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ベビーメタル-LEGEND-S-BAPTISM-XX 鑑賞直後LOG ~ アブソリュート・すぅめたる:信仰の生まれる瞬間・・

Posted by 高見鈴虫 on 03.2018 BABYMETAL☆ベビーメタル   0 comments

つまりは、神は試練を与える、と、そういうことなんだろう。

改めてベビーメタルは試練のバンドである。
伝説に刻まれたそのすべてのステージが、
この絶体絶命の逆境の底からの奇跡の大逆転ホームラン。
それはアントニオ猪木のプロレスの美学にも通じる、
逆境からの奇跡の大逆転。
その試練に打ち勝つことこそが、
ベビーメタルのドラマ性のその真髄。

そしてこのヒロシマであった。

鳴り物入りで発表されたこのすぅめたる20歳のバースデイ。

全ての終わりであり全ての始まりである、
そんな意味深の謳い文句とともに告知されたこの公演が、
しかし、奇しくも、あるいは、下手をすれば宿命的なまでに、
その直前になって、未曽有の危機を迎えることになった。

ユイが出演できない・・

公演直前に発表されたこのユイ欠場のニュース、
いきなり寝耳に水の青天の霹靂の中にあって、
この会場を埋めた観客の誰もが、
とてつもない不安と混乱のどツボの底に叩き込まれていた筈だ。

ベビーメタルのすぅユイ最愛の三姫、
これまでの奇跡のすべてを支えてきた黄金のトライアングル、
この唯一絶対の三位一体の結界なくして、
ベビーメタルはいったいどうなってしまうのか・・

改めて、これだけの大掛かりなセットである。
その舞台装置だけでも数億。
事前には入念なリハーサルが繰返され、
どんなハプニングも許されないほどに、
徹底的なまでの事前準備がなされていた筈である。

そこで訪れた、ユイ不在というこの未曾有のニュース。

これまでのすべてを覆す、このあまりにも致命的なちゃぶ台返し。

波乱に満ちたベビーメタルの歴史の中で、
しかしこれほどまでの試練はかつてなかった。

それはまさに、試練の中の試練。
ベビーメタルの存続そのものが直面した、
絶体絶命の土壇場の危機、であった筈だ。

いやはや、これまでにもなんども、
そんな絶体絶命を経験してきたベビーメタル、
あるいはその歴史そのものが、
そんな絶体絶命の繰り返しであったと言っても過言ではない。

でありながらも、その全ての窮地を倍返しにしてきた、
その逆転劇を可能にしてきたその真髄とは、
まさしくすぅユイ最愛の黄金のトライアングルのパワーがあってこそ。

果たして、ユイ欠場、その究極的逆境の中にあって、
いったいベビーメタルはその試練にどう立ち向かったのか。
そして観客達は、そこにいったい、なにを見たのか・・

この「LEGEND-S BAPTISM XX ~ LIVE AT HIROSHIMA」 は、

その克明な記録である。

すぅめたるの二十歳のバースデイ・パーティ
故郷の地広島での一代凱旋公演、
その祝賀ムードが一転して、
このユイ欠場という絶対絶命に叩き込まれたベビーメタル。
そしてこのユイ欠場という絶対絶命の危機によって、
奇しくもこのあまりにも劇的なドラマを産む事になったその奇跡。

改めて言うまでもなく、
この作品こそは、ベビーメタルの最高傑作である。

あるいは、これ以上のパフォーマンスを、
いかなるジャンルを含めた上でも、
誰も目にしたことはない筈だ。

これはもう、アイドルだ、メタルだ、ロックだ、パフォーマンスだ、
そんな次元のものではない。

神懸かり、とは、ベビーメタルについてよく言われる言葉だが、

この公演、まさに、霊的、といえるほどに、その瞬間のすべてがすべて、
まさに、神の国の出来事・・

そしてこの記念碑的な映像を象徴する瞬間。

すぅが、すぅが、泣いている・・

見開いた瞳の中に、涙を潤ませて絶唱するすぅめたるのその姿、

ああ、これをなんと言ったら良いのか・・

全ての表現、すべての装飾、すべての論評が、批評が、
この映像を前には、何一つとしてなんの力も持ちえない。

ともすれば、称賛さえ、この映像に対しては、
陳腐な枝葉に過ぎないだろう。

これはもう、誰がどう考えても、世のパフォーミング・アートの最高傑作。

或いはこのすぅめたるこそが、人類の産み出した、その種として、最高傑作。

ただこの映像、やばい。
完全にやばい。

つまりはその麻薬性、といよりは、その洗脳性。

これを見て正気でいられる人間は、感受性がちょっとおかしい。

つまりはよほどの知恵足らずでない限り、
この映像を前に、言葉を発せられるやつなど、いない筈だ。

それが証拠に、このヒロシマ公演、
2017年12月2、3日
その時から、時間が停まってしまった、
あのヒロシマに魂を置き忘れたまま、
あの場を、あの瞬間を、いまだに離れることができない、
そんな極度のPTSDに陥ってしまった輩を、
世界にこれだけ生み出してしまったのである。

そしてそんなトラウマ的なまでに奇跡的な公演を克明に記録したこの映像。

その衝撃、まさに・・・ 
絶句に次ぐ絶句、唖然に次ぐ唖然、
そして、涙が涙が涙が、止まらなくなる・・・

改めて、あのヒロシマのトラウマ的なまでの究極映像。

これ以上の映像は、この世には存在しない。

つまりは一度この映像に触れてしまっては、
もう何人:なにびとたりとも、魂を取り戻すことができなくなる。

BAPTISM 洗礼の義、とは良くも言ったものである。

ベビーメタルの魔境、その終わりなきDIVINEへようこそ。

もう後戻りは出来ない・・・

  

プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾歳月
世界放浪の果てにいまは紐育在住
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

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