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ボストン・マラソンの事件

Posted by 高見鈴虫 on 18.2013 アメリカ爺時事   0 comments   0 trackback
月曜日。
仕事の終わった5時。その後の8時からの日本向けの電話会議までの間、
軽く身体を動かそうかとジムに行ったのだが、
入り口を入ってすぐのテレビでBREAKING NEWSのテロップとともに、
万国旗がはためく遠影の映像が映っていた。

まさか国連が?と目を凝らしたのだが、どうも違うようだ。

すぐに後から入ってきた奴に、なんだよこれ、と聞いたところ、
知らなかったのか?ボストン・マラソンで爆弾事件があったんだぜ、
との話。

マラソンで爆弾?なんで?
さあな、知るもんか。誰にも判らないさ。狂ってるとしか思えん。

という訳で、ジムで二時間、ウエイトやらトレード・ミルやらをやりながら、
永遠と映し出される爆発現場の映像を観させられた。

それはまさに911の時と同じ。

取り敢えずそれ関係で何かを映しておかなくてはいけない事情からか、
同じ映像が何度も何度もこれでもか、と流され続けている。

という訳でなんだ。
まあ犯人と言えば、あいつらとしか思えないんだよな、
とは誰もが思っていながら、どうしても口にできないその言葉。

それこそは、まさにアメリカ中に蔓延する狂気の中枢部分。

まさか、とは思う。
が、まさに、とも思う。

つまり・・・銃規制法案への脅迫って奴なのか?

言うまでもなくアメリカは銃の国である。

ここニューヨークでこそそれほどお目にかかる機会はないが、
この街を一歩でもでれば、それはまさにチューインガムと同じぐらいに、
あったりまえの顔をしていたるところにゴロゴロと転がっている。

アメリカ人から銃を取り上げることは、
アル中から酒を取り上げたり、喫煙者にタバコを辞めさせたり、
よりも、ずっとずっと根深く、難しい問題なのだ。

なんといっても、その産業に経済の土台そのものを支えられている人々が、
まさにゴマンと居るのだから。

総称してエヌアールエーと云われる人々。

こいつらは・・まさに・・アルカイダが幼稚園生に思えるほどに、
徹底的にこれでもかというぐらに質が悪い集団である。

案の定、アルカイダからは異例の、俺じゃないもん、宣言。

という訳で、アルカイダの奴らもこのニュースにだけは、
まさに腹を抱えて笑い転げているに違いない。

そう、アメリカの最大の敵はまさにこの内側にいる隣人ヅラしたキチガイたち、
に他ならないのだ。

今更911疑惑を蒸し返す訳ではないが、
この国でちょっとでもまとにも頭の働く奴であれば、
あのテロ事件の後、誰がどうやってしこたま銭を稼いだか、
一目瞭然だろうが。

ケネディ暗殺からベトナム敗戦への坂道を転がり落ちる仮定で、
誰がどこでどうやってあぶく銭を掴んだのか。

テキサス・マフィアをパトロンにした木偶の坊が、
国家最高権力を握った途端、いったいなにが起こったのか。
そして誰がどこで銭をもうけ、そして世界中でなにが行われたのか。

そしていま、その亡霊たちが再び地上に舞い降りて宴会の準備が整いつつある。

踏まずに済ませないわけにはいかない虎の尻尾である、
その人類最大の敵のその琴線に触れた以上は、
亡霊たちの狂宴が再び世界を包もうとしているということか。

隣りで走っているおっさんが、という訳だな、
とこれ以上ない渋面を歪めながら笑って見せる。

なにが?としらばっくれて聞き返せば、これさ、と人差し指を上げてバーン。

おおおお、と思わず大驚愕ポーズ。え、なになに?ってことは、つまりその、エヌアールエーの奴らの仕業?まさか・・・

さあね、俺は知らない、なにも知らない。ただな、まあ絶好すぎるタイミングではあるけどな。

おまえ、度胸あるなあ。ニューヨーク以外でそんなこと、口が裂けても言えないぜ。

だから俺達はニューヨークにいるんだろ?違うか?

という訳で、その翌日。

それはオバマ大統領に届いた毒入り封筒の記事に掻き消されて、
話題にさえならなかったようだが、
つまりはこれだ。

「米上院が銃規制強化法案を否決」

あのなあ、と思わず口があんぐり、を通り越して足元に落ちてしまった。

どこの世の中に、キチガイから刃物をとりあげることに反対する政治家が居るんだよ、と。

この世の中のいったいどこに、好き勝手に自分の子供を撃ち殺されたいやつがいるのかよ、と。

知人隣人を含めてすべての人間が疑心暗鬼と過剰防衛に怯えながら互いに銃を突きつけ合って暮らせ、とでも言うのかよ。

窓という窓、ドアと言うドアに防弾シールドを貼って、世界中にアラーム探知機と隠しカメラを設置して、
すべての車が防弾ガラス、スクールバスは装甲車で、ランドセルの下には防弾ベストに、通学帽は鉄性のヘルメットか?

ああ、そうだそうだ、そうしよう、としゃあしゃあと言うに違いない。

そして、そんなキチガイ沙汰を妨げようとする者には、爆弾と毒入り書簡のプレゼントってやつか?

いい加減にしろ、と言いたい、が、彼らがそれを本当にやる、ことをアメリカ人は知っている。
そして、彼らが、どこに居るのか、誰もわからないながら、
それはまさに、そう、チューインガムのように、いたるところにそこら中にあったりまえの顔をして存在しているのだ。

普段はいたって真面目、絵に描いたような典型的且つ模範的な常識人が、
一度その宝物というやつに手を出した途端に、悪魔に豹変するのである。

そしてそいつらは、まさに至るところに、
つまりは、警察、軍隊、政治家から、会社員から学生から、
と、まさにアメリカ中のいたるところに居るわけなのだ。

彼らにとっては、この銃規制法案は、
ガムを噛んではいけません、と同じぐらいに馬鹿馬鹿しい問題と思っているに違いない。

そんな奴らを相手にしていたら、そのうち本当に内乱が起こるのではないか?
とは思っていたのだが、
否、そう、このキチガイどもの中には、まさにその内乱を望んでいる奴も含まれているに違いない。

アルカイダだ、テロリストだ、で騒いでいるうちはまだまだお子ちゃまだったっな、
いまは国民の半分がテロリストだ、と思わされる時代がやってくるということなのか。

という訳で、お流れになった銃規制法案。

まさに世界最悪のキチガイ集団にしてやられた、というところだろうが、
このまま取り敢えず、踏まれた尻尾のことなど忘れて眠ってしまって欲しいものだがな。

あるいは、彼らを国際テロ組織に認定、なんてね。まさに洒落にならない。



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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

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