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2019年漆黒ぼっちな年明けに、今更ですが「カルテット」を観ました。

Posted by 高見鈴虫 on 03.2019 読書・映画ねた   0 comments
今更ながら、ではありますが、
あけおめ、ことよろ、でございます。

いやあ、そう、ご承知のようにこのシングルダディな年の瀬、
ここのところ恒例とさえ相成ったこのかみさんの居ない年越し。

この大都会の片隅にひとりと一匹で取り残されては寄り添うように、
寂しく歳を迎えるというのもなんともぱっとしない話、ではあるものの、
悪状況を逆に楽しむ、その心の余裕だけは失いたくはない、
そんな意地を張りながら、
あるいは、こう言ってはなんですがの鬼の居ぬ間の洗濯、
普段かみさんと犬の狭間ではなかなかできないこと、その1-2-3,
この機会に楽しみ尽くす、というのもまあ悪あがきとしては悪くない。

という訳で、かみさんのいない年明け、
毎年の恒例という訳で、
なにか長編ものを読み進め、
そして取り敢えずは、見逃した映画を死ぬほど観まくる、
なんてことを画策していた訳ではありますが・・

そう言えば、去年の年明けは、
村上春樹の騎士団長殺しを読んでいた、
そんな記憶があって、
しかしながら、悲しいことに、
今年はこの騎士団長に値するほどまでに、
年明けを丸潰しにしてまでものめり込めるような、
そんな長編はついぞ見つからなかった。

でさ、そう、映画も、そして、小説も、
なんでこれほどまでにつまらなくなってしまったのだろう、と、
ちょっと空恐ろしいものまで感じていた訳で。

そんな中、ふと、そう言えばと思い出した、
嘗てお送り頂いた秘密の暗号。

終末さん、カルテット、御覧になられましたか?
たぶん、お好きだと思いますよ。
満島ひかりさんも出てらっしゃるし。うふふ。では。

みつしま、ひかり?

そう、確かに、みつしまひかり、大好きだ、大々好きだ。

うちのかみさんと、似ている、
ものと言えばそのおつぱいぐらいでしかないのだが、
そう、なんかこの満島ひかりをみていると、
まるで隣りに妻に寄り添われているような、
そんな錯覚さえ覚えたりもする、そんな不思議な女優さん。

そっか、満島ひかり、か、
で、カルテット?なんだそれ?
あの満島ひかりともあろうものが、
そんなまたクソのようなトレンディー・ドラマなんちゃらに、
出ていたりもするのか、ご愁傷さまなことで・・

まあ良い、この孤独の泥炭の沼の底、
今更なにを外すといっても、これだけ外した正月もあるまいに。

という訳で、この、満島ひかり、うふふ、という謎のメッセージ。

それに導かれ、誘い込まれるままに引きずり込まれた、
この、連続テレビドラマという甘い甘い洞窟。

ただ、それこそが、2018年から2019年、
この孤独の泥炭の底に沈み込んだひとりと一匹、
その漆黒の闇にさし込んだ、ひとつの天啓でありました、と。







新年厄祓い年越し蕎麦de危機一髪

Posted by 高見鈴虫 on 06.2019 大人の語る怖い話   0 comments
この男やもめの年の瀬の中、
また例によって死にかけた、
というとあまりにも大袈裟ながら、
ちょっとした小事件があったのでご報告。

実は、妻が旅立つ直前から、
ねえ、わたしの留守中、くれぐれも気をつけてね、
と普段になく、そんな不穏な言葉を繰り返していたのである。

気をつけるってなにを?
なにをって、いろいろよ。
いろいろって、例えば?
とにかく、気をつけてね、と。

生まれながらの南国気質、
こっちが心配になるぐらいのお気楽さんであるところ妻が、
そんな妙なことを繰り返すのがちょっと気になって、
で、ふと聞いてみれば、
ねえ、この部屋、なにか居ない?と。
なにか居る?どういう意味?
つまり・・なんか妙なものが憑いていたり、とか。
妙なものが憑くって、もうここには10年近く住んでるんだぜ。
いまさら出てくるにはちょっと間が抜け過ぎてねえか?
なんかさ、と愚妻。
なんか、気分が悪くなるんだよね、この部屋にずっといると。
気分が悪い?
そう、ここのところずっと風邪を引いたみたいに。
風邪?
そう、ずっとずっと頭が痛くて、身体が怠くて、気分がすぐれなくて。
つまり、更年期障害?
いや、実は私もそう思って、
なんどもお医者さんで検診を受けてるんだけど、
お医者に行く度に、問題ないです、の一点張りなのよ。
で?
で、そう、だからいつも窓を開けてるの。
窓を開けてる?
そう、窓を開けてると気分が良くなるの。だから。
だから、寒くて仕方がない。具合が悪いのはそのせいじゃねえのか?
だから、気をつけてね。
気をつけるって言われても、なにを?
まあ、あなたなら大丈夫だとは思うけど。
いったいなんのことだよ。お前らしくもないなあ。
一応、みんなにも言っておいたの。
毎日とは言わなくてもちょくちょく連絡をしてって。
なにかあったらすぐにって。
だから、なにかって、なんだよ。
あなたにも判ると思う。
この部屋にはなにかあるの。なんか妙なものが・・
呪い?悪霊?怨念?馬鹿馬鹿しい。
来るなら来い、いつでも倍返しにしてやらあ。
だから、と妻。
だから、あなただけじゃ済まないのよ。
ブーくんまでそんなリスクを負わせたくないのよ。
呪怨?この部屋に?馬鹿馬鹿しい・・



遅れ馳せながらの新年紅白歌合戦録画大会に一酸化炭素中毒死の悪夢を垣間見る

Posted by 高見鈴虫 on 08.2019 日々之戯言(ヒビノタワゴト)   0 comments
という訳で、新年のご挨拶、
この2019年という記念すべき年。
末の世まで日本国消滅元年として
語り継がれることになるであろう、
その輝かしき門出を祝し、
初っ端から大きな屁でもこかせて頂くとするか、と。

