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駄目な犬の飼い主

Posted by 高見鈴虫 on 22.2014 犬の事情   0 comments   0 trackback

大抵の場合、駄目な犬を見ると、その飼い主が想像がつく。

心の生き物である犬は、己の飼い主の胸のうちも、そしてその人間として器さえも、すっかり見切っている場合が多い。

そんな犬は人間のなにを見切っているのか、である。

犬はピラミッド型の縦社会の生き物と云われているが、そのピラミッドをどうやって構築しているのか、
つまりは、己より上、そして下をどんな価値基準から計っているのか。

身体が大きい小さい、あるいは、喧嘩が強い弱い、そして頭が良い悪い、
まあいろいろあるのだろうが、ぶっちゃけ、人で言うところの意思の強さ、なのではないだろうか。

つまりは人で言うところの、気合というか、器というか、つまり人格ならぬ犬格である。

という訳で、心の生き物である犬たち。

お互いのドッグラン仲間は言うに及ばず、そう、己の飼い主たちでさえしっかりと査定している訳で、
そんな飼い主、つまりは親のレベルに合わせて己の行動を省みる、なんてことさえもしている訳だ。

という訳で、ほら、よーく見てみなよ。

ドッグランで自身の犬のうんちを拾わない飼い主の犬は決まってうんち食らいである。

酔っ払っては犬の散歩に行くのが面倒くさいという飼い主の犬はかならず意志薄弱の怠け者。

あるいは、家を汚されたくないからと、ケージ閉じ込められている犬は、身体中に怒りが満ちていたりもする。

異常に攻撃的な犬が実は異常に臆病者であったり、そんな恐怖心や猜疑心を、実は犬は飼い主から学んでいるのだ。

そしてちゃんとした犬。
その犬の規律はつまりは、ちゃんとトレーニングをされたことの証。
つまり、きちんきちんと決められたことをしっかりとこなしてきた飼い主のその愛情と意志力の賜物なのだ。

怒らない、怒鳴らない、叩かない、貶さない、蔑まない、はもちろんのこと、
言うことをきいてくれたとき、よいことをしたときにはしっかりとご褒美=お礼のトリートを上げて、
お互いの目をちゃんと見て、心を込めてよくできました、の一言。
これをきっちりきっちりとこなしていれば、犬というものはそうそうとバカな行いはしないものだ。

己の犬の問題行動に愚痴を言う暇があれば、己自身の意思の弱さに原因がないか、と居住まいを正すべきだ。

犬は正直な生き物だ。物は言わないながら実はなんでも知っているのだ。犬を見くびってはいけない。

そして貴方の足元で口を広げる犬。
その貴方の犬が、貴方自身の鏡、つまりは広告塔なのだ。

それをしっかりと胸に刻み込んで欲しい。


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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

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