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世界の終わりとハードノーズ・ブルーヒーラー ~ 最愛の友の最期を覚悟して思ったこと

Posted by 高見鈴虫 on 10.2020 犬の事情   0 comments
またまたわたくしごとの犬の事情にて誠に恐縮ながら、
我が人生においてはちょっとしたエポック:大事であったからして、
失礼を承知でここに記させて頂く。



事の起こりは先日の救急病院搬送の大変事
->大吹雪の夜、ブッチ君が救急病院に搬送の大変事
大雪の夜にいきなり呼吸困難を起こしては舌の色が紫から白へと変色を初め、
慌てふためいて救急病棟に担ぎ込んだとたん、
あれ?治っちゃった、とテヘテヘ笑い。
その代償に、目玉の飛び出るような請求書と、
そして摩訶不思議な暗号的医学用語を満載した精密検査報告書。
各項目の結果欄に明記された、異常なし、の表記だけを追っては、
なんだよ、まったく問題なし、じゃねえか。
やれやれこいつまた人騒がせなやつだ、と頭をポンポン。
なんて感じで、すっかりと軽く流していた訳なのだが・・

そんな妻から、改めて二月の健康診断に行く、と告げられた。
健康診断?なぜ?
だってこの間あの騒動の中、世界屈指の大病院からの、
届いた検査結果も異常なしばかり。
それをこの期に及んで、なにを検査する必要があるのか、と。

ただ我が家の犬と同様に、一度言い出したが最後ガンとして聞き入れない我が愚妻、
四半期ごとに一回づつと決められたことだから、
とそんな曖昧な説明を繰り返すばかり。

この間、云百ドルをドブに捨てては、
楽しみにしていたレストラン・ウィークのフルコース・ディナーをフイにしたばかりのこのときに、
なにが悲しくてまたまた要らぬ健康診断など行く必要があるのか・・

ただ、まあ、先日の雪の夜、あの一大事の中でも感じたこと。

もしもなにかがあった時に、
その事を後悔したくはないから。

判った判った、好きにすれば良い。
ただ、悪いが俺は仕事で行けないけど・・

そううっちゃってからすっかりとそのことさえも忘れていたのだが。

そして帰り着いた二月の夜。
ああ寒い寒い疲れた腹減った腰が痛い、
とぼやきながら開けたドア。
灯りの消えた部屋の中、薄ら寒い風がひゅるひゅると、開けたドアの隙間を奔り抜けていく。

おーい、帰ったぞ、の返事がない。

あれ、また、夜の散歩にでもでかけては、
そこで顔を合わせた誰かの家で、長々とお茶でもしているのだろうか。

まったくひとの気も知らねえで、と、思わず。
こんな家賃のためにこんな暮らしのために、
泥舟と知りながら斜陽と判りきりながら、
この先、なんの希望も展望もない、と重々承知しながら、
情熱も熱意もモティベーションの欠片もないこのクソ仕事、
まるで敗戦処理のような気分で毎日を送るこの暮らし。
俺がそんな人生を送り続けるその理由も、
この暮らし、この家賃のこの食費のこの犬の養育費の、
ただそれだけ、ただ生活費を稼ぐためだけに縛り縛られ続けるこの体たらく。

俺の人生、しょせんはこの程度のものだったのだな、
そんな負け犬意識ばかりを募らせるこの日常の中で、
ふと帰り着いた一人の部屋。
その孤独が、その虚しさが、やるせなさが、
どっと押し寄せてきてはキッチンのテーブルにへしゃげきり。

ああ、俺の人生、外したな、すかったな、失敗したな、
と苦笑いを飲み下しては長い長い溜息をついた時・・

ふと、閉じられた寝室の奥から、
不穏な吐息が漏れて来ることに気がついた。

枕元のディムライトを極限まで落とされたその薄暗がりの中、
眠った犬と、そしてその傍らに寄り添う妻の姿があった。

どうした?なにやってるんだ?
俺、腹減って、腰痛くて、疲れちゃって・・

静かにして、と妻が言った。
お願いだから静かにして。
そのドアを閉めて。そっとしておいてあげて・・

そっとしておいて、あげて・・?

ふと犬の寝顔を見る。
その普段と変わらぬ寝姿。
きちんと前に揃えた両足に顎を乗せ、
そしてすやすやと眠り続けるこの犬。

そう言えば、最近は家に帰ったときにも出迎えに来なくなったよな。
そう言えば、最近は夜の散歩もおざなりで、
ようやく重い腰をあげてオーバーを着込んでさあ行くぞ、と言って見ても、
角の電柱でおしっこをするだけで、いや、もう帰る、と出てきたばかりの道を引き返す、
そんなことを続いて居たっけかな。

まあこいつも歳だし。
あの猛犬パーティの仲間たちもいまやほとんどが鬼籍に入っては、
深夜のベンチの上でどれだけ首を長くしても、
待てど暮らせど誰もやって来ない、
そんな失意の夜にも嫌気が差したに違いない。

そう、まあ、歳、だしな・・

そしてお前も俺たちも皆、歳をとった、ということなのだろう・・

そんな犬が、ふと顔をあげた。
ぶーくん、と妻が声を上げる。
ぶーくん、どしたの?目が覚めた?気分はどう?

