Loading…

いじめ産業

Posted by 高見鈴虫 on 12.2014 日々之戯言(ヒビノタワゴト)   0 comments   0 trackback

例のSTAP細胞騒動ではないが、
日本中を狂気のように「いじめ産業」が蔓延しているようだ。。

誰もが気づいているだろう。
これはいじめだ。魔女狩りという言葉もあるが、魔女狩りというとどこか仰々しい。
これはただたんに、いじめだ。そしてそれを煽っているのは、そんないじめで金を儲けようとするいじめ商法、つまりはマスゴミである。
マスゴミが人々の狂気を煽ってはいじめを囃し立て、日本中が嬉々として踊らせている。

つまりこれは、あきらかな大衆扇動なのだろう。

しかしその目的は政治ではない。つまりは、金だ。
金が儲かれば、正義や、常識などどうでもよい、という、恐ろしく民意の低い連中のしかける、
まさに、大衆扇動、つまりは、騒動士たちの狂騒である。



誰もが誰かをいじめたくてうずうずしている。
どこから持ってきたのか正義の旗印を免罪符に、どこかの誰かを、徹底的にいじめ抜く。

そして誰かが、その欲望に油を注いで金を設ける。

今回のこの騒動。

俺はなにも、小保方という若い科学者が、良いの悪いのと言うつもりはない。

美人というが、俺はそうは思わない。
そうは思わない若い研究者が、美人美人と囃し立てられているのを見て、
バカかこいつら、とは思っていた。その報道の仕方に毎度ながらちょっと苛立ちを覚えもした。

だが、科学にはまったく知識のない俺も、彼女の発表したSTAP細胞なるものがもし本当だとしたら、
それはそれでとてもよろしいものだ、ぐらいのことは理解できた。

彼女が美人であろうがなかろうが、そういう素晴らしい物を人類が発見した、というニュースは悪い訳がない。
俺が苛立ったのはその報道姿勢に、である。

ニホンジンの、若い、美人の、科学者が、世界を、揺るがす、大発明を、した。

すべてのキーワード、その看板にわざとらしいヤラセの匂い、つまり出来レースの匂いがした。

がしかし、俺はアメリカ人である。その日本語の文法を敢えて逆さに読む。

つまり、まずは大発見が先。そして、誰が、その誰が、どうで、どうだ。
つまり、枝葉は後だ。どうでもよい。

へえ、よく判らないが凄いじゃないか。日本の若い奴らもなかなかやるものだな。これで世の中がもっともっと良くなってくれればよいな。

がしかし、そんな大発明をした偉大な科学者の、その枝葉ばかりに注目を集めさせようとするマスゴミの姿勢、美人だの若いのだ、との俄かアイドル扱いに、ことの本質、つまりその発明の可能性について、つまり俺の一番知りたかったことはまさに最後の最後、あるいは欄外。まったく日本のマスゴミはどこまで読者を馬鹿にしているのだろう、と辟易し、そして嫌な予感がしていた。

それがしばらく日本のニュースから遠ざかっている間に、いきなりの豹変である。

あの美人で若い科学者の言ったことはすべて嘘だった。どうしようもない魔女だ。血祭りに上げてやれ。

馬鹿か。血祭りにあげられるのはお前らマスゴミであり、それに踊らされたバカな民衆の方だろうが。
少しは恥を知れ、と自重でもしているのかと思えば、いまやその科学者はすっかり民衆の敵、扱いである。

いや、だから、と思う。

間違いがあったのならその間違いを正して、みんなでそのSTAP細胞とやらの解明を急ごうじゃないか、と誰も考えていないのか?

どこの世界にも競争はある。

これまで三十年間、独房のような研究所に篭もり続けて、日の当たることのなかった研究者たちを、いきなりそんな華やかなお嬢様が出し抜いた、とあれば、それなりの嫉妬を感じるだろうことも理解はできる。

そんな人々が、実は彼女の論文に不備があった、と知れば、まるで鬼の首を取ったような気にもなるだろう、

がしかし、その根本にあるのは嫉妬だ。そして嫉妬は恥だ。それもいい男が嫉妬を気取られることほど男を下げるものはない

なんと醜悪な奴らだ、と誰もが思うだろう。

おいおい、日本の科学者ってのはみんなこんなのかよ。
ちょっとまともな奴らが、片っ端から海外の研究所に引っこ抜かれてちまうのも判るよな、とも思った。

つまりこれは、いじめである。明らかないじめである。

体育界のいじめ問題。
その無益な根性主義が、若い才能を片っ端からぶっ壊していしまっている、とつい最近話題になったばかりではないか。

そんな根性主義に子どもたちが付き合わなくなったのは、子どもたちに根性がなくなったというよりは、その根性主義が実は間違っている、という正しい情報を得ているからだろう。

