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金曜の夜、午前3時、無性に萩健が聴きたくなる

Posted by 高見鈴虫 on 18.2014 日々之戯言(ヒビノタワゴト)   0 comments   0 trackback
金曜の夜、午前3時。

なぜか寝付かれず、
どういう訳か、無性に萩健が聴きたくなる。

コンクリート・ジャングル、
砂時計
今夜きりさ、
ララバイ、
ルーシー、
そして、ローリング・オン・ザ・ロード、






凄いな、俺、歌詞全部覚えてるぜ。

あのDONJUAN LIVEの二枚組み、
最初から最後まで、全部歌い通せると思う。

歌が上手いの下手のはおいておいて、
歌詞というものがこれほど身に沁みる人もいないな、
と改めて思う。

そう、誰がなんと言おうと、
萩原健一とDON JUAN ROCK’N’ROLL BANDこそが、
世界最高のバンドであった、と敢えて言わせて貰う。

あれから云十年を経てもなおも心に刻まれたこの萩健の歌声。
そしてあの萩健の姿、いまも瞼に焼き付いている。

あれから萩健にも、そしてこの俺の身にも本当にいろいろとあったのだが、

てんぱった時に必ず思ってきたことは、

キース・リチャーズだったら、
そして萩健だったら、
果たしてどうしただろう、であった。

と、そんな萩健をお手本にした挙句のこの人生、
まさに支離滅裂ではあるのだが、
萩健を胸に秘めて生きてきたこの人生、悔いはない(嘘ばっか 

という訳であらためて萩健だ。

いい男とはこのひとのためにある言葉だ。

強さも弱さも、格好よさもみっともなさも、
全てにおいてこれほど愛すべき男はいなかったな、
と思わずため息である。

ああ、日本に帰りてえ、と思う。
萩健の元に帰りたい。

がしかし、そう、もういまの日本の何処にも、
あの萩健に似合いそうな場所も面子も
見つけることはできないだろう。

つまりは、そう、あの頃に帰りたい、ということなのだろう。
帰れないのが判っているからなおさら恋しくもなる。

という訳で、俺の胸にはまだ、
あの白いパンジャブ・ピジャマを着た萩健の姿がある。

あのごみごみとした代々木の街並みと、
取り澄ました表参道と、深夜を過ぎてもなおごった返す新宿。
つまりそれは、東京一は世界一、とがなっていた、
80年代の東京の姿。

萩健だったな、と思う。

一張羅のニコルのジャケットを肩に引っ掛けて、
彷徨い歩いていたあの頃の東京の匂いが、
あのどんづまりの中のやけくそな我武者羅さの中での、
あの甘く苦い思いが、いまもありありと蘇ってくるようだ。

もう日本なんてものにはまったく未練がない筈であったのだが、
ただただ、萩健に会いたい、という気持ちだけは募り続ける一方だ。

俺の東京とは、つまりは萩健の東京だ。
俺にとって東京とは、萩健が暮らす街であったのだ。

そして萩健は、そんな俺たち、つまりは東京流民のために、
あの歌を歌ってくれていたのだな、と今でも思っている。

そして胸のうちにそんな萩健の姿があるかぎり、
おれはただじゃあこけねえぞ、とやせ我慢を続けるミドルエイジクライシスの日々。



「ローリング・オン・ザ・ロード」 萩原健一

時が流れる Baby
自由とひきかえに Baby
孤独の人生をゆく
I'm a happy man
I've too many friends

戦ってゆくよ Baby
今日も自分なりのやり方で
また 誰かを傷つけるだろう
I'm a lucky man
I've too many friends
I'm a lucky man
I've too many friends

今日も唄うよ Baby
黙っているのがわからない
ひきょうだと くちびるが言う
I'm a lucky man
I've too many friends
I'm a lucky man
I've too many friends
We are rolling to be free
We are sailing to be free
We are flying to be free woh......

見つづける夢 Oh Baby
たとえ誰かがおろかだと
責めてみても この人生をゆく
I'm a happy man
I've too many friends
I'm a lucky man
I've too many friends

We are rolling to be free
We are sailing to be free
We are flying to be free woh......


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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

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