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マドモアゼル・ウィリアムス

Posted by 高見鈴虫 on 08.2013 テニスねた   0 comments   0 trackback
という訳で、フレンチオープンの女子ファイナル。

セリナとシャラポのまさに、美女と野獣 対決。

またかよ、という言うわけで、
結果はまさに、予想通りのセリナのストレート勝ち。

俺的には、下手するとマリアはベーグルを食わされるのでは、
と思っていたのだが、それを考えれば健闘した方だったかもしれないが。

という訳で、
実は俺はこの二人、ふたりとも間近で見たことがあるのだが、

セリナはまさに、ゴリラ。

マリアはまさに、一反木綿、というかなんというか、

ふたりとも取りあえずでかい。

で、セリナも自分から言っているが、
ああ、マリアは可愛いわ。
それに比べて私はまるでゴリラね。
ああこの試合、
誰もが可愛いマリアが勝つことを望んでいて、
たとえ私が勝ったとしても、
世界中の誰ひとりとして幸せにはならないのだわ、

という訳で、試合中からとてもディプレスしてしまう、
ということだったのだが、
まあ、そんなマリアも、いい加減可愛い、
などと言われる年頃は疾うに過ぎて、

セリナはセリナで、
バケモノだ、ゴリラだ、
と陰口を叩かれることにも慣れきった、
というところだろう。

という訳で、
ストレート、ではあったが、
まあ、テニスの戦術やら技術的には、
なかなかおもしろい試合ではあった。

と、したころ、
この美女と野獣対決に思わぬおまけがついた。

なんと、このセリナ・ウィリアムス、
優勝トロフィーを受け取ったお立ち台でのインタビューで、
なんとなんと、いきなり、
べらべらとフランス語を喋り初めたではないか。

それも、セリフ丸暗記、などではなく、
もう、まじでべらべらと喋り続けている訳で、
まじ、度肝を抜かれた。

米国で放送していたNBC、
あまりのことに通訳も字幕もつかず。

当然のことながら、解説のマッケンローも絶句。
で、お立ち台の隣りに立つマリアも、
そして、お立ち台の上からママ~、
と呼びかけられたセリナの母親も、
まるで、ちんぷんかんぷん。

まさに、アメリカ中を煙に巻いた、というところ。

という訳で、
お立ち台の上からセリナがなにを話していたのか、
そのフランス語の出来栄えがどうであったのか、
まるで、誰も判らないまま、
フランス人観客の喝采を浴びるセリナの姿を、
アメリカ中がただ呆然と映し続けるばかり。

やったなあ、と思わず。
落とし前だろう。

これまでゴリラだ、バケモノだ、と好き放題叩かれ、
母国であるアメリカのテニス協会からもすっかり鼻つまみ。

おまえなあ、まさかだろ、というような、
思わず唖然としてしまうような不利な判定ばかり押し付けられては、
いい加減にしろ!と言った途端に退場宣言、
うっそおおおお!
なんてことをやられ続けて来たこの野獣、じゃない、天才テニスプレーヤー。

小学校に行っていないだ、自分の名前が書けないだ、
と散々言われてきたこの野獣的天才プレーヤーが、

晴れのお立ち台の上から、いきなりのフランス語、である。

まさに、
こんなアメリカ国内向けの当て付けを、
国際試合の晴れ舞台の上でやってしまうこのセリナ・ウィリアムスという人。
俺はなんというか、この人が、割りとまじめに好きな訳である。


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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

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