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米国南部紀行:追憶のベイビードール ~ フリーウエイに咲く真珠の花珠たちへ

Posted by 高見鈴虫 on 02.2019 旅の言葉   0 comments
今日も出張が続いている。

アメリカ南部、ミドルオブノーウエアの地の果て空の果て。
フリーウエイからフリーウエイ、
街から街へと巡っては、人と会い、飯を食い、
そして金と時と質のバランスシート。

対面上はこれでもかとハリウッドスマイルを浮かべていながら、
或いはこれ以上なく不機嫌な苦虫面で威厳を装いながら、
しかしその裏にあるのは、無理を承知の全部取り。
この金額にどれだけのサービスを詰め込ませるか、
つまりはなんでも頂戴くれくれタコラの貧乏根性。

人間の欲は留まる事を知らず、
そこに見栄やら対面やらメンツやら、
あるいは意固地やら人種的偏見やら加虐趣味やらが綯交ぜになっては、
いつしか誰の為にもならないドグマの底に
自ら転げ落ちて行くものなのだが。

それが判っていながら、人はそれをやめられない。
どうしてもどうしても、その愚かな轍から抜け出すことができない、
そんな生物であるらしい・・

そして今日も街から街へと巡っては、
夜も更けてボロ切れのように疲れ切っては辿り着くホテルの部屋。
まずは風呂に入る。
バスタブ一杯に熱い熱いお湯を張る。
ピクリと動くだけで飛び上がりそうな、それは既に熱湯寸前。
低温火傷で赤く腫れ上がった身体の上から、
そして冷水のシャワーを一挙にぶっかける。
その荒治療の中で、身体中にべっとりと絡みついた悪意のタールを、
洗い流し刮ぎ落とし削り落とし。
そして深夜を疾うに過ぎた頃になっては、
パジャマに着替えてベッドに倒れ込む、
その代わりに、
唯一襟の決まった黒いシャツを羽織っては再び夜の闇、
その魔窟の底への、危うい綱渡りが始まるのだ。








センチメンタル・シティ・ロマンス〜感傷的音楽:そのお土地柄比べ

Posted by 高見鈴虫 on 09.2019 旅の言葉   0 comments
ここアメリカにおいて、
東京の音を聞く度に、
そこに漂う決して拭い然ることの出来ない、
感傷という、その甘く切ない匂い。

感傷:センチメンタル

日本の音には、多かれ少なかれ、
それはまさに宿命的なほどにべっとりと、
この「感傷」という香りがつきまとう。

感傷とは、つまりは、寂しさ、であり、侘しさであり、
哀愁であり、郷愁であり、
時として、悲嘆であり、後悔であり、絶望であり、
基本的には愚痴、つまりは甘え、なのだろうが、
と同時に、そしてそれは、限りないまでの情緒性。
人は日々のその遣る瀬無さ、
口にはできないその胸のうちを
音に込めて歌に込めてそれを共有することにより、そこに幾許かの救い、癒し、或いはガス抜きを
センチメンタルな調べの中に刻み込んで来たのだろう。
その想いが辛ければ辛いほど
それが音に生える。
音階に旋律にその音色そのものに
魂が宿るその魔力。
音楽とはその為にある、
と言わんばかりに
こと最近の東京の音には
この感傷:センチメンタルが色濃く滲む。

ただこの感傷的な音、
これはなにも日本に限ったことではない。

その土地土地において、音楽と感傷は、
実に密接な関わりあいを持ってきた。

あのサンバの国ブラジルにさえ、
その母国であるポルトガルを起源とするファド、
その、絶叫的なまでの悲痛な調べを母体としているし、

そしてここアメリカ、

いまこの眼前に広がる、この殺伐茫漠たる地方都市、
そしてたったいま、ラジオから流れているカントリー・アンド・ウエスタン、
それはいまにも、演歌が腰を抜かすほどの、
凄まじいばかりの「感傷」に貫かれている。



人はなぜ山に登るのか ~ カンチェンジュンガ 神々の座に挑んだイカロスたちへ

Posted by 高見鈴虫 on 23.2019 旅の言葉   0 comments

いきなりですが、ここでちょっと映画のご紹介。
普段からは、やれ、メタルだ、バンドだ、アイドルだ、
なんてことばかりに気を取られている方々には、
ちょっとご縁が無かったであろう2015年公開の、この筋金入りのドキュメンタリー。

MERU [メルー]

難攻不落の高峰に命を賭けた三人の登山家の物語りである。







普段からは、やれ、ウニョクだ、サニョクだ、寅キチだ、
アヴェだ、アッソーだ、で、年金すってんてんだ、
なんていう俗世の汚濁に塗れきった、
世の常識人を自認する達磨女郎諸氏、