最近、ご飯を食べないの。
散歩にも行きたがらないし。

それはこの前に痛めた膝の、
鎮痛薬を飲んでいたからだろ。

それに、と妻。
それに、この息。

息?

そう、この息、ぜーぜーといつも苦しそうで、
夜にもちょくちょくと起こされるの。
はっはっはって、息が荒くなって。

部屋の暖房が暑すぎると思うの。
それでいつも窓を開けているのに、
あなたが裸で寝るから、
それでせっかく開けた窓をいつも閉めちゃって。

いや、でも、それはほら、
犬もそうだか、俺もこの家で暮らしている訳で・・

あなたは、と妻が目をあげた。
あなたはなにも気が付かないの?
この子、おかしい。なにか絶対におかしい。

おかしい?
でも、この間の精密検査の結果だって、
全てにおいて異常はないって。

この間の健康診断のときに先生にご相談したこと、
あの時の発作の、その原因が何なのかってことなんだけど。
今日、先生からじきじき連絡があって・・

連絡があって?

そう。精密検査の結果報告書を調べに調べて、
その結果、考えられる原因は、ってことなんだけど。

なんだよ、その原因って?

いいわ、あなたは別に興味ないんでしょ?
この子のこの状態を見て、問題ないって、そう思ってるなら、
それはそれで良いんじゃないの?
そう、あなたが正解ってこともありうる訳だし。
あなたはいつもそういう人だし。
だから私がなにを言っても、聞くつもりもないんでしょ?

でも、お願いだから、夜に窓は閉めないで。
どうしても裸で寝たいのなら、リビングのソファで寝て欲しい。
これからちょくちょくと夜中に起きることにもなりそうだし。
あなたの仕事の邪魔はしたくないから・・



ロックの真髄とは狂気なり! ~ 大化けBMCに見るベビーメタルのポリリズム開眼について

Posted by 高見鈴虫 on 11.2020 BABYMETAL☆ベビーメタル   0 comments

という訳でおまたせしました。
例によって犬の事情に奔走するうちに、
すっかりと大幅に出遅れてしまった感がありますが、
とりあえず、ベビーメタル2020年欧州ツアー、
未曾有の大爆進を続けているようでなによりです。

改めてこれ、すごいですね。
世界の国々、スェーデン、ノルウェーを皮切りに、
ドイツ、そしてフランス、この先の英国、
その殆どの公演が既にSOLD OUT!

まさに、世界を駆け巡るベビーメタル、
この姿こそがベビーメタルを前に世界はTHE ONE
正真正銘の世界のロックのアイコンそのもの、と。

という訳で、まずはいまのところの一番のお気に入りの海賊映像、
俺的には、これかな、と・笑





どうこれ、本当に歌ってる、そう、この子、まじで、パパヤの歌詞を歌っくれております!

嘗て、バイカー野郎たちの肩にかつがれたユイメタル、最愛メタルのそっくりさんたちが、
可愛い声を響かせる、家族総出でベビーメタル、
なんてことを謳った覚えがあるのですが、
はい、その夢、実現してます、世界中で、瞬く間に。

国境を越え、人種を越え、そして世代さえも乗り越えて、
ベビーメタル、まさに、全世界規模での大活躍。

日本においても赤い狐たち、
うら若きお嬢様方が大挙として押し寄せてきた、
そんなお話もお伺いしているいま、
このすべてのボーダーを乗り越えるTHE ONEのパワーこそが、
ベビーメタルに夢、その真髄ではないのか、と。


コロナの時代の愛 その徒然なる散文集

Posted by 高見鈴虫 on 18.2020 日々之戯言(ヒビノタワゴト)   0 comments
実はこのところまたまたちょっとした体調の異変に見舞われている。
それと言うのも、先日の我が愚犬の喘息騒動、
世界の終わりとハードノーズ・ブルーヒーラー ~ 最愛の友の最期を覚悟して思ったこと