間違えた上司、あるいは無能な指導者から、どう考えても納得出来ないことを押し付けられることほど無力感を感じることはない。

自分を含めて、自分の属する世界の底が開けてしまう。所詮、俺はこの程度か。。。

つまりはこの日本すべてを狂騒させるSTAP騒動も、騒いでいるバカどもは差し置いて、まじめに自身の将来を考えている若者たちは、つくづくこんな国に見切りを付けてしまう筈だろう。

事実、俺はそんな狂騒を外から眺めながら、ああ、日本という国を出て本当に良かった、と思っているのだから。

その次から次へと繰り返されるいじめ狂騒。

最近の日本のマスゴミの扱うニュースのほとんどがこのいじめ狂騒を目的としては、新たなる標的、つまりは飯の種を探しまわっている姿勢がみえみえだ。

そんなエンドレスの魔女狩りにいちいちああだこうだと目くじらを立てている人々。

つまりこれは、立派な産業、つまり銭設け。いじめ産業。日本中をいじめ産業が蔓延しているのだ。

それに本気で踊らされている奴はまあ知恵足らずなのだから仕方がないのだろうが、そんな知恵足らずに標的を合わせ、そしてそんな知恵足らずばかりを大量生産、大量洗脳しようとするその姿勢。こいつら本気で国を滅ぼすつもりか。日本のマスゴミこそが国賊だ、などと偉そうなことを言うつもりはないが、明らかに不快である。

誰もがわかっているだろう。

この若い研究者が食らっているこのいじめの、まったく同じパターンがそこら中の会社で見て取ることができる筈だ。

やる気と情熱と才気にあふれた若手が、老害たちにいじめ抜かれ、その成果をかすめ取られていく。

がしかし、若手だってもう馬鹿じゃない。

そういう「けじめ」やら「指導」にはいはい、と応えながら、その教育の根底が、醜悪な嫉妬と強欲から来ていることを知り抜いている筈だ。

そうやって、仕事を干され、売上をネコババされるやり手営業マン、あるいは技術者、あるいは中間管理職。

そしてそういうまだ仕事に情熱を感じている人々を、合理化、やら、リストラやらを理由に、一切合切を血祭りに上げていった会社という組織。

そしてそんな合理化やらリストラやらを始めた会社が、そういう会社の方針にうまく迎合した首切り人たちが、会社中をシロアリのように食い荒らし、そしてその後、なにが起こったか、いまとなっては誰もがその目で見ている筈だ。

こいつらにはまだ判らないのか、と思う。
これはいじめだ。日本中をいじめが食い荒らし、その狂騒の中で、本当にすぐれた奴はすべてさっさと逃げ去ってしまう。

そこかしこの会社で起こっているその自体が、日本中でも巻き起こっている訳で、そんな異常な状況に巻き込まれている人々が、そうとは知らずに、会社で起こっていることそのままに、日本中がこの才能と情熱に溢れた科学者を血祭りにあげているのだろう。

まあどこの世界にも狂騒があり、そして派閥があり、政治がある。

それは判る。それは判るが、果たしてあんたらはそれを良いものと捉えているのか?

朝晩の通勤ラッシュと同じ、必要悪と見てあきらめているのではないか?

その必要悪を諦められない、あるいは、無駄だ、と思った連中は、そんな必要悪の中にはまりきった、その必要悪に甘えきった社会は見限る。
あるいは、見限れ、と思う。

外から見れば、日本などただのコップ。そしてこの狂騒もコップの中の嵐。つまりはキャビン・フィーバーだ。

キャビン・フィーバーを外から眺めることほど、バカバカしくも、情けなく思うことはない。

このいじめ商法、もうやめろ、と改めて思う。

すべてがすべて、誰もが頭脳明晰冷静沈着理論整然質実剛健になってはつまらないし、
人間というものがそうそうとそんな明るい看板ばかりを背負っては生きられないことも知っている。

ただ俺は、そんな狂騒の中に、正義の免罪符を持ち込む姿勢をやめろ、と言ってるのだ。

お金のために、若く才能あふれる科学者を血祭りにあげています。私達はいじめを煽ってでしか収益を得ることができないからです。

マスゴミを自称するマスゴミが、自らをゴミ、と本気で思って自己補正を始めた時に、この国の本当の崩壊が始まる、とは常々思ってはいるのだが。

という訳で、結論?

ばか決まってるだろ。そんな馬鹿なところさっさと逃げ出して、早く世界に羽ばたけ。それだけだ。


  • password
  • 管理者にだけ表示を許可する

trackbackURL:http://shumatsuwotohnisugit.blog.fc2.com/tb.php/2011-a9ab1f3c

プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

©終末を疾うに過ぎて...
無断丸々転載・そのまま転写はご勘弁ちょんまげ

月別アーカイブ

検索フォーム