにょが、近親憎悪的に隣人を罵倒し尽くす、
その罵倒の過激さをバネしてきた、その自虐的自爆的超近視的票集め方法、
それとまったく同じ次元で、
トランプ指示のトラッシュたちは、アジア人の総じて、グーク:GOOK、と呼ぶ、
そんあアジア人蔑視の塊り、なんだぜ。
そのあまりの無知、つまりは、その狭視的世界観が招くものとは・・・ ウップス!
いあ、やめておこう。
そう、これはただの八つ当たりだ。
そう、ただたんに、ベビーメタルの WEMBLEYが観たかった、それだけ、だったのであつた。
ああ、糞、TIMES SQUAREのあの、シン・ゴジラやってる映画館、
実はさ、一週間限定であった筈のシン・ゴジラ、まだやってるんだぜ・笑
つまりは、超ロングラン・爆。
つまりは、シン・ゴジラがそれだけ面白かった、というのと同時に、
アメリカの映画、つくづく、誰も映画館になど観に行かなくなってしまった、
だって・・・ハリウッド中が、もう、虫国、まみれ、その紐付き、その喧伝、ばつかり、なんでもの・・
そんな中で、やはり、シン・ゴジラ、良い物は良い、そう、思わせてくれるまさに珠玉の逸品。
なのでそう、今度は、BABYMETAL WEMBLEY そして、東京ドーム
これ、やってくれねえかな・・・
♪
という訳で、度々の暴言、失礼仕った。
で、あの LIVE AT WEMBLEY ぶっちゃけ、どうだった?
WOWWOWのあの細切れ映像ではその、ストーリー性が追えず、
つまりは、ベビーメタルのLIVEの名物である、
その神降ろしの瞬間、それが体感できなかった訳なのだが、
で、そう、この待ちに待ったこの WEMBLEY 完全収録盤、そこでいったい、なにが起こったのか?
正直なところの感想を、お伝え頂けると、この怒り、ならぬ、八つ当たりモードも、ちょっとは収まるやも知れず。
俺はただ、ベビーメタルが観たい、ただ、そ・れ・だ・け、なの DETAH!
だれか、助けて・・・
つまり、そう、WEMBLEY だったんだよな。
そうそう、その通り。
今更ながら、なんだお、BABYMETAL
来日記念、だとか、
「LIVE AT WEMBLEY」 だとか、
WORLD TOUR 2016 kicks off
だとか言いながら、
世界同時発売ぢゃ、ないんだね。
え!? もしかして、英国では23日に売り出していたの?
ってことはもしかして・・・
もう、こんな、トランプ、
なんていう輩が大統領をやってる国なんて、
だれも相手にしてくれなくなっちっち、と、
そおゆうこと、なの?
改めてこの LIVE AT WEMBLEY
日本においても、レコード屋さんの店頭には並んでは居ない、
と聞きますが、本当の話?
嘗ては日本の街角、
どこぞで聴き覚えたメロディを、
商店街のレコード屋の店員さんにむけて、いっせのせ、で大合唱、
ああ、それはね、と、そんな、シャザーム、のようなことが、
実際に行われていたわけなのですが、
街角にはもう、そんな長閑な光景は、見ることはできない、
という訳なんですね。
で、まあそう、WEB、つまりは、インターネットの通販、
これを基調にしている、というのであれば、
世界どこでもおんなじこと、なんじゃね?
となりまして、
で、そう、こちら米国からでも、確かに購入は可能、なのでありまするが、
果たしてその送料が、やら、あるいわ、
これって、もしかして、本物?
なんていう、うがった考えも出てきまして、
なので、思わず、摩天楼の空に向けて、キビシ~!
びえぇぇぇん、日本に帰りたい!
と、チビ丸の号泣を響かせてしまう、という訳なのです。
あ、で、あの、既に内容をごご拝見された方々に、
あらためてごごご質問なのですが、
実はこの、WEMBLEY の映像、
WOWWOW の放送分として、ちょっくら拝見したことがある、のですが、
まあ、そう、いつもの奴で細切れ、
それも、えええ、なんで!? っていう、
いっちゃん見たいところ、
それを、カット! し腐った映像なわけで、
おみゃあら、まったく、なに考えとんじゃ。
まったくなにも、わかっちゃいねえんだな、
なんていうため息と同時に、
ああつまり、これは予告編
で、完全盤は、公式BR/DVDをお待ちください、
と、まあ、そういう商法なわけなのかい?
とも思っていたわけなのではありますが、
で、つまりは、今回のBR/DVDって、
あの、WOWWOW放送分の、その残された完全収録盤、
ってことなんでしょうか?
あの・・・・
もし、そうだった、とすると、
何故に、いまになって、
つまりは、実際のライブから半年以上も経っての発売なのでしょうか?
いやあの、そう、素朴なギモンとして、
あのWOWWOWで放送したのと同じもの、であるのなら、
なんで半年以上もかかったの?と。
ぶっちゃけ、このタイミングだと、まさに、あの、TOKYO DOME のライブ、
そのDVDが発売されたとしたら、もう、値段、など、いくらであろうと、
どんな方法を使ってでも、手に入れた筈、と思っているのですが・・・
果たしてこの、時間差攻撃の意味って、いつたい、なんなんでしょう、と。
つまり、なんというか、そこまで待たせる理由があったのかい?と。
クオリティ重視、ってのも判るんだけどさ、でも、ほら、また、なんちゃら限定、とか出すぐらいなら、
ライブの後にさっさと出すだけ出しちゃって、で、本ちゃんのクオリティ志向の方々は、
この限定版なんちゃらBOX盤、を買ってちょんまげ、って形でも、よくないか?と。
そう、こんなことをうじゃうじゃ言っているのは、つまりは、WEMBLEY、もたしかにそうだけど、
俺的には、もう、早く早く早く、東京ドームの映像が観たい! とそれだけ、なんだよね、実に。
で、あっそうか、と。
東京ドームも、そしてこのWEMBLEYも、実は、LIVE VIEW、あるいはそう、
今回の WEMBLEY に関しては、まさに、ピカデリー、つまりは、映画館なんてところで、上映会、なんてやってる訳で。
えええ、なんでえ、!?!? と。
その上映会こそは、ここニューヨークで、あるいは、ランダンで、やるべきものじゃないのかよ、と。
そうなんだよ、いや、別に文句言ってる訳じゃなくて、ただただ、一刻もはやく観たいんだよ、それだけ、なんだよ。
だってさ、世界のベビーメタル、なんだろ? 来日記念盤、なんだろ?
だったら、どこから、来日したわけかよ、と。
とゆうわけで、このあまりにも醜悪な暴言、なんか似たようなのを聴いたことがあるぞ、と。
そう言えばあの東京ドームにおいて、
アリーナ席参戦された古参の筋金入りメイトの方々から、
一斉に寄せラられたあの怨念の数々・・・
観えなかったの・・・ステージが高すぎて・・・
くっしょおお、もう、メイトなんかやめちゃる!
なんていう、声を聴くたびに、
まあまあまあ、旦那方、勝負は時の運、ライブは水物と申しまして、
まあ確かに、東京ドーム、五万五千人の全ての人達全員を満足させるのは、
並大抵のことじゃござんせん。
そうそうと、ワガママにならず、我らが姫君、ベビーメタルの晴れ舞台、
温かい目で見守ってやっておくなせえよ、
それが、我ら、本物の親衛隊の、そのサダメ、でごじゃろうが。
なんていう、太っ腹ぶりっこ、なんてものを感じていたわけでもあるのだが・・・
いやあ、そう、改めて、この ベビーメタルの不公平、それを我が身に食らうたびに、
思わず、呪いの言葉、ねええ、コバさん、これ、いったい、どういう訳???
