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「AKBの必殺殺人超音波攻撃」

Posted by 高見鈴虫 on 24.2012 旅の言葉   0 comments   0 trackback
と言うわけで、日本である。
正直、この国はもうこりごりだ、と思っている。

なにが嫌だったかと行って、

あのどこに行ってもかかっていたかのAKBの歌声である。

なんだこの耳障りな音は!!

まさに殺人超音波ではないのか!!

と、思わず普段はすることのないヘッドフォンを持ち出して、
必死のノイズリダクション。

がしかし、
街中のどこを歩いても、どこに逃げても、
と喫茶店に入っても、飯を食っても、

至る所で流れているのは、
このやけにテンポの速い、
まさに高音ばかりがちゃかちゃかと耳につく
いかにも忙しない音楽。

なんかこれ早回しの音を聴いてるようだな、
と言えば、

お前さあ、あっちですっかり呆けちゃって、
日本のスピードについてこれなくなってるんじゃないのか、
と逆に笑われたりもした。

だがそう、
昔、まだ日本に住んでいた頃から、
テレビの音にイラついていた。

まるでなにかに追いかけられるように捲し立てる人々、
バラエティーの馬鹿騒ぎ、
グルーヴもへったくれもない早回し歌謡曲。
思わずうるせえと消してしまうことが常だった。

そっかあ日本は変わって無いんだよな。

と改めて見渡す東京の街。

ふとそう言えばと足の向いた花園神社。

ビルの谷間の鎮守の社を見上げながら、
なぜかつてこれほどまでに深い文化を持ち得た民族が、
よりによってこれほどどうしようもない方向に走ってしまったのか。

敗戦、アメリカのポップカルチャーの流入、
電通の宣伝戦略といろいろあるのだろうが、

やはり一番の弊害はテレビと、アニメ、ロリコン文化であるような気がする。
なんてことを思っていた時、

ふと同行したアメリカ人に聞いてみれば、
ぜんぜんまったく、と妙にご機嫌な表情。

あああそうかこいつはゲーマーだったのだ。

この東京の街を埋め尽くす殺人超音波は、
まさにゲームのBGMとシンクロしてヴァーチャル半分なのだろう。

つまりこの殺人超音波的高音こそが21世紀のBGMということなのか。
あるいは世界の音楽シーンそのものがこんなゲームのBGMと融合していくのであろうか。

ますます時代に嫌悪感を覚えずには居られない。


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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

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