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「間違えだらけの子犬の選び」

Posted by 高見鈴虫 on 23.2014 犬の事情   0 comments   0 trackback
某盲導犬のトレーナーのお話では、子犬を選ぶときには必ず一番おとなしい子、を選ぶそうである。

人の姿を見ていの一番に駆け寄って来ては、まわりの兄弟を踏み台にして真っ先に膝の上によじ登ってくる、というタイプはまさに「最悪」らしい。


(2009-01-01)NewYear with Butch042


そういう元気すぎる子を選ぶとね、その先、本当の本当に苦労するから。

と言う訳で・・・・思わず絶句である。

(2009-01-01)NewYear with Butch114




なぜならば我が家の犬こそまさにその「駄目子犬」の典型的な例。しかもドがいくつも並ぶぐらいの超ド級の駄目子犬であった。


(2009-01-01)NewYear with Butch040



兄弟の中ではダントツで元気があって、身体も大きく、俺の姿を見た途端、よじ登るどころかいきなり飛び込んで来て顔中を嘗め回し。

他の兄弟の事はただの遊び道具としか思っていなかった風で、蹴散らすは噛みつくは振り回すはで大変な騒ぎ。

レスキューシェルターでもこれだけエナジリックな子は見たことがない、っていうぐらいのまさに超ド級のやんちゃ小僧であった訳で、

つまり、そう、盲導犬には最も向かないタイプ、という奴であったらしい。


(2009-01-01)NewYear with Butch119


そして結果として、そう、確かに、これでもか、というぐらいに苦労させられた。

(2009-01-01)NewYear with Butch020



がしかし、と俺は改めて言う。

そんなやんちゃ者だったからここまで愛せたのだ。
苦労をさせられればさせられる程に愛が募るもので、
この犬によって、ありとあらゆるものが破壊された結果、
物という物にはいっさい執着がなくなった。

(2009-01-01)NewYear with Butch107



と言う訳で、子犬の選び方?

決まってるだろ、一番気の合うやつにすること、それに限る。

こいつとだったらどんな苦労も厭わない、と思える者を選ぶことじゃないのかな。

ちなみに、俺がこいつを選んだ本当の理由は、その「視線」であったかもしれない。

物怖じもせずにじっと見つめるその目。

まるで瞳の奥まで突き刺さるようなその直線的な視線を見て、
こいつは気が強くてそして頭が良い。こいつとならきっとうまくやっていける筈だ、と思った訳だ。

ちなみにそう言えば、うちのかみさんと出会った時にもそんなことを思っていたような気もするのだが・・


(2009-01-01)NewYear with Butch048


と言う訳で、我が家の駄犬との付き合いもかれこれ5年半になる。

いまだに苦労は絶えないが、後悔などはこれっぽっちもない。


仕事から帰ってドアを開けたとたんに元気な顔を見ると、それだけでもう胸が一杯。神様に感謝を捧げたくなる。

と言う訳で、目的があって労働犬・使役犬を育てて商売をしよう、という気がないのであれば、
とりあえず、自分の目でしっかりと見てみて、そして気の合う犬、を選ぶ、
というのが最も妥当なのではないのかな、と思うのですがどうでしょうか。


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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾歳月
世界放浪の果てにいまは紐育在住
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

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