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「ROCKを葬り去る前に その32 ~ 超絶品脂肪燃焼スープ」

Posted by 高見鈴虫 on 16.2014 ROCKを葬り去る前に ~ 大人のダイエット奮戦記   0 comments   0 trackback
火曜日の夜、珍しく仕事がすんなりと終わったのだが、いざ家に帰ってみれば大雨。
レインコートを着せたブー君も、雨に叩かれながらご不満げで、
散歩の途中、15分も歩かないうちから、ちぇ、ボール遊びできねえならもう帰るよ、といきなりUターン。

という訳で早々に家に帰ってくることになったのだが、
ふとすると俺の生活の中で犬の散歩をしなくても良いとなると、いきなりやることがなくなってしまう。

なんか手持ち無沙汰だな、なんて話をかみさんとしてたら、
そう言えば自然史博物館のプラネタリウムのタダ券があったのだが、いってみようか、
という話。

そう、普段は仕事が終わって速攻で帰って夕飯までの間、これでもかというぐらいに犬の散歩。
帰って飯食って一息つく間もなくまた犬の散歩。
帰ってくればもうぐったり状態で、
こんな大雨でも降らない限りは、まさか美術館や博物館なんぞに行ける時間も余裕もまったくない訳だ。

という訳でこの降って湧いたような大雨の恩恵に与って、
自然史博物館の巨大プラネタリウムに映し出される宇宙の謎、なんてものを大堪能。
がしかし。。。

正直、なんか俺、宇宙ってあんまり興味がないような。。。
餓鬼の頃から実は隠れ図鑑小僧で、動物の名前から昆虫の名前から、と知らないものはないぐらいのこまっしゃくれた小僧だっわけだが、こと天体ネタ、となると一切に興味がなかった。
つまり、なんというか、そう、動物、つまりは地球が好きだったわけで、
それは今もまったく変わっていない。

人類が月や火星に移住するような時代になったとしても、
俺は多分、この地球ローカルで犬の散歩をしていると思う。

がしかし、プラネタリウム一面に映し出されるそのド迫力映像。
まさに堪能した訳だ。

そんな訳で、火曜日からなんとなく満ち足りた気分。
やっぱお出かけ良いよな、と大雨にも関わらず妙にゴキゲンで、
そんなちょっとした気の緩みから、どうせなら帰りがけに夕飯でも、なんて話になってしまった訳だ。

よーし、今日はちょっと早いが勝手にチート・デイ!

で、どうせ掟破りをするなら、とことん美味しいものを食べようぜ、ってなことでいきなりやる気満々。
という訳で、どうせならどうせなら、一番食べたいものを、と考えた結果、
やはり一番食べたいのは・・・まさしくピザ!

そしてNYCで一番美味しいピザ、と言えば、そう、それは知る人ぞ知る、BODRUM、なわけである。

という訳でこのBODRUM。

去年オープンしたばかりのトルコ料理のレストランである。

以前、マレーヒルに住んでいた頃によく行っていた純正トルコ料理の「アリババ」と違って、
このアッパーウエストサイドのBODRUMは、お土地柄もあってか、まさにNYC風にアレンジした現代風トルコ料理。
つまり、塩分控えめ、ながら、その微妙な味のバランスはまさに天下一と言ったところ。
がしかし、その値段はと言えば実に庶民的。
この味でこの値段、まさに大破格に近い。

そんな訳で、普段は予約無しでは絶対に座れない訳なのだが、
こんな大雨の夜、しかも火曜の夜の10時過ぎ。
予想通りバーの隅の二席に潜り込むことができた。

で改めてこのBODRUM。
なにが美味しいと言って、実はそのパンである。
いつも焼きたて熱々のトルコパンがテーブルを回って来るわけで、
ダイエットの前の頃は、まさに2回も3回もお替りをしてはパンだけで腹いっぱい。
まさに幸せ一杯であった訳だ。

がしかし、このパン。まさに炭水化物。つまりは天敵な訳で、
がしかし、このBODRUMに来てこの絶品パンを食わない手は無いわけで・・・

という訳で、今日もすっかりチート・デイ。
どうせなら、という訳で思わず前菜の地中海サラダと一緒に山のように頂いた訳なのだが、
そのモチモチ感、と言い、ほんのりと香る甘さと言い・・・うーん、美味しい!美味しすぎる。

