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桜の木の下には

Posted by 高見鈴虫 on 07.2014 ニューヨーク徒然   0 comments   0 trackback
ここセントラルパークでも、ようやく桜が満開である。

バタ臭い八重桜ではあるのだが、それでも十分にありがたい、
実に見事な咲きっぷりである。


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果たして、

この桜の樹の下には屍体が埋まっている、としたら、

と考えるに、あのでぶでぶと太ったアメリカ人の死体、その養分たるや相当なものだろう。

そういう訳でここセントラルパークの桜もこれほど見事な咲きっぷりを誇っているという訳か。


がしかし、もしも桜の樹の下に、本当に死体でも埋まっていようものなら、

犬が穿り返して大変なことになっただろうに、と思ってもいるのだが。。。



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この季節になるたびに、
桜の木の下には、とついつい思ってしまう。

確かにそれも頷けるような、そんな見事な咲きっぷりである。

桜の木の下に死体が埋まっているだって!?

机上ではいくら考えても判らないであろうその理屈が、
こうして妖しいほどに咲き乱れる桜並木を前にすると、
実にすんなりと理解できてしまう。

この判った、ということこそが、人生を生きる最大の喜び、とも思う。


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そんな桜に対する想いは、どうも能に起源を発する、
日本人として由緒正しき感慨であるらしい。

美しく咲き乱れる桜と、その下に埋まっている死体。

この生と死の共存と逆説を、ユダヤ人の人々にいったいどうやって説明すれば良いのか、

途方にくれてしまったりもするのだが。。。

という訳で、桜の木である。悩ましい限りである。



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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

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