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道を極めたキワモノたちの祭典

Posted by 高見鈴虫 on 22.2014 日々之戯言(ヒビノタワゴト)   0 comments   0 trackback
という訳でこのたびのロシアでのオリンピック。

事前からテロだ、ピンはね工事だ、と暗い話題ばかりが先行し、
ふたを開けてみれば観客席を見ればどの競技もがらがら。

つまり、疑わしきは罰せず、のそのまったく逆。
テロを警戒するあまり、疑わしきもそうでないひとびとも、
いっさいがっさい誰も入場させなかったということだろう。

つくづくこのロシアという国はどうしようもない国だ、
ということを世界中に印象付けた訳で、
歴史的に観ても、
あまりにも恐怖政治に蹂躙される時代が長すぎたものだから、
いつのまにか国民の感覚もすっかり麻痺してしまって、
恐怖政治以外の世界が物足りなくなってしまったどマゾの人々なのだろうな、
と思ってしまったりもした。

がしかし、その開催国がどんな国であれ、選手たちにはそんなこと関係ない。
あるいは、関係があるべきではない。

この四年の間、人生の全てを犠牲にして生きてきた選手たちである。

そしてオリンピックとは世界中からそんな奴ら、
つまりは自分と同じようにこの日のために全てを犠牲にして生きてきた人々が
まさに大集合する訳で、そんな世界中からの似たり寄ったりのキワモノ揃い。
そんな集まりがうれしくない筈がないであろう。

国籍や言語や肌の色なんかよりも、
そういう互いの生き様への共通性のほうがずっとずっと親和感を持ちえるもの、
そうあるべきもの、と思う。

森が韓国がプーチンが、あるいはJOC会長の白痴息子がなにをいおうと、
道を極めようとする人々に尊敬の念を払わずしてなにが人間ぞ。
そんな人々の繰り広げるまさにキワモノ中のキワモノの姿を、
凡人どもは何も判らないままにただただご拝見させていただく訳なのだが、
そんなキワモノの皆様のなされることに、
素人がなんのかんのと口を挟むべきではないだろう、と思う訳だ。

改めていう。

メダルが尊いのではない。
ましてや、国旗が尊いわけでもなんでもない。
つまりはそうやって費やした己の人生こそが、尊いのだ。
そうやって道を極めてきたキワモノたちの姿こそが尊いのだ。


国の威光のためにやら、
国費を使ってメダルを取らなければ国賊だ、やら、
本末転倒も甚だしい。

少なくとも、
道を極めたことのないもの。
極めようとしたことさえないものが、
横から黄色いくちばしを挟むのことだけは慎むべき、
と思った次第。


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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

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