ただ・・・恐れ多くも姫さまがたには、そんな言葉、一言でも言える訳がなく、
だったら、とばかりに、八つ当たり、裏方の方々に向けて、
おどりゃ、なにさらしとんねん、ファン辞めたるど、なんていう暴言が、口元まで出かかっては、
いやいやいや、こんな言葉が姫様の元に届いてしまっては、いかんいかんいかん、
なにはなくとも、ベビーメタルが居なくなったら、いちばん困るのは、この俺、この俺自身、なのでごじゃる。
なのでそう、こう言う時こそ、秘密の呪文じゃ。
短気は損気、短気は損気、短気は損気・・・
幼き頃から、頭に来たらそう唱えろ、
それでも収まらなければ手のひらに書いた後にそれをぺろりと舐めろ、
と言い聞かせられてきたこの呪文、
短気は損気、短気は損気、短気は損気、でごじゃりますな、姫様、と。
ただただ、うん、どれだけこの妙に塩辛い手のひらを舐めても、
WEMBLEY 観たい 超観たい!その気持ちは収まりもせず。
という訳で、うーん、だったらどうしよう、という訳で、
よりによって、とりあえずは当たれるところであればどこにでも。
まるで狂犬のような田舎ドキュン、そのままに、
これから最初にすれ違った奴、それが誰であってもぶん殴る、
そんなとんでもない、街角ロシアンルーレット、なるものを繰り広げてもしまいたくなる、
そんな、シンコペーション、ならぬ、フラストレーション。
で、いきなし、
おい! NHK!
なんだよ、紅白。
なんで、ベビーメタルを紅白に出さねんだよ!
ってか、もしかして、まだまだ、NHK のそのご威光だけで、
日本中の国民、その全てがただただ、理由も無くひれ伏す、とでも、思ってるのか?
あるいは、その、ディレクターの辣腕の、その御威光、
俺の好き嫌いで世界がまわるんだよ、がはははは、
と、そんな、蛆虫頭をのさばらせることを、
それもこれも、天下泰平の為の必要悪、
などと、悪代官面をぶらさげては、
騙して透かしておべんちゃらの全てを使い切っては、
ブタもおだてりゃ木に登る、的な棚からぼた餅を期待する太鼓持ち商法、
そんなところで、ぐるぐるぐるぐる廻ってばかり、
それを、世間、というものさ、
などと言っているだけの、そんなどうしようもない腐った浮世社会、ならぬ、
どこぞの工作員の悪巧みたる、「愚者の心得」
その論法に騙され切った戦後民主主義の汚濁、
つまりはそう、田2と、そして、事務所、その力関係と、
なるべくなら、どこにも波風立てず、事なかれ主義の減点法的出世論の中で、
間違いだけは犯したくない、と、まあそんな、みみずの小便的な処世術からの人選、
ってことになるのだろうが、
つくづく、だ・め・な・や・つ・ら、なんだな、と、思わず大脱力。
そう、まあ、んなもの出なくなって、ベビーメタルにとっては痛くも痒くもない。
痛くも痒くもない、のではあるのだが・・・
例えば、いまだにベビーメタルのお姿を、
ご覧になる機会のないかわいそうな僻地在住の方々に対し、
これが、日本史上初めて、世界の檜舞台の頂点を極めた方々でごじゃります、
少年少女、この人達を目標に、心して励め!
その、未来への啓蒙、その志がなくて、なにが、国民放送ぞ、と。
結局そう、紅白、あるいは、NHKが、日本中に喧伝しているのは、
ぶっちゃけ、努力の報われない社会
子供が努力しないのは、努力が報われない社会だから。
子供が勝負しないのは、負けたら終わりの社会だから。
子供が信用しないのは、裏切るのが当然の社会だから。
子供が挑戦しないのは、夢を馬鹿にされる社会だから。
子供が成長しないのは、責任を押し付ける社会だから。
(無断引用すまそ)
と、そういうこと、な訳かい?
つまりは、お家柄がよろしくない雑種の雑魚どもは、
なにをやっても、無駄、だから、お願いだから、
この既得権益に、汚い手で触れないで、と、
そうういうことなのか、この、腐れ公家どもが、と。
確かに、姫様方がご多忙にあられる。
この年末からの、レッチリとの全英アリーナ・ツアーである。
もしかしたら、紅白、なんていう、ドメスティックなお茶の間演芸会になど、
気をやっている暇さえもない、かもしれない。
がしかし、国民放送よ、
このベビーメタル、この人たちこそは、
そんな、努力が報われないことを言い訳として、
ヘタレにへたれきってしまった日本という国の、
唯一の希望ともなりえる、
まさに、唯一絶対のONE 希望の北極星、
で、おわせられるのだぞ、と。
無理に無理を重ねても、どうかその御威光の、片鱗だけでも、
この迷える日本のお茶の間の方々に、お披露目いただけませんでしょうか、と、
三つ指ついてでも頼み込む、それが、国民放送としての義務、ではなかったのか?
その天啓から完全に逸脱した妖怪変化ラスプーチン共の巣窟。
それが、日本という国の実情なのではないか、と。
なにがシン・ゴジラだ、笑わせる、とは思いながら、
そういう老害をすべてまっさらにしてくれる、まさに、ゴジラ待望論、
なんてものが、出てきてしまった暁には、
それってまじで、このアメリカ、そのもの、じゃねえか、と。
という訳で、ああ、紅白、そして、NHK、今年も滑ったな、
つまりは、ゆく年くる年の来年も、ろくなことにはならねえんだろうな、
いや、つまりは、日本がどうなろうが、自身の既得権益を守り続ける、
そういう、どうしようもない、妖怪変化が、まだまだのさばっている、
という、ことな訳で、そんなものを年末早々見せられる人々、たまったものじゃない。
果たしてこの国、本当にシン・ゴジラが現れたら、いったいどうなってしまうのだろう。
多分、みんななにもせず、逃げもせず、戦いもせず、
ただただ、かったるいし、と死ぬのを待つばかり、
つまり、あの原発のときのように、なるのだろうな、というのは、この間の地震のときに立証済み、と。
そんな日本に「喝!」を入れてくれる、唯一の存在であるところのベビーメタル。
ただ・・・そうか、NHKはやはり、ベビーメタルを出演させることはできなかったんだな・・・
まったく、だめな、奴らだ、と、思わず、膝の折れるような脱力を感じる次第。
という訳で、
いやはや、この不条理な八つ当たり、このままにしてるとどこまで飛び火をするやら、
自分でも怖くなってくるばかり。
それもこれも、そう、俺は、WEMBLEYが、そして、東京ドームが、観たい!すぐに観たい!
それ、つまりは、それだけ、なんだよ。
そんな不条理なアンフェア感に悶絶を続ける人々の、
その怒れる魂を鎮める唯一の方法であったベビーメタル。
そうか、NHKは、つまり、日本の国民放送は、
この、唯一の救いであった筈のベビーメタルを取り逃がした様、
思わず一言、ブザマじゃ、の一言を、呟いてしまった訳なのであった。
という訳で、
いや、そう、あの、TPPをワヤにされた途端に、
またまた、その隠蔽工作、ならぬ、恥の上塗り的に、
太鼓持ち報道ばかりが羽虫のように飛び回る巨大メディア。
いや、あの、実は、と改めて。
実はそういうことじゃなくて、このTPPちゃらは、はじめのいーっぽ。
これがなにを意味するかってのは、つまりは、このトランプ政権は、
アジアでなにが起ころうが、俺達はなーんにも、しったことじゃねえ、と、
まさにそれ、それだけ。
で、そんなトランプを妙に信奉しているようなおばかさん。
確かに、心情的には、っていうか、トランプを指示するアメリカのトラッシュと、
そして、ねとうにょ、と言われる人々、そのレベルが非常に似ている、なんてことから、
妙なシンパシーを感じているところもあるのだろうが、それは逆、だよ逆。
つまり似たような次元で、ねとうにょが、近親憎悪的に隣人を罵倒し尽くす、
その罵倒の過激さをバネしてきた、その自虐的自爆的超近視的票集め方法、
それとまったく同じ次元で、
トランプ指示のトラッシュたちは、アジア人の総じて、グーク:GOOK、と呼ぶ、
そんあアジア人蔑視の塊り、なんだぜ。
そのあまりの無知、つまりは、その狭視的世界観が招くものとは・・・ ウップス!
