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Even The Rain ~ 邦題:ザ・ウォーター・ウォー

Posted by 高見鈴虫 on 04.2014 読書・映画ねた   0 comments   0 trackback
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一昔前の南米・ボリビアでのお話。

コロンブスの歴史映画のロケでボリビアに行った連中が、
そこでかの「コチャバンバ水紛争*」に巻き込まれるってな話。
*知らない人はグーグルでサーチしてちょんまげ

撮影中の映画の中で描かれる五百年前のコロンブスによるインディヘナ虐殺**と、
**知らない人はグーグルでサーチしてちょんまげ
現代の水紛争に抗議する先住民系住民の困窮ぶりが見事にオーバーラップし、
映画作成者の傲慢と先住民系俳優がぶつかり合いがそれに絡み合い、
というタペストリー構造。

正直、南米、あるいは、
ぶっちゃけ途上国の貧困問題には軽々しく触れたくはない訳で、
とくに中南米の問題、俺的には非常に非常に非常に辛い訳だが、
いやはや、やはりこの映画の主張通り、
今の時代、コロンブスやらコルテスやらが面白半分に大殺戮、
なんてのを繰り広げていた時代から、
実はまったくなにも変わってないのかな、と改めて思い知らされたりもする。

せめてもの「救い」はこの映画が2000年のことであって、
現在のボリビアは既に先住民系のモラレスが大統領***な訳で、
***ご興味のある人はグーグルでサーチ
まあそれが良いの悪いのは別として、とりあえずこの映画に描かれていることが、
「過去の話」である、という大前提で本当に良かった、と(笑

ちなみにここで描かれているマヤ系、というか、インディヘナというか、
つまりは南北アメリカ大陸の先住民の方々。
なんといっても我々日本人にそっくり、というか、つまりはアジア系。
と言う俺も、テニスのやり過ぎで陽に焼けすぎていたのもあって、
彼の地に行くとあれまあすっかり現地人そのもの。

そんな具合から、メキシコを旅行中、まじで国境の南からの不法入国者、
あるいは下手をするとマヤ系の反政府ゲリラ、かのサパティスタと間違えられて拘束されたりと、
そう、まさに洒落にならない、というか、
日本人、そのまま黙っていれば、しっかりとあっち側。
彼の地の先住民系の人々がいったいどんな目にあっているのか、
そっくりそのまま疑似体験できてしまう、と。


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そして、そう、ここに描かれている水紛争問題も、
今後の世界を占う意味で、とてもとても深い問題であって、
そしてここに描かれているグローバリゼーション時代の無茶苦茶は
*****グローバリゼイション 弊害とか、Globalization suck とかでサーチ、
そのままそっくりと我が祖国日本さえも直撃する予定******なのだがな(笑
******TPP 真相、とかでサーチ

つまり、そう、この映画、まさにこの世の重さが全て凝縮されたような作品。

ぶっちゃけ、そう、俺もそろそろ、そういう重い問題に対して、
しっかりと対峙していかなくてはいけないのだな、とは常々思っている訳なのだが、
日本の原発と同様、この手の問題は、下手な口車に乗せらとまじであれあれと足元をすくわれて、
いつの間にかとんでもないところに連れて行かれてしまったりもするので危ない危ない(笑

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そんな意味で、この映画、いやあ、よく撮ったな、と言うか、
上手い具合に「お話」としてまとめましたね、とは思ったのではあるが、
やはりこういう問題をなんともご都合主義的なお涙頂戴で終わらせるというのは、
なんというか、まあちょっと拍子抜け。
で、まあそういう私小説的なお涙論で終わってくれれば本当に良いんだよなあ、
と思いながらも、まあ物語的には、まさに拍手拍手!思わずもう一度観てしまった(笑

しかしながら、そう、間違って貰っては困るのだが、
この映画を他人事、つまりは、こっち側の人として傍観しながら、
名誉白人気分でいる諸氏、
実は明日は我が身なのだ、ということを、よーく考えるべきなんじゃねえの?
と思った次第。

ちなみに、コロンブスがアメリカ大陸を「発見」した、
というのと同じように、
フランシスコ・ザビエルが、ジパングを「発見」した、
と教えられているのを知っていますか?(笑


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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾歳月
世界放浪の果てにいまは紐育在住
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

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