前回にちょっと、伏線を張っておいたつもりなのだが、
この年の瀬にうっかりと死にかけた、
この一酸化炭素という合法的な毒ガス。

常温・常圧で無色・無臭。
つまりは、人間の力においては、
中毒症状を自覚するまでは、
その存在に気づくことができない。

比重は空気とほぼ一緒、
つまりは、上や下に溜まったりせず、
部屋中にまんべんなく充満していくことになり、
つまりは逃げ場がない。

その存在に気がついた時には、
下手をすれば既に手遅れ。
意識朦朧の神経障害の中で、
すでに自力で逃げ出すどころか、
助けを求める声すら上げることができず、
全身麻痺の植物人間状態のまま、
緩慢な死の底へと引きずり込まれていくことになる。

この一酸化炭素、
本来、微量では有益な役割を果たしている
がしかし、
密室で不完全燃焼を起こしたりした途端、
突如としてその毒性を発揮する。

初期症状としては、
頭痛、吐き気、目眩、不快感と、判断力の低下。
つまりは、ちょっと熱っぽい風邪のひきかけの症状、
あるいは、鬱病の初期症状に良く似ている。
であれば、ちょっとソファで横になって休もうか、とするうちに、
眠気にも似た意識障害からじきに昏睡状態へと陥り、
或いは、全身が麻痺状態のまま、
朦朧とした意識の中で四肢弛緩、
錯乱状態に陥っては、そして、死に至ることになる。

では、改めて、
この危険極まりない一酸化炭素中毒、
無味無臭であり、空気と全く良く似た、
つまりは、人間の感覚では気づくことのできない、
つまりは合法的毒ガス。

なんか、最近、頭が痛くて無気力で・・
普段から感じ続けているその何気ない鬱、
その原因がもしかすると、
この密室での不完全燃焼を原因とする、
一酸化炭素中毒、その症状かもしれないのだが、
前述したとおり、この無味無臭の毒ガス、
よほどのことがない限り、
その発生に症状に、気づくことはできないのでありなむ。

改めて、
げに恐ろしきこの一酸化炭素中毒からどう身を守るか。

その為には、一酸化炭素検知器を設置する以外に方法はなく、
ただ、そんなものにわざわざ二千円もだして設置したがる奴など、
早々といるものでもあらない。

では、もしももしも、
運良くもこの一酸化炭素中毒の症状に気がついた時には、
いったいなにをするべきなのか?

まずは、窓を、開けること、である。

新鮮な空気をいっぱいに吸い込み、
そして兎にも角にも、部屋の外に出ること、である。

目に見えず、無味無臭のこの毒ガス、
その発生源が特定できない限りは、
兎にも角にも外に出て、新鮮な空気を吸うこと、
それ以外に、この中毒症状、
その緩慢な死から逃れる方法はないのである。

でさ、いきなりですが、紅白歌合戦、御覧になられましたか、と。



この世で一番のベビーメタル・ファンって誰だ? ~ 男が惚れる男の中の男・コバメタルの魅力の真髄に迫る!

Posted by 高見鈴虫 on 08.2019 BABYMETAL☆ベビーメタル   0 comments
そう、、そう、その通り、

コバメタルってさ、男が惚れる男、
つまりは、近年珍しい、男の中の男、
その、侠気を感じることのできる、
類まれな存在なんだよね、はい、実にその通り、
まったくもって同感です。

いやさあ、
前回のあのクソブチ切れ暴言三昧なんてのを吐いていながらも、
だからと言って、別に、誰に恨みがある訳でもねえんだがさ、
改めて、最近いる? この、男が惚れる男、っていうの。
つまりは、侠気を、感じさせてくれるひと・・・

昔は居たよな、
良い意味でも悪い意味でも、
日本一憎まれ、そして日本一愛された男、
つまりはあの、田中角栄、から始まって、
その盟友であったあーうーの大平さん、
あるいは、その宿命のライバルであった、
カミソリ頭脳:ミスター福田から、
あるいは、あの宮沢喜一にあってさえも、
そこには、まさに、
国民ひとりの生命を守るためにいつでも身体をはる、
その咽るほどにまでほとばしるような国を憂う気構え、
あの昭和の巨人たちには、
やることなすこと、泥臭く、汗臭く、
時として血生臭く、はあっても・笑
しかしそこには確固として、侠気、だけは、
確かに、確かに、存在していた、その筈だ。

でさ、そんな角さん亡き後、
あの、ホモのすだれハゲ、やら、モンチッチ、やらが、
お尻フリフリの芸者外交に勤しみ初め、
ついには、中年アイドル系SMヤクザやら、
その舎弟にいたっては女衒屋の腰巾着で日本国中総下賤化構想。
そしていまになって、モンチッチどころか、
ど、ど、ドラえもん小僧! なんてのが、
裏声のおかま言葉でまくし立てていることと言えば、
最初から最後まで、僕の僕の僕の僕の、
その保身、保身、保身、保身、
てめえの、身の、可愛さ、そればかり、と。

いやあ、別に、言ってることが良いの悪いの、
なんてことじゃなく、
改めて、このドラえもん小僧なんてのに、
ちょっとでも、侠気、なんてものを感じるやつが、いるのかよ、と。

まあそう、一億総マザコンおかまとアニメ女子時代、
そんななっさけない国には、こんなボクちゃまドラえもんでしゅ、
なんてのが、似合いなのかもしれないがな。

なんて憎まれ口を叩きつつも、

でさ、ふと、思ったんだよ、このコバメタルの侠気、なんだけどさ。
ホントかな、と・笑

という訳で、
男心に男が惚れる、この天下の侠気:コバメタル、
その侠気の真髄がどこにあるのか、

と改めて、考え直す時、

このコバメタルの侠気、
つまりは、自分の身体を張って、生命を賭けて、
我が子たる愛娘たちを、護ります!
なんていう風に、鯱張っているとは、
なんだかどうにも思えない。

でさ、ふと、思ったんだよね。

この世で、一番のベビーメタル・ファンって、いったい誰なのかって。


さらば友よ ~ イルカに乗った少年

Posted by 高見鈴虫 on 11.2019 日々之戯言(ヒビノタワゴト)   0 comments

いやあ、失敬失敬、と、
今更詫びを入れる気などは更々ないのだが、
まあね、そう、バイアスなしで晒される本音ってのは、
傍で見ていても、あまり気分の良いものじゃない、
ってのは確かにある。

