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目が覚めた後、 この世界のどこかには、 まだ人々が愛し合っている場所があるのだろうか、とふと思った。

Posted by 高見鈴虫 on 05.2010 ニューヨーク徒然
夜明け前に、南部にいた頃の夢を見た。

オフィスを移転した直後、店頭のディスプレイをしながら、
データーベース管理とインターネットが時代を変えるぞ、
と息巻いていた頃のことだ。

驚くべきことに、それは甘い思い出として彩られていた。

確かにあの頃、周りにいる奴らは、
頭の悪い使えない奴ばかりであったが、
そもそもそれを前提としていた分、
喧嘩もしたし怒鳴りあいもしたが
憎しみあったり嘲りあったりすることもなかったような気がする。
会社の金を使い込んだあいつや、
俺を売って追い出したあいつも、
今となっては、まあ気持ちは分かる、
で水に流せる気もする。

目が覚めた後、
この世界のどこかには、
まだ人々が愛し合っている場所があるのだろうか、とふと思った。

プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾歳月
世界放浪の果てにいまは紐育在住
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

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