Loading…

ニューヨークの地下鉄でペナンを想う

Posted by 高見鈴虫 on 14.2015 ニューヨーク徒然
マレーシア、という国が気になっていた理由は、
友人のひとり、在米歴40年の大先輩からの、
そろそろ「あがり」について考えてみねえか、
という話からだった。











ここニューヨークで老年期を迎える厳しさについては、
兼ねてから話題にはなっていた。

金が全てのこのニューヨークという街において、
振り落とされずに生きていくだけでも至難の技。

それに加えて近年のこの修羅である。
家賃は上がる一方で、
不動産のほとんどは海外からのバブル資本に買い叩かれ、
雇用は激減し、仕事を三つ四つ重ねてもろくに家賃も払えない。
それに加えて巨大企業はいまだ暴利を貪りながら
税金優遇を餌に誘致を持ちかける地方都市を天秤にかけては大規模移転の計画を蒸し返し、
無謀なリストラを繰り返しはいたずらに株価操作を煽るばかり。、
よって、このニューヨーク。
家賃の高騰と物価高に加えて、
ろくな仕事がなく寝る場所もない、
つまりはニューヨークそのものの空洞化が着々と進んでいる訳で、
こんな状態で老後を迎えるというのが、
いかにシビアな状況であるかは安易に想像がつく。

つまり、この街にいる限り、いつまで経ってもその「あがり」が見えてこない。

嘗てバンコックは楽宮旅社にあった壁の落書きではないが、
「楽しい青春、悲惨な老後」の法則は、
ここニューヨークに限らず、
若気の至りに狭い日本を捨てて海外に飛び出した者達には共通する結末。

いやあ、若いころは本当に無茶苦茶やっていたものだがな、
というタイプの元イケイケな先輩諸氏に限って、
やはりその老後は必然的にテンパることになる。

という訳でそんな大先輩達からも、

おんめえ、悪いこたあ言わねえ、今のうちに、老後の蓄え、まじめに考えておくべきだぞ~

な訳である。

がしかし、この現実、日々の暮らしにさえ青色吐息のこの状態で、蓄え、など考えられる余裕もなく、
つまりはほとんどの人々が、そのままの状態でいつしか老後に片足、そして両足と絡め取られてしまう訳である。

これじゃあまるで因幡の白兎じゃねえか。

このニューヨークという都会の大海の只中で、
その日その日でワニザメの背中を飛び歩いていたものの、
ここに来てすっかりと万事休す。後は裸に剥かれていくばかり。

そんな時、様々な神様たちがてんでに好き勝手を抜かしはじめる。

ハワイに移住しないか。

そう、ハワイである。アメリカン・ドリームのひとつの終着点。
青い海と空に囲まれた夢の島。太陽さんさんの下で過ごす老後。
その気になれば日本も近いし、日本食屋も多いしねえ、言うことなしだ。

がしかし、ここニューヨークからハワイは遠い。あまりに遠すぎる。
直行便も無く、まさに地球の裏側、と言った感じ。

だからこそ、老後はハワイなんて言葉が、実に甘く甘く響くのである。

ハワイかあ、と思わず。ハワイねえ。

で、ハワイに行って何するわけ?と聞けば、だれもが、えっへへ、と曖昧な顔をして笑うばかり。

まあつまりは、そう、海水を浴びて風に当たっている訳で、

丸裸に剥かれた身体にその潮風、さぞかし身に辛かろう、と言ったところ。


つまりは金、なのである。金。金なのだ。

がそこで、ふと、考える訳である。

なぜアメリカなのか、なのだ。

そもそも俺達は日本人で、この国は言ってみればただの外国。

で、外国っていったらアメリカだけではない筈なのだ。

メキシコをヒッチハイクしていた頃、そこで知り合ったアメリカ人の老夫婦。
退職まで務め上げた末に年金を貰いながらメキシコを旅して暮らしていた。
この国は物価が安いからね。雀の涙の年金でもこの国でだったらかなり使い手がある。