で、まあ、はい、その通り、
お気遣いありがとうございます。
いやあ、さすが、図星、でございます。
おっしゃる通り、
実は、この年末年始、ちょっとしたことがあって、
で、まあ、そのちょっとした気詰まりが、
妙なところで妙な形の暴言へと向かってしまった、と。
そんな事情が無きにしも非ず。

でまあ、今更ながらではありますが、
言い訳半分に、
その、年末年始のちょっとしたことを、
ちょちょっと綴らせて頂ければ、と。

実はこのクリスマス、
世界各国に散らばった盟友たち、
その古き良き、日本贔屓の賢者たちから、
ちょっと辛辣なるメッセージの数々を受け取っていた。

DISSAPOINTED:ディサポインテッド、
つまりは、見損なった、とある。
EMBARRASSING:恥ずかしい、
SUCK:くそ、INSANE:きちがい、
あるいは、MESSED:無茶苦茶、
とまあ、その表現は様々、なれど、

ただそこに綴られたメッセージ、
その深い悲嘆と、そして憤怒、
いったいこいつらは、なににこれほど激高しているのか?

日本という国、
その歴史と伝統、文化とそして人々を、
長きに渡ってこよなく愛して来たが、
今度という今度は、ちょっとあまりにも理解に苦しむ。
日本は自ずから、世界の嫌われ者、
或いは、孤立化の道を、辿り始めたとしか思えない。
これまで第二の故郷と愛し続けてきた日本が、
いつの間にか私の知る日本ではなくなってしまったようだ。
とても寂しい、そして、悲しい。
がしかし、それが日本と、そして日本の国民が、
選択した道であるのならば、致し方ない。

心ならずも、これから私たちは、
我が愛しき日本と戦うことにもなりうる。
その不幸な運命を呪わざるには居られない。

さらば友よ・・・

なんだよこれ、
別れの手紙、というよりは、
下手をすれば、宣戦布告、じゃねえか、と。

いったいなにがあったのか?

だがしかし、このメッセージを見る限り、
どうにもこうにも2018年、
どうも、我が日本は、
そんな世界各国の親日派の知識人たちを、
心底失望させ、傷つけ、その好意を善意を、
思い切り踏みにじっては唾棄するような、
そんな大失態をしでかした、
どうもそのようなのである。






ベビーメタルの大人の事情 ~ 通算ライブ200回でまさかまさかの契約満了・・!?

Posted by 高見鈴虫 on 13.2019 BABYMETAL☆ベビーメタル   0 comments
という訳で、歳も明けたというのに、
いまだに2019年の活動内容が発表されていないベビーメタル。

もしかして、オフィシャル・サイトになにか情報でも、
と、覗いてみた TOUR ページ
だがしかし、予想通りというか、なんというか、
その 2019の画面は、やはり、いまだに、ブランク、のまま・・

もしかして・・・ ベビーメタル、
このまま、立ち消え的になし崩し的に解散の憂き目・・
なんてことも、ありうる訳? 

などとまたしょうもなくも無力感に打ちひしがれながら、
ふと、そのアーカイブ欄、
年代ごとの公演履歴、なんてのをつらつら見ながら、
そっか、やっぱり2018年のライブの本数、
過去三年に比べても、激減、だったんだよな、と。

であれば、その激減、という印象が、
いったい、どのような数字に裏付けされているのか、
なんてことをふと知りたくもなって、
思わずその性癖の赴くままに、
リストアップしてみたベビーメタルの全ライブ回数。

としたところ・・・・

え? ま、ま、まさか・・・
つ、つ、つまりは・・・ そういう・・・ ことなの・・!?!?

そのオフィシャルサイトのアーカイブデータによれば、
2018年の最後を飾った、
12月9日 ブリスベンの公演こそが、
ベビーメタル 通算200回目のライブ、
その記念公演であった、と ・・

え? 200回?

2012年の公式デビューから2018年までの7年間の軌跡の中で、
この200回という公演回数が多いのか少ないのか、
という判断は別にしても、

200回・・ つまりは、節目、という奴。

で、節目・・と言えば、もしやもしや、
この200回を以て、契約・・満了・・ってこと?

ちなみにその200回の公演の中でも、
前述のブリスベンの公演こそが、
100回目の海外公演、
ってことは、ベビーメタル、
そのキャリアのうちの、
ちょうど100回を国内公演、
そして100回を海外公演、
と、きれいに半分づつにしていたのだね、と。

これ、この200回公演ってのと、
そして、国内・海外、100回づつ、
そのあまりにもどんぴしゃんこな数字、
偶然というにしても、あまりにも、奇遇過ぎる・・
ってことは、もしかして、もしかして、
本当の本当に、この100+100、
それを以て、ベビーメタル、
晴れて、契約満了と、そういうことなの?

いや、待ってよ、いや、違うよ、違う、そんな訳ないだろ、
これ、計算違い、ってか、そう、俺の間違い、だろ、そうに違いない・・

でなければ、
このあまりにもあまりにも不気味な沈黙の中にあって、
通算200回、そのあまりにもゴロの良い数字、

あまりにも、あまりにも、不吉過ぎる・・・









命がいつか消えるまで 合言葉はベビーメタルだ、それだけは忘れないでくれ

Posted by 高見鈴虫 on 14.2019 日々之戯言(ヒビノタワゴト)   0 comments
はあ、ひい、ふう、へえ、ほお、と、
は行の声しか出ないのですが、
はあ、つまりは、そういうことだったんですねえ。

いやあ、そう、確かに俺も知らなかった訳ではない、
というか、薄々、どころか、濃々に、
そういうものなのだろうなあ、
と、言う気もしていたのですが、
こうして、ほらよ、と、あっけらかん、とまでに、
その、真相的からくりを聞かされてしまうと、