あの時にあの夜に、思わず感極まっては言わされてしまったこのセリフ、

神様、我が犬の病いはこの俺が引き受ける。
この犬の生命と俺の生命、どうか差し替えてくれ・・

そう、忘れもしないあの夜、
全身を波打たせて荒い呼吸を続ける我が愛犬の姿を前に
お願いです、どうかこの犬をお助けください、
そう神に祈り続けていたこの俺に、
ふと目を開けた犬が、
妙に座った視線で俺を瞳の奥を直視しては、
ふと寝ながら差し出したその右手。
なんだよ、ハイタッチ?
それはもしかして今生の別れの挨拶、
或いは涅槃の旅路に向けての
最期のおやつをせがんでいる、とでもいうのか・・
思わず絶句する俺に、ふと犬が、にやっと笑ってみせた、
そんな気がしたんだよね、これが。

なんだよお前、その気味の悪い笑いは・・

つくづくこいつはもう長くはない、
つまりは俺もお先真っ暗と世を儚んだのも束の間、
一夜明けて目を覚ましたと同時に、
うひょひょひょ!まるで嘘のように飛び起きては、
さあ飯だ、散歩だ、早くボールを投げんかい!
それは魔法か奇跡か或いは本当の本当に神の思し召しなのか、
果てはこの犬、本当の本当に不死身なのか。

というわけで今日も今日とてセントラルパーク。
元気になった途端に絶好調のターボ全開。
公園中を我が物顔で走り回るその途端
ちょっと目に付いた見るからに生意気そうなジャーマンシェパード、
おいこら、この新入り野郎、
きっちり挨拶入れんかい、とばかりに、
またまたケチないざこざをおっ始めてはあわやの大乱闘。
危うく止めに入った飼い主同志が、
犬の代わりにとばかりに怒鳴り合いの掴み合い。
警察を呼べ。
馬鹿野郎、それを言うなら霊柩車だ。
てめえのバカ犬共々仲良く棺桶にぶち込んでやるからそう思え・・

と言う訳で、お陰様で、
と言うにはにはあまりにも苦労が耐えないこのバカ犬の誉れ。
飼い主共々相変わらずに懲りねえ奴らのふたりと一匹にすっかりと元通り。
まあそう、なにはなくとも犬が元気でいてくれるに越したことはない。
などと苦笑いを浮かべた途端の一難去ってまた一難二難、
犬の病気が治ったと同時に、
あろうことかこの俺が、謎の変調に襲われた訳で・・



ベビーメタルの魔性の境地 ~ 人智のすべてを突き破り、そしてすぅめたるはどこに向かうのか・・

Posted by 高見鈴虫 on 19.2020 BABYMETAL☆ベビーメタル   0 comments
なあなあなあ、これ観た?これ。
え?すっぴん素顔流出写真?
ああ観たけど、俺が言ってんのはそんなんじゃねえよ。
これだよこれ。
オランダ・ティルブルフのライブ 完全収録版。
これ日本で観れるのかな?
まあとりあえず貼っとくぜ、と。





という訳で、相変わらずの絶好調だな、
ベビーメタル 2020 真冬の欧州ツアー。
今回のこのオランダ・ティルブルフって街、
俺も聞いたことがなくて、
なんでアムスじゃなくてわざわざこんなところで演んのかな、
とは思ったんだが、
そう言えば前回のオランダ公演も、
ネイメーヘンやらユトレヒトやら、
聞いたこともない街ばかり、だった記憶があるのだが、
まあそう、アムステルダム、
言わずと知れた”飾り窓”と”コーヒーショップ”
まだ身内に未成年者を抱える関係上、
あまりにも刺激が強すぎる、ということなのか・笑

という訳であらためてこのティルブルフ公演。
キャパ三千がギッチギチの超満員。

でさ、これまでの欧州ツアー、
米国ともども、海賊動画の無法地帯。
各都市でのライブが終わるたびに海賊動画が花盛りになる訳だが、
ただなんか最近、ペリスコやらFBやらで、
最初から最後までの実況生中継とかってあんまり見当たらなくて、
ともすれば一曲ずつのぶつ切れ編集。
まあねえ、俺も北米ツアー時には、
なんどか手元のIPHONEで動画撮影をトライはしてみたが、
やっぱそんなことしてるとライブそのものが楽しめないしさ。
いちおうカメラはアンソニーの方を向けといて、
で、そのお目々は三姫の姿に釘付け、
なんてこともやってはみたが
後で見てみたらなんだこれ、
前のおっさんの禿げた後ろ頭しか映ってねえじゃんか、とか。

なのでこの海賊動画、非常に非常にありがたいのではあるが、
そう、なんだけどさ、
ライブってやっぱ流れだし、ストーリーだし、
最初から最後まで、その曲間のざわめきから客の嬌声から、
そのすべてが、余計な雑音もふくめた上での壮大な一幕、
となるわけで、
そう、つまりは臨場感って奴なんだけど、
そういった意味では、このティルブルフの映像、圧巻の圧巻!



