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失業ハイパー ~ BJ族

Posted by 高見鈴虫 on 09.2014 日々之戯言(ヒビノタワゴト)   0 comments   0 trackback
今日も今日とて一日中、図書館に篭って試験勉強である。

冷房の効き過ぎた冷蔵庫のようなリーディングルームに座って、
LAPTOPとIPADとIPHONEと、そして参考書にノートにぷりんとあうと、
をこれでもかと積み上げて、真夏の最中からダウンジャケットのフードを被って、
とまさに山篭りの禅寺修行の気分の日々である。

ここの図書館、パフォーミングアーツ専門とのことで、
PCやIPADの電源とLAN用のJACKがあるのが嬉しい。

という訳でそんな図書館にいる人々。
こうして毎日通っていると、だんだんと集まるメンツの顔つきも覚えてくる。

まずは老人、これは完全な暇つぶし。
あるいは学生、これは完全な遊び半分、あるいはたたの待ち合わせ、
か、ただたんにIPHONEの充電に立ち寄っただけ、という感じ。

で、そんな中、一際糞まじめに一心不乱にページを捲る人々。
それこそはまさに、BJ、つまりはブロウジョブ、
じゃなくて、俺のような Between Job
つまり、失業中の人々なのである。

改めて、このBJ族がたくさんいることには驚かされる。

でそんなBJ族。神妙な顔をしてレジメを書いていたり、
あるいはそう、俺のようになんらかの資格試験の勉強をしているのである。

一応景気上向きの筈のNYC。
選ばなければいくらでも仕事などある筈、ではあるのだが、
だしかし、それだらこそ、この時期になんとかキャリアのアップグレードを狙っている訳だ。

なんだかんだ言ってアメリカも学歴社会である。
MBAなど持っていて当然の世の中。
だからと言って仕事がそれだけできるのか、というとまあそれは言わないで置くとして、
まあそう、そういう輩が多いのは確かである以上、それを持ってないということは明らかに不利なのである。

そんなアメリカのキャリア社会。
華々しくNYC生活を満喫できるような選ばれた連中はごく一握りのそのまた一握り。
でほとんど大抵の人々は、やはりルーティーンという檻の中。
ひとたび、はいあんたの仕事はこれ、と決められたら、
余程のことがない限りはその仕事をずーっとやり続けることになる。
仕事も変わらなければ当然給料もそれほど上がらない。
という訳で、アメリカ人は実によく転職をする。
レジメが二枚三枚でも足りないぐらいの強者がうじゃうじゃいる。
だからと言ってそれだけ仕事ができるかというと、はまあいいとして、
取り敢えずそういう世界な訳だ。

という訳で俺も、安易に前職の類似職を渡り歩くよりは、
前職の退職金が残っているうちに、ここらでなんらかの資格を取ってキャリアアップを狙わない限り、
いずれはジリ貧の先行き、あるいは、はい、今日でおしまい、と肩を叩かれる日が見ている訳である。

そしてまた、そうやって苦労してGETした資格も、
何年ごとにやってくる更新試験にパスしなければそれを持続することができない。
そう、アメリカはつまりは試験勉強社会である訳だ。

という訳で、図書館にはそんな試験勉強の人々が一杯である。

そして俺もその一人。

一心不乱、とまではいかないものの、YOUTUBEでオペラなどをピックしながら、
居眠り半分にコーヒーをすすり、ナッツを齧りながら、試験勉強を続けている訳である。

心底やれやれ、ではある。


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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾歳月
世界放浪の果てにいまは紐育在住
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

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