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ニューヨーク日系村に足りないもの

Posted by 高見鈴虫 on 05.2013 ニューヨーク徒然   0 comments   0 trackback
この21世紀、海外に住んで困ること、というと、実はほとんど無い。

特にこんなニューヨークなんて街に住んでいると、
ほとんど日本に暮しているのと変わらないのでは、と思う。

食品類雑貨類のほとんどすべて「サンライズ」やら「ザイヤ」やらで手に入る。
日本食はもうSUSHIに始まってまさに雨後の筍状態。
ラーメン、ソバ、うどん、の専門店に始まって、
テンプラからたこ焼きからコロッケカレーパンカツどん親子丼鰻どん、
ビアードパパのシュークリームまである。

で、この後に及んで大戸屋なんてのができてしまった日には、
その気になれば毎食日本食でもぜんぜん問題がない。
まあその道を極めた鉄人グルメ的な見地から、おいしいおいしくない、と御託を並べればまあ色々あるのだろうが、
まあしかし、そう、贅沢を言わなければ早々と困ることもない。

服はUNIQLO、テレビではTV-JAPANでNHKのニュースはリアルタイムだし、
新聞雑誌も含めて、日本の情報に困ることもない。
おまけにいまやインターネットの時代。
なんとかYOUTUBEで日本の話題のドラマは全てチェックできる訳で、
下手をすれば日本のTVをそのまま同時配信なんてサービスもあるにはある。

と言う訳で、正直、ここニューヨークに何年住んでいても、まったく不自由がない。
そのお陰というやつか、いつまでたっても英語が上手くならない、というのもあるのだが・・

と言う訳で、そう、俺的に言わせれば、すでに東京もニューヨークもない。

そのうち、世界中のどこにいってもそんな暮らしができるのでは、とも思っている。


IMG_2120.jpg






が、しかしながら、と実は、ひとつだけ、どうしても、ってなことがある。

つまりは、まあ、なんというか、日本の書籍である。

もともと、バカが着く位の活字中毒であった俺は、ちょっとした外出のついでにはついつい古本屋に立ち寄って、平棚の中から100円の文庫本を何冊、とやっていた口なのだが、
そんなこんなで、やはり、このニューヨークにおいても、本だけは手放せない。

確かにここニューヨークにもブックオフがある。
場所もミッドタウンで売り場も3階建てとまずまず。
が、しかし、このブックオフ。
まあはるばる海を渡って来てくれたのだから余計な文句は言いたくないのだが・・はっきりいってろくな本がない。
で、ブックオフに行くたびに、あまりにも面白そうな本が見つからないことから、
もしかし日本の人々とあまりにも決定的にすれ違ってしまったのかな、という裏寂しい気にもなって来る。

が、しかし、そんな時には気を取り直して、5ブロック歩いて紀伊国屋へと向かう。
この紀伊国屋。まさに宝の山。
見渡す限りぴっかぴかに生まれたばかりの新刊本の山。
まさに目にまぶしく、手を触れただけで指が切れそうである。。

と言う訳でこの紀伊国屋、油断すると思わずほいほいと籠に放りこんでしまって、で、レジに並びながら、ふと、重いなあ、これ持って帰るの面倒だな、と気がついて・・・おおっと~!と。
これ、合計金額・・いくら?・・・・まさか、そう、500ドルとかになったりするのである。

日本においては1万2万などまさに羽がついたようにさっささ~と無くなってしまったものだが、その後の長く辛い米国での困窮暮らし。。
無くても死なないものに、まさか500ドル? 。。。。ありえねえ!

で、思わず。。。うーん、と考えて、
で、瞼にあのいたいけな顔をしたブー君の顔がちらちら。。

そんなもの買うぐらいなら、僕にビーフジャーキーとか、ダッチ・チーズとか、買ってくれても良さそうなものなのに・・・な訳である。

と言う訳で、クソッたれ、である。
俺はこの年になっても読みたい本も読めねえのかよ、
な訳である。

と言う訳で、やれやれ、と肩を落としてブライアントパーク。

読みたいなあ・・・でも高いよな・・・と、まるで花占いモード。

で、やれやれ、時間を無駄にしたな。そろそろ帰るか、とIPHONEなど取り出したら、そう、そうなのである。
このインターネット時代!なのである。

つまり、電子書籍なんてのがあるじゃないか、とも思うが、
ふとWEBをブラウズして辿り着くのが、AMAZONさん。
そう、このAMAZONジャパンの中古本のリスト・・・まさに、たれよだれ・・・

が、そう、まあ、送料な訳である。

日本から米国への送料。。しかも、
ちょっと昼飯を喰いながら、ちょいちょい、とチェックしただけで、
なんと50冊。。。。うむむむ。。。この50冊にいちいち送料払っていたら。。

あぁあ、読書の秋、ではないのだが・・日本の本、無性にむさぼり読みたくなるなあ。
これも無いものねだりという奴なのか。

原書、あるいは英訳で読め? そう、そうなんだけどさ。。はいはい。


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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

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