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早起きは$$の得

Posted by 高見鈴虫 on 06.2013 とかいぐらし   0 comments   0 trackback
朝起きたら寒い。

枕元の目覚ましがわりのIPHONEを手にしてみれば、
なんと30度である。

摂氏で言えば…マイナス1℃。
あのなあ、もう4月だぜ。ありえねえ、
と思いながら、
急いでシャワーに入ろうと思ったら、おっとお湯が出ねえ。

ああ、そう言えばエレベーターにそんな張り紙がしてあったっけな。

それが今日か。くっそうやられたなあ。
昨日の夜のうちに入っておけば良かった。

と、寝癖で髪の毛つんつんにおっ立てたまま、
まあ、昼のジムの時についでにシャワーに入ればいいか、
と軽くいなしてそのまま地下鉄。
無人オフィス、そういう所は楽だったりもする。

でシャワーをスキップした分、普段よりも15分も早く出社。

誰もいないオフィス、いきなり寒い。

そうだよなあ、もう4月なんだし、暖房切っちゃってるよな、
とコートも脱がずに椅子にどかり。

で、開いたPCでなにげにメールを開いたら、

なんと、大ボスから直接のメール!!!

なんだなんだ、ついにクビか、と思ったら、
おはよ~、なんか日本からこんなメールが届いているんだけど、
日本語オンリーでさっぱり意味が@#$。訳してちょんまげ、
ってな話。

で、内容を見れば、明らかに間違いメール。
と言うか、日本人が日本人向けに出したメールに、
たまたまうちの大ボスのアドがCCで入ってた、って感じ。

ところでこの大ボス、いったい何時にこのメール出したのか、
と思えば5時半だよおい。
この人いったい何時から仕事してるのか、と改めて驚愕。

とりあえずアメリカの管理職。本当によく働く。
誰よりも働き者で誰よりも仕事ができて、
というのが当然のことのようにここアメリカでは管理職の条件。
しかもこの大ボス。仕事処理能力が半端じゃない。
いついかなる時にもどんなメールにも目を通し、
その敏速な判断力と処理能力のすばやさ的確さは
まさに超人に近いものがある。

アメリカなんかデブのバカの怠け者ばかりだ、へへん、とタカを括ってた俺に、
いやはや、アメリカやってくれるなあ、と痛感させたのはまさにこの人。

で、アメリカにおいてはこういう時に一番大切なのはスピード。
で、取り急ぎ、こりは間違いメールでござります。
内容はこんな感じですが、ってなメモでささっと返信。
もしもご興味があれば内容を訳しまして候、と付けたし。
おお、送信時間は、始業8時の5分前!
とりあえずセーフ。
地雷撤去成功!
おおお湯が出なくて本当に良かった~、
とこのときばかりは胸を撫で下ろし。
一挙に落ち着いて改めてクローゼットのハンガーにコートをかけて、
でついでにキッチンに寄ってお茶入れて帰って来たら、
なんとまた大ボスから返信。
えええ、あの文章全部訳すの?
と慌ててあけてみれば、

おっまえ、すっげえなあ、あの記号みたいな文字の意味がすぐ判るんだねえ、
凄い凄い!ありがとうねえ、優秀な部下を持って光栄です!
ってなお褒めの言葉。

まあねえ、いちおう日本人なもので、と頭を掻きながら、
いえいえ滅相もございませんでございます。
しかしながら頂きましたお褒めの言葉、誠に光栄にてございます。
あなた様のお力になれることが至極の幸福にて存じますです候
なんてことはダラダラ書かずに、
My pleasure でピッと送信。
おおこのフランクさがまたアメリカだっち。

で、調子に乗って、DRAFTに溜まっていた懸念案件のご躊躇メール、
こなくそ、と一挙に送信。
おお、やっちまった、どうなるだろう、と思いながらも、
そう言えば糞もし忘れた、とトイレで一発。
なんだよこの髪、まるでパンクだな、と苦笑いしながらも、
いいか、どうせオフィスは印度人ばかりだし、
と机に帰ったらなんとメールの山。

さっき出したご躊躇メール、
いやあ、お偉いの方々にこんなの出したらやばいかな、失礼かな、
もっと差し障りの無い書き方できないのかな、
あるいは、文法間違ってないかな、
などと思い悩んで出さずじまいだったメール、

のその返答がまさにどどどどっと津波のように。

で、恐る恐る中身を読んでみれば、
なんともざっくばらんな了解メール。
しかも誤字脱字満載。つまりこれ外からBlackBerryで打ってるんだよね。
そうそう、この時代、そんな畏まったメールなど誰も必要としていない。
求められるのはとにかくスピード。スペルチェックも文法チェックも後回し後回し。

なあんだ、と一安心したとたん、
え!?と思わず。
もしかして・・・ ということは、この一週間の仕事が、
なんと飛躍的に大躍進を遂げたのではないか!?

と保留案件を紐解けば、おおお先のメールで、こいつもこいつもこいつもGO-AHEADじゃねえか!
と改めてこの国のビジネスのやり方に驚愕をこく。

つまりはスピードなんだよねえ。敬意敬称尊敬語謙譲語も二の次三の次。
上司にWssapはないが、Hi で十分だったりもするわけで、
それが敏速であれば、NP Tky だけで一丁上がりな訳である。

いやはやである。

と言う訳で、さかさかるんるんと懸念案件を終わらせて、
で、はい、DRAFT完成だす、ちょっと目を通して、とボスに丸投げ。

と言う訳で昼を待たずして今日一日の仕事がすべて終了してしまったのでありました。

やはり早起きは$$の得だ、と実感した次第。


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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾歳月
世界放浪の果てにいまは紐育在住
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

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