Loading…

ワールドカップ・ニューヨーク ~ 妙に温和なメキシコ人たち

Posted by 高見鈴虫 on 30.2014 日々之戯言(ヒビノタワゴト)   0 comments   0 trackback
夕暮れの散歩の途中で、街で働くメキシコ人たちに出会う。

角のデリのお手伝い、であったり、ピザのデリバリであったり、
お掃除の人であったり、あるいは、レストランのゴミだしの人であったり。

いつものように、HOLA やあ、と声をかけて、
なあコパ・ムンディアル、昨日のメヒコ、本当に惜しかったな、と話題を振るも、

SI SI と笑うだけ。

あのオランダの禿、ロッベンのいんちきダイブ、あれまじでレッドカードものだろう、

と思わず熱くなる俺に、SI SI ケ・コーニョ(WTF) とはいいながら、ニコニコと笑ってばかり。

俺さあ、まじで腹立ってさあ、俺凄くメキシコ応援してたんだぜ~、

という俺の肩を、日焼けした穏やかな笑顔で包みながら、

SI SI GRACIAS GRACIAS。まあそういうこともあるさ。

と言う訳で、メキシコ人たちのこの温暖な笑顔。こいつら、腹立たなかったのかな。

もしや、腹が立つのを通り越してすでに手を打ってあることを知っているのかな。

あるいは、これまでのあまりの苦労の連続の人生の中で、
挫折やら、不条理への怒りやらは、すでにとっくの昔に忘れ去ってしまったのかな。

と言う訳で、まあいい。まだコスタリカがいるじゃないか。

SISI、と嬉しそうな笑顔。

コロンビアとか。そうそう、コロンビアな、と頷いてみせる。

じゃな、でも、メキシコ良いチームだったぜ。

SI SI グラシアス。

と言う訳で、うーん、メキシコ人えらい!人間ができている!
と思いながらも、
はて、しかしながら、このあまりの淡白さ、ちょっと気にかかるな、とふと思っていた訳なのだが。

で、ドッグランで顔を合わせたホセ。

ああ、それはね、と種明かし。

俺たちみんなチアパスの生まれなんだよ。

チアパス?

そう、知らないかな、サパティスタとか。

ああ、サパティスタ、知ってる知ってる。チアパスの反政府ゲリラ。

そう、俺たち実は凄く長い間、メキシコ政府と戦争してたのさ。

ああ、そういうことか。

な?あのメキシコのチームはみんな白人系。つまりは俺たちにとっては敵でもあるんだよ。

と言う訳で、うーむ、そういうことか。在日の人々が日本負けろーといっているようなものなんだね。

え、日本でも戦争あったのか?

いや戦争はないけど。

そっか、俺たちのはまじで戦争だったからな。まあつまり、そういうことさ。だが、そう、昔の話さ。昔の話。

と言う訳で、ふむふむ、どこの国もやはりいろいろと複雑な事情があるのだな。

が、そう、まあ、いいじゃないか。ワールド・カップだ。

そうそう。コスタリカは良い試合をしたし。実は俺、ドイツのファンだったんだ。ここだけの話だが、アメリカに勝ったときには、実はちょっとスカっとした。

なんだこいつ、と大笑い。

そう言えばアギレ、昔メキシコチームの監督だったメキシコ人が日本に行くそうだな。

ああ、聞いた聞いた。

そうか、本当にそうなんだな、となぜか妙に曖昧な表情。

え?なにかあるの?アギレって人。

まあまあ、それはまあまたこんど、と手を振って別れたのだが、あの微妙な笑顔。まさにむむむであった。

次の機会にまた良く聞いてみることにしよう。


と言う訳で、JOSEのアドバイスに従って、
JAVIER AGUIRRE とちょっとググッてみたら・・・

おおお、出てくる出てくる・・爆!

つまり、八百長疑惑、金貰ってわざと負けて、を繰り返しては、メキシコ本国では国賊扱いの人、らしい。

なんでそんなひとをわざわざ雇ったのかな?

ザックもなにも言わずに返しちゃったみたいだし、つくづく失敗からなにも学べない人々、というか・・・
だめだこりゃ、という感じで、

日本サッカー協会、まじよく判らないな・・






  • password
  • 管理者にだけ表示を許可する

trackbackURL:http://shumatsuwotohnisugit.blog.fc2.com/tb.php/2156-c3787f5c

プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

©終末を疾うに過ぎて...
無断丸々転載・そのまま転写はご勘弁ちょんまげ

月別アーカイブ

検索フォーム