いあ、やめておこう。
そう、これはただの八つ当たりだ。
そう、ただたんに、ベビーメタルの WEMBLEYが観たかった、それだけ、だったのであつた。
ああ、糞、TIMES SQUAREのあの、シン・ゴジラやってる映画館、
実はさ、一週間限定であった筈のシン・ゴジラ、まだやってるんだぜ・笑
つまりは、超ロングラン・爆。
つまりは、シン・ゴジラがそれだけ面白かった、というのと同時に、
アメリカの映画、つくづく、誰も映画館になど観に行かなくなってしまった、
だって・・・ハリウッド中が、もう、虫国、まみれ、その紐付き、その喧伝、ばつかり、なんでもの・・
そんな中で、やはり、シン・ゴジラ、良い物は良い、そう、思わせてくれるまさに珠玉の逸品。
なのでそう、今度は、BABYMETAL WEMBLEY そして、東京ドーム
これ、やってくれねえかな・・・
♪
という訳で、度々の暴言、失礼仕った。
で、あの LIVE AT WEMBLEY ぶっちゃけ、どうだった?
WOWWOWのあの細切れ映像ではその、ストーリー性が追えず、
つまりは、ベビーメタルのLIVEの名物である、
その神降ろしの瞬間、それが体感できなかった訳なのだが、
で、そう、この待ちに待ったこの WEMBLEY 完全収録盤、そこでいったい、なにが起こったのか?
正直なところの感想を、お伝え頂けると、この怒り、ならぬ、八つ当たりモードも、ちょっとは収まるやも知れず。
俺はただ、ベビーメタルが観たい、ただ、そ・れ・だ・け、なの DETAH!
だれか、助けて・・・

買わねばならぬ!BABYMETAL LIVE AT WEMBLEY ~ そこに人間の根源的欲望の本質を知る
おのおの方、
加えて、おのおのおの方、
それまた加えておのおのおのおの方。。
とそんなおやぢギャグをやっているばやいではごじゃらぬ。
改めて、ご苦労でごじゃった。
で!?で!?で!?
なぬ!?
26日発売の BABYMETAL LIVE AT WEMBLEY
その内容は、WOWOW とわ
まつたくの別物!?!?!?
で、その内容が。。
史上空前!? 最高最強!?
現代技術の粋を集めた、前代未聞の、歴史的金字塔・・・
とな、とな、とな・・・
まさに家宝 どころか 国宝 もの!?
音響から 画質から
なによりこの姫さまがたのそのお姿が、
まさにまさにまさに、
人間国宝の天皇賞
どころか、ノーベル賞 ならぬ
ユニセフ生きる文化遺産
しかも現在進行形、とな、とな、とな、とな、とな 。。。
うーん さすがのコバさんでござる。
こりわこりわ、またしても、してやられたでごじゃる。
で、なになに
内緒の? 極秘の? ここだけの話?。。。
げええええっ!?
なんじゃと!?
そ、そ、そ、それわ、マコトか!?
BABYMETAL LIVE AT WENBLEY
その、ブルーレイ、そのスーパー超鮮明画質の中において、
我らが姫様、すぅ様の
おっおっおっ
おっおっおっ
おっおっおっ
おっおっおっ・・・
ぱいが、揺れておるとっ!!!
♪
改めて、おのおの方、そして、みなみな様、
数々のコメント、その、熱く迸るような、感動の声、
ベビーメタル ウェンブリー、まさに、最高!最高!最高!です!
そのお声、しかと、しかと、しかと、心得ましたにてごじゃりまするる。
その中でも、まさに、待ちに待っていたそのお言葉。
この BABYMETAL LIVE AT WEMBLEY
特筆すべきは、音が、音が、音が、良い、と。
青神氏は言うにおよばず、あの、海坊主、ならぬ、弁慶殿、
あの、燻し銀のようなベイスの音が、まさに、ブンブンと、うねりにうねりまくり、
上手い、やら、テクニカル、やら、三つ指奏法の、早弾きの、音数の、
そんなちゃちな表層的おべんちゃらではない、
まさに、ベビーメタルの凄み。
その恐ろしいまでの、バンドマン魂が、迸るように燃え上がるように・・
言うまでもなく、その演奏技術では世界の最高峰を極めた神バンドが、
現世界で最高品質の音響技術に支えられては、
音楽史上最高の演奏を繰り広げている、と。
で、なに?
そのブルーレイの最高音質の中にあっては、
全ての音が鮮明に聴こえる、どころか、
その指先のピッキングの、フィンガリングの粋、
その、強弱どころか、その気配さえもが、
あるいは、青神様の、そのスティックの打点はおろか、
そのリムの当たり位置から角度から、
ともすれば、その気迫から、息吹から、その汗の滴りの音さえも、
克明に、ありありと、全てを再現している、と。
と、と、と、そんなお声の数々を読みふけりながら、
いや、そう、確かにそう、確かに、確かに、そう、なのではあるが、
ただ、ただ、ただ、
実は、そう、それはまさに、ベビーメタルとともに過ごしたこの歲月。
この半年間の七転八倒の狂喜乱舞の中で、
いつしか拙者のこの胸のうちに訪れていたその心境の変化。
それは、もしかすると、人間的成長、果ては円熟、
あるいは、下手をすれば退化、しからば老化、
とも言われるかもしれないが、
が、が、が、しかし、
そう、これまで、人生の全て、とは言えないが、
まあそう、半分ぐらい、プラスちょっと、
ぐらいは、この 音楽 というものに費やしてきた、
そんな自負のあるこの拙者が、
そもそもこのベビーメタルにしたって、
そのそもそもそものきっかけはまさしく、神バンド。
そのあまりに超絶なドラム、
そして、実は、まさに、ベースが上手い! バンドの音が、凄い!
その衝撃の中で、ともすれば、あの目障りな、
とまで吐き捨てた筈の、あのフロントのジャリ。
ああ、そう、これこそが、まさに、心境の変化、
あるいは、寄る年波、あるいは、もしかすると、
人類としての進化、あるいは、そう、もしかするとやはり、
拙者はついに、このトランプ・ショックに象徴される人類の無脳化、
それに絆されては退化を初めてしまつたのか。
ああ、そう、確かにそう。音質、だったよな。はいはい。
神バンド、上手いよな、ああ、判ってる。
本当の本当に素晴らしい演奏だ。
そう思いながらも、ああ、ここで告白しよう。
いまの俺にとって、そういうことは、もう、実は、どーでもいー、とは言わないが、
ああ、言ってしまえば、実は、すでに、すっかり、二次的な、もの。
ああ、そう、皆々様から頂いた、この、熱い熱いコメントの数々、
どころか、山。あるいは、津波。
音楽をこよなく愛し、そして、信じている、そんなみなみな様のお言葉に絆されながら、
がしかし、俺が、この、俺が、この老いぼれのはぐれものが、一番の衝撃を受けたのは、
まさにそう、この、この、この、言葉。
すぅめたるの、おっ!? ぱいが、揺れている!?
おおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!
おおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!
おおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!
この、衝撃的な一文、
その、あまりにもえげつなくも、しかし、あまりにも核心を突いた、突きすぎた、
まさに、トランプ的な、ともすれば、これまでの大口の薀蓄の、その全てを一挙にちゃぶ台返す、
まさに、本音も本音、その全てを曝け出した、血の滴るような、この一文。
すぅめたるのゆれるお!ぱい?
この一文を前に、
音楽も、演奏技術も、芸術も、クオリティも、
その高尚なる理知の蓄積の、そのすべてが、
はじけ飛んでしまった、の、DEATH。
♪
いや、なに、そう、俺だってさ、ガキじゃあるめえしよ。
そう、まあ、こういっちゃなんだが、色々、やってきた訳さ。
そうさな、どーてー切ったのは、14の時で、まあそう、そんな洟垂れじゃあ、
Pなすだ、ゔぁじゃいなだ、なんて次元ぢゃぜんぜんなくて、
まさに、おちんちんもおまんまんの、お医者さんごっこ、とレベルとしては変わらなかった、筈。
ただそう、俺はそのお医者さんごっこのその延長から、
君たちおんなのこ、僕たち男の子、へへへい、へへへい、おいで遊ぼう。
いつしか、すけべライトのアンパン・パーティから、米軍払い下げのマリファナ・パーティから、
そして辿り着いた魔法の戯言・愛と平和のラブアンド・ピース。
そんなこんなで上にいるのが下にいるのがいったい誰が誰かも判らねえ、
そんな修羅しゅしゅしゅの中で糞度胸ばかりが妄想のように広がり続けては、
いつしかまさに、恥、なんてものは爪の先にも髪の先にも残っちゃいない。
すれ違った女の子のすべてに、うわああ、きみ、かわいいねえ、ちょうきれい、
こんな美しいひとには会ったことがない、あああ、神様、この出会いをありがとう。
ああ、君のような素敵な人にはもうこの先の人生、絶対に知り合えない。
いますぐに結婚してほしい。一生を君と添い遂げたい。死ぬまで一緒にいたい。
ってな感じで、らっきー、100円拾ちゃった、と、そんな不埒な出会いを繰り返す中、
あるいは、よりによって、世界の不均衡の是正から、貧困救済から、と、
御託を並べては一発100バーツのゴーゴーバーから、
それがいきなし半額になるチャイナタウンの茶室から、
いやいや、それが実は、国境の向こうは、その金額がまじ半額、
ええええっ?三百円?それが、えええ?150円?
