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いぢめ国家の末路、そのに

Posted by 高見鈴虫 on 05.2014 日々之戯言(ヒビノタワゴト)   0 comments   0 trackback
嘗て俺がまだ日本におけるごく凡庸な不良日本人であった頃、
またいつものように仲間内の不良外人連中とつるんでいた折、
そう言えば、あの駅前にいる妙な連中はなんなんだ、
という話題になった。

なんかヨガ道場の勧誘というが、
なんとなく新興宗教というか、なんというか、
とにかく気味が悪いな。

確かにマヒカリから始まってインチキ詐欺商法から
自衛隊の勧誘から果てはヤクザのスカウトまで、
街を歩いていると実に様々な怪しい人々から声をかけられる訳だが、
その中でも例の連中、
駅前でおかしな音楽を流しているあの奇妙な人々は
まさにダントツに気味が悪かった訳だ。

という訳で、笑いながら、
ショーコー、ショーコー、とその不気味な唄を真似していたところ、
NO!と叫ぶ者がいた。

駄目!絶対にそれをやっちゃ駄目!そんなことをしているととんでもないことになるわよ。

ニューヨークから来た女の子だった。

駄目!絶対に駄目!ああいう人たちを虐めちゃ駄目!

虐め?誰も虐めてなんかいないじゃないか。ただ、ほら、ショーコー、ショーコーってさあ。

だからそれが虐めだって言ってるのよ。駄目、絶対に駄目、本当にとんでもないことになるんだから。

彼女の突如の剣幕に周りの連中はみな目が点々。
いったい何について怒っているのか、まったく検討がつかなかった訳だが・・・

まあ確かに俺もジム・ジョーンズの人民寺院のガイアナ集団自殺のニュースを知らなかった訳ではないのだが、
果たしてアメリカのカルト集団とこの日本になんの共通点があるのか、と思っていた訳だ。

イジメ、と彼女は言った。

日本人はこと、イジメの問題について無頓着過ぎる。

イジメはいけない。絶対にいけない。どんなイジメであっても、その芽は徹底的に摘み取らなくてはいけない。

そんな彼女の演説に、ああたぶんこいつユダヤ人なんだな、
やっぱホロコーストの記憶が骨の髄まで染み込んでいるんだろう、
可愛そうな奴だ、ぐらいにしか思っていなかった。

あなた達が彼らを嘲笑えば嘲笑うほど、そして社会が彼らを虐めれば虐めるほど、
日本中の虐められっ子をあの新興宗教が吸い上げることになる。
日本中のいじめられっこが集まったいじめられっこ集団は、
いつの日にかそんな虐めっこ社会に対して最後の牙を剥くことになる。
そうさせない為には、日本人はもっともっと真剣にいじめの問題について考えるべきだ。
さもなくばこの国は、虐めによって崩壊することにもなりうる。

それが彼女の論法だった。

正直、このバカなユダヤ人、なにを寝ぼけたこと言ってるんだ、と思っていた。
そう、日本中の誰もが、あのショーコー、ショーコーを見てそう思っていた筈だ。
そして俺たちと同じように、横目でニヤニヤとあの連中を馬鹿にしていた筈である。

あの事件はそうやって始まった。

そして、その後に起こったこと。知らない人間はいないだろう。

そしてあの時、ニューヨークから来た少女の言っていたことは、全て的確に現実化していったわけだ。

彼女が言うようにあの教団はほとんどがいじめられっ子によって構成されていた。

なぜ彼らがあれ程までに自閉していったのか。
なにが彼らをあれほどまでに追い詰めていったのか。
ぶっちゃけそれは、それほどまでにも日本社会の津々浦々に蔓延していた、
このいじめ問題、それこそがそもそもの原因であったのではなかったか?




そしていま、いじめはますます加速度を増していると思う。

社会が表面的な暴力性を排除すればするほどにいじめは陰湿化していく。
そこにしか欲求のはけ口が見出せないからだ。

街中の鼻つまみであった俺の口から、まさかいじめはやめましょう、
なんてことを言うのからしてちょっとおこがまし過ぎるとは重々承知はしているのではあるうが、、

やはりいま、こうして海外生活になれた目から観ると、
日本のいぢめ社会、特にマスゴミの狂騒振りにはちょっとかなり辟易、
というか、正直、ぞっとするほどの恐ろしさを感じることが多い。

YAH00やらの掲示板の書き込みにおける知能レベルの低さもさることながら、
その思考力と想像力の欠如、まじでこの国大丈夫?と真剣に心配になることが多い。

でその原因を考えるに、やはりテレビであろう、と結論を出さざるを得ない。

あたりまえだ。
子どもの頃からあんなグロに近いいぢめの洪水の中で育ってきたのだ。
それはまさにいぢめという牙を持つピラニアの水槽で育ったようなもの。
まさにそう、アビューズド・ドッグ、そのものではないか。
そしてそんなピラニアの水槽の中で泳げたいやきくんして高収入を鼻にかけるテレビ局員、
そしてぶっちゃけその親玉気取りのこーこくだいりてん社員。
そんなド畜生悪魔にいいように飯の種にされる日本企業。

日本のいぢめは既に立派なエンターテイメントとして商業活動化、
強いては、国家事業化でもしていくのではないか?

つまるうところマスゴミである。
銭儲けのタネに困った連中は必ずいじめをネタにし始め、付和雷同の取材合戦で
やりすぎた連中がやり過ぎを繰り返しては悪ふざけをエスカレート。
バラエティからニュースから、日本のマスゴミはそんなのばかり、じゃないのか?

こんなことを野放しにしていれば、いじめがいじめを呼びどんどんエスカレートするキャビンフィーバー。
まさに、Ω事件の再来、
あるいはかの中国の文革ではないが、まさにとんでもないことが起こってしまいそうな気がしてならない。

という訳で、あらためてニューヨークの少女の予言を考えてみる。

イジメはいけない。絶対にいけない。どんなイジメであっても、その芽は徹底的に摘み取らなくてはいけない。

確かに日本はいじめ社会だ。
そして、それには、悪い面もあるぶん、良い面もある、と敢えて思う。

がしかし、
そう、こんなこと、この俺が言うのもまったく馬鹿みたいな話なのだが、
やっぱりいじめは良くないよな。
あるいは、いじめを見たらすぐに通報、のシステムが、いじめられっこにも、
そして自制の効かなくなったいじめっ子側にもそれが必要になってきているのでは、
と思う訳だ。

とくにマスゴミだろう。
もうそろそろ、いい加減、虐め商法はボイコットをするべきだ、と思うがどうだ?
そろそろ社会が、そして教育が、本気でマスゴミのいじめ商法について警笛を鳴らすべきである。

ツイッターでも何でも良い。

マスゴミによるいぢめを感じたら、すぐにいぢめアラートを上げるべきだ。

あるいはそう、
いぢめ番組を放送するスポンサー会社に、
あの番組は虐めが不愉快だ、もうあんたの商品は買わない、
とメールを一筆書いてやればよいのではないか?

少なくとも、虐めはNG、その概念を広めることから始めなくてはいけないと思う訳だ。

そして教育関係者はすぐにでも
いじめとはなにを指していじめと言うのか、
虐めの功罪とはないかを真剣に討議を始めるべき、
と思う。

さもなくば日本という国、こんなくだらないいじめ国家なんてところには、
まともな人間が誰一人としていなくなってしまう、とそう思っている。


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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾歳月
世界放浪の果てにいまは紐育在住
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

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