少なくとも、登山、なんてものには、
まるで縁のないであろうごく一般市民の方々にとって、
命を賭けて山に登る、そんな輩はただの酔狂なキチガイ、
それ以外の何者でもない筈であろう。

事実、この映画を観始めると同時に、
真っ先に心に浮かぶ根源的な疑問。

これほどの危険に身を晒しながら、
これほどまでの労苦に痛めつけられながら、
なぜわざわざ、山になど登るのか?・・・・

「なぜ山に登るかだって?そこに山があるからさ」

当時前人未踏であった世界最高峰:エベレストへの初登頂を目指し、
三度の挑戦の末に消息を絶った英国の伝説的登山家:ジョージ・マロリーの言葉である。

Why did you want to climb Mount Everest?
Because it's there.


このあまりにもぶっきらぼうな返答を前に、
ますますこの登山家という人種が判らなくなっても来るであろう。

人間の限界を遥かに越えた苦難と、
十中八九命を落とすことになるであろうその危険に、
なぜ、敢えて、挑み続けねばならないのか・・

こいつ馬鹿じゃないのか?
常識外れにも程がある。

そんな無邪気な疑問が積もり積もって挙げ句の果てには、

そんなことに無駄な金を使いやがって、
もしもの時に救助隊の費用はいったいどうするつもりなんだ・・
そんな下らないニュースに付き合わされる、
他人様の迷惑も考えてみろってんでい。

そんな正論ばかりを並べ立てては、
人知れず怒り心頭の御仁たちを前に、

人は、なぜ山に登るのか?
だってそそこに山があるから。

その禅問答のあまりのくい違いすれ違い。

ただもしも、そこに山が、と答えたジョージ・マロリー、
その遠い視線の先を追うことができたならば、
そこには、嘗て挑んだそのエベレストの雄姿、
その壮大な情景が、克明に蘇っていた、
その筈なのである。

チョモランマ:エベレスト
世界の頂点。地球の最高峰。
つまりは、神々の棲まうところ・・

ジョージ・マロリーと
その言葉がてんで理解できず、無闇に腹を立ては机上からの無駄な正論を振り回す、そんな常識人との方々のその根本的な相違とは、

つまりは、それ=山を、まだその目で見たことがないから、に他ならない。

もしもジョージ・マロリーがもう少しでも弁舌な人であったならば、
多分、こう付け加えていたであろう。

あんただって、それ:山 を見れば、判るさ・・
if you see it, you will see it...







BABYMETAL AWAKENS ~ 夜明けを前にしたこの不思議なほどの静寂・・ 

Posted by 高見鈴虫 on 27.2019 BABYMETAL☆ベビーメタル   0 comments

という訳で、ようやく出張から帰った途端に、
やれ精算だ、報告だ、反省会だ、
リンチだ、ミンチだ、吊し上げの干し肉だ、
とそんなこんなでうかうかしているうちに、
そうか、もう六月も終わりに近い、という訳か。

えっ! ということは!

といきなり背骨を走り抜ける百万ボルト。
もしかしてベビーメタル、
その復活の狼煙、
あの横アリって、もしかして、6月じゃなかったっけか、と。

いやあ、正直なところのここのところ、
気になることはと言えば秋の全米ツアーのことばかり。
強いては、来たる10月11日、
米国初アリーナ公演となる、
LOS ANGELES THE FORUM
そのことばかりが気にかかってしまっていた訳で、
まだ三ヶ月も先の話だと言うのに、
それに向けた全米各会場での、
そのチケットの売上げが、残席情報が、
そんなことばかりになんとなくもいつにもなく、
ソワソワとして落ち着かない日々を過ごしていた。

で、ここ9月15日のニューヨーク公演会場となるターミナル5。
これ、実は、犬の散歩で日参するリバーサイド・パーク、
そこから歩いて3分、なんてところにあったりもして、
日々の日課の犬の散歩、
そのついでにちょくちょくと、川沿いの倉庫街のその外れの外れ、
ニューヨーク公衆衛生局、ぶっちゃけ、ゴミ収集車の集結所のその隣り、
なんていう、いかにもいかにもなロックな場所を訪ねては、
そして見上げるその無刻印の黒い看板。

この場所に、この場所に この場所に、
あの、すぅめたるがやって来る!