幽霊の正体見たり枯れ尾花

なんだよこれ、と、呆れてものも言えず。

炎上狙いの煽り記事、
一万ヒットで、たったの・・・・ 三千円?  ・・・・

おいおいおい・・・○| ̄|_

たったの、三千円ぽっきりのそんなはした金の小銭稼ぎのために、
他人の人生そのものを滅茶苦茶にし、
それを目にした人々のすべてをとことんまで鬱の闇に引きずり込み、
そしてともすれば、
一国の命運さえも揺り動かしてしまう、
そんなチープでフェイクな、ヘイト中傷記事、
あの、虫死ね、姦死ね、日本偉い、あゔぇさん万歳、
なんていう、
あの、訳の解らないでっちあげの差別的提灯記事、
あれが広まった理由ってのが、
たったの、三千円?
その三千円の為に、一万ヒットを目指して、
夜も寝ないでの苦力仕事かよ。
見るも涙語るも涙のその赤貧洗うが如し、
超絶ブラック労働にこき使われては、
世界中に向けて血も涙もない差別投稿を繰り返していた、
そういうこと、だったんですね・・

でさ、考えるまでもなく、
もしも一万アクセスで三千円しかもらえないのだとすれば、
この仕事でまともに生活する為には、
いったいどれだけの、煽り記事を、
捏造せねばならなかったのか、と。

まあそんなチープなフェイクなデマ中傷が、
湯水のごとく湧き出てくる、
そんな特異な才能を持っている方ってのも、
いるにはいたのだろうが、
大抵の方々にとっては、
それはまさに、血の滲むような努力の結晶。
虫死ね、姦死ね、日本偉い、あゔぇさん万歳、
それをまさに、呪文のように繰り返して、
なんてことをやっていたら、
誰だって、気が狂っちまうだろうに、と。

つまりは日本語サイトを荒れ狂うこのネトウニョ台風、
一万ヒット三千円の劣悪労働に、
これでもかと追い込みをかけられたネット亡者たちの、
その死に物狂いなまでにその鬱屈した狂気を綴り続ける、
それこそが、このネトウニョ毒ガスの、
その匂いの元であった、と。

なあんだ、そっか、
と思わず引き攣った笑いを浮かべながらも、
ただ、俺だって知らなかった訳じゃない。
例の、チームせこーの痔旻島ネット交錯部の例に上げるまでもなく、
この世界のどこかに、そういう末端労働で小銭を稼いでる人たちがわりとたくさんいて、
それも下手するとせーふこーこく費用なんてところでぜーきんで飼われていたり、
あるいは、田2なんてところに下請けにだしては、
その孫受けのひ孫受けのひひまごうけの・・・

そんなまさに、ブラック企業も極まれリ、な、
マケドニアもバングラデシュもナイジェリアもぶっ飛ぶ、
超ド級に劣悪なスウェットショップの中にあって、
それを生業にしている方々、
そんなしょーもない仕事を生業にせざるを得ない方々、
あるいは、そんなブラック企業の罠から、
逃げるに逃げられなくされてしまった方々、
つまりは現代の資本主義最も凄惨な悲劇、
その主役である末端奴隷の方々が、
来る日も来る日も、
虫死ね、姦死ね、日本偉い、あゔぇさん万歳、
と、狂気に追われるようにして撒き散らしていた、
このネトウニョ台風・・・
その想像を絶するとてつもなく惨めな暮らしの中で、
いったい、どれほどの、怨念を、
募らせていたのだろうか、と。

それが、近年の日本を狂わせに狂わせ続けた、
このネトウニョ汚染、そのからくり、と。

ネトウニョの、正体みたら、三千円

あの、アヴェさん人気のそのカラクリが、
つまりは、そんな極貧ネット亡者の怨念の呪詛の集積、そのでっち上げの捏造の賜物であった、と。

そんなカラクリがバレたいま、
そのあまりのチンケさが、あざとさが、しょーもなさが、
哀れみを感じるどころか、腹が立つどころか、
これ、ちょっとまじめに心底
この日本という国、ほんとうに大丈夫かよ、と、
思わず唖然呆然しながらも、

一言、だめだこりゃ、と、両手を広げて苦笑い・・

東京一は日本一のバブル日本を飛び出して早四半世紀、
その間にいったい、日本でなにがあったのか、
知らなかったわけでもないのだが、
まさか、ここまで、酷いとは・・・

一国の首相が、政府が、
まさか、こんな屑のような亡者たちを相手に、
踊り踊って踊らされては、あぶく票稼いで高笑い・・!?

これは酷い、酷すぎる、あまりにも、救いが無さすぎる。

しかもそれを喧伝している牽引役となるこのネトウニョ亡者たち、
この世の地獄のその最大の犠牲者であった筈の、
現代社会におけるもっとも悲惨な産廃的残骸たちが、
ともすれば、その地獄なまでの惨状の、
責任者であり仕掛け人である筈の
その悪の親玉のあぶく人気のでっち上げのために、

虫死ね、姦死ね、日本偉い、あゔぇさん万歳、

と気の触れたようにチープでフェイクな自国賛美を繰り返しては、

それをやればやるほどに、自らの首を締め続ける、
そのあまりにグロテスクな茶番的からくり。

その泥沼の底を這いずりながら、
それが判っていながら、どうすることもできず、

今日も今日とて、虫死ね、姦死ね、日本偉い、あゔぇさん万歳、

現代の日本を席巻するこのなんとも脳天気な自国賛美、
日本偉い、あゔぇさん万歳、

それが、なんとも、こんな悲惨な状況の上に成り立っていたとは・・・

そしてなにより、真実を伝えるべきメディアのすべてが、
こんな、屑のようなネット亡者たちの炎上を恐れてはびびりまくり、

虫死ね、姦死ね、日本偉い、あゔぇさん万歳、の連呼を前に、
日和りきっては、びびくりまくっては、

まあそう、そう言われて見れば、
確かに、そんな一面も、あったりなかったり、
するものなんでしょうかね?

なんてところで、お茶を濁してばかり、のこの末世。

ああ、まったくもって、駄目だこりゃ、と。

日本、メディア、そして、あゔぇ、
その腰巾着のすべてのあげる毒ガスに巻かれた、
このネトウニョ国家日本・・

あまりにもあまりにも、哀れすぎる、侘しすぎる、悲しすぎる、寒すぎる・・

あらためて、こんな日本、見たくなかった。
教えてくれ、誰が日本をこんなにしてしまったんだ

頼む、俺の日本を返してくれ!

