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ヒストリー・オブ・バイオレンス

Posted by 高見鈴虫 on 18.2014 犬の事情   1 comments   0 trackback
やあやあ、この間は大変だったそうだね、

朝のドッグランに顔を出したとたんに人々から声をかけられた。

は?なんのこと?と言えば、そうか、例のディエゴがピットブルに噛まれた件。
いつの間にかドッグラン中の常連達に知れ渡っているらしい。

ああ、あの人か、ピットブルの耳を噛んだのは。。

犬を噛んだ男、なんて妙な噂が立たないように、
え?なんのこと?いやいや、それは俺じゃないよ、
と惚けてはみるのだが、
問題はそう、このブッチ。
白い元気な中型犬で、そうそう、お腹に大きな黒い真ん丸をつけた、
と言えば、どんな馬鹿でも、ああ、そいつはきっとブッチだよ、
とすぐに素性が知れてしまう。
まあそうやって皆様にお見知りおき頂くのは良いのだが、
下手なことをしでかすとあっという間に面が割れてしまう、というのもどうしたことか・・

で、そうそう、それで、例のピットブル、である。

まさに、ヒストリー・オブ・バイオレンス、
聞くところによれば、これまでたびたびに渡って同様の事件を引き起こして来たらしい。

私が知っているだけでも片手には足りないね、と皆が口々に言う。
子犬と見ると襲い掛かって無茶苦茶に噛んでしまう。
もう何匹も殺されかけているんだよ。

つまり、なんだよ、立派な常習犯?
で性質が悪いのは、その飼い主。
噛まれた犬の飼い主たちから、どうしてくれる!となるたびに、
知ったことじゃないわよ、としらばっくれては、
犬の喧嘩は両成敗、飼い主の自己責任だ、から始まって、
従兄弟のNYPDの、やら、EXが弁護士で、とかやりはじめるってな話。

つまり法的に罪はないんだから、噛まれた犬がどうなろうと知ったことではない、
という主張なのだ。

で、翌日になると、またしらっとした顔をしてドッグランにやってきては、
犬が集まりはじめたとたんに、ほら、やっておしまい!と
あのピットブルをけしかける、という訳らしい。

ってことはなにか?あの飼い主は、あれをわざとやっているってことなのか?
つまり、確信犯ってこと?

まあそうと決まった訳ではないんだが、あの様子から見ると、
少なくとも自分の犬がしでかしたことの責任を取る気は更々ないみたいだな。

なんだよ、つまりそういうことだったのか。

がまあ、しかし先日の喧嘩の際には、
一応ピットブルを止めようとはしていたみたいだし、
ということは、殺す気まではないようなのだが。
つまり、そう、愉快犯というか、嫌がらせ、なのか。

賭けても良いが、あのピットブルは遅かれ早かれ本当に他の犬を噛み殺すことになるぜ、と俺が断言する。
がしかし、犬だったらまだ良いが、
下手をすればそのうち子供とか、あるいはそう、あのバカな飼い主、
あのちんちくりんのくそ女を噛んでしまうんじゃないだろうか。。。

判っているよ、と人々。

そうなってからでは遅い、と皆が口々に言っているらしいのだが、
あの馬鹿女の飼い主はまったく耳を貸さないらしい。
なにを言ってもしらばっくれて、あるいは薄笑いして、それがどうした、と来るらしい。

でもそうなれば、これは立派な犯罪行為だろう。

いやそれが違うんらしいんだ。
ドッグランの中においては犬同士のトラブルは両成敗。法的な責任はないらしいんだ。
それが一般公道だとまた別の話なんだがね。
それがあのピットブルの飼い主の狙いなんだよ。

いやはや、である。

が、そう、そうとなればしかがたがないな。
つまりそういうことであるのなら、
次にそういうことが起こったら、もう一思いに。。

いやいや、と慌てて押し留める人々。

警告を貼ることにしたんだよ。
あの犬と飼い主の写真をその入り口に貼っておく。

注意!ヒストリー・オブ・バイオレンス!この犬は噛みます!
そしてこの飼い主は責任を取りません、とかね。

名誉毀損だなんだ、ってまた妙なあやをつけてこないかな、NYPDがどうのとか。

いや、あの犬に傷害の前科があることは事実だからね。
迷い犬のサインと同じさ。
この狂犬の飼い主を探しています、ってな感じでやることになると思う。
事実を事実として書けば良いわけで目的は情報収集ってことにすれば、
誰にも文句は言わせないよ。

法律のことはよく判らないが、面倒くさいことにならなければいいね。

それが今できる最善の方法なんだよ。
これ以上、不幸な被害者を出す訳にはいかないからね。

なんとも腑に落ちないが、いやはや、まったくもって困ったものである。

が、そうそう。

ディエゴが大丈夫だった、という話である。

幸いなことに骨も筋肉も異常なし。
ただ、噛まれたところの内出血が酷く、
割と相当の手術だったらしい。

まあ暫くは安静だろうが、幸い命に別状はない。
のだが、問題はその飼い主のジェシカさん。

ディエゴが無事だったとわかったところでいきなり倒れてしまって、
今は高熱を発して寝てきり。あわや救急車ということろであったそうな。。

たかが犬の喧嘩、とは言いながら、まあ気持ちが判らない訳でもないのだが、
それが心身的な理由であって、まさか治療費を聞いて卒倒した、
なんてことではないことを望むばかり・・

改めて、ピットブルのその攻撃性がどこから来るのか、
と同時に、
あのピットブルの飼い主。
もしそれが事実だとすれば、その底知れぬ悪意というのがいいたいどこからやって来るのか、
本当に首を締め上げてでもして聞いて見たくもなる、というものだ。

善人だけの世ではない、とは重々承知はしているつもりだが、
ここまであからさまな悪意に面するというのも、なんとも、気分の悪い話である。

あの飼い主、いつぞや必ず手痛い代償を払わされることになるだろう。
そういう今でさえ、方々の飼い主たちから相当の恨みを買っているらしい。
がしかし、例に拠って俺は、人間社会、
つまりは飼い主同士のいざこざのことは知ったことではない。
噛み殺されるなり、深夜のドッグランで闇討ちに合って豚の餌にされるなり、
なんなりと好きにされたら良い。

がしかし・・・・

そう、俺たちはかの911から始まるジョージWブッシュの恐怖政治の時代を生き抜いてきた。
つまり、神様がそれほど仕事熱心ではないということも十分に承知している。
それが証拠に、ジョージWブッシュからディック・チェイニーからカール・ローブからラムスフェルドから、
あの世紀の極悪人どもがまだしゃーしゃーと大手を振ってまかり通っているこの世の中、
悪人に罰があたる、やら、天誅が下る、なんて美談は時代劇の中、だけのこと。

という訳で、俺たちにできることと言えば、関わらないこと、な訳だ。
君子危うきに近寄らず。
そういう奴を見たら逃げるのに越したことはない、ということだ。

どうだ、俺も大人になっただろう、とブー君に笑いかけながら、
そんな俺自身に我ながらちょっと感心したりもしている。

初めてコメントします!
ビクラムヨガについて検索しててここブログに行き着き、
2000あまりもある読み応えのある記事たちを毎日暇な時にちょっとずつ読まさせていただいています。

今日はどうしても一言いいたくてコメント書かせていただきます。

「ディエゴくん、本当に無事でよかった!!!」
2014.07.18 23:38 | URL | りりこ #- [edit]


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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

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