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狼と羊とシープドッグ

Posted by 高見鈴虫 on 18.2015 今日の格言

人間には三種類。
狼と羊とシープドッグ。
いいか、お前は、シープドッグになれ。

映画「アメリカン・スナイパー」において、
主人公クリス・カイルの父親の言葉である。

少年期、父親からその言葉を聞いたクリスは、
狼と羊とシープドッグというシンプルな人間学に基づいて、
シープドッグの美学を追求した結果、
敵からは「悪魔」と恐れられる伝説的スナイパーへの道を辿ることになる。

まあ今更クリス・カイルを良いの悪いの言うつもりはないのだが、
幼少期にこういうあまりにも判りやすい世界論、みたいなのを与えてしまうと、
その後はそういう単純な構図の中で突っ走ってしまうのだな、と。
まあその単純な構図で人生を突っ走る、というのが良いも悪いもないのだが。

似たような例で、幼少の頃、
お前は桃太郎か、猿が、犬か、みたいなことを言われた記憶がある。

桃太郎は大将。猿が作戦参謀。犬が戦士。

幼稚園のお遊戯において、桃太郎の劇の配役において、
迷わず、犬、と答えた俺は、なんとなくその後の人生を暗示しているものがあるな、
と思った次第。

なんとなくこの、狼と羊とシープドッグ を思い出さない訳ではない。

という訳で、血液型性格判断の例を挙げるまでも無く、
人間をあまりにシンプルに分類してしまうこの手の方法、
実はとても危険なのだろうが、割と人々って、
そういう単純な人間学の中に生きてたりするよな、
とかとも思ってもみたりした。

そう言えば、田中角栄は、人間を操作する際の極意として、
人間の欲望三種類説を唱えていたと聞く。
金、名誉、女。
人を仲間に誘いこむ際には、その三つの欲望のどれかを的確に提示してやることで、
無駄な出費もおさえられる、と、ということらしいがなんとも角栄らしい逸話である。

プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

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