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「この冬のフル装備」

Posted by 高見鈴虫 on 14.2014 犬の事情   0 comments   0 trackback

連日に渡る南極日和のニューヨーク。
がしかし、たとえどんな天候であろうと、どんな事情があろうと、犬の散歩だけは避けて通れない。

降り積もった雪がガチガチに凍りつき下手をすれば滑って転んだまま階段の下まで人間ボブスレー。
一面に流氷の河から吹き荒ぶ突風はまさに肌をやすりでこするようにガリガリと擦り上げ今にも血が滲むようだ。

そんな犬の飼い主たち、犬の散歩時にはまさにサバイバル装備である。

まずは帽子。これは絶対に欠かせない。
俺は生来の敏感肌で、市販の帽子だとすぐに肌荒れを起こすことから、今年は奮発してメリノウールの帽子を購入。これがえらく助かった。

そして雪靴。俺は北限プラットフォーム労働者用のカナダBAFFIN社製のWORKBOOTSを着用。
これさえあれば例え氷結した坂道でも滑ることもなく、雪の中に何時間立っていようとも大丈夫。

そして肌着にはUNIQLOのAIR。その上から長袖のHEATTECHを二枚重ね着。
その上からUNIQLOの裏地にフリースのついたスエットフード。
そしてその上から、EBAYで買った金色のSPEAWAKのN2Bシュノーケル。

ずぼんには、フリースのトレパンの上からGAPで特売だったナイロン製ぽけっと一杯のカーゴパンツ。

まさに南極探検隊、あるいは、そう、まさに、筋金入りのホームレス、そのもの。

しばらく愛用していたカナダグース・ダウンのロングコートはやはり足回りの機動性が悪くて長い散歩には向かないことが判明。
及び、昨年まで愛用していたSPEAWAKの冷凍庫作業員用のジャンパーは、フードが小さいのと重くて肩が凝る。
SPEAWAKのN3Bは仕事に着て行く奴なので犬の散歩でうんことかをつけられたくないし。。

と言う訳で、これがこの冬のフル装備。
これで零下10度ぐらいまでは行けるのだが。。気温が零下15度を過ぎるとスエット及びN2Bシュノーケルのフードを被って、
ジッパーを一番上まであげてまさに潜望鏡状態。

コヨーテの毛皮のワフの穴の中から、恐る恐る世の中を見回して、とかなり危ない様相で、下手をすると車に轢かれかねないのだが、そこまで寒くなると舗道は完全にスケートリンク状態で、道行く人どころか車さえも走ることはまれ。まさに街中が南極北極状態な訳である。

ちゅうわけで、いやはやの冬である。

がしかし、、そんな中でもひゃっほーと走り回っている犬たち。。こやつらの生命力たるや、まさにタジタジどころか尊敬に値する訳で。

犬は凄い!と改めて頭が下がる思いだ。



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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

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