そう、つまりはシルバー移民。
あるいは、旅をしている以上は、シルバー流民、というところか。

シルバー流民かあ。

とそういえば、日本の同級生の親、
いわゆる勝ち組の人で、
早くからこのシルバー移民について策を案じては、
老後の移民先にイタリアはトスカーナ、
まさに世界中の勝ち組老人たちの終着点に不動産投資、
などを行っていた訳だが、
仕事の合間を縫って年に一度訪れるこのトスカーナのコンドミニアムで過ごす時間が唯一の楽しみで、
そしてその夢の途中に、結局は働きづくめの中であっさりと日本の病院で人生の幕を閉じることになった。

このニューヨークもそう。そしてハワイ。そしてトスカナ。

そんな老後の夢であった筈の極楽御殿が、
結局は夢から夢へ、生活感の染み付く間もないうちに、
次から次へと転売されていく訳である。

という訳で、改めて「あがり」が見えないな、とは思っていた。

いつかいつか、嘗て訪ね歩いた世界の土地の、
そこで知り合った友人たちを訪ねて回りたい、とは思ってみないのでもないのだが、

目に映る物は時の流れだけ、心が砕けていく、ああ、シンシア、となることも十分承知の上。

俺的には、やはり、どうせなら新しい場所、くたばり果てるその忌の際まで、
ジタバタしている方が性にあっている、
とも思っているのだがな。

とそんな時、俺の友人の中では唯一の勝ち組。

結婚もせず子供も作らず、稼いだ金は徹底的に自分の楽しみ使う、を貫いていたこの洒落人。

趣味の一環で始めたオンライン投資で大穴を引きあていまや大富豪、と言わないまでも、
まあそれなりに金は作った、と悠々自適の暮らし。

でそんな彼から、マレーシアに行かないか?と言われたのである。

マレーシア?

そう、マレーシア。


ああ、マレーシアには行ったことがあるよ、と答えれば、

ああ、そう、そう、前に話を聞いたよな、とにやりと笑う。

まあ昔の話だけどね。
二十代の半ば、東京で完全にトラブってさ。
で、有り金引っ掴んでは海外逃亡。

後にいまのかみさんとなる女と、あの辺りを貧乏旅行、
と言うよりは、ドサ回りの逃避行をしていたもので、
将来に対する全てのとっかかりを失ったままさすらったあの東南アジア、
なんか今になってみると、俺の人生、つまりはあの旅の延長って気がしてさ。

マレーシアにはペナンという街があって、まあ古くからの港町。
ビーチもなく、高級リゾートと言うでもなく、
中途半端な産業都市というか、まあ港町。

タイのビザの延長手続きの為に立ち寄っただけの街だったんだけど、
まさに、仏教とイスラムとヒンドゥ、インドとマレーと華僑の文化の入り混じった、
なんとも言えぬのほほんとした町並み。

で、あそこで食べたものが、なにを食っても無茶苦茶美味しくてさ。
甘い甘いミルクコーヒーから、担々麺から、ローティから、ココナッツカレーから。
いやあ、飯も美味ければ人も優しかったなあ。

ペナン島の旧市街のチャイナタウンに安宿街があって、
そこはまさに、嘗ての娼館が並んでいたような佇まい。
天井の高い風通しの良いガランとした部屋にベッドがひとつ。

庭の椰子の植木なんてのをぼんやり見ながら、
ああ、いつの間にかこんな遠くまで流れ着いちまったな、
とか、まあ旅情なんてやつを感じたりしていてさ。
なんかこれ、まるで金子光晴のマレー蘭印紀行。

ああこの先、いったいどうなるのか、どうしたらいいのか、
とか、それこそ光晴ではないがヨーロッパに流れるか、
あるいはアメリカかな、とか思いながら、
ここまで来たら、もう行けるところまで行くしか無いぜ、なんて感じで、
なんか旅の間中ずっと引きずっていたそんな切羽詰まった投げやりが、
しかしあのペナンって街では凄く癒やされてしまって、

ああ、こんな街に身を隠しながら一生を過ごすってのも悪くないのかな、
なんて思ったりもしていたものでさ。

いまでもなんか、あのペナンの安宿からの風景、思い出したりとかするんだよね。

そんな俺の昔話に、そうそう、と笑う友人。

ずっとむかし、お前からその話を聞いてさ、
で、俺、いつかはそのペナンって街で暮らしてみるってのもいいかな、
と思っていたんだよ。

女と逃避行で?