正直、このネトウニョ時代の我が神国日本、

その姿のあまりの救いようのなさに、
心の底からがっくりきてしまったのは
俺だけではない筈だ・・







ドクター・スリープ ~ そしてささやかなる愛の奇跡

Posted by 高見鈴虫 on 20.2019 犬の事情   0 comments

それは正月休暇を終えたばかり、
年末年始に溜まりに溜まった仕事が、
一挙に堰を切って押し寄せてきた
そんな錐揉み状態の火曜日。

午後もかなり過ぎた頃、
親しき犬仲間から突然の電話を貰った。

ちょうど会議の最中で、抜け出すに抜け出せず、
ただふと見れば、留守電に残ったメッセージの灯りと、
後追いで届いたであろうテキストメッセージ。

~緊急事態、至急連絡乞う~

トイレに立つを装って、廊下で聞いた留守電。
まさかと思った悪い予感が的中した。

これまで長く苦楽を共にしてきた犬仲間、
我が駄犬ブッチの兄貴分でもあった、
ボーダーコリーのルーク君が、
今夜限りの命、なのだという。

今夜限り?どういうことだ?

ルークといえばついこの土曜日、
セントラルパークの丘の上で会ったばかり。
あの時だってブッチと競い合うように、
元気いっぱいに走り回っていた筈だ。

そのルークが、今夜限りの命?
なにかの、間違い、だろ。

ただ、と、思う。
ブッチにしても既に十歳である。
であればその兄貴分であったルークも、
既に、十三歳。
人間で言えば、
八十歳を越えたところ、というところだろうか。

であれば、確かにいつお迎えが来てもおかしくはない・・
とは思いながらも、
しかしながらつい数日前に見たあの元気な姿、
まさかあのルークが、いきなり・・
いったい、なにがあったというのだろうか・・

とそんなところで、開いたドアから走り出てきた同僚。
あの、すぐに戻ってください、ちょっと、緊急事態で・・

新年早々あっちでもこっちでも緊急事態。
この2019年、どうやら大変な歳になりそうだ・・

というわけで、連絡を受けて既に小一時間を過ぎてようやく電話の通じたその犬仲間。

日曜の夜、突然に下血して。
普段からの獣医さんに連絡をしたところ、
二十四時間対応の救急病院を紹介された、という。

取るものも取り敢えずタクシーを飛ばして、
駆け込んだ救急病院で待つこと一時間、
夜更けを疾うに過ぎて下された診断は、
ひとこと、万事休す。
癌が全身に転移をしていて既に手の施しようがない。
苦しみから解放してあげる為に、
いますぐにでも、
眠らせてあげたほうが良い、と言う。

眠らせる?
いまこの場で?

専門医学用語ばかりが犇めき合うその診断書。
思わず目をパチクリさせながら、
その突然の死刑判決に、
唖然呆然を通り越していまにも気が遠くなるばかり。

眠らせるって、あまりにも突然過ぎる、急過ぎる・・

ですから、と繰り返す獣医。

いまこうしているいまも、この犬は、激痛に苛まれているんです。

そう言われて覗き見るルークの表情。
あれ?どうしたの?何かあったの?
といつものキョトンとした瞳を丸くしては、
自らを囲んだこのただならぬ空気の中、
俄な緊張に身を固めながら、
浅い呼吸を繰り返すばかり。

でも先生、この子、どうみても、死にそうには見えないんですが・・

ですから、と獣医。
ほら、この診断書を見なさい。
下血の理由は、腫瘍が破裂してそれが身体中に溢れ、
そしていまにも、それが内蔵を圧迫しては、
この犬はじきに死ぬほどの苦しみを味うことになる。

いや、でも、と、なおも必死に食い下がっては、
いやでも、この子、今朝まで元気いっぱいに、
まるで生まれたばかりの子犬のように、
公園中を走り回っていたんですよ。

だから、と、獣医、
これ見よがしに深い溜息を吐き出しては、
苛立ちに全身を震わせながら、
いまにも手に持ったボールペンをへし折りそうに、

だからその結果が下血なんです。
いずれにしろ、この犬はもう長くない。
十三歳でしょ? もう十分ですよ。
眠らせてあげなさい。苦しませる前に。
今のうちに元気なうちに、眠らせてあげなさい。

と、そうやって、眠らせる、眠らせる、ばかりを繰り返す獣医。

助手がおずおずと持ってきたその書類をむしり取るように目の前に翳しては、
さあ早く、この診断の請求書と、
そしてこの安楽死の受諾書、
ここと、そして、ここに、サインをして。
そうすればこの犬は、なんの苦しみもなく、
幸せいっぱいのままに、天に召されるのだから・・

と、そんな押し問答を続けた後、

遂には売り言葉に買い言葉、
いいえ、と一言。

眠らせるのであれば、それが本当に必要であれば、
こんな見知らぬ診察室のベッドではなく、
私の家で、この子のベッドで、眠らせてあげたい。

まったくもう、と、舌打ちを響かせる獣医。
そうしている時間がこの犬に地獄の苦しみを与えるのです。
そんな責め苦を与え続ける権利は、あなたにはない筈だ。

この人で無し、と言わんばかりのその高圧的な声に、
思わず震えが来るほどに怯えきりながらも、
だからと言って、この可愛い我が子を、
そんな状態で眠らせる訳にはいかない。

そして獣医を睨み合ったまま、
むっつりと黙り込んでは溜息ばかりの漏れる病室、
と、そんな時、ふと起き上がっては大きな欠伸をしたルーク。

ねえ、ママ、もう帰ろうよ、
まったく、いったいなんなんだよ、これは。

と尻尾を上げて、うーんと伸びをしては、
いきなり、ヒョイ、と飛び降りた診察台。

さあ、帰ろう。
ったく、なんだって言うんだ。
たかが、ちょっとした、下血じゃないか。
大袈裟に騒ぎ立てることもない。
さあ、ママ、帰ろう、いますぐ帰ろう。
こんな不愉快な場所に一刻たりとも居たくは・・

という訳で、
そんなルークの後を追うようにしては、
逃げるように飛び出した救急病院。

その後ろから請求書を持って追いすがる助手。
診察料は、クレジットカードに、チャージしておきますからね、
それで良いんですよね?