それはそれはそれは、さすればその貧困是正の為の貧民救済に向けて、
いざ行かん、安い女の待つその国へ。
そう、俺の行動原理。
音楽の、芸術の、崇高なる人間愛の、社会の矛盾への戦いの、
平和と解放と、夢と希望と、そんな御託の全てが、実は、実は、実は、
実話の話では結局北極南極、つまりは、かわいいねえちゃんとちょめちょめしたい、
ぶっちゃけつまるところ、それ、だ・け、それだけ、であつた、
でそう、この俺、この恥知らず極まりない、リア充の塊りを自認した、
冒険主義的享楽主義者。
やってやったよ、恥さらし、それも世界中でさ。
白いのから黒いのから黄色いのから茶色いのから、
そのグラデーションたるやまさに万華鏡。
人種も老若も微乳に美乳に豊乳に爆乳、
ただでできるならあるいは金を払ってでも、
ありとあらゆる女という女。溺れに溺れては愛に愛液に時として糞尿に・・・
という趣味はないが、まあそう、そういう俺がだ、
が、が、が、しかし、しかし、しかしなんだよ。
この、リア充の限りを尽してきた筈のこの俺が・・・
いまになって、いきなり、そんな女たちの全てが、野獣に見えてしまう・・・・
そんな境地に、いきなり、転がり落ちた、そのあまりの豹変の様。
その気になれば、いくらでもなんでも手に入る、その手に入れ方も知っている、そんな俺が。
墨入り、モザイク付き、マスク付き、なんていう子供の遊びじゃねえ、
まさに、裏。裏も裏、全てが見え見えの、裏、この裏街道の亡者として突き進んで来た筈の、
この俺がっ!
なにが悲しいかな、そんな全ての欲望と享楽の果てに辿り着いたこの最低最悪の煩悩の檻。
がしかし、そう、だがしかし、
そんな俺が、ここに来ていま一番欲しているのは、
そんな、全てがあけっぴろげ、どころではない、
まさに、あの固い、鎧のようなゴシック衣装に包まれた、
あの、あの、あの、すぅめたるの、そのお胸、
その躍動の様が、どうしても、み・た・い!
その衝動を、抑え切れない、ので、あつた。
♪
あのなあ、言わせて貰えば、俺はもう大人、なんだよ。
そう、悪いな、俺はもう、立派、ではぜんぜんないが、
いちおうは毛の生えたってかそれも抜け始めたような、
つまりは、大人、なのだよ。
なので、そう、恥ずかしがるものなんて、なにもない、その開き直りこそが、大人の一歩。
そう、俺はもう、欲望のままに生きる、ことは無理にしても、
自身の欲望を、ある程度は具現化できる、そんな財力、つまりは、金は・・・
ない。
ないが、そう、なくたって平気さ。
それが大人ってやつなんだから。
つまり、たいていのことにはなれっこな訳さ。
で、そう。
俺が知りたかったのはそんなことじゃない、いや、実は、そのことばっかり。
で、よ、旦那。
ここはぶっちゃけ、肚を割って、男同士の話、
その、本ちゃんの話って奴を、聞かせておくんなせえよ。
で、そう、この、DVDと、ブルーレイ、
この違い、ってのは、まあ、あっしも、色々とお勉強した訳なんですがね、
で、やはり、ブルーレイで見るべし、そうそう、音質もそして画質も、桁違い。
それは判るんでやんすがね、
ぶっちゃけ、ああ、言ってしまう、言ってしまうぞ、
ぶっちゃけ、ブルーレイじゃないと、
すぅちゃんの、あの、その、いや、ああ、そう、つまり、それだよ、あれ、というか、
その、決定的瞬間は、見れない、と、そういう訳かいね?
んだよな、やっぱり資本主義社会だよな。
金を出さないと、快楽は得られない、真実も知り得ない、と、
まあそう、俺だってガキじゃねえし、そのぐらいのことは判る。
ただ、その資本に準じた等価価値が得られるのか、と。
そういう訳なんだが、まあそう、ぶっちゃけ、見えるのか見えねえのか、とか、まあ、言うなればだ・・・
♪
改めてさ、資本主義ってさ、訳わからないよね。
あるいはそう、それってつまり、人間の欲望、その根源を掘り起こす、ことな訳でさ、
つまりはそう、えらそうな奴らが偉そうなことを言いながら、
ぶっちゃけ、つまるところのはいわゆるひとつの人間の欲望、
その業の深さに、すべての人間が依存しているって訳でさ。
で?なに?テクノロジー?
ああそうそう、便利になったよな、とか言いながら、実のところ、
VHSを買った理由?
ぶっちゃけそんなもの、エロビデオが観たかったからに決まってんじゃんか。
で、インターネットの普及?
ぶっちゃけそんなもの、エロビデオがただで観たかったからに決まってんじゃんか。
で?DVD?そして、ブルーレイ?
いや、でもなあ、と。
画質、音響?HDだ?
うーん、でもさ、なんか、そういうのって、なんかやっぱ、やり過ぎっていうか表層っていうか、
だって、そう、ものの本質的なものは、変わらない訳でさ。
と、これまで、そんなテクノロジーの暴走を斜に見ていた俺であったのだが。。。
ここに来て、つまりは、2016年11月、サンクスギビング・デイ。
俺は遂に、このテクノロジーというやつに、ケツをまくる、その決心をせざるを得ない、
ぶっちゃけ、そう、いただいた魔のコメント、
あの、魔のコメントのその衝撃的な一文を前に、
ブルーレイ、買ってしまおう、そのルビコン川を渡る、その決断を促した、
その一言とは、音響でも画質でも、そんなものじゃねえんだよ。
つまりは、すぅめたるの、ゆれるお!ぱい・・・・
ああ、こうかくだけで、思わず、胸がキュン、どころか、
下腹がキリキリと刺すような、どころか、
思わず、はっとして背後を振り返ってしまう、そんな不穏な気配に、
思わず思わず思わず、戦慄どころか、悶絶を繰り返しながら、
馬鹿野郎、ブルーレイ・プレーヤー、買っちまったぞ、ブラック・フライデー・セールで。
♪
改めてこの、ライブ・アット・ウェンブリー
聞くところに寄れば、その驚くべき出来栄えというか、
なんというか、これぞまさに、ゴジラの大逆襲。
実はあの天下分け目の東京ドームから頂いていた、
その、張り裂けるような真実の声。
人生のすべてを賭けたあの東京ドームにおいて、
ええええっ! ステージが高すぎて見えない!
そのあまりにも衝撃的。そして訪れたそのあまりにも絶望的な落胆、
そして津波のように押し寄せてきた失意、あるいは、喪失感の中で、
さ、さ、さみし~!
そんなドツボのどん底を這いずりながら、
この秋の寒空の下、くそったれ、もう、メイトなんて、やめてやる!
とまで、つまりはそう、それこそが、立派な自殺行為。
だって、いまの俺達から、ベビーメタルを取ったら、いったいなにが残るんだよ。
そう、そうなのだ、既に俺たちはケツの毛を抜かれまくり。
ベビーメタル以外にはなにもナッシング、そんな人生の深み、
これってまさに、人間辞めますか?ベビーメタル辞めますか?
