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人類と犬との共存の始まりは

Posted by 高見鈴虫 on 16.2014 犬の事情   0 comments   0 trackback
犬と人間との共存がどのようにして始まったか、という仮説を見る度に、
え?なんで?と首を傾げてしまう。



IMG_6375.jpg


狩りのパートナーとして、とか言う説が有力らしいが、
そういうことを書く人って、なぜ自分自身で原始人生活をやってみる、
という行動を実際にとってみないのかな。

狩りとかなんとか言う前に、大自然の暗闇の中で一人で寝たことのある人なら誰もが知っている筈。

つまり、自然界に暮らすものにとって、夜の闇とはまさしく恐怖そのもの、な筈である。

いつどこからなにが襲ってくるかも判らないその漆黒の闇の底。
ちょろちょろと便りなく燃える薪の灯りだけが唯一の救いである。

そう、人間は夜目が効かない。

原始人は現代人に比べてまだちょっとはマシだったかもしれないが、やはり他の動物に比べてはその能力は極端に劣った筈だ。

そして聴覚。
人間は彼方から外敵が忍び寄る物音を聞き取ることができない。もしも寝ている間に外敵が忍び寄って来ても、鼻先をペロリと舐められるまでなにも気づかないであろう。

そして嗅覚。
まさに人間の嗅覚はないにも等しい。人間のコミュニケーションの中に嗅覚に関するものがなにひとつとしてないのもその確たる証拠だ。

人類のその種としての存在は、自然界の中にあってはあまりにも頼りない。

武器というものが無ければ、人類はまさに裸同然。なにひとつとして自身を守るものを持たない、まったくの無防備、まさに最弱の存在であった筈だ。

そんな人類は、武器を手にすることによって始めて自然界にその存在を示す。

そしてその武器を進化させるとこにより、自然界の頂点へと上りつめて行く訳であるが、人類は武器を見出したその優れた頭脳を保つために、睡眠を必要とする。

その睡眠の時間こそが、人類が再び無防備最弱の本来の姿に戻ってしまう瞬間である。

人類がその睡眠時間においていかに安全な状態を確保できるか、それこそがまさに死活問題であったことは安易に想像がつく。


と言う訳でそこに登場するのが、我らが最高の友、つまりは「犬」の存在である。

夜寝ている時に、犬が隣りに寝ていてくれるととても温かい。

一人寝の不安や孤独からも癒してくれるし、そして、そう、

最も頼りになるのは犬のその優れた番犬能力である。

外敵の気配をいち早く察しては突如として飛び起き、オンオン、曲者!クセモノだ!、と騒ぎ立てては異変を知らせてくれる訳で、夜の闇に怯えて眠る人類にとって、これほどありがたい存在はいない。

犬が外敵の接近を事前に知らせてくれるとすれば、人間はその得意の武器をもって外敵の来襲に備えることができるわけで、その一瞬の差こそが生死を分ける死活問題となるわけだ。

これこそが犬と人間が共存した第一の理由。

つまりは、人類は犬と暮らして始めて安眠を手に入れることができた、

と考えているのだがどうだろうか。


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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾歳月
世界放浪の果てにいまは紐育在住
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

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