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ドラムの天才児 現る

Posted by 高見鈴虫 on 07.2013 音楽ねた   0 comments   0 trackback
ドッグラン友達のエレインから、
私の友達の子供で本当にドラムの才能のある子がいるんだけど、
といわれていたのだが、
いつものことで相手にしていなかった。
まあ俗にいう「親ばか」という奴だろう、と思っていたのだ。

が、ちょっとしたときに、そう言えばこの間のドラムの天才児、
YOUTUBEにビデオがあるから見てみて、とLINKが送られてきた。

で、見たところ、3歳、とある。

楽器屋のデモドラムにちょこんと座らされて、
巨大なスティックを両手に握って好き勝手に引っぱたいているのであるが、
ちょっと驚いたのはなんと割といけているのである。

さすがにバスドラには足が届かないのだが、
ハイハットとスネアを使い分け、16分でタムを流したり、
となかなかなものである。

こいつ、8ビートが判ってるじゃないか、と思わず。

で、なんか訳の判らないことを始めたぞ、
と思ったらなんとそれはジャズであったのだ。

へえ、と。
こいつもしかしたら本当に才能があるかも。

で、ちょっとその気になって、
良かったら今度会わせろ、と言ってしまった。

と言う訳で、
そのドラムの天才児に会った時に、
果たしてどう相対そうか、と考え始めたら
ちょっとまじめに悩んでしまった。

果たしてなにを伝えるべきか。
俺に何が伝えられるのか。

という訳で、考え込んだ末に俺が提案したのは、
ドラム・サークルである。

ドラマーとしてドラム冥利に尽きる瞬間というのは、
まさに、リズムのコアに入り込む、という現象である。
それをグルーブ、とも表現するのだが、
このリズムのコアに自分自身が入り込む経験こそが、
この若き天才が最も必要としているものだろう、
と判断したのだ。

という訳で、良く晴れた日曜日の午後、
プロスペクトパークで待ち合わせをしよう、と決めた訳だ。

大丈夫。きっときっと、素晴らしい経験をするに違いない。

と言う訳で、
そのドラムの天才児。

早く会ってみたいものだ、と思いながら、
と同時に、

つくづく羨ましいな、と思ったりもしていた。

なぜ三歳の時の俺が、
畳の上に皿を並べてちんどん屋の練習をしていても、
尻を叩くぐらいのことしかしてもらえなかった。
幼稚園の鼓笛隊の練習時に、
スネアドラムでビートルズのシー・ラブズ・ユーをプレイした時にも、
なぜ、この子は不良の素質十分だ、
などというくだらない烙印を押すことしかできなかったのか。

あの時、もしかしてこの子はドラムの才能があるのかも、
となぜ誰も思ってくれなかったのか。

あるいは、

障子に落書きばかりしている子供を、バカ、としかりつける前に、
もしかして絵の才能があるかも、やら、

いじめっこは格闘家、
うそばかりついている子に、もしかして政治家になれるかも、
とか、
なぜもっともっと柔軟な目で子供たちの才能の芽生えを見つめてやることができなかったのか。

その親の無関心と教育者の怠慢で、いったいどれだけの優れた才能が潰えてしまったことか。
あるいは、
幼児教育に注目し、子供の個性を見出してそのなかから早いうちにちゃんとパスを引いてやることで、
どれだけの子供が自身の可能性に目覚めたことか。

人間とは持って生まれた才能を開花させることにあるのよ、となぜ誰もそんな当たり前なことを
教えてあげられなかったのか。

つまりはすべて、画一化教育が原因なのだ。
暗記問題のペーパーテストで子供たちを査定しグレード分けして、
大学から会社に放り込む。
なんていう教育者の手抜きがこの状況を招いているとなぜ誰も考えないのか。

と言う訳で、今更ながらため息である。

もしかしてさ、俺たち3歳とか5歳の時に、
無意識にやっていることの中から、これとこれとこれには才能がありそう、
これとこれは駄目そう、とか、ちゃんと記録しておいてくれたら、
もしかしてもっと早いうちに自分のやりたいことやるべきこととか、
人生の目標を意識することができたのではないだろうか。

親たちよ、教育者よ、目覚めろ。子供の才能を無駄にするな。
一流の会社員に育てよう、なんてバカなことを押し付けるのは頼むから辞めてやれ。

こんな使い道の無いロボットみたいなガキばかりつくってしまって、
いったいどうするつもりだ、バカ、と言いたい。

日本の衰退の理由は、まさに教育者の怠慢にある、と声を大にして言いたい。




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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

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