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失業ハイパー ~ 真冬のやぶ蚊

Posted by 高見鈴虫 on 07.2015 とかいぐらし   0 comments   0 trackback
当面の目標だった資格試験も終わり、
さっそくレジメに念願だった資格名を刻み込み、
方々の求人サイトにもUPDATE。

さて、これで仕込みも終わった、後は獲物がかかるのを待つばかり、

ってのは、

実はもう21世紀型の職探しではないようなのである。

確かに人材派遣屋と言われる人々からの電話が来る。
サイトにレジメをUPした途端、
それはもう、まさに、やぶ蚊のようにやって来る訳だ。



改めてこの人材派遣屋、
この俗に言うジンハケ屋、と言われている方々。
俺がレジメを登録した求人サイトを垣間見ては電話をしてくる訳なのだが、
正直、かなり困った人々である。

まずは、彼らはいつ何時でも勝手に電話をかけてくる。

で、勝手に電話をかけて来ながら、
しかし実はなにも調べていない。
つまり、サイトに登録してある俺の情報をまったく読みもしないで、
ただ、電話してきている、のである。

よって、求人サイトに登録してある情報を、
またわざわざまた電話で言わされることになるのだが、
あのなあ、それもう登録してあるでしょ、とそれだけでもうんざりである。

で、この人材派遣屋さん。
ぶっちゃけ、彼らはなにも学んでいない。
つまり、登録してある情報、技術用語から資格内容から、
その意味するものがまったく判っていない、というか、
ろくに調べもせずに電話してきているのである。

挙句に、あんたそんな資格じゃダメだ、やら、
歳が歳だからね、などと聞いた口を叩く訳で、
その暴虐武人ぶり、
今更ながら、閉口を通り越して思い切り苦笑いである。

思わず、
あのなあ、あんた、そのジンハケ稼業でいくら稼いでひとにそんな偉そうな口が叩けるんだ、
と言いたくもなる、というもの。

とそんな失礼な電話が次から次へとくる訳なのだが、
なにゆえこの人材派遣屋が、これほど失礼な振る舞いができるか、
と言えば、

そう、彼らは自分の都合しか考えていないから、
つまり、自分のコミッションのことしか、なにも考えていないからなのね。

がしかし、彼らがその収入を得ているのは、
他人に職業に斡旋すること、
斡旋というとまだなんとなくそれなりに聞こえるが、
ぶっちゃけ、人を動かす、つまりは、ひとつの職場からまた別の職場に動かす、
ことによって、利ざやを得ている。

なのだが、
ジンハケ屋にとっては、ただの「コマ」であるこの求職者、
がしかし、その当人にとっては、
この職を動く、ということが、実は動く当人にとってはまさに、生活の糧、
一日のうちの半分、時としてそれ以上、あるいは、人生のほとんどすべてを頼る
この「職」というものを「移動」させることにより収入を得ているのであるが、

果たして、このジンハケという人々、
「他人の人生」から利ざやを得ている、という自覚があるのか?

つまりは、そこにこそ、この大いなるすれ違いが発生するのである。

とそんな時、思い出すのは史上最低のジンハケ屋の某氏。

クソ忙しい時にしつこく電話してきては、
まったくお角違いの職を熱心に薦めてくるのである。

あの、だから、何度も言っているように、
あなたにご紹介頂いている職種は、
同じ技術職でも、私の専門とは違うんです。
寿司屋にパン屋の仕事を紹介して、
おなじ料理人じゃないですか、と言っているに等しい。
だから、残念ですがお力にはなれない

といくら言っても聞いてくれない。

挙句に、

あの、お願いですから転職してくれませんか?
わたし、子供が生まれたばかりなのに今月のコミッションが0なんです。
困っているんです。助けて欲しいんです、
お願いですから、このご紹介している会社、ご検討頂けませんか?

あのなあ、である。

なにが悲しくて、あんたの生活を助けるために、
俺が今ある職を投げ売って己の生活のリスク、
強いては人生を変えなくてはならないわけ?
あんたがそのジンハケ業で生活ができないなら、
あんたこそ自分の仕事でも探したらどうなんだ!

という訳で、
せっかく取った資格ではあったのだが、
それで得たものと言えば、この迷惑なジンハケ屋からの電話だけ・・

だから、あの、俺はもう、そういうたぐいの仕事、
つまりはドサ回りの技術屋はやりたくない、っていうか、
あるいは、何が悲しくて俺が「派遣業」なんてものをやらねばならないのか、と。
あの、こうして電話して来る前に、できればもう少しでも、
俺の取った資格がどういうものであるのか、ちょっと調べて見てもらえませんか?

