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NEW YEAR NEW YORK! 2014年のニューヨークはシベリア日和

Posted by 高見鈴虫 on 07.2014 ニューヨーク徒然   0 comments   0 trackback
明けまして2014年。
今年は歳明け早々から大吹雪。
それが終わっていきなり春のようなぽかぽか陽気、
かと思えば次にきたのは極限のシベリア日和。
IPHONEの気温を見ればなんとマイナス15度!!

さしものブー君、この無敵のお散歩魔王でさえ、
アパートの玄関を出たとたん・・・むむむむ、と首を傾げて、
やばい、帰ろう、とそのまま回れ右。
あ、でも、おしっことかうんちとかして貰わないと会社行けないんですが、
とやれば、ちぇっ、しょうがねえなあ、とばかりに
アパートの前の舗道に出て、ちょーっと長い長いおしっこ。
で、ぶるぶる、と身体を震わせて、
はいはい終わった終わった、とそのまま逆戻り。
凍りついた舗道の上で足をぴょこたんぴょこたんといかにも冷たそう。
これを見てさすがに、今年の冬は寒い!と気がつくことになったのだが、
そんな中、いきなり吹き込む氷りの竜巻。
飛び込んで来たサイベリアンハスキーのワイリー。
もう身体中からハッピー光線びしばしでアパートのロビーを飛び回っている。
で飼い主のビリーさん、
まさにエベレスト山頂から帰ってきました、というぐらいに、
全身がうっすらと氷りに覆われ、髭からは真っ白なツララがいくつも垂れているではないか。
うへえ、どこ行ってきたの?と聞けば
もう朝も早くからセントラルパークだリバーサイドだと連れ回されて・・まじ殺されてしまう。。
とへなへなとそのままロビーのソファに崩れ落ちる。
で、ワイリーは、と見れば、まさに元気一杯!
いきなり飛びついて来て顔中を舐め舐め。
見れば身体中に氷の粒をぶら下げている。
この天気でもやっぱりワイリーは大丈夫なの?
ノオオオオ・プロブレム!だそうである。
まったく問題なし。寒くなればなるほど喜び勇んでそこら中を駆け回っているそうで、
そのうち馬の代わりに馬車でも引っ張りはじめそうな勢いだそうで。
さすがはサイベリアン・ハスキー。
南極北極お構いなしに元気一杯である。

としたところ、いきなり飛び込んで来た熊、じゃなくてセントバーナードのロージー。
ひゃっほー!とばかりに飛び掛って来るが全身まさに雪と氷の塊。
で、飼い主のブレンダさん。
ビリーさんの隣りにどさりと倒れこんで、寒かった~、死ぬかと思った・・と声まで震えている。
そんな気も知らずにいきなり始まるワイリーとロージーの行け行けダンス。
あのなあ、、と呆れて眺める凍死寸前の飼い主二人。

としたところ飼い主二人に抱えられたピットブルのジャック。
道の途中で動けない、ってしゃがみ込んじゃって、ここまで抱えて来たそうで重たいのなんの。。
見るからに気の毒そうに身体中をブルブルと震わせているジャック。
やれ心臓マッサージだ、水を飲ませろ、とまさに遭難者そのもの。
で続いて飛び込んで来たマリアンさんはダウンジャケットの首元からパピヨンの  を覗かせて
顔中が真っ赤っか。
駄目だった。がんばって公園まで連れてったんだけど、
下に降ろすどころか顔さえも出したがらなった、そうである。

まったくやれやれである。

そんな大騒ぎをちとーっと醒めた目で眺めていたブー君、
なにを間違えたかいきなりボールだ!とやり始めたかと思えば、
元気復活したピットブルのジャックと共に
カーペットの上をドッグラン代わりに飛び跳ね初めて大騒ぎ。

と言う訳でアパートのロビーは俄かに遭難者の避難キャンプと化し、
呆けた顔の飼い主達はそんな犬たちの狂乱をただ呆然と眺めている訳である。


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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

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