そしてこの店。
実は隠れた絶品はと言えばそれがPIZZA。
実はピザの発祥の地はトルコである、ということをトルコ人は事あるごとに強調するのだが、
つまりそのピザの原型となったラマジュン。トルコ料理では前菜扱いで出てくる訳なのだが、
このBODRUMに置いてはピザはピザ。しっかりとNYCスタイルの薄い生地にチーズたっぷり系。
であるのだが、このBODRUMのピザ、なんというかもう、頭に超がいくつ付けても足りないぐらいの絶品ピザ。

一見して薄味。
普通の安いピザに慣れた奴だと、なんだよこのピザ、味がしねえな、とどうしようもないことを言うのだが、
この薄味のピザ、食べているうちにその奥に秘められた味の層が、打ち寄せる波のように次から次へと広がっては消えて行く訳で、
思わず、うううううううん、美味い、と立ち上がって叫びそうになるぐらいに美味い。

という訳で、今回頼んだのはマッシュルームピザ。
薄い生地の上にワイルドマッシュルームのスライスが乗っているだけなのだが、
なんだなんだ、なんなんだこのピザわ!と目をぱちくりするほどに美味い。
しかもこのダイエット中の身。
つまりは炭水化物にもチーズにも飢え切っていたわけで、
その味覚がまさに研ぎ澄まされている訳だ。
そんなところにこの天下絶品のピザである。
思わず卒倒しそうになぐらいに美味しかった。

そんなこんなで幸せ一杯の帰り道。
ああこれでまた一週間分の後戻りか、とは思いながら、
そう、どうせ〆切りのないダイエットである。
こうして一進一退を繰り返しながら、たまには美味しいものを食べて、そしてまた脂肪燃焼スープ生活、
でも別に良いじゃないか、とも思う訳で、
そう、このBODRUM級に美味しい店なら、それぐらいのことは十分にペイしている、とも思う。

という訳で改めて脂肪燃焼スープである。

最近ではもう最初のレシピからかなり逸脱。

玉ねぎとキャベツ、という大前提は守りながら、
もうトマトもセロリもチキンブイヨンもはしょってしまっている。

その代わりに、ベーコン、なんてものを入れてしまった日には、
まさに、玉ねぎキャベツのベーコン入りスープ。
こうなると、普通の意味でただたんにとても美味しいスープ。

で、そう、BODRUMで食べたマッシュルーム・ピザがあんまり美味しかったもので、
翌日の脂肪燃焼にはたっぷりとマッシュルームを加えてみた訳なのだが、
はてさて、とそこで思い至ったのは、あのBODRUMのマッシュルーム・ピザ。
あのなんとも言えず身悶えするぐらいの美味しさのあの隠し味はなんであったのかな、
と考え続けていたその答えが、いきなりふと閃いた訳である。

もしかして・・あの絶妙の香りの正体とは、まさにトリュフではなかったのか?

という訳でかみさんに、トリュフオイルを買ってきてくれないか、と言ってみたところ、
オイルはないけど、お塩ならあるけど、という話。

え?うちにトリュフのお塩なんかあったっけ?と聞けば、
あれ、今までにもよく使ってたけど。。とかみさんの苦笑い。

つまりそう、ダイエット前の俺。
ブタでさえ眉を顰めそうなぐらいの超大食い。
つまり、そんな隠し味、なんてものにいちいち気づかないぐらいに、ガツガツと飯をがっついていただけ、
というところなのだろう。

という訳で、ダイエットによって異様に味覚・嗅覚の敏感になっている俺。

出来たてのマッシュルーム入り脂肪燃焼スープに、
このトリュフ・ソルト、なるものをちょいちょいと振ってみれば・・・・・

じぇじぇじぇ~、である。

まさに、このスープ、まじでとんでもなく美味しい!と思わず立ち上がって身悶え、するぐらいに美味しい。
これ、下手をするとただの高級料理やんけえ。。

なんとも、とんでもないダイエットもあったものである。

トリュフ入りの絶品料理でダイエット?ありえねえ。

ここまで自分を甘やかしても許されるものだろうか、と思いながら、
トリュフの香りに包まれた脂肪燃焼スープ、思わずお替りを繰り返してしまう訳である。

いやあ、俺も良い身分になったものな、としみじみ感じ入ってしまった。












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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

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無断丸々転載・そのまま転写はご勘弁ちょんまげ

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