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「冷めた料理」

Posted by 高見鈴虫 on 05.2013 嘗て知った結末   0 comments   0 trackback
オクテ、という訳ではないのだが、
いきなり向こうから誘われてしまうと、
思わず、おっと、と引いてしまうところがあって、
で、ひとたび、おっと、と引いてしまうと、
次のチャンスは永遠と訪れない、
というもの自明の事実。

誘ってやっているのに断わられたことに対して
それほど根に持っているのか、
あるいは、そう、まさに気まぐれ、なだけだったのであろうか、
なのである。

そうして、一度は誘ってきた女の子。
何となくそれとなく、
しかしいつしか頭の中はそればっかりになっちゃって、
ああくそ、こんなことならあの時にやってればよかったな、
と思った時には後の祭り。
再び会ってみると、そこにはまるでそっけない別人の顔をして、
え?なんのこと?なんて感じで素通りされてしまったりもするのだ。

上げ膳据え膳、頂く時にはその時点で頂くこと。
冷めてしまった料理はもう箸は付けられないのだ。

つまり、いつでも気持ちをレディにしておくべきなのだが、なかなかどうして。

という訳で、くっそう、逃した魚は大きい、とばかりに、
また、悶々とする日々が始まる訳なのだが。

という訳で種明かし。

やっぱさあ、駆け引きの主導権を取る為に、
ちょっとやらせてあげる、ような誘いを出しておいて、
で、向こうが一旦は引くものの、
次の日からそっけない態度をすれば・・・
必ず引っかかってくる、というのはまさに定則。

それも姑息な手のうちの一つ、と今になって確信を持ってそう言える。
そう、くそったれ、またしてもやられた、な訳である。
そんな姑息な小娘の小悪魔戦法に立ち向かうには、

ジャブが来た途端に本気のストレートを見舞うこと。

つまり、ちょっとという感じで誘われたら、
いきなり、いただきまーす!
とそのまま押し倒してしまうことなのであった。


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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

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無断丸々転載・そのまま転写はご勘弁ちょんまげ

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