という訳で、
いきなり放り込まれたこの深夜の大騒動。
まさに命からがら絶体絶命の脱出劇、
となった訳なのだが、
日曜の深夜、帰りのタクシーも見当たらず、
とぼとぼと帰る寝静まった街。
いったい、なんだったのかしらね、
眠らせる、眠らせるって、あの獣医・・
ほら、見てみなさいよ、
こうしている今だって、
意気揚々と元気いっぱいに歩いているじゃないの・・

という訳で、ミッドタウンから遥々、
歩いて歩いて一時間あまり。
ようやく辿り着いた自室で一息ついては、
ああ、疲れた、足が棒のようで、
と、溜息をついたその時、
自身のベッドに倒れ込んだそのルークが、
いきなり、げっとばかりに吐きだした、そのどす黒い血の塊。
血?これ、血じゃないの・・

それ以来、ぐったりとして動かなくなったルーク。
食事もせず、水も飲まず、頭さえあげないまま、
むっつりと目を閉じては浅い呼吸を繰り返すばかり。

そうこうするうちに、寝たまままた下血を繰り返しては、
全身が血まみれ下痢便まみれ、
身を震わせて咳込んでは、血を吐き続け、
その修羅の惨状を前に唖然呆然とするまま為す術も無く。

やはりあの医者の言っていたこと、
本当だったようだ・・

そしてまんじりともできないままに迎えた朝。
そして昼を過ぎてついに最後を覚悟しては、

やはりあそこで下手な意地を張らず、
あのまま、静かに、眠らせてあげるべきだったのか・・

大丈夫?苦しくない?
私はもしかして、とんでもなくも罪なことを、
してしまったんじゃないだろうか・・

そして最後の覚悟を固めては、
友人たちに電話をかけて、

ルークがもう長くない。
今晩中に、眠らせることになりそうだ、と。

できることなら、ひと目だけでも、
お別れに来てやって欲しい・・


氷点下16℃のニューヨーク ~ スーパー・ブラッド・ムーンの死の彷徨

Posted by 高見鈴虫 on 21.2019 犬の事情   0 comments

スーパー・ブラッド・ムーンの中にあった、
このマーティン・ルーサー・キング・ジュニアの日の連休の間
一日のうちに、気温が20℃も急降下する、
そんな異常事態に陥ったニューヨーク。
小雨が雪に変わり、積もった雪が雨に流され、
そして降り始めた土砂降りに雹が混じっては、
そして日曜の夜更けを過ぎた頃から、
気温がぐんぐんと下がり始めた。

たしか大阪なおみの試合の後に散歩に出た時には、
摂氏3度であったその気温が、
錦織のフルセットが終わった頃には、
ふと見れば、氷点下16℃・・・・
と思わず絶句。
体感温度に至っては、マイナス30℃、とある。
そこまで行くと、悪い冗談以外のなにものでもない。

あらためてあのさあ、と。
ケイちゃん、凄い試合をやってくれるのは嬉しいが、
そしてそれを心の底から思い切り堪能させて貰っていたりもするのだが、
改めてそれ、格下のランキング27位を相手の、
しかも、セカンド・スタジアム、
つまりは脇役用のB面の方じゃないか。
そんなところでどれだけ頑張ったって、
テレビには愚か、深夜まで会場で頑張っていた、
そんなコアな日本人ファンにしか、
その奇跡の活躍は目にすることはできない訳で。
できることならこんな雑魚相手の予行練習はさっさと終わらせて、
次のジョコビッチとの宿命の対決、
或いは、その次があるとすれば、
ラファエル・ナダルとの頂上決戦。
まあ確かに、一試合一試合こそが土壇場の決戦で、
どんな試合であっても思い切り力の限り戦ってくれる、
そんなバカ正直な姿こそが、
この錦織圭の最大の魅力。
だからこそ、世界中のテニスファンから、
これだけ熱い喝采を浴び続けることにもなるのだが、
そしてなにより、
あの最後の最後のサービスエースには思わず涙が滲んだりもしたのだが、
たださ、言わせて貰えば、
そんなことをやっている間に、この五時間半の間に、
すっかり外はマイナス16℃。

そして改めて、灼熱のメルボルンの夢から醒めた時、
窓から見下す通り、
雪除けに巻かれた潮が舞い上がっては渦を巻き、
さすがに人っ子ひとり、誰も歩いてはいない。
そうするいまも、豪風が吹き荒れ窓を叩き、
波の砕けるように不穏な隙間風が寄せては返すを繰り返すばかり。

そんな俺の隣りから、身を伸ばして背伸びしては
窓の外を眺めている犬。

ちょっとこれ、やばいんじゃないのか?
その声に、へへへ、
微妙な照れ笑いを浮かべては首を傾るばかり。

エスキモー犬だったらいざ知らず、
こいつは、オーストラリアの牧場の犬だしなあ。

だがしかし、だからと言って、この寒波の去るまで、
おしっことうんちを我慢する、なんてことができる筈もない。

であれば、取り敢えずは家の前でおしっこだけでも済ませて貰って、
と、迂闊に外に飛び出した、そんな俺が、バカ、であった。







アビューズド・ドッグとスポイルド・ドッグ

Posted by 高見鈴虫 on 24.2019 犬の事情   0 comments

なんかまた、裏の小庭が騒がしいな。
朝から、ワンワン、キャンキャン、と、
ガキども、いったいなんの騒ぎだよ、と。

まあどうせ、バカな犬たちのこと、
小競り合いの理由などたかが知れている。

そう、俺たちにだって覚えがあるだろう。
やれ、ガンくれたの、メンチ切ったの、と、
ともすれば、誰かがどこかで呟いた戯言、
言った言わないが拗れに拗れて、と、
まあそう、バカな糞ガキの小競り合いなど、
いつの時代でもどこにいっても、似たようなもの。
人間でも犬ころでも代わり映えしない。










