Loading…

伝説の大親分の孫

Posted by 高見鈴虫 on 20.2014 日々之戯言(ヒビノタワゴト)   0 comments   0 trackback
ジョージ・W・ブッシュの映画を観ていて、

そう言えば友人に、
その道、つまりは日本の純粋右翼の間でまさに伝説的な偉人とされた
歴史的な大親分のその孫、というのが居て、

そいつのガキの頃の話ってのをちょっと思い出した。

大親分の孫ってなことで、そいつがいかにもその筋の人かっていうとぜんぜんそんなことなくて、
そいつはまさに、超がつくぐらいに天真爛漫な、芸術家兼ハードロックお宅。

このあまりにも天真爛漫な伝説の大親分の孫、

果たしてどれだけ天真爛漫であるか、と言えば、

怪しいカラオケ屋で馬鹿騒ぎをする金バッチの筋ものの集団に、

ねえ、おじさんたち、ちょっとうるさいよ。もっと静かに飲もうよね、

などとあっけらかんと言い放ってしまう、というぐらいに天真爛漫な訳で、
ここまで来るとその天真爛漫さも、さすがに気味が悪い。

で、いったいどういう人格形成の過程を経てきたわけ?

と聞けば、

ははは、やだなあ、俺ってそんなにおかしいかなあ、と笑うばかり。

で、なんでお前、どうせならもっと伝説の大親分の孫らしくしねえの?

と聞いてみれば、だって、そんな必要ぜんぜんなかったんだもん、とカラカラと笑う。

つまり、生まれてこの方、怖い思いをしたことが一度もない、そうなのである。

まあ物心ついた時から、町中の人たちから特別扱いされていたのは知ってたんだけどさ。

どこにいっても、なにをやっても、まったくお咎めなし、であった、とのこと。


お店に行ってお金を払わなくてはいけない、ということさえも知らなかったぐらいで。。。


つまり、スーパーの品はそのまま食い放題。

ラーメン屋のカウンターに座れば、なにも言わないうちからチャーシュー麺と餃子が並び、
すし屋に行けば、みるみるうちにずらりと色とりどりのネタが満開。
学校でも先生から怒られた記憶もなく、
ましてや不良に苛められた、なんて、まさかまさか。

みんな、土下座こそしなかったけど、まさに奴隷というか下僕のように優しくしてくれて、
つまり、世の中ってそういうもんなんだろう、と思って育ってしまった、とのこと。

小学校の友達を引き連れて、いつものようにスーパーに行って、
さあ、好きなもの食えよ、とやった時にはさすがに店長が、
まさに身体中汗だくになりながら、それだけは勘弁してください、と、
子供たちの前で土下座をしたのだそうだが、
いったいなにを謝っているのか、さっぱりと判らなかったらしい。


という訳で、金に困ったことなし。先生に怒られたことなし。
初めての女は小学校四年の時で、それ以来、やりたくなったらすぐにできる、
ということも当然、と認識していたらしい。

だって、うちの兄弟、みんなそうだったし。。

という訳で、なんと彼は、高校を卒業するまでそんな感じで育ってしまい、

さすがに、こんなことじゃいけない、多分、世間ってやっぱりちょっと違うに決まっている、
と思った彼は、いきなり単身東京に出てきたのが運の尽き。

そのあまりの面白さに、思わず血の轍をかなぐり捨てて行方をくらまし、
いまや別人として清貧の芸術家としての人生を辿り初めてしまった訳なのだが。。

そんな彼のお言葉、いやあ、でもさあ、貧乏ってほんとうに楽しいよね、なわけで、
つまりはまあ、そう、やっぱりそういう人、つまりは生まれながらの天上人、なわけなのである。


という訳で、このジョージ・W・ブッシュの、あのあまりに天真爛漫な無法者ぶりとは、
つまりは、この伝説の大親分の孫、と同じようなところで生きていたからなんだろうな、
と思った訳だ。


とふと思えば、

そう言えば、あのWに似たキャラの最近の日本の方々。。。。

れいの安倍ちゃん、やら、あそー、やらとか、その取り巻き連中から、

つまりみんな、そんなところで育ってきた天真爛漫なひとたち、なのではないのかな、と思った次第。


だって。。。おれ、怒られたことないんだもん、なにが良くてなにが悪いかなんて。。判らないよ。。。

そういう輩たちが舵取りをする国。。。さすがにちょっと背筋がぞっとした訳だ。


  • password
  • 管理者にだけ表示を許可する

trackbackURL:http://shumatsuwotohnisugit.blog.fc2.com/tb.php/1964-4376a465

プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

©終末を疾うに過ぎて...
無断丸々転載・そのまま転写はご勘弁ちょんまげ

月別アーカイブ

検索フォーム