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アイリーンとサンディ、二度あることは3度ある、ぐらい誰にでも判っているだろ

Posted by 高見鈴虫 on 12.2012 ニューヨーク徒然
ハリケーン・サンディの来襲から既に2週間近く、
さすがに電気だけは戻ったが、
聞くところによるとVERIZONの回線がまだダウンしたまま、
とか、
まあ聞けば聞くほどに燦々たる状況のようだ。

まあ今回は幸運なことに、
俺の住んでいるアッパーウエストはなんの影響も受けず、
身内でも特にこれと言った被害は聞いていなかったのだが、
ダウンタウンのあたりは相当の被害らしい。

という訳でニューヨークだ。

去年のアイリーンに続いて今年のサンディ、これで通算二年連続のハリケーンのご来襲。

まあ俺としては、日本という台風の本場のような国の出身。
ガキの時分は台風接近のニュースを聞くやいなや、もう矢も盾もたまらず、
江ノ島にすっ飛んで行っては、
暗い海の向こうから押し寄せてくる大波の姿に、すっげえ~、とやっていたわけで、
つまり、
こんなニューヨークにやってくる台風など、まあたかが知れているだろう、
と完全に舐めきっていた訳だ。

ちなみに、この街で生まれ育ったユダヤ人のおばあちゃんでさえ、
その長いニューヨーク生活の中で、
ニューヨークにハリケーンが来襲した、なんて話は聞いたことがない。
つまり、そのおばあちゃんのおばあちゃん、からでさえ、
そんな話は聞いてこなかったわけだから、
まあこの事態がどれだけ異様な状態なのか察しがつこう、
というもの。

という訳でサンディ、まあ俺から言わせれば、本場日本の台風に比べては、
全然大したことなかった訳なのだが、
問題は、だ、
そう、このニューヨークと言う街、
ちょっと強い雨が降っただけで地下鉄が止まってしまう街、

去年の夏あたりから度々にわたってやってきたゲリラ豪雨も、
ちょっと雨が降っただけで通り一面水浸しの大海原。
なんでこうも、情けないぐらいに水はけの悪さに辟易していたのだが、
そう、つまり、
この街のインフラ自体、そもそもハリケーンの来襲なんてものを想定して作られて居なかった訳だ。

という訳でサンディである。

日本の台風のあの思わず笑った口がふさがらずに開ききってしまうような暴風雨、
あれに慣れてしまっている俺としては、
ぜんぜんまったく調子っぱずれというぐらいに大したことなかった訳なのだが、
あれしきの台風でありながら、
これだけの被害をもたらしてしまった訳で、
情けないにも程がある、というよりも、
やはりそれ、つまりはこの街の鬼門であった訳なのだな。

つまりマイアミの誰もが大雪の対策などしていないように、
ニューヨークの人々が台風に直撃されるなど、誰も予想はしていなかった、
するべきでもなかった、ということなのだろう。

がしかし、
そのするべきでもなかった筈のことが二年連続して起こった訳だ。

つまり、このハリケーン、
これはもしかすると、毎年やってくるのではないか、
ということを想定しておくに越したことはない。

つまりだ、
水際に建っているビル、高度が低いところに建っているビル、
水はけの悪い地域、密集地、近所にデリのないところ、
停電した時に自力で階段を登れない高いフロア、
これ、すべて、避けた方がよい、つまり、値下がりする、
ということなのではないのかな?

と言いながら、
そうと分かっていながら、
いざ実際に引っ越したいか?というとぜんぜんその気はなくて・・

つまり、災害の犠牲者は、
いつかやばい、とわかっていながら面倒くさくて動かなかったひと、
なわけなんだろうな、と、いまのうちに言っておく。

プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

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無断丸々転載・そのまま転写はご勘弁ちょんまげ

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