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「アメリカのターニングポイント」

Posted by 高見鈴虫 on 20.2013 アメリカ爺時事   0 comments   0 trackback
ドッグランでの顔見知り。
なんか最近の日本の話題で面白いことないのかな、と聞かれて、
そう言えば体罰問題がね、という話になった。

いやあやっぱり日本は遅れているなあ、と言ったところ、
いやそんなことないよ、という話。

つまりそれって時代じゃないのかな、と。

俺もガキの頃は良くひっぱたかれたと言うので、
おいおいアメリカでそれをやったら警察沙汰だろう、
と言うと、それはつまりは70年代も半ばになってからのこと、らしい。

少なくとも60年代からそれ以前に育ったガキは、
とりあえずは至る所でよくひっぱたかれた、ということである。

自分の親は勿論のこと、学校の教師から近所の人からと、
そこら中で引っぱたかれた。
あんまり日常茶飯事なんで気にもしなかったがな、
ということらしい。

ってことはあんまりにも体罰が酷いので、
敢えてそれを法律化せざるを得なかった、ということだろうか。

という彼は確かに鼻が潰れている。

ああ、これか?ああ大学の時にな。

フットボールかなにかで?

いやバーで喧嘩したんだ。
昔は週末の夜と言えば殴りあいの喧嘩は日常茶飯事だったぜ。

でも俺、アメリカに来てかれこれ20年になるが、
それこそ殴り合いの喧嘩なんか見たことないぜ。

ああ、それも80年代に入ってからだろう。
それまでは週末の夜は喧嘩をするものだと思っていたよ。

ついでに言えば俺の若い頃はレイシズムもセクハラも日常茶飯事。
まったくね、今から思うとまるで開拓史時代の話みたいだがな。

まさに目から鱗である。

あんたこう見えても色々やってたんだな。

いやアメリカが変わったのさ、と一言。

ある日を境に、アメリカは変わったのさ。

そのターニングポイントはなんであったのか、と聞いても、

さあな、と苦笑いをされて逃げられてしまったが、

多分それは、ベトナム戦争だったのだろう。

アメリカが始めて負けた戦争である。

つまり戦争に負けてアメリカは変わったのだな。

ふと、戦争に負ける前のアメリカを見たかったな、と思った訳だが。


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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

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