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「もし口髭を生やしたら」

Posted by 高見鈴虫 on 28.2013 とかいぐらし   0 comments   0 trackback
俺のボス。

生き馬の目を抜く技術者業界を生き抜いてきた鉄人。
普段は虫も殺さないような温和な人。
眼光鋭くもその表情はいつも柔和で慈悲愛に満ち溢れて、
時にテンパッた現場テクたちの断末魔の悲鳴に大しても
決して声を荒立てることもなく
実に冷徹しかし真心に満ちた静かな語り口で事態を収束に導く
まさに地獄に仏のような御人。

であるが、
その方々がもしも口髭を生やしたらと考えてみたら。

あら不思議、この人どこかで観たことがある、
と思えば、それはまさに90年台に世界を震撼させた
コロンビアの麻薬王、まさにその人。

まさしくその道のプロに徹してきた筋金入りのボスそのもの。
で考えてみると、つまりパブロエスカバも髪切って髭を剃れば、
実はとてもとても理知的な、
まさに大学教授のような人であったに違いない。
そう言えばこのパブロエスカバ
元々は医学生。
暇な時には本を読むか、あるいは数式を書き並べていたりしたらしい。
つまり、彼がもしアメリカに生まれていたら、
もしかしたらMITあたりでインターネット・セキュリティの研究でもしていたかもしれない。

という訳で我がボス。
このヒトももしもコロンビアなんてところに生まれていたら・・
そう考えると
なんとなくあの仏顔がちょっと怖くも思えてきた。


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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

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