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究極のトラウマ映画 「凶悪」 を観てしまった。

Posted by 高見鈴虫 on 14.2015 読書・映画ねた   0 comments   0 trackback
浪人時代にちょっと気になりながら、
いかんいかん、と避け続けていた映画。

その名も「凶悪」

なんとYOUTUBEに全編がUPされていて思わず観てしまった観てしまった。。




で、感想。まったくなあ、と思わず苦笑い。

強姦しながらヤクぶっこんだら死んじまったよバーカ勝手に死んでんじゃねえ、とか、
そんで生きながら焼かれちゃったりとか、生き埋めとか、無理やり酒飲まされて、とか、
まじで顔を背けたく成るようなグログロを、
なんとも嬉々としてやり続ける凶悪な人々。

こーゆーサイコな人々、本当にいんのかよ、と思えば、
おお、これ実話かよ、うへえ、怖ぇえええ、となる訳で、

やっぱりその筋の人々は幽霊やらゾンビーなんかよりずっと怖いのね。
はいはい、みなさんサラ金には気をつけましょうってな訳なのだが、

まあそれでは話にならないので、なんとなく社会批判。

そんな凶悪サイコを追いかけるマスゴミ事件記者、も実はおんなじサイコ。
で、そんなサイコを面白がっている人々も実はサイコ。
みんなまとめてサイコだぞ、このやろう、ってな大鉈で落として終わり、
ってな訳なのか、と。

確かに筋者役のピエール瀧、
そしてそんな筋者から「せんせー」と呼ばれる黒幕のリリー・フランキー。

すごい演技力、というよりは、実に楽しそうにそんなサイコ役を演じている訳で、
まあ男の子が戦争ごっこ、あるいは、仁侠ものでに思い切り入ってしまう、のに似て、
この化け物的凶悪サイコの役を実に生き生きと、時として嬉々として演じている様が、
なんとも微笑ましくもあった。

で、そうそう、一人、ぜんぜんつまらなそうなのが主人公の事件記者さん。

給料は安そうだし、仕事は激務、
で、母がアルツでそれを押し付けられた妻からぶりぶり文句を言われ。
ったくもって、まさに人格崩壊寸前な訳なのだが、
そんな辛気臭い事件記者が、じじいぶっこんで億を稼ぐ凶悪サイコたちを、
これでもか、と執念を燃やして追いかける、と。

でまあ、映画に置いては、だってみんなサイコなんじゃないの、が主題なので、
そんな事件記者でさえもが実はサイコ。
正義の旗振っては、犯人を死刑、つまりばぶっこむ為に追い続けるストーカー。
そんなマスコミの勘違いぶりを揶揄するのが冒頭と、そして最後のセリフ。

遺族から、で、あんた、他のマスコミと、何が違うんですか?に始まって、
そして、
俺を一番殺したがってるのは、実はあんただよ、と凶悪サイコに指差される、と。

つまりは、
そんな世の凶悪スパイラルに拍車をかけているのが実はマスゴミだろうが、
ってなところでもっともらしく終わる、という訳なのだが、

そう、そんな感じにでも思わなくては、まったくやりきれなさすぎる、
ともすると、すっかりトラウマ化してしまうぐらいに、グロテスクな映画であった。

で、そう、映画の主題はどうあれ、
やはり目が行ってしまうのが凶悪犯役のお二人。

筋者の須藤と、そして、黒幕役のせんせー。

果たしてこんな人格がどうやって形成されるのか、怖いですねぇ、となる訳なのだが、

実は俺、某大手証券会社やら、某大手銀行やらにいた連中が、
そういうことを自分では手を汚さないまでも、
そういう状況になることを知りながら・・・・
ってのは聞いたことがあって、
ああ、これ以上やったらもうこいつら一家心中だろうな、
でも会社の命令、ってより、俺の成績上げるためには仕方がないよな、
ちゅうわけで、さっさと成仏してくれ、お前がバカで弱かったのが悪いんだぜ、じゃな、
ってな感じで、嘘八百並べては、騙しと追い込みを繰り返していた、
ってな話を何度か見聞きしたことがある。

つまりそう、そんな資本主義の汚濁の最前線、
実行部隊のAさんBさんが現場でどんなことをやっていようが、
その凶悪サイコの上にはそんな凶悪サイコを煽る人々が居るわけで、
そんな黒幕たちは、臭いものには蓋をして自分は高級勝ち組リーマン面ってのが、
まあ世の中の現実。

つまりはまあ、巡り巡ってみんながサイコってことなんだろ?

とかなんか、なんだろうが、それも座りが悪いよね(笑

でそう、サイコ。

やっぱ時代はサイコパスだろう、と(笑

なんか最近、サイコな人々がとても増えているって気もして、
それはなぜかと言えば、
サイコでもないのに、サイコを気取るサイコもどきも多かったりもする訳だ。

ちなみにこのサイコパスってのは実は立派な病気、というよりも身障者というか体質らしく、
つまりは脳内で感情を司る扁桃体ってなところに欠損のある人に特有の症状のようなのである。

そういう先天的サイコパスってな人たちが、最近になってやたらと増殖してしまった、
ってのはなんとも信憑性がなく、
つまりは、そんなサイコパスに似て非なるものつまりはサイコもどきが増産されてしまったってことなんだろう、と。

なぜかといえば、引きこもりおたくたちがサイコの姿に「強さ」を見ているんだろうな。

まあ確かに、
時として嘘をつくのが上手い、のが実は大きな武器であるのに似て、
どんな残酷なことでも平気でできる、ってのも実は凄く大きな能力であったりもする、
ってのは誰もが知っていることだろうし、
そのように、まさに常人では思わず目を覆うような残虐行為を
嬉々としてやってしまうこの本チャンサイコの方々は、
虐め社会に雁字搦めにされて神経衰弱に陥った幼気なひっきーおたくにとっては、
まさに無敵のヒーローに見えたりもするんだろうし、
それはつまり、サイコパスが虚弱な自閉症たちのまさに対局にあたるからなんだおう。

つまりはそう、そういう半自閉症のサイコもどきぶりっこ、実はただのメンヘラ予備軍のヒッキーたちが、
サイコのふりして空元気てのが実は一番おっかねえな、まじ気をつけねば、とも思ったりもしている訳だ。

という訳で、
サイコ役の二人の悪乗りぶりが際立った分、実に後味の悪い映画であった。

が、そう、実はそういうことじゃねえだろう、という気もしている。

その割り切れなさが後味の悪さのもう一つの要因でもあったりする訳だ。
できれば原作読んでみたいな、とも思っているのだがな。


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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾歳月
世界放浪の果てにいまは紐育在住
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

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