とまさに、そう、ベビーメタル、改めて、世界最高のドラッグ。
その夢のような高揚感を、まさか忘れた訳ではアルマーニ。
東京ドーム以来、そんな自虐的な悶絶の中で日々を過ごしてきた、
あの失意のどん底にあった筋金入りメイトたち。
だがしかぁし、
このウェンブリー・アリーナでのライブは、そんな悩める古参メイトたちの、
その、失意の霧を、一挙に吹き飛ばし、ぶっ飛ばし、
そして広がったその虹色のステージ。
あああ、ベビーメタル、やっぱり、最高だ!
まさに、満塁逆転ホームラン!
その痛快、爽快さを持って、悩める筋金入りメイトたちの♥を、
そして、煩悩を、一撃でぶっ飛ばした、
そんな作品であるのか、と。
という訳で、買ったよ。
まずはブルーレイ・プレーヤー。
で、そう、肝心なソフト。
聞くところによれば、アメリカでは12月の初旬の発売とやらで、
くっくっく、このブラック・フライデーで買ったブルーレイ。
それが届くのもたぶん同じぐらいの時期。
だとすれば、この記念すべき我が家初のブルーレイ、
そのあまりにも大きなテクノロジーの恩恵、
その記念すべき初体験を、この、ベビーメタル、ウェンブリーで飾ろうと、
そういう企画なのであつた!
なあに、ここまで待たされた俺たちさ。
半年以上待たされた今となって、一週間やそこらは大した問題ではない、
とは言いながら、、観たい、みたいの、凄くみたいの、
つまりはその、あの、いや、まじ、その揺れる・・・
諸君、人間の高尚なる理想など、あるいは、その欲望など、
そして、そんな人間に、最後の最後の決断を促すものは、
つまりは、そして、所詮は、そんなもの、なんだよ。
ただね、それに安売りをする必要などなにもない。
それを焦らせば焦らすほど、守れば護るほどに、
その価値が跳ね上がる、高騰を続けて天井知らず。
ああしかしながら、コバさん、
ベビーメタル、あまりにもあまりにも、露出が少なすぎる・・・
つまりはそう、このベビーメタル商法。その言うなれば極禁欲的なSM的志向に、
すっかりしっかりやられまくっては奈落の底。
ああ、できるのなら、会員限定、豪華写真集付のBOXセット、
そして、なにを隠そう、開演前のざわざわから、火の出るようなアンコールの大合唱からを、
すべて、克明に記録した、という、その、会員限定のCD。
ああ、できるのことなら、その会員限定BOXセット、
とは思いながら、おいおい、EBAYで見れば、いまや闇値が500ドル、とあるぢゃないか。
そのうちまじで、この、ベビーメタル個人輸入が、ドラッグトラフィッカーの目に止まり・・・
♪
改めて、日出ずる国のベビーメタル・メイトたちよ。
この遠い空から、ベビーメタル、すぅめたるのその揺れる、ではない、その勇士を、
観たくて観たくて観たくて、そういう輩が、まさに、五万、どころか、百万も千万も居る、のである。
まさに世界中が待ち望むベビーメタル。
そして、それは、日本の僻地在住の方々でも同じことであろう、と。
ただ観たい、それが、ブルーレイであっても、DVDであっても、
あるいは、ファンカムの劣悪海賊動画であっても、
ベビーメタルが観たい。
いや、全人類がこのベビーメタルの御威光に触れるべき、なのである。
なので、そう、様々な方々から様々なご意見を頂いたその、紅白のなんちゃら。
いや、正直な話、俺は、ベビーメタル・メイトとして、
よりも、実は、ベビーメタルのイニシエのモンペ、そのひとりとして、
すぅちゃん、ユイちゃん、そして、最愛ちゃんの、その、コアな部分を支える血の絆、
ぶっちゃけ、そのご家族、そして、ご親戚の方々に、
すぅは、ユイは、最愛は、このようにがんばっております、と、その、晴れ姿を、
いまだにNHKなんてのを観ているであろう、
その、遠い遠い親戚の方々も含めて、ご披露さしあげる、またとないチャンス、と思ったまで。
なので、ベビーメタルのそのクオリティが、やら、その演出が、そのイメージが、などという前に、
そう、この古き良き時代からの、日本の年越しのその定番たる、紅白歌合戦、
普段のベビーメタルとは違った、まさに、さくら学院の番組収録のその楽屋裏、のような、
そんなものであったとしても、へえ、ベビーメタル、紅白に出たのか、みたいなところで、
そんないたいけな方々に向けて、ちらっと、でも、お披露目いただきたかったな、と。
まあそう、それぐらいのことなんだけどね。
改めて、良きにつき悪しきにつき、
あるいは、幸せ、か、いやいや、そう、それはつまりは、不幸なこと、その反動であるのだろうが、
日本は、あるいは世界は、まじのまじめに、ベビーメタルのお力をお借りしなくては立ち行かない、
そんな状況が刻一刻と迫りつつある。
つまりは、音響も画質もそのテクニックもクオリティもまったく意にも介さぬ、
ただただ、揺れるなにが観たい、なんていうところが全てであるところの、
その人間の本来的なゲスな欲望が、ついには理想も希望も押し流したまま、
狂気の暴走を始める、その一歩手前、どころか、それは既に始まっている。
嘗て、マレーネ・ディートリッヒの歌ったリリー・マルレーン、
その、美しくも物哀しいメロディーが、
いつしかファシズムの荒波の中で、戦意高揚歌から反戦歌と変わっていったように、
もしかすると、我らがベビーメタル、
そのアカツキが、そして、THE ONE が、
そんな時代の潮流の中で、独り歩きを始める、
そんな不穏な息吹をありありと感じつつある今日この頃。
そして最後に残されるものは、美少女のその輝きの中に、揺れるお姿。
その美しさ、その、神々しいばかりの美しさこそが、人類の繁栄のそのはじめの一歩。
その心を、少女の純真を、汚してはならない、そこにこそ、大人、そして、社会の、
その根源的な理知、あるいは、責任があるのだ、と。
という訳で、このある種、禁欲と、そして、尊厳の象徴たる、
つまりは、潔癖とそして友愛の象徴たる我らがジャンヌ・ダルクこと、すぅめたるが、
アカツキの旋律に乗って、炎の中を走る、その美学こそが、
この激動の時代を貫く、一つの象徴と成りうる、
そういう予感がしているのである。
世界がどうなろうと、知った事か。俺たちにはベビーメタルがいる。
そして俺達は、その世界のアイコン:アイドルたるベビーメタルを、なんとしても、守りきらねばならない。
その志を滾らせながら、ああ、まだかまだか、ベビーメタル・ウェンブリー。
その時間差攻撃の残酷に、身を焦がす秋の夕、なのである。
加えて、おのおのおの方、
それまた加えておのおのおのおの方。。
とそんなおやぢギャグをやっているばやいではごじゃらぬ。
改めて、ご苦労でごじゃった。
で!?で!?で!?
なぬ!?
26日発売の BABYMETAL LIVE AT WEMBLEY
その内容は、WOWOW とわ
まつたくの別物!?!?!?
で、その内容が。。
史上空前!? 最高最強!?
現代技術の粋を集めた、前代未聞の、歴史的金字塔・・・
とな、とな、とな・・・
まさに家宝 どころか 国宝 もの!?
音響から 画質から
なによりこの姫さまがたのそのお姿が、
まさにまさにまさに、
人間国宝の天皇賞
どころか、ノーベル賞 ならぬ
ユニセフ生きる文化遺産
しかも現在進行形、とな、とな、とな、とな、とな 。。。
うーん さすがのコバさんでござる。
こりわこりわ、またしても、してやられたでごじゃる。
で、なになに
内緒の? 極秘の? ここだけの話?。。。
げええええっ!?
なんじゃと!?
そ、そ、そ、それわ、マコトか!?
BABYMETAL LIVE AT WENBLEY
その、ブルーレイ、そのスーパー超鮮明画質の中において、
我らが姫様、すぅ様の
おっおっおっ
おっおっおっ
おっおっおっ
おっおっおっ・・・
ぱいが、揺れておるとっ!!!
♪
改めて、おのおの方、そして、みなみな様、
数々のコメント、その、熱く迸るような、感動の声、
ベビーメタル ウェンブリー、まさに、最高!最高!最高!です!