恋に堕ちたら

Posted by 高見鈴虫 on 24.2019 嘗て知った結末   0 comments





女を好きになればなるほど
男は疑ぐり深くなり、

女は恋に堕ちた途端に
好きなひとの言うことなら
すべて信用してしまう、
つまりは騙される。

それは傍から無駄な忠告を言われれば言われる程に、

男はますます疑ぐり深くなり
ともすれば
もしかして、あいつとも?
なんて事さえ疑ぐり始め、

女は女で
あんな男 やめなよ、と言われるたびに、
あの人のことが判ってるのはわたしだけ、
なんてところでますます深みに嵌って行くことになる。

そしていつしか
男は疑う事さえも忘れては
そしていつしか女は
そんな男に疑いばかりを募らせて。

そんな大間違いを積み重ねて、

そして男と女、またひとりとひとり。

恋はゲームさ、綱引きさ、
そう、所詮は騙し合いよね

などと薄く笑いあっていた筈が、
ふとするうちに性懲りもなく、
また同じ轍を辿り始めていたりもする。

改めてそれは年齢に関わらず、
ともすればそれは一生続く。

つまりはそれが人間。
つまりはそれが、生きるという事なのだから。

人間ってつくづくしょうもない。
だからつくづく面白い。








ナオミ・オオサカ トップ・オブ・ザ・ワールド!

Posted by 高見鈴虫 on 29.2019 テニスねた   0 comments
という訳で、言わずと知れたナオミ・オオサカである。

2019全豪オープン優勝、グランドスラム連覇の大快挙。
それと同時に、世界ランキング1位。

前回のUSOPENにおいては、
セリナから思いもせぬイチャモンがついてはとんだことになってしまったが、
今回のこの全豪と合わせ、全米全豪そのグランドスラム連覇。
ここまで来れば、誰がなんと言おうとこのナオミ・オオサカ、
名実共に、文句なしのトップ・オブ・ザ・ワールドである。

という訳で、このナオミ・オオサカ、
今更ながら、なにをやっても笑わせてくれる。

いまや定番とまでになった、あの天然丸出しのお惚けインタビューから、
そしてなにより今回のこの全豪におけるジェットコースター。

改めて言うまでもなく、その実力的にはナオミの圧勝の圧勝。
サーブ、グランドストローク、フォアからバックハンドから、
そのすべてのボールを、クビトバはまともに返すことさえもできなかった。

この圧倒的なまでの実力差。
思わず溜息が出るぐらいにほれぼれとする程の、
圧勝の中の圧勝、であるのだが、
対戦者であるクビトバも含めて、
世界の誰もがナオミの勝利を確信しながらも、
ただひとり、それを信じられずにいた、というのが、
まさにこの、ナオミ・オオサカ、その人。

度々に渡るブレイクチャンスをここぞというところでミスっては、
そしてタイブレイクに入った途端、いきなり我に帰っては大圧倒。
で、2セット目、完全に燃え尽きモードのクビトバを前に、
これはもうすんなりと6-1ぐらいで終わるだろうと気を抜いた途端、
まさかまさかの大ぽか連発。
しまいには、勝っていながら泣き出してしまう、という、
なんとも訳の解らない醜態を晒してはフルセットへもつれ込み。
としたところ、いきなり勝手に自棄っぱちになっては思い切りの仏頂面、
でありながら、その不機嫌の底にありながら、
次から次へと神業的なまでに目の覚めるようなスーパーショットを連発し・・

とまあ、最期の最期までのジェットコースターのようなアップアンドダウン、
ではありながら、これまさに、ナオミのナオミによるナオミだけの自分劇場。
まるで鏡に対して立ち向かうように、
あるいは自身の影と追いかけっこをするように、
自分で崩れて自分で泣いて自分で立ち直っての繰り返し、と。

テニスはメンタルのスポーツとは良く言われること。
勝利を目前にして、それを自覚したその途端、
いきなりメンコケを起こしては、
力み過ぎてサーブが一本も入らなくなってしまったり、
震えて立っていられなくなってしまったり、泣き出してしまったり、
下手をすれば全身に痙攣をおこし・・
そんな悲喜劇を山のように見てきたのだが、
いやはやこのナオミ・オオサカ、
これだけのメンタル・ブレイクダウンを起こしながら、
しかし不死鳥のように蘇る、その奇跡こそが、
この並外れた身体能力にある訳で、
つまりは、普通にやっていれば楽勝で勝てた筈の試合を、
自分との戦いに勝手に我武者羅になっては疲れ切り。

ただね、そう、ナダルだってジョコビッチだって、
あのフェデラから一セットを奪うまでに、
いったいどれだけ無様なメンコケを繰り返してきたか、
そしてそのフェデラから一勝を奪うために、
いったいどれだけの歳月と労力を費やして来たのか。

と言ってしまえばあのフェデラだって、
デビューと同時に一挙にトロフィーを勝ち取った、
なんて筈はまったくない。

そう、現実世界にはシンデレラ・ストーリーなどありえない。
こと、このテニスにおいては尚更。
ファイナルラウンドに上りつめるには、
それ相応の実力のあるもの以外は、
絶対に上がってくることはできない、
まさに実力だけがモノを言う天空世界。
ではあるものの、
勝負は時の運、というように、
有り余る才能と実力がありながら、
その僅かなところで運に見放され続ける、
そういう不遇の天才というものもいるにはいる。

という訳で、この・オオサカナオミ。

実力的にはまさに文句なしの世界一、
ではあるものの、その余裕がありながら、
しかしファイナル優勝を前にしたこのプレッシャー。

しかしながら、いやはや、あそこのから良くも立ち直れた。
逆に言えば、それだけクビトバとの実力差があった、
ということではあるのだが、
つまりは、もしも、その相手が、ハレプであったり、
ウォズニアッキであったり、スティーブンスであったり、
あるいは、復讐心に燃えるセリナであったとしたら、