いや、老後を過ごすんだよ、そのペナンって街でさ。

という友人を見ながら、白い麻の上下ですっかり旦那衆を気取ったその友人が、
若い現地人の妾を侍らせては、茶屋の店先でカンカン帽で風を扇ぎながら、
青島ビールを飲んでいる、なんて姿が目に浮かんで、

おお、なんか似合うかもよ、と笑ってしまう。

そう、なんか、俺もそういうの似合いかな、とか思ってさ、とまんざらでもない表情。

という訳で、この友人、実は東南アジアへのシルバー移民、割りとまじめに考え中であるらしい。

まあ、マレーと言わずとも、ベトナムでもカンボジアでも、まあ物価の安くて住みやすい街でさ、

そこに適当なコンドミでも買って、で、年金と、あとはこの部屋を人に貸してその家賃収入で、
なんとかやっていけるかな、と思ってさ。

で、その胸算用を聞いてみれば、確かに東南アジアで暮らすには十分な額。

そこでお手伝いさんでも雇ってさ、身の回りの世話をして貰いながらな。

暑いぜ。

まあ、な、暑そうだな。

女はいいかも。

そうそう、実はそれが目的って訳でもないんだがな。

アジアの街で若い女に傅かれてかあ。いいじゃないか。あがりとしては十分すぎる。

まあそんな趣味もねえ訳じゃないけど。まあ下の世話もしてくれるならそれに越したことはねえかもな。

旦那だね。

そう、旦那だよな。うまい飯とビールと色黒の女達。そんな街で、ニューヨークからきた謎の旦那って感じでくたばるんだ。
悪くないだろ。

悪くないね。ぜんぜん悪くない。

南米とか考えたんだけどさ。

ああ、南米は俺も考えてた。

なんか、治安悪そうだし、女も癖が悪そうだしな。

まあ確かにね。南米のメスティーサ、確かに最高だけど、歳を食ったら疲れそうだよな。

俺ほら、いろいろと要求されるの面倒くさいほうだからさ。

判る判る。

という訳でまあ、ベトナムかな、と。

ああ、ベトナムの女、いいよね。

だろ?そう、ベトナム、あるいはタイ、あるいはカンボジア。

マレーでベトナム娘の妾かあ。

実はそういう暮らしをしている奴ら、多いらしい。

ほお。

で、それほど大金持ち、ってんじゃなくても、十分に可能ってな話でさ。

まあ確かにね。さっき聞いた胸算用が大コケしなければねえ。

つまり今でも可能ってことでさ。

このまま東南アジアで旦那暮らし?なんかあり得ない気もするが。

だからそれ、あり得るんだって。十分に可能。

マレーシアかあ。

そう、マレーシア。そこでまた、財テクじゃないが株でも転がしながら日銭をだけは稼いでさ、後は読書三昧。
実は日本レストランやらスーパーやら雑貨屋やらなんてのも多くて、日本と変わらないぐらいに生活できるらしい。

下手したら、日本人のメイドでも雇えるんじゃねえの?

そうらしいんだよ。日本人の出張メイドが実はたくさんいるらしくてさ。

それってもしかして、デリヘル?

