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「女の策略」

Posted by 高見鈴虫 on 26.2013 嘗て知った結末   0 comments   0 trackback

21世紀。

マテリアリズムもプラグマティズムも
その山をみっつもよっつも越えに越え、
まさに行き着きて、煮詰まり切った消費文明は、
いまや、人間のせっくす、を売り物にするしか
なにも金目の物が見当たらな状態。

これこそ、まさに人類という種族が、
今日日の我欲の為に己の手脚を食らうようなもの。

まさに滅亡の坂を転がるスーパーボールのように、
弾け飛びながら谷底へ向かっている訳である。

という訳で、
そう、その消費文明の中で、
唯一残った売り物。
つまり、女の、身体。

それが商品として持て囃されれば持て囃されるほどに、
まさに、場末の娼婦そのままに、
この身体、いくらでうってやろうか、と安い算段に出るわけで。

という訳でこの末期消費文明の世界。

ますます女が小賢しくなっては、
つまらない策略を巡らすようになって来たように思う。

つまり、
狙いをつけたあの人の前では、
わざとらしく胸のボタンを外してみたり、
寄せブラで作った谷間にそれとなくコロンを振ってみたり、
髪をいじってみたり掻き揚げてみたり丸めてうなじを晒してみたり。
あるいは、その目配せ、視線の3秒HOLDやら、
やだ~と笑いながらのさりげない流し目やら、
足を組んでみたり揃えてみたりあるいは・・

え?そんなこといまに始まったことじゃない?

つまりそう、最近になってすっかりおじさん入ってしまった俺。
いつのまにか、そんな世の中の恋の鞘当のステージからすっかり後退を余技なくされ、
街での視線のバチバチやら、さりげない笑顔やら、
あるいは、声をかけたりかけられたり、
なんてことから、いっさい縁の遠ざかってしまったようで、

つまり、女性たちのそんな仕草の裏にあるものが、
あけすけに見えてしまうぐらいに傍観者になりさがってしまった、
という事なのだろう。

俺、実は現役の時、そういうこと気づかなかったんだよな。

あ、あのこ、可愛いな、やら、
あいつ、なんか最近妙にきれいになったけど、
とか、どうしたんだろう、あの子のことが頭から離れない、
やら。

そういうのって、実は、すべて女の策略、
つまり、乗せられていただけの話、だったりしたんだよね、多分。

へえ、そうだったんだ、あるいは、本当にそうだったの?
つまり、俺がだまされただけ?

といまだに??ではあるのだが・・・

この年になって思い切り傍観を決め込みながら、
やはり世の中、そういうものだったらしいな、と確信を強めている今日この頃。
くっそ、もうちょっと早くに気づいておけばよかった、
と思う訳である。


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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

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