と何度も繰り返すのだが・・・
悲しいことに彼らは、俺の事情に関しては一切関心がないようだ。

そう、それはつまりたぶん、
彼らの前には、まずはどこで調べたのか雇用主からの仕事の口、つまり箱があり、
そしてその箱に、なんとか俺を押し込もうとしては、
手を替え品を替え、詭弁に詭弁を重ねて、嘘八百を並べ続ける。
挙句に、あなたそんな資格、実はマーケットのニーズなんてほとんど無いですよ、
なんてことまで言ってしまう訳で・・・

はてさて、本当に困った人たちである。

という訳でこのジンハケ屋。
何も調べず、何も学ばず、
ただただ、勝手に電話をかけてきては、
一方的に自分の利益だけの為に詭弁を振り回すだけ。

あのなあ、正直いって、知った事か、なわけで・・

そう、知ったことじゃない。それは双方に言えること。

求職者がジンハケ屋のコミッションの額、つまりは彼らの生活の糧にあまり興味がないように、
ジンハケ屋にとっても、求職者のその後の人生がどうなろうが「知ったことではない」のである。

そのギャップをまあ上手くハンドルしなくてはいけないのだがな。

という訳で、今日一日だけで、そんな電話が15本。
さすがにもう電話を取る気にはならない。

と言ってるそばからまた電話である。

そしてそれは決まってインド人。

MR.なんたら、あなたに物凄いチャンスをご紹介しますよ。
それはですね・・・・

これではまるで、電話を取ったとたんに、
コングラチュレーション!とテープが流れる詐欺商品の売り込みと大差ない。

あのなあ、俺は半年、まさに泥を噛む思いをしてこの資格を取ったんだよ、
それで得たものが、このお前の電話って訳なのか・・・

とつくづくうんざりして、思わず友人にテキマしたところ、

ジンハケ屋?お前は馬鹿か、の返信。

この時代、どんな暇な奴だってジンハケ屋の話につきあっている奴などいないぞ、な訳である。

今の御時世、情報はすでにすべてインターネット上に公開されている訳で、
つまりは、希望する会社の求人ページを自分で調べ、
企業の採用担当者に直接自分を売り込む、というのが正しいやり方。

企業側もみすみすそんな馬鹿なジンハケ屋に金など払うこともなく、
求職者の募集は直で行っている訳だ。

つまりそう、ポジションは自分で探すんだよ。

やはりそういう時代らしい。

そのジンハケ屋にしたって、そういうサイトを垣間見ては、ダメ元で電話をしてきているだけ。
つまりソースは同じ。そんな奴らをまともに相手する方がマヌケだってことだ。

なんだ、そういうことか。
つまりこのジンハケ屋という人々。
やっぱなんかおかしいな、と思っていたら既にすっかりレガシーな人たちであった訳か。
ど~りで、、と合点がいった。

とそんなおり、犬の散歩から帰った7時過ぎ、
かつて話をしたことのあるジンハケ屋の某氏から電話があった。

この人、前職をレイオフされそうになっていた時に話したことのある人で、元々は技術屋だった人。
で、技術屋同士、なんとなく話があって、で、この先どうしようの相談から、
果ては、レジメの書き直しからカバーレターからと手とり足取り助けてくれた覚えがある。

あけましておめでとう、の挨拶の後、
おお、ついにあの資格取ったのかあ。いやあ、やったなあ、と素直に褒めてくれる。
で、まあマーケットのバリューから言うと、これで年収5万ドルUP間違いなしだな、おめでとう、
と、嬉しい事を言う。

ただまあ、時期が時期、つまり1月2月はマーケットが一番冷え込んでいる時期で、
そんな時期に求人している企業もあまりいない。
あるいは、そんな時期に人を探している会社はやっぱりなにか特別な事情がある、
と考えたほうが無難、とまさにもっともらしい言葉。

なので、まあ焦らず、良いポジションが来るのを待ったほうがいい。

もし金に困っているのなら、それこそ適当にテンプの仕事を紹介してもいいが、
あるいは、この時期に適当に面接を受けては、面接の練習をしておいたほうがいいよ。

あ、あとなあ、こう言っちゃなんだが、
あんたの英語、まだまだHIGHLEVELのビジネスにはちょっときついかもしれん。
この時期に面接の練習も兼ねてプレゼンの勉強でもしておくんだな。

ときつい事も付け加えられた。

という訳で、いやあ、あの資格取ったのか。驚きだなあ。よく頑張ったな。うやらましいよ。
と手放しで喜んでくれた。

あんたは金になるよ。これからも大事にさせて頂くので、今後とも宜しく、ってな話。

俺はカネになるか、つまりは、俺を適当なところに送り込んでは、引っこ抜いてを繰り返して利ざやをはねよう、
という算段なんだろうが、そう、そうやって正直に言ってくれたほうがこちらも付き合いやすい訳だ。

どこの業界にもプロは居る。そしてプロはプロしか相手にしてはいけない。
雑魚には時間を取られてはいけない、ということなのだ。

ちゅうわけで、プレゼン?おいおい・・・英語でプレゼンかよ・・
だがそう、確かにそうだな、と。

人生、ワンステップ上がればまたその立場での課題が増える。

そうやって新たな課題を一つ一つクリアしていくことこそが、キャリアアップというのだろうが、
いやはや、安息の地からはますます遠のいて行く気がする訳だが・・

Ready or Not...




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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾歳月
世界放浪の果てにいまは紐育在住
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

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