まあ表向きはメイドってことらしいが、よくよく見るとまあそんな感じだよな。

マレーシアでデリヘル嬢やってる日本人がいるのか。

まあ確かにこのご時世、ワープアの女達がキャバクラやら風俗で働くなんてことも無いわけではないだろうに。
で、そんな女達が日本を見限って、あるいは、まあ振り落とされては、アジアの各都市で似たような商売に手を染めて、
なんてのもぜんぜん考えられない訳じゃない。

マレーでデリヘルかあ。

なんか昔、そんな話あったよな、と友人。

マレーのデリヘル嬢の?

いや、戦前の話でさ、貧農の少女たちが、東南アジアに売られてって話。

ああ、確か・・・・ そうそう、サンダカン。

そうそう、それだ。サンダカン。やっと思い出した。

サンダカン八番娼館、だったよな。映画にもなったよね。

そうそう、その映画、YOUTUBEで探してたんだが見つからなくてさ。

なんか俺も見たくなってきたな、そのサンダカンの話。

サンダカンってマレーシアだろ?

確かボルネオ島の方だけどね。俺も行ったことはないなあ。

これからますます東南アジアになるだろうな。

ああ、まさに東南アジアだよね。

会社が動けば人が動き、人が動けば飯から女からもついてくると。

それを見越して今のうちに投資でもしておけば。

俺が彼の地でデリヘルを経営しちまうってのも手かな。

それこそ旦那だよね。

そうそう、その旦那。どうだ?一緒に行ってみないか?

サンダカン?

サンダンンっていうか、マレーシア。あるいは、そう、タイからベトナムからラオス、カンボジア。

俺、実は東南アジアの女、好きでさ。

ああ、知ってる知ってる。

ベトナムとか、割りとね。

ああ、知ってる知ってる。耳にタコができるぐらい。

実際にあそこら辺歩いてる時は白人のツーリストとばかりやってたんだけどね。

そうそう、で、白人の女が普通になっちゃうと、なんかあの東南アジアの女がさ。

判る判る。俺、実はニューヨークに来てからタイのことばかり思い出している。

行かねえか?東南アジア。

悪くないねえ。

だったらちょっくら行ってくらあ、東南アジア。

そういうこと?

ああ、いつでも行けるぜ。俺なんか、今これからでも行ける。お前だって失業中だろ?

かみさん驚くだろうな。ちょっと出かけてくらあ、って言ってそのままバンコック行っちゃったり。

なにも悪いことはねえさ。

行ったら行ったでもう、ニューヨークなんか、帰ってくる気さらさらなくなっちまうんだろうな。

そう、そうなるだろうな、と思ってさ。それがまあ、まだ踏ん切りがつかない理由でもあるんだがな。

とりあえず、そのサンダカン八番娼館って映画、探してみるよ。

ああ、俺も見つけたらリンク送ってやる。

アジアかあ。

そう、帰るところはやっぱりアジアでしょ。

やっぱりそうなるかな。

やっぱりそうなると思うね。少なくともこのニューヨークで孤独死ってのはな。

そういうことなんだよね。

まあほら、俺達はもともとからして世界浪人だからな。けつまくっちまえばもう世界中どこにでも行けるって訳で。

そういった面で選択に節操が無いけどな。

で、いつ行く?

