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ホームレス専用車両

Posted by 高見鈴虫 on 23.2012 ニューヨーク徒然
休日の朝だというのに、
やけに地下鉄が混んでいるな、
と思っいながら、
よっこらしょ、と人を押しのけて乗り込んだところ、
うっと、なんだこの異様な匂いは!

なんと、地下鉄のシートのすべてを、
ホームレスの連中が独占しているではないか。

両手にも抱えられない荷物を重ねて、
頭からフードを被ってむっつりと寝入る人々。

その上からビニール袋をかぶった奴までいて、
まるで生きる粗大ごみそのものだ。

混みいった車内も素知らぬ顔で、
垢の浮いた腹を覗かせて、
シートに長々と寝潰れている奴さえいて、
正直言って迷惑この上ない。


が、しかし、
俺もかつて、インドやらネパールやらを歩いていた時は、
ホームレス、というか、下手をするとそれ以下、
のようなサバイバル生活をしていたこともあるわけで、
よって、彼らホームレスが、
なにもせずにただ無為に日々を過ごしているかというと
まるでそんなことはなく、
まともに働いた方がずっとずっと楽なのに、
というぐらいにとてつもなく過酷な日々を送っていることも
良く知っているつもりになっていたのだが、


X022.jpg




この地下鉄のホームレスの方々、
インドのヒッピーとの決定的な違いは、
はっきり言ってこいつら、
一人の例外もなく、みな一様に、
醜くも太り切っている訳だ。

スープキッチンの配給だけで
ここまで肥満するなど通常はありえない。
つまりなにもやらずに、
暇に任せて生ゴミを食らいまくっているという事か。

やれやれ、こけた頬で目をギラギラさせながら
注射の跡でも掻きむしっていればそれらしくもあるものを。

なんか、こいつら、ただたんに、
なにひとつとしてなにもする気がないだけ、
働くことはおろか、
糞をする気も小便をする気もなくなってしまった、
つまりは、ただの息をする粗大ごみ、
ってなだけなんじゃないのか?

とりあえずのところこの臭気。

まじで、ホームレス専用車両ってのを作って欲しいのだが。

プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

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