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「絶対犬種・ラブラドゥードゥルの登場」

Posted by 高見鈴虫 on 23.2014 犬の事情   0 comments   0 trackback

このニューヨークという極限的なコスモポリタンな場所に置いて、
もっとも適した犬種は、と考えうる限り、やはりもう、ラブラドゥードゥル以上のものはありえないのではないか、と思う。






このラブラドゥードゥル。
ラブラドルと、プードルという、ファミリードッグのチャンピオン二種のその掛け合わせ。

知人の飼っているラブラドゥードゥルは、ゴールデン・リトリバーとプードルのMIXで、ゴールデン・ドゥードゥルというらしいのだが、もうこれがまさに完璧である。

ぬいぐるみのようなふさふさな金髪はしかし抜けない。
性格も優しく、頭も飛び切り良くて、躾がしやすく、なによりも子供を可愛がる。

こんな夢のような犬種。

元はと言えばかの米国大統領・バラック・オバマンの選んだ犬という訳で、俄かにアメリカでもブームが続いている。

と、そう、問題なのはこのブームである。

クリスマスからその後、実はこのブームに乗って一儲けを企んだパピーミルで量産された子犬たちがプレゼント・ギフトとして贈られ、そして、可愛いのは可愛いんだけど、やっぱり世話するのは無理、とばかりに、次から次へとシェルターに送り込まれてくる、という話。

ひところのチワワ、そしてミニチュア・ダックス、ジャックラッセルから、シバから、と、映画やらなにやらで話題になったとたん、レスキューシェルターはその犬種ばかりで一杯になってしまうそうなのである。

まあね、でもまあこの犬種なら躾の問題も無いし、回転も速いからまだいいんだけどさ、という話なのだが・・・

と言う訳で、朝のセントラルパークがいつのまにかこのラブラドゥードゥルばかりである。
それもほとんどがレスキュー・ドッグ。

そんなぬいぐるみみたいなのがいきなり俺の足元に飛びついて来て、遊んで遊んでとじゃれ始める訳で、これはこれは、と思わず身体中がとろけそうである。

それに引き換え・・と振り向けば我駄犬。

泥だらけのボールを咥えた見るからに物騒な猛犬顔。

縫いぐるみどころか、子供になんかおっかなくて近寄らせることさえもできない。

我ながらなんでこんな駄犬をレスキューしてしまったのか。

と思ったとたんに、なんだよ、と後ろからケツパンを食らった。

わかった判った、はいはい、俺にはお前がお似合いなのですな。


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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾歳月
世界放浪の果てにいまは紐育在住
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

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