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近所のタバコ屋の猫 その2

Posted by 高見鈴虫 on 13.2015 ニューヨーク徒然
改めて、例のタバコ屋の猫について考えている。

猫は飼ったことがないし、飼ってみようと思ったことさえ無いのだが、
どうもあのタバコ屋の猫。

どういう訳かあの姿が脳裏から離れないのである。

むむむ、おかしいな、あんなこまっしゃくれた猫。
あいつ、本気で引っかきやがって、しっかりと擦りむけている。

なでタバコを買いに行くたびに血が出るまで引っかかれねばならないのだ。

がしかし、うーん、なんとなく気になって気になって。

で、ふと思いついてしまった。

もしかして、これって恋?





という訳で改めてこの猫という生き物。

飼うのは大変なのだろうか、と考えてみる。

で、改めて、なぜ猫は散歩が必要ないのだろうか。

以前の会社で俺のボスだったデイブは、実は猫好き、というよりは、数匹の猫に囲まれて生きていた。

飼っている、というよりも、まあそこにいる、と言った感じ。

呼んでも来ないし、芸もやらない。

まあつまり、そこに居る。いなくなる時もあるが、あまり気にしない、とのこと。

つまり、そう、犬に比べてかなりゆるい関係、であるらしい。

果たしてこの猫という生き物。

散歩の必要もないという。

散歩の必要がない?

本当にそれで大丈夫なの?

大丈夫さ。というか、そんなこと気にかけたこともない、という。

つまりは、まあ、そこにいる、ただそれだけ。

果たしてこの猫という生き物、
何故に部屋の中でごろごろしているだけで充足できてしまうのか。

あるいは、どれだけ狭い部屋でも充足できるのか。
ワンルームマンションの個室の中だけでも充足できるのか。
それならばもしかしてケージの中でも充足できるのか。
運動の必要はないのだろうか。
外の世界が見たいとは思わないのだろうか。

もしそうだとすれば、
あるいは逆に、
なぜ犬は散歩が必要なのだろうか。

毎日毎日、散歩に連れて行け連れて行け、とせがまれては、
電柱ごとにおしっこをひっかけたり、
ボール投げをしては他の犬どもとじゃれ合っては走り回って、
時として喧嘩をしたり余所者に吠えついたり。

なぜ猫はそういったことをいっさいやらないのか。
やらなくても行きていけるのか。

もしそうだとすれば、つくづく不思議な生き物である。

俺はやっぱり犬のほうが理解できるな、と思うわけだ。

という訳で、猫である。
あの謎めいた顔つき。そしてあの意味不明な行動。
なにからなにまで訳が判らない訳なのだが、
うーん、なんか気になる。気になって気になってしかたがない。

もしかしてこれって恋?そう、なんかそんな感じにも似ていたりするな、
と思ったりもしている。

プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

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