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チャーリー・ホースは真夜中に疾る そのいち チャーリーホースがやって来た

Posted by 高見鈴虫 on 02.2013 チャーリーホースは真夜中に疾る   0 comments   0 trackback
夜中の4時にいきなり激痛に目が覚めた。
いてててててて
左足の脹脛がガチガチに固まっている。
俗に言うこむら返りという奴。
こちら米国では「チャーリー・ホース」と言う。
んだこれ、まじいってえ、
あまりの激痛にのたうちながら、
石のように固まったふくらはぎの筋肉を握りしめて、
恐る恐るともみもみ。
そしてただひたすらに悪魔が去るのを待つばかり。

隣りで飛び起きたかみさん、
あれまた足が攣ったの?とまさに鬼のような迷惑顔。
あのなあ、人の非常事態にその顔はないだろう、
などと文句を言う余裕もなく、
頼むから日本から買ってきた芍薬甘草湯取ってきて、
と頼むが精一杯。
がしかし、
そう、なんかこの特効薬、
最近になってその効き目がどんどん薄くなっているような気がするのだが。

あまりの騒ぎにブー君、ふざけているのかと飛び掛って来たのだが、
事態に気付いてからは、今度は大丈夫?大丈夫?と盛んに顔を嘗めてくる。

判った判ったブー君ありがと、判ったからちょっとそこどいて、
と言っても身体にのしかかったまま動こうとしない。
ブーはブーで必死な訳である。
そのブー君のてんぱった表情に思わず笑ってしまうのだが、
笑った途端にまた足が攣ってとその繰り返し。

くそったれなんだよこのこれは、と思わず舌打ち。
俺の身体はいったいどうしちまったっていうんだ。
舌打ちした途端に再び襲う緊縛。
ようやくほぐれかけていた痛みが再びガツンと突っ張ってしまって、
またまた元の木阿弥。

と言う訳でチャーリー・ホースである。
本当の本当にこいつにはほとほと困りきってしまう。
いったい俺がこいつのためにどれだけ苦労をしてきたか。
そして俺が、いったいこいつのためにどれだけのものを諦めてきたのか。


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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾歳月
世界放浪の果てにいまは紐育在住
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

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