そのお声、しかと、しかと、しかと、心得ましたにてごじゃりまするる。
その中でも、まさに、待ちに待っていたそのお言葉。
この BABYMETAL LIVE AT WEMBLEY
特筆すべきは、音が、音が、音が、良い、と。
青神氏は言うにおよばず、あの、海坊主、ならぬ、弁慶殿、
あの、燻し銀のようなベイスの音が、まさに、ブンブンと、うねりにうねりまくり、
上手い、やら、テクニカル、やら、三つ指奏法の、早弾きの、音数の、
そんなちゃちな表層的おべんちゃらではない、
まさに、ベビーメタルの凄み。
その恐ろしいまでの、バンドマン魂が、迸るように燃え上がるように・・
言うまでもなく、その演奏技術では世界の最高峰を極めた神バンドが、
現世界で最高品質の音響技術に支えられては、
音楽史上最高の演奏を繰り広げている、と。
で、なに?
そのブルーレイの最高音質の中にあっては、
全ての音が鮮明に聴こえる、どころか、
その指先のピッキングの、フィンガリングの粋、
その、強弱どころか、その気配さえもが、
あるいは、青神様の、そのスティックの打点はおろか、
そのリムの当たり位置から角度から、
ともすれば、その気迫から、息吹から、その汗の滴りの音さえも、
克明に、ありありと、全てを再現している、と。
と、と、と、そんなお声の数々を読みふけりながら、
いや、そう、確かにそう、確かに、確かに、そう、なのではあるが、
ただ、ただ、ただ、
実は、そう、それはまさに、ベビーメタルとともに過ごしたこの歲月。
この半年間の七転八倒の狂喜乱舞の中で、
いつしか拙者のこの胸のうちに訪れていたその心境の変化。
それは、もしかすると、人間的成長、果ては円熟、
あるいは、下手をすれば退化、しからば老化、
とも言われるかもしれないが、
が、が、が、しかし、
そう、これまで、人生の全て、とは言えないが、
まあそう、半分ぐらい、プラスちょっと、
ぐらいは、この 音楽 というものに費やしてきた、
そんな自負のあるこの拙者が、
そもそもこのベビーメタルにしたって、
そのそもそもそものきっかけはまさしく、神バンド。
そのあまりに超絶なドラム、
そして、実は、まさに、ベースが上手い! バンドの音が、凄い!
その衝撃の中で、ともすれば、あの目障りな、
とまで吐き捨てた筈の、あのフロントのジャリ。
ああ、そう、これこそが、まさに、心境の変化、
あるいは、寄る年波、あるいは、もしかすると、
人類としての進化、あるいは、そう、もしかするとやはり、
拙者はついに、このトランプ・ショックに象徴される人類の無脳化、
それに絆されては退化を初めてしまつたのか。
ああ、そう、確かにそう。音質、だったよな。はいはい。
神バンド、上手いよな、ああ、判ってる。
本当の本当に素晴らしい演奏だ。
そう思いながらも、ああ、ここで告白しよう。
いまの俺にとって、そういうことは、もう、実は、どーでもいー、とは言わないが、
ああ、言ってしまえば、実は、すでに、すっかり、二次的な、もの。
ああ、そう、皆々様から頂いた、この、熱い熱いコメントの数々、
どころか、山。あるいは、津波。
音楽をこよなく愛し、そして、信じている、そんなみなみな様のお言葉に絆されながら、
がしかし、俺が、この、俺が、この老いぼれのはぐれものが、一番の衝撃を受けたのは、
まさにそう、この、この、この、言葉。
すぅめたるの、おっ!? ぱいが、揺れている!?
おおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!
おおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!
おおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!
この、衝撃的な一文、
その、あまりにもえげつなくも、しかし、あまりにも核心を突いた、突きすぎた、
まさに、トランプ的な、ともすれば、これまでの大口の薀蓄の、その全てを一挙にちゃぶ台返す、
まさに、本音も本音、その全てを曝け出した、血の滴るような、この一文。
すぅめたるのゆれるお!ぱい?
この一文を前に、
音楽も、演奏技術も、芸術も、クオリティも、
その高尚なる理知の蓄積の、そのすべてが、
はじけ飛んでしまった、の、DEATH。
♪
いや、なに、そう、俺だってさ、ガキじゃあるめえしよ。
そう、まあ、こういっちゃなんだが、色々、やってきた訳さ。
そうさな、どーてー切ったのは、14の時で、まあそう、そんな洟垂れじゃあ、
まさに、おちんちんもおまんまんの、お医者さんごっこ、とレベルとしては変わらなかった、筈。
ただそう、俺はそのお医者さんごっこのその延長から、
君たちおんなのこ、僕たち男の子、へへへい、へへへい、おいで遊ぼう。
いつしか、すけべライトのアンパン・パーティから、米軍払い下げのマリファナ・パーティから、
そして辿り着いた魔法の戯言・愛と平和のラブアンド・ピース。
そんなこんなで上にいるのが下にいるのがいったい誰が誰かも判らねえ、
そんな修羅しゅしゅしゅの中で糞度胸ばかりが妄想のように広がり続けては、
いつしかまさに、恥、なんてものは爪の先にも髪の先にも残っちゃいない。
すれ違った女の子のすべてに、うわああ、きみ、かわいいねえ、ちょうきれい、
こんな美しいひとには会ったことがない、あああ、神様、この出会いをありがとう。
ああ、君のような素敵な人にはもうこの先の人生、絶対に知り合えない。
いますぐに結婚してほしい。一生を君と添い遂げたい。死ぬまで一緒にいたい。
ってな感じで、らっきー、100円拾ちゃった、と、そんな不埒な出会いを繰り返す中、
あるいは、よりによって、世界の不均衡の是正から、貧困救済から、と、
御託を並べては一発100バーツのゴーゴーバーから、
それがいきなし半額になるチャイナタウンの茶室から、
いやいや、それが実は、国境の向こうは、その金額がまじ半額、
ええええっ?三百円?それが、えええ?150円?
それはそれはそれは、さすればその貧困是正の為の貧民救済に向けて、
いざ行かん、安い女の待つその国へ。
そう、俺の行動原理。
音楽の、芸術の、崇高なる人間愛の、社会の矛盾への戦いの、
平和と解放と、夢と希望と、そんな御託の全てが、実は、実は、実は、
実話の話では結局北極南極、つまりは、かわいいねえちゃんとちょめちょめしたい、
ぶっちゃけつまるところ、それ、だ・け、それだけ、であつた、
でそう、この俺、この恥知らず極まりない、リア充の塊りを自認した、
冒険主義的享楽主義者。
やってやったよ、恥さらし、それも世界中でさ。
そのグラデーションたるやまさに万華鏡。
人種も老若も微乳に美乳に豊乳に爆乳、
ただでできるならあるいは金を払ってでも、
ありとあらゆる女という女。溺れに溺れては愛に愛液に時として糞尿に・・・
という趣味はないが、まあそう、そういう俺がだ、
が、が、が、しかし、しかし、しかしなんだよ。
この、リア充の限りを尽してきた筈のこの俺が・・・
いまになって、いきなり、そんな女たちの全てが、野獣に見えてしまう・・・・
そんな境地に、いきなり、転がり落ちた、そのあまりの豹変の様。
その気になれば、いくらでもなんでも手に入る、その手に入れ方も知っている、そんな俺が。
まさに、裏。裏も裏、全てが見え見えの、裏、この裏街道の亡者として突き進んで来た筈の、
この俺がっ!
なにが悲しいかな、そんな全ての欲望と享楽の果てに辿り着いたこの最低最悪の煩悩の檻。
がしかし、そう、だがしかし、
そんな俺が、ここに来ていま一番欲しているのは、
そんな、全てがあけっぴろげ、どころではない、
まさに、あの固い、鎧のようなゴシック衣装に包まれた、
あの、あの、あの、すぅめたるの、そのお胸、
その躍動の様が、どうしても、み・た・い!
