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印度人とキス

Posted by 高見鈴虫 on 04.2013 日々之戯言(ヒビノタワゴト)   0 comments   0 trackback
明け方、なぜかベッドに潜り込んできた印度人の男。
てめえ、なにすんだよ、と身を捩るが金縛りにあったように身体が動かない。
そうこうするうちになんとそのゴワゴワした口髭の唇をむにゅっと押し付けられて、
思わず顔を背けようにも身体が動かない。
そのねっとりとした口、そしてちくちくと痛い口髭。
ああ、やはり髭は生やすべきじゃないな、などと考えながら、
こんなゴワゴワちくちくした髭を押し付けられる身にもなってみろ、と。
で、こいつ。いったいどうしてくれようか、と思っていたところ、
ふとその印度人、グルグルと喉を鳴らし初めたかと思うや、
いきなり鼻からほっぺたからをべろべろと舐め始めた。
何だよ、ブーか、と思わず苦笑い。
が、しかし、その口先に残った露骨なキスの感覚。
ぐえええ、俺、まじで男は嫌いだ、といまにも吐き気がこみ上げてくる。
という訳でブー君。おまえ、もしかして印度人だったの?
寝ぼけたブーをなだめすかし、腕の中に抱き込んで再び眠りの淵。
寝ぼけたブーの鼻先が口元にくっついて、
ツンツンと伸びた髭がこそば痒い。
なんだよ、印度人のキスの正体はやはりお前か。
まあブー君ならいいけどね。だがしかしなんでよりによって印度人だったんだろう。
まったく胸糞の悪い夢であった。


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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

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