という訳でこのティルブルフ公演から、
ここに来てなにげに構成を変えて来たんですな、と。

これまで、ダダンダンからいきなりギミチョコ行って、
そんでシャンティであったところを、

今回は、ダダダンから歪、のダンス系を並べて、
パパヤから、BMC!

いや、俺はこっちの方が良いよ。
断然こっちの方が良いと思う。

ダダダンと歪、
どちらも大大大好きな大名曲なんだけど、
ギターのリフが前に来ない分、
ちょっと鬼っ子扱い、みたいなところもあって、
ギター・リフ系の曲に挟まれると、
せっかくの名曲がちょっと影が薄くなってしまう気がしてさ。

なので、この鬼っ子二曲を最初に持って来ては、
パパヤでかき回して、そして必殺BMC!
これ、まじで、大正解の大当たり!
なにより一曲一曲が際立つしさ。

で今回の構成で特筆するべきは、
シャンティを切って、
そしてその代わりにスターライト!の大英断。

でその結果に起こったことが、
次に控えたOH MAJINAI!
このオマジナイで大興奮の大熱狂パーティ!
足が足が二本の足が宙を舞う天を蹴る!

ここでメギツネ、次にギミチョコ!
そして、KARATEから、ヘドバンへ。

完璧の完璧の定番スタイルから、

ついにアンコールのROR。

定番と言ったら定番なんだろうが、
改めてこの終盤の押せ押せぶり、
まさに圧巻の圧巻。

いやあ、このティルブルフ公演、
気づいた?
初っ端からすぅちゃんが完全なオーバーラン!
ぶっ飛ばしにぶっ飛ばしまくってるじゃんか、と。
で後半から神バンドが走りまくってぐしゃぐしゃ状態。
なんだけどさ、そう、ライブだぜ、ロックだぜ、メタルなんだぜ、と。

このドサクサ、この無茶苦茶、この阿鼻叫喚の祝祭感!

これぞ、ベビーメタル!

いやあ、すかっとした。
いやあ、思い切り満喫した。
PCのモニターの前で、思い切り弾けさせて頂いたぜ、と。


BABYMETAL LIVE AT THE HAMMERSMITH QUEENDOM  ハマースミス女王国のベビーメタル

Posted by 高見鈴虫 on 24.2020 BABYMETAL☆ベビーメタル   0 comments

ええええええええ!!!
ベビーメタルがあのハマースミス・オデオンをソールドアウト!?

とゆうわけで、
桜まつりが未来少年コロナンが、
なんてゆってるばやいじゃあらない。

ベビーメタルのUKツアー、
その最終地であったイヴェンティム・アポロ。
今回の全欧州ツアーの中でも、
クラッシックの殿堂たるヴィエナと並んで、
唯一、SOLDOUT の赤線の引かれていなかった鬼門的なハコ。
まあそう、キャパがあまりにも大きすぎるし、
あるいは、前日、その前々日と、
あのドリームシアターがぶち抜きの二日公演のその翌日とあって、
さしものベビーメタルも・・
なんてことを思ってなかった訳でもないのじゃがじゃが・・

それが公演当日になって、
ついについに見事に満員御礼宣言がなされた訳で、
いやはやこの2020全欧ツアー。
またまた破竹の大連勝、未曾有の大成功ツアー、
それになによりの御墨付が加わった、と。

で、実は当初、今回の全欧ツアーの公演日程が発表された当初、
その要の十八番の第二の故郷たるロンドン公演、
で、キャパ3500。
オールスタンディングで5000!!!
おおお、これ、かなりでかい箱。
ともすれば、ライブハウスというよりは大劇場、
あるいは、宮殿、なんていう風にもとれてしまったり・・

で?
で、このイヴェンティムなんちゃらという場所、
実はその箱の名前を聞いたことなくて、
で、
まさか、と思ってちょちょちょっとグーグルした途端に

!?!?!?

これ、あの、あの、あの、ハマースミス・オデオン!?

これ、このイヴェンティム・アポロって、
嘗ての名前を、ハマースミス・アポロ、
その前には、ハマースミス・オデオンと名乗っていた、
つまりはあの、LIVE AT LONDON ~
その名盤の中の名盤として歴史に名前を刻まれてきた、
ロンドンの名門の中の名門。名所の中の名所!!!

で?
あの、ベビーメタルが、
あのあのあの、ハマースミス・オデオンを、
まさか、まさか、ソールドアウトした!!!???

ぬおおおおおっ!







  

プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾歳月
世界放浪の果てにいまは紐育在住
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

©終末を疾うに過ぎて...
無断丸々転載・そのまま転写はご勘弁ちょんまげ

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