その衝動を、抑え切れない、ので、あつた。
♪
あのなあ、言わせて貰えば、俺はもう大人、なんだよ。
そう、悪いな、俺はもう、立派、ではぜんぜんないが、
いちおうは毛の生えたってかそれも抜け始めたような、
つまりは、大人、なのだよ。
なので、そう、恥ずかしがるものなんて、なにもない、その開き直りこそが、大人の一歩。
そう、俺はもう、欲望のままに生きる、ことは無理にしても、
自身の欲望を、ある程度は具現化できる、そんな財力、つまりは、金は・・・
ない。
ないが、そう、なくたって平気さ。
それが大人ってやつなんだから。
つまり、たいていのことにはなれっこな訳さ。
で、そう。
俺が知りたかったのはそんなことじゃない、いや、実は、そのことばっかり。
で、よ、旦那。
ここはぶっちゃけ、肚を割って、男同士の話、
その、本ちゃんの話って奴を、聞かせておくんなせえよ。
で、そう、この、DVDと、ブルーレイ、
この違い、ってのは、まあ、あっしも、色々とお勉強した訳なんですがね、
で、やはり、ブルーレイで見るべし、そうそう、音質もそして画質も、桁違い。
それは判るんでやんすがね、
ぶっちゃけ、ああ、言ってしまう、言ってしまうぞ、
ぶっちゃけ、ブルーレイじゃないと、
すぅちゃんの、あの、その、いや、ああ、そう、つまり、それだよ、あれ、というか、
その、決定的瞬間は、見れない、と、そういう訳かいね?
んだよな、やっぱり資本主義社会だよな。
金を出さないと、快楽は得られない、真実も知り得ない、と、
まあそう、俺だってガキじゃねえし、そのぐらいのことは判る。
ただ、その資本に準じた等価価値が得られるのか、と。
そういう訳なんだが、まあそう、ぶっちゃけ、見えるのか見えねえのか、とか、まあ、言うなればだ・・・
♪
改めてさ、資本主義ってさ、訳わからないよね。
あるいはそう、それってつまり、人間の欲望、その根源を掘り起こす、ことな訳でさ、
つまりはそう、えらそうな奴らが偉そうなことを言いながら、
ぶっちゃけ、つまるところのはいわゆるひとつの人間の欲望、
その業の深さに、すべての人間が依存しているって訳でさ。
で?なに?テクノロジー?
ああそうそう、便利になったよな、とか言いながら、実のところ、
VHSを買った理由?
ぶっちゃけそんなもの、エロビデオが観たかったからに決まってんじゃんか。
で、インターネットの普及?
ぶっちゃけそんなもの、エロビデオがただで観たかったからに決まってんじゃんか。
で?DVD?そして、ブルーレイ?
いや、でもなあ、と。
画質、音響?HDだ?
うーん、でもさ、なんか、そういうのって、なんかやっぱ、やり過ぎっていうか表層っていうか、
だって、そう、ものの本質的なものは、変わらない訳でさ。
と、これまで、そんなテクノロジーの暴走を斜に見ていた俺であったのだが。。。
ここに来て、つまりは、2016年11月、サンクスギビング・デイ。
俺は遂に、このテクノロジーというやつに、ケツをまくる、その決心をせざるを得ない、
ぶっちゃけ、そう、いただいた魔のコメント、
あの、魔のコメントのその衝撃的な一文を前に、
ブルーレイ、買ってしまおう、そのルビコン川を渡る、その決断を促した、
その一言とは、音響でも画質でも、そんなものじゃねえんだよ。
つまりは、すぅめたるの、ゆれるお!ぱい・・・・
ああ、こうかくだけで、思わず、胸がキュン、どころか、
下腹がキリキリと刺すような、どころか、
思わず、はっとして背後を振り返ってしまう、そんな不穏な気配に、
思わず思わず思わず、戦慄どころか、悶絶を繰り返しながら、
馬鹿野郎、ブルーレイ・プレーヤー、買っちまったぞ、ブラック・フライデー・セールで。
♪
改めてこの、ライブ・アット・ウェンブリー
聞くところに寄れば、その驚くべき出来栄えというか、
なんというか、これぞまさに、ゴジラの大逆襲。
実はあの天下分け目の東京ドームから頂いていた、
その、張り裂けるような真実の声。
人生のすべてを賭けたあの東京ドームにおいて、
ええええっ! ステージが高すぎて見えない!
そのあまりにも衝撃的。そして訪れたそのあまりにも絶望的な落胆、
そして津波のように押し寄せてきた失意、あるいは、喪失感の中で、
さ、さ、さみし~!
そんなドツボのどん底を這いずりながら、
この秋の寒空の下、くそったれ、もう、メイトなんて、やめてやる!
とまで、つまりはそう、それこそが、立派な自殺行為。
だって、いまの俺達から、ベビーメタルを取ったら、いったいなにが残るんだよ。
そう、そうなのだ、既に俺たちはケツの毛を抜かれまくり。
ベビーメタル以外にはなにもナッシング、そんな人生の深み、
これってまさに、人間辞めますか?ベビーメタル辞めますか?
とまさに、そう、ベビーメタル、改めて、世界最高のドラッグ。
その夢のような高揚感を、まさか忘れた訳ではアルマーニ。
東京ドーム以来、そんな自虐的な悶絶の中で日々を過ごしてきた、
あの失意のどん底にあった筋金入りメイトたち。
だがしかぁし、
このウェンブリー・アリーナでのライブは、そんな悩める古参メイトたちの、
その、失意の霧を、一挙に吹き飛ばし、ぶっ飛ばし、
そして広がったその虹色のステージ。
あああ、ベビーメタル、やっぱり、最高だ!
まさに、満塁逆転ホームラン!
その痛快、爽快さを持って、悩める筋金入りメイトたちの♥を、
そして、煩悩を、一撃でぶっ飛ばした、
そんな作品であるのか、と。
という訳で、買ったよ。
まずはブルーレイ・プレーヤー。
で、そう、肝心なソフト。
聞くところによれば、アメリカでは12月の初旬の発売とやらで、
くっくっく、このブラック・フライデーで買ったブルーレイ。
それが届くのもたぶん同じぐらいの時期。
だとすれば、この記念すべき我が家初のブルーレイ、
そのあまりにも大きなテクノロジーの恩恵、
その記念すべき初体験を、この、ベビーメタル、ウェンブリーで飾ろうと、
そういう企画なのであつた!
