Loading…

おじさん怖かったの~小話集 そのさん 「パナマ de フルボッコ」

Posted by 高見鈴虫 on 31.2014 大人の語る怖い話   0 comments   0 trackback


パナマの悪名高き貧民街に潜入。
崩れたビルの壁面にでかでかと広がるゲバラの壁画。

いやあ、格好いいな、と写真を撮りまくっていた。

したら、暗い民家のドアから走り出てきたおばはん、

あんたなにやってんの、と腕を引かれて部屋に入れられ、
あんた、ここはやばいんだよ、殺されるよ、と諭されるが、

なあに、おばはん、俺は大丈夫だよ。
なんてったって世界中、アフガンからモロッコから、
スラムというスラムで生き延びてきた俺さ。

とかなんとか、妙な自信があって、
そんなおばはんの警告も聞かずにしかとで写真を撮っていたいたら、

いきなり、後ろから、オラ!(ハロー!)と肩を組まれて、
やあアミーゴ、元気?とか返事をした途端に、
その後頭部を思い切りぶん殴られた。

それから先、意識朦朧のうちにサンドバッグ状態。
4-5人、ほとんどがコクジンの少年たちから、
面白半分にメッチャクチャのふるぼっこ。徹底的に殴られた。

目の前にちょうちょがひーらひらの状態で気づいた道の真中に大の字。
ようやく起き上がったがまっすぐに立つこともできず。

ふらふら歩いていたら、今度はまた別のグループから囲まれたが、
もう襲られてなんにも持って無えよ、と血のツバ吐いたら、
同情されてそこから先はその連中に安全地帯まで連れて行って貰った。

やってきたおまわりから、おまえラッキーだったなあ。
普通なら、声なんかかけられずそのままズドンだったぞ。
あんまり喧嘩弱そうなんで、弾を無駄にしたくなかったんだろうな、ははは、と笑われた。

後にも先にもあそこまで殴られたことは無かったなあ。
日本の喧嘩はまだまだ甘い、と思い知った。


  • password
  • 管理者にだけ表示を許可する

trackbackURL:http://shumatsuwotohnisugit.blog.fc2.com/tb.php/2338-33e9c452

プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

©終末を疾うに過ぎて...
無断丸々転載・そのまま転写はご勘弁ちょんまげ

月別アーカイブ

検索フォーム