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「ニューヨークの秋、日本の秋 その2」

Posted by 高見鈴虫 on 22.2013 ニューヨーク徒然   0 comments   0 trackback
くっそお、日本の秋が恋しいなあ。

人里離れた山間の秘湯に浸かりながら、
日本もなかなか捨てたもんじゃねえな、
なんてちょっとすかしてみたくもなるぜ、

なんて呟いていたら、
なんと日本は「台風」だそうだ。

台風?この季節に?

とは言いながら、そういえばニューヨークも去年は季節外れの台風に直撃され大被害。
ハロウィンもニューヨークシティーマラソンも中止になったではないか。

そう、つまり、21世紀。この訳のわからない新世界。
現実はそうそうと甘くないわけだ。

という訳で、
故郷は遠くにあって思うもの、ではないが、
そう、思い出の中の映像の方がずっとピュアで美しいまま、
というのがいっちゃん無難かと。

そう、湯煙りに滲む紅葉の山々、なんてね、
本当はそんな世界、テレビのCMやよく出来た絵葉書の中でしか
見たことも無いくせにねさ。

という訳で、そう、
俺が嘗て知った日本の風景などは、
もうとっくの昔に拭い去られた後。
もうそんな場所はこの世界にはなくなってしまったんだよ。
それはまさに、過ぎ去った時間の中にあるだけで、
つまりはすでに幻想。。

という訳でニューヨークもすでに20年か。

俺のこれまで観てきた、と思っている世界。
パリもカルカッタもイスタンブールもマドリッドもカトマンズも、そしてあの日本の山々も、
すでにあれから20年も経っているのだ。
つまり、すでにすべてがあまりにも遠い昔の風景になってしまっていた訳だ。

そして日本。。。日本か。。

俺のなかの日本を、もう一度探しに行きたくもなったりする秋の朝な訳だ。



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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

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