と考えれば考えるほど、このナオミ・・オオサカ、ついている。
まさに、神に愛されている、といえるほどについている、
と、言わざるを得ない。

ただね、そう、今回の全豪を見る限り、
俺がずっと笑いながら見ていられた、その理由っていうのも、
普通にやったらこのナオミ・オオサカに敵う選手などいない、
それが、あまりにもあからさまであったから。

ただ、改めて今回の全豪オープン。
ナオミにとっては、まさに収穫も収穫である筈。
なにより、この苦戦に次ぐ苦戦。
このファイナルに辿り着くまでに、
なんとフルセットの試合を三回、
その中で、絶体絶命の縁まで追い込まれたことが、
いったい何度あっただろうか。

去年のインディアン・ウェルス、
そして、全米が、謎のダークホースとして
ほとんどのノーマーク状態。
ナオミ自身もともすれば夢のうちであったのに対し、
今回の全豪こそは、まさに追われる者として、
試合の度にガチンコの勝負を仕掛けられては、
そのプレイスタイルから弱点からを、
徹底的に研究しつくされていた筈である。

今回の全豪こそが、ナオミ・オオサカが、
まさに、実力ひとつで掴み取った、
まさに、勝利の中の勝利、であった筈。

がしかし、そんなナオミが、
あの表彰式での思い切りの膨れ面。
その表彰台に、敗者そのものとして佇んでいた訳で、
あの理由、というのも、まさしく、そう、
そのあまりにも苦渋であったこの優勝トロフィー。
そこに至るまで、壮絶なまでの苦難の道のり。
自身の抱える弱点、つまりはそのメンタルという強敵に、
完膚なきまでに打ちのめされていた、その筈である。

がしかし、である。
だからこそ、この勝利には意味がある。
この一種、トラウマ的なメンタル・ブレイクダウンから、
奇跡のように立ち直れた、その理由がどこにあるのか。

改めて自身の試合を客観的に見返して見たとき、
唖然呆然としただろう。

なんなのこれ、完全な独り相撲。
実力で完膚なきまでに相手を凌駕しながら、
そのあまりに歴然とした実力差の中で、
しかしこの無様な七転八倒を続けていた理由。
私が戦っていたのは、私自身。
つまりは、自分の影と戦っていたに過ぎない。

そのあまりにも茶番的な真相。

そして改めてそこから立ち直る自分自身を見つめ直し、
くっそう、もう二度と、こんな無様な姿は晒さない、
そう、心に誓っている、その筈である。

実は前回の全米優勝に関しては、
正直な話、次の優勝までの間には、
それこそ想像を絶する茨の道が待ち構えているだろう、
と思っていた。
つまりはそう、このメンタルこけの悪夢、
その泥沼の底を這いずるだけ這いずっては、
その地獄の底からそれでも立ち直って初めて、
真の王冠を手に入れることができる、と思っていたのである。

そしてナオミ・オオサカ。
この全豪大会における七転八倒の数々。
その中でいったいなにを学んだのか。
そして、その七転八倒の中から、
あの優勝トロフィーを掴み取った、
その理由がなんであるのか、
そしてこの勝利の中で、ナオミはいったいなにを学んだのか。

改めて、ここに来てようやくナオミ・オオサカは、
そのネガティブな思考回路から脱することができる筈である。

つまりは、自分の強さがいったいなんであるのか、
その圧倒的なまでの自身の強さ、
その秘密を、自分自身で自覚していくことになる筈だ。

改めて、ナオミ・オオサカの強さとはなんだろうか。

その200KMを越える強烈なサーブ、と人は言う。
だがしかし、そのサーブのスピードに頼れば頼るほどに、
フットワークが乱れ、そして、体力を消耗し、
もしもサーブが入らなくなった時に、なんの潰しも失くなってしまう。
そしてなにより、ファースト・サーブに頼れば頼るほどに故障が増え、
身体中にこれでもかと、危険な時限爆弾を抱え込むことにもなりうる。

もしもナオミがファースト・サーブに頼り切るスタイルを続けていれば、
少なくともあと2-3年の間に肩のあるいは肘の手術を受けることになり、
下手をすればそれだけで、選手生命そのものが吹っ飛ぶことになる。

問題は、このファーストに頼らない為にはいったいどうすればよいのか、なのである。

そして改めて、ナオミ・オオサカの本当の強さ、
その秘密として、グランドストローク、特にフォアハンドのスピードが上げられている。

この全豪の試合中、クビトバは、一見して安易なグランドストロークにおいて、
このナオミのフォアハンドをことごとくオーバーしていたではないか。
あれは、クビトバが力みきってはバカうちを繰り返していたから、では勿論ない。
ナオミのフォアハンドのスピードがあまりの早すぎて対応できず、
体重を乗せきれないままのスっぽぬけを繰り返していたのである。
だがしかし、その強烈なフォアハンドに無難なリターンを返す度に、
勢いを失った短い球をことごとくサイドラインに持っていかれることになる。

つまりはこのナオミのフォアハンド、並の選手のファーストサーブと同じほどの、
強烈なパワーを秘めているのである。

そしてナオミのバックハンドである。
コーナーに振られたボールを、すかさずダウン・ザ・ラインで弾き返してはウィナーを奪い、
あるいは、クロスから突き刺すようなサイドラインへの弾丸ショットである。
このナオミの左右を問わぬグランドストロークの強み、その理由がどこにあるのか。

怖いもの知らずの小娘の若さに任せてバカ打ち、そのラッキーショットに過ぎないだろう、
去年の全米辺りでは、そんな大間違いを思っている輩が多かった筈である。
だがしかし、今回の全豪において、その秘密がついに明らかになった。

ナオミの繰り出すこのベースラインぎりぎりの強烈なリターン。
その秘密がどこにあるのか?
筋力?瞬発力?反射神経?フットワーク?動体視力?
そのすべてが確かにそうではあるものの、
ナオミのこの強さの秘訣は、なにより、その身体の柔らかさと、
そして、その才能の真髄であるところのなにか・・

その何かを探る為に、改めてこの抱腹絶倒のファイナルマッチ、
その全てを、辿ってみたい・・






  

プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾歳月
世界放浪の果てにいまは紐育在住
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

©終末を疾うに過ぎて...
無断丸々転載・そのまま転写はご勘弁ちょんまげ

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