そんなことを想いながら、思わず感慨に耽っては熱いため息。

会いたい、早く逢いたい、すぅめたる・・

とまあそんなことばかりを繰り返しているのだが・・


BABYMETAL 2019 AWAKENS を待ちながら ~ 無手勝流のベビーメタル、その自然体の極意

Posted by 高見鈴虫 on 28.2019 BABYMETAL☆ベビーメタル   0 comments
昨夜、あの、妙な静寂、と書き送ってから、
ふと、この不思議な現象についてつらつらつらと考えるに、

つまりはこの、まったくもって、
なにひとつとしてなにも予想のつかない展開。

そのたったひとつの手がかりさえもないままには、
ただ、ありのままに受け入れる、それ以外になにができよう、
この、無力感、あるいは、これぞ自然体の極意。
つまりは、無手勝流のベビーメタル、という奴か。

ただそう、今回のこのAWAKENSほどに、
緊迫感に欠ける、と言うよりは、無駄な気負いを感じさせない、
そんなちょっとした余裕さえも感じられるライブって、
あんまり無かったよな、と。
だってさ、大丈夫だよ、なんてたってベビーメタルなんだぜ、

或いは、それってもしかして、
例え負けたって、それはそれで良いじゃないか、
なんていう言い訳にも取られかねない、
つまりは、ある種の人々にとって、
2018年こそはまさにベビーメタルの失速の年。

そう、なにをおっしゃる通りのうさぎさん、
小神様からそしてユイからに始まって、
そう言えば、あの鳴り物入りで発売されたアメコミの評判から、
そして、謎のBMブティックの噂も聞かなかったよな、と。

つまりは、幸か不幸か、なにもかもがコバメタルの思惑通り、
奇しくも、ダークサイドづくしとなってしまった2018年。

だが、と俺は敢えて思う。
だが、そんなダークサイドなベビーメタルにとって、
実は2018年に獲得した、その珠玉の絶品。

それこそが、ディストーション。

何度も繰り返すが、このディストーション、
このビートこそは、今後のベビーメタルが、
世界の音楽史のすべてを塗り替える、
その世界征服の野望に向けた必殺兵器。

この怒涛の錐揉みダンスビート。

だってさ、と、だって、これ、このテンポ、198、下手すれば200・・・
200?時速200キロの、ダンスビート・・・!?

改めて、ベビーメタルのパワーはスピード。
そう、この超絶な掟破りのスピード感こそが
ベビーメタルの唯一絶対の秘密兵器。

そんなベビーメタルの手にかかると、ダンスビートさえが、
カオス・ステップ、どころか、怒涛の錐揉み状態へと叩き込まれる、
その狂気のスーパー・モッシュ・ビート。

この全米ツアー、俺のなによりの目的は、
この、ディストーション、その、錐揉みダンスビートを体感したい!
そこに集約されている、と言っても過言ではない。



会いたかったよ!!ベビーメタル! 2019 BABYMETAL AWAKENS その奇跡の大復活劇!これほどの祝祭はこの世にはない! 

Posted by 高見鈴虫 on 29.2019 BABYMETAL☆ベビーメタル   0 comments
おはよ、って、
いや、いまこちらは夜中の2時なんだが。
いやあ、いま起きた、つまりは、AWAKENS・笑

いやあ、実は、昨夜はあのまま眠れなくてさ。
一睡もできないうちに会社に向かったのだが、
その道すがらに届いた第一報。

ステージに三姫!
そして、ポニテ、ツインテ、が帰ってきた!

え!?

凄い、凄い、凄いぜ、ベビーメタル!
完全復活!!
こんなの観たことねえ~!
あああああ、会いたかった、会いたかったよ、ベビーメタル!!!

おっさん、ベビーメタル 完全元通りや!

すべて帰って来たぜい!

このライブ、史上最高、世界最強、間違いなし!

おおおおおおっ!

朝のセントラルパーク、
新緑の木立を駆け抜けながら、
ああ、くっそぉ、涙で、涙で、なにも見えねえ・・・

会いたかった、会いたかったぜ、ベビーメタル!!

世界が待ち望んでいた、その姿・・・







2019 BABYMEATL GLASTONBURY FESTIVAL ~ ベビーメタルが世界を変える瞬間が刻一刻と近づいている・・

Posted by 高見鈴虫 on 30.2019 BABYMETAL☆ベビーメタル   0 comments

という訳で、横浜アリーナ、
祝・ベビーメタル完全復活!

いやあ、良かった、本当に良かった。

改めてこの一年間のダークサイドづくめ、
そして、ベビーメタルは終わった、
そんな風評のすべてを前に、
たった一夜のステージで、
邪悪な闇のすべてを文字通り、
木端微塵にぶっ飛ばしてしまった
この奇跡の姫君たち。

2019年横浜アリーナ
BABYMETAL AWAKENS
前代未聞の大逆転ステージ!