そうだな、たぶん、犬が死んでからかな。

犬かあ。そうだよな、お前、犬が居たよな。

いま6歳なんで、あと10年としてみて、その間に金ためて、で、犬の遺骨を胸に東南アジアに傷心旅行と。

結局は、振り出しに戻るってことか。

恋の逃避行をまた逆に辿ってってことだな。

結局は世田谷の安アパートにまで舞い戻っちまったら悲しいけどな。

わぁった。そういうことならちょっと頑張って金を作るか。

ああ、そろそろ、先のことを考えておいたほうがいいな。

ニューヨーク以外でね。

ああ、ニューヨーク以外でもな。


☆ ☆ ☆


という訳で、マレーシアであった。

マレーシアかあ。

ペナンで泊まっていた宿、なんていったっけかな。

久しぶりのバスタブ付の部屋に泊まって、身体中の垢をこそげ落として、
白いシーツと、高い天井とそして窓から吹き込む夕暮れの風。

南国なんだな、と思わず。着いたな南国。
ついにこんなところまで来ちまったな。

風呂から上がった女が濡れた髪を乾かしていて、
そんな女の痩せた背中を眺めながら、
この先いったいどういうことになるんだろう、と改めて途方にくれて。

そんな俺の胸の内にを見透かしたように、
まあどうにでもなるよ、と女。
ああ、お風呂気持ちよかったね、とベッドの真ん中に大の字で寝そべって、
そうだな、確かに。
世界中どこに行ったって、こいつと一緒ならどうにかなりそうな気にもなって気がして、
つまりそう、こうして抱き合ってさえ居られれば、世界中どこに行こうとかまいやしなかった。

そうだな、どうにでもなるよな。

ペナンという街は、そんな雰囲気のある街だった。

寝ちまったかみさんをベッドに残して、タバコを咥えて部屋を出たら、
いきなり廊下にいる連中から火を差し出された。

いやあ、ハオハオ、お疲れさん。お疲れさん。
いやあ、ハオハオ、凄いねえ、凄かった。凄かった。ハオハオハオ。

あ?なにがだよ、と聞いてみれば。

いやほら、ここ、天井高いし、音がよく響いてさ。

という訳で、ええええ、もしかして、丸聞こえ?

ははは、と笑うおっさんたち。

いやあ、若いってのはいいことだよな。実に実に。あやかりたいよ。ハオハオ。

とそんな俺を、赤いチャイナ服を来たミニスカートの女達が、妙に艶かしい目でちらちらと見ては含み笑い。

ばかやろう、と慌ててサングラスをかけて、そして夕暮れの街を肩を揺すって歩くチャイナタウン。

風の真ん中を吹気抜けていく風に、全身の汗が冷やされて、
足元がふらつくぐらいに軽くなった身体。

そう、どうにでもなるさ、と思わず笑いがこみ上げてくるような開放感。

東京を出てからのあのドサクサの焦燥感が、この街まできてようやく吹っ切れたな、と感じていた。

ペナンか、と思わず。

こんなところまで来ちまったな。

ふと後から追いかけてきた女たち。たぶんあのホテルに巣食っている娼婦たち。

ハイヒールのサンダルに身体をよろめかせながら抱きついて来て、ねえ、そこでお茶でも飲まない?と誘ってくる。

いやはや、丸聞こえかあ。
あの子、そんなに声を出していたっけか。まったく気が付かなかった。

とそんな女達に囲まれて角のオープンバーでビールを飲んでいたところ、ふらふらと通りかかった女。

あら、あんた、こんなところでなにやってんの?と怪訝な表情。
お腹すいちゃったと思って、探してたんだよ。

という訳で、むくれては苦笑いの娼婦たちをその場に残して再び夕暮れの街。

なにあの子達?と聞かれてさあな、と苦笑い。

肩口に振り返れば、そんな女達が赤い爪を踊らせてバイバイ、と手を振っている。

ペナンなんだよな、そう、ペナンだ。

いい街だね、と女。ご飯も美味しいし。

という訳で、賑わい始めた夕暮れの街。

ペナン唯一のフライドチキン屋の列に並び、福建蝦麺とカレーローティとそして甘い甘いミルクティ。

確かに良い街だな。本当に。
こんな街でこんな風にしてずっと暮らしてみるのも良いのかな、とふと思っていた。

☆ ☆ ☆

という訳で、友人宅から帰る深夜の地下鉄に揺られながら、
そうかペナンか、と胸の内にあの夕暮れの風が蘇ってきたのであった。

老後はマレーシアか。悪くないかもな。

そう思いながら、ニューヨークの底が開けてきたな、と思っていたわけだ。

プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

©終末を疾うに過ぎて...
無断丸々転載・そのまま転写はご勘弁ちょんまげ

月別アーカイブ

検索フォーム