なあに、ここまで待たされた俺たちさ。
半年以上待たされた今となって、一週間やそこらは大した問題ではない、
とは言いながら、、観たい、みたいの、凄くみたいの、
つまりはその、あの、いや、まじ、その揺れる・・・
諸君、人間の高尚なる理想など、あるいは、その欲望など、
そして、そんな人間に、最後の最後の決断を促すものは、
つまりは、そして、所詮は、そんなもの、なんだよ。
ただね、それに安売りをする必要などなにもない。
それを焦らせば焦らすほど、守れば護るほどに、
その価値が跳ね上がる、高騰を続けて天井知らず。
ああしかしながら、コバさん、
ベビーメタル、あまりにもあまりにも、露出が少なすぎる・・・
つまりはそう、このベビーメタル商法。その言うなれば極禁欲的なSM的志向に、
すっかりしっかりやられまくっては奈落の底。
ああ、できるのなら、会員限定、豪華写真集付のBOXセット、
そして、なにを隠そう、開演前のざわざわから、火の出るようなアンコールの大合唱からを、
すべて、克明に記録した、という、その、会員限定のCD。
ああ、できるのことなら、その会員限定BOXセット、
とは思いながら、おいおい、EBAYで見れば、いまや闇値が500ドル、とあるぢゃないか。
そのうちまじで、この、ベビーメタル個人輸入が、ドラッグトラフィッカーの目に止まり・・・
♪
改めて、日出ずる国のベビーメタル・メイトたちよ。
この遠い空から、ベビーメタル、すぅめたるのその揺れる、ではない、その勇士を、
観たくて観たくて観たくて、そういう輩が、まさに、五万、どころか、百万も千万も居る、のである。
まさに世界中が待ち望むベビーメタル。
そして、それは、日本の僻地在住の方々でも同じことであろう、と。
ただ観たい、それが、ブルーレイであっても、DVDであっても、
あるいは、ファンカムの劣悪海賊動画であっても、
ベビーメタルが観たい。
いや、全人類がこのベビーメタルの御威光に触れるべき、なのである。
なので、そう、様々な方々から様々なご意見を頂いたその、紅白のなんちゃら。
いや、正直な話、俺は、ベビーメタル・メイトとして、
よりも、実は、ベビーメタルのイニシエのモンペ、そのひとりとして、
すぅちゃん、ユイちゃん、そして、最愛ちゃんの、その、コアな部分を支える血の絆、
ぶっちゃけ、そのご家族、そして、ご親戚の方々に、
すぅは、ユイは、最愛は、このようにがんばっております、と、その、晴れ姿を、
いまだにNHKなんてのを観ているであろう、
その、遠い遠い親戚の方々も含めて、ご披露さしあげる、またとないチャンス、と思ったまで。
なので、ベビーメタルのそのクオリティが、やら、その演出が、そのイメージが、などという前に、
そう、この古き良き時代からの、日本の年越しのその定番たる、紅白歌合戦、
普段のベビーメタルとは違った、まさに、さくら学院の番組収録のその楽屋裏、のような、
そんなものであったとしても、へえ、ベビーメタル、紅白に出たのか、みたいなところで、
そんないたいけな方々に向けて、ちらっと、でも、お披露目いただきたかったな、と。
まあそう、それぐらいのことなんだけどね。
改めて、良きにつき悪しきにつき、
あるいは、幸せ、か、いやいや、そう、それはつまりは、不幸なこと、その反動であるのだろうが、
日本は、あるいは世界は、まじのまじめに、ベビーメタルのお力をお借りしなくては立ち行かない、
そんな状況が刻一刻と迫りつつある。
つまりは、音響も画質もそのテクニックもクオリティもまったく意にも介さぬ、
ただただ、揺れるなにが観たい、なんていうところが全てであるところの、
その人間の本来的なゲスな欲望が、ついには理想も希望も押し流したまま、
狂気の暴走を始める、その一歩手前、どころか、それは既に始まっている。
嘗て、マレーネ・ディートリッヒの歌ったリリー・マルレーン、
その、美しくも物哀しいメロディーが、
いつしかファシズムの荒波の中で、戦意高揚歌から反戦歌と変わっていったように、
もしかすると、我らがベビーメタル、
そのアカツキが、そして、THE ONE が、
そんな時代の潮流の中で、独り歩きを始める、
そんな不穏な息吹をありありと感じつつある今日この頃。
そして最後に残されるものは、美少女のその輝きの中に、揺れるお姿。
その美しさ、その、神々しいばかりの美しさこそが、人類の繁栄のそのはじめの一歩。
その心を、少女の純真を、汚してはならない、そこにこそ、大人、そして、社会の、
その根源的な理知、あるいは、責任があるのだ、と。
という訳で、このある種、禁欲と、そして、尊厳の象徴たる、
つまりは、潔癖とそして友愛の象徴たる我らがジャンヌ・ダルクこと、すぅめたるが、
アカツキの旋律に乗って、炎の中を走る、その美学こそが、
この激動の時代を貫く、一つの象徴と成りうる、
そういう予感がしているのである。
世界がどうなろうと、知った事か。俺たちにはベビーメタルがいる。
そして俺達は、その世界のアイコン:アイドルたるベビーメタルを、なんとしても、守りきらねばならない。
その志を滾らせながら、ああ、まだかまだか、ベビーメタル・ウェンブリー。
その時間差攻撃の残酷に、身を焦がす秋の夕、なのである。

なんじゃこりゃ~っ!!ベビーメタル ~ 前人未到・完全絶句のウェンブリー・ライブ
おい!
おい!おい!
おい!おい!おい!
なんだよ、これ!!
なんなんだよ、これ!
おい!
怒ってるわけじゃねえんだよ、驚いてんだよ、まじで、驚愕してるんだよ。
いや、あの、実は、ブルーレイ待ちきれなくてよ。
で、またちょっくら、リサーチ、というかなんというか、
まあそう、拾い物、なわけだが、すまそ。
で、あ、そうそう、いやはや、まいどまいど、お世話になります。ありがとうごぜーやす。
で、そう、この、拾い物のウェンブリーの音源。
で、そう、この音源、
なんだよこれ、おい、おい、おい。
なんだよ、この、音。
なんか、おいおいおい、思わず息つまりそうだな、おい。なんだよ、これ。
うわ、これ、わ、凄い。まじ、凄い、凄え音だ。
えええ、なにこれ?なんで?なんで、こんなことが可能なの?
いったい、どうやったの?なにをやったの?
ってか、まあ結果論なんだけど、なぜ、これが今まで出来なかったの?
ってのもそうなんだが、いやはや、すっげえ音だ!!
いや、これ、CDの音源より、良い。ずっと良い。
のだが、これ、ライブ、だよね。すっごい、ライブの音。
で、なんだよ、このベースの音。
ブンブンってよりは、うねうね、ってよりか、もう、蠢きまくってるな。
で、なんだよ、このギター、なんだよ、このドラムの音。
まるで、音が生きてる。この音、生きてる。のたくってる。暴れまわってる。
うへえ。。。。 んだこれ・・
で、で、で、で、すぅちゃんの声、まさに、魔法、じゃねえか・・・・
すげえ、世界最高、ってか、前人未到、まじで。
うひゃあ、鳥肌立ってるよ、ってか、なんだよこれ、涙滲んできた。
ははっはっは、笑いしか出ねえな、泣き笑いだよ、これ。
がああ、判った、判った、判りました。
はい、これ、史上最高、決定、ってか、もう、即決。文句ある奴、いない筈。
すっげえ、ベビーメタルがまたやった、やりやがった・・・・ 今度という今度は、まじで、完全に絶句。
涎だらだら。完全に呆け状態。。。
取り急ぎ、お礼までって感じで、いやはや、頭の中、真っ白だぜ。。
でさあ、改めて、こんな音で録ってもらって、
もう、バンドマン、死んでもいいってぐらいに、
もう、ありがたや、ありがたや、
いやあ、これはもう、神バンドへの、最高のプレゼントだよな。
これはねえ、もう、最高、バンドマン冥利、その全てってか、
BOHさん、良かったねえ、こんなベースの音、これまで、どんなバンドだってなかったよ。
まじで、本当に、おめでとう、ってか、聴いてる俺らが一番嬉しいわけなんだが、
いや、まじ、おめでとう、そんで、本当の本当にありがとう。
これは、もう、世界最高の演奏と、世界最高の音。
まじ、正直、嫉妬を感じないわけでもないんだが、
いやはや、ベビーメタル、またまた人類の限界を完全に撃破。
ああ、このバンド、まじで、素晴らしい。
良かったよ、ベビーメタルを知って。
本当の本当に、こんなことが人生に起きるなんて・・・
神様、ありがとう、なんて、まじ、そんな気持ちになっている秋の夜更け。
改めて、このバンド、ベビーメタル、本当に、凄い!
で、忘れちゃなんねえ、ブルーレイ、
で?東京ドーム?
おいおいおいおい!
嬉しくて気が狂いそうだ、とボロ泣きしている俺。
くそったれベビーメタル、また泣かされちまった DEATH
もう、バンドマン、死んでもいいってぐらいに、
もう、ありがたや、ありがたや、
いやあ、これはもう、神バンドへの、最高のプレゼントだよな。
これはねえ、もう、最高、バンドマン冥利、その全てってか、
BOHさん、良かったねえ、こんなベースの音、これまで、どんなバンドだってなかったよ。
まじで、本当に、おめでとう、ってか、聴いてる俺らが一番嬉しいわけなんだが、
いや、まじ、おめでとう、そんで、本当の本当にありがとう。
これは、もう、世界最高の演奏と、世界最高の音。
まじ、正直、嫉妬を感じないわけでもないんだが、
いやはや、ベビーメタル、またまた人類の限界を完全に撃破。
ああ、このバンド、まじで、素晴らしい。
良かったよ、ベビーメタルを知って。
本当の本当に、こんなことが人生に起きるなんて・・・
神様、ありがとう、なんて、まじ、そんな気持ちになっている秋の夜更け。
改めて、このバンド、ベビーメタル、本当に、凄い!
で、忘れちゃなんねえ、ブルーレイ、
で?東京ドーム?
おいおいおいおい!
嬉しくて気が狂いそうだ、とボロ泣きしている俺。
くそったれベビーメタル、また泣かされちまった DEATH

プロフィール
Author:高見鈴虫
日本を出でること幾歳月
世界放浪の果てにいまは紐育在住
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集
*お断り
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁
©終末を疾うに過ぎて...
無断丸々転載・そのまま転写はご勘弁ちょんまげ
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