ただ、いまになって思えばそれは悪い冗談以外のなにものでもないのだが、
この歴史的ライブを前に、
たびたびに聞かれていた、
ベビーメタルはもう終わった、
その末期的なまでの悲観論。

なんだろうな、この静寂感。
これで、見納めか、ベビーメタル。
これより、奈落の底へ真っ逆さま・・

おっさん、気は進まないが、まあちょっと出かけて見るよ、
もしかしたら、これが最後になるかもしれないしな・・

憶えているか?信じられるか?
そう、たった数日前まで、
ベビーメタルが、俺達が、そんな状態にあったことを。

その全てを、みんな、会いたかったよ~ 
その一言で、完全粉砕したベビーメタル。

これぞ奇跡、これぞ天の福音、
これをメシアの再臨の姿と言わずしてなんと言おう。

凄い、凄いぜ、ベビーメタル、
その完全復活の姿!
最高だ、ベビーメタルはやはり、最高の最高だ!
最新こそが最高のベビーメタル、その壮大なる面目躍如!

その姿は、まさにフェニックス:不死鳥、
いまや宇宙の彼方の理想郷:アルカディアへと向かう
暴走銀河鉄道と化したベビーメタル。
世界征服、どころか、宇宙の覇者をも目指す、
我らがベビーメタル、まさに向かうところ敵なし!

とまあ、我らがベビーメタル、その完全復活劇、
これ以上ない感動的なドラマを見せつけてくれた訳であるのだが・・・

ただ、メイトの諸君、安心するのはまだ早い!


かかってこいやぁ!グラストンベリー! エビバディジャンプで地平線が揺れたぞ!

Posted by 高見鈴虫 on 30.2019 BABYMETAL☆ベビーメタル   0 comments
見たか?見たか?見たか? グラストンベリー!

俺は途中からようやくつながって、急遽、リンク貼ったんだけど、見れた?

いやあ、良かったねえ。まじで、凄かったよ。






ほとんどが初観の人々だったんだろうけどさ、
この誰もが鳩が豆鉄砲くらったかのようなアウェイの底の底で、
ついには、エビバディ・ジャンプ、
地平線が揺れたぞ、波打ったぞ、と。

やった、やった、演りきったぜ、ベビーメタル!






まあのちのちにアーカイブ映像として、
その全容が明かされることになるのだろうけど、

この未曽有の大ステージで、完全復活はもちろん、
絶対女王の風格さえも見せつけた、
威風堂々の超絶のステージであった、と。








いやあ正直、いまにも五臓六腑が引きつりそうで、
お願い、お願いだから無事に終わって・・・
もう映像に集中するどころではなかったのだが、
そんなおさんの弱気をあざ笑うかのように、
その気合が、その気迫が、その迫力が!
潮が満ちるように埋まっていく大群衆を、
呑み込んでは洗い流していくその様・・






この早朝のニューヨーク、
フルボリュームのスピーカーから響き渡る
超絶のベビーメタル・サウンド、
その音の、凄まじいこと凄まじいこと。
まさに、世界最高峰!

すぅちゃん、声出てたよ、思い切り出まくってたよ。

そしてなにより、特筆すべきは、里保メタル。

今回の特別サポートとして選出された、
元モー娘のトップスターであったところの鞘師里保嬢。

一曲ごとに肩で息をしながらも、
そのふっくらとした表情に殺気さえも漂わせながら、
やったぞ、里保メタル、
やって、やって、演りきった、この一大ガチンコの大勝負。

いやあ、驚いた、そんで、思い切り感動させて貰った。







すぅちゃん、綺麗だったねえ。
この人は、この人は、この人は、美しい!
その一瞬一瞬がまさに神懸かりのスーパーショット!

まじで、女優、どころか、モデルどころか、目が潰れるような美しさ。
この美貌、まさに女神、まさにQUEEN!
まさに、宇宙の絶対女王そのもの!

このグラストンベリー・フェスティバルに立ち会った初観の方々、
後に控えたBRIXTON公演に押し寄せるだろうなあ、と。

という訳で、不幸にも動画が見れなかったかもしれない方々、

取り急ぎ、ベビーメタルのグラストンベリー、
その世界最大のフェスティバルの初登場のデビュー公演、
威風堂々、完璧なまでに超絶の大一番、
大成功のうちに、やってのけたぞ、と。








いったい、ぜんたい、と改めて、
このひとたち、どれだけの糞度胸をしてやがるのか、と。

いやあ、格好良かった、まじで、本当にベビーメタル、
翻る日の丸と共に、まさに、日本の誇り、アジアの☆、
そして、人類の宝だ。

これはこれは、であった。

取り急ぎ、ご報告まで、と。

次は、次は、次回こそは、メインステージだ!

では、遅ればせながら、犬の散歩に行って参るぞい。

OH OH OH!! WE ARE BABYMETAL!








  

プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾歳月
世界放浪の果てにいまは紐育在住
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

©終末を疾うに過ぎて...
無断丸々転載・そのまま